JP4531927B2 - 敷物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、敷物に関し、例えば、ベランダやガーデンでスノコなどとして用いられるのに好適な敷物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ベランダやガーデンなど屋内外においてスノコなどとして使用される敷物としては、例えば、図9ないし図11に示したようなものが一般的に使用されている。このような敷物100は、図9に示すように、全体として矩形状とされたフレーム110に対して、たとえば木材などにより平面視長矩形状に形成された複数の踏み板部材120を、並列状態に取り付けた構成とされている。
【0003】
上記フレーム110には、図9に示すように、向い合う2辺のそれぞれに、平面方向に突出する複数のループ部111が一定間隔隔てて形成されており、残りの2辺のそれぞれに、ループ部111に挿通可能な構成とされた複数の軸部112が、下方に突出するようにしてループ部111と同様なピッチで形成されている。この構成により、複数の敷物100は、隣り合う敷物100のうち一方の敷物100のループ部111と他方の敷物100の軸部112とを対応するようにして配置し、ループ部111に軸部112を挿通することによって、互いに連結される。このようにして、敷物100は、所望の広さで使用される。
【0004】
上記フレーム110の下面には、図10および図11に示すように、下方に突出する複数の支持柱113が格子状に配列されるようにして複数形成されている。これらの支持柱113のうち少なくとも一部は、フレーム110の表面側まで通じる貫通穴114を有している。上記踏み板部材120は、フレーム110の裏側からこれらの貫通穴114に通した、例えば、ボルトなどの締結部材115によって位置決めされ固定されている。このようにして、フレーム110と踏み板部材120とを取り付けることにより、1枚の敷物100が構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記敷物100は、ボルトなどの締結部材115を締結する際に工具等を必要とするため、手間を要し、組み立て作業を容易に行うことができない。
【0006】
そこで、本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、工具等を必要とせずに組み立て作業を行うことができる敷物を提供することをその課題とする。
【0007】
【発明の開示】
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0008】
すなわち、本願発明により提供される敷物は、平面視長矩形状をした複数の踏み板部材と、これらの踏み板部材を並列状態で支持し、かつこれらの踏み板部材の幅方向に延びる複数の棒状支持部材とを備え、上記棒状支持部材は、その上面に長手方向に延びる第1係合部を備え、上記踏み板部材は、その下面に幅方向に延び、かつ上記第1係合部に係合可能な第2係合部を備えており、上記第1係合部と第2係合部とは、相互係合状態において、上記棒状支持部材の長手方向への上記踏み板部材のスライド移動を許容するとともに、上記棒状支持部材に対する上記踏み板部材の厚み方向への離脱を阻止する敷物であって、上記棒状支持部材には、上動位置と下動位置とを選択でき、かつ上記上動位置をとるときには上記棒状支持部材に対する上記踏み板部材のスライド移動を阻止するとともに、上記下動位置をとるときには上記棒状支持部材に対する上記踏み板部材のスライド移動を許容するストッパ部材が、上記棒状支持部材の長手方向に間隔を開けて複数形成されていることを特徴としている。
【0009】
上記技術的手段が講じられた本願発明により提供される敷物では、敷物の表面をなす踏み板部材の第2係合部を、踏み板部材の基台となる棒状支持部材の第1係合部に係合させつつスライド移動させるだけで組み立てることができる。すなわち、工具等を必要とせず、容易に組み立て作業を行うことができる。また、上記第1係合部および第2係合部の係合により、棒状支持部材に取り付けた踏み板部材は、その厚み方向の離脱が阻止されているので、組み立てた敷物は、容易に分解されることなく、これを安定して使用することができる。
【0010】
なお、上記第1係合部としては、その断面において先端部側の幅が基端部側の幅よりも大きくなされている構成とすることができる。
【0012】
上記技術的手段が講じられた本願発明により提供される敷物ではまた、上記棒状支持部材には、上下動可能なストッパ部材が複数形成されており、これらのストッパ部材を上動位置にセットすれば、上記踏み板部材のスライド移動を阻止することができるので、組み立てた敷物をより安定して使用することができる。なお、この敷物の組み立てにおいては、これらのストッパ部材を下動位置にセットするだけで、踏み板部材をスライド移動可能にすることができ、操作が簡単である。
【0013】
なお、上記ストッパ部材としては、上記棒状支持部材の長手方向両端部において、上記上動位置をとるときに係合突起が上記踏み板部材の下面に形成された凹部に係合する第1ストッパ部材と、上記棒状支持部材の長手方向中間部において、上記上動位置をとるときに係合突起が各踏み板部材間の隙間に係合する第2ストッパ部材とを形成することにより、両ストッパ部材の上動位置において、上記踏み板部材のスライド移動を阻止することができる。
【0014】
また、他の好ましい実施の形態としては、上記棒状支持部材は、樹脂を成形することによって形成されており、上記ストッパ部材は、上記棒状支持部材の上面に形成された開口部において、この開口部の対向内縁からそれぞれインテグラルヒンジを介して開口部の内方に向けて一体延出する一対の板状連結部と、これらの板状連結部の内方端に対して両端部がそれぞれインテグラルヒンジを介して一体連結され、上面に係合突起が形成された板状中間部とを備え、一対の板状連結部および板状中間部の延長長さが上記開口部の対向内縁間寸法よりも大に設定されることにより形成されている構成し、上記棒状支持部材と上記ストッパ部材とを一体成形することができるので、製造効率がよい。また、上述のように、一対の板状連結部および板状中間部の延長長さを上記開口部の対向内縁間寸法よりも大となるように設定しているので、別途の固定手段を要さずとも、ストッパ部材の動作において、その上動位置および下動位置の2箇所で安定保持することができ、ストッパ部材を操作することを容易にできる。
【0015】
さらに、他の好ましい実施の形態としては、上記第1ストッパ部材の板状中間部の下面には、棒状摘みが突出形成されている構成とすることができる。
【0016】
このような構成が適用された実施形態によれば、上記第1ストッパ部材は、板状中間部の下面から突出形成されている棒状摘みを下方に引くことにより、上記踏み板部材の凹部との係合を解除することができるので、踏み板部材を棒状支持部材に固定した後でも、再び取り外すことができる。
【0017】
さらにまた、他の好ましい実施の形態としては、全体として平面視において略正方形を呈しており、その各辺には、上下方向から係合可能な雄・雌係合部が形成されている構成とすることができる。
【0018】
このような構成が適用された実施形態によれば、1つの上記敷物の雄係合部と別の上記敷物の雌係合部とを係合させることにより、敷物を複数連結することができるので、所望の広さの敷物集合体を形成することができる。
【0019】
さらにまた、他の好ましい実施の形態としては、上記各辺には、それぞれ偶数個の上記雄・雌係合部が等間隔に同数形成されているとともに、その一方向に数えて奇数番目に雄係合部または雌係合部が、偶数番目に雌係合部または雄係合部が形成されている構成とすることができる。
【0020】
このような構成が適用された実施形態によれば、敷物を複数連結する際に、一方の踏み板部材の長手方向と他方の踏み板部材の長手方向とが連なる配置、または、一方の踏み板部材の長手方向と他方の踏み板部材の幅方向とが連なる配置に連結することができる。
【0021】
さらにまた、他の好ましい実施の形態としては、等間隔に並列された偶数本の上記棒状支持部材を備えており、これら棒状支持部材は、一端面に上記雄係合部または雌係合部を、他端面に上記雌係合部または雄係合部を、それぞれ備えているとともに、両端に配置される2本の棒状支持部材の外側面には、上記雄係合部と雌係合部とが交互に形成されている構成とすることができる。
【0022】
このような構成が適用された実施形態によれば、棒状支持部材の両端面にそれぞれ雄係合部または雌係合部のいずれかを形成し、そして上記踏み板部材の両端部に配置される2本の棒状支持部材にのみ、その外側面に上記雄・雌係合部を交互に偶数個形成することにより、雄・雌係合部を形成すべき数を最小限に抑えることができ、製造効率を向上することができる。
【0023】
なお、上記踏み板部材としては、表面に木目紋が現れた木材製である構成とすることができる。
【0024】
本願発明のその他の特徴および利点については、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0026】
図1は、本願発明に係る敷物の一例を示す全体斜視図、図2は、図1に示す敷物の左側面図、図3は、図1の踏み板部材を裏側から見た全体斜視図、図4は、図3の踏み板部材の第2係合部を拡大して示した底面図、図5は、図1の棒状支持部材を拡大して示した斜視図、図6および図7は、それぞれ、図5のVI−VI線およびVII−VII線に沿う断面図、図8は、図1の複数枚の敷物を連結させた状態を示す斜視図である。
【0027】
図1に示すように、敷物1は、平面視長矩形状をした8枚の踏み板部材2…と、これらの踏み板部材2…を並列状態で支持するとともにこれらの踏み板部材2…の幅方向に延びる4本の棒状支持部材3…とを備えており、棒状支持部材3…に備えられた第1係合部30に各踏み板部材2…の第2係合部20を係合させることによって、組み立てられている。
【0028】
上記各踏み板部材2…は、敷物1を敷いた際に表面となって現れる部品であって、図3に示すように、その下面には、幅方向に互いに平行に延びる4本の第2係合部20…が等間隔に形成されている。各第2係合部20…は、上記棒状支持部材3…の第1係合部30と係合可能であり、図1および図2に示すように、それぞれが各棒状支持部材3…の第1係合部30と係合した状態で、踏み板部材2…が幅方向にスライド移動しうるように、一様断面を有するほぞ穴状となっている。また、第2係合部20の底部には、踏み板部材2の厚み方向に孔状に形成された凹部22…が設けられている。
【0029】
なお、各踏み板部材2…としては、表面に木目紋が現れた例えばチーク材などの木材から形成して、外観および触感を向上させることもできる。
【0030】
上記踏み板部材2…は、これらの凹部22…に上記棒状支持部材3…の後述する第1ストッパ部材31…を係合させることによって、幅方向にスライド移動するのを阻止されるが、図3に示すように、上記4本の第2係合部20…のうち、踏み板部材2の両端部に設けられた2本の第2係合部20a…にのみ凹部22…を形成して、第1ストッパ部材31…を係合させる手間を最小限に抑えることもできる。さらに、これらの凹部22…を、8つの踏み板部材2…のうち、棒状支持部材3…の両端に取り付けられる2枚の踏み板部材2a,2aにのみ形成することもできる。
【0031】
上記各棒状支持部材3…は、その上に上記踏み板部材2…を取り付けて支持する部品であって、本実施形態では、例えばポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂によって形成されている。各棒状支持部材3…は、図5〜図7に示すように、その上面に踏み板部材2を載置し全体として長矩形を呈した固定面35を備え、この固定面35の各辺部から下向きに延びるスカート36…を形成して剛性を与えて構成されている。なお、図6に示すように、固定面35の底面から下向きに延びるリブ37を形成してさらに剛性を与えることもできる。
【0032】
上記各棒状支持部材3…の上記固定面35には、図5に示すように、棒状支持部材3…の長手方向に延びる第1係合部30…、および棒状支持部材3…の長手方向に間隔を開けて、すなわち第1係合部30…を長手方向に区切ったその間に位置するストッパ部材31…,32…を形成することもできる。
【0033】
上記第1係合部30…は、上記踏み板部材2…の第2係合部20がピッタリと係合してスライド移動が可能なように、一様断面を有している。この第1係合部30の断面形状は、図2および図5に示すように、その断面において先端部の幅(同図の上側)が基端部の幅よりも大とされた蟻ほぞ状に形成することができる。このため、各踏み板部材2…は、その第2係合部20…とこの第1係合部30…とを係合させた状態で、棒状支持部材3…の長手方向にスライド移動可能とされているだけでなく、その厚み方向への離脱が阻止される。
【0034】
上記ストッパ部材31…,32…は、図6に示すように、上動位置と下動位置とを選択的に移動可能であり、上動位置をとるときには上記棒状支持部材3…に対する上記踏み板部材2…のスライド移動を阻止し、下動位置をとるときにはこれを許容する。これらのストッパ部材には、上動位置をとるときに後述する係合突起31aが踏み板部材2…の上記凹部22…に係合する第1ストッパ部材31…と、図1に示すように、上動位置をとるときに後述する係合突起32aが各踏み板部材2…間の隙間に係合する第2ストッパ部材32…とがある。
【0035】
上記第1ストッパ部材31は、図5および図6に示すように、上記棒状支持部材3…の上面に形成された開口部35aにおいて、この開口部35aの対向内縁からそれぞれインテグラルヒンジ31e…を介して開口部35aの内方に向けて一体延出する一対の板状連結部31b…と、これらの板状連結部31b…の内方端に対して両端部がそれぞれインテグラルヒンジ31e′…を介して一体連結された板状中間部31cとを備え、この板状中間部31cの上面には上記踏み板部材2…の凹部22に係合しうる係合突起31aが形成されている。また、一対の板状連結部31b…および板状中間部31c…は、棒状支持部材3…の長手方向に延びるとともに、その延長長さが上記開口部35aの対向内縁間寸法よりも大に設定されている。この第1ストッパ部材31は、これらがポリプロピレンなどによって形成されているが故に若干の弾性変形が可能であるので、上方から押すことにより下動位置をとることができ、下方から押し上げることにより上動位置をとることができる。しかも、第1ストッパ部材31は、上動位置と下動位置との中間位置で安定することがなく、上動位置および下動位置の2箇所においてのみ安定することとなるので、第1ストッパ部材31の操作を容易にすることができる。また、板状中間部31cの高さは、上動位置をとるときには、係合突起31aが踏み板部材2…の上記凹部22と係合しうる高さに、また下動位置をとるときには、係合突起31aが踏み板部材2…よりも下方に位置しうる高さに設定されることにより、踏み板部材2…のスライド移動を阻止または許容することができる。
【0036】
また、上記第1ストッパ部材31は、図6に示すように、上記板状中間部31cの下面から下方に突出する棒状摘み31dを形成して、この棒状摘み31dを下方に引くことにより、上記踏み板部材2…の凹部22との係合を解除することもできる。すなわち、踏み板部材2…は、棒状支持部材3…に固定した後でも、再び取り外すことが容易に可能である。
【0037】
なお、上記第1ストッパ部材31を、上記棒状支持部材3…の長手方向両端部にのみ形成すれば、全ての踏み板部材2…のスライド移動を阻止できるので、棒状支持部材3…の構造を単純化するとともに、踏み板部材2…の固定作業を効率化することもできる。
【0038】
上記第2ストッパ部材32…は、図5および図7に示すように、上記棒状支持部材3…の上面に形成された開口部35bにおいて、この開口部35bの対向内縁からそれぞれインテグラルヒンジ32e…を介して開口部35bの内方に向けて一体延出する一対の板状連結部32b…と、これらの板状連結部32b…の内方端に対して両端部がそれぞれインテグラルヒンジ32e′…を介して一体連結された板状中間部32cとを備え、この板状中間部32cの上面には上記各踏み板部材2…間の隙間に係合するとともに上記第2係合部20の断面よりも大なる矩形を呈する係合突起32aが形成されている。また、一対の板状連結部32b…および板状中間部32c…は、棒状支持部材3…の幅方向に延びるとともに、その延長長さが上記開口部35bの対向内縁間寸法よりも大に設定されている。この第2ストッパ部材32は、これらがポリプロピレンなどによって形成されているが故に若干の弾性変形が可能であるので、上方から押すことにより下動位置をとることができ、下方から押し上げることにより上動位置をとることができる。しかも、第2ストッパ部材32は、上動位置と下動位置との中間位置で安定することがなく、上動位置および下動位置の2箇所においてのみ安定することとなるので、第2ストッパ部材32の操作を容易にすることができる。また、板状中間部32cの高さは、上動位置をとるときには、係合突起32aの上端が踏み板部材2…の下面よりも高く、また下動位置をとるときには、係合突起32a上端が踏み板部材2…の下面よりも低く位置しうる高さに設定されることにより、踏み板部材2…のスライド移動を阻止または許容することができる。
【0039】
また、敷物1は、本実施形態では、全体として、平面視において約60cm四方の正方形を呈しており、その各辺に対応する上記棒状支持部材3…のスカート36…には、図1に示すように、上下方向から係合可能な雄係合部33…および雌係合部34が形成されている。
【0040】
上記雄係合部33は、図5に示すように、平面視でT字状を呈した一様断面を有しており、スカート36…壁面から水平に延びる胴部33bと、この胴部33bの端部に形成した頭部33aとから構成される。上記雌係合部34は、平面視でL字状を呈した一様断面を有した右部34aと左部34bとをスカート36…壁面から突出してなり、右部34aと左部34bとの間には、上記雄係合部33の胴部33bが通り、かつ頭部33aが通りえない間隔が空けられている。このような構成により、雄係合部33は、雌係合部34に対して上下方向にスライドしつつ係合することができる。
【0041】
上記雄係合部33および雌係合部34は、この敷物1の各辺に4個ずつ等間隔に形成されており、各辺の一方向に数えて奇数番目は、雄係合部33または雌係合部34、偶数番目は、雌係合部34または雄係合部33の配置とされている。これにより、敷物を複数連結して所望の広さの敷物集合体を形成することができ、その際には、一方の踏み板部材の長手方向と他方の踏み板部材の長手方向とが連なる配置、または、一方の踏み板部材の長手方向と他方の踏み板部材の幅方向とが連なる配置に連結することができる。具体的には以下に説明する通りである。
【0042】
上記スカート36…のうち上記棒状支持部材3…の端面に相当する短スカート36a…には、それぞれ、上記雄係合部33または雌係合部34のいずれかが備えられている。すなわち、短スカート36a…の一方には雄係合部33または雌係合部34が、他方には雌係合部34または雄係合部33が形成されている。また、上記スカート36…のうち上記棒状支持部材3…の側面に相当する長スカート36b…には、上記雄係合部33および雌係合部34が交互に合計4個設けられており、それらの間隔は、上記踏み板部材2…の4本の第2係合部20の間隔に等しくされている。また、これらの棒状支持部材3…は、本実施形態では、組み立て状態において、短スカート36a…に備えられた雄係合部33と雌係合部34とが交互に並ぶように、隣り合う棒状支持部材3…が互いに180度向きを変えた状態で配置されており、これにより、複数の敷物1を連結する場合、図8に示すように、隣り合う敷物1のうち一方の踏み板部材2…の長手方向と他方の踏み板部材2…の長手方向とが連なる配置、または、一方の踏み板部材2…の長手方向と他方の踏み板部材2…の幅方向とが連なる配置に連結することができるのである。
【0043】
なお、上記長スカート36b…のうち、この敷物1の両端部に配置される2本の棒状支持部材3…における、この敷物1の外側面となる2つにのみ、上記雄係合部33および雌係合部34を形成して、雄・雌係合部33,34を形成すべき数を最小限に抑えることもできる。これにより、製造効率の向上あるいは製造コストの削減が可能となる。
【0044】
次に、上記構成を有する敷物の作用の要点について説明する。
【0045】
本実施形態における組み立て作業においては、まず4本の棒状支持部材3a,3b,3b,3aを順に180度ずつ向きを変えて配置する。このとき、各棒状支持部材3…の各第1ストッパ部材31…および各第2ストッパ部材32は、上方から押して下方に位置させておく。次いで、踏み板部材2の各第2係合部20…を各棒状支持部材3…の第1係合部30に係合させつつスライド移動させて所定の位置に配置する。次に、装着した上記踏み板部材2に隣接する第2ストッパ部材32…を、各棒状支持部材3…の裏側から押して上方に位置させる。上記手順を繰り返して8枚の踏み板部材2…を棒状支持部材3…に取り付ける。次に、棒状支持部材3…の両端に装着された踏み板部材2a,2aの下に位置する第1ストッパ部材31…を、各棒状支持部材3…の裏側から押して上方に移動させて、各踏み板部材2a,2aの凹部22…に係合させる。このようにして、図1の敷物1が完成する。なお、複数の敷物1…を連結するには、連結させる敷物の雄係合部33と雌係合部34とが、連結される敷物の雌係合部34と雄係合部33とにそれぞれ係合するように、連結させる敷物を上方から装着すればよい。なお、この敷物1…は、本実施形態では、平面視で正方形とされているので、隣り合う敷物の踏み板部材2…を90度向きを変えて配置し、所望の配列になるようにすることができる。
【0046】
上記したことからわかるように、この敷物1は、工具等を必要とせず、容易に組み立て作業を行うことができる。しかも、第1ストッパ部材31…および第2ストッパ部材32…は、棒状支持部材3…に上下移動可能に一体的に設けられており、例えば、ボルト等のように他の独立した部品ではないので、組み立ての作業効率が良い。
【0047】
また、この敷物1は、組み立て前の状態において、販売に供することができる。すなわち、4本の棒状支持部材3…と、8枚の踏み板部材2…とをセットにして販売することができる。このような組み立て前の状態では、嵩が低いので、在庫スペースおよび運搬コストが著しく低減されるので、さらに製品コストを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係る敷物の一例を示す全体斜視図である。
【図2】 図1に示す敷物の左側面図である。
【図3】 図1の敷物を構成する踏み板部材を裏側から見た全体斜視図である。
【図4】 図3の踏み板部材の第2係合部を拡大して示した底面図である。
【図5】 図1の敷物を構成する棒状支持部材を拡大して示した斜視図である。
【図6】 図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】 図5のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】 図1の複数枚の敷物を連結させた状態を示す斜視図である。
【図9】 従来の敷物の一例を示す全体斜視図である。
【図10】 図9の敷物を構成するフレームの底面図である。
【図11】 図10のXI−XI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 敷物
2a,2b 踏み板部材
3 棒状支持部材
20a,20b 第2係合部
22 凹部
30 第1係合部
31 第1ストッパ部材
31a,32a 係合突起
31b,32b 板状連結部
31c,32c 板状中間部
31d 棒状摘み
32 第2ストッパ部材
33 雄係合部
34 雌係合部
35a,35b 開口部

Claims (9)

  1. 平面視長矩形状をした複数の踏み板部材と、これらの踏み板部材を並列状態で支持し、かつこれらの踏み板部材の幅方向に延びる複数の棒状支持部材とを備え、上記棒状支持部材は、その上面に長手方向に延びる第1係合部を備え、上記踏み板部材は、その下面に幅方向に延び、かつ上記第1係合部に係合可能な第2係合部を備えており、上記第1係合部と第2係合部とは、相互係合状態において、上記棒状支持部材の長手方向への上記踏み板部材のスライド移動を許容するとともに、上記棒状支持部材に対する上記踏み板部材の厚み方向への離脱を阻止する敷物であって、
    上記棒状支持部材には、上動位置と下動位置とを選択でき、かつ上記上動位置をとるときには上記棒状支持部材に対する上記踏み板部材のスライド移動を阻止するとともに、上記下動位置をとるときには上記棒状支持部材に対する上記踏み板部材のスライド移動を許容するストッパ部材が、上記棒状支持部材の長手方向に間隔を開けて複数形成されていることを特徴とする、敷物。
  2. 上記ストッパ部材は、上記棒状支持部材の長手方向両端部において、上記上動位置をとるときに係合突起が上記踏み板部材の下面に形成された凹部に係合する第1ストッパ部材と、上記棒状支持部材の長手方向中間部において、上記上動位置をとるときに係合突起が各踏み板部材間の隙間に係合する第2ストッパ部材とを含んでいる、請求項に記載の敷物。
  3. 上記棒状支持部材は、樹脂を成形することによって形成されており、上記ストッパ部材は、上記棒状支持部材の上面に形成された開口部において、この開口部の対向内縁からそれぞれインテグラルヒンジを介して開口部の内方に向けて一体延出する一対の板状連結部と、これらの板状連結部の内方端に対して両端部がそれぞれインテグラルヒンジを介して一体連結され、上面に係合突起が形成された板状中間部とを備え、一対の板状連結部および板状中間部の延長長さが上記開口部の対向内縁間寸法よりも大に設定されることにより形成されている、請求項に記載の敷物。
  4. 上記第1ストッパ部材の板状中間部の下面には、棒状摘みが突出形成されている、請求項に記載の敷物。
  5. 全体として平面視において略正方形を呈しており、その各辺には、上下方向から係合可能な雄・雌係合部が形成されている、請求項1ないしのいずれかに記載の敷物。
  6. 上記各辺には、それぞれ偶数個の上記雄・雌係合部が等間隔に同数形成されているとともに、その一方向に数えて奇数番目に雄係合部または雌係合部が、偶数番目に雌係合部または雄係合部が形成されている、請求項に記載の敷物。
  7. 等間隔に並列された偶数本の上記棒状支持部材を備えており、これら棒状支持部材は、一端面に上記雄係合部または雌係合部を、他端面に上記雌係合部または雄係合部を、それぞれ備えているとともに、両端に配置される2本の棒状支持部材の外側面には、上記雄係合部と雌係合部とが交互に形成されている、請求項に記載の敷物。
  8. 上記第1係合部は、その断面において先端部側の幅が基端部側の幅よりも大きくなされている、請求項1ないしのいずれかに記載の敷物。
  9. 上記踏み板部材は、木製である、請求項1ないしのいずれかに記載の敷物。
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