JP4531785B2

JP4531785B2 - 広告表示装置

Info

Publication number: JP4531785B2
Application number: JP2007080578A
Authority: JP
Inventors: 昌義相馬
Original assignee: 株式会社アップロード
Priority date: 2007-03-27
Filing date: 2007-03-27
Publication date: 2010-08-25
Anticipated expiration: 2027-03-27
Also published as: JP2008241960A

Description

本発明は、ケーシングの内部に画像表示装置と画像再生装置を収容した広告表示装置に関するものである。

近年、広告手段の多様化に伴って、画像再生装置で再生した宣伝広告用の動画像を画像表示装置で表示することで、宣伝広告を行う広告表示装置が用いられるようになってきている。

この広告表示装置は、キャスター付きの縦長のケーシングの内部上方に画像表示装置を配置するとともに、ケーシングの内部下方に画像再生装置を配置した構造となっている（たとえば、特許文献１参照。）。

実用新案登録第３１２５７３１号公報

ところが、上記従来の広告表示装置では、人目を引くためにケーシングの上部に画像表示装置を配置しており、画像表示装置よりも下側の部分が宣伝広告のために何ら活用されていなかった。

そこで、請求項１に係る本発明では、ケーシングの内部に画像表示装置と画像再生装置を収容した広告表示装置において、ケーシングに化粧パネルを取付け、この化粧パネルに形成した開口部に画像表示装置を配設するとともに、化粧パネルの背面に面発光装置を配設し、面発光装置の後方に画像再生装置を配置することにした。

また、請求項１に係る本発明では、前記ケーシングを前側ケーシングと後側ケーシングとで構成し、後側ケーシングに音声出力装置を配置するとともに、後側ケーシングの前面に音声出力用貫通孔を形成し、この音声出力用貫通孔を前側ケーシングで間隔をあけて被覆することにした。

また、請求項２に係る本発明では、前記請求項１に係る本発明において、前記前側ケーシングと後側ケーシングの下方にキャスターをそれぞれ配置することにした。

そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。

すなわち、請求項１に係る本発明では、ケーシングの内部に画像表示装置と画像再生装置を収容した広告表示装置において、ケーシングに化粧パネルを取付け、この化粧パネルに形成した開口部に画像表示装置を配設するとともに、化粧パネルの背面に面発光装置を配設し、面発光装置の後方に画像再生装置を配置しているために、化粧パネルを宣伝広告のために有効に活用することができ、宣伝広告効果を向上させることができ、しかも、広告表示装置の小型薄型化を図ることができる。

また、請求項１に係る本発明では、ケーシングを前側ケーシングと後側ケーシングとで構成し、後側ケーシングに音声出力装置を配置するとともに、後側ケーシングの前面に音声出力用貫通孔を形成し、この音声出力用貫通孔を前側ケーシングで間隔をあけて被覆しているために、音声出力用貫通孔から雨水や塵がケーシングの内部に侵入するのを防止することができ、広告表示装置の故障を未然に防止することができる。

また、請求項２に係る本発明では、前側ケーシングと後側ケーシングの下方にキャスターをそれぞれ配置しているために、前後に間隔をあけてキャスターを配置でき広告表示装置を安定に設置することができる。

以下に、本発明に係る広告表示装置の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。

［実施例１］
図１〜図４に示すように、実施例１に係る広告表示装置１は、ケーシング２の内部に画像表示装置３と画像再生装置４と電源５と音声出力装置６とを収容するとともに、ケーシング２に化粧パネル７と面発光装置８を取り付けた構造となっている。

ケーシング２は、前側ケーシング９と後側ケーシング10とで構成し、前側ケーシング９の中途下部を前方へ向けて前低後高の傾斜状に屈曲する一方、後側ケーシング10の下端部を後方へ向けて直角状に屈曲しており、前側ケーシング９の中途上部と後側ケーシング10の中途上部を接続し、後側ケーシング10の下端部前方を前側ケーシング９の下端部で間隔をあけて被覆するとともに、前側ケーシング９と後側ケーシング10の下端部にキャスター11,12を取付けている。

前側ケーシング９は、上部に矩形枠13を形成し、矩形枠13の内側に化粧パネル７と面発光装置８とを重合させた状態で固定ネジ14で着脱自在に取付けている。

また、前側ケーシング９は、矩形枠13に上下の支持体15,16を跨設し、上側の支持体15に画像表示装置３を取付けるとともに、下側の支持体16に画像再生装置４と電源５とを取付けている。

ここで、面発光装置８は、化粧パネル７の背面に密着させており、それぞれの上部に矩形状の開口部17,18を形成している。また、画像表示装置３は、化粧パネル７及び面発光装置８の上部に形成した開口部17,18に表示部が露出するように配置している。さらに、画像再生装置４及び電源５は、面発光装置８の後方に配置している。

一方、後側ケーシング10は、後部に開閉扉19を取付けるとともに、下端内部に音声出力装置６を配置し、下端部に複数個の小径状の音声出力用貫通孔20を形成しており、この音声出力用貫通孔20を前側ケーシング９の傾斜状の下端部で間隔をあけて被覆している。

広告表示装置１は、以上に説明した構成となっており、画像再生装置４で再生した宣伝広告用の動画像を画像表示装置３で表示するとともに、半透光性プラスチック製の化粧パネル７に形成した宣伝広告用の静止画像を背面から面発光装置８で照射して表示するようにしている。

そのため、上記広告表示装置１では、画像再生装置４による宣伝広告を行うだけでなく、化粧パネル７による宣伝広告をも行うことができ、宣伝広告効果を向上させることができる。

しかも、上記広告表示装置１では、化粧パネル７に形成した開口部17に画像表示装置３を配置するとともに、化粧パネル７の背面に面発光装置８を配置し、その面発光装置８の後方に画像再生装置４や電源５を配置しているために、全体を薄型化することができる。

特に、上記広告表示装置１では、化粧パネル７と略同一形状の面発光装置８を用いているために、化粧パネル７の全面を明るく表示することができる。なお、面発光装置８は、開口部18の内周面（開口部18と画像表示装置３との間）に反射板を配置しており、開口部18の周辺での輝度を確保して、化粧パネル７の全面が略同等の明るさとなるようにしている。

また、上記広告表示装置１では、後側ケーシング10の前面に形成した音声出力用貫通孔20を前側ケーシング９で間隔をあけて被覆しているために、音声出力用貫通孔20から雨水や塵がケーシング２の内部に侵入するのを防止することができ、広告表示装置１の故障を未然に防止することができる。

また、上記広告表示装置１では、前側ケーシング９と後側ケーシング10の下端にキャスター11,12をそれぞれ配置しているために、前後に間隔をあけてキャスター11,12を配置することができ、広告表示装置１を安定に設置することができる。

［実施例２］
図５及び図６に示すように、実施例２に係る広告表示装置21は、ケーシング22の内部に前後一対の画像表示装置23,24と画像再生装置25,26と電源27,28と音声出力装置29,30とを収容するとともに、ケーシング22に前後一対の化粧パネル31,32と面発光装置33,34を取り付けた構造となっている。

実施例２に係る広告表示装置21では、ケーシング22を前側ケーシング35と中央ケーシング36と後側ケーシング37とで構成し、前側ケーシング35の中途下部を前方へ向けて前低後高の傾斜状に屈曲する一方、後側ケーシング37の中途下部を後方へ向けて前高後低の傾斜状に屈曲し、前側ケーシング35及び後側ケーシング37の中途上部と中央ケーシング36の中途上部をそれぞれ接続し、中央ケーシング36の下端部前方及び下端部後方を前側ケーシング35及び後側ケーシング37の下端部で間隔をあけて被覆するとともに、前側ケーシング35と後側ケーシング37の下端部にキャスター38,39を取付けている。

前側ケーシング35及び後側ケーシング37は、上部に矩形枠40,41をそれぞれ形成し、各矩形枠40,41の内側に化粧パネル31,32と面発光装置33,34とを重合させた状態で固定ネジ42で着脱自在に取付けている。

また、前側ケーシング35及び後側ケーシング37は、各矩形枠40,41に上下の支持体43,44をそれぞれ跨設し、上側の各支持体43に画像表示装置23,24を取付けるとともに、下側の各支持体44に画像再生装置25,26と電源27,28とを取付けている。

ここで、面発光装置33,34は、化粧パネル31,32の背面に密着させており、それぞれの上部に矩形状の開口部45,46を形成している。また、画像表示装置23,24は、化粧パネル31,32及び面発光装置33,34の上部に形成した開口部45,46に表示部が露出するように配置している。さらに、画像再生装置25,26及び電源27,28は、面発光装置33,34の後方に配置している。

一方、中央ケーシング36は、下端内部に音声出力装置29,30を配置し、下端部に複数個の小径状の音声出力用貫通孔47,48を形成しており、この音声出力用貫通孔47,48を前側ケーシング35及び後側ケーシング37の傾斜状の下端部で間隔をあけて被覆している。

広告表示装置21は、以上に説明した構成となっており、画像再生装置25,26で再生した宣伝広告用の動画像を画像表示装置23,24でそれぞれ表示するとともに、半透光性プラスチック製の化粧パネル31,32に形成した宣伝広告用の静止画像を背面から面発光装置33,34で照射して表示し、画像再生装置25,26による宣伝広告を行うだけでなく、化粧パネル31,32による宣伝広告をも行うようにして、宣伝広告効果を向上させている。なお、２台の画像再生装置25,26及び電源27,28を前後に別個に設けてもよく、前後の画像表示装置23,24に共通の１台の画像再生装置及び電源を設けてもよい。

この広告表示装置21でも、化粧パネル31,32に形成した開口部45に画像表示装置23,24を配置するとともに、化粧パネル31,32の背面に面発光装置33,34を配置し、その面発光装置33,34の後方に画像再生装置25,26や電源27,28を配置しているために、全体を薄型化することができる。

また、上記広告表示装置21でも、化粧パネル31,32と略同一形状の面発光装置33,34を用いているために、化粧パネル31,32の全面を明るく表示することができる。なお、面発光装置33,34でも、開口部46の内周面（開口部46と画像表示装置23,24との間）に反射板を配置しており、開口部46の周辺での輝度を確保して、化粧パネル31,32の全面が略同等の明るさとなるようにしている。

また、上記広告表示装置21では、中央ケーシング36に形成した音声出力用貫通孔47,48を前側ケーシング35及び後側ケーシング37で間隔をあけて被覆しているために、音声出力用貫通孔47,48から雨水や塵がケーシング22の内部に侵入するのを防止することができ、広告表示装置21の故障を未然に防止することができる。

また、上記広告表示装置21では、前側ケーシング35と後側ケーシング37の下端にキャスター38,39をそれぞれ配置しているために、前後に間隔をあけてキャスター38,39を配置することができ、広告表示装置21を安定に設置することができる。

実施例１に係る広告表示装置を示す全体斜視図。同正面図。同側面図。同背面図。実施例２に係る広告表示装置を示す正面図。同側面図。

符号の説明

１広告表示装置２ケーシング
３画像表示装置４画像再生装置
５電源６音声出力装置
７化粧パネル８面発光装置
９前側ケーシング 10 後側ケーシング
11,12 キャスター 13 矩形枠
14 固定ネジ 15,16 支持体
17,18 開口部 19 開閉扉
20 音声出力用貫通孔 21 広告表示装置
22 ケーシング 23,24 画像表示装置
25,26 画像再生装置 27,28 電源
29,30 音声出力装置 31,32 化粧パネル
33,34 面発光装置 35 前側ケーシング
36 中央ケーシング 37 後側ケーシング
38,39 キャスター 40,41 矩形枠
42 固定ネジ 43,44 支持体
45,46 開口部 47,48 音声出力用貫通孔

Claims

ケーシングの内部に画像表示装置と画像再生装置を収容した広告表示装置において、
ケーシングに化粧パネルを取付け、この化粧パネルに形成した開口部に画像表示装置を配設するとともに、化粧パネルの背面に面発光装置を配設し、面発光装置の後方に画像再生装置を配置し、
前記ケーシングを前側ケーシングと後側ケーシングとで構成し、後側ケーシングに音声出力装置を配置するとともに、後側ケーシングの前面に音声出力用貫通孔を形成し、この音声出力用貫通孔を前側ケーシングで間隔をあけて被覆したことを特徴とする広告表示装置。
前記前側ケーシングと後側ケーシングの下方にキャスターをそれぞれ配置したことを特徴とする請求項１に記載の広告表示装置。