JP2018013778A - 導光板ユニット - Google Patents

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朋春 石井
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Abstract

【課題】表示体を陳列するためのスペースを低減できる導光板ユニットを提供する。【解決手段】導光板2と、導光板2の端面に光を照射する光源3と、窓Wとの間に表示体を介在させた状態で導光板2を窓Wに保持する保持手段4とを備えるので、窓Wと導光板2との間に表示体を収容することができる。即ち、窓Wに表示体、導光板2および光源3を支持させることができるので、表示体(導光板2)を支持する部材を設けることを不要にできる。よって、かかる部材を据え置くためのスペースを省略できるので、表示体を陳列するためのスペースを低減できる。【選択図】図1

Description

本発明は、導光板ユニットに関し、特に、表示体を陳列するためのスペースを低減できる導光板ユニットに関する。
表示体(例えば、広告やポスター等の情報が表示される媒体)に光を照射し、表示体に表示される情報の視認性を向上させる技術が知られている。例えば、特許文献1には、端面からLEDの光が照射される導光板の前面(導光板が面発光する側の面)に、表示体を収容するための収容部が配設されるLED看板が開示される。このLED看板によれば、収容部に表示体を収容することにより、表示体の背面側からLEDの光を照射することができるので、表示体に表示される情報の視認性を向上させることができる。
実用新案登録第3195324号公報(例えば、図4,5)
しかしながら、上述した従来の技術では、表示体を支持するために、LED看板を立て看板(例えば、A型看板)として形成する必要がある。よって、表示体を陳列するためには、LED看板を据え置くためのスペースを設ける必要があるため、表示体を陳列するためのスペースが増大するという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、表示体を陳列するためのスペースを低減できる導光板ユニットを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の導光板ユニットは、導光板と、その導光板の端面に光を照射する光源と、光透過性の透明体および前記導光板の間に表示体を介在させた状態で前記導光板を前記透明体に保持する第1保持手段と、を備える。
請求項1記載の導光板ユニットによれば、導光板と、その導光板の端面に光を照射する光源と、光透過性の透明体および導光板の間に表示体を介在させた状態で導光板を透明体に保持する第1保持手段とを備えるので、第1保持手段によって表示体、導光板および光源を透明体に支持させることができる。即ち、表示体(導光板)を支持する部材を設ける必要がないので、かかる部材を据え置くためのスペースを省略できる。よって、表示体を陳列するためのスペースを低減できるという効果がある。
請求項2記載の導光板ユニットによれば、請求項1記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、導光板は、透明体または第1保持手段に着脱自在に取り付けられるので、透明体または第1保持手段から導光板を取り外すことにより、透明体と導光板との間に介在される表示体を容易に取り出すことができる。更に、透明体と導光板との間に表示体を介在させた状態で導光板を透明体または第1保持手段に取り付けることにより、表示体を容易に陳列することができる。よって、表示体の陳列(取り替え)を容易に行うことができるという効果がある。
請求項3記載の導光板ユニットによれば、請求項1又は2に記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、正面視において導光板の外縁を被覆する枠状に形成されるフレームを備えるので、正面視において導光板の外縁をフレームによって覆い隠すことができる。よって、正面視において導光板の外縁が視認されることを抑制できるので、導光板ユニットの外観が向上するという効果がある。
請求項4記載の導光板ユニットによれば、請求項3記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、フレームは、透明体と導光板との間に配設されるので、表示体をフレームの内周に沿う形状に形成することにより、表示体をフレームの内周側に収容することができる。即ち、表示体の縁をフレームによって取り囲むことができるので、導光板から照射されて表示体の背面で反射した光が表示体の周囲に漏れることを抑制できる。
これにより、表示体に光を効率よく照射して明るく照らすことができるので、例えば、導光板ユニットを正面視した場合には、表示体の視認性を向上させることができるという効果がある。更に、表示体の背面で反射した光が表示体の周囲に漏れることを抑制することにより、例えば、導光板ユニットを背面視した場合には、不要な光が視認されることを抑制できるので、導光板ユニットの外観が向上するという効果がある。
請求項5記載の導光板ユニットによれば、請求項4記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、フレームは、透明体側の端部よりも導光板側におけるフレームの内周縁に沿って形成されると共にフレームの内周側に向けて突出する突出部を備えるので、突出部よりもフレームの正面側に表示体を収容することにより、表示体が導光板側に変位することを突出部によって規制することができる。よって、表示体をフレームの内周側に安定して保持することができるという効果がある。
請求項6記載の導光板ユニットによれば、請求項4又は5に記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、導光板の光照射面は、フレームの背面よりも正面側に位置するので、導光板の光照射面の全体をフレームによって取り囲むことができる。これにより、導光板から照射された光が周囲に漏れることを抑制できるので、表示体を明るく照らすことができる。よって、表示体の視認性を向上させることができるという効果がある。
請求項7記載の導光板ユニットによれば、請求項4から6のいずれかに記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、第1保持手段は、透明体にフレームを着脱自在に取付ける第1取付け手段と、フレームに導光板を着脱自在に取付ける第2取付け手段と、を備えるので、第1取付け手段によって透明体にフレームを取付けた状態で、フレームから導光板を着脱することができる。よって、透明体からフレームを取り外すことなく、導光板のみを取り外すことができるので、表示体の取り換えや導光板のメンテナンスの作業性を向上させることができるという効果がある。
更に、第2取付け手段によってフレームに導光板を取付けた状態で、透明体からフレーム(導光板が取付けられるもの)を着脱することができる。これにより、例えば、フレームの内周側に表示体を収容した状態でフレーム(導光板が取付けられるもの)を透明体から取り外し、透明体の異なる位置(若しくは、他の透明体)にフレームを取付けることができる。よって、表示体の陳列位置の変更を容易に行うことができるという効果がある。
請求項8記載の導光板ユニットによれば、請求項7記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、第1取付け手段によって透明体にフレームが張り付けられる力よりも、第2取付け手段によってフレームに導光板が張り付けられる力が小さく設定されるので、フレームから導光板を取り外す際に、透明体からフレームが脱落することを抑制できる。よって、表示体の取り換えや導光板のメンテナンスの作業性を向上させることができるという効果がある。
請求項9記載の導光板ユニットによれば、請求項7又は8に記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、第1取付け手段が配設される面積よりも第2取付け手段が配設される面積が小さく設定されるので、フレームから導光板を取り外す際に加わる応力を第2取付け手段に集中させつつ、第1取付け手段に加わる応力を分散させやすくすることができる。これにより、フレームから導光板を取り外す際に、透明体からフレームが脱落することを抑制できるので、表示体の取り換えや導光板のメンテナンスの作業性を向上させることができるという効果がある。
請求項10記載の導光板ユニットによれば、請求項7から9のいずれかに記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、第2取付け手段は、導光板に固定されると共に磁石から構成される第1マグネットと、フレームにおける第1マグネットと対応する位置に固定されると共に磁石から構成される第2マグネットと、から構成されるので、第2マグネットに第1マグネットを吸着させた状態で、第2マグネットに対する第1マグネットの吸着位置を調節することができる。
即ち、例えば、両面テープや面ファスナーによって導光板をフレームに接着させる構成であると、フレームへの導光板の接着時に位置ずれが生じた場合、その接着位置を調節するためには導光板の全体をフレームから取り外す必要がある。
これに対して、請求項10記載の導光板ユニットによれば、フレームに対して導光板をスライドさせる(第2マグネットに対して第1マグネットをスライドさせる)ことにより、フレームに対する導光板の取付け位置を調節することができる。よって、導光板をフレームから取り外すことなく、導光板の取付け位置を調節することができるので、かかる取付け位置の位置決めを容易に行うことができるという効果がある。
請求項11記載の導光板ユニットによれば、請求項10記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、フレームは、その背面側から正面側に向けて凹むと共に第2マグネットが嵌め込まれる凹設部を備えるので、第1マグネットと第2マグネットとの吸着位置をフレームの正面側に近づけることができる。これにより、フレームの背面に第1マグネットが直接固定される場合に比べ、導光板をフレームに近づけることができる。よって、例えば、表示体がフレームの内周側に収容される場合には、表示体と導光板との離間距離を短くすることができるので、導光板から照射される光によって表示体を明るく照らすことができる。よって、表示体の視認性を向上させることができるという効果がある。
請求項12記載の導光板ユニットによれば、請求項11記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、凹設部は、フレームの内周縁に沿って形成され、第2マグネットの導光板側の背面は、フレームの背面よりも正面側に位置するので、凹設部の外縁に沿う形状で表示体を形成することにより、表示体を第2マグネットの背面に重ねつつ凹設部に嵌め込むことができる。これにより、表示体を凹設部に嵌め込んだ状態でフレームに導光板を取付けることができるので、導光板の取付け時にフレームから表示体が抜け落ちることを抑制できるという効果がある。
更に、表示体を凹設部に嵌め込んだ状態でフレームに導光板を取付けることにより、第1マグネット及び第2マグネットによって表示体を挟持することができる。これにより、例えば、表示体が紙から構成される場合であっても、表示体が自重によって撓むことを抑制できる。よって、表示体と導光板との離間距離にばらつきが生じることを抑制できるので、表示体に明暗が生じることを抑制し、表示体の視認性を向上させることができるという効果がある。
請求項13記載の導光板ユニットによれば、請求項10から12のいずれかに記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、第1マグネットは、導光板の背面に固定されるので、フレームに導光板を取付けた場合に、第1マグネットの厚みの分、導光板をフレーム側に近づけることができる。これにより、表示体と導光板との離間寸法を短くすることができるので、導光板から照射される光によって表示体を明るく照らすことができる。よって、表示体の視認性を向上させることができるという効果がある。
請求項14記載の導光板ユニットによれば、請求項1から13のいずれかに記載の導光板ユニットの奏する効果に加え、光透過性の透明体として構成される透明板と、その透明板および導光板の間に表示体を介在させた状態で透明板を導光板の背面に保持する第2保持手段と、を備えるので、第2保持手段によって表示体および透明体を導光板の背面に支持させることができる。よって、導光板を挟んで透明体側と、透明板側との双方に表示体の情報を表示することができるという効果がある。
本発明の第1実施の形態における導光板ユニットの斜視図である。 (a)は、窓に取り付けた状態を示す導光板ユニットの正面図であり、(b)は、表示体を収容した状態を示す導光板ユニットの正面図である。 (a)は、図2(a)のIIIa−IIIa線における導光板ユニットの断面図であり、(b)は、図3(a)の状態から導光板を取り外した状態を示す導光板ユニットの断面図であり、(c)は、表示体を収容した状態における導光板ユニットの断面図である。 (a)は、第2実施の形態における導光板ユニットを窓に取り付けた状態を示す導光板ユニットの正面図であり、(b)は、表示体を収容した状態を示す導光板ユニットの正面図である。 (a)は、図4(a)のVa−Va線における導光板ユニットの断面図であり、(b)は、図5(a)の状態から導光板を取り外した状態を示す導光板ユニットの断面図であり、(c)は、表示体を収容した状態における導光板ユニットの断面図である。 (a)は、第3実施の形態における導光板ユニットの断面図であり、(b)は、図6(a)の状態から導光板を回転させた状態を示す導光板ユニットの断面図であり、(c)は、表示体を収容した状態における導光板ユニットの断面図である。 (a)は、第4実施の形態における導光板ユニットの断面図であり、(b)は、図7(a)の状態から導光板を取り外した状態を示す導光板ユニットの断面図であり、(c)は、表示体を収容した状態における導光板ユニットの断面図である。 (a)は、第5実施の形態における導光板ユニットの断面図であり、(b)は、図8(a)の状態から導光板および透明板を取り外した状態を示す導光板ユニットの断面図であり、(c)は、表示体を収容した状態における導光板ユニットの断面図である。 (a)は、第6実施の形態における導光板ユニットの断面図であり、(b)は、図9(a)の状態から導光板を取り外した状態を示す導光板ユニットの断面図であり、(c)は、表示体を収容した状態を示す導光板ユニットの断面図である。 (a)は、第7実施の形態における導光板ユニットの部分拡大断面図であり、(b)は、第8実施の形態における導光板ユニットの部分拡大断面図であり、(c)は、第9実施の形態における導光板ユニットの部分拡大断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、第1実施の形態における導光板ユニット1の全体構成について説明する。図1は、本発明の第1実施の形態における導光板ユニット1の斜視図である。図2(a)は、窓Wに取り付けた状態を示す導光板ユニット1の正面図であり、図2(b)は、図2(a)の表示体Pを収容した状態を示す導光板ユニット1の正面図である。なお、理解を容易にするために、図1及び図2では、導光板ユニット1が模式的に図示されると共に、図2では、窓Wに透過した状態の導光板ユニット1が実線で図示される。
図1及び図2に示すように、導光板ユニット1は、各種情報が表示される広告やポスター等の媒体から構成される表示体P(本実施の形態では、紙から形成される広告)を店舗の窓W(光透過性の透明体)に陳列すると共に、表示体Pの背面側(情報が表示される側とは反対側。図2(b)の紙面奥側)からLEDの光を照射するためのものである。表示体Pは、所定の仕上がり寸法(例えば、JISで規格される用紙仕上がり寸法。本実施の形態では、A4判)で形成される。
この導光板ユニット1は、導光板2と、その導光板2の端面にLEDの光を照射する光源3と、窓Wとの間に表示体Pを介在させた状態で導光板2及び光源3を窓Wに保持する保持手段4とを備える。
導光板2は、光源3からの光を表示体Pへ向けて照射する光照射面20を備え、光透過性の樹脂材料から矩形の平板状に形成される。この導光板2は、光を拡散するためのドット(図示せず)を備え、端面(平板の外縁)から照射される光を光照射面20側へ向けて屈折させる部材であり、公知の構成が採用可能であるので、その詳細な説明は省略する。
光源3は、その長手方向(図2の上下方向)に沿って配設されると共に基板に取り付けられる複数個のLED(図示せず)と、それら基板およびLEDを被覆するためのカバー30と、基板(LED)に電力を供給すると共に光源3(カバー30)の下端(図1,2の下側の端部)に接続されるケーブル31とを備え、導光板2の端面に光を照射するための部材である。
カバー30は、導光板2の端面(本実施の形態では、矩形の導光板2における一対の長辺のうちの一辺であって、導光板2の側方側(図2の右側)の端面)に配設され、基板およびLEDを被覆(外部から視認できないように保持)するための部材である。このカバー30は、導光板2の端部を覆う態様で配設され、光照射面20から所定の高さ突出して形成される(光照射面20とカバー30との境界に段差が形成される)。
保持手段4は、枠状に形成されるフレーム40(表示体Pを収容するための枠体)と、そのフレーム40に導光板2(光源3)を取り付けるための第1マグネット41(取付け手段)及び第2マグネット42(取付け手段)と、フレーム40を窓Wの取り付けるための粘着テープ43(取付け手段)とを備え、表示体P、導光板2及び光源3を窓Wに支持させるための部材である。
フレーム40は、上枠40aと、下枠40bと、それら上枠40a及び下枠40bを連結する一対の縦枠40cとを備え、所定の柔軟性を有する可撓性の樹脂材料から形成される。フレーム40の内周(上枠40a、下枠40b及び縦枠40cにより取り囲まれる領域)は矩形に形成され、この矩形の内周の寸法が所定の仕上がり寸法(例えば、JISで規格される用紙仕上がり寸法。本実施の形態では、A4判)より若干大きく形成される。
また、フレーム40の内周の寸法は、導光板2及び光源3(カバー30)の外周(導光板2に光源3(カバー30)を連結して一体とされた状態において、導光板2及び光源3(カバー30)の外周)の寸法よりも小さく設定され、フレーム40の外周の寸法は、導光板2及び光源3(カバー30)の外周の寸法よりも大きく形成される。また、縦枠40cの幅方向(図2の左右方向)における寸法は、光源3(カバー30)の幅方向(光の照射方向。図2の左右方向)における寸法よりも大きく設定される。
一対の第1マグネット41、及び、一対の第2マグネット42は、それぞれ磁石から構成され、一対の第1マグネット41は、導光板2の上端および下端(図1の上側および下側の端部)の縁に沿ってそれぞれ固着され、一対の第2マグネット42は、上枠40a及び下枠40bに沿ってそれぞれ固着される。
これにより、第1マグネット41及び第2マグネット42どうしの吸着によってフレーム40に導光板2を取付けることができる。よって、例えば、フレーム40に対する導光板2の取付け位置にずれが生じた場合であっても、フレーム40に導光板2を取付けた状態で、フレーム40に対して導光板2をスライドさせる(第2マグネット42に対して第1マグネット41をスライドさせる)ことにより、導光板2の取付け位置を調節することができる。よって、導光板2をフレーム40から取り外すことなく、導光板2の取付け位置を調節することができるので、かかる取付け位置の位置決めを容易に行うことができる。
第1マグネット41及び第2マグネット42の上下方向(図1の上下方向)における幅寸法は、上枠40a及び下枠40bの上下方向(図1の上下方向)における幅寸法よりも小さく設定される。また、第1マグネット41は、光照射面20からのカバー30の突出高さ(光照射面20とカバー30との境界の段差)よりも板厚方向(図2の紙面垂直方向)の厚みが厚く形成される。
粘着テープ43は、フレーム40に対応した形状(枠状。正面視においてフレーム40と同一の形状)に形成されると共にフレーム40の一側(図2の紙面手前側)の面に接着(固着)される(上枠40a、下枠40b及び一対の縦枠40cのそれぞれの一側の面に延設される態様で接着される)。
粘着テープ43は、透明の両面テープとして形成され、フレーム40に接着される側とは反対側の面は再剥離可能な粘着面として形成され、この粘着テープ43によってフレーム40が窓Wに対して着脱可能となる。これにより、フレーム40に導光板2を取付けた状態で、窓Wからフレーム40(導光板2が取付けられるもの)を着脱することができる。即ち、例えば、フレーム40の内周側に表示体Pを収容した状態でフレーム40(導光板2が取付けられるもの)を窓Wから取り外し、窓Wの異なる位置(若しくは、窓Wとは異なる透明体)にフレーム40を接着させることができる。よって、表示体Pの陳列位置の変更を容易に行うことができる。
また、フレーム40が所定の柔軟性を有する可撓性の樹脂材料から形成されるので、窓Wに密着した状態でフレーム40を取り付けることができる。
また、フレーム40に接着される側とは反対側(窓W側)の接着面の接着力(窓Wとの接着力)は、第1マグネット41及び第2マグネット42どうしの吸着力よりも高く設定される。これにより、フレーム40から導光板2を取り外す際に窓Wからフレーム40が剥がれ落ちることを抑制できる。
次いで、図3を参照して、導光板ユニット1に表示体Pを収容する方法について説明する。図3(a)は、図2(a)のIIIa−IIIa線における導光板ユニット1の断面図であり、図3(b)は、図3(a)の状態から導光板2を取り外した状態を示す導光板ユニット1の断面図であり、図3(c)は、表示体Pを収容した状態を示す導光板ユニット1の断面図である。なお、図3では、理解を容易にするために、導光板ユニット1が模式的に図示される。
図3に示すように、窓Wには、粘着テープ43を介してフレーム40が着脱自在に支持され、そのフレーム40には、第1マグネット41及び第2マグネット42を介して導光板2及び光源3が着脱自在に支持される。この場合、窓Wに導光板ユニット1を取り付けた状態では、窓Wと導光板2との間には所定の空間が形成される(図3(a)参照)。
よって、窓Wに対して導光板ユニット1を取り付けた状態でフレーム40から導光板2及び光源3を取り外し(図3(b)参照)、フレーム40の内周の空間(又は一対の第2マグネット42どうしの対向間)に表示体Pを設置し、その表示体Pが設置されたフレーム40に対して導光板2及び光源3を取り付けることにより、窓Wと導光板2との間に表示体Pを容易に収容することができる。また、表示体P、導光板2及び光源3を窓Wに支持させることができるので、表示体Pを陳列するためのスペースを低減できる。
ここで、例えば、導光板ユニットを天井から吊り下げる構成では、導光板ユニットが揺れることで窓Wに接触し、窓W又は導光板ユニットが損傷する。これに対して、本実施の形態の導光板ユニット1によれば、窓Wに直接取り付けられるので、かかる損傷を抑制できる。また、天井や床に施工する必要がないので、導光板ユニット1の設置コストを抑制できる。
この場合、光源3は、導光板2における一対の長辺のうちの一辺に配設されるので、光源3から表示体Pの端部(表示体Pにおける光源3とは反対側(図2の左側)の端部)との距離を短くすることができる。よって、表示体Pに効率よく光を照射することができる。
また、フレーム40の矩形の内周(上枠40a、下枠40b及び縦枠40cにより取り囲まれる領域)の寸法が所定の仕上がり寸法(例えば、JISで規格される用紙仕上がり寸法。本実施の形態では、A4判)より若干大きく形成されるので、表示体Pを容易に収容することができる。
即ち、窓Wに対して表示体P、導光板2及び光源3を支持することは、粘着テープ43及びフレーム40を省略する(例えば、窓W及び導光板2にそれぞれマグネットを固着する)ことでも達成できるが、この場合には、表示体Pの寸法に合わせて窓W及び導光板2に対してそれぞれマグネットを固着しなければならない(マグネットの位置決めが必要)。これに対して、フレーム40の矩形の内周の寸法をあらかじめ所定の仕上がり寸法で形成することにより、かかる位置決めが不要となる。
更に、フレーム40の内周の寸法を表示体Pの寸法と同一に形成することにより、表示体Pの縁をフレーム40によって取り囲むことができる。よって、導光板2の光照射面20から照射された光(表示体Pの背面で反射した光)が表示体Pの周囲に漏れることを抑制できるので、表示体Pを明るく照らすことができる。よって、導光板ユニット1を正面視した(図3(c)の左側から視た)場合には、表示体Pの視認性を向上させることができる。更に、表示体Pの背面で反射した光が表示体Pの周囲に漏れることを抑制することにより、例えば、導光板ユニット1を背面視した(図3(c)の右側から視た)場合には、不要な光が視認されることを抑制できる。よって、導光板ユニット1の外観が向上する。
また、フレーム40の内周の寸法は、導光板2及び光源3(カバー30)の外周(導光板2に光源3(カバー30)を連結して一体とされた状態におけるそれら導光板2及び光源3(カバー30)の外周)の寸法よりも小さく設定され、フレーム40の外周の寸法は、導光板2及び光源3(カバー30)の外周の寸法よりも大きく形成されるので、窓Wを介して導光板ユニット1を視認した場合、導光板2及び光源3(カバー30)の外周(外縁)がフレーム40によって覆われる。よって、導光板ユニット1の外観が向上する。
また、縦枠40cの幅方向における寸法が、光源3(カバー30)の幅方向における寸法よりも大きく設定されるので、窓Wを介して導光板ユニット1を視認した場合、光源3(カバー30)の全体が縦枠40cによって覆われる。よって、導光板ユニット1の外観が向上する。
また、第1マグネット41及び第2マグネット42の上下方向における寸法が、上枠40a及び下枠40bの上下方向における寸法よりも小さく設定されるので、窓Wを介して導光板ユニット1を視認した場合、第1マグネット41及び第2マグネット42の全体が上枠40a及び下枠40b(フレーム40)によって覆われる。よって、導光板ユニット1の外観が向上する。
また、第1マグネット41の板厚方向の厚みが、光照射面20からのカバー30の突出高さ(光照射面20とカバー30との境界の段差)よりも厚く形成されると共に、光照射面20のみに固着される(カバー30には固着されない)ので、光照射面20とカバー30との境界の段差を吸収することができる。即ち、光照射面20を表示体Pに対して平行な状態で配置することができるので、表示体Pに明暗(照射される光のムラ)が生じることを抑制できる。
また、一対の第1マグネット41は、導光板2の上端および下端(図2の上側および下側の端部)の縁に沿ってそれぞれ固着され、一対の第2マグネット42は、上枠40a及び下枠40bに沿ってそれぞれ固着されるので、導光板2をフレーム40に取り付けた場合、導光板2とフレーム40との間の空間における側方(図3の紙面垂直方向)を開放面とすることができる。よって、かかる開放面から表示体Pをスライドさせて挿入することができる。更に、第1マグネット41及び第2マグネット42が導光板2及びフレーム40の上端側に配設されることにより、窓Wと導光板2との間の空間に上方から埃が侵入することを第1マグネット41及び第2マグネット42によって規制することができる。
ここで、導光板2とフレーム40との間の空間の側方側の開放面から風が吹きつけることや、フレーム40に振動が加わることにより、フレーム40の内周側に配設される表示体Pが導光板2側に変位する恐れがある。
これに対して、本実施の形態の導光板ユニット1によれば、表示体Pがフレーム40の内周側から導光板2側に変位した場合であっても、導光板2(フレーム40)の下端側に配設される第1マグネット41によって表示体Pを下方から支持することができる。よって、導光板ユニット1に風が吹きつけられたり、導光板ユニット1が振動したりした場合であっても、導光板ユニット1から表示体Pが抜け落ちることを抑制できる。
また、粘着テープ43がフレーム40の全周にわたって設けられるのに対し、第1マグネット41(第2マグネット42)は、導光板2(フレーム40)の上端および下端の縁に沿ってそれぞれ固定される。即ち、粘着テープ43が配設される面積よりも、第1マグネット41(第2マグネット42)が配設される面積が小さく設定されるので、フレーム40から導光板2を取り外す際に加わる応力を第1マグネット41(第2マグネット42)に集中させつつ、粘着テープ43に加わる応力を分散させやすくすることができる。これにより、フレーム40から導光板2を取り外す際に、窓Wからフレーム40が脱落することを抑制できるので、表示体Pの取り換えや導光板2のメンテナンスの作業性を向上させることができる。
また、粘着テープ43がフレーム40に対応した形状(枠状。正面視においてフレーム40と同一の形状)に形成されるので、外観が向上する(例えば、フレーム40の枠の幅よりも粘着テープの幅を狭く形成すると、それらフレーム40と粘着テープとに境界が生じるので、窓Wを介して導光板ユニット1を視認した場合の外観が低下する)。
また、ケーブル31が光源3(カバー30)の下端に接続されるので、導光板2がフレーム40から剥がれ落ちることを抑制できる(例えば、ケーブル31を光源3(カバー30)の上端側に配設した場合、導光板2の背面側にケーブル31が垂下すると、そのケーブル31の重みによって導光板2がめくれるようにフレーム40から剥がれ落ちやすくなる)。また、ケーブル31が導光板ユニット1の下方から垂下されるので、外観が向上する。
次いで、図4及び図5を参照して、第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、保持手段4がフレーム40、第1マグネット41、第2マグネット42及び粘着テープ43から構成される場合を説明したが、第2実施の形態では、保持手段204が粘着テープ243のみから構成される。なお、上述した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図4(a)は、第2実施の形態における導光板ユニット201を窓Wに取り付けた状態を示す導光板ユニット201の正面図であり、図4(b)は、表示体Pを収容した状態を示す導光板ユニット201の正面図である。図5(a)は、図4(a)のVa−Va線における導光板ユニット201の断面図であり、図5(b)は、図5(a)の状態から導光板2を取り外した状態を示す導光板ユニット201の断面図であり、図5(c)は、表示体Pを収容した状態を示す導光板ユニット201の断面図である。なお、理解を容易にするために、図4及び図5では、導光板ユニット201が模式的に図示されると共に、図4では、窓Wに透過した状態の導光板ユニット201が実線で図示される。
図4及び図5に示すように、粘着テープ243は、光照射面20の上端および下端の縁に沿って接着(固着)され、光照射面20に接着される側とは反対側の面(図2の紙面手前側の面)は再剥離可能な粘着面として形成される。これにより、導光板2及び光源3が窓Wに対して着脱可能となる。
この場合、窓Wと導光板2との間に表示体Pを設置した状態で窓Wに対して導光板2及び光源3を取り付けることにより、窓Wと導光板2との間に表示体Pを収容することができる。よって、表示体P、導光板2及び光源3を窓Wに支持させることができるので、表示体Pを陳列するためのスペースを低減できる。また、粘着テープ243のみによって表示体P、導光板2及び光源3を窓Wに支持させることができるので、導光板ユニット201の設置コストを低減できる。
ここで、粘着テープ243の厚み(導光板2の板厚方向(図5の左右方向)における粘着テープ243の厚み)は、光照射面20からのカバー30の突出高さ(光照射面20とカバー30との境界の段差)よりも厚く形成されると共に、粘着テープ243は、導光板2のみに固着される(カバー30には固着されない)ことが好ましい。これにより、光照射面20とカバー30との境界の段差を吸収することができる。
次いで、図6を参照して、第3実施の形態について説明する。第2実施の形態では、保持手段204が粘着テープ243のみから構成される場合を説明したが、第3実施の形態では、保持手段304が第1マグネット341、第2マグネット342、粘着テープ343及びヒンジ344から構成される。なお、上述した第2実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6(a)は、第3実施の形態における導光板ユニット301の断面図であり、図6(b)は、図6(a)の状態から導光板2を回転させた状態を示す導光板ユニット301の断面図であり、図6(c)は、表示体Pを収容した状態を示す導光板ユニット301の断面図である。なお、理解を容易にするために、図6では、導光板ユニット301が模式的に図示される。
図6に示すように、第1マグネット341は、導光板2の上端の縁に沿って固着され、第2マグネット342は、粘着テープ343を介して窓Wに取り付けられる。また、導光板2の下端の縁に沿ってヒンジ344が配設され、このヒンジ344は、粘着テープ243を介して窓Wに取り付けられる。
これにより、導光板2の下端がヒンジ344によって回転可能に軸支されるので、ヒンジ344の軸周りに導光板2(光源3)を回転させて開閉することにより、表示体Pを容易に収容することができる。
また、ヒンジ344が導光板2の下端の縁に沿って配設されるので、導光板2をヒンジ344の軸周りに回転させて表示体Pを収容する際に、表示体Pが下方に抜け落ちることを抑制できる。
次いで、図7を参照して、第4実施の形態について説明する。第1実施の形態では、上枠40a及び下枠40b(フレーム40)が平板状に形成される場合を説明したが、第4実施の形態では、上枠440a及び下枠440b(フレーム440の一部)に凹設溝440a1,440b1が形成される。なお、上述した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図7(a)は、第4実施の形態における導光板ユニット401の断面図であり、図7(b)は、図7(a)の状態から導光板2を取り外した状態を示す導光板ユニット401の断面図であり、図7(c)は、表示体Pを収容した状態を示す導光板ユニット401の断面図である。なお、理解を容易にするために、図7では、導光板ユニット401が模式的に図示される。
図7に示すように、保持手段404の上枠440a及び下枠440bの内周側の面(上枠440a及び下枠440bどうしの間で対向する面)には、フレーム440の外周側へ向けて凹設される凹設溝440a1,440b1が形成される。これにより、表示体Pを湾曲させつつその上端および下端を凹設溝440a1,440b1に挿入することにより、フレーム440内に表示体Pを安定して保持させることができる。よって、例えば、導光板2及び光源3のみを取り外してメンテナンスを行う際に、表示体Pがフレーム440から抜け落ちることを抑制できる。
ここで、本実施の形態では、凹設溝440a1,440b1の凹設底面(凹設溝440a1における上側の面(図7の上側の面)および凹設溝440b1における下側の面(図7の下側の面))と、一対の440cとによって取り囲まれるフレーム440の内周の寸法は、所定の仕上がり寸法(例えば、JISで規格される用紙仕上がり寸法。本実施の形態では、A4判)で形成される。
即ち、表示体Pの上下方向(図7の上下方向)における寸法と凹設溝440a1及び凹設溝440b1の凹設底面どうしの離間寸法とが同一に形成される(上枠440a及び下枠440bの内周側で対向する面どうしの離間距離よりも、表示体Pの上下方向の寸法(凹設溝440a1及び凹設溝440b1の凹設底面どうしの離間距離)のほうが大きく設定される)。
これにより、表示体Pを収容した状態で導光板ユニット401を正面視した場合(図7の左側から視た場合)、表示体Pの上端および下端をフレーム440によって覆うことができるので、外観が向上する。
次いで、図8を参照して、第5実施の形態について説明する。第4実施の形態では、導光板ユニット401に1個の表示体Pが収容される場合を説明したが、第5実施の形態では、導光板ユニット501に2個の表示体Pが収容される。なお、上述した第4実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図8(a)は、第5実施の形態における導光板ユニット501の断面図であり、図8(b)は、図8(a)の状態から導光板2および透明板550を取り外した状態を示す導光板ユニット501の断面図であり、図8(c)は、表示体Pを収容した状態を示す導光板ユニット501の断面図である。なお、理解を容易にするために、図8では、導光板ユニット501が模式的に図示される。
図8に示すように、導光板ユニット501は、導光板2の背面側に配設される反射手段505を備える。この反射手段505は、導光板2の背面側(光照射面20とは反対側。図8の右側)に配設される透明板550と、その透明板550の上端および下端の縁に沿って固着される一対の第3マグネット551(取付け手段)と、導光板2の光照射面20とは反対側の面の上端および下端の縁に沿って固着される一対の第4マグネット552(取付け手段)とを備える。
透明板550は、光透過性の樹脂材料から形成される平板であり、この透明板550の一側の面(図8の左側の面)に一対の第3マグネット551が配設される。これにより、透明板550は、第3マグネット551及び第4マグネット552を介して導光板2に着脱可能に構成される。よって、導光板2と透明板550との間に表示体Pを挟んだ状態で保持することができるので、導光板2を挟んで窓W側と、透明板550側との双方に表示体Pの情報を表示することができる。
また、導光板2を挟んで窓W側と透明板550側とに2個の表示体Pが収容されることにより、それら2個の表示体Pのそれぞれの背面(情報が表示される側とは反対側の面)を、導光板2からの光を反射する反射面として機能させることができる。
次いで、図9を参照して、第6実施の形態について説明する。第1実施の形態では、フレーム40が窓Wと導光板2との間に配設される場合を説明したが、第6実施の形態では、導光板2とは反対側の窓Wの外面にフレーム640が配設される。なお、上述した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図9(a)は、第6実施の形態における導光板ユニット601の断面図であり、図9(b)は、図9(a)の状態から導光板2を取り外した状態を示す導光板ユニット601の断面図であり、図9(c)は、表示体Pを収容した状態を示す導光板ユニット601の断面図である。なお、理解を容易にするために、図9では、導光板ユニット601が模式的に図示される。
図9に示すように、導光板ユニット601は、窓Wの一側の面(図9(a)の右側の面)に取り付けられる導光板2と、窓Wの他側の面(図9(a)の左側の面)に取り付けられるフレーム640とを備える。なお、導光板2を窓Wに接着するための粘着テープ243は、第2実施の形態の粘着テープ243と同一の構成であるので、その詳細な説明を省略する。また、フレーム640と、そのフレーム640を窓Wに接着するための粘着テープ643とは、配設位置が異なる点を除き、第1実施の形態のフレーム40及び粘着テープ43と同一の構成であるので、その詳細な説明を省略する。
このように、窓Wを挟んだ両面のそれぞれに導光板2及びフレーム640が接着されることにより、導光板2を窓Wから取り外す際の荷重がフレーム640に加わることを抑制できる。これにより、窓Wから導光板2を取り外す際に、窓Wからフレーム640が脱落することを確実に抑制することができるので、表示体Pの取り換えや導光板2のメンテナンスの作業性を向上させることができる。
また、窓Wの他側の面にフレーム640が接着されることにより、窓Wの一側の面に接着される導光板2の外縁は、正面視(図9(c)の左側から視た場合)において、フレーム640によって覆われる。これにより、第1実施の形態と同様、正面視において導光板2の外縁が視認されることを抑制できるので、導光板ユニット601の外観が向上する。
また、フレーム640は、粘着テープ643が取り付けられる面を導光板2側に向けた姿勢で窓Wに接着されるので、粘着テープ643をフレーム640によって覆い隠すことができる。即ち、正面視において粘着テープ643が視認されることを抑制し、フレーム640のみを視認させることができるので、導光板ユニット601の外観が向上する。
次いで、図10(a)を参照して、第7実施の形態について説明する。第1実施の形態では、上枠40a及び下枠40b(フレーム40)が平板状に形成される場合を説明したが、第7実施の形態では、フレーム740の一部の内周縁に突出部740a1が形成される。なお、上述した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10(a)は、第7実施の形態における導光板ユニット701の部分拡大断面図である。なお、理解を容易にするために、図10(a)では、導光板ユニット701が模式的に図示されると共に、導光板ユニット701の上端部分を拡大した断面が図示される。また、図10(a)では、表示体Pを収容した状態の導光板ユニット701が図示される。
図10に示すように、導光板ユニット701の保持手段704は、上枠740aの内周縁に沿って形成されると共にフレーム740の内周側(図10(a)の下側)に向けて突出して形成される突出部740a1を備える。
突出部740a1は、フレーム740の正面側から背面側(図10(a)の左側から右側)の縁にかけて徐々に下降傾斜する傾斜面740a2を備える。即ち、突出部740a1の突出先端部分は、フレーム740の窓W側の端部よりも導光板2側に位置して形成される。なお、図示は省略するが、突出部740a1と上下対称の突出部(フレーム740の正面側から背面側の縁にかけて徐々に上昇傾斜する傾斜面を備えるもの)がフレーム740の下枠に形成される。
フレーム740の前端側の内周(傾斜面740a2の正面側の縁と、下枠に形成される傾斜面と、縦枠40cとによって取り囲まれる領域)の寸法は、所定の仕上がり寸法(例えば、JISで規格される用紙仕上がり寸法。本実施の形態では、A4判)と同一の寸法で形成される。これにより、表示体Pを湾曲させつつその上端および下端を突出部740a1及び下枠の突出部の対向間に挿入することにより、フレーム740の内周側(フレーム740の正面側の縁)に表示体Pを安定して保持させることができる。
即ち、突出部740a1の正面側の端部に表示体Pを収容することにより、表示体Pが導光板2側に変位することを突出部740a1によって規制することができるので、フレーム740から導光板2を取り外す際に、フレーム740から表示体Pが抜け落ちることを抑制できる。よって、表示体Pをフレーム740の内周側に収容した状態(陳列状態)のまま、導光板2のみを取り外すことができるので、導光板2をメンテナンスする際の作業性を向上させることができる。更に、表示体Pの導光板2側への変位を突出部740a1によって規制することにより、表示体Pの陳列状態において、フレーム740の背面と導光板2との間の隙間から表示体Pが抜け落ちることを抑制できる。
また、突出部740a1は、フレーム740の正面側から背面側(図10(a)の左側から右側)の縁にかけて徐々に下降傾斜する傾斜面740a2を備えるので、例えば、第4実施の形態のように、フレーム440に凹設溝440a1,440b1を凹設する場合に比べ、表示体Pを保持するための部位をフレーム740に容易に形成するこができる。よって、導光板ユニット701の製品コストを低減できる。
次いで、図10(b)を参照して、第8実施の形態について説明する。第1実施の形態では、第2マグネット42がフレーム40の導光板2側の背面に直接固定される場合を説明したが、第8実施の形態では、フレーム840に凹設部840a1が形成され、その凹設部840a1に第2マグネット42が固定される。なお、上述した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10(b)は、第8実施の形態における導光板ユニット801の部分拡大断面図である。なお、理解を容易にするために、図10(b)では、導光板ユニット801が模式的に図示されると共に、導光板ユニット801の上端部分を拡大した断面が図示される。また、図10(b)では、表示体Pを収容した状態の導光板ユニット701が図示される。
図10(b)に示すように、導光板ユニット801の保持手段804は、上枠840aの背面(図10(b)の右側の面)からフレーム840の正面側(図10(b)の左側)に向けて凹設されると共に上枠840aの内周側の縁に断面視矩形状に形成される凹設部840a1を備える。
凹設部840a1の凹設底面(図10(b)の左側の面)の上下方向(図10(b)の上下方向)における寸法は、第2マグネット42の上下方向における寸法と同一の寸法に設定され、この凹設部840a1に第2マグネット42が嵌め込まれる(固定される)。なお、図示は省略するが、凹設部840a1と上下対称の凹設部がフレーム840の下枠に形成され、かかる凹設部にも第2マグネット42が嵌め込まれる(固定される)。
凹設部840a1及び下枠の凹設部に第2マグネット42が嵌め込まれることにより、第2マグネット42の導光板2側の背面(図10(b)の右側の面)は、上枠840a及び下枠(フレーム840)の背面よりも正面側に位置される。
この場合、本実施の形態では、凹設部840a1の上面(図10(b)の上側の面)と、下枠の凹設部の下面と、一対の縦枠840cとによって囲まれるフレーム840の内周の寸法は、所定の仕上がり寸法(例えば、JISで規格される用紙仕上がり寸法。本実施の形態では、A4判)で形成される。これにより、表示体Pを第2マグネット42に当接させつつ、凹設部840a1に嵌め込んだ状態で、導光板2をフレーム840に取付けることができる。
よって、フレーム840に導光板2を取付ける際に、フレーム840から表示体Pが抜け落ちることを抑制できる。更に、フレーム840に導光板2を取付けた状態では、第1マグネット41及び第2マグネット42によって表示体Pを挟持することができるので、表示体Pが紙から構成される場合であっても、陳列時に表示体Pが自重によって撓むことを抑制できる。よって、表示体Pの背面と導光板2との離間距離にばらつきが生じることを抑制できるので、表示体Pに明暗が生じることを抑制し、表示体Pの視認性を向上させることができる。
また、第2マグネット42の導光板2側の背面が上枠840a及び下枠(フレーム840)の背面よりも正面側に位置するので、第1マグネット41と第2マグネット42との吸着位置をフレーム840の背面よりも正面側に位置させることができる。よって、例えば、フレーム840の背面に第2マグネット42が直接固定される場合に比べ、導光板2をフレーム840の正面側に近づけることができる。即ち、フレーム840の内周側に収容される表示体Pと導光板2の光照射面20との離間距離を短くすることができるので、導光板2によって表示体Pを明るく照らすことができる。よって、表示体Pの視認性を向上させることができる。
また、凹設部840a1の上面から下枠の凹設部の下面にかけての上下方向における寸法は、導光板2の上端側の第1マグネット41の上面から導光板2の下端側の第1マグネット41の下面にかけての寸法と同一に設定される。これにより、例えば、フレーム840に取付けられる導光板2が自重によって下方(図10(b)の下側)に変位しようとした場合に、導光板2の下端側の第1マグネット41を下枠の凹設部の下面に当接させることができる。よって、フレーム840に対して導光板2が位置ずれすることを抑制できる。
ここで、図示は省略するが、本実施の形態では、光源3のカバー30(図1参照)を収容可能な凹設部が縦枠840c(一対の縦枠840cのうちのカバー30が配設される側の縦枠840c)の内周縁に形成される。また、凹設部840a1の上面(下枠の凹設部の下面)の前後方向(図10(b)の左右方向)における寸法は、第1マグネット41及び第2マグネット42の吸着状態における厚み寸法よりも大きく設定される。よって、凹設部840a1及び下枠の凹設部に導光板2を嵌め込むことができる。
これにより、導光板2の光照射面20の全体がフレーム840の背面よりも正面側に位置し、光照射面20の全体をフレーム840によって取り囲むことができる。よって、光照射面20の周囲に光が漏れることを抑制できるので、表示体Pを明るく照らすことができる。従って、導光板ユニット801を正面視した場合(図10(b)の左側から視た場合)には、表示体Pの視認性を向上させることができる。更に、光照射面20の周囲に光が漏れることを抑制することにより、例えば、導光板ユニット801を背面視した場合(図10(b)の右側から視た場合)には、不要な光が視認されることを抑制できるので、導光板ユニット801の外観が向上する。
次いで、図10(c)を参照して、第9実施の形態について説明する。第8実施の形態では、第1マグネット41が導光板2の正面側に固定される場合を説明したが、第9実施の形態では、第1マグネット941が導光板2の背面側に固定される。なお、上述した第8実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10(c)は、第9実施の形態における導光板ユニット901の断面図である。なお、理解を容易にするために、図10(c)では、導光板ユニット901が模式的に図示されると共に、導光板ユニット901の上端部分を拡大した断面が図示される。また、図10(c)では、表示体Pを収容した状態の導光板ユニット801が図示される。
図10(c)に示すように、導光板ユニット901の保持手段904は、導光板2の背面(図10(c)の右側の面)に固定される第1マグネット941を備える。なお、第1マグネット941は、配設位置が異なる点を除き、第8実施の形態の第1マグネット41と同一の構成であるので、その詳細な説明を省略する。
第1マグネット941が導光板2の背面側に配設されるので、凹設部840a1及び下枠の凹設部に表示体Pと導光板2とを嵌め込むことにより、表示体Pと導光板2とを介在させた状態で、第2マグネット42に第1マグネット941を吸着させることができる。これにより、第2マグネット42と導光板2とによって表示体Pを挟持することができるので、表示体Pの背面に導光板2の光照射面20を密着させることができる。よって、表示体Pを明るく照らすことができるので、表示体Pの視認性を向上させることができる。
また、凹設部840a1及び下枠の凹設部に導光板2が嵌め込まれるが、導光板2の背面側に配設される第1マグネット941は、フレーム840の背面よりも後方側(図10(c)の右側)に向けて突出される。これにより、第1マグネット941を掴むことができるので、凹設部840a1及び下枠の凹設部に導光板2が嵌め込まれる場合であっても、導光板2をフレーム840から容易に取り外すことができる。
よって、例えば、導光板2を取り外すための部材(例えば、取っ手)を導光板2の背面に形成することを不要にできる。即ち、フレーム840に導光板2を取付ける機能と、フレーム840から導光板2を取り外すための機能とを第1マグネット941に兼用させることができるので、部品点数を低減させることができる。よって、導光板ユニット901の製品コストを低減できる。
以上、上記実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
上記各実施形態において、1の実施形態の一部または全部を他の1又は複数の実施形態の一部または全部と入れ替えて又は組み合わせて、導光板ユニットを構成しても良い。
上記各実施の形態では、窓Wに導光板ユニットが支持される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。即ち、導光板ユニットが取り付けられる対象は、少なくとも表示体Pの情報を表示することが可能に形成される光透過性の部材であれ良い。よって、例えば、ショーケースのガラスに導光板ユニットを取り付けても良い。
上記各実施の形態では、表示体Pが紙から構成される広告である場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、表示体Pは、情報を表示するための媒体であれば良く、導光板ユニットに収容される対象は限定されない。例えば、表示体をパネル(例えば、樹脂パネル)として形成しても良い。
上記各実施の形態では、表示体Pの寸法の一例として、A4判の用紙仕上がり寸法から構成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、表示体Pの寸法は任意に設定できる(例えば、表示体PをA1判のポスターとして構成しても良い)。即ち、表示体Pの寸法に応じて導光板ユニットの各部材の寸法を設定すれば良い。
上記各実施の形態では、第1取付け手段および第2取付け手段がマグネットや粘着テープから構成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、フック、面ファスナー等の公知の取付け手段が採用可能であり、それらの取付け手段を組み合わせて構成しても良い。この場合、取付け手段は、各部材(窓W、導光板2、フレーム40及び透明板550)の上端および下端に配設することが好ましい。これにより、軽量化できる(各部材の縁に沿って全周に取付け手段を配設すると、その分、重量が増加する。また、各部材同士の間の空間の側方から表示体Pをスライドさせて挿入することが困難となる)。
上記各実施の形態では、導光板ユニットが正面視において矩形に形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、円形の形状や、曲線や直線を組み合わせた形状でも良い。
上記各実施の形態では、導光板2の側方の端面に光源3が配設される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、導光板2の上端または下端に光源3を配設しても良い。この場合には、光源3を導光板2の下端に配設することが好ましい。これにより、ケーブル31を導光板ユニットの下方に垂下させることができる。
上記第1実施の形態では、窓Wにフレーム40を取り付ける第1取付け手段(粘着テープ43)と、フレーム40及び導光板2を取り付ける第2取付け手段(第1マグネット41及び第2マグネット42)とが異なる手段から構成される場合を説明したが、第1取付け手段および第2取付け手段を同一のもの(例えば、粘着テープ、面ファスナー又は磁石等)から構成しても良い。
この場合には、第1取付け手段が配設される面積よりも、第2取付け手段が配設される面積を小さく設定することが好ましい。これにより、窓Wとフレーム40との接着力(吸着力)よりも、フレーム40と導光板2との接着力(吸着力)を小さくさせやすくすることができる。即ち、第1取付け手段および第2取付け手段を同一のものから構成した場合であっても、窓Wとフレーム40との接着力(吸着力)よりも、フレーム40と導光板2との接着力(吸着力)を小さく設定することができる。よって、第1取付け手段および第2取付け手段を同一のものから構成して部品点数を低減させつつ、フレーム40から導光板2を取り外す際に窓Wからフレーム40が脱落することを抑制できる。
上記第1実施の形態では、フレーム40が平板状に形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、フレーム40の導光板2側の面に、表示体Pの外形形状に対応した形状(同一形状)の凹設部を設けても良い。これにより、表示体Pを収容した状態で導光板ユニット1を正面視した場合、表示体Pの外縁の全てをフレーム40によって覆うことができるので、外観が向上する。
また、フレーム40の下枠40bの導光板2側の面に、導光板2と係合する係合部(導光板2の下端を支持するフック、導光板2側に突出する突起や凸条)を設けても良い。これにより、導光板2及びフレーム40の下端側の第1マグネット41及び第2マグネット42を省略できるので、導光板ユニット1を軽量化できると共に、製造コストを抑制できる。
また、下枠40bの導光板2側の面に、導光板2と係合する係合部(導光板2の下端を支持するフック、導光板2側に突出する突起や凸条)を設けると共に、一対の縦枠40cの導光板2側の面に、導光板2を保持する保持部(導光板2の側方の端部および背面を支持する縦断面コの字状のフック)を設けても良い。これにより、フレーム40の上方から導光板2をスライドさせて挿入しつつ、係合部および保持部によって導光板2を支持することができる。よって、フレーム40から導光板2を取り外す際に、窓Wからフレーム40が剥がれ落ちることを抑制できる(フレーム40から導光板2を取り外す際に、窓Wから粘着テープ43を剥がす方向に荷重が加わることを抑制できる)。
上記第1,4,5実施の形態では、粘着テープ43がフレーム40,440に対応した形状(枠状。正面視においてフレーム40,440と同一の形状)に形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、粘着テープ43をフレーム40,440に対して部分的に接着(部分的に省略)する構成でも良い。これにより、導光板ユニット1,401,501の製造コストを抑制できる。
ここで、粘着テープ43を部分的に省略する場合には、一対の縦枠40c,440cのうち、光源3が取り付けられる側とは反対側の縦枠40c,440c(例えば、図2の左側の縦枠40c)に接着される粘着テープ43を省略することが好ましい。これにより、光源3の荷重が加わりやすい縦枠40c,440cと窓Wとの接着力を保ちつつ、粘着テープ43の使用量を減らすことができる。
上記第1,4,5実施の形態では、導光板2及びフレーム40,440に第1マグネット41及び第2マグネット42が接着(固着)される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、両面テープでの接着やねじ止めによって、導光板2及びフレーム40,440に対して第1マグネット41及び第2マグネット42を取り付ける構成でも良い。
また、導光板2及びフレーム40,440に対して第1マグネット41及び第2マグネット42をインサート成形しても良い。これにより、フレーム40,440と導光板2との離間距離を短くすることができる。
上記第1,4,5実施の形態では、導光板2が第1マグネット41及び第2マグネット42を介してフレーム40,440に取り付けられ、透明板550が第3マグネット551及び第4マグネット552を介して導光板2に取り付けられる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第1マグネット41、第2マグネット42、第3マグネット551及び第4マグネット552のいずれかを第3実施の形態のヒンジ344に置き換える構成でも良い。
上記第4,5実施の形態では、フレーム440に一対の縦枠440cが形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、縦枠440cを省略する構成(即ち、フレーム440の幅方向(図7,8の紙面垂直方向)両側が開放面として形成される構成)でも良い。これにより、フレーム440の幅方向両側(開放面)から凹設溝440a1,440b1に表示体Pをスライドさせて収容することができる。
上記第5実施の形態では、導光板2の背面側に表示体Pが収容される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、導光板2の背面側に反射板(例えば、樹脂パネル(白色)や鏡面を備えるパネル)を直接取り付ける構成でも良い。
上記第8実施の形態では、第2マグネット42に表示体Pが直接当接される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第2マグネット42の導光板2側の背面に粘着テープ(再剥離可能な両面テープ)を設けても良い。これにより、表示体Pの陳列時に、粘着テープに表示体Pを貼り付けた状態で、第1マグネット41と第2マグネット42とを吸着させることができる。よって、フレーム840に導光板2を取付ける際に、フレーム840から表示体Pが抜け落ちることを抑制できる。また、かかる粘着テープに相当する構成を第1,3〜5,7,9実施の形態の第2マグネット42,342又は第4マグネット552に適用しても良い。
上記第8実施の形態では、凹設部840a1に嵌め込まれた導光板2を取り外す方法についての説明を省略したが、例えば、凹設部840a1から導光板2を取り外すことが困難である場合には、導光板2を取り外すための部材(例えば、導光板2の背面側に突出する突起や取っ手等)を導光板2の背面に形成すれば良い。
上記第8実施の形態では、凹設部840a1の上面(下枠の凹設部の下面)の前後方向における寸法が、第1マグネット41及び第2マグネット42の吸着状態における厚み寸法よりも大きく設定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、凹設部840a1の上面(下枠の凹設部の下面)の前後方向における寸法を、第1マグネット41及び第2マグネット42の吸着状態における厚み寸法よりも若干(例えば、光源3のカバー30の光照射面20からの突出高さ分)小さく設定しても良い。これにより、一対の縦枠840cに光源3のカバー30を収容するための凹設部を形成することを不要にできる。
また、凹設部840a1の上面(下枠の凹設部の下面)の前後方向における寸法を、第1マグネット41及び第2マグネット42の吸着状態における厚み寸法よりも若干小さく設定しても良い。これにより、一対の縦枠840c(フレーム840)の背面と導光板2との間に僅かな隙間が形成されるので、その隙間に指をかけて導光板2を取り外すことができる。よって、導光板2を取り外すための部材を別途設けることを不要にできる。
上記第9実施の形態では、第1マグネット941が導光板2の背面側に配設される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第1,4,7実施の形態の第1マグネット41を導光板2の背面に配設しても良い。これにより、表示体Pと導光板2との離間寸法を短くすることができるので、導光板から照射される光によって表示体を明るく照らすことができる。
1,201,301,401,501,601,701,801,901 導光板ユニット
2 導光板
20 光照射面
3 光源
4,204,304,404,704,804,904 保持手段(第1保持手段)
40,440,640,740,840 フレーム
41,341,941 第1マグネット(第2取付け手段)
42,342 第2マグネット(第2取付け手段)
43,643 粘着テープ(第1取付け手段)
243 粘着テープ(第2取付け手段)
505 反射手段(第2保持手段)
550 透明板
740a1 突出部
840a1 凹設部
P 表示体
W 窓(透明体)

Claims (14)

  1. 導光板と、その導光板の端面に光を照射する光源と、光透過性の透明体および前記導光板の間に表示体を介在させた状態で前記導光板を前記透明体に保持する第1保持手段と、を備えることを特徴とする導光板ユニット。
  2. 前記導光板は、前記透明体または前記第1保持手段に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の導光板ユニット。
  3. 正面視において前記導光板の外縁を被覆する枠状に形成されるフレームを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の導光板ユニット。
  4. 前記フレームは、前記透明体と前記導光板との間に配設されることを特徴とする請求項3記載の導光板ユニット。
  5. 前記フレームは、前記透明体側の端部よりも前記導光板側における前記フレームの内周縁に沿って形成されると共に前記フレームの内周側に向けて突出する突出部を備えることを特徴とする請求項4記載の導光板ユニット。
  6. 前記導光板の光照射面は、前記フレームの背面よりも正面側に位置することを特徴とする請求項4又は5に記載の導光板ユニット。
  7. 前記第1保持手段は、前記透明体に前記フレームを着脱自在に取付ける第1取付け手段と、前記フレームに前記導光板を着脱自在に取付ける第2取付け手段と、を備えることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の導光板ユニット。
  8. 前記第1取付け手段によって前記透明体に前記フレームが張り付けられる力よりも、前記第2取付け手段によって前記フレームに前記導光板が張り付けられる力が小さく設定されることを特徴とする請求項7記載の導光板ユニット。
  9. 前記第1取付け手段が配設される面積よりも前記第2取付け手段が配設される面積が小さく設定されることを特徴とする請求項7又は8に記載の導光板ユニット。
  10. 前記第2取付け手段は、前記導光板に固定されると共に磁石から構成される第1マグネットと、前記フレームにおける前記第1マグネットと対応する位置に固定されると共に磁石から構成される第2マグネットと、から構成されることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の導光板ユニット。
  11. 前記フレームは、その背面側から正面側に向けて凹むと共に前記第2マグネットが嵌め込まれる凹設部を備えることを特徴とする請求項10記載の導光板ユニット。
  12. 前記凹設部は、前記フレームの内周縁に沿って形成され、前記第2マグネットの前記導光板側の背面は、前記フレームの背面よりも正面側に位置することを特徴とする請求項11記載の導光板ユニット。
  13. 前記第1マグネットは、前記導光板の背面に固定されることを特徴とする請求項10から12のいずれかに記載の導光板ユニット。
  14. 光透過性の透明体として構成される透明板と、その透明板および前記導光板の間に前記表示体を介在させた状態で前記透明板を前記導光板の背面に保持する第2保持手段と、を備えることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の導光板ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020140132A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示装置

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