JP4530191B2 - 組立式卓上イーゼル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として卓上に載置して、ポストカードや写真を飾る写真立てとして使用されたり、ワープロ入力時などの原稿スタンドとして使用される簡易な組立式イーゼルに関する。
【0002】
【従来の技術】
美しい風景や絵画、デザイン画等が印刷されたポストカード、スナップ写真等を卓上に飾るためのスタンドは、従来より多種多様な形態のものが提案されている。例えば、前面にガラス板を嵌め込んだ小さな額縁からなり、背面板の一部を後方に引き出すことにより起立した脚部を形成可能とした写真立ては最もポピュラーであるし、透明なアクリル樹脂板を2枚合わせとし、両者を脚部兼用の棒状ビスで固定した写真立てや、3本脚のデッサンイーゼルを小型化したカードスタンド等もよく見受けられる。
【0003】
一方、今やパソコンやワープロは、オフィスのみならず一般家庭にも普及しており、家庭用にも適した様々な周辺用品類が提供されている。例えば、特開2000−118184に見られるような原稿スタンドは、小型で占有スペースが小さく、数枚程度の原稿に基づいて入力作業をしたい場合に大変便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の写真立てを含め、従来提案されているカードスタンド等は、重厚であったり、組み立てが煩雑であったり、折り畳み又は解体時に嵩張ったり、あるいは構造的に弱かったりする欠点があるものが多く、ギフトや販売促進用の景品等としては不向きなものが多かった。
【0005】
また、前記パソコン用原稿スタンドは、不使用時においては他の用途がなく、狭い机の上等では、かえってその存在が邪魔になってしまう欠点があった
【0006】
そこで本発明では、分解時には嵩張らない一方、簡単に組み立て可能であり、かつ、イーゼルタイプのカードスタンドのように、さり気なくポストカード等を飾ることのでき、また、数枚程度の原稿スタンドとしても活用しうる組立式の卓上イーゼルの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記所期の課題解決のために、本発明では、組立後は卓上において用いられるイーゼルタイプのカードスタンドとして、1枚の板状体を用いて、略凹字形状をしたフレーム本体と、該フレーム本体内側に組み合わされる支持脚とを切り抜き形成して、前記支持脚の上部に穿設された透孔内に対して前記フレーム本体基部から上方に延設された係合突部を嵌入係合することによって、フレーム本体を支持脚により起立維持可能に形成した。
【0008】
ともに1枚の板状体から切り出されたフレーム本体と支持脚とは、不使用時には支持脚をフレーム本体内側に組み合わせることによって元の1枚の板状体となる。切り出しは、糸鋸やレーザーソーを使用することにより容易に実現することができる。フレーム本体基部からは上方に係合突部を延設する必要があるから、原則として、支持脚の下部には前記係合突部と全く同じ形状の切り込みが形成されることになるが、フレーム本体係合突部をさらに小さく削って、脚の切り込みとの間に隙間を持たせたデザインに形成することも可能である。
【0009】
フレーム本体への支持脚の取り付けは、支持脚の上部に穿設された透孔内に対してフレーム本体における係合突部を嵌入係合することにより行われる。したがって、前記透孔の大きさは、係合突部の横幅や、材料として用いる板状体の厚みによって決定される。また、フレーム本体に対して支持脚を取り付けた際には、透孔より上側部分がフレーム前面より突出し、この部分がポストカード等の載置部分となるので、透孔の穿設位置もこうした載置スペースを考慮して設定される。
【0010】
本発明に係る組立式卓上イーゼルにおいて、フレーム本体の形状は、略凹字形状に代えて枠体形状としてもよい。糸鋸やレーザーソーを用いれば、1枚の板状体から枠体を残して所望の図形を切り抜くことは容易であるから、フレーム本体を枠体形状とし、該フレーム本体内側を切り抜いて支持脚を形成することによってもイーゼルを形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る組立式卓上イーゼルについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1(a)〜(c)は、イーゼルの一例を示した平面図である。これらに図示された例のイーゼルは、縦68mm、横71mmのMD(ミニディスク)サイズに形成したもので、フレーム本体1における係合突部14の形状をチューリップ形(a)、丸形(b)、正方形(c)としたバリエーションを示している。いずれのバリエーションのイーゼルも、厚さ約6mm程度の1枚の板状体を切り抜くことにより形成され、略凹字形状をしたフレーム本体1と、支持脚2とから構成されている。板状体としては、天然木板のほか、合板、アクリル等の合成樹脂板、金属板など種々の素材を選択使用することができる。
【0012】
略凹字形状をしたフレーム本体1は、フレーム基部11の各端部からフレーム右腕部12とフレーム左腕部13とが延設されてなり、さらにフレーム基部11の中央より上方向に係合突部14が突出するように延設された形状をしている。図1(a)(b)では、係合突部14は、支持脚2の下部において切り抜き形成されているため、係合突部14の輪郭形状と支持脚2の切り込み部分とは全く同じ形状となっているが、図1(c)の例では両者の形状を異なるものとしており、係合突部14と支持脚2との間に隙間22が形成されている。
【0013】
支持脚2の上部には、透孔21が穿設されている。この透孔21の大きさは、フレーム本体1における係合突部14の形状との関係において設定される。すなわち、図1(a)〜(c)において、透孔21の縦方向の長さは材料として用いる板状体の厚みに対応した長さであり、透孔21の横方向の長さは係合突部14の最大横幅に対応した長さである。
【0014】
図2はフレーム本体を枠体形状とした一例の平面図であり、図3は同じくフレーム本体を枠体形状とした他の例の平面図である。このように、本発明に係るイーゼルは、フレーム左右腕部12,13間をフレーム上枠15によって連続させ、フレーム本体1全体として枠体形状としてもよい。フレーム上枠15は、図2に示されるような直線状に形成してもよいし、図3に示されるようなアーチ状に形成してもよい。いずれの場合も、支持脚2における透孔21の大きさは、フレーム本体1における係合突部14との関係において設定される。
【0015】
図4は、図2に示した例のイーゼルの組み立て完成状態を示す斜視図である。図2に示した状態から、支持脚2をフレーム本体1から取り外し、フレーム本体1における係合突部14を支持脚2における透孔21に対して嵌入し、両者を係合することにより、支持脚2によってフレーム本体1が傾斜起立した状態に維持され、イーゼルとして完成する。図示されるように、透孔21より上側部分がフレーム本体1の前面より突出しているので、この突出部分に対してポストカードや写真、CDケースやFD、メモ等を載置することにより、フレーム本体1に立てかけられた状態でポストカード等が保持されることになる。ポストカード3を載置した状態を図5に示す。
【0016】
図6は、組み立て完成した図4のイーゼルに入力用原稿用紙を載置した状態の斜視図である。本発明に係るイーゼルは、数枚程度であればA4サイズ程度の大きな紙であっても、係合突部14の後方に紙を回すことによって該係合突部14とフレーム左右腕部12,13で挟持させ、縦方向に湾曲した状態で保持することが可能である。これによって、ワープロ等の入力用原稿用紙やメモ用紙等を卓上において立てて置くことができ、ペーパースタンドとして利用することができるのである。
【0017】
【発明の効果】
本発明に係る組立式卓上イーゼルでは、1枚の板状体から切り出したフレーム本体と支持脚の2部材のみから構成されており、接着剤やネジ等を用いることなく、両部材を組み合せるだけでイーゼルとして完成し、使用することができる。また、フレーム本体の内側から支持脚を切り出すので、材料の無駄がなく、収納する際には元の1枚の板状体とすることができるので、占有スペースが少なくてすみ、積み重ね保存や携帯、郵便による発送等において便利である。さらに、製造コストを低く抑えることができるので、ギフトや景品、粗品等として好適である。
【0018】
また、卓上で使用される小型のイーゼルながらも、ポストカードやメッセージカード等を立て掛け保持する「イーゼル機能」と、入力用原稿用紙を立てて置くことのできる「ペーパースタンド機能」とを併せ持ち、オフィスや家庭におけるデスク回りの小物として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイーゼルをMDサイズに形成し、係合突部の形状をチューリップ形(a)、丸形(b)、正方形(c)とした例の平面図である。
【図2】フレーム本体を枠体形状とした例の平面図である。
【図3】フレーム本体を枠体形状とした他の例の平面図である。
【図4】図2に示した例のイーゼルの組み立て完成状態を示す斜視図である。
【図5】図4のイーゼルに対してポストカードを載置した状態を示す斜視図である。
【図6】図4のイーゼルに対して入力用原稿用紙を載置した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム本体
2 支持脚
3 ポストカード
4 入力用原稿用紙
11 フレーム基部
14 係合突部
21 透孔
Claims (2)
- 1枚の板状体から略凹字形状をしたフレーム本体と該フレーム本体内側に組み合わされる支持脚とを切り抜き形成してなり、前記支持脚の上部に穿設された透孔内に対して前記フレーム本体基部から上方に延設された係合突部を嵌入係合することによって、フレーム本体を起立維持可能に形成してなる組立式卓上イーゼル。
- フレーム本体が枠体形状であることを特徴とする請求項1記載の組立式卓上イーゼル。
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