JP4529785B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の送信信号、受信信号を送信、受信する無線通信装置に関し、特に複数のアンテナを備えた無線通信装置に関する。
一般に、複数のアンテナと複数の無線システムとを備え、複数の送信信号、受信信号を送信、受信する無線通信装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。例えば、特許文献1に記載された無線通信装置では、互いに異なる周波数帯を使用する第1,第2の無線システムと、第1,第2の無線システムで共用する送信用アンテナ、受信用アンテナとを備えている。このとき、第1,第2の無線システムで共用するために、2つのアンテナ(送信用アンテナ、受信用アンテナ)には第1,第2の共用器がそれぞれ接続して設けると共に、該第1,第2の共用器と第1,第2の無線システムとの間には、これらの間を切換えるアンテナ切換回路が設ける構成としている。
また、特許文献2に記載された無線通信装置では、互いに異なる周波数帯を使用する第1,第2の送信部および受信部と、第1,第2の送信部および受信部で送信、受信を共用する第1,第2のアンテナとを備えている。このとき、第1,第2の送信部には送信用の共用器を接続して設け、第1,第2の受信部には受信用の共用器を接続して設けると共に、2つの共用器と第1,第2のアンテナとの間には、これらの間を切換える切換スイッチを設ける構成としている。
特開2004−7162号公報 特開2002−9679号公報
ところで、特許文献1に記載された無線通信装置では、第1,第2の無線システムは送信用アンテナ、受信用アンテナを共用する構成になっているから、例えば送信用アンテナを用いて第1の無線システムが送信しているときには、第2の無線システムは送信することができない。同様に、受信用アンテナを用いて第1の無線システムが受信しているときには、第2の無線システムは受信することができない。このため、特許文献1の構成では、第1,第2の無線システムを用いて同時に送信、受信することができないという問題がある。
また、特許文献1には、送信用アンテナには2つの送信信号を合波する第1の共用器が設けられると共に、受信用アンテナには2つの受信信号を分波する第2の共用器が設ける構成が開示されている。しかし、特許文献1には、各アンテナと第1,第2の無線システムとの間に送信動作と受信動作とを切換える構成が開示されていない。このため、例えばTDMA(Time Division Multiple Access)方式のように時分割で送信、受信を切換える規格に対しては、特許文献1による無線通信装置は適用できないという問題がある。
一方、特許文献2に記載された無線通信装置では、例えば第1のアンテナに対して第1,第2の送信部を接続し、第2のアンテナに対して第1,第2の受信部を接続する構成としている。この場合、第1,第2の受信部を単一のアンテナに接続するから、これら2つの受信部で用いる受信信号の周波数帯が十分に離れていれば、受信用の共用器を用いて2つの受信信号を分離(分波)することができる。しかし、2つの受信信号の周波数帯が近くなり、例えば周波数帯の一部が重なるときには、2つの受信信号を分離することができない。
特に、近年の移動体通信にはW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)規格やGSM(Global System for Mobile Communications)規格が用いられる傾向があり、これらを1台の端末で使用したいという要請がある。このとき、例えばW−CDMA規格に用いられる信号は2GHzであるのに対し、GSM規格に用いられる信号は1.8GHz、1.9GHzであり、これらの信号は周波数帯が重複してしまう。このため、特許文献2による無線通信装置では、2つの受信信号を同時に受信することができないという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、複数の無線システムが互いに周波数帯の近い信号を用いるときでも、複数の無線システムが同時に送信、受信を行うことができる無線通信装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために請求項1の発明による無線通信装置は、第1の周波数帯の送信信号、受信信号を送信、受信する第1の無線システムと、前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯の送信信号、受信信号を送信、受信する第2の無線システムと、前記第1の無線システムに接続され前記第1の周波数帯の送信信号、受信信号を分離する第1の送受信分離回路と、前記第2の無線システムに接続され前記第2の周波数帯の送信信号、受信信号を分離する第2の送受信分離回路と、前記第1,第2の無線システムで使用可能な第1,第2のアンテナと、一端側が前記第1のアンテナに接続され、他端側が前記第1の送受信分離回路に接続されてなる直列接続された第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチと、一端側が前記第2のアンテナに接続され、他端側が前記第2の送受信分離回路に接続されてなる直列接続された第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチと、前記第1,第2のアンテナ側スイッチを接続する第1の経路と、前記第1,第2の回路側スイッチを接続する第2の経路と、前記第1の経路の途中に設けられ前記第1のアンテナと前記第2の送受信分離回路との間を整合させる第1の整合回路と、前記第2の経路の途中に設けられ前記第2のアンテナと前記第1の送受信分離回路との間を整合させる第2の整合回路と、前記第1,第2のアンテナ側スイッチおよび前記第1,第2の回路側スイッチを切換え制御するアンテナ切換制御回路とを備え、該アンテナ切換制御回路は、前記第1の回路側スイッチによって前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナ側スイッチあるいは前記第2の経路のいずれか一方と接続し、前記第2の回路側スイッチによって前記第2のアンテナ側スイッチを前記第2の送受信分離回路あるいは前記第2の経路のいずれか一方と接続し、前記第1のアンテナ側スイッチによって前記第1のアンテナを前記第1の回路側スイッチあるいは前記第1の経路のいずれか一方と接続し、前記第2のアンテナ側スイッチによって前記第2の回路側スイッチを前記第2のアンテナあるいは前記第1の経路のいずれか一方と接続する構成となし、前記第1,第2の無線システムを同時に使用するときには、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続すると共に、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続し、前記第1の無線システムの使用するときには、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続すると共に、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを介して前記第2の送受信分離回路と前記第2のアンテナとを接続せず、あるいは、前記第1の回路側スイッチ、前記第2の経路、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路と前記第2のアンテナとを接続する構成となし、前記第2の無線システムのみ使用するときには、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続すると共に、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを介して前記第1の送受信分離回路と前記第1のアンテナとを接続せず、あるいは、前記第2の回路側スイッチ、前記第2のアンテナ側スイッチ、前記第1の経路および前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路と前記第1のアンテナとを接続する構成としている。
請求項の発明による無線通信装置は、第1の周波数帯の送信信号、受信信号を送信、受信する第1の無線システムと、前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯の送信信号、受信信号を送信、受信する第2の無線システムと、前記第1の無線システムに接続され前記第1の周波数帯の送信信号、受信信号を分離する第1の送受信分離回路と、前記第2の無線システムに接続され前記第2の周波数帯の送信信号、受信信号を分離する第2の送受信分離回路と、前記第1,第2の無線システムで使用可能な第1,第2のアンテナと、一端側が前記第1のアンテナに接続され、他端側が前記第1の送受信分離回路に接続されてなる直列接続された第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチと、一端側が前記第2のアンテナに接続され、他端側が前記第2の送受信分離回路に接続されてなる直列接続された第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチと、前記第1のアンテナ側スイッチと前記第2の回路側スイッチとを接続する第1の経路と、前記第2のアンテナ側スイッチと前記第1の回路側スイッチとを接続する第2の経路と、前記第1の経路の途中に設けられ前記第1のアンテナと前記第2の送受信分離回路との間を整合させる第1の整合回路と、前記第2の経路の途中に設けられ前記第2のアンテナと前記第1の送受信分離回路との間を整合させる第2の整合回路と、前記第1,第2のアンテナ側スイッチおよび前記第1,第2の回路側スイッチを切換え制御するアンテナ切換制御回路とを備え、該アンテナ切換制御回路は、前記第1の回路側スイッチによって前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナ側スイッチあるいは前記第2の経路のいずれか一方と接続し、前記第2の回路側スイッチによって前記第2の送受信分離回路を前記第2のアンテナ側スイッチあるいは前記第1の経路のいずれか一方と接続し、前記第1のアンテナ側スイッチによって前記第1のアンテナを前記第1の回路側スイッチあるいは前記第1の経路のいずれか一方と接続し、前記第2のアンテナ側スイッチによって前記第2のアンテナを前記第2の回路側スイッチあるいは前記第2の経路のいずれか一方と接続する構成となし、前記第1,第2の無線システムを同時に使用するときには、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続すると共に前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続し、あるいは、前記第1の回路側スイッチ、前記第2の経路および前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続すると共に、前記第2の回路側スイッチ、前記第1の経路および前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続する構成となし、前記第1の無線システムのみを使用するときには、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続すると共に、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを介して前記第2の送受信分離回路と前記第2のアンテナとを接続せず、あるいは、前記第1の回路側スイッチ、前記第2の経路および前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続すると共に、前記第2の回路側スイッチ、前記第1の経路および前記第1のアンテナ側スイッチを介して前記第2の送受信分離回路と前記第1のアンテナとを接続しない構成となし、前記第2の無線システムのみを使用するときには、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続すると共に、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを介して前記第1の送受信分離回路と前記第1のアンテナとを接続せず、あるいは、前記第2の回路側スイッチ、前記第1の経路および前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続すると共に、前記第1の回路側スイッチ、前記第2の経路および前記第2のアンテナ側スイッチを介して前記第1の送受信分離回路と前記第2のアンテナとを接続しない構成としている。
請求項の発明では、前記第1のアンテナと前記第1のアンテナ側スイッチとの間に第1のアンテナ終端スイッチを設け、前記第2のアンテナと前記第2のアンテナ側スイッチとの間に第2のアンテナ終端スイッチを設け、前記第1のアンテナ終端スイッチにより、前記第1のアンテナが短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかに選択され、前記第2のアンテナ終端スイッチにより、前記第2のアンテナが短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかに選択される構成となし、前記アンテナ切換制御回路は、前記第1,第2の無線システムのうちいずれか一方の無線システムを使用するときには、当該無線システムに接続された送受信分離回路を前記第1,第2のアンテナのうちいずれか一方のアンテナに接続すると共に、前記第1のアンテナ終端スイッチまたは前記第2のアンテナ終端スイッチを用いて、残余の他方のアンテナを短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかにしている。
請求項の発明では、前記第1,第2のアンテナ側スイッチには、短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかを選択するスイッチ機能を設け、前記アンテナ切換制御回路は、前記第1,第2の無線システムのうちいずれか一方の無線システムを使用するときには、当該無線システムに接続された送受信分離回路を前記第1,第2のアンテナのうちいずれか一方のアンテナに接続すると共に、前記第1のアンテナ側スイッチまたは前記第2のアンテナ側スイッチを用いて、残余の他方のアンテナを短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかにしている。
請求項1の発明によれば、第1,第2のアンテナと第1,第2の送受信分離回路との間には第1,第2のアンテナ側スイッチおよび第1,第2の回路側スイッチを設けたから、第1,第2の無線システムを同時に使用するときには、第1,第2のアンテナ側スイッチおよび第1,第2の回路側スイッチを用いて第1,第2の送受信分離回路を第1,第2のアンテナのうち互いに異なるアンテナにそれぞれ接続することができる。これにより、第1,第2の無線システムは、別々のアンテナを用いて同時に送信、受信を行うことができる。
また、第1,第2の無線システムを同時に使用するときでも、第1,第2の送受信分離回路を互いに異なるアンテナに接続するから、例えば単一のアンテナに対して2つの無線システムを接続した場合のように、単一のアンテナから受信した信号を第1,第2の無線システムに対して振り分ける必要がない。このため、第1,第2の無線システムで周波数帯の近い信号を用いるときでも、第1,第2の無線システムを用いて同時に受信することができる。
一方、第1,第2の無線システムのうちいずれか一方の無線システムを使用するときには、第1,第2のアンテナ側スイッチ、第1,第2の回路側スイッチおよび第1,第2の経路を用いて当該無線システムに接続された送受信分離回路を第1,第2のアンテナのうちいずれか一方のアンテナに接続することができる。これにより、例えば第1,第2のアンテナのうち送信状態や受信状態のよいアンテナに対して一方の無線システムを接続することができ、各無線システムに対して第1,第2のアンテナ側スイッチ、第1,第2の回路側スイッチおよび第1,第2の経路を用いてアンテナダイバーシチを行うことができる。
また、第1,第2の無線システムには第1,第2の送受信分離回路をそれぞれ接続して設けたから、第1,第2の無線システムは、各送受信分離回路を用いて送信動作と受信動作とを切換えることができる。このため、第1,第2の無線システムは単一のアンテナを用いて送信、受信を行うことができ、送信用アンテナと受信用アンテナとを区別する必要がないから、無線システムの方式(例えばTDMA、CDMA等)に依存しないで、本発明を適用することができる。
また、請求項の発明によれば、第1のアンテナと第1の送受信分離回路との間に直列に設けられた第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチと、第2のアンテナと第2の送受信分離回路との間に直列に設けられた第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチと、第1,第2のアンテナ側スイッチの間に設けられた第1の経路と、第1,第2の回路側スイッチの間に設けられた第2の経路とを備える構成としている。
このため、第1,第2の無線システムを同時に使用するときには、アンテナ切換制御回路は、第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチを用いて第1の送受信分離回路を第1のアンテナに接続し、第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチを用いて第2の送受信分離回路を第2のアンテナに接続することができる。
また、第1の無線システムのみを使用するときには、アンテナ切換制御回路は、第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチを用いて第1の送受信分離回路を第1のアンテナに接続すると共に、第2の回路側スイッチおよび第2のアンテナ側スイッチを介して第2の送受信分離回路と第2のアンテナとを接続しない構成にすることができる。あるいは、アンテナ切換制御回路は、第1の回路側スイッチ、第2の経路、第2の回路側スイッチおよび第2のアンテナ側スイッチを用いて第1の送受信分離回路を第2のアンテナに接続することができる。これにより、第1,第2のアンテナのうちいずれか一方のアンテナを第1の無線システムに対して選択的に接続することができるから、例えば送信状態、受信状態の良好なアンテナに対して第1の無線システムを接続することができ、アンテナダイバーシチを行うことができる。
同様に、第2の無線システムのみを使用するときには、アンテナ切換制御回路は、第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチを用いて第2の送受信分離回路を第2のアンテナに接続すると共に、第1の回路側スイッチおよび第1のアンテナ側スイッチを介して第1の送受信分離回路と第1のアンテナとを接続しない構成にすることができる。あるいは、アンテナ切換制御回路は、第2の回路側スイッチ、第2のアンテナ側スイッチ、第1の経路および第1のアンテナ側スイッチを用いて第2の送受信分離回路を第1のアンテナに接続することができる。このため、第2の無線システムに対しても、アンテナダイバーシチを行うことができる。
また、請求項1の発明によれば、第1,第2の経路の途中には第1,第2の整合回路をそれぞれ設ける構成としたから、第1の整合回路を用いて第1のアンテナと第2の送受信分離回路との間を整合させることができ、第2の整合回路を用いて第2のアンテナと第1の送受信分離回路との間を整合させることができる。これにより、第1,第2の送受信分離回路を第1,第2のアンテナのいずれに接続したときでも、これらの間の整合性を高めることができ、損失を低減して、アンテナ効率、アンテナ利得を向上することができる。
請求項の発明によれば、第1のアンテナと第1の送受信分離回路との間に直列に設けられた第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチと、第2のアンテナと第2の送受信分離回路との間に直列に設けられた第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチと、第1のアンテナ側スイッチと第2の回路側スイッチとの間に設けられた第1の経路と、第2のアンテナ側スイッチと第1の回路側スイッチの間に設けられた第2の経路とを備える構成としている。
これにより、第1,第2の無線システムを同時に使用する場合には、アンテナ切換制御回路は、第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチを用いて第1の送受信分離回路を第1のアンテナに接続すると共に、第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチを用いて第2の送受信分離回路を第2のアンテナに接続することができる。
また、第1のアンテナ側スイッチは、他のスイッチ(例えば第2のアンテナ側スイッチ)を介することなく、第1の経路を通じて第2の回路側スイッチに直接的に接続される。また、第2のアンテナ側スイッチも、第2の経路を通じて第2の回路側スイッチに直接的に接続される構成となっている。このため、第1,第2の無線システムを同時に使用する場合には、アンテナ切換制御回路は、第1の回路側スイッチ、第2の経路および第2のアンテナ側スイッチを用いて第1の送受信分離回路を第2のアンテナに接続すると共に第2の回路側スイッチ、第1の経路および第1のアンテナ側スイッチを用いて第2の送受信分離回路を第1のアンテナに接続することもできる。この結果、例えば第1の無線システムが第2のアンテナに接続された状態であっても、この接続状態を維持しつつ第2の無線システムを第1のアンテナに接続し、2つの無線システムを同時に使用する状態に切換えることができ、通信の停止状態をなくすことができる。
また、第1の無線システムのみを使用するときには、アンテナ切換制御回路は、第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチを用いて第1の送受信分離回路を第1のアンテナに接続すると共に、第2の回路側スイッチおよび第2のアンテナ側スイッチを介して第2の送受信分離回路と第2のアンテナとを接続しない構成にすることができる。あるいは、アンテナ切換制御回路は、第1の回路側スイッチ、第2の経路および第2のアンテナ側スイッチを用いて第1の送受信分離回路を第2のアンテナに接続すると共に、第2の回路側スイッチ、第1の経路および第1のアンテナ側スイッチを介して第2の送受信分離回路と第1のアンテナとを接続しない構成にすることができる。これにより、第1,第2のアンテナのうちいずれか一方のアンテナを第1の無線システムに対して選択的に接続することができるから、例えば送信状態、受信状態の良好なアンテナに対して第1の無線システムを接続することができ、アンテナダイバーシチを行うことができる。
同様に、第2の無線システムのみを使用するときには、アンテナ切換制御回路は、第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチを用いて第2の送受信分離回路を第2のアンテナに接続すると共に、第1の回路側スイッチおよび第1のアンテナ側スイッチを介して第1の送受信分離回路と第1のアンテナとを接続しない構成にすることができる。あるいは、アンテナ切換制御回路は、第2の回路側スイッチ、第1の経路および第1のアンテナ側スイッチを用いて第2の送受信分離回路を第1のアンテナに接続すると共に、第1の回路側スイッチ、第2の経路および第2のアンテナ側スイッチを介して第1の送受信分離回路と第2のアンテナとを接続しない構成にすることができる。このため、第2の無線システムに対しても、アンテナダイバーシチを行うことができる。
さらに、第1,第2の無線システムを第1,第2のアンテナのいずれに接続するときでも、無線システムとアンテナとの間を2個のスイッチを用いて接続することができる。このため、3個以上のスイッチを用いて接続する場合に比べて、途中のスイッチの個数を減少させることができ、伝送損失を低減することができる。
また、請求項の発明によれば、第1,第2の経路の途中には第1,第2の整合回路をそれぞれ設ける構成としたから、第1の整合回路を用いて第1のアンテナと第2の送受信分離回路との間を整合させることができ、第2の整合回路を用いて第2のアンテナと第1の送受信分離回路との間を整合させることができる。これにより、第1,第2の送受信分離回路を第1,第2のアンテナのいずれに接続したときでも、これらの間の整合性を高めることができ、損失を低減して、アンテナ効率、アンテナ利得を向上することができる。
請求項の発明によれば、第1,第2の無線システムのうちいずれか一方の無線システムを使用するときには、アンテナ切換制御回路は、第1のアンテナ終端スイッチまたは第2のアンテナ終端スイッチを用いて、不使用のアンテナを短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかにしている。このとき、第1,第2のアンテナは相互に影響し合うから、不使用のアンテナの影響で、使用中のアンテナの特性(例えば、利得、指向性等)が悪くなる場合がある。これに対し、第1のアンテナ終端スイッチまたは第2のアンテナ終端スイッチは不使用のアンテナを短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかにするから、例えば使用中のアンテナに対して最も影響が少ない状態となるように、不使用のアンテナのインピーダンス条件を設定することができる。
請求項の発明によれば、第1,第2の無線システムのうちいずれか一方の無線システムを使用するときには、アンテナ切換制御回路は、第1のアンテナ側スイッチまたは第2のアンテナ側スイッチを用いて、不使用のアンテナを短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかにしている。これにより、請求項3の発明とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態による無線通信装置としてW−CDMA方式とGSM方式の2つの無線システムを備えたデュアルモード対応の携帯無線機(携帯端末)を例に挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1ないし図6は本発明の第1の参考例による携帯無線機を示し、図において、1はベースバンド処理部で、該ベースバンド処理部1は、例えば送信時にはベースバンド信号(ディジタル信号)を用いてI信号(同相信号)とQ信号(直交信号)とを生成すると共に、受信時にはI信号とQ信号からベースバンド信号を復調する。
2はベースバンド処理部1に接続されW−CDMA側の変復調を行う第1の無線システムで、該無線システム2は、例えば送信側に設けられI信号とQ信号とを用いて第1の送信用無線信号RF1tを出力する送信部2Aと、受信側に設けられ第1の受信用無線信号RF1rからI信号とQ信号を復調する受信部2Bとによって構成されている。このとき、第1の送信用無線信号RF1tと第1の受信用無線信号RF1rとは、例えば互いに周波数帯が異なり、後述の共用器3を用いて合波、分波が可能となっている。
3は無線システム2に接続された第1の送受信分離回路としての共用器で、該共用器3は、送信部2A、受信部2Bに接続されると共に、後述のスイッチ回路8を介して第1、第2のアンテナ6,7に接続される構成となっている。そして、共用器3は、無線システム2側の送受信ポートとアンテナ6,7側の共通ポートとを備えると共に、例えば複数のフィルタからなるダイプレクサ等によって構成され、送信用無線信号RF1tと受信用無線信号RF1rとを分離している。
4はベースバンド処理部1に接続されGSM側の変復調を行う第2の無線システムで、該無線システム4は、例えば送信側に設けられI信号とQ信号とを用いて第2の送信用無線信号RF2tを出力する送信部4Aと、受信側に設けられ第2の受信用無線信号RF2rからI信号とQ信号を復調する受信部4Bとによって構成されている。このとき、第2の送信用無線信号RF2tと第2の受信用無線信号RF2rとは、例えば同じ周波数帯の信号を時分割されることによって構成され、後述の送受信切換器5を用いて送信動作、受信動作が短時間で何度も切換えられるものである。
5は無線システム4に接続された第2の送受信分離回路としての送受信切換器で、該送受信切換器5は、送信部4A、受信部4Bに接続されると共に、後述のスイッチ回路8を介して第1、第2のアンテナ6,7に接続される構成となっている。そして、送受信切換器5は、無線システム4側の送受信ポートとアンテナ6,7側の共通ポートとを備えると共に、例えばアンテナ側に対して送信部4A、受信部4Bとを選択的に接続するスイッチ等によって構成され、送信用無線信号RF2tの送信と受信用無線信号RF2rの受信とを高速に何回も切換える。
6,7は第1,第2の送信用無線信号RF1t,RF2tを外部に送信し、第1,第2の受信用無線信号RF1r,RF2rを外部から受信する第1,第2のアンテナで、該各アンテナ6,7は、例えば送信用無線信号RF1t,RF2t、受信用無線信号RF1r,RF2rのいずれに対しても共振可能(使用可能)に形成されている。そして、アンテナ6,7は、後述のスイッチ回路8を介して、第1,第2の無線システム2,4(共用器3、送受信切換器5)に接続される構成となっている。
8は共用器3、送受信切換器5とアンテナ6,7との間に設けられたスイッチ回路で、該スイッチ回路8は、後述する第1のアンテナ側スイッチ9、第1の回路側スイッチ10、第2のアンテナ側スイッチ11、第2の回路側スイッチ12、第1,第2の経路13,14等によって構成されている。そして、スイッチ回路8は、共用器3、送受信切換器5に接続されるアンテナ6,7を切換えるものである。
9,10は第1のアンテナ6と共用器3との間に直列に設けられた第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチをそれぞれ示している。ここで、アンテナ側スイッチ9は、アンテナ6に接続された共通ポートを有すると共に、第1の回路側スイッチ10と第1の経路13とにそれぞれ接続された他の2つのポートを有している。これにより、アンテナ側スイッチ9は、アンテナ6を第1の回路側スイッチ10と第1の経路13とに選択的に接続している。
一方、回路側スイッチ10は、共用器3に接続された共通ポートを有すると共に、第1のアンテナ側スイッチ9と第2の経路14とにそれぞれ接続された他の2つのポートを有している。これにより、回路側スイッチ10は、共用器3を第1のアンテナ側スイッチ9と第2の経路14とに選択的に接続している。
11,12は第2のアンテナ7と送受信切換器5との間に直列に設けられた第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチをそれぞれ示している。ここで、アンテナ側スイッチ11は、回路側スイッチ12に接続された共通ポートを有すると共に、第2のアンテナ7と第1の経路13とにそれぞれ接続された他の2つのポートを有している。これにより、アンテナ側スイッチ11は、回路側スイッチ12を第2のアンテナ7と第1の経路13とに選択的に接続している。
一方、回路側スイッチ12は、アンテナ側スイッチ11に接続された共通ポートを有すると共に、送受信切換器5と第2の経路14とにそれぞれ接続された他の2つのポートを有している。これにより、回路側スイッチ12は、アンテナ側スイッチ11を送受信切換器5と第2の経路14とに選択的に接続している。
13は第1,第2のアンテナ側スイッチ9,11の間に設けられた第1の経路で、該経路13は、第1のアンテナ側スイッチ9を用いて第1のアンテナ6に接続されると共に、第2のアンテナ側スイッチ11および第2の回路側スイッチ12を用いて送受信切換器5に接続される。これにより、第1の経路13は、第1のアンテナ6と送受信切換器5とを接続する構成となっている。
14は第1,第2の回路側スイッチ10,12の間に設けられた第2の経路で、該経路14は、第1の回路側スイッチ10を用いて共用器3に接続されると共に、第2のアンテナ側スイッチ11および第2の回路側スイッチ12を用いて第2のアンテナ7に接続される。これにより、第2の経路14は、第2のアンテナ7と共用器3とを接続する構成となっている。
15はスイッチ回路8の各スイッチ9〜12の切換えを制御するアンテナ切換制御回路で、該アンテナ切換制御回路15は、例えばベースバンド処理部1等に接続され、ベースバンド処理部1から出力されるデュアルモード、シングルモード等を選択する制御信号に基づいて、各スイッチ9〜12の切換えを制御する。そして、アンテナ切換制御回路15は、第1,第2の無線システム2,4を同時に使用するとき(デュアルモード使用時)には、図2に示すように、第1のアンテナ側スイッチ9および第1の回路側スイッチ10を用いて共用器3を第1のアンテナ6に接続すると共に、第2のアンテナ側スイッチ11および第2の回路側スイッチ12を用いて送受信切換器5を第2のアンテナ7に接続する。
また、第1の無線システム2のみを使用するとき(シングルモード使用時)には、アンテナ切換制御回路15は、無線システム2を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に選択的に接続するように各スイッチ9〜12を切換える。
即ち、第1の無線システム2を第1のアンテナ6に接続するときには、アンテナ切換制御回路15は、図3に示すように、第1のアンテナ側スイッチ9および第1の回路側スイッチ10を用いて共用器3を第1のアンテナ6に接続する。このとき、第2のアンテナ側スイッチ11および第2の回路側スイッチ12はいずれも開成状態に保持する。
一方、第1の無線システム2を第2のアンテナ7に接続するときには、アンテナ切換制御回路15は、図4に示すように、第2のアンテナ側スイッチ11を用いて第2のアンテナ7を第2の回路側スイッチ12に接続すると共に、第1,第2の回路側スイッチ10,12を第2の経路14に接続する。これにより、第2のアンテナ側スイッチ11、第2の回路側スイッチ12、第2の経路14、第1の回路側スイッチ10を介して、第2のアンテナ7は共用器3に接続される。このとき、第1のアンテナ側スイッチ9は開成状態に保持する。
同様に、第2の無線システム4のみを使用するとき(シングルモード使用時)には、アンテナ切換制御回路15は、無線システム4を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に選択的に接続するように各スイッチ9〜12を切換える。
即ち、第2の無線システム4を第2のアンテナ7に接続するときには、アンテナ切換制御回路15は、図5に示すように、第2のアンテナ側スイッチ11および第2の回路側スイッチ12を用いて送受信切換器5を第2のアンテナ7に接続する。このとき、第1のアンテナ側スイッチ9および第1の回路側スイッチ10はいずれも開成状態に保持する。
一方、第2の無線システム4を第1のアンテナ6に接続するときには、アンテナ切換制御回路15は、図6に示すように、第1,第2のアンテナ側スイッチ9,11を第1の経路13に接続すると共に、第2の回路側スイッチ12を送受信切換器5に接続する。これにより、第1のアンテナ側スイッチ9、第1の経路13、第2のアンテナ側スイッチ11、第2の回路側スイッチ12を介して、第1のアンテナ6は送受信切換器5に接続される。このとき、第1の回路側スイッチ10は開成状態に保持する。
なお、アンテナ切換制御回路15は、シングルモード使用時には、例えば第1,第2のアンテナ6,7のうち送信状態、受信状態が良好なアンテナを適宜選択する構成となっている。
参考例によるデュアルモード対応の携帯無線機は上述のように構成されるものであり、次にその作動について説明する。
まず、第1,第2の無線システム2,4を同時に使用するとき(デュアルモード使用時)には、図2に示すように、アンテナ切換制御回路15は、第1のアンテナ側スイッチ9および第1の回路側スイッチ10を用いて共用器3を第1のアンテナ6に接続すると共に、第2のアンテナ側スイッチ11および第2の回路側スイッチ12を用いて送受信切換器5を第2のアンテナ7に接続する。
これにより、第1の無線システム2は、共用器3を介して第1のアンテナ6に向けて出力し、アンテナ6を用いて第1の送信用無線信号RF1tを送信する。また、アンテナ6が第1の受信用無線信号RF1rを受信したときには、第1の無線システム2には、該第1の受信用無線信号RF1rが共用器3を介して入力される。
一方、第2の無線システム4は、送受信切換器5が送信部4Aに接続したときには、第2の送信用無線信号RF2tを第2のアンテナ7に向けて出力し、アンテナ7を用いて第2の送信用無線信号RF2tを送信する。また、送受信切換器5が受信部4Bに接続したときには、第2の無線システム4には、アンテナ7から受信した第2の受信用無線信号RF2rが入力される。
次に、第1の無線システム2のみを使用するとき(シングルモード使用時)には、アンテナ切換制御回路15は、無線システム2を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に選択的に接続するように各スイッチ9〜12を切換える。
具体的には、第1の無線システム2を第1のアンテナ6に接続するときには、第1のアンテナ側スイッチ9および第1の回路側スイッチ10を用いて共用器3を第1のアンテナ6に接続する。これにより、第1の無線システム2は、第1のアンテナ6を用いて、第1の送信用無線信号RF1tを送信し、第1の受信用無線信号RF1rを受信する。
一方、第1の無線システム2を第2のアンテナ7に接続するときには、第2のアンテナ側スイッチ11、第2の回路側スイッチ12、第2の経路14、第1の回路側スイッチ10を用いて、共用器3を第2のアンテナ7に接続する。これにより、第1の無線システム2は、第2のアンテナ7を用いて、第1の送信用無線信号RF1tを送信し、第1の受信用無線信号RF1rを受信する。
次に、第2の無線システム4のみを使用するとき(シングルモード使用時)には、アンテナ切換制御回路15は、無線システム4を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に選択的に接続するように各スイッチ9〜12を切換える。
具体的には、第2の無線システム4を第2のアンテナ7に接続するときには、第2のアンテナ側スイッチ11および第2の回路側スイッチ12を用いて送受信切換器5を第2のアンテナ7に接続する。これにより、第2の無線システム4は、第2のアンテナ7を用いて、第2の送信用無線信号RF2tを送信し、第2の受信用無線信号RF2rを受信する。
一方、第2の無線システム4を第1のアンテナ6に接続するときには、第1のアンテナ側スイッチ9、第1の経路13、第2のアンテナ側スイッチ11、第2の回路側スイッチ12を用いて、送受信切換器5を第1のアンテナ6に接続する。これにより、第2の無線システム4は、第1のアンテナ6を用いて、第2の送信用無線信号RF2tを送信し、第2の受信用無線信号RF2rを受信する。
かくして、本参考例では、第1,第2のアンテナ6,7と共用器3、送受信切換器5との間にはスイッチ回路8を設けたから、第1,第2の無線システム2,4を同時に使用するときには、スイッチ回路8を用いて共用器3、送受信切換器5を互いに異なる第1,第2のアンテナ6,7にそれぞれ接続することができる。これにより、第1,第2の無線システム2,4は、別々のアンテナ6,7を用いて同時に送信、受信を行うことができる。
また、第1,第2の無線システム2,4を同時に使用するときでも、共用器3、送受信切換器5を互いに異なるアンテナ6,7に接続するから、例えば単一のアンテナに対して2つの無線システムを接続した場合のように、単一のアンテナから受信した信号を第1,第2の無線システム2,4に対して振り分ける必要がない。このため、第1,第2の無線システム2,4で用いる第1の無線信号RF1t,RF1rと第2の無線信号RF2t,RF2rとが互いに近い周波数帯であっても、第1,第2の無線システム2,4を用いて同時に受信することができる。
一方、第1の無線システム2だけ使用するときには、スイッチ回路8を用いて共用器3を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に接続することができる。また、第2の無線システム4だけ使用するときには、スイッチ回路8を用いて送受信切換器5を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に接続することができる。これにより、例えば第1,第2のアンテナ6,7のうち送信状態や受信状態のよいアンテナに対して無線システム2,4を接続することができ、各無線システム2,4に対してスイッチ回路8を用いてアンテナダイバーシチを行うことができる。
また、第1,第2の無線システム2,4には共用器3、送受信切換器5をそれぞれ接続して設けたから、第1,第2の無線システム2,4は、共用器3、送受信切換器5を用いて送信動作と受信動作とを切換えることができる。このため、第1,第2の無線システム2,4は第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方(単一のアンテナ)を用いて送信、受信を行うことができ、送信用アンテナと受信用アンテナとを区別する必要がない。この結果、無線システム2,4は例えばCDMA、TDMA等の方式に依存しなくなるから、各種の方式の無線システム2,4を用いてデュアルモード使用やシングルモード使用を行うことができる。
次に、図7は本発明による第2の参考例による携帯無線機を示し、本参考例の特徴は、第1のアンテナ側スイッチと第2の回路側スイッチとの間に第1の経路を設けると共に、第2のアンテナ側スイッチと第1の回路側スイッチとの間に第2の経路とを設ける構成としたことにある。なお、本参考例では前記第1の参考例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
21は本参考例によるスイッチ回路で、該スイッチ回路21は、第1の参考例によるスイッチ回路8とほぼ同様に、共用器3、送受信切換器5とアンテナ6,7との間に設けられている。また、スイッチ回路21は、後述する第1のアンテナ側スイッチ22、第1の回路側スイッチ23、第2のアンテナ側スイッチ24、第2の回路側スイッチ25、第1,第2の経路26,27等によって構成されている。そして、スイッチ回路21は、共用器3、送受信切換器5に接続されるアンテナ6,7を切換えるものである。
22,23は第1のアンテナ6と共用器3との間に直列に設けられた第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチをそれぞれ示している。ここで、アンテナ側スイッチ22は、アンテナ6に接続された共通ポートを有すると共に、第1の回路側スイッチ23と第1の経路26とにそれぞれ接続された他の2つのポートを有している。これにより、アンテナ側スイッチ22は、アンテナ6を第1の回路側スイッチ23と第1の経路26とに選択的に接続している。
一方、回路側スイッチ23は、共用器3に接続された共通ポートを有すると共に、第1のアンテナ側スイッチ22と第2の経路27とにそれぞれ接続された他の2つのポートを有している。これにより、回路側スイッチ23は、共用器3を第1のアンテナ側スイッチ22と第2の経路27とに選択的に接続している。
24,25は第2のアンテナ7と送受信切換器5との間に直列に設けられた第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチをそれぞれ示している。ここで、アンテナ側スイッチ24は、アンテナ7に接続された共通ポートを有すると共に、第2の回路側スイッチ25と第2の経路27とにそれぞれ接続された他の2つのポートを有している。これにより、アンテナ側スイッチ24は、アンテナ7を第2の回路側スイッチ25と第2の経路27とに選択的に接続している。
一方、回路側スイッチ25は、送受信切換器5に接続された共通ポートを有すると共に、第2のアンテナ側スイッチ24と第1の経路26とにそれぞれ接続された他の2つのポートを有している。これにより、回路側スイッチ25は、送受信切換器5を第2のアンテナ側スイッチ24と第1の経路26とに選択的に接続している。
26は第1のアンテナ側スイッチ22と第2の回路側スイッチ25との間に設けられた第1の経路で、該経路26は、第1のアンテナ側スイッチ22を用いて第1のアンテナ6に接続されると共に、第2の回路側スイッチ25を用いて送受信切換器5に接続される。これにより、第1の経路26は、第1のアンテナ6と送受信切換器5とを接続する構成となっている。
27は第2のアンテナ側スイッチ24と第1の回路側スイッチ23の間に設けられた第2の経路で、該経路27は、第2のアンテナ側スイッチ24を用いて第2のアンテナ7に接続されると共に、第1の回路側スイッチ23を用いて共用器3に接続される。これにより、第2の経路27は、第2のアンテナ7と共用器3とを接続する構成となっている。
28はスイッチ回路21の各スイッチ22〜25の切換えを制御するアンテナ切換制御回路で、該アンテナ切換制御回路28は、第1の参考例によるアンテナ切換制御回路15とほぼ同様に、例えばベースバンド処理部1等に接続され、ベースバンド処理部1から出力されるデュアルモード、シングルモード等を選択する制御信号に基づいて、各スイッチ22〜25の切換えを制御する。そして、アンテナ切換制御回路28は、第1,第2の無線システム2,4を同時に使用するとき(デュアルモード使用時)には、第1のアンテナ側スイッチ22および第1の回路側スイッチ23を用いて共用器3を第1のアンテナ6に接続すると共に、第2のアンテナ側スイッチ24および第2の回路側スイッチ25を用いて送受信切換器5を第2のアンテナ7に接続する。
また、アンテナ切換制御回路28は、デュアルモード使用時の他の接続状態として、第2のアンテナ側スイッチ24、第2の経路27および第1の回路側スイッチ23を用いて共用器3を第2のアンテナ7に接続すると共に、第1のアンテナ側スイッチ22、第1の経路26および第2の回路側スイッチ25を用いて送受信切換器5を第1のアンテナ6に接続することもできる。
一方、第1の無線システム2のみを使用するとき(シングルモード使用時)には、アンテナ切換制御回路28は、無線システム2を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に選択的に接続するように各スイッチ22〜25を切換える。
即ち、第1の無線システム2を第1のアンテナ6に接続するときには、アンテナ切換制御回路28は、第1のアンテナ側スイッチ22および第1の回路側スイッチ23を用いて共用器3を第1のアンテナ6に接続する。このとき、第2のアンテナ側スイッチ24および第2の回路側スイッチ25はいずれも開成状態に保持する。
また、第1の無線システム2を第2のアンテナ7に接続するときには、アンテナ切換制御回路28は、第2のアンテナ側スイッチ24、第1の回路側スイッチ23を第2の経路27に接続する。これにより、第2のアンテナ側スイッチ24、第2の経路27、第1の回路側スイッチ23を介して、第2のアンテナ7を共用器3に接続する。このとき、第1のアンテナ側スイッチ22および第2の回路側スイッチ25はいずれも開成状態に保持する。
同様に、第2の無線システム4のみを使用するとき(シングルモード使用時)には、アンテナ切換制御回路28は、無線システム4を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に選択的に接続するように各スイッチ22〜25を切換える。
即ち、第2の無線システム4を第2のアンテナ7に接続するときには、アンテナ切換制御回路28は、第2のアンテナ側スイッチ24および第2の回路側スイッチ25を用いて送受信切換器5を第2のアンテナ7に接続する。このとき、第1のアンテナ側スイッチ22および第1の回路側スイッチ23はいずれも開成状態に保持する。
また、第2の無線システム4を第1のアンテナ6に接続するときには、アンテナ切換制御回路28は、第1のアンテナ側スイッチ22、第2の回路側スイッチ25を第1の経路26に接続する。これにより、第1のアンテナ側スイッチ22、第1の経路26、第2の回路側スイッチ25を介して、第1のアンテナ6を送受信切換器5に接続する。このとき、第2のアンテナ側スイッチ24および第1の回路側スイッチ23はいずれも開成状態に保持する。
なお、アンテナ切換制御回路28は、シングルモード使用時には、例えば第1,第2のアンテナ6,7のうち送信状態、受信状態が良好なアンテナを適宜選択する構成となっている。
かくして、本参考例でも、第1の参考例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。特に、本参考例では、第1のアンテナ側スイッチ22と第2の回路側スイッチ25との間に第1の経路26を設け、第2のアンテナ側スイッチ24と第1の回路側スイッチ23との間に第2の経路27を設ける構成としたから、デュアルモード使用時には、共用器3を第1のアンテナ6に接続し、送受信切換器5を第2のアンテナ7に接続できるのに加え、共用器3を第2のアンテナ7に接続し、送受信切換器5を第1のアンテナ6に接続することができる。この結果、シングルモード使用時からデュアルモード使用時に移行する場合に、例えば第1の無線システム2が第2のアンテナ7に接続された状態であっても、この接続状態を維持しつつ第2の無線システム4を第1のアンテナ6に接続することができる。このため、シングルモードで使用していた一方の無線システム(例えば、第1の無線システム2)の通信状態を中断することなく、デュアルモードの使用状態に移行することができる。
また、第1の無線システム2だけ使用するときには、スイッチ回路21を用いて共用器3を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に接続することができる。同様に、第2の無線システム4だけ使用するときには、スイッチ回路21を用いて送受信切換器5を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に接続することができる。これにより、例えば第1,第2のアンテナ6,7のうち送信状態や受信状態のよいアンテナに対して無線システム2,4を接続することができ、各無線システム2,4に対してスイッチ回路21を用いてアンテナダイバーシチを行うことができる。
さらに、第1,第2の無線システム2,4を第1,第2のアンテナ6,7のいずれに接続するときでも、無線システム2,4とアンテナ6,7との間を2個のスイッチを用いて接続することができる。このため、第1の参考例のように、3個以上のスイッチを用いて無線システム2,4とアンテナ6,7との間を接続する場合に比べて、途中のスイッチの個数を減少させることができ、これらの間の伝送損失を低減することができる。
次に、図8は本発明による実施の形態による携帯無線機を示し、本実施の形態の特徴は、第1,第2の経路の途中に整合回路を設けたことにある。なお、本実施の形態では前記第1の参考例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
31は第1の経路13の途中に設けられた第1の整合回路で、該整合回路31は、第1のアンテナ6と送受信切換器5との間を整合させるものである。
32は第2の経路14の途中に設けられた第2の整合回路で、該整合回路32は、第2のアンテナ7と共用器3との間を整合させるものである。
かくして、本実施の形態でも、第1の参考例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、第1,第2の経路13,14の途中には第1,第2の整合回路31,32をそれぞれ設ける構成としたから、第1の整合回路31を用いて第1のアンテナ6と送受信切換器5との間を整合させることができ、第2の整合回路32を用いて第2のアンテナ7と共用器3との間を整合させることができる。これにより、共用器3、送受信切換器5を第1,第2のアンテナ6,7のいずれに接続したときでも、これらの間の整合性を高めることができ、損失を低減して、アンテナ効率、アンテナ利得を向上することができる。
なお、前記実施の形態では、第1の参考例による第1,第2の経路13,14の途中に第1,第2の整合回路31,32を設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第2の参考例による第1,第2の経路26,27の途中に第1,第2の整合回路を設ける構成としてもよい。
次に、図9は本発明による第参考例による携帯無線機を示し、本参考例の特徴は、第1,第2のアンテナのうち不使用のアンテナを一定のインピーダンスで終端すると共に、共用器3、送受信切換器5のうち不使用のものも一定のインピーダンスで終端する構成としたことにある。なお、本参考例では前記第1の参考例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
41は本参考例によるスイッチ回路で、該スイッチ回路41は、第1の参考例によるスイッチ回路8とほぼ同様に、共用器3、送受信切換器5とアンテナ6,7との間に設けられている。また、スイッチ回路41は、第1の参考例による第1のアンテナ側スイッチ9、第1の回路側スイッチ10、第2のアンテナ側スイッチ11、第2の回路側スイッチ12、第1,第2の経路13,14を備えると共に、後述するアンテナ終端スイッチ42,44、回路終端スイッチ43,45を備えている。そして、スイッチ回路41は、共用器3、送受信切換器5に接続されるアンテナ6,7を切換えるものである。
42は第1のアンテナ6と第1のアンテナ側スイッチ9との間に設けられた第1のアンテナ終端スイッチで、該アンテナ終端スイッチ42は、アンテナ6に対して第1,第2の無線システム2,4のいずれか一方を接続するときには、アンテナ6とアンテナ側スイッチ9との間を接続し、アンテナ6に対して無線システム2,4を両方とも接続しないときには、アンテナ6を例えばアンテナ6と同じ値のインピーダンスZ1に接続(終端)する。
43は共用器3と第1の回路側スイッチ10との間に設けられた第1の回路終端スイッチで、該回路終端スイッチ43は、共用器3をアンテナ6,7のいずれか一方に接続するときには、共用器3と回路側スイッチ10との間を接続し、共用器3をアンテナ6,7のいずれにも接続しないときには、共用器3を例えば共用器3の共通ポートと同じ値のインピーダンスZ2に接続(終端)する。
44は第2のアンテナ7と第2のアンテナ側スイッチ11との間に設けられた第2のアンテナ終端スイッチで、該アンテナ終端スイッチ44は、アンテナ7に対して第1,第2の無線システム2,4のいずれか一方を接続するときには、アンテナ側スイッチ9とアンテナ6との間を接続し、アンテナ7に対して無線システム2,4を両方とも接続しないときには、アンテナ7を例えばアンテナ7と同じ値のインピーダンスZ3に接続(終端)する。
45は送受信切換器5と第2の回路側スイッチ12との間に設けられた第2の回路終端スイッチで、該回路終端スイッチ45は、送受信切換器5をアンテナ6,7のいずれか一方に接続するときには、送受信切換器5と回路側スイッチ12との間を接続し、送受信切換器5をアンテナ6,7のいずれにも接続しないときには、送受信切換器5を例えば送受信切換器5の共通ポート(アンテナ6,7側のポート)と同じ値のインピーダンスZ4に接続(終端)する。
46はスイッチ回路41の各スイッチ9〜12、42〜45の切換えを制御するアンテナ切換制御回路で、該アンテナ切換制御回路46は、第1の参考例によるアンテナ切換制御回路15とほぼ同様に、例えばベースバンド処理部1等に接続され、ベースバンド処理部1から出力されるデュアルモード、シングルモード等を選択する制御信号に基づいて、各スイッチ9〜12、42〜45の切換えを制御する。そして、アンテナ切換制御回路46は、第1,第2の無線システム2,4を同時に使用するとき(デュアルモード使用時)には、アンテナ側スイッチ9、回路側スイッチ10、アンテナ終端スイッチ42および回路終端スイッチ43を用いて共用器3を第1のアンテナ6に接続すると共に、アンテナ側スイッチ11、回路側スイッチ12、アンテナ終端スイッチ44および回路終端スイッチ45を用いて送受信切換器5を第2のアンテナ7に接続する。
また、第1の無線システム2のみを使用するとき(シングルモード使用時)には、アンテナ切換制御回路46は、無線システム2を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に選択的に接続するように各スイッチ9〜12を切換える。このとき、回路終端スイッチ45は不使用となる無線システム4側の送受信切換器5をインピーダンスZ4に接続する。
そして、無線システム2をアンテナ6に接続したときには、アンテナ終端スイッチ44は不使用のアンテナ7をインピーダンスZ3に接続し、無線システム2をアンテナ7に接続したときには、アンテナ終端スイッチ42は不使用のアンテナ6をインピーダンスZ1に接続する。
一方、第2の無線システム4のみを使用するとき(シングルモード使用時)には、アンテナ切換制御回路46は、無線システム4を第1,第2のアンテナ6,7のいずれか一方に選択的に接続するように各スイッチ9〜12を切換える。このとき、回路終端スイッチ43は不使用となる無線システム2側の共用器3をインピーダンスZ2に接続する。
そして、無線システム4をアンテナ6に接続したときには、アンテナ終端スイッチ44は不使用のアンテナ7をインピーダンスZ3に接続し、無線システム4をアンテナ7に接続したときには、アンテナ終端スイッチ42は不使用のアンテナ6をインピーダンスZ1に接続する。
なお、アンテナ切換制御回路46は、例えばアナログ制御を行うときには、第1の参考例によるアンテナ切換制御回路15に比べて、制御線を増やすことによって対応することができる。一方、アンテナ切換制御回路46は、ディジタル制御を行うときには、bitを増やすことによって対応することができる。
かくして、本参考例でも、第1の参考例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。特に、本参考例では、第1,第2の無線システム2,4のうちいずれか一方を使用するシングルモード使用時には、スイッチ回路41はアンテナ6,7のうち不使用のものを一定のインピーダンスZ1,Z3に接続する構成としている。
このとき、第1,第2のアンテナ6,7は相互に影響し合うから、例えばアンテナ6だけを使用しているときには、不使用のアンテナ7の影響で使用中のアンテナ6の特性(例えば、利得、指向性等)が悪くなることがある。同様に、アンテナ7だけを使用しているときには、アンテナ6の影響でアンテナ7の特性が悪化することがある。
これに対し、スイッチ回路41はアンテナ6,7のうち不使用のものを一定のインピーダンスZ1,Z3に接続する。このとき、使用中のアンテナに対して最も影響が少ない状態(仮に、影響があっても動作上問題にならない状態)となるように、不使用のアンテナのインピーダンス条件(インピーダンスZ1,Z3の値)を予め調べておく。これにより、不使用のアンテナのインピーダンス条件を、使用中のアンテナに影響しないように設定することができる。
また、第1,第2の無線システム2,4のうちいずれか一方を使用するシングルモード使用時には、スイッチ回路41は共用器3、送受信切換器5のうち不使用のものを一定のインピーダンスZ2,Z4に接続する構成としている。このとき、例えば不使用の共用器3、送受信切換器5を開放状態にしたときには、当該共用器3、送受信切換器5に接続された無線システム2,4の動作が不安定になり、他の無線システム4,2等に影響を及ぼす場合がある。
これに対し、スイッチ回路41は不使用の共用器3、送受信切換器5を一定のインピーダンスZ2,Z4に接続するから、例えば使用中の無線システムに対して最も影響が少ない状態となるように、不使用の共用器3、送受信切換器5のインピーダンス条件を安定させることができる。特に、不使用の共用器3、送受信切換器5をその共通ポートと同じ値のインピーダンスZ2,Z4で終端したから、不使用の無線システム2,4を安定させることができ、使用中の無線システム4,2に対する影響を低減することができる。
なお、前記第参考例では、アンテナ側スイッチ9,11とは別個に設けたアンテナ終端スイッチ42,44を用いて不使用のアンテナ6,7をインピーダンスZ1,Z3に接続する構成とした。また、前記第参考例では、回路側スイッチ10,12とは別個に設けた回路終端スイッチ43,45を用いて不使用の共用器3、送受信切換器5をインピーダンスZ2,Z4に接続する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図10に示す第1の変形例のように、第2の参考例と同様のスイッチ回路21′を用いるときには、アンテナ側スイッチ22′,24′を用いて不使用のアンテナ6,7をインピーダンスZ1,Z3に接続し、回路側スイッチ23′,25′を用いて不使用の共用器3、送受信切換器5をインピーダンスZ2,Z4に接続する構成としてもよい。
また、前記第参考例では、アンテナ6,7と同じ値のインピーダンスZ1,Z3に対して不使用のアンテナ6,7を接続する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば各アンテナと異なる値のインピーダンスに対して不使用のアンテナを接続する構成としてよく、不使用のアンテナを短絡または開放する構成としてもよい。
また、前記第参考例では、不使用のアンテナ6,7と不使用の共用器3、送受信切換器5をいずれもインピーダンスZ1〜Z4に接続する構成としたが、例えば不使用のアンテナ6,7だけインピーダンスZ1,Z3に接続する構成としてもよく、不使用の共用器3,5だけインピーダンスZ2,Z4に接続する構成としてもよい。さらに、前記第3の参考例および第1の変形例は、本発明の実施の形態による携帯無線機に適用してもよい。
また、前記実施の形態では、無線通信装置としてW−CDMA方式とGSM方式の2つの無線システムを備えた携帯無線機を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばW−CDMA方式とPHS(Personal Handyphone System)方式の2つの無線システムを備えた無線通信装置やGSM方式とPHS方式の2つの無線システムを備えた無線通信装置に適用してもよく、他の方式の無線システムに適用してもよい。さらに、2つの無線システムは互いに異なる方式でもよく、同じ方式で周波数帯が異なるものでもよい。
さらに、前記実施の形態では、無線通信装置は2個の無線システムを備える構成としたが、例えば図11に示す第2の変形例のように3個の無線システム2,4,51、アンテナ6,7,52を備える構成としてもよい。この場合、追加された無線システム51には送受信切換器53を接続すると共に、スイッチ回路54は、例えば6個のスイッチ55〜60と6本の経路61〜66によって構成し、アンテナ切換制御回路67を用いて各スイッチ55〜60の切換えを制御する。これにより、各無線システム2,4,51(共用器3、送受信切換器5,53)は、スイッチ回路54を用いていずれのアンテナ6,7,52に対しても接続可能に構成するものである。同様に、無線通信装置は4個以上の無線システムを備える構成としてもよい。
1の参考例による携帯無線機を示すブロック図である。 デュアルモード使用時として、図1中の第1,第2の無線システムを第1,第2のアンテナにそれぞれ接続した状態を示すブロック図である。 シングルモード使用時として、図1中の第1の無線システムを第1のアンテナに接続した状態を示すブロック図である。 シングルモード使用時として、図1中の第1の無線システムを第2のアンテナに接続した状態を示すブロック図である。 シングルモード使用時として、図1中の第2の無線システムを第2のアンテナに接続した状態を示すブロック図である。 シングルモード使用時として、図1中の第2の無線システムを第1のアンテナに接続した状態を示すブロック図である。 第2の参考例による携帯無線機を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による携帯無線機を示すブロック図である。 参考例による携帯無線機を、シングルモード使用時として、第1の無線システムを第1のアンテナに接続した状態で示すブロック図である。 第1の変形例による携帯無線機を、シングルモード使用時として、第1の無線システムを第1のアンテナに接続した状態で示すブロック図である。 第2の変形例による携帯無線機を示すブロック図である。
2 第1の無線システム
3 共用器(第1の送受信分離回路)
4 第2の無線システム
5 送受信切換器(第2の送受信分離回路)
6 第1のアンテナ
7 第2のアンテナ
8,21,41,54,21′ スイッチ回路
9,22,22′ 第1のアンテナ側スイッチ
10,23,23′ 第1の回路側スイッチ
11,24,24′ 第2のアンテナ側スイッチ
12,25,25′ 第2の回路側スイッチ
13,26 第1の経路
14,27 第2の経路
15,28,46,67,28′ アンテナ切換制御回路
31 第1の整合回路
32 第2の整合回路
Z1〜Z4 インピーダンス

Claims (4)

  1. 第1の周波数帯の送信信号、受信信号を送信、受信する第1の無線システムと、
    前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯の送信信号、受信信号を送信、受信する第2の無線システムと、
    前記第1の無線システムに接続され前記第1の周波数帯の送信信号、受信信号を分離する第1の送受信分離回路と、
    前記第2の無線システムに接続され前記第2の周波数帯の送信信号、受信信号を分離する第2の送受信分離回路と、
    前記第1,第2の無線システムで使用可能な第1,第2のアンテナと、
    一端側が前記第1のアンテナに接続され、他端側が前記第1の送受信分離回路に接続されてなる直列接続された第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチと、
    一端側が前記第2のアンテナに接続され、他端側が前記第2の送受信分離回路に接続されてなる直列接続された第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチと、
    前記第1,第2のアンテナ側スイッチを接続する第1の経路と、
    前記第1,第2の回路側スイッチを接続する第2の経路と、
    前記第1の経路の途中に設けられ前記第1のアンテナと前記第2の送受信分離回路との間を整合させる第1の整合回路と、
    前記第2の経路の途中に設けられ前記第2のアンテナと前記第1の送受信分離回路との間を整合させる第2の整合回路と、
    前記第1,第2のアンテナ側スイッチおよび前記第1,第2の回路側スイッチを切換え制御するアンテナ切換制御回路とを備え、
    該アンテナ切換制御回路は、
    前記第1の回路側スイッチによって前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナ側スイッチあるいは前記第2の経路のいずれか一方と接続し、
    前記第2の回路側スイッチによって前記第2のアンテナ側スイッチを前記第2の送受信分離回路あるいは前記第2の経路のいずれか一方と接続し、
    前記第1のアンテナ側スイッチによって前記第1のアンテナを前記第1の回路側スイッチあるいは前記第1の経路のいずれか一方と接続し、
    前記第2のアンテナ側スイッチによって前記第2の回路側スイッチを前記第2のアンテナあるいは前記第1の経路のいずれか一方と接続する構成となし、
    前記第1,第2の無線システムを同時に使用するときには、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続すると共に、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続し、
    前記第1の無線システムの使用するときには、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続すると共に、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを介して前記第2の送受信分離回路と前記第2のアンテナとを接続せず、あるいは、前記第1の回路側スイッチ、前記第2の経路、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路と前記第2のアンテナとを接続する構成となし、
    前記第2の無線システムのみ使用するときには、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続すると共に、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを介して前記第1の送受信分離回路と前記第1のアンテナとを接続せず、あるいは、前記第2の回路側スイッチ、前記第2のアンテナ側スイッチ、前記第1の経路および前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路と前記第1のアンテナとを接続する構成としてなる無線通信装置。
  2. 第1の周波数帯の送信信号、受信信号を送信、受信する第1の無線システムと、
    前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯の送信信号、受信信号を送信、受信する第2の無線システムと、
    前記第1の無線システムに接続され前記第1の周波数帯の送信信号、受信信号を分離する第1の送受信分離回路と、
    前記第2の無線システムに接続され前記第2の周波数帯の送信信号、受信信号を分離する第2の送受信分離回路と、
    前記第1,第2の無線システムで使用可能な第1,第2のアンテナと、
    一端側が前記第1のアンテナに接続され、他端側が前記第1の送受信分離回路に接続されてなる直列接続された第1のアンテナ側スイッチおよび第1の回路側スイッチと、
    一端側が前記第2のアンテナに接続され、他端側が前記第2の送受信分離回路に接続されてなる直列接続された第2のアンテナ側スイッチおよび第2の回路側スイッチと、
    前記第1のアンテナ側スイッチと前記第2の回路側スイッチとを接続する第1の経路と、
    前記第2のアンテナ側スイッチと前記第1の回路側スイッチとを接続する第2の経路と、
    前記第1の経路の途中に設けられ前記第1のアンテナと前記第2の送受信分離回路との間を整合させる第1の整合回路と、
    前記第2の経路の途中に設けられ前記第2のアンテナと前記第1の送受信分離回路との間を整合させる第2の整合回路と、
    前記第1,第2のアンテナ側スイッチおよび前記第1,第2の回路側スイッチを切換え制御するアンテナ切換制御回路とを備え、
    該アンテナ切換制御回路は、
    前記第1の回路側スイッチによって前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナ側スイッチあるいは前記第2の経路のいずれか一方と接続し、
    前記第2の回路側スイッチによって前記第2の送受信分離回路を前記第2のアンテナ側スイッチあるいは前記第1の経路のいずれか一方と接続し、
    前記第1のアンテナ側スイッチによって前記第1のアンテナを前記第1の回路側スイッチあるいは前記第1の経路のいずれか一方と接続し、
    前記第2のアンテナ側スイッチによって前記第2のアンテナを前記第2の回路側スイッチあるいは前記第2の経路のいずれか一方と接続する構成となし、
    前記第1,第2の無線システムを同時に使用するときには、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続すると共に前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続し、あるいは、前記第1の回路側スイッチ、前記第2の経路および前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続すると共に、前記第2の回路側スイッチ、前記第1の経路および前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続する構成となし、
    前記第1の無線システムのみを使用するときには、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続すると共に、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを介して前記第2の送受信分離回路と前記第2のアンテナとを接続せず、あるいは、前記第1の回路側スイッチ、前記第2の経路および前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第1の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続すると共に、前記第2の回路側スイッチ、前記第1の経路および前記第1のアンテナ側スイッチを介して前記第2の送受信分離回路と前記第1のアンテナとを接続しない構成となし、
    前記第2の無線システムのみを使用するときには、前記第2の回路側スイッチおよび前記第2のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第2のアンテナに接続すると共に、前記第1の回路側スイッチおよび前記第1のアンテナ側スイッチを介して前記第1の送受信分離回路と前記第1のアンテナとを接続せず、あるいは、前記第2の回路側スイッチ、前記第1の経路および前記第1のアンテナ側スイッチを用いて前記第2の送受信分離回路を前記第1のアンテナに接続すると共に、前記第1の回路側スイッチ、前記第2の経路および前記第2のアンテナ側スイッチを介して前記第1の送受信分離回路と前記第2のアンテナとを接続しない構成としてなる無線通信装置。
  3. 前記第1のアンテナと前記第1のアンテナ側スイッチとの間に第1のアンテナ終端スイッチを設け、
    前記第2のアンテナと前記第2のアンテナ側スイッチとの間に第2のアンテナ終端スイッチを設け、
    前記第1のアンテナ終端スイッチにより、前記第1のアンテナが短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかに選択され、
    前記第2のアンテナ終端スイッチにより、前記第2のアンテナが短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかに選択される構成となし、
    前記アンテナ切換制御回路は、前記第1,第2の無線システムのうちいずれか一方の無線システムを使用するときには、当該無線システムに接続された送受信分離回路を前記第1,第2のアンテナのうちいずれか一方のアンテナに接続すると共に、前記第1のアンテナ終端スイッチまたは前記第2のアンテナ終端スイッチを用いて、残余の他方のアンテナを短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかにしてなる請求項1またはに記載の無線通信装置。
  4. 前記第1,第2のアンテナ側スイッチには、短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかを選択するスイッチ機能を設け、
    前記アンテナ切換制御回路は、前記第1,第2の無線システムのうちいずれか一方の無線システムを使用するときには、当該無線システムに接続された送受信分離回路を前記第1,第2のアンテナのうちいずれか一方のアンテナに接続すると共に、前記第1のアンテナ側スイッチまたは前記第2のアンテナ側スイッチを用いて、残余の他方のアンテナを短絡、開放または一定のインピーダンスとの接続のいずれかにしてなる請求項1またはに記載の無線通信装置。
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