JP4529360B2 - 体感装置、モーション信号の生成方法およびプログラム - Google Patents

体感装置、モーション信号の生成方法およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、映像に対応する動きを被験者に与えて擬似的な経験を体感させる体感装置および体感装置に供するモーション信号の生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、バーチャルリアリティ技術が発達し、様々な映像を被験者に見せるとともに、映像に対応する動きを被験者に与えて擬似的な経験を体感させる体感装置が開発されている。
【0003】
この種の体感装置としては、例えば、アミューズメント施設に設置されたものがある。この体感装置は、被験者を搭乗させる搭乗手段と、映像を被験者に見せるための映像表示手段(すなわち、スクリーンやディスプレイなど)と、音声を被験者に聞かせるための音声再生手段(すなわち、スピーカなど)と、映像に合わせて搭乗手段を上下左右前後に摺動させたり部分的に振動させるモーション駆動手段とを有し、被験者を搭乗手段に搭乗させて、臨場感のある映像を被験者に見せたり、音声を被験者に聞かせながら、モーション駆動手段を駆動させて搭乗手段を上下左右前後のいずれかに激しく動かしたり部分的に振動させることによって、被験者に擬似的な経験を体感させている。
【0004】
ところで、モーション駆動手段は、予め作成されたモーション信号によって駆動されるが、モーション信号は、ソフトウェア開発者がモーション駆動手段の動きとこれに対する被験者の慣性の動きとを予め想定することによって作成されるのが一般的で、作成するのに非常に工数がかかるという問題があった。また、モーション信号は、予め制作された専用の映像に基づいて作成されており、一般的なTV放送や映画、ゲームなどの映像に対応していない。そのため、体感装置は、一般的なTV放送や映画、ゲームなどの映像に対応することができないので、汎用性が低いという問題があった。
【0005】
このような問題を解決するために(すなわち、モーション信号を作成するための工数を削減するとともに、モーション信号の汎用性を高めるために)、映像から動きのある領域(以下、動き映像という)を検出する「動き映像検出手段」を設けた体感装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
特許文献1の体感装置は、例えば、動き映像の動きの方向を判定し、判定した動きに合わせて搭乗手段を上下左右前後のいずれかに動かす。具体的には、動き映像が放射状に広がっていれば、動きの方向は「前進」であると判定し、搭乗手段を前に動かす。
【0007】
このような特許文献1の体感装置は、予め作成されたモーション信号の代わりに、動き映像やその他(音声や被験者の動きなど)といった実際の測定値に基づいてモーション駆動手段を駆動させる。そのため、モーション信号を作成するためのソフトウェア開発工数を大幅に削減することが可能となる。また、特許文献1の体感装置は、予め作成されたモーション信号に依存しないので、汎用性を高めることが可能となる。
【0008】
しかしながら、このような特許文献1の体感装置に対して、単に動き映像に基づいて搭乗物のモーション駆動を制御しても臨場感のある動きは得られないとして、別の手法によってモーション駆動手段を駆動する体感装置も考えられている(例えば、特許文献2参照)。
【0009】
特許文献2の体感装置は、映像を「周辺部」,「中央部」,「下部」の3つの部分に分類し、「周辺部」→「中央部」→「下部」の優先順位でより動きが大きい部分に合わせてモーション駆動手段を駆動することにより、どのような映像が使用されても、(特許文献1の体感装置よりも)臨場感のある動きが得られるとしている。
【0010】
【特許文献1】
特開平11−153949号公報(段落13〜段落19、図1,図2)
【特許文献2】
特開2001−183968号公報(段落19〜段落54、図1〜図4)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般的なTV放送や映画などの映像は、モーション駆動手段を駆動させることを前提にして制作されていないため、カメラアングルが多様になっている。そのため、以上に述べた従来の技術は、いずれも、臨場感の乏しい動きしか得られないという課題があった。
【0012】
また、従来の技術は、映画などで鑑賞時間が長時間に及ぶ場合に、本編の最初から最後まで連続してモーション駆動手段を駆動させると被験者が疲労しやすいという課題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、この発明に係る体感装置は、映像に対応する動きを被験者に与えて擬似的な経験を体感させる体感装置において、被験者を搭乗させる搭乗手段と、映像を被験者に見せるための映像表示手段と、映像に合わせて搭乗手段を駆動させるモーション駆動手段と、映像蓄積手段と、映像加速度検出手段と、音声検出手段と、シーンデータベースと、シーン種別判定手段と、モーション駆動制御手段とを有することを特徴とする。映像蓄積手段は、所定のフレーム数以上の映像を蓄積する。映像加速度検出手段は、映像蓄積手段に蓄積された映像から、映像の加速度を検出する。音声検出手段は、映像に対応する音声を検出する。シーンデータベースは、映像のシーン種別を判定するための基準となるデータを保持する。シーン種別判定手段は、シーンデータベースに保持されたデータを参照して、映像の加速度と、音声に一致するシーン種別を判定する。モーション駆動制御手段は、映像を複数に分割し、それぞれ隣り合った領域の映像の加速度のベクトルが同じである領域の面積を算出し、各面積を比較して、面積の最も大きい領域を特定し、面積の最も大きい領域中で画素が移動する加速度または画素の輝度が変化する加速度を検出し、当該加速度とシーン種別とに対応した、モーション駆動手段を駆動するためのモーション信号を生成する。
【0014】
これにより、この発明に係る体感装置は、モーション駆動手段を駆動させることを前提にして制作されていない一般的なTV放送や映画などの映像(特に、カメラアングルが多様になっている映像)であっても、映像のシーンに応じて、臨場感のある動きを被験者に与えることができる。
【0016】
また、この発明に係る体感装置は、映像の動きに合わせてそのまま被験者に動きを与えるのではなく、被験者に動きを与えるのが効果的であると判定される場合にのみ、被験者に動きを与える。そのため、不必要なシーンで摺動/振動することがないので、被験者を疲労しにくくすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図を参照してこの発明の実施の形態を説明する。なお、各図は、この発明を理解できる程度に概略的に示してあるに過ぎない。また、各図において、共通する要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0018】
<第1の実施の形態>
この実施の形態に係る体感装置は、モーション駆動手段を駆動させることを前提にして制作されていない一般的なTV放送や映画などの映像(特に、カメラアングルが多様になっている映像)であっても、映像のシーンに応じて、臨場感のある動きを被験者に与えることを目的とする。
【0019】
また、この実施の形態に係る体感装置は、映像の動きに合わせてそのまま被験者に動きを与えるのではなく、被験者に動きを与えるのが効果的であると判定される場合にのみ、被験者に動きを与えることを目的とする。
【0020】
(体感装置の構成)
以下に、図1を用いて、体感装置の構成を説明する。
【0021】
図1に示されるように、体感装置1は、制御ユニット100と、映像表示制御手段151と、映像表示手段153と、音声再生制御手段161と、音声再生手段163と、搭乗手段171と、モーション駆動手段173とを有する。被験者200は、搭乗手段171に搭乗して、様々な映像を見ながら、映像に対応する動きが与えられることによって擬似的な経験を体感することになる。
【0022】
制御ユニット100は、映像供給手段101と、映像蓄積手段103と、映像加速度検出手段105と、音声検出手段107と、シーンデータベース109と、シーン種別判定手段111と、モーション駆動制御手段113とを備える。
【0023】
映像供給手段101は、例えばTVチューナーや各種の記録媒体読取装置などであり、TV放送や各種の映像記録媒体(例えば、ビデオテープや、デジタルバーサタイルディスク(DVD)など)から映像信号と音声信号を取得して、後続の手段(ここでは、映像蓄積手段103と音声検出手段107など)に供給する部位である。なお、映像供給手段101は、体感装置1の外部に配置することも可能である。映像蓄積手段103は、映像供給手段101から供給された映像信号を所定のフレーム数(少なくとも3フレーム)以上ずつ蓄積する部位である。映像加速度検出手段105は、映像蓄積手段103で蓄積された映像から、映像の加速度を検出する部位である。なお、映像の加速度については、後述の「体感装置の動作」の項におけるS103で詳述する。音声検出手段107は、映像供給手段101から供給された音声信号を検出する部位である。シーンデータベース109は、映像のシーン種別(すなわち、映像がどんな種類のシーンであるか)を判定するための基準となるテーブルデータ(以下、シーン判定用のテーブルデータという)やモーション信号を生成するための基準となるテーブルデータ(以下、モーション信号生成用のテーブルデータという)を保持する部位である。シーン種別判定手段111は、映像供給手段101から供給された映像をシーンデータベース109に保持されたシーン判定用のテーブルデータと比較して、映像のシーン種別を判定する(すなわち、映像がどんなシーンであるかを判定する)部位である。モーション駆動制御手段113は、映像加速度検出手段105からの信号とシーン種別判定手段111からの信号に基づいて、モーション駆動手段173を駆動させるためのモーション信号を生成する部位である。
【0024】
映像表示制御手段151は、映像を、スクリーンやディスプレイなどの映像表示手段153に表示させるための制御装置(例えば、プロジェクタや電子ビーム照射装置など)である。
【0025】
音声再生制御手段161は、音声信号を、スピーカなどの音声再生手段163に送るための制御装置(例えば、アンプやサラウンド装置など)である。
【0026】
搭乗手段171は、被験者200を座らせる椅子である。
【0027】
モーション駆動手段173は、被験者200に、激しい動きや部分的な振動を与えるための駆動機構である。モーション駆動手段173は、搭乗手段171を上下左右前後に摺動させたり、搭乗手段171を三次元空間における任意の方向に回転させたり、搭乗手段171を部分的に振動させるように、複数の駆動部からなる。なお、モーション駆動手段173は、これら摺動、回転、振動などの動作を、任意の組み合わせで同時に行うこともできる。
【0028】
(体感装置の動作)
以下に、体感装置1の動作を説明する。まず、図2〜図4を用いて、この発明に係る制御ユニット100の動作を説明し、次に、図5〜図8を用いて、モーション駆動制御手段113の詳細な動作を説明する。なお、図2は制御ユニットの動作を示すフローチャートで、図3は各領域の動きベクトルの一例を示す図で、図4はシーン判定用のテーブルデータの一例を示す図である。図5はモーション駆動制御手段の詳細な動作を示すフローチャートで、図6は映像の領域分割と加速度ベクトルの一例を示す図で、図7はモーション信号生成用のテーブルデータの一例を示す図で、図8はモーション駆動手段の制御用テーブルデータの一例を示す図である。
【0029】
(制御ユニットの動作)
図2に示されるように、ステップ(以下、Sという)101で、制御ユニット100の映像蓄積手段103は、映像供給手段101から映像信号を取り込み、映像信号を所定のフレーム数(少なくとも3フレーム)以上ずつ蓄積する。なお、ここで、蓄積するフレーム数を少なくとも3フレーム以上ずつとするのは、S103において、映像加速度検出手段105が映像の加速度を検出できるようにするためである。
【0030】
次に、S103で、制御ユニット100の映像加速度検出手段105は、映像蓄積手段103に蓄積された映像から、映像の加速度を検出する。これは、例えば、図3に示されるように、映像を複数の領域に分割し、各々の領域で画素ごとの輝度の移動ベクトル(すなわち、輝度の移動量と方向)を検出し、これを領域内で平均化して各領域の動きベクトルとして抽出する。これを所定のフレーム数以上(少なくとも3フレーム以上)にわたって行い、各領域の動きベクトルの変化量から映像の加速度を検出する。なお、図3は、映像を複数の領域に分割し、その中の2つの領域301,303を例にして示したものである。2つの領域301,303中、細い矢印は画素ごとの輝度の移動ベクトルを示し、太い白抜きの矢印は各領域の動きベクトルを示している。なお、太い白抜きの矢印の始点は細い矢印(すなわち、画素ごとの輝度の移動ベクトル)全体の重心点となる。
【0031】
次に、S105で、制御ユニット100の音声検出手段107は、映像供給手段101から音声信号を取り込み、音声再生手段163で再生すべき音声を検出する。
【0032】
次に、S107で、制御ユニット100のシーン種別判定手段111は、S103とS105の検出結果から、映像のシーン種別(すなわち、映像がどんな種類のシーンであるか)を判定する。これは、以下のようにして行われる。すなわち、予め、シーンデータベース109には、前述のシーン判定用のテーブルデータが保持されている。シーン判定用のテーブルデータは、例えば、図4に示されるように、映像における「フレームの方向・角度の変化」のパラメータと、映像における「人物・物体の動きの変化」のパラメータと、音声における「大きさ」のパラメータと、音声における「テンポ」のパラメータと、シーン種別を特定するコード(以下、シーン種別コードという)とをリンク付けている。シーン種別判定手段111は、映像加速度検出手段105によって検出された映像の加速度に関する情報(以下、映像加速度情報という)と音声検出手段107によって検出された音声に関する情報(以下、音声情報という)とから、シーンデータベース109に保持されたシーン判定用のテーブルデータを参照して、映像加速度情報と音声情報に一致するシーン種別を特定する。このようにして映像のシーンを判定する。
【0033】
例えば、シーンが車状の乗り物からの視点である場合、映像は、放射状に広がり、かつ連続して左右に繰り返し加速する。また、このとき、音声は、一定レベル以上で、騒音状のエンジン音が続く。シーン種別判定手段111は、このような条件に該当するシーン種別コードを特定することによって、シーンを車状の乗り物からの視点であると判定する。
【0034】
また、シーンがジェットコースター状の乗り物からの視点である場合、映像は、放射状に広がり、かつ連続して左右に繰り返し加速するのに加えて、上下にも加速する。また、このとき、音声は、一定レベル以上で、騒音状のエンジン音が続く。シーン種別判定手段111は、このような条件に該当するシーン種別コードを特定することによって、シーンをジェットコースター状の乗り物からの視点であると判定する。
【0035】
さらに、シーンが第三者からの視点である場合、映像は、画面全体の動きが少ない。シーン種別判定手段111は、このような条件に該当するシーン種別コードを特定することによって、シーンを、被験者200からの視点ではなく、第三者からの視点であると判定する。
【0036】
シーン種別判定手段111は、このようにしてシーンを判定する。
【0037】
次に、S109で、制御ユニット100のモーション駆動制御手段113は、S107の判定結果に基づいてモーション信号を生成する。
【0038】
次に、S111で、モーション駆動制御手段113は、モーション信号をモーション駆動手段173に出力して、モーション駆動手段173を駆動する。
【0039】
なお、S109とS111におけるモーション駆動制御手段113の動作については、後述の「モーション駆動制御手段の動作」の項で詳述する。
【0040】
(モーション駆動制御手段の動作)
以下に、モーション駆動制御手段113の動作について説明する。なお、以下の図5におけるS151〜S163の動作は図2におけるS109の動作に相当し、S165の動作は図2におけるS111の動作に相当する。
【0041】
図2のS109において、制御ユニット100のモーション駆動制御手段113は、シーン種別判定手段111からS107の判定結果を受け取り、S107の判定結果に基づいてモーション信号を生成する。
【0042】
このとき、モーション駆動制御手段113は、図5のS151に示されるように、シーン種別判定手段111から受け取ったS107の判定結果に基づいて、当事者(被験者200)の視点であるか否かを判定する。ここで、モーション駆動制御手段113が当事者(被験者200)の視点であると判定したら、動作はS153に移行する。また、モーション駆動制御手段113が当事者(被験者200)の視点でないと判定したら、動作はS163に移行する。
【0043】
S153において、モーション駆動制御手段113は、映像がモーション駆動に効果的なシーンか否かを判定する。ここで、モーション駆動制御手段113が、映像がモーション駆動に効果的なシーンであると判定した場合は、動作はS155に移行し、映像がモーション駆動に効果的でないシーンであると判定した場合は、動作はS163に移行する。
【0044】
S155において、モーション駆動制御手段113は、映像加速度面積を算出する。映像加速度面積とは、映像を複数に分割し、それぞれ隣り合った領域の加速度ベクトルが同じである領域の面積である。映像加速度面積は、例えば、図6に示されるように、映像が4つの方向に放射状に広がっている場合、4種類のハッチングで示す領域401,403,405,407のそれぞれの面積である。
【0045】
S157において、モーション駆動制御手段113は、各映像加速度面積(例えば、図6に示される例においては、4つの映像加速度面積)を比較する。
【0046】
S159において、モーション駆動制御手段113は、以下のようにしてモーション信号を生成する。すなわち、モーション駆動制御手段113は、映像加速度面積の最も大きい領域(図6の例では領域401)を特定し、映像加速度面積の最も大きい領域中で画素が移動する加速度または画素の輝度が変化する加速度を検出する。そして、モーション駆動制御手段113は、例えば、図7に示されるような、シーンデータベース109に保持されたモーション信号生成用のテーブルデータを参照して、図2のS107の判定結果であるシーン種別と、映像加速度面積の最も大きい領域中で画素が移動する加速度または画素の輝度が変化する加速度とに対応するモーション信号を特定する。なお、図7に示されたモーション信号生成用のテーブルデータは、「シーン種別コード」と、所定の閾値で「大」、「中、「小」の3つの区分に分けた「加速度(ここでは、領域中で画素が移動する加速度または画素の輝度が変化する加速度)」のパラメータと、「モーション信号」とをリンク付けている。モーション駆動制御手段113は、このようなモーション信号生成用のテーブルデータを参照してモーション信号を特定し、該当するモーション信号を生成する。
【0047】
モーション信号は、例えば、図8に示されるモーション駆動手段173の制御用テーブルデータによって、モーション駆動手段173の各駆動部(図8に示される例では駆動部1〜6)の駆動量とリンク付けられる。なお、図8に示される例では、駆動量が1〜4の4段階で示されている。ここでは、「1」が「強」、「2」が「やや強」、「3」が「やや弱」、「4」が「弱」を示すものとする。
【0048】
S161において、モーション駆動制御手段113は、S159で生成したモーション信号がモーション駆動手段173の駆動限界内か否かを判定する。ここで、モーション駆動制御手段113が、S159で生成したモーション信号がモーション駆動手段173の駆動限界内であると判定した場合は、動作はS165に移行し、S159で生成したモーション信号がモーション駆動手段173の駆動限界に達すると判定した場合は、動作はS163に移行する。
【0049】
S163において、モーション駆動制御手段113は、モーション駆動手段173の駆動限界となる量に相当するモーション信号を生成する。
【0050】
S165において、モーション駆動制御手段113は、S159またはS163で生成したモーション信号をモーション駆動手段173に出力する。
【0051】
以上説明したこの実施の形態に係る体感装置は、モーション駆動手段を駆動させることを前提にして制作されていない一般的なTV放送や映画などの映像(特に、カメラアングルが多様になっている映像)であっても、映像のシーンに応じて、臨場感のある動きを被験者に与えることができる。
【0052】
また、この実施の形態に係る体感装置は、映像の動きに合わせてそのまま被験者に動きを与えるのではなく、被験者に動きを与えるのが効果的であると判定される場合にのみ、被験者に動きを与える。そのため、不必要なシーンで摺動/振動することがないので、被験者を疲労しにくくすることができる。
【0053】
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態は、モーション駆動制御手段113が、映像がモーション駆動に効果的なシーンか否かを判定している(図5のS153参照)。これに対して、この実施の形態は、モーション駆動手段173の駆動の有無をモーション駆動手段の制御用テーブルデータに予めリンク付けさせ、このモーション駆動手段の制御用テーブルデータを用いてモーション駆動手段173を制御するようにしたものである。
【0054】
以下、図9を用いて、第2の実施の形態を説明する。なお、図9はモーション駆動手段の制御用テーブルデータの一例を示す図である。
【0055】
図2のS109において、制御ユニット100のモーション駆動制御手段113は、シーン種別判定手段111からS107の判定結果であるシーン種別コードを受け取る。
【0056】
シーン種別コードは、例えば、図9に示されるモーション駆動手段173の制御用テーブルデータによって、モーション駆動手段173の駆動の有無や、モーション駆動手段173の各駆動部(図9に示される例では駆動部1〜6)の駆動量とリンク付けられる。なお、図9に示される例では、モーション駆動手段173の駆動の有無がON/OFFで示されている。ここでは、「ON」が「駆動有り」を示し、「OFF」が「駆動無し」を示すものとする。また、図9に示される例では、駆動量が1〜4の4段階で示されている。ここでは、「1」が「強」、「2」が「やや強」、「3」が「やや弱」、「4」が「弱」、「−」は「駆動せず」を示すものとする。
【0057】
モーション駆動制御手段113は、シーン種別判定手段111から受け取ったシーン種別コードと図9に示されるテーブルデータとを参照して、各駆動部(図9に示される例では駆動部1〜6)の駆動量を特定し、特定した駆動量に基づいてモーション駆動手段173を制御する。
【0058】
以上説明したこの実施の形態に係る体感装置1は、モーション駆動制御手段113がモーション駆動に効果的なシーンか否かを判定する必要がないので、映像供給手段101が映像を供給してからモーション駆動手段173が駆動されるまでの時間を短縮することができる。
【0059】
<付記>
この発明は上記の実施の形態に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の応用及び変形が考えられる。
【0060】
例えば、各種の信号やテーブルデータの形態は、任意に変更することが可能である。
【0061】
また、第1の実施の形態におけるS103とS107を逆にすることも可能である。
【0062】
また、第1と第2の実施の形態では、映像加速度検出手段105は、画素の輝度の移動量から映像の加速度を検出するものとしたが、映像の元データがMPEGなどの方式で圧縮されている場合、動きベクトルデータが映像データ中に予め埋め込まれているため、映像データに埋め込まれた動きベクトルを利用するようにしてもよい。この場合、動きベクトルを算出する必要がないので、モーション駆動制御を短時間で行うことができる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したこの発明には、次の効果がある。
【0064】
すなわち、この発明に係る体感装置は、モーション駆動手段を駆動させることを前提にして制作されていない一般的なTV放送や映画などの映像(特に、カメラアングルが多様になっている映像)であっても、映像のシーンに応じて、臨場感のある動きを被験者に与えることができる。
【0065】
また、他の発明に係る体感装置は、映像の動きに合わせてそのまま被験者に動きを与えるのではなく、被験者に動きを与えるのが効果的であると判定される場合にのみ、被験者に動きを与える。そのため、不必要なシーンで摺動/振動することがないので、被験者を疲労しにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】体感装置の構成を示す図である。
【図2】制御ユニットの動作を示すフローチャートである。
【図3】各領域の動きベクトルの一例を示す図である。
【図4】シーン判定用のテーブルデータの一例を示す図である。
【図5】モーション駆動制御手段の詳細な動作を示すフローチャートである。
【図6】映像の領域分割と加速度ベクトルの一例を示す図で
【図7】モーション信号生成用のテーブルデータの一例を示す図である。
【図8】モーション駆動手段の制御用テーブルデータの一例を示す図である。
【図9】モーション駆動手段の制御用テーブルデータの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 体感装置
100 制御ユニット
101 映像供給手段
103 映像蓄積手段
105 映像加速度検出手段
107 音声検出手段
109 シーンデータベース
111 シーン種別判定手段
113 モーション駆動制御手段
151 映像表示制御手段
153 映像表示手段
161 音声再生制御手段
163 音声再生手段
171 搭乗手段
173 モーション駆動手段
200 被験者

Claims (8)

  1. 映像に対応する動きを被験者に与えて擬似的な経験を体感させる体感装置において、
    被験者を搭乗させる搭乗手段と、
    映像を前記被験者に見せるための映像表示手段と、
    前記映像に合わせて前記搭乗手段を駆動させるモーション駆動手段と、
    所定のフレーム数以上の映像を蓄積する映像蓄積手段と、
    前記映像蓄積手段に蓄積された映像から、映像の加速度を検出する映像加速度検出手段と、
    映像に対応する音声を検出する音声検出手段と、
    映像のシーン種別を判定するための基準となるデータを保持するシーンデータベースと、
    前記シーンデータベースに保持されたデータを参照して、前記映像の加速度と、前記音声に一致するシーン種別を判定するシーン種別判定手段と、
    映像を複数に分割し、それぞれ隣り合った領域の前記映像の加速度のベクトルが同じである領域の面積を算出し、各面積を比較して、面積の最も大きい領域を特定し、面積の最も大きい領域中で画素が移動する加速度または画素の輝度が変化する加速度を検出し、当該加速度と前記シーン種別とに対応したモーション信号であって、前記モーション駆動手段を駆動するための当該モーション信号を生成するモーション駆動制御手段と
    有することを特徴とする体感装置。
  2. 前記映像の加速度は、映像を複数の領域に分割し、各々の領域で画素ごとの輝度の移動ベクトルを検出し、領域ごとに平均化して動きベクトルとして抽出し、所定のフレーム以上にわたって抽出された動きベクトルの変化量から検出して得られた加速度であることを特徴とする請求項1に記載の体感装置。
  3. 前記モーション駆動制御手段は、前記シーン種別判定手段によって判定された映像のシーン種別に応じて、前記被験者に動きを与えるのが効果的であると判定される場合にのみ、前記モーション駆動手段を駆動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の体感装置。
  4. 前記モーション駆動制御手段は、前記シーン種別を特定するコード前記モーション駆動手段の駆動の有無及び駆動量とをリンク付けたテーブルデータを用いて、前記シーン種別判定手段によって判定されたシーン種別に応じて、前記モーション駆動手段の駆動量を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の体感装置。
  5. 被験者を搭乗させる搭乗手段と、映像を被験者に見せるための映像表示手段と、前記映像に合わせて前記搭乗手段を駆動させるモーション駆動手段とを備え、映像に対応する動きを被験者に与えて擬似的な経験を体感させる体感装置の、前記モーション駆動手段を駆動するためのモーション信号の生成方法であって、
    前記体感装置が備える映像蓄積手段が行う、所定のフレーム数以上の映像を蓄積する工程と、
    前記体感装置が備える映像加速度検出手段が行う、前記映像蓄積手段が蓄積した映像から、映像の加速度を検出する工程と、
    前記体感装置が備える音声検出手段が行う、映像に対応する音声を検出する工程と、
    前記体感装置が備えるシーン種別判定手段が行う工程であって、シーンデータベースに保持されたデータを参照して、前記映像の加速度と、前記音声に一致するシーン種別を判定する工程と、
    前記体感装置が備えるモーション駆動制御手段が行う、前記モーション駆動手段を駆動するためのモーション信号を生成する工程と
    を備え、
    前記モーション信号を生成する工程は、さらに、
    映像を複数に分割し、それぞれ隣り合った領域の前記映像の加速度ベクトルが同じである領域の面積を算出する工程と
    各面積を比較して面積の最も大きい領域を特定する工程と
    面積の最も大きい領域中で画素が移動する加速度または画素の輝度が変化する加速度を検出し、検出された前記加速度とシーン種別とに対応するモーション信号を特定する工程と
    を有することを特徴とするモーション信号の生成方法。
  6. 前記モーション信号を生成する工程では、シーン種別に応じて、被験者に動きを与えるのが効果的であると判定される場合にのみ、前記搭乗手段を駆動させるモーション信号を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載のモーション信号の生成方法。
  7. 前記モーション信号を生成する工程では、前記シーン種別を特定するコードと、前記モーション駆動手段の駆動の有無及び駆動量とをリンク付けたテーブルデータを用いて、前記シーン種別判定手段によって判定されたシーン種別に応じて、前記駆動量を特定する
    ことを特徴とする請求項5に記載のモーション信号の生成方法。
  8. コンピュータにより、請求項1〜のいずれか1項に記載の体感装置を実現するためのプログラム。
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