JP4529033B2 - 低域濾過の方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一種の低域濾過の方法に関するもので、特にハードウェアによって実現し画像ノイズを消去する一種の低域濾過の方法を提供する。
画像の科学技術の進歩に従い、デジタルカメラやデジタルビデオカメラは広く一般大衆に使用されるようになった。一般に言えば、これらのデジタル画像製品は、電荷結合素子(Charge Coupled Device: CCD)や金属酸化膜半導体(Complementary Metal Oxide Semiconductor: CMOS)イメージセンサによって外部光源の強弱を感知して画像を読み取っている。
詳細すると、これらのイメージセンサは、アレイ配列による多くの画素(Pixels)を含み、各画素は対応する原色光(赤や緑や青)の強度を電圧に変換した後、特定の画素値によって表示する。これらのアレイの画素値を画像表示ユニットに出力することにより、読み取った画像を映し出すことが可能となる。
しかしながら、光源強度を画素値に変換する過程はアナログ変換であり、加えて、多くの掌握できない要因(例えばレンズ前の塵粒子やパルス信号等)がある故、画素が変換した画素値と元々の画像中の光源強度の差が開きすぎる可能性もあり、これらの誤った画素値は即ちノイズと呼ばれている。
よって、イメージセンサは外部の画像をアレイの画素値に変換した後、通常は、デジタルイメージ製品内のハードウェア機器(ローパスフィルタlow pass filter)で画素値に対して直接、低域濾過を行いノイズを初期濾過している。
図1は、公知の平均数値だけで低域濾過を行った図である。画素アレイ中の9個(3×3)画素だけを描写している。参照とする図1においてこの9個の画素P11〜P13、P21〜P23、P31〜P33はそれぞれ、対応する画素値d11〜d13、d21〜d23、d31〜d33を有する。その内の画素値d11=11、d12=12、d13=13、d21=14、d22=900、d23=16、d31=17、d32=18、d33=19であり、画素P22の画素値d22はノイズで、画素値は全て0〜1023間の整数値である。
公知技術によると、ノイズの濾過方法は、画素P22を取り囲む8つの画素P11〜P13、P21、P23、P31〜P33の画素値及び画素P22自身の画素値を平均し画素P22の原画素値d22と置き換えるだけである。即ち、画素値d11〜d13、d21〜d23、d31〜d33を加えて9で割った後、最も近い整数値を取り画素P22の新画素値d22’とし、原ノイズの画素値d22と置き換えて、濾過効果を達成する。数値の平均は次の通り表される。
Figure 0004529033
公知技術は平均する方法でノイズ濾過を試みてはいるが、濾過の過程においてやはり含まれるノイズも共に平均し画素P22の新画素値d22’は依然として正常値から一定差をもって偏移する(画素P22の正常画素値は15である)。この他、公知技術は画像中の全ての画素に対し(この画素の画素値がノイズであるかに関わらず)、平均数値の演算を全て行い、よって一部画素の画素値は変動が大きすぎ、並びに、画像画面、特にエッジ境界の画素エリアを不鮮明にする。
図2は前述の別の画素に対して低域濾過の方法を行った図である。参照とする図2は、画素P22の画素値d22=15でノイズではなく、画素P22はエッジ境界エリアに位置する。前述の数値平均方法に基づき、次の通り画素P22の新画素値d22’=114を求める。
Figure 0004529033
画素P22の新画素値d22’と原画素値d22との差が大き過ぎる故、画面エッジ箇所が不鮮明またはエイリアシングを起こす。
公知技術において特許文献1及び特許文献2のノイズ濾過の方法を提出している。しかしながらその方法は複雑過ぎて計算と判断方式もまた面倒で長すぎる。もしハードウェアによって該計算方式を直接実現できるなら、ハードウェアの製作コストが大幅にアップする為、ソフトウェアによって画像色彩後端の境界を処理しているのがほとんどである。
米国特許第6041145号 米国特許第6947178号
前記課題に鑑み、本発明の目的は、効果的に画像中のノイズを消去し、画面の不鮮明を回避することができる一種の低域濾過の方法を提供することにある。また、本発明の低域濾過の方法の演算及び判断は全て公知技術に対して簡単である故、直接ハードウェアにて実現が可能である。
前記または別の目的を達成する為、本発明は、ハードウェアによって実現し画像ノイズを消去するのに適用する一種の低域濾過の方法を提供する。該低域濾過の方法は、一つの未決定画素(undetermined pixel)及び多数の関連画素(associated pixel)を決定し、未決定画素は一つの未決定画素値を有し且つこれらの関連画素はそれぞれ対応する関連画素値を有する。関連画素の関連画素値と未決定画素の未決定画素値の絶対差値が臨界値(critical value)より小さいかどうかを各々判断し、関連画素を平均画素として設定する。前記の臨界値は、最大画素値から未決定画素値を引いた後ゲイン(gain)値を掛け更にオフセット(offset)値を加えたものである。もし何れの関連画素をも平均画素として設定していないなら、これらの関連画素の関連画素値を平均し未決定画素の未決定画素値と置き換える(replace)。並びに、もし最低一つの関連画素を平均画素として設定したなら、これらの平均画素の関連画素値と未決定画素の未決定画素値を平均し未決定画素の未決定画素値と置き換える。
本発明の一実施例において、前記の関連画素は未決定画素を取り囲む8つの画素である。また、ゲイン値は例えば1/16で、オフセット値は例えば20であり、最大画素値は1023である。また、未決定画素値と関連画素値は0〜1023間の整数である。
本発明の一実施例において、前記の関連画素は未決定画素を取り囲む8つの画素の他、更に該未決定画素から画素一つの間隔を空けた4つの画素を含む。
本発明の一実施例において、前記の未決定画素と関連画素は5×5のエリアを形成し、且つ未決定画素はエリア中央に位置する。
請求項1の発明は、低域濾過の方法は、ハードウェアによって実現し画像ノイズを消去するのに適用するものであり、該低域濾過の方法において、
一つの未決定画素及び多数の関連画素を決定し、該未決定画素は一つの未決定画素値を有し且つこれらの関連画素はそれぞれに対応する関連画素値を有し、
該関連画素の該関連画素値と該未決定画素の該未決定画素値の絶対差値が臨界値より小さいかどうかを各々判断し、該関連画素を平均画素として設定し、前記の該臨界値は、最大画素値から未決定画素値を引いた後ゲイン値を掛け更にオフセット値を加えたものであり、
もし何れの関連画素をも該平均画素として設定していないなら、これらの関連画素の関連画素値を平均し該未決定画素の該未決定画素値と置き換え、
もし最低一つの関連画素を平均画素として設定したなら、これらの平均画素の関連画素値と該未決定画素の該未決定画素値を平均し該未決定画素の該未決定画素値と置き換えることを特徴とする低域濾過の方法としている。
請求項2の発明は、前記の関連画素は該未決定画素を取り囲む8個の画素であることを特徴とする請求項1記載の低域濾過の方法としている。
請求項3の発明は、前記のゲイン値は1/16であり該オフセット値は20であることを特徴とする請求項2記載の低域濾過の方法としている。
請求項4の発明は、前記の最大画素値は1023で、また、該未決定画素値とそれら関連画素値は0〜1023間の整数であることを特徴とする請求項2記載の低域濾過の方法としている。
請求項5の発明は、前記の関連画素は更に、該未決定画素から画素ひとつの間隔を空けた4つの画素を含むことを特徴とする請求項2記載の低域濾過の方法としている。
請求項6の発明は、前記の未決定画素とそれら関連画素は5×5のエリアを形成し、且つ該未決定画素はエリア中央に位置することを特徴とする請求項1記載の低域濾過の方法としている。
請求項7の発明は、低域濾過の方法は、ハードウェアによって実現し画像ノイズを消去するのに適用するものであり、該低域濾過の方法において、
一つの未決定画素と多数の第一関連画素と多数の第二関連画素を決定し、しかも該未決定画素は一つの未決定画素値を有し、並びにそれら第一関連画素はそれぞれ対応する第一関連画素値を有し、またそれら第二関連画素はそれぞれ対応する第二関連画素値を有し、
該第一関連画素の該第一関連画素値と該未決定画素の該未決定画素値の絶対差値が第一臨界値より小さいかどうかを各々判断し、該第一関連画素を平均画素として設定し、前記の第一臨界値は、最大画素値から該未決定画素値を引いた後、第一ゲイン値を掛け更に第一オフセット値を加えたものであり、
該第二関連画素の該第二関連画素値と該未決定画素の該未決定画素値の絶対差値が第二臨界値より小さいかどうかを各々判断し、該第二関連画素を該平均画素として設定し、前記の第二臨界値は、最大画素値から該未決定画素値を引いた後、第二ゲイン値を掛け更に第二オフセット値を加えたものであり、
もし何れの第一関連画素または第二関連画素をも該平均画素として設定していないなら、これら第一関連画素の第一関連画素値及びこれら第二関連画素の第二関連画素値を全部平均し該未決定画素の該未決定画素値と置き換え、もし最低一つの第一関連画素または第二関連画素を平均画素として設定したなら、これらの平均画素の関連画素値と該未決定画素の該未決定画素値を平均し該未決定画素の該未決定画素値と置き換えることを特徴とする低域濾過の方法としている。
本発明の低域濾過の方法は、未決定画素と関連画素の簡単な比較対照により、未決定画素の未決定画素値がノイズであるかどうかを容易に判別し、並びにそれを濾過平均することができる。また、特定条件によって関連画素を平均画素として設定する概念によって、画像のエイリアシング問題を低下する。特に画面エッジ箇所の不鮮明を回避し、更に画面エッジ箇所の微小ノイズを効果的に消去することができる。
本発明の前記及び別の目的、特徴、長所を更にはっきりわかり易くする為に、特に良好な実施例を挙げ並びに添付図面を組み合わせて、次の通り詳細説明を行う。
図3〜図5は、本発明の一実施例に基づく低域濾過の方法の実施状態図である。説明を便利にする為に、ここでは先ず3×3合計9個の画素を例として本発明の実施方式を詳述する。その内のエリア中央に位置する画素P22は即ち未決定画素であり、画素P22を取り囲む8個の画素P11〜P13、P21、P23、P31〜P33は即ち関連画素である。よって、画素P22の画素値d22と画素P11〜P13、P21、P23、P31〜P33の画素値d11〜d13、d21、d23、d31〜d33はそれぞれ、未決定画素値と関連画素値である。
先ず参照する図3において、画素P11〜P13、P21、P23、P31〜P33(関連画素)について言えば、その画素値d11〜d13、d21、d23、d31〜d33と画素P22(未決定画素)の画素値d22に対して各々比較を行い、どの画素を平均画素として設定するかを判断し平均し、画素P22の画素値d22と置き換える。その内の画素P22の画素値d22=900は明らかにノイズである。
前記に続き、この判断方法とは、画素(関連画素)の画素値と画素P22(未決定画素)の画素値d22の絶対差値が臨界値Cより小さいかどうかを計算する方法である。その内の臨界値は、最大画素値dmaxから画素値d22(未決定画素値)を引いた後、ゲイン値Gを掛けて更にオフセット値Oを加えたものであり、詳しい数式は次の通りである。
Figure 0004529033
本実施例において、画素値は0〜1023間の整数値である故、最大画素値dmaxは即ち1023である。この他、ゲイン値Gを1/16として設定し、オフセット値Oを20として設定すると、式1の数値化は次の通りとなる。
Figure 0004529033
続いて、画素(関連画素)の画素値と画素P22(未決定画素)の画素値d22の絶対差値が臨界値Cより小さいかどうかを計算する。詳しい数式は次の通りである。
Figure 0004529033
その内、本実施例の条件は、1 ≡ i, j ≡ 3 且つ (i, j ) ≠(2,2)
画素P11(関連画素)について言えば、画素値d11と画素値d22の絶対差値は即ち、889(|11-900|)であり、889は臨界値C(27.6875)より小さくない。よって、画素P11を平均画素として設定する必要はない。前記方式を繰り返しその他の画素P12、P13、P21、P23、P31〜P33(関連画素)を判断すると、これらの画素P12、P13、P21、P23、P31〜P33の画素値d12、d13、d21、d23、d31〜d33と画素値d22の絶対差値が全て臨界値Cより小さくないことが発見される。よって、これらの画素P12、P13、P21、P23、P31〜P33は全て平均画素として設定する必要がない。
全ての画素P11〜P13、P21、P23、P31〜P33(関連画素)が全て平均画素として設定されない時、画素P22(未決定画素)の画素値d22は即ちノイズであることを示す。続いて、画素P11〜P13、P21、P23、P31〜P33の画素値を平均し画素P22の画素値d22と置き換える。即ち、次の数式に基づいて画素P22の新画素値d22’=15を求め、これによりノイズ消去効果を達成する。
Figure 0004529033
参照する図3と図1での本発明は、特異のノイズについて言えば、平均する過程において完全にノイズの影響を排除することができる(即ちノイズの画素値d22は計算に入れない)。公知技術が依然としてノイズを含む全平均方式と比較すると、本発明の低域濾過の方法は、更に効果的に正常の画素値に還元することができる。また、関連画素が平均画素として設定される状況時には、本発明の計算方式は大きく異なり、次の通り、図面を組み合わせて詳述する。
参照とする図4において、画素P22の画素値d22=15は、エッジエリアに位置するが、ノイズでは決してない。前記と同様、次の通り先ず式1を用い臨界値Cの数値化を示す。
Figure 0004529033
続いて画素P11(関連画素)の画素値d11と画素値d22の絶対差値を算出すると4(|11-15|)となる。4は臨界値C(83)より小さい故、画素P11を平均画素として設定する。前述方式を繰り返しその他の画素P12、P13、P21、P23、P31〜P33(関連画素)を判断すると、画素P13以外のこれらの画素P12、P21、P23、P31〜P33の画素値d12、d21、d23、d31〜d33と画素値d22の絶対差値は全て臨界値Cより小さいことが発見される。よって、これらの画素P12、P21、P23、P31〜P33を平均画素として設定する必要がある。
一個以上の関連画素を平均画素として設定することにより、これらの画素P11、P12、P21、P23、P31〜P33(平均画素)の画素値を画素P22の画素値と共に平均し、並びに最も近い整数を取り画素P22の画素値d22と置き換える。即ち、次の数式に基づき画素P22の新画素値d22’=15を求め、これにより画像画面の不鮮明をなくすことができる。
Figure 0004529033
参照する図4と図2において本発明は、エッジエリアの画素に対してまず、差異性過大の画素(例えば画素P13)を排除した後平均し、このようにして画像画面が低域濾過の過程において不鮮明となるのを効果的に回避することができる。また、エッジエリアの画素が多少のノイズを含む場合、本発明の方法は更にそれを排除し、画像エッジを更にシャープにし、画面の品質を更に良好にする。次に図面を組み合わせてこれを詳述する。
参照とする図5において、画素P22の画素値d22=40は、エッジエリアに位置し、近くの画素の一部が比較的大きな画素値を有する故、画素値d22を読み取る場合、若干障害となり多少ノイズが含まれる。前記に類似し、先ず式1を引用した臨界値Cの数値化は次の通りである。
Figure 0004529033
続いて、画素P11(関連画素)の画素値d11と画素値d22の絶対差値を算出すると29(|11-40|)となる。29は臨界値C(81.4375)より小さい故、画素P11を平均画素として設定する。同様に、続いて画素P12(関連画素)の画素値d12と画素値d22の絶対差値を算出すると860(|900-40|)となる。860は臨界値C(81.4375)より大きい故、画素P12を平均画素として設定する必要がない。前述方式を繰り返し、全ての関連画素を未決定画素と比較した後、最後には、画素P12、P21、P31、P32だけを平均画素として設定する。
一つ以上の関連画素を平均画素として設定する故、これらの画素P12、P21、P31、P32(平均画素)の画素値を画素P22の画素値と共に平均し、並びに最も近い整数を取り画素P22の画素値d22と置き換える。即ち、次式に基づいて画素P22の新画素値d22’=20が求められ、これにより、画像画面のエッジ箇所を更にシャープで明晰にすることが可能となる。
Figure 0004529033
このように、図5のエッジは、太い黒線等で簡単に示すことができる。ここで、本発明の低域濾過の方法は、特異点の比較的大きなノイズを濾過除去することができる他、エッジエリアの画素を微調整して画像画面の品質を高めることができる。
ここで特筆すべき点は、前記の最大画素値dmax、ゲイン値G、オフセット値Oの数値は全て例として挙げただけであり、本発明の精神はこれらのパラメータを組み合わせて簡単な演算式を成す点にあり、実際にはハードウェアで低域濾過を実施しノイズを消去することができる。また、最大画素値dmax、ゲイン値G、オフセット値Oの数値はイメージセンサの実際の解析度を組み合わせて調整を行う必要があるが、該技術の熟知者は簡単に理解できる故、ここでは詳述を省く。
該技術の熟知者に前記の説明を更にはっきり理解して頂く為に、図6に本発明の低域濾過の方法のフロー図を示し、次に、該フローを簡単に説明する。先ず、図6に示したステップS11を参照されたい。最初に、未決定画素(例えば前記の画素P22)及び多数の関連画素(例えば前記の画素P11〜P13、P21、P23、P31〜P33)を決定する。該未決定画素は未決定画素値(例えば前記の画素値d22)を有し、且つ関連画素はそれぞれ対応する関連画素値(例えば前記の画素値d11〜d13、d21、d23、d31〜d33)を有する。
前記に続いて、該未決定画素を画素アレイ中から順番に選び出した後、一つ一つそれぞれ、低域濾過の判断を行いノイズを濾過する。また、関連画素は一般に未決定画素近くの画素を選び出す。また本実施例において、関連画素は未決定画素を取り囲む8個の画素を選択する。続いて、ステップS12では、関連画素の関連画素値と未決定画素の未決定画素値の絶対差値が臨界値Cより小さいかどうかを各々判断し、関連画素を平均画素として設定する。その内の臨界値は、最大画素値dmaxから未決定画素値を引いた後ゲイン値Gを掛け更にオフセット値を加えたものである。
ここに至ったら、関連画素を平均画素として設定したかどうかを判断する必要があり、もし何れの関連画素も平均画素として設定していない場合は、ステップS13aに入る。もし最低一つの関連画素を平均画素として設定していたらステップS13bに入る。ステップS13aでは、これらの関連画素の関連画素値を平均し未決定画素の未決定画素値と置き換える。またステップS13bでは、これらの平均画素の関連画素値と未決定画素の未決定画素値を平均し、未決定画素の未決定画素値と置き換える。
その後、ステップS14に示す通り、画素アレイ中の全ての画素のスキャンを完了したかどうか判断する。もしスキャンが完了しているなら、画像中のノイズの濾過が完成しており、もしスキャンが完了していないのなら、再びステップS11に戻り本発明の低域濾過の方法を繰り返し実行してノイズを消去する。
注意すべき点は、前記の実施例中の関連画素は未決定画素の8個の画素であるが、本発明は関連画素の数量を限定するものでは決してなく、並びに関連画素に対応する未決定画素の位置も限定しない。次に添付図面を組み合わせて関連画素の配置方式を説明する。
図7〜図8は、本発明の一実施例における二種類の実施状況図である。まず参照とする図7の実施例において、未決定画素は画素P33であり、関連画素は未決定画素を取り囲む8個の画素P22〜P24、P32、P34、P42〜P44の他、更に未決定画素から画素一つの間隔を空けた4個の画素P13、P31、P35をも含む。即ち、関連画素は合計12個の画素を含み、未決定画素に対して低域濾過を行う。
この他、参照とする図8の実施例において、未決定画素はやはり画素P33であるが、関連画素と未決定画素は5×5のエリアを形成し、その内の未決定画素は、このエリア中央に位置する。即ち、これら関連画素は合計24個の画素P11〜P15、P21〜P25、P31、P32、P34、P35、P41〜P45、P51〜P55を含み、未決定画素に対して低域濾過を行う。
当然ながら、後続するステップは前述した通りであり、該技術の熟知者は前文に基づき実行できる故、ここでは詳述を省く。また、本発明は更に関連画素に対して分類を行うことが可能で、各関連画素はそれぞれ、異なるゲイン値Gとオフセット値Oによって臨界値Cを決定し、次に、図面を組み合わせて説明を行う。
図9は本発明の一実施例の低域濾過の方法に基づいた実施状況図である。参照とする図9においてエリア中央に位置する画素P33は即ち未決定画素であり、また該画素値d33が即ち未決定画素値である。画素P33を取り囲む8個の画素P22〜P24、P32、P34、P42〜P44を第一関連画素として設定し、また該画素値d22〜d24、d32、d34、d42〜d44は即ち第一関連画素値である。画素P33から画素一つの間隔を空けた4個の画素P13、P31、P35、P53は第二関連画素として設定される。また該画素値d13、d31、d35、d53は第二関連画素値である。
前述と同様に、本発明はやはり第一関連画素(または第二関連画素)の画素値と未決定画素の画素値との差異を比較し、第一関連画素(または第二関連画素)を平均画素として設定するかどうか決定し、また該判断方法は、第一関連画素の画素値と未決定画素の画素値の絶対差値が第一臨界値C1より小さいかどうかを算出し、並びに第二関連画素の画素値と未決定画素の画素値の絶対差値が第二臨界値C2より小さいかどうかを算出する。その内の第一臨界値C1は、最大画素値dmaxから未決定画素の未決定画素値d33を引いた後、第一ゲイン値G1を掛け更に第一オフセット値O1を加えたものであり、並びに第二臨界値C2は、最大画素値dmaxから未決定画素の未決定画素値d33を引いた後、第二ゲイン値G2を掛け更に第二オフセット値O2を加えたものであり、詳しい数式は次に示す通りである。
Figure 0004529033
Figure 0004529033
続いて、第一関連画素(または第二関連画素)の画素値と画素P22(未決定画素)の画素値d22の絶対差値が第一臨界値C1(または第二臨界値C2)より小さいか又は等しいかどうかを各々算出する。詳しい数式は次の通りである。
Figure 0004529033
Figure 0004529033
その内のdijは、第一関連画素値の何れか一つであり、またdlmは、第二関連画素値の何れか一つである。
前述と同様に、もし第一もしくは第二関連画素の何れかを平均画素として設定するなら、第一関連画素の第一関連画素値と第二関連画素の第二関連画素値を全部平均して未決定画素の未決定画素値と置き換え、もし最低一つの第一関連画素もしくは第二関連画素を平均画素として設定するなら、これらの平均画素の関連画素値と未決定画素の未決定画素値を平均して未決定画素の未決定画素値と置き換える。
更に、本発明は第一関連画素と第二関連画素の選択を制限するものでは決してない点を特筆する。図10を例に挙げると、第一関連画素は即ち、4個の未決定画素に隣接する画素P23、P32、P34、P43を含み、また第二関連画素は即ち、8個の画素P13、P22、P24、P31、P35、P42、P44、P53を含む。また、該技術の熟知者は、前述に基づいて関連画素を3類以上に分けることも可能であり、これもまた本発明の特許請求の範囲に含まれるものとする。
前述をまとめると、本発明の低域濾過の方法は、最低次の長所を有する。
(1)本方法の演算及び判断方式は全て公知技術に比べ簡単であり、直接ハードウェアによって低域濾過を実現し画像中のノイズを消去し、並びにエッジエリアの画像を不鮮明にしない。
(2)本発明はノイズ消去の平均過程において、ノイズデータの算出を含まず、これにより還元される画素値をより正常画素値に近くすることができる。
(3)本発明は更にエッジエリアの微小ノイズを濾過することが可能であり、画像画面のエッジ箇所をよりシャープにより明晰にして画像画面の品質を高める。
本発明は最良実施例によって前述の如き開示したが、それは本発明を限定するものでは決してなく、該技術を熟知する何れの者は、本発明の精神と範囲を離脱せずに変更や修飾を行うことが可能であり、よって本発明の保護範囲は添付の特許請求の範囲を基準とするものとする。
公知の平均数値だけで低域濾過を行った実施図である。 前述の別の画素に対して低域濾過の方法を行った実施例図である。 本発明の一実施例に基づく低域濾過の方法の実施状態図である。 本発明の一実施例に基づく低域濾過の方法の実施状態図である。 本発明の一実施例に基づく低域濾過の方法の実施状態図である。 本発明の低域濾過の方法のフロー図である。 本発明の一実施例に基づく二種類の実施状況図である。 本発明の一実施例に基づく二種類の実施状況図である。 本発明の一実施例に基づく二種類の実施状況図である。 本発明の一実施例に基づく二種類の実施状況図である。
符号の説明
P11〜P15、P21〜P25、P31〜P35、P41〜P45、P51〜P55 画素
d11〜d15、d21〜d25、d31〜d35、d41〜d45、d51〜d55 画素値
C、C1、C2 臨界値
G、G1、G2 ゲイン値
O、O1、O2 オフセット値
S11〜S14 ステップ

Claims (7)

  1. 低域濾過の方法は、ハードウェアによって実現し画像ノイズを消去するのに適用するものであり、該低域濾過の方法において、
    一つの未決定画素及び多数の関連画素を決定し、該未決定画素は一つの未決定画素値を有し且つこれらの関連画素はそれぞれに対応する関連画素値を有し、
    該関連画素の該関連画素値と該未決定画素の該未決定画素値の絶対差値が臨界値より小さいかどうかを各々判断し、該関連画素を平均画素として設定し、前記の該臨界値は、最大画素値から未決定画素値を引いた後ゲイン値を掛け更にオフセット値を加えたものであり、
    もし何れの関連画素をも該平均画素として設定していないなら、これらの関連画素の関連画素値を平均し該未決定画素の該未決定画素値と置き換え、
    もし最低一つの関連画素を平均画素として設定したなら、これらの平均画素の関連画素値と該未決定画素の該未決定画素値を平均し該未決定画素の該未決定画素値と置き換えることを特徴とする低域濾過の方法。
  2. 前記の関連画素は該未決定画素を取り囲む8個の画素であることを特徴とする請求項1記載の低域濾過の方法。
  3. 前記のゲイン値は1/16であり該オフセット値は20であることを特徴とする請求項2記載の低域濾過の方法。
  4. 前記の最大画素値は1023で、また、該未決定画素値とそれら関連画素値は0〜1023間の整数であることを特徴とする請求項2記載の低域濾過の方法。
  5. 前記の関連画素は更に、該未決定画素から画素ひとつの間隔を空けた4つの画素を含むことを特徴とする請求項2記載の低域濾過の方法。
  6. 前記の未決定画素とそれら関連画素は5×5のエリアを形成し、且つ該未決定画素はエリア中央に位置することを特徴とする請求項1記載の低域濾過の方法。
  7. 低域濾過の方法は、ハードウェアによって実現し画像ノイズを消去するのに適用するものであり、該低域濾過の方法において、
    一つの未決定画素と多数の第一関連画素と多数の第二関連画素を決定し、しかも該未決定画素は一つの未決定画素値を有し、並びにそれら第一関連画素はそれぞれ対応する第一関連画素値を有し、またそれら第二関連画素はそれぞれ対応する第二関連画素値を有し、
    該第一関連画素の該第一関連画素値と該未決定画素の該未決定画素値の絶対差値が第一臨界値より小さいかどうかを各々判断し、該第一関連画素を平均画素として設定し、前記の第一臨界値は、最大画素値から該未決定画素値を引いた後、第一ゲイン値を掛け更に第一オフセット値を加えたものであり、
    該第二関連画素の該第二関連画素値と該未決定画素の該未決定画素値の絶対差値が第二臨界値より小さいかどうかを各々判断し、該第二関連画素を該平均画素として設定し、前記の第二臨界値は、最大画素値から該未決定画素値を引いた後、第二ゲイン値を掛け更に第二オフセット値を加えたものであり、
    もし何れの第一関連画素または第二関連画素をも該平均画素として設定していないなら、これら第一関連画素の第一関連画素値及びこれら第二関連画素の第二関連画素値を全部平均し該未決定画素の該未決定画素値と置き換え、もし最低一つの第一関連画素または第二関連画素を平均画素として設定したなら、これらの平均画素の関連画素値と該未決定画素の該未決定画素値を平均し該未決定画素の該未決定画素値と置き換えることを特徴とする低域濾過の方法。
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