JP4527793B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機構を駆動するモータを制御するモータ制御装置に関し、特に、モータの温度を推定する機能を有するモータ制御装置に関する。
機構(例えば、スライド機構、昇降機構など)を駆動するモータを通電している時に、モータがロックしたような状況が発生した場合、モータに過大な電流が流れ、モータが焼損するおそれがある。モータの焼損を防止(モータを保護)するため、以下のような装置が開示されている。
例えば、特許文献1では、モータに流れるモータ電流を検出すると共に、モータの起動からの通電時間を検出し、モータ電流と通電時間によって、モータの発熱温度を推定して、推定した発熱温度に基づき、モータへの通電を規制(操作スイッチからの操作入力を許可または禁止)する駆動切替装置が開示されている。
また、特許文献2では、モータの推定温度を算出し、算出された推定温度を記憶し、通電時にモータの作動条件に応じて推定温度の温度上昇値を算出し、算出された温度上昇値を、記憶された推定温度に加算して、新たな推定温度に更新し、更新された推定温度が所定の温度を超えた場合にモータの焼損保護を行うモータ制御装置が開示されている。温度上昇値の算出では、複数の温度上昇算定式を用いて最適な温度上昇値を算出し、算出した温度上昇値のうち最も大きいものを最適な温度上昇値として選択している。
特開2003−289694号公報 特開2007−43835号公報
特許文献1、2では、通電時間、電流等に基づいてモータの温度を推定し、推定温度が予め設定された規定値(所定温度)を超えた場合に通電を規制しているが、低温環境で使用していても、高温環境で使用していても、同一の規定値を用いている。そして、規定値は、安全性を確保するために、高温環境を基準に設定されることになる。高温環境を基準に設定された規定値を低温環境で使用した場合、実際に焼損するより余力のある状況でモータへの通電が規制されてしまい、モータが本来的に有する性能を出し切れないおそれがある。
本発明の主な課題は、安全性を確保しつつ低温環境で使用した場合でもモータが本来的に有する性能を出し切れるようにすることである。
本発明の一視点においては、モータ制御装置において、モータと、前記モータを制御するとともに、前記モータの電流値と通電時間又は停止時間に基づいて前記モータの発熱温度を推定し、推定された前記発熱温度が、規制値以上となったときに前記モータに流す通電量を規制する制御部と、車両の所定の位置の温度を検出する1又は複数の温度センサと、を備え、前記制御部は、システム起動時に前記温度センサからの温度信号に基づいて前記モータの初期温度を推定するとともに、推定された前記初期温度に応じて前記規制値を決定し、前記制御部は、システム起動後の経過時間及び通電回数の一方又は両方に応じて前記規制値が低くなるように変化させることを特徴とする。
本発明によれば、推定したモータの初期温度に応じて規制値を決定、つまり、モータ21の焼損に対する余力に応じて規制値を決定することで、モータが本来的に有する性能を出し切ることができる。また、経過時間や通電回数に応じて規制値を高温側へ変化するように決定することで、モータ保護を確実に実施することができる。
本発明の実施形態に係るモータ制御装置では、モータ(図1の21)と、前記モータ(図1の21)を制御するとともに、前記モータ(図1の21)の電流値と通電時間又は停止時間に基づいて前記モータ(図1の21)の発熱温度を推定し、推定された前記発熱温度が、規制値以上となったときに前記モータ(図1の21)に流す通電量を規制する制御部(図1の30)と、車両の所定の位置の温度を検出する1又は複数の温度センサ(図1の51〜53)と、を備え、前記制御部(図1の30)は、システム起動時に前記温度センサ(図1の51〜53)からの温度信号に基づいて前記モータ(図1の21)の初期温度を推定するとともに、推定された前記初期温度に応じて前記規制値を決定し、前記制御部(図1の30)は、システム起動後の経過時間及び通電回数の一方又は両方に応じて前記規制値が低くなるように変化させることを特徴とする。
本発明の実施例1に係るモータ制御装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るモータ制御装置を適用した駆動切替装置の構成を模式的に示したブロック図である。図2は、本発明の実施例1に係るモータ制御装置によって制御されるモータを含むアクチュエータの構成を示した模式図である。図3は、本発明の実施例1に係るモータ制御装置における規定値のイメージを示した図である。
図1を参照すると、モータ制御装置は、駆動切替機構10の切替動作を行うアクチュエータ20内のモータ21を制御する装置である。モータ制御装置は、アクチュエータ20と、制御部30と、操作部40と、温度センサ51〜53と、を有する。
駆動切替機構10は、車両の駆動状態を切り替える機構である。駆動切替機構10は、アクチュエータ20の動作により、駆動状態を2輪駆動、デフロックされた4輪駆動、及び、デフロックされていない4輪駆動の3つの状態のいずれか1つに切り替えることか可能なものである。駆動切替機構10は、特許文献1に記載の駆動切替機構と同様なものを用いてもよい。
アクチュエータ20は、制御部30の制御に基づいてモータ21を駆動することにより機構22(図2の23、24、25、26A〜26Dに相当)を介して駆動切替機構10の切替動作を行う装置である(図1参照)。アクチュエータ20は、ハウジング28内において、モータ21と、出力機構23と、ロッド24と、サイクロイドギヤ25と、回転吸収機構26A〜26Dと、リミットスイッチ27と、を有する(図2参照)。
モータ21は、制御部30の制御により出力軸21Aからの回転トルクを出力する。出力機構23は、モータ21の出力軸21Aの回転トルクを軸方向(出力軸21Aの直角方向)の推力に変換して出力する機構である。ロッド24は、モータ21の回転トルクに応じた推力が出力機構23を介して伝達され、伝達された推力に応じて位置が軸方向に変位する棒状の出力部材である。サイクロイドギヤ25は、モータ21の出力軸21Aと出力機構23との間に配設され、ロッド24側(出力機構23側)から出力軸21A側へ伝達される動力によって、出力軸21Aの逆回転を禁止する逆回転禁止機構である。なお、サイクロイドギヤ25の代わりにウォームギアを用いることも可能である。回転吸収機構26A〜26Dは、サイクロイドギヤ25と出力機構23との間に配設され、モータ21が回転している時にロッド24の往復動が不能となった場合におけるモータ21の回転を吸収する機構である。リミットスイッチ27は、出力軸21Aの回転角度を検出するスイッチ(センサ)であり、回転吸収機構26A〜26Dと出力軸21Aとの間に配設され、制御部30と電気的に接続されている。
回転吸収機構26A〜26Dは、モータ側回転部材26Aと、スパイラルスプリング26Bと、出力側回転部材26Cと、プレート26Dと、を有する。モータ側回転部材26Aは、スパイラルスプリング26Bの一端に固定され、モータ21の出力軸21Aの回転力がサイクロイドギヤ25を介して入力され、入力された回転力をスパイラルスプリング26Bを介して出力側回転部材26Cに伝達する回転部材である。スパイラルスプリング26Bは、一端がモータ側回転部材26Aに固定されるとともに、他端が出力側回転部材26Cに固定され、モータ側回転部材26Aがモータ21により回転を行う回転方向に弾縮可能なスパイラル状の弾性部材である。出力側回転部材26Cは、スパイラルスプリング26Bの他端に固定されるとともに、モータ側回転部材26Aからの回転力がスパイラルスプリング26Bを介して入力され、入力された回転力を出力機構23に伝達する回転部材である。プレート26Dは、モータ側回転部材26Aと出力側回転部材26Cとの間に配設された部材である。
制御部30は、モータ21を制御するコントローラである。制御部30は、所定のプログラムに基づいて情報処理を行うコンピュータ機能を有する。制御部30は、リミットスイッチ27、及び、操作部40、と電気的に接続されており、リミットスイッチ27の状態信号と、操作部40の切替信号とが入力される。制御部30は、入力された信号に基づいて通電(モータ21を正転または逆転させる通電)制御を行い、モータ21を駆動させる。
また、制御部30は、モータ21の発熱を防止するために、モータ21に流す通電量を規制する機能(通電量規制機能)を有する。制御部30の通電量規制機能では、エンジン始動時において、温度センサ51〜53の全て又は一部から温度信号に基づいてモータ21の初期温度(エンジン始動時のモータ21の温度)を推定し、推定された初期温度に応じて規制値(例えば、極低温用、低温用、高温用の規制値)を決定し(図3の上段参照)、モータ21の電流値と通電時間又は停止時間に基づいてモータ21の発熱温度を推定し、推定された発熱温度が、決定された規制値以上となったときにモータ21に流す通電量を規制する。なお、規制値は、初期温度が高くなるにつれて段階的に低くなるように設定されている。また、制御部30の通電量規制機能では、モータ21に通電の繰り返しや、車両雰囲気温度の影響を受けてモータの温度が上昇するため、経過時間や通電回数に応じて規制値が高温側へ変化する(規制値が低くなる)ように決定し(図3の下段参照)、推定された発熱温度が、決定された規制値以上となったときにモータ21に流す通電量を規制する。なお、制御部30の詳細な構成及び動作については後述する。
操作部40は、手動で駆動状態(2輪駆動、デフロックされた4輪駆動、及び、デフロックされていない4輪駆動)を切り替えるスイッチであり、切替信号を制御部30に向けて出力する。
第1温度センサ51は、車両の外気温を検出する温度センサであり、温度信号を制御部30に向けて出力する。
第2温度センサ52は、車両におけるラジエタ(図示せず)の水温を検出する温度センサであり、温度信号を制御部30に向けて出力する。
第3温度センサ53は、アクチュエータ20の温度を検出する温度センサであり、温度信号を制御部30に向けて出力する。
なお、図1では温度センサ51〜53が3個となっているが、温度センサが1個以上(4個以上でも可)あればよい。
ECU(Engine Control Unit)60は、エンジンを制御する装置である。ECU60は、エンジン停止時から次に始動するまでの時間(ソーク時間)をカウントする機能を有し、エンジン始動時(システム起動時)にソーク時間を制御部30に提供する。
本発明の実施例1に係るモータ制御装置の動作について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施例1に係るモータ制御装置における制御部のモータ制御動作を示したフローチャートである。図5は、本発明の実施例1に係るモータ制御装置の通電・非通電のイメージを示した模式図である。なお、モータ制御装置の各構成部については、図1、図2を参照されたい。
図4を参照すると、まず、制御部30は、電源がON(イグニッションスイッチ(図示せず)がON)になると、ECU60からエンジン停止時から次に始動するまでの時間(ソーク時間)を取得する(ステップA1)。なお、制御部30は、エンジン始動直後ではモータ21が発熱していないので、操作部40の操作状態を示すフラグを操作許可としておく。
ステップA1の後、制御部30は、温度センサ51〜53から温度信号を取得する(ステップA2)。なお、温度信号の取得では、温度センサ51〜53が全て正常であれば全ての温度信号を取得し、温度センサ51〜53のいずれかが故障していれば正常な温度センサ51〜53の温度信号を取得することになる。
ステップA2の後、制御部30は、取得したソーク時間、及び温度信号(取得可能な温度信号)に応じてモータ温度推定用の関数を決定する(ステップA3)。
モータ温度推定用の関数の決定では、例えば、ソーク時間が所定値以上であればソーク状態用の関数(複数種類の関数)が選択され、ソーク時間が所定値未満であれば暖機状態用の関数(複数種類の関数)が選択され、最終的には、取得可能な温度信号に応じて、ソーク状態用又は暖機状態用の1つの関数が決定される。ソーク状態用の関数は、取得可能な温度信号に応じて、複数種類の関数がある。暖機状態用の関数も、取得可能な温度信号に応じて、複数種類の関数がある。
ステップA3の後、制御部30は、決定されたモータ温度推定用の関数に基づいてモータ21の初期温度を推定する(ステップA4)。なお、初期温度は、エンジン始動時(システム起動時)のモータ21の温度である。
ステップA4の後、ステップA18の後、又は、ステップA19の後、制御部30は、推定された初期温度と、カウントされた通電回数又は経過時間と、に基づいて、規制値を決定する(ステップA5)。例えば、規制値の初回の決定は図5の時間Aで行われ、その次の規制値の決定は図5の時間Cで行われる。なお、通電回数は、エンジン始動直後のモータを駆動していない状態では「0」である。経過時間は、エンジンを始動してからの時間である。
規制値の決定に関して、規制値の初回の決定では、推定した初期温度が、例えば、極低温(−20℃未満)の場合は極低温用の規制値を使用し、低温(−20℃〜+20℃)の場合は低温用の規制値(<極低温用の規制値)を使用し、高温(+20℃超)の場合は高温用の規制値(<極低温用の規制値)を使用するように決定する(図3の上段参照)。また、規制値の初回以外の決定では、例えば、初回に極低温用の規制値に決定した場合でも、モータ21に通電の繰り返しや、車両雰囲気温度の影響を受けてモータの温度が上昇するため、経過時間が所定時間以上となった場合、又は、通電回数が所定回数以上となった場合は、規定値を高温側へ変化する(規制値が低く抑える)ように決定する(図3の下段参照)。これにより、モータ保護を確実に実施することができる。
ステップA5の後、制御部30は、操作部40の操作があるか否か判定する(ステップA6)。この判定では、2輪駆動、デフロックされた4輪駆動、及び、デフロックされていない4輪駆動の3つの状態のいずれかの状態にあるかが判定される。操作がない場合(ステップA6のNO)、ステップA6に戻る。
操作があった場合(ステップA6のYES)、制御部30は、フラグが操作禁止になっているか否かを判定する(ステップA7)。操作禁止になっている場合(ステップA7のYES)、ステップA14に進む
操作禁止になっていない場合(ステップA7のNO)、制御部30は、操作部40の操作内容に応じてモータ21を制御し、モータ21の電流値、通電時間、停止時間を検出する(ステップA8)。なお、制御部30は、モータ21を制御している間、モータ21の起動を開始してからの経過時間をカウントする。
ステップA8の後、制御部30は、モータ21の制御状態に応じて、ロッド(図2の24)の移動が完了しているか否かを判定する(ステップA9)。ロッドの移動が完了している場合(ステップA9のYES)、ステップA13に進む。
ロッドの移動が完了していない場合(ステップA9のNO)、制御部30は、モータ21が通電中であるか否かを判定する(ステップA10)。通電中でない場合(ステップA10のNO)、ステップA17に進む。
通電中である場合(ステップA10のYES)、制御部30は、モータ21の停止時間をクリアし(0に戻し)、モータ21の通電時間をカウントする(ステップA11)。
ステップA11の後、制御部30は、検出されたモータ21の電流値と、カウントされた通電時間と、に基づいて、増加方向でモータ21の発熱温度を推定する(ステップA12)。なお、モータ21の発熱温度の推定では、予め実験的に求められた温度上昇に関する関数に電流値と通電時間を代入することで上昇係数を求め、1つ前に推定された発熱温度(初回の場合は初期温度)に上昇係数を加算することによって求められる。ステップA12の後、ステップA17に進む。尚、一定周期で電流値から上昇係数を算出するようにしてもよい。
ロッドの移動が完了している場合(ステップA9のYES)、制御部30は、モータ21の通電時間をクリア(0に戻す)する(ステップA13)。
ステップA13の後、又は、操作禁止になっている場合(ステップA7のYES)、制御部30は、モータ21を非通電(停止)にする(ステップA14)。
ステップA14の後、制御部30は、モータ21の停止時間をカウントする(ステップA15)。
ステップA15の後、制御部30は、検出されたモータ21の電流値と、カウントされた停止時間と、に基づいて、減少方向でモータ21の発熱温度を推定する(ステップA16)。なお、モータ21の発熱温度の推定では、予め実験的に求められた温度下降値を求め、1つ前に推定された発熱温度から減算することによって求められる。その後、ステップA17に進む。
通電中でない場合(ステップA10のNO)、ステップA12の後、又は、ステップA16の後、制御部30は、推定されたモータ21の発熱温度が、決定された規制値よりも小さいか否かを判定する(ステップA17)。規制値よりも小さくない場合(規制値以上の場合;ステップA17のNO)、ステップA19に進む。
規制値よりも小さい場合(ステップA17のYES)、制御部30は、フラグを操作許可にする(ステップA18)。例えば、図5のA−B間のように発熱温度が規制値よりも小さいとき、操作許可(通電許可)にする。その後、ステップA5に戻る。
規制値よりも小さくない場合(規制値以上の場合;ステップA17のNO)、制御部30は、フラグを操作禁止にする(ステップA19)。例えば、図5の時間B、Dのように発熱温度が規制値に達したときには、操作禁止(通電禁止)にする。その後、ステップA5に戻る。尚、上記実施態様では、エンジン停止時から次に始動するまでのソーク時間、及び温度信号に基づいて初期温度を推定したが、ソーク時間を考慮せず、測定した温度信号のみに基づいて初期温度を推定するようにしてもよい。
本発明によれば、推定したモータ21の初期温度に応じて規制値を決定、つまり、モータ21の焼損に対する余力に応じて規制値を決定することで、モータ21が本来的に有する性能を出し切ることができる。また、経過時間や通電回数に応じて規制値を高温側へ変化するように決定することで、モータ保護を確実に実施することができる。また、車両の温度センサ51〜53から取得する温度信号を使用することで、モータ専用の温度センサがない状況や、一部の温度センサが故障した状況でもモータ21の初期温度を推定することができるので、モータ保護を確保することができる。さらに、新たな温度センサを追加しないことも可能なため、システムのコストを削減することもできる。
本発明の実施例1に係るモータ制御装置を適用した駆動切替装置の構成を模式的に示したブロック図である。 本発明の実施例1に係るモータ制御装置によって制御されるモータを含むアクチュエータの構成を示した模式図である。 本発明の実施例1に係るモータ制御装置における規定値の決定のイメージを示した図である。 本発明の実施例1に係るモータ制御装置における制御部のモータ制御動作を示したフローチャートである。 本発明の実施例1に係るモータ制御装置の通電・非通電のイメージを示した模式図である。
符号の説明
10 駆動切替機構
20 アクチュエータ
21 モータ
21A 出力軸
22 機構
23 出力機構
24 ロッド
25 サイクロイドギヤ
26A モータ側回転部材
26B スパイラルスプリング
26C 出力側回転部材
26D プレート
27 リミットスイッチ
28 ハウジング
30 制御部
40 操作部
51 第1温度センサ
52 第2温度センサ
53 第3温度センサ
60 ECU

Claims (5)

  1. モータと、
    前記モータを制御するとともに、前記モータの電流値と通電時間又は停止時間に基づいて前記モータの発熱温度を推定し、推定された前記発熱温度が、規制値以上となったときに前記モータに流す通電量を規制する制御部と、
    車両の所定の位置の温度を検出する1又は複数の温度センサと、
    を備え、
    前記制御部は、システム起動時に前記温度センサからの温度信号に基づいて前記モータの初期温度を推定するとともに、推定された前記初期温度に応じて前記規制値を決定し、
    前記制御部は、システム起動後の経過時間及び通電回数の一方又は両方に応じて前記規制値が低くなるように変化させることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記制御部は、前記初期温度が高くなるにつれて低くなるように前記規制値を決定することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記制御部は、前記温度センサが複数ある場合に、いずれかの温度センサが故障したときに、故障していない温度センサの温度信号に基づいて前記初期温度を推定することを特徴とする請求項1又は2記載のモータ制御装置。
  4. 前記制御部は、エンジン停止時から次に始動するまでのソーク時間、及び前記温度信号に基づいて前記初期温度を推定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のモータ制御装置。
  5. 前記モータは、駆動切替機構の切替動作を行うアクチュエータに内蔵されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のモータ制御装置。
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