JP4527464B2 - 物流運搬用パレット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、角型フレキシブルコンテナーバック、紙袋又はポリエチ袋入り荷物等をフォークリフト等を用いて運搬するための物流運搬用パレットに関する。
従来のパレットは、木製・樹脂製とも本体シートが積載する荷物を支える構造となっているため、それに耐えうるシート及び骨組みの強度を必要とする。それ故、シートや骨組みを厚くする必要があった。すなわち、パレットを製造するための木材(板等)や樹脂の量も多くなるため重く扱い難いだけでなく、経済性、省資源化や廃棄を考えると環境面からも好ましいものではなかった。且つ運搬には、一般的にフォークリフト並びに人力によるハンドリフト等が用いられるため、パレットはフォークの出し入れが可能な開口穴をシート側面に有していた
従って、上記のようなパレットは、1)積載する荷物が重量物になるに比例して本体シートの強度が要求されるため本体シートの重量が増加し作業性を悪化する。2)上記1)に伴いパレットの高さも強度面から制限され一般的に積載される荷物の重量物に比例して高く(厚く)なる。そのため、荷物をコンテナ等で輸送する場合は、一般的に高さ制限があるので積載する荷物の輸送効率が低下するといった問題があった。
これらの欠点を補う目的で、熱可塑性樹脂をブロー成型してなる中空状のパレットであり、底面にフォークリフトのフォークを挿入するための凹部が形成されたパレットがある。しかしながら、中空にすることで軽量化はできるがフォークでパレットを下から支える構造であるため、強度を持たせる必要があり、厚みを薄くするには限界があった(例えば、特許文献1及び2参照。)。
また、本発明の類似した構造を有するパレットとして、下板、上板及び両者を一体に接続する結合具からなり、下板は、ヒンジ構造の持つ折り目を折り曲げることにより、左右に並んだ逆台形断面を形成して、フォークリフトのフォーク挿入溝を有するパレットが知られている。これは、使用後は分解し折り畳んで減溶化することにより返送再使用を容易にするものである。しかしながら、これもフォークでパレットを下から支える構造であり強度を持たせるには、厚みを薄くするには限界があった(例えば、特許文献3参照。)。
軽量化の観点からシート部材以外の部材を使用せず、貨物積載部分が合成樹脂製の上下シートの二枚重ねとされ、その二枚重ねされた部分にフォークリフトのフォーク等の貨物支持手段を入れるようなシートパレットが開示されている。しかしながら、フォークリフトのフォークを適切な位置に挿入することが困難であり、貨物の重心のバランスを取り難く貨物が転落する等の問題やパレットが回転してしまう等の問題があった(例えば、特許文献4参照。)。
特開2003−137288号 特開平9−188325号 特開2002−370741号 特開2000−272898号
上述したような問題があり、取扱い難さの改善のための軽量化、更に積載する荷物の重量に関係なく高さを極力低く抑えることによる輸送効率の向上を図ることができる物流運搬用パレットが要望されていた。
請求項1に記載の発明は、平面視して矩形の合成樹脂製の本体シートと、この本体シートの上面に固着された、この本体シートの一辺の内側に、この辺から所定距離だけ離間し、かつ、この辺と平行に延びる、断面コの字型又は断面ロの字型の、合成樹脂製の一方のフレームと、上記本体シートの上面に固着された、上記一辺と対向する辺の内側に、この対向する辺から所定距離だけ離間し、かつ、この対向する辺と平行に延びる、断面コの字型又は断面ロの字型の、合成樹脂製の他方のフレームと、を有し、上記一方のフレームと上記他方のフレームとが互いに平行に、かつ、上記一辺と直交する線の垂直二等分線を中心線として線対称となり、上記本体シートに上記一方のフレームと他方のフレームが固着されることにより、フォークリフトのフォークを差し込むための開口部がそれぞれ形成され、上記本体シートの上面に荷物を載置する物流運搬用パレットである。
更に詳しくは、図1及び図2に示すように、本体シートの上部に2本のフレームを有した物流運搬用パレットを使用することにより、フォークリフト等で持ち上げる際には、2本のフレームを含めた本体シート全体で積載された荷物を接触面全体で受ける形状にしたことを特徴としている。
即ち、従来のパレットでは、フォークリフト等のフォークの差込開口穴は本体側面にあるため、積載物の荷重が本体シートの中央部にかかり本体シートの強度を強くする必要があった
本発明は、差込開口穴が本体シートの上部に、かつ、この本体シートの端部より内方に有するため、積載した荷物の重量は、フォークリフト等のフォークで支えられることになる。このため、本体シートの強度はそれほど必要ではない。また床面等に静置した状態では、本発明の物流運搬用パレットの2本のフレームには積載された荷物の接触部分のみ荷重が加わる。このため、荷物の荷重は本体シートで受ける構造となっているが、本体シートは床面に接触しているため、本体シートはそれ程強度を必要としない。
上述したように積載された荷物をフォークリフト等のフォークで持ち上げる際には、荷物の荷重は2本のフレームに差し込まれたフォークリフト等のフォーク自体で受けとめることができる。このため、フレーム並びに本体シートには大きな荷重がかからず、フレーム並びに本体シートの強度を大幅に低減することが可能である。よって、物流運搬用パレット全体の厚みを薄くできる。すなわち、物流運搬用パレットの重量は大幅に軽量化することができ、使用樹脂原料の低減による省エネルギー面からの優位性のみならず、コンテナへの積載効率の向上から船舶・航空運賃面からの経済効率の面からも好ましい。
以上説明したとおり、本発明によれば、輸送段階での積載効率が大幅に向上される。特に角型フレシキブルコンテナバック並びに紙袋又はポリエチ袋に充填された荷物を積載した場合は、2本のフレームに沿って荷物が柔軟に変形するため実質的に物流運搬用パレットの高さは、本体のみの厚みとなり物流運搬用パレットあたりの荷物の積載効率は向上する。また、物流運搬用パレットの製造時の樹脂重量を大幅に削減できるため省資源化にも寄与する。
従って、本発明は一般的なトラック輸送並びにコンテナ輸送における輸送効率が向上することとなり経済性の面からも有用である。それだけでなく、物流運搬用パレットの厚みを薄くできること等から物流運搬用パレットの重量は大幅に軽量化することができ、使用樹脂原料の低減による省エネルギー面からの優位性もある。
以下、添付図面に基づき本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の好ましい一例の外観説明図、図2は図1に示す下面図、図3は図1に示すパレット(変形例)の横面図(断面図)並びに図4は図2に示すパレットのフレームの側面断面図であるが、添付図面に示す数値はコンテナのサイズやフォークリフトの形状により変更できるものであり記載の数値に限定されるものではない。また、本発明のパレットは、本体シート(A)と2本のフレーム(B)から構成されており、射出成型や押出成型等の製造方法により本体シート(A)と2本のフレーム(B)とを一体成型により製造することができるし、また、本体シートに対してフレームを後付け方式(図5、接着・ビス止め)でも同等の効果が得られるが、パレット製造法はこれらに限定されるものではない。
本発明のパレットの寸法の一例は、本体シート(A)横幅1100mm、長さ1150mm 高さ約70mm板厚約2.5mmである。本体シート(A)の四隅の角には、突き刺し防止策として約80mmカットを施すことにより、積載作業時の突き刺しにより製品の破損を防止する形状になっている。
2本のフレーム(B)の間隔は特に制限はないが、一例として640mm、開口部(C)の横幅110mm、高さ約62mm板厚約5mmである。また、参考例として示すように開口部(C)の形状を射出成型が容易な形状(図6)にした場合には、開口部の底面がないため積載した荷物の重量がフレームのかかった場合、開口部が変形しフォークリフトのフォークを差すことができなかった。この場合は、コスト等を考慮しながら鉄製等強度面の適した材質を選択する必要がある。
即ち、図1、図3で示すように、開口部に底面がある場合には、フレームに荷物の重量がかかってもフレキシブルコンテナー等を輸送する重量では潰れることもなかった。なお、フレームの形状は、必ずしも長方形でなくてもよく台形やRを有する曲線であってもよい。また、この場合には、強度向上のために斜面部分やRを有する部分を設けてもよい。
本発明のパレットの材料は、任意の適切な材料から製造できるが好ましい実施の形態では、コスト面や強度を考慮し、塩化ビニル樹脂・ポリエチレン樹脂・ポリプロピレン樹脂・アクリル樹脂・ABS樹脂・MBS樹脂・スチレン樹脂等のプラスチック材料を使用することが望ましい。
以下、製造例、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されることはない。
実施例1
樹脂材料として、ポリエチレン製樹脂(日本ポリオレフィン株式会社、商標名:ノバテックHD490)を使用し、射出成型により図1に示す構成及び寸法を有するポリエチレン製樹脂パレットを作製した。
この物流運搬用パレットの積載可能量は4,200kgであり、繰り返し10回使用しても破損・変形等は認められなかった。
取扱い難さの改善のための軽量化、更に積載する荷物の重量に関係なく高さを極力低く抑えることによる輸送効率の向上を図ることができる物流運搬用パレットを提供できる。
本発明の好ましい一例に係る物流運搬用パレットの斜視図である。 図1に示す物流運搬用パレットの平面図である。 本発明に係る物流運搬用パレットの他の例であって図2におけるA−A線位置での断面図である。 図1に示す物流運搬用パレットであって図2におけるB−B線位置でのフレームの断面図である。 本発明の変形例に係る物流運搬用パレットの斜視図である。 参考例に係る物流運搬用パレットで差込開口穴の形状を示すための側面図である。
(A)本体シート
(B)フレーム
(C)開口部
(D)ビス止め

Claims (1)

  1. 平面視して矩形の合成樹脂製の本体シートと、
    この本体シートの上面に固着された、この本体シートの一辺の内側に、この辺から所定距離だけ離間し、かつ、この辺と平行に延びる、断面コの字型又は断面ロの字型の、合成樹脂製の一方のフレームと、
    上記本体シートの上面に固着された、上記一辺と対向する辺の内側に、この対向する辺から所定距離だけ離間し、かつ、この対向する辺と平行に延びる、断面コの字型又は断面ロの字型の、合成樹脂製の他方のフレームと、を有し、
    上記一方のフレームと上記他方のフレームとが互いに平行に、かつ、上記一辺と直交する線の垂直二等分線を中心線として線対称となり、
    上記本体シートに上記一方のフレームと他方のフレームが固着されることにより、フォークリフトのフォークを差し込むための開口部がそれぞれ形成され、
    上記本体シートの上面に荷物を載置する物流運搬用パレット。
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