JP4526910B2 - 室内アンテナ - Google Patents
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Description
更に,特許文献2に示されるような室内アンテナにおいては卓上アンテナとして使用する時は,支持手段により支え位置に保持されるスタンドで本体をその後側から支持可能であるので,本体の高さ方向の寸法が奥行方向の寸法と比較して充分大きくとも,被設置面に載置して使用する状態での安定性が確保されている。
又,この室内アンテナを壁面等に取付けて使用する場合は,本体の背部にスタンドを格納した状態で,このスタンドの壁掛け部を利用して壁掛け使用状態とできるから,この状態での被設置面からの出幅が小さくコンパクト化を図ることができる。
また,特許文献2に示すような室内アンテナにおいては,本体とスタンドとそれに付随する構成部品が必要であり,構成材料の使用量が多く複雑な構成となっており,これによってコストアップとなっていた。
本発明は,こうした問題点を解決するためになされたものであり,その目的は,本体が小型であって,卓上使用状態での安定性を確保できる室内アンテナを提供することにある。
アンテナ素子と,該アンテナ素子が取り付けられる本体ベースとからなる室内アンテナにおいて,
前記本体ベースは,底部が略長方形状に形成され,高さが底部の短辺側の寸法より短く形成されると共に,
前記底部の一方の長辺側には,支持脚装着用の係止溝が形成され,
更に,断面がくの字状で,該くの字の一片が前記本体ベースの一方の長辺側から外方向に突出されるように,前記くの字の他片の一部を前記係止溝に挿入可能に形成された支持脚,を備えたことを特徴とする。
このため,ケース本体底部の係止溝に対し,支持脚を上記のように装着しておけば,本発明の室内アンテナを設置対象に載置した際,本体ケースの底部の一方の長辺側から外方向に突出された支持脚の一片と,本体ケースの底部の他方の長辺側部分とが,設置対象の載置面に接触することになる。
このため,本発明の室内アンテナによれば,本体ケースの底部の一方の長辺側から外方向に突出された支持脚により,安定的に自立させることができると共に,設置対象の載置面に多少の段差があったとしても,その段差に影響を受けることなく設置できる。また,支持脚を必要としない場合には,支持脚を取り外すことで,アンテナ本体を小型にできる。
図1は本願の室内アンテナの斜視図である。図2は本願の室内アンテナの側面図である。図3は他の実施例を示す側面図である。図4(a),(b),(c)は支持脚の実施例を示す。図5は支持脚の他の実施例を示す。
尚,以下の説明においては特に方向を説明しない場合は,図1のように自立させたときの状態における方向を示す。
更にこの本体ケース2は図2に示すように,高さ方向の寸法hが本体ケース奥行方向の寸法Wより小さくなるように形成されているので,本体ケース2の外形は小型になるように形成されている。
また本体ケース上面の大きさは,本体ケース2の上面の左右方向の端部に固着された前記ロッドアンテナ4を収納した状態で,本体ケース2の上面範囲から外方向に突出しない範囲内に収容できるように形成されている。更に,本体ケース2の前面側方向には,アンテナ部3を支持する支持部6が本体ケースに一体的若しくは,着脱自在に固着されるように構成されている。
尚,本願の実施例ではアンテナ素線を用いて構成した例を示したが,金属材料をプレス等の手段で打ち抜いて形成してもよく,この場合はアンテナカバーは無くてもよい。
また更に,本願の実施例においてはアンテナ部3と支持部6とは係合固着されており,支持部6と本体ケース2とは一体的若しくは着脱自在に固着するように構成された例を示したが,支持部6と本体ケース2を蝶着させて支持部6と本体ケース2とを一体的に可倒自在に固着した構成よしてもよいし,アンテナ部3と支持部6とを蝶着させてアンテナ部3を可倒自在に固着した構成としてもよい。
従ってロッドアンテナ4を傾けた状態において,自立するには不安定な状態が発生する場合が生じてしまう。例えば本願に示す実施例においては,前記ロッドアンテナ4は例えば図2に示すような可動範囲において可動自在と成るように取付けられているので,ロッドアンテナ4の重心位置が変動する。これによってロッドアンテナ4の重心点の位置によっては自立しない場合が生じることになる。
一方で,このような室内アンテナを使用する場合は,使用状態においてデザイン的にもスッキリした状態で設置したいので,ロッドアンテナ4を直立若しくは後方に傾倒させ,本体ケース2を少しずつ回転させながら,受信状態が最適となるように調整するのが一般的である。
そこで本願においては,少なくともロッドアンテナの調整範囲において,重心位置の変動があっても安定的に室内アンテナが自立するように,本体ケースの前面側方向に少なくとも1つの小型の支持脚5を突出するように備えさせることによって,本願の室内アンテナ1を安定的自立させると共に,支持脚5を必要としない場合若しくは荷姿にある場合など支持脚5を必要としない場合においては,前記支持脚を収納若しくは着脱させることによって,小型の室内アンテナを提供するものである。
図4(b)は,支持脚5を本体ケース2の底面に蝶着部5aにおいて蝶着させて,開閉自在に固着したものである。この実施例では,支持脚5を必要とする時は底部に収納された支持脚5を回転させて本体ケース2の外方向に突出させればよい。必要としない場合は簡単に収納である。
図4(c)は,支持脚5を本体ケース2から引き出し及び収納可能なように本体ケース2と係止部2aとでもって摺動係止したものである。
尚,この実施例では,支持脚5を使わないときなど収納が必要なときは,取付け方向を前後逆さまにして取付けることができる。このとき支持脚5の挿入係止部5bと本体ケース2の係止溝2bとは,支持脚5を使用するとき(支持脚を前方向に取付ける。)は,挿入係止部5bが係止溝2bの途中位置で嵌合するように形成し,支持脚5を収納したいとき(所謂,支持脚を後方向に向けて取付ける。)は,挿入係止部5bが係止溝の終端部に当接するまで挿入し係止するように嵌合するように構成しておけば,前記支持脚5が本体ケースから突出する寸法がL1>L2となり,且つ,支持脚5は本体ケース2の前方側外方向に突出することが無いので,本願の室内アンテナ1を安定的自立させると共に,支持脚5を必要としない場合若しくは荷姿にある場合など,より小型にできる室内アンテナを提供できるのである。
尚,各部の構成は本願の実施例に限定されるものではなく,各構成を適宜に変更してもよい。
Claims (2)
- アンテナ素子と,該アンテナ素子が取り付けられる本体ベースとからなる室内アンテナにおいて,
前記本体ベースは,底部が略長方形状に形成され,高さが底部の短辺側の寸法より短く形成されると共に,
前記底部の一方の長辺側には,支持脚装着用の係止溝が形成され,
更に,断面がくの字状で,該くの字の一片が前記本体ベースの一方の長辺側から外方向に突出されるように,前記くの字の他片の一部を前記係止溝に挿入可能に形成された支持脚,を備えたことを特徴とする室内アンテナ。 - 前記アンテナ素子は,前記本体ベースの上面で,前記本体ベースの略中心位置から,前記支持脚が外方向に突出される一方の長辺側に至る領域に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の室内アンテナ。
Priority Applications (1)
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JP2004280705A JP4526910B2 (ja) | 2004-09-27 | 2004-09-27 | 室内アンテナ |
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JP2004280705A JP4526910B2 (ja) | 2004-09-27 | 2004-09-27 | 室内アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006094443A JP2006094443A (ja) | 2006-04-06 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0774525A (ja) * | 1993-09-02 | 1995-03-17 | Tdk Corp | 衛星放送受信アンテナの取付装置 |
JP2002237709A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 室内アンテナ |
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- 2004-09-27 JP JP2004280705A patent/JP4526910B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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JPH0774525A (ja) * | 1993-09-02 | 1995-03-17 | Tdk Corp | 衛星放送受信アンテナの取付装置 |
JP2002237709A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 室内アンテナ |
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