JP4526307B2 - 機能選択装置 - Google Patents
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Description
の操作対象をタッチパネルやマウスなどの入力手段を介して選択させるグラフィカルユー
ザーインターフェース(GUI)を備えた機能選択装置が多く利用されている。
なため、限られたスペースでさまざまな操作機能を実現しなければならない装置、例えば
、ナビゲーション装置などに適用されている。
対象を直接指で触れるだけで求める情報や機能、画面を呼び出すことができ、より直感的
で素早い操作を実現することができるようになっている。
度が増え、一方、タッチパネルの反応が遅いと、タッチパネルではボタンを押した感覚が
得られないため、正しく選択されているか否かをユーザーは判断することができず、タッ
チパネルを何度も押したり、必要以上に強く押したりすることとなり、操作の快適性が損
なわれる。
チパネルの反応が比較的早く、すなわち、操作ボタンの選択と同時に対応する次の機能や
画面等に素早く切り替えられるようになっており、操作ボタンが機能し始めるまでの時間
(機能確定時間)が殆ど設けられてない。そのため、ユーザーが操作ボタンの選択後、直
ちに誤選択に気が付いた場合でも、一旦、次の画面等を表示させて、該画面で「取消」や
「戻る」等のボタンを操作しなければ、元の画面に戻ることができず、操作に不慣れなユ
ーザーにとっては、操作が煩雑になりやすいという問題があった。
できる性能が要求されるため、ユーザーが操作に不満を感じない範囲で、操作ボタンの誤
選択を防止するために、タッチパネルの反応を適切にコントロールする必要があるが、十
分な対応がなされていないという問題があった。
また本発明に係るナビゲーション装置は、上記機能選択装置(1)〜(9)のいずれかを備えていることを特徴としている。
上記ナビゲーション装置によれば、上記機能選択装置(1)〜(9)のいずれかの効果を得ることができるナビゲーション装置を実現することができる。
また本発明に係る機能選択方法は、画面上に表示させた操作ボタンを入力手段を介して選択させる機能選択方法において、前記入力手段を介して操作ボタンが選択された場合に、該選択された操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでの間、前記操作ボタンの画像の透明度を変化させながら表示させる透過表示処理ステップを含んでいることを特徴としている。
上記機能選択方法によれば、前記選択された操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでの間、前記選択された操作ボタンの画像の透明度を変化させながら表示させることにより、選択操作に対する応答の遅れをユーザーに感じさせることなく、前記操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでに猶予時間を設けることができる。また、どの操作ボタンが選択されているのかをユーザーに視覚的に分かりやすく表示させることができ、操作ボタンが誤選択された場合でも、直に気付くことができ、再選択が容易に行えることとなり、操作の快適性を高めることができ、操作ボタンの誤選択を防止する効果を高めることができる。
態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る機能選択装置が適用され
たナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。
めのジャイロセンサ13とがマイコン11に接続されており、さらにアンテナ14aを介
して衛星からのGPS信号を受信するGPS受信機14がマイコン11に接続されている
。
おり、HDD15には、電子地図データ、地図画面上などに表示される各種の操作ボタン
データ、操作ボタン等とリンクされた各種のメニュー画面データなどナビゲーションの各
種機能を実現するために必要なデータやプログラムが記憶されている。
て、走行距離及び進行方向を演算して自車位置を割り出すとともに、GPS受信機14か
ら取り込んだGPS信号に基づいて自車位置を割り出す処理を行うようになっており、割
り出した自車位置と電子地図データとを合わせるマップマッチング処理を行うようになっ
ている。
17bとを備えた表示部17に接続されている。画像処理部16では、HDD15から読
み出された必要なエリアの電子地図データを基に地図を描画したり、該描画された地図画
像と、操作ボタン画像やその他の情報画像とを重ね合わせた画像などを描画して、表示パ
ネル17aに表示させる各種の画像処理が行われるようになっており、描画プロセッサや
VRAMなどを含んで構成されている。
けられており、タッチパネル18から入力座標信号がマイコン11に出力されるようにな
っている。
の操作ボタンが選択されたかを判断し、選択された操作ボタンが機能し始めるまでの間(
機能が確定されるまでの間:機能確定時間ともいう)、操作ボタンの透明度を変化させな
がら表示させる透過表示制御、機能確定後の画面切替処理などの表示制御が行われるよう
になっており、これらの制御信号が画像処理部16へ出力されるようになっている。
明化処理)が行われるようになっている。αブレンド処理は、2つの画像(第1の画像と
第2の画像)を重ね合わせる際、第1の画像と第2の画像とを重ね合わせるときの各画像
データを「(1−α):α」(0<α<1)の混合比で合成する画像処理方法であり、α
値により第1の画像と第2の画像との各画像データの混合比が設定されるようになってい
る。
Aと操作ボタン画像データBとのブレンド後の画像データCは、「C=A×(1−α)+
B×α」で表せるようになっており、この演算処理が、画像データの画素(RBGの各デ
ータ)単位で行われるようになっている。
、各操作ボタンにおける、透明度の変化パターン(すなわちα値の変化パターン)と操作
ボタンが機能し始めるまでの時間(機能確定時間)との関係が予め設定された機能確定時
間テーブルがHDD15に記憶されている。
ており、ここでは、ルート案内画面で表示される操作ボタンに関するデータを示している
。
られる時間がそれぞれ設定されており、走行時と停止時とに分けてそれぞれ設定されてい
る。透明度の変化パターンは、いずれの操作ボタンもα値が0.9から0.1まで連続的
に変化するように設定されており、透明度を上げながら表示させる、すなわち操作ボタン
が徐々に消えていく設定となっている。
るが、目的地検索画面や経路探索画面など他のナビゲーション画面で表示される各操作ボ
タンについてもそれぞれ機能確定時間と透明度の変化パターンが設定されている。
、選択された操作ボタンに対応する各種の処理、例えば、目的地設定処理、経路探索処理
、自車位置データの取得やHDD15から地図情報、施設情報等の読み出し処理などが行
われるようになっている。また、マイコン11では、ルート案内のための音声を図示しな
いスピーカから出力させる処理なども行われるようになっている。
を示している。図3(a)は、自車位置が地図上に表示されたルート案内画面を読み出し
た状態を示しており、画面下方には、周辺地図をスケールアップして表示させる「詳細」
ボタン、自車位置周辺の施設情報を表示させる「周辺施設」ボタン、目的地や経由地点を
登録する画面に切り替える「地点登録」ボタン、周辺地図をスケールダウンして表示させ
る「広域」ボタンなどのルート案内画面用の操作ボタンが地図上に重ねて表示されるよう
になっている。
能し始めるまでの間、すなわち次の周辺施設画面への切り替えが開始されるまでの間、図
3(b)、(c)、(d)の順に示すように「周辺施設」ボタンの透明度を上げながら表
示されるようになっており、透明度が予め設定されている所定値まで変化させる(α値が
0.1まで下げられる)と、「周辺施設」ボタンの機能が確定され、「周辺施設」ボタン
に割り当てられた次の周辺施設画面(図示せず)に切り替えられるようになっている。
くしながら、地図画面上に周辺施設画面が徐々に浮き上がってくるように表示されるよう
になっている。
タンの透明度を変化させながら表示させることにより、選択操作に対する応答の遅れをユ
ーザーに感じさせることなく、「周辺施設」ボタンが機能し始めるまでに猶予時間が設け
られることとなる。また、「周辺施設」ボタンが選択されていることをユーザーに視覚的
に分かりやすく表示させることが可能となり、操作対象が誤選択された場合でも、直に気
付いて、再選択が容易に行えるようになっている。
ーブルに設定された機能確定時間と透明度の変化パターンとに基づいてαブレンド処理に
よる画像処理が施されるようになっている。
イコン11の行う操作ボタンの表示処理動作を図4に示したフローチャートに基づいて説
明する。なお、本処理動作は、表示パネル17aに表示された操作ボタンがタッチパネル
18を介してタッチ(選択)された場合に実施される。
、タッチ信号を取得していないと判断すればステップS1に戻る一方、タッチ信号を取得
したと判断すればステップS2に進む。ステップS2では、タッチ信号からタッチ操作さ
れた操作ボタンを判定する処理を行い、その後ステップS3に進む。
れた操作ボタンの設定情報(機能確定時間、透明度の変化パタ−ン)を読み出し、その後
ステップS4に進む。
か否かを判断し、自車が走行中であると判断すればステップS5に進む。ステップS5で
は、走行時の機能確定時間と、透明度の変化パターンとに基づいて、タッチ操作された操
作ボタンを透過表示させる(例えば、α値を下げながら、操作ボタンを画面から徐々に消
えていくように表示させる)制御を行い、その後ステップS7に進む。
ればステップS6に進む。ステップS6では、走行時の機能確定時間より長めに設定され
ている停車時の機能確定時間と、透明度の変化パターンとに基づいて、タッチ操作された
操作ボタンを透過表示させる(例えば、α値を下げながら、操作ボタンを画面から徐々に
消えていくように表示させる)制御を行い、その後ステップS7に進む。
が解除されたか否かを判断し、前記操作ボタンのタッチが解除されていないと判断すれば
ステップS8に進む。ステップS8では、機能確定時間が経過して操作ボタンの透明度が
所定値まで変化したか否かを判断し、前記操作ボタンの透明度が所定値まで変化していな
いと判断すればステップS7に戻る一方、前記操作ボタンの透明度が所定値まで変化した
(すなわち、操作ボタン確定)と判断すればステップS10に進む。
ップS9に進み、ステップS9では、タッチが解除された操作ボタンをタッチ前の状態に
戻して表示する処理を行い、その後処理を終了する。
透明度を下げながら表示させる(すなわち、α値を上げながら、次の機能画面を画面上に
徐々に浮き上がるように表示させていく)制御を行い、その後ステップS11に進む。
か否かを判断し、該次の機能画面表示が解除されたと判断すればステップS12に進む。
ステップS12では、次の機能画面の透明度を上げながら(すなわち、α値を下げながら
、次の機能画面を徐々に消えていくように表示しながら)、操作ボタンをタッチ前の状態
に戻して表示する処理を行い、その後処理を終了する。一方、ステップS11において、
次の機能画面の表示が解除されなかったと判断すれば、次の機能画面の表示制御へ進む。
選択された操作ボタンが機能し始めるまでの間、選択された操作ボタンの透明度を変化さ
せながら表示させることにより、選択操作に対する応答の遅れをユーザーに感じさせるこ
となく、操作ボタンが機能し始めるまでに猶予時間を設けることができる。また、どの操
作ボタンが選択されているのかをユーザーに視覚的に分かりやすく表示させることができ
、操作ボタンが誤選択された場合でも、直に気付くことができ、再選択が容易に行えるこ
ととなり、操作の快適性を高めることができ、操作ボタンの誤選択を防止する効果を高め
ることができる。
所定値まで変化するまでの時間に設定されているので、ユーザーは、操作ボタンの画像の
透明度の変化を見ることにより、選択した操作ボタンが機能し始めるタイミングを視覚的
に把握することができる。
場合、操作ボタンの透明度を選択前の値に戻して表示されるので、ユーザーは、操作ボタ
ンの選択が解除されたことを視覚的に瞬時に把握することができる。
、該時間情報に基づいて、選択された操作ボタンの透明度を変化させながら表示させるの
で、各操作対象毎に、その透明度の変化のさせ方に重み付けを行うことができる。
、すなわち浮き上がってくるように表示させることができ、次の機能画面を滑らかに表示
させることができる。また、次の機能画面が完全に表示されるまで間があるので、操作ボ
タンを誤選択した場合の認識が容易となる。
された場合、前記次の機能画面の透明度を上げながら表示させるので、操作ボタンの誤選
択があった場合に、次の機能画面を徐々に消えていくように表示させることができ、誤選
択があった場合でも滑らかな表示とすることができる。
出された場合、操作に時間的な余裕が少ないため、選択された操作ボタンの機能が有効と
なるまでの時間を短くすることにより、運転への支障をきたさないようにすることができ
る。一方、停車中と検出された場合、操作に時間的な余裕があるので、選択された操作ボ
タンが機能し始めるまでの時間を長くすることにより、誤選択の防止効果を高めるととも
に、操作対象の表示を楽しませることができる。
ボタンのタッチが解除された場合、操作ボタンの透明度を選択前の値に戻して表示するよ
うになっているが、別の実施の形態では、操作ボタンの透明度を段階的に選択前の値に戻
しながら表示するようにしてもよい。係る構成によれば、操作ボタンの選択を解除する動
作に柔らかいイメージを与えることができる。
タンのタッチが解除された場合、所定時間又は他の操作ボタンが選択されるまでの間、前
記操作ボタンを選択解除時の透明度でそのまま表示させるとともに、所定時間又は他の操
作ボタンが選択されるまでの間に、同一の操作ボタンが再タッチされた場合、選択解除時
の状態から透明度を変化させながら表示させるようにしてもよい。係る構成によれば、操
作ボタンの選択を途中から継続した状態でやり直すことができ、ユーザーの操作ミス等に
より、必要以上に操作時間がかかることを防止することができ、ユーザーの不快感をなく
すことができる。
されている場合に操作ボタンの透明度を上げながら表示させるようになっているが、別の
実施の形態では、タッチパネル18を介して操作ボタンが一度タッチされると、該操作ボ
タンの透明度を自動的に上げながら表示させるようにすることもできる。この場合は、操
作ボタンの透明度を変化させているときに、他の操作ボタン等がタッチされた場合に、前
記操作ボタンの選択を解除する構成とすればよい。また、これらの機能を、メニュー画面
等を通じて、ユーザーの好みに応じて設定できるようにしてもよい。
設定されるようになっているが、別の実施の形態では、車両のイグニッションスイッチの
状態を検知して、エンジン動作中かアクセサリ電源オンかに応じて、操作ボタンの機能確
定時間が変わるようにしてもよい。
像識別手段により、操作者を識別し、操作者が運転者か同乗者かに応じて、操作ボタンの
機能確定時間が変わるようにしてもよい。すなわち、操作になれている運転者の機能確定
時間が同乗者の機能確定時間よりも短くするように設定すれば良い。
またさらに別の実施の形態では、タッチパネル18へのタッチの際に、タッチパネル1
8と指とのタッチ面積を検出することにより、例えば、タッチ面積が所定値より大きいか
小さいかにより操作ボタンの機能確定時間が変わるようにしてもよい。この場合、タッチ
面積が所定値以上の機能確定時間が、所定値未満の機能確定時間よりも短くなるように設
定すればよく、タッチ面積を用いた判断により、操作者が大人か子供かを判別したり、迷
い指などの意図しない操作かどうかを判別することが可能となる。
明する。但し実施の形態(2)に係るナビゲーション装置の構成については、HDDと、
マイコンと、画像処理部とを除いて図1に示したナビゲーション装置と同様であるため、
異なる機能を有するHDD15Aと、マイコン11Aと、画像処理部16Aとには異なる
符号を付し、その他の構成部品の説明をここでは省略する。
タンの機能確定時間、透明度の変化パターンなどが予め設定されているが、実施の形態(
2)に係る機能選択装置が適用されたナビゲーション装置では、各操作ボタンの機能確定
時間、透明度の変化パターンなどをユーザーが個別に設定・変更することができるように
なっている。
れると、図6に示した操作ボタン透過表示設定画面が表示され、ユーザーはこの画面を通
じて、操作ボタンの透過表示設定を行いたい画面項目を選択することができるようになっ
ている。そして、「ルート案内画面」ボタンがタッチされると、図7に示したルート案内
画面用ボタンの設定画面が表示され、ユーザーはこの画面を通じて、機能確定時間や透明
度の変化パターンを変更したい操作ボタンを選択することができるようになっている。
表示され、ユーザーはこの画面を通じて、「周辺施設」ボタンに関する機能確定時間や透
明度変化パターンの設定・変更が行えるようになっている。
段階の中から選択することができるようになっており、使い始め等、操作に不慣れな場合
は、「長め」に設定することで、誤選択等を予防する効果を高めることができ、使い慣れ
てきた場合には、「短め」に設定することで、スピーディーな操作が可能となる。
の透明度を上げながら表示させる(徐々に消えていく)パターン、「DOWN」は、操作
ボタンの透明度を下げながら表示させる(徐々に浮かび上がってくる)パターン、「ラン
ダム」は、操作ボタンの透明度を上下させながら表示させる(鼓動している)パターン、
「スライド」は、操作ボタンの透明度を操作ボタンの一端側から順に変化させながら表示
させるパターン、「縦縞模様」は、操作ボタンの透明度を縦縞模様のように部分的に変化
させながら表示させるパターン、「周囲も変化」は、操作ボタンの周囲にある操作ボタン
も透明度を変化させながら表示させるパターンとなっており、例えば、50音、ローマ字
、数字入力画面等において設定すると、選択ボタンを一層際立たせて表示させることが可
能になる。これらのパターンをユーザーの好みに応じて選択設定することができるように
なっている。
目的地検索画面やルート探索画面等における各種操作ボタンの透過表示条件も同様に設定
することができるようになっている。
してHDD15Aに記憶されるようになっており、「短め」、「標準」、「長め」の各機
能確定時間データや各透明度の変化パターンを実現するためのα値の設定データとリンク
して記憶されるようになっている。
示画像データを読み出す際には、表示画面に含まれる操作ボタンの透過表示条件テーブル
も読み出し、タッチパネル18からのタッチ信号が検出されると、透過表示条件に基づい
てタッチされた操作ボタンの透過表示制御が上記実施の形態(1)と略同様にして行われ
るようになっている。
図6〜8に示した操作ボタンの透過表示情報設定画面を通じて、各操作ボタンの透過表示
に関する情報を、ユーザーの好みに合わせて設定することができ、ユーザーにとってより
使いやすい仕様にすることができ、操作の快適性を向上させることができる。
ンの透明度を上下に変動させながら表示させることで、選択された操作対象が、画面上で
動いているようなイメージを与えることができ、前記操作対象が選択されていることを視
覚的によりハッキリと認識させることができる。
ンの透明度を操作ボタンの端から順に変化させながら表示させることができ、ユーザーは
、前記透明度の変化の進み具合により、選択された操作ボタンが機能し始めるまでの経過
状況を把握することができ、選択操作に対する応答の遅れをユーザーに感じさせることな
く、操作ボタンが機能し始めるまでに猶予時間を設けることができる。
ンの画像の透明度を縦縞様に変化させながら、すなわち、風になびかせているように表示
させることができ、操作ボタンの表示形態の変化を視覚的に楽しませることにより、選択
操作に対する応答の遅れをユーザーに感じさせることなく、操作ボタンが機能し始めるま
でに猶予時間を設けることができる。
他の操作ボタンの透明度も変化させながら、例えば、選択された操作対象の画像の透明度
を下げる一方、周囲の他の操作対象の画像の透明度を上げることにより、選択された操作
対象を一層浮き上がらせるように表示させたり、他の操作対象の画像の透明度を、前記選
択された操作対象の画像の透明度と異なるパターンで変化させることにより、選択された
操作対象の周囲の操作対象がざわめいているように表示させることができる。したがって
、どの操作対象が選択されているのかをユーザーに視覚的により分かりやすく表示させる
ことができる。
部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示したナビゲーション装置と同一機
能を有する構成部品には同一符号を付しその説明を省略することとし、異なる機能を有す
るマイコン11Bと、画像処理部16Bとには異なる符号を付すこととする。
用HDD)19と、CD21を再生するCDドライブ20とがマイコン11Bに接続され
ており、マイコン11Bでは、ナビゲーションとオーディオとに関する各種の制御が行わ
れるようになっており、ナビゲーションやオーディオの各種機能を実現するために必要な
データやプログラムは、HDD15Bに記憶されるようになっている。
の曲情報が書き込まれている曲名データベースや、楽曲データが録音された楽曲ファイル
などが記憶されるようになっている。
曲名データベースから読み出した対応する曲情報とを関連付けて自動的に音楽用HDD1
9に録音する処理が行えるようになっている。
けて記憶されたジャンル別透過表示情報テーブルが記憶されるようになっており、図11
に、ジャンル別透過表示情報テーブルの一部を示している。
化パターンには、各ジャンルのイメージに合わせたα値の変化パターンが設定されている
。例えば、「J−POP」には、操作ボタンの透明度を段階的(4段階程度に分けて)に
下げていくリズミカルなパターン、「ロック」には、操作ボタンの透明度を上下に数回大
きく変化させる過激なパターン、「クラッシック」には、操作ボタンの透明度を端から順
に変化させる落ち着いたパターンがそれぞれ設定されており、各変化パターン特有のα値
の変化データが設定されている。
ベルを調整するためのスピーカレベル設定画面、音質レベルを調整するためのイコライザ
ー設定画面、音響特性を設定するためのDSP設定画面などのオーディオに関連する操作
メニュー画面を表示させる際、操作メニュー画面の画像データとともにジャンル別透過表
示情報テーブルをHDD15Bから読み出すようになっている。マイコン11Bでは、C
D21や音楽用HDD19の再生時に操作メニュー画面の操作ボタンのタッチ信号を検出
すると、ジャンル別透過表示情報テーブルに基づいて、再生曲のジャンルに対応する透明
度の変化パターンを判別し、判別された透明度の変化パターン(α値の変化パターン)に
基づいて、選択された操作ボタンの透明度を変化させながら表示させる制御信号が画像処
理部16Bへ出力されるようになっている。
設定された機能確定時間とに基づいて、背景の操作メニュー画面と操作ボタンとの画像デ
ータの混合比を変化させたブレンド画像を順次生成して、表示パネル17aへ出力する処
理が行われるようになっている。
イコン11Bの行う処理動作を図12に示したフローチャートに基づいて説明する。なお
本処理動作は、音楽再生時に操作メニュー画面の操作ボタンのタッチ信号が検出された場
合に実行される。また、図4に示した処理と同一内容のステップには同一番号を付し、そ
の説明を省略する。
テップS21に進む。ステップS21では、再生曲のジャンルを判別する、すなわち再生
曲が含まれるアルバムコードとトラックNoを基に曲名データベースを検索して再生曲の
ジャンルを判別する処理を行い、その後ステップS22に進む。
基づいて、再生曲のジャンルに対応する操作ボタンの透明度の変化パターンを判別する処
理を行い、その後ステップS23に進む。
タンの透明度を変化させながら表示させる透過表示制御を行い、画像処理部16Bにおい
て、操作メニュー画面と操作ボタンとの画像データの混合比をα値の変化パターンに応じ
て変化させたブレンド画像を順次生成させて、表示パネル17aへ表示させる制御を行い
、その後処理を終了する。
再生曲のジャンルに合わせて操作ボタンの画像の透明度を変化させながら表示させること
ができ、操作ボタンの選択に遊び心を持たせることができ、操作ボタンの操作を楽しませ
る効果を高めることができる。
変化させながら表示させるようになっているが、別の実施の形態では、番組情報が付加さ
れているラジオ放送やテレビ放送の番組ジャンル、DVDなどの映像ジャンルに合わせて
操作ボタンの画像の透明度を変化させながら表示させることもできる。
作ボタンが選択された場合の処理について説明したが、別の実施の形態では、ルート案内
などのナビゲーション機能の利用中に、CD等が再生できる装置であれば、ルート案内画
面等の操作ボタンが選択された際に、再生曲のジャンルに合わせて、選択された操作ボタ
ンの透明度を変化させながら表示させるようにしてもよい。
行う際、操作された録音開始ボタン等を録音時間に合わせてその透明度を変化させながら
表示させる(例えば、透明度を徐々に上げていき、録音が完了する時点でボタンが消える
ように表示させる)ようにしてもよい。係る構成によれば、操作ボタンの透明度の変化に
よって、視覚的に残り時間を認識させることができ、残り時間等が分からないことによる
ユーザーのイライラ感を解消させることができる。
αブレンド処理により変化させる場合について説明したが、別の実施の形態では、操作ボ
タンの透明度と同時に色も変化させるようにしてもよい。
15、15A、15B ハードディスク(HDD)
16、16A、16B 画像処理部
17 表示部
17a 表示パネル
18 タッチパネル
Claims (11)
- 画面上に表示させた操作ボタンを入力手段を介して選択させる機能選択装置において、
前記入力手段を介して操作ボタンが選択された場合に、該選択された操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでの間、前記操作ボタンの画像の透明度を変化させながら表示させる透過表示制御手段を備えていることを特徴とする機能選択装置。 - 前記選択された操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでの間が、前記操作ボタンの画像の透明度が所定値まで変化するまでの時間に設定されていることを特徴とする請求項1記載の機能選択装置。
- 前記透過表示制御手段が、選択されていない他の操作ボタンの画像の透明度も変化させながら表示させる制御を行うものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の機能選択装置。
- 前記選択された操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでの間に前記操作ボタンの選択が解除された場合、前記操作ボタンの画像の透明度を選択前の値に戻して表示させる、又は、段階的に選択前の値に戻しながら表示させる選択解除表示制御手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の機能選択装置。
- 前記透過表示制御手段が、前記選択された操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでの間に前記操作ボタンの選択が解除された場合に、所定時間又は他の操作ボタンが選択されるまでの間、前記操作ボタンの画像を選択解除時の透明度で表示させるとともに、
前記操作ボタンの画像が選択解除時の透明度で表示されている間に同一の操作ボタンの選択が再検出された場合、前記選択解除時の状態から透明度を変化させながら表示させる制御を行うものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の機能選択装置。 - 各操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでの時間情報が記憶された操作ボタン情報記憶手段と、
該操作ボタン情報記憶手段から前記選択された操作ボタンの前記時間情報を読み出す読出手段とを備え、
前記透過表示制御手段が、前記読出手段により読み出された前記時間情報に基づいて、前記選択された操作ボタンの画像の透明度を変化させながら表示させる制御を行うものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の機能選択装置。 - 前記透過表示制御手段が、時間を要する処理を行うための操作ボタンの画像の透明度を前記処理に要する時間に合わせて変化させながら表示させる制御を行うものであることを特徴とする請求項1記載の機能選択装置。
- 車両の運転状況を検出する運転状況検出手段と、
前記選択された操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでの時間を、前記運転状況検出手段により検出された運転状況に応じて変化させる機能有効時間変更手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の機能選択装置。 - 運転者又は同乗者による操作を判別する操作者判別手段と、
前記選択された操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでの時間を、前記操作者判別手段により判別された操作者に応じて変化させる機能有効時間変更手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の機能選択装置。 - 請求項1〜9のいずれかの項に記載の機能選択装置を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
- 画面上に表示させた操作ボタンを入力手段を介して選択させる機能選択方法において、
前記入力手段を介して操作ボタンが選択された場合に、該選択された操作ボタンに対応する機能の画面への切り替えが開始されるまでの間、前記操作ボタンの画像の透明度を変化させながら表示させる透過表示処理ステップを含んでいることを特徴とする機能選択方法。
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