JP4526227B2 - 認証システム及び画像監視・解析システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、IPネットワークに接続可能で、個別にIPアドレスを有する複数の携帯型移動無線IP通信端末群と、無線LANアクセスポイントと一般的に呼称される無線中継基地局と、IPネットワーク接続する少なくとも1台のサーバ装置とによって構成される情報通信システムに関し、特に、ゴルフ場において用いられる情報通信システムに関する。
【0002】
また、IPネットワークに接続通信可能で、個別にIPアドレスを持ち有する、撮影機能を有する複数の固定式無線通信機能付IPカメラ群と、前記無線中継基地局を経由してネットワーク接続する、少なくとも1台のサーバ装置とによって構成される、画像配信システムに関する。
【0003】
さらに、IPネットワークに接続可能で、個別にIPアドレスを有する持ち複数の固定式通信機能付電波受発信機機能を有する複数の受発信機群と、前記無線中継基地局を経由してネットワーク接続する、少なくとも1台の前記サーバ装置とによって構成される、情報受発信システムに関する。
【0004】
加えて、所有者情報を予め書き込むことができ、固定式通信機能付電波受発信機からの電波から発せられる電波に共振して、前記所有者情報を該電波受発信機へ無線で送信するRFIDチップに関する。
【0005】
【従来の技術】
現在、ゴルフ施設において、利用者がプレーする際に、紙にスコアを記入するのが一般的である。その他の情報、例えば、プレーヤが打ったボールの行き先や先のホールの混み具合状況、ゴルフ施設のグリーンの芝状態やその日のカップ位置の情報、コースごとの風向き、風の強さ、花粉飛散情報、落雷警報と避難経路等のコース内の状況などに関する情報は、口頭によって伝達されたり、目視により確認したりしている。
【0006】
プロの大会のような特殊な試合を除き、プレーヤ間のスコアに関する情報交換は、通常、プレーヤ同士のスコアシートを互いに確認し、プレー後の順位表作成は別途まとめ直すことによって行われる。さらに、ゴルフをプレーする場面の写真撮影やビデオ撮影の際は、プレーヤが個人的に撮影用機器を持参して、人が撮影し、撮影後は次のホールへ撮影用機器を運搬する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ゴルフ施設において利用者がスコアを紙に記入する際には、記入方法に習熟していない初心者プレーヤは、特に、ハンディキャップ計算などに手間と時間とがかかる。プレーヤ間のスコア情報交換は、同じ組に属するプレーヤのスコアの場合には確認が簡単であるが、他の組に属するプレーヤのスコア状況は、プレー終了後に記入済みのスコアシートをプレーヤ同士が互いに確認するしかなく、プレー中には確認することが難しかった。また、プレー終了後の最終的な順位表作成に関しても別途行う手間がかかる。
【0008】
加えて、ショット後のゴルフボールの位置、次ホールの混み具合、ゴルフ施設のグリーンの芝の状態やその日のカップ位置に関する情報、コース毎の風向き、風の強さ、花粉飛散情報、落雷警報と避難経路等などのコース内の状況に関する情報は、口頭によって伝達されたり目視で確認したりしているため正確性に乏しい。
【0009】
また、ゴルフをプレーする場面の写真や、ビデオなどの撮影をする際には、プレーヤが個人的に撮影用機器を持参して、人が撮影し、撮影後は次のホールへ機器を運搬する労力が必要となる。撮影用機器に気を取られると、プレーに集中できなくなる場合もある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、ゴルフ場内に配置された情報通信システムであって、IPネットワークに常時接続可能で、それぞれが固有のIPアドレスを有する複数の携帯型移動無線IP通信端末群と、あるエリア内に存在する前記携帯型移動無線IP通信端末と前記IPネットワークとを関連付けする中継基地局を複数含む中継基地局群と、前記IPネットワークと常時接続される少なくとも1のサーバ装置であって前記携帯型移動無線IP通信端末のプレーヤが入力したデータを自動的に処理する自動処理装置を有するサーバ装置とを有しており、前記プレーヤが新たなデータを入力する操作に応じて、前記自動処理装置が、入力済みのデータに新規データを追加し、または、更新する情報通信システムを用いた認証システムであって、TCP/IPに基づき通信可能で、個別にIPアドレスを有する複数の固定式通信機能付電波送受信機を有する複数の送受信機群と、前記中継基地局を経由してネットワーク接続するサーバ装置とによって構成される送受信システムにおける認証システムであって、前記固定式通信機能付電波送受信機から発せられる電波を受け、その電波に共振して前記固定式通信機能付電波送受信機に電波を返信するRFIDチップをゴルフボールが内蔵し、ゴルフ場のコース上における該RFIDチップを内蔵するゴルフボールから得られる該ゴルフボールの所有者情報を前記固定式通信機能付電波送受信機が前記RFIDから認証し、前記所有者情報に基づいて前記携帯型移動無線IP通信端末に前記ホールの位置情報を送信することを特徴とする認証システムが提供される。
【0011】
また、IPネットワークに接続可能で、それぞれが固有のIPアドレスを有し撮影機能を備えた複数の固定式無線通信機能付IPカメラ群と、前記固定式無線通信機能付IPカメラと前記IPネットワークとを関連付けする複数の中継基地局と、前記IPネットワークと関連付けされた少なくとも1のサーバ装置と、を有する画像監視・解析システムにおいて、前記サーバ装置が、前記固定式無線通信機能付IPカメラが撮影した画像データを自動的に編集処理する自動編集処理装置を有しており、前記画像データの新たな入力に応じて、前記自動編集処理装置が入力済みの画像データを編集し、蓄積し、または、一覧化し、前記自動編集処理装置は、前記の画像データから、プレーヤの動作を含む一連の行動の画像解析を行い、必要な画像部分だけを抽出し、記録することを特徴とする画像監視・解析システムであって、前記固定式無線通信機能付IPカメラは、ゴルフ場のコース毎に各ホールのティショットグランドを撮影する位置に設置されており、前記の記録画像は、送信時間、撮影場所の情報を付与されて前記サーバ装置に保存され、その時間、場所情報から該記録画像を検索可能で、別途記録メディアへの保存や、電子メール等の手段により送信可能とされ、前記の画像データからサーバ装置が各ティショットグランドにおける人物の有無を解析し、人物の有無に関する情報を携帯型移動無線IP通信端末に発信することを特徴とする画像監視・解析システムが提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する前に、発明者の行った考察についてまず説明する。発明者は、情報受発信や画像配信の無線通信手段として、例えば、近年普及がめざましく、導入費用も比較的安価な、IEEE802.11等の無線LAN方式を活用することを思い付いた。活用場所は、郊外型施設内、例えばゴルフ施設内に限られる。この点で、市街地などで行われている無線LAN接続サービスのように不特定多数の利用者に提供するサービスと異なる。すなわち、郊外型施設内で活用する無線LANは、利用者は、予め予測できるプレーヤ数の範囲内であるため、アクセス数も限定的であり、回線不足も発生せず安定した通信品質を保証できる。
【0017】
携帯型移動無線IP通信端末には、プレーヤが各ホールごとの打数を、キー操作またはタッチパネル操作で入力することができ、入力に応じて自動的にスコア計算する。従って、複雑な計算を必要とせず初心者でも取り扱いが容易である。計算の結果は、最寄りの無線中継基地局を経由して、サーバ端末へ送信される。サーバ端末は、複数の携帯型移動無線IP通信端末から受けたスコア計算結果を一括処理し、プレーヤの順位通りに並べたり、順位表データを作成したりすることができ、これらを携帯型移動無線IP通信端末に返信する。これにより、プレーヤは、他プレーヤも含めた順位などの情報をリアルタイムに確認することが可能となる。
【0018】
例えば、各コース内に、固定式無線通信機能付IPカメラを設置し、例えば常にティショットグランドを撮影し、サーバ端末に配信するようにしても良い。サーバ端末は、受信した画像に基づいて、プレーヤがティショットする画像を解析・抽出し、希望者に画像のダウンロードサービスなどを行うことができる。これにより、プレーヤは撮影機器等の持参、運搬、および、これによる撮影を行うこと必要がなくなる。
【0019】
尚、ゴルフ施設の運営者にとっては、ダウンロードサービスなどが新たな収入源ともなる。サーバ端末は、受信した画像からプレーヤがティショットグランドへのプレーヤの有無を常時監視状態にあり、プレーヤがいるホールといないホールを、常に把握することも可能となる。さらに、各コース内には、固定式無線通信機能付電波受発信機を複数設置しておいても良い。固定式無線通信機能付電波受発信機が、コース上にくまなく電波を発信して電波網を形成しておく。例えば、ゴルフボールに内蔵するRFIDチップに書き込まれた所有者情報を識別し、所有者情報を固定式無線通信機能付電波受発信機からサーバ装置に送信する。サーバ装置側は、固定式無線通信機能付電波受発信機の位置から、ゴルフボールの大まかな位置と、ボールの所有者とを把握することができる。
【0020】
携帯型移動無線IP通信端末は、サーバ装置が配信する順位表データ、ホールのプレーヤの有無状況、ゴルフボールの位置情報、さらにゴルフ施設側が入力するグリーンの芝状態、その日のカップ位置の情報、コースごとの風向き、風速、花粉飛散情報、落雷警報と避難経路等の各種データを、最寄りの無線中継基地局から無線で受信し、表示することができる。
【0021】
上記考察に基づき、本発明の実施によるゴルフ施設における無線LANを利用した情報サービスシステムについて図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施の形態による情報通信システムの概要を示す図である。
【0022】
図1に示すように、ゴルフ場内に、IPネットワークに接続可能で、それぞれが固有のIPアドレスを有する複数の携帯型移動無線IP通信端末群011から015までと、携帯型移動無線無線IP通信端末011から015までとIPネットワークとを関連付けする複数の中継基地局A〜Cと、IPネットワークと関連付けされた少なくとも1のサーバ装置021であって、移動携帯型無線IP端末のプレーヤが入力したデータを自動的に処理する自動処理装置を有するサーバ装置021とを有している。さらに、サーバ装置021はプリンタを有していても良い。
【0023】
携帯型移動無線無線IP通信端末011から013までは、団体Aに属するそれぞれのプレーヤが所持している。携帯型移動無線無線IP通信端末014及び015は、団体Cに属するそれぞれのプレーヤが所持している。各プレーヤが携帯型移動無線無線IP通信端末011から015までのいずれかにより新たな情報を入力する操作に応じて、自動処理装置が、入力済みのデータに、新規データを追加し、または、更新することができる。
【0024】
図2に示すように、IPネットワークに接続可能で、それぞれが固有のIPアドレスを有し撮影機能を備えた複数の固定式無線通信機能付IPカメラ群121から123まで及び137,138が設けられ、固定式無線通信機能付IPカメラと中継基地局A、BとがIPネットワークにより関連付けされている。
【0025】
さらに、サーバ装置021が、固定式無線通信機能付IPカメラ121から123まで及び137,138が撮影した画像データを自動的に編集処理する自動編集処理装置を有している。自動編集処理装置は、画像データの新たな入力に応じて、入力済みの画像データを編集し、蓄積し、または、一覧化することができる。専用画面には、ショット番号と、ホール番号と時間との一覧を表示させることができる。この一覧中から所望のデータを選択してクリックすると、該当するショットの画像を取り出したり表示させたりすることができる。
【0026】
以下、本実施の形態についてより詳細に説明する。図3は、ゴルフ施設と、そこに配置された中継基地局などの位置を示す平面図である。図3に示すように、プレーヤは、携帯型移動無線IP通信端末011から015までをプレー中に持ち歩く。携帯型移動無線IP通信端末011から015までは、バッテリを内蔵し、文字や地図表示ができる搬送可能端末であり、例えばノート型パーソナルコンピュータPC、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型IP電話機などである。ノート型PCの場合は、カートに積み込み、カートまで操作に行く場合もあるが、PDAや携帯型IP電話機は、ポケットに入るサイズであり、プレーをしながら持ち歩くことができる。
【0027】
さらに、ウエアラブル性があれば身に付けてプレーできるので、好ましい。また、携帯型IP電話機の場合は、常時待ち受け状態にあるので、リアルタイムに交信できる利点があり好ましい。携帯型移動無線IP通信端末は、各々固有のIPアドレスを有し、このIPアドレスの情報により、同一時間帯に同一エリア内で複数使用される場合におけるサーバ装置側による一元管理が可能となる。
【0028】
ゴルフ施設運営者001が所有するサーバ装置021は、IPネットワークに常時接続可能な状態にあるコンピュータ端末であり、また、ゴルフ施設内のコース上に設置した複数の無線中継基地局を介して、携帯型移動無線IP通信端末011から015までと常時接続可能な状態にある。
【0029】
ゴルフ施設運営者001は、複数の無線中継基地局101から113までを、コース内の各所に設置する。無線中継基地局101から113までは、例えば、最低限、コース全域のエリアを無線がカバーするのに必要な位置に必要な数だけ設置する。無線中継基地局101から113までのそれぞれは、例えば、あるホール内のみをカバーできるようにしておけば、プレーヤがどのホールにおいてプレーしているかを自動的に知ることができる。
【0030】
ゴルフ施設の各ホールに向けて各ホールのティショットグランドを撮影する角度に、固定式無線通信機能付IPカメラ121から138までを設置する。サーバ装置021は、固定式無線通信機能付IPカメラ121から138とも常時接続状態にあり、撮影した画像データを常時受信することができる。
【0031】
図4は、本実施の形態による固定型電波発受信機の設置例を示す図である。図4に示すように、ゴルフ施設内各所には、同様に、TCP/IPに基づき通信可能で、個別にIPアドレスを有する複数の固定式通信機能付電波受発信機141から168までが設置されている。固定式通信機能付電波受発信機141から168までは、サーバ装置021と、IPネットワークを介して例えば常時接続状態にある。固定式通信機能付電波受発信機141から168までは、例えば、コース上に、例えば常時、くまなく電波を発信する。換言すれば、コース上にくまなく電波網が形成される位置に複数の固定式通信機能付電波受発信機を設置する。また、ゴルフボール内には、機能を有する複数の受発信機群所有者情報を書き込み可能なRFIDチップを内蔵する。
【0032】
図5は、スコア入力・順位表作成システムのフローであり、プレーヤ002が、携帯型移動無線IP通信端末011を携帯してプレーを行い、同様に、携帯型移動無線IP通信端末012から015までを携帯するプレーヤ003から006までが同時にプレーする場合の処理の流れを示すフローである。例えば、プレーヤ002が第1ホールを終えて自己の打数を端末011に入力すると、例えば、端末011内にインストールされているアプリケーションソフトウエアによって、ハンディキャップ計算等が行われ、スコアデータ301が自動的に作成できる。
【0033】
スコアデータ301は、携帯型移動無線IP通信端末011から、最寄りの無線中継基地局を経由してゴルフ施設運営者011が所有するサーバ装置021に送信される。その際、サーバ装置021は、携帯型移動無線IP通信端末011が保有するIPアドレス情報からスコアデータ301の送信元を識別する。同様に、プレーヤ003〜006が持つ携帯型移動無線IP通信端末012から015までも、第1ホール終了後に入力したスコアデータ302〜305が送信される。
【0034】
サーバ装置021は、スコアデータ301から305までを、プレーヤのスコアの優劣順に順位付けし、総合順位表データ311を作成する。また、スコアデータ301から305までは、送信元の携帯型移動無線IP通信端末011から015までのIPアドレス情報を識別しているので、任意のグループに区分したグループ別順位表データ312を作成できる。例えば、プレーヤ002から004までをAグループ、プレーヤ005及び006をBグループとした場合、グループ別順位表データ312Aと、グループ別順位表データ312Bとの2種類のグループ別順位表データも作成できる。
【0035】
総合順位表データ311と、グループ別順位表データ312A、312Bとは、サーバ装置021内に記録された後、プレーヤ002から006までが携帯する携帯型移動無線IP通信端末011から015までに発信される。グループ別順位表データ312A、312Bの場合は、携帯型移動無線IP通信端末011から015までがそれぞれ持つIPアドレスに基づき、グループ別順位表データ312AはAグループの端末011から013に、312BはBグループの端末014から015に発信される。
【0036】
以上の手順が、第2ホール以降も繰り返され、サーバ装置021内の総合順位表データ311、グループ別順位表データ312A、312Bは、その度毎に更新される。上記の手順を最終ホールまで繰り返すと、総合順位表データ311とグループ別順位表データ312A、312Bとにより、最終的なスコア順位結果が完成し、サーバ装置021内に記録される。記録されたそれぞれのデータは、サーバ装置021に接続されたプリンタから紙媒体で出力することも可能であるし、各プレーヤが自宅等で所有しているIPネットワークに接続可能なコンピュータ端末に送信することもできる。
【0037】
図6は、コース状況の情報配信方法の処理手順を示すフローチャート図である。ゴルフ施設運営者001が、サーバ装置021に、天候(降雨・落雷など)、コース毎の風速、風向き、花粉飛散状況、グリーンの芝状態、カップ位置等、毎日変化する情報を入力し、またコース毎の攻略法、避難経路、ルールやマナーなど、定常的な情報を予め入力しておく。入力された情報は、サーバ装置021に記録される。プレーヤ002から007までが、携帯型移動無線IP通信端末011から015までを操作し、上記情報の取得を要求すると、サーバ装置021から、携帯型移動無線IP通信端末011から015までに対して送信される。
【0038】
図7は画像データ配信処理の流れを示すフローチャート図であり、例として、ティショットグラウンドにおけるプレーヤの画像撮影・販売方法を示す。固定式無線通信IPカメラ群121から138までを撮影した画像401から418までが、サーバ装置021に常時配信される。サーバ装置021は、画像データ401から418までの中から、プレーヤがスイングする動作を画像解析し、スイング前後10秒間程度の動画像データを抽出して、サーバ装置021内に記録、蓄積する。
【0039】
サーバ装置021は、固定式無線通信IPカメラ群121から138までのIPアドレス情報から、画像毎にどのホールを撮影したものを把握することができるため、撮影した時間、撮影したホール名の見出し情報を画像データに付加し、画像データ群を一覧化することができる。一覧化した画像データ群は、サーバ装置021に接続された外部ディスプレイ端末に表示される。プレーヤは、外部ディスプレイ端末上の画像一覧から任意の画像を検索し所望の画像データを選択する操作を行うことで、別途記録メディア等に画像を保存することができる。プレーヤが画像データを選択する選択操作を行い、これに対してそのプレーヤに課金する。
【0040】
図8は、プレーヤの有無の検知・連絡システムにおける処理の流れを示すフローチャート図である。図8に示すシステムは、固定式無線通信IPカメラ121から138までによるプレーヤ有無の検知・連絡システムである。サーバ装置021には、各ティショットグランドの画像401から418までが送信されており、各ティショットグランドは、常時監視状態にある。サーバ装置021は、固定式無線通信IPカメラ121から138までのそれぞれのIPアドレス情報から、画像401から418までが、それぞれどのホールのティショットグランドを写したものかを把握することができる。サーバ装置021は、画像401から418までと画像解析手段とによりティショットグランドにおけるプレーヤや人物の有無を検知し、プレーヤが携帯する携帯型移動無線IP通信端末011から015までに、プレーヤの存在情報(ホールの空き情報)を配信する。プレーヤは、次のホールの空き情報等を確認することができる。
【0041】
図9に、ゴルフボールの位置把握システムにおける処理の流れを示すフローチャート図である。図9に示すように、サーバ装置021には、固定式通信機能付電波受発信機141から168までの設置位置を予め登録してあり、コース上に常に電波を発信している。また、ゴルフボール内部には予めプレーヤ002が所有者情報を書き込んだRFIDが内蔵してある。プレーヤ002がゴルフボールを打つと、落ちた先に最も近いところにある電波受発信機168からの電波を受信し、内部のRFIDチップが共振して、電波受発信機168はゴルフボールの所有者情報を受信する。
【0042】
電波受発信機168は、サーバ装置021にデータを送信する。サーバ装置021は、データの発信源を、電波受発信機168が有するIPアドレス情報に基づき送信源を識別し、送信源の位置からゴルフボールまでのおよその位置を把握し、プレーヤ002が携帯する携帯型移動無線IP通信端末011に位置情報を送信する。携帯型移動無線IP通信端末011は、受信した該位置情報から表示部におけるコース図上にゴルフボールの位置を示す。
【0043】
以上、本発明の一実施の形態による情報サービスシステムによれば、現在は主として紙に記入しているスコア情報を、プレーヤが個々に携帯する携帯型移動無線IP通信端末に電子的に入力することにより、初心者でも記入を容易にする。また、無線LANを活用した情報通信システムにより、スコアデータを、サーバ装置を介して他プレーヤと送受信することにより、プレーヤ間のスコア情報交換が可能となる。
【0044】
さらに、スコアを電子的に管理することで、別途プレーヤの順位表を作成する手間を省くことができ、誤記の防止にも寄与する。ボール位置、混雑状況等もプレーヤが持つ携帯型移動無線IP通信端末へ配信することで、プレーヤは状況の変化に迅速に対応でき、ボールを探す手間の軽減やボール紛失率の低減、プレー速度の向上を図ることができるとともに、サービス向上にもつながる。
【0045】
さらに、ゴルフ施設側があらかじめ設置したカメラによって無人で撮影し、必要な画像を記録メディア等に保存し販売することにより、プレーヤが個人で機材を持ち込んだり、撮影したりする労力を軽減するとともに、ゴルフ施設側は画像販売などの新規サービス創出につながり、収入拡大に寄与するという利点がある。
【0046】
以上、本実施の形態に沿って説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、種々の変形が可能であるのは言うまでもない。本実施の形態による情報サービスシステムは、他の郊外型施設などにおいても活用が可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明による情報通信システムを用いると、情報の入力や情報交換が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による情報通信システムの構成例1を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態による情報通信システムの構成例2を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態による情報通信システムにおける無線中継基地局等の設置例を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態による情報通信システムにおける固定式電波受発信機の設置例を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態による情報通信システムにおけるスコア入力・順位表作成システムの処理の流れを示すフローチャート図である。
【図6】本発明の一実施の形態による情報通信システムにおける各種情報配信システムの処理の流れを示すフローチャート図である。
【図7】本発明の一実施の形態による情報通信システムにおける画像データ配信処理の流れを示すフローチャート図である。
【図8】本発明の一実施の形態による情報通信システムにおけるプレーヤ有無の検知・連絡システムの処理の流れを示すフローチャート図である。
【図9】本発明の一実施の形態による情報通信システムにおけるゴルフボールの位置把握システムの処理の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
001…ゴルフ施設運営者、021…サーバ装置、011〜015…携帯型移動無線IP通信端末、101〜113…無線中継基地局、121〜138…固定式無線通信機能付IPカメラ、141〜168…固定式通信機能付電波受発信機。
Claims (2)
- ゴルフ場内に配置された情報通信システムであって、IPネットワークに常時接続可能で、それぞれが固有のIPアドレスを有する複数の携帯型移動無線IP通信端末群と、あるエリア内に存在する前記携帯型移動無線IP通信端末と前記IPネットワークとを関連付けする中継基地局を複数含む中継基地局群と、前記IPネットワークと常時接続される少なくとも1のサーバ装置であって前記携帯型移動無線IP通信端末のプレーヤが入力したデータを自動的に処理する自動処理装置を有するサーバ装置とを有しており、前記プレーヤが新たなデータを入力する操作に応じて、前記自動処理装置が、入力済みのデータに新規データを追加し、または、更新する情報通信システムを用いた認証システムであって、
TCP/IPに基づき通信可能で、個別にIPアドレスを有する複数の固定式通信機能付電波送受信機を有する複数の送受信機群と、前記中継基地局を経由してネットワーク接続するサーバ装置とによって構成される送受信システムにおける認証システムであって、
前記固定式通信機能付電波送受信機から発せられる電波を受け、その電波に共振して前記固定式通信機能付電波送受信機に電波を返信するRFIDチップをゴルフボールが内蔵し、
ゴルフ場のコース上における該RFIDチップを内蔵するゴルフボールから得られる該ゴルフボールの所有者情報を前記固定式通信機能付電波送受信機が前記RFIDから認証し、前記所有者情報に基づいて前記携帯型移動無線IP通信端末に前記ホールの位置情報を送信することを特徴とする認証システム。 - IPネットワークに接続可能で、それぞれが固有のIPアドレスを有し撮影機能を備えた複数の固定式無線通信機能付IPカメラ群と、前記固定式無線通信機能付IPカメラと前記IPネットワークとを関連付けする複数の中継基地局と、前記IPネットワークと関連付けされた少なくとも1のサーバ装置と、を有する画像監視・解析システムにおいて、
前記サーバ装置が、前記固定式無線通信機能付IPカメラが撮影した画像データを自動的に編集処理する自動編集処理装置を有しており、前記画像データの新たな入力に応じて、前記自動編集処理装置が入力済みの画像データを編集し、蓄積し、または、一覧化し、前記自動編集処理装置は、前記の画像データから、プレーヤの動作を含む一連の行動の画像解析を行い、必要な画像部分だけを抽出し、記録することを特徴とする画像監視・解析システムであって、
前記固定式無線通信機能付IPカメラは、ゴルフ場のコース毎に各ホールのティショットグランドを撮影する位置に設置されており、前記の記録画像は、送信時間、撮影場所の情報を付与されて前記サーバ装置に保存され、その時間、場所情報から該記録画像を検索可能で、別途記録メディアへの保存や、電子メール等の手段により送信可能とされ、前記の画像データからサーバ装置が各ティショットグランドにおける人物の有無を解析し、人物の有無に関する情報を携帯型移動無線IP通信端末に発信することを特徴とする画像監視・解析システム。
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