JP4526218B2 - 基板搬送装置の監視装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板搬送装置の監視装置に関し、特に、ロードロック室と基板搬送室の間で基板を受け渡すときに安定して常に正常に基板受渡しを行える基板搬送装置の監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばLSI等の半導体デバイスは、基板に対する多くの表面処理を経て製作される。基板に対して表面処理を行う装置は一般的に半導体製造装置と総称され、この中にはスパッタリングや化学蒸着(CVD)等の薄膜作製を行う装置、あるいはエッチングや不純物注入等の表面加工を行う装置が含まれている。
【0003】
図9を用いて従来の半導体製造装置における基板搬送装置の一般的な構成を説明する。図9は平面図であり、要部の内部構造を示している。図9では、本発明の課題に関連する部分以外は簡略化して示している。
【0004】
搬送ロボット11を備えた基板搬送室12が中央に設けられている。基板搬送室12の周囲には2つのロードロック室13A,13Bと例えば4つのプロセス室14A,14B,14C,14Dが設けられている。
【0005】
上記構成において、基板搬送室12等の「室」は「チャンバ」とも呼ばれ、また中央に位置する基板搬送室12はセパレーションチャンバまたは中央チャンバとも呼ばれる。上記半導体製造装置は、基板搬送室12の周りに複数のプロセス室14A〜14Dが設けられていることから、マルチチャンバ型の半導体製造装置である。
【0006】
ロードロック室13A,13Bの外側にはオートローダ15が設置されている。基板搬送室12と各ロードロック室13A,13Bおよび各プロセス室13A〜13Dとの間にはスリットバルブ16が設けられ、さらに各ロードロック室13A,13Bとオートローダ15との間にもスリットバルブ16が設けられている。
【0007】
オートローダ15には、未処理の基板17を複数枚収容した基板カセット18が設置される。枚数としては例えば25枚または26枚である。オートローダ15で基板カセット18が設置される場所は4ヶ所設けられている。上記基板カセット18を設置した状態で、半導体製造装置は起動される。最初に、ロードロック室13Aの前面にあるスリットバルブ16が開になり、基板カセット18内の未処理の基板17をオートローダ15の搬送ロボット15aで1枚または複数枚の単位でロードロック室13Aに設けられた基板置き棚19に搬送する。ロードロック室13Aの基板置き棚19は、基板カセット18に収容される基板の枚数に対応させて25段または26段になっている。基板置き棚19では、複数の基板17は、水平姿勢に保持され、かつ上下方向にて間に所定の隙間を空けて積層された状態で配置される。
【0008】
基板カセット18内のすべての未処理の基板17について基板置き棚19への搬送が完了したとき、ロードロック室13Aの前面のスリットバルブ16は閉じられる。ロードロック室13Aの内部は密閉状態になる。その後、ロードロック室13Aの内部は、図示しない排気ポンプで排気され、所定の真空度(例えば10-5Pa)になる。ロードロック室13Aの排気が完了すると、ロードロック室13Aと基板搬送室12の間のスリットバルブ16を開にする。
【0009】
その後、基板搬送室12の搬送ロボット11に基づいて、ロードロック室13Aと基板搬送室12の間で基板17の受渡しが行われる。1枚の基板が基板搬送室12へ受け渡されると、さらに基板搬送室12と、4つのプロセス室14A〜14Dのうちの所定のプロセス室との間のスリットバルブ16を開にし、基板搬送室12と当該プロセス室の間で未処理の基板17の受渡しが行われる。基板17がプロセス室に受け渡されると、スリットバルブ16が閉じ、プロセス室内で基板17の表面に所定の処理が行われる。プロセス室での処理が完了すると、スリットバルブ16が開かれ、搬送ロボット11によって処理済の基板17が基板搬送室12へ取り出される。
【0010】
処理済の基板17に対する表面処理の内容に応じて、基板は他のプロセス室の各々に対して同様に受け渡され、処理が行われる。すべての処理が完了すると、基板搬送室12の搬送ロボット11によって支持された状態にある処理済の基板17は、当該搬送ロボット11によって、基板搬送室12からロードロック室13Aの基板置き棚19まで搬送される。
【0011】
ロードロック室13Aの基板置き棚19に設置されたすべての基板の処理が完了し、処理済の基板17のすべてが基板置き棚19に戻ってきたら、ロードロック室3Aと基板搬送室12との間のスリットバルブ16を閉にして、ロードロック室13Aに大気を導入して真空状態を解除する。ロードロック室13Aが大気の圧力状態になったとき、ロードロック室13Aの前面のスリットバルブ16を開とする。
【0012】
その後、ロードロック室13A内の処理済の基板のすべてを、オートローダ15の搬送ロボット15aによってその基板カセット18に回収する。このようにして、基板搬送室12に備えられた搬送ロボット11等の搬送動作に基づく一連の基板搬送動作が完了する。
【0013】
上記構成において、搬送ロボット11は、真空中で未処理または処理済の基板17を搬送する場合において、全体の回転動作や上下方向の移動動作だけでなく、アーム22が伸び縮みの動作を行うため、特にアームが伸びた位置でのフォーク(基板を搭載するアーム先端部)23の停止精度の不良は、基板の破損またはパーティクルの発生などの製品の歩留まり低下の原因になっている。
【0014】
そこで本出願人は、先に「プロセスチャンバでの基板位置決め装置、および搬送機構のアーム位置の監視装置」(特開2000−232147号)を提案した。この発明は、搬送ロボットによって基板搬送室からプロセス室へ基板を搬入するときに、プロセス室での基板の位置決めを正確に行えるようにするための装置である。このため、搬送ロボットによるプロセス室への基板の受渡しを監視するためのCCDカメラを各プロセス室に対応させて配置する構成を採用している。
これによってプロセス室13A〜13Dにおける基板の位置決めの問題は解消し、プロセス室側での基板位置決めに関する問題は改善された。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
特開2000−232147号で提案される構成によってプロセス室における基板位置決めの問題は解決された。しかしながら、それをロードロック室13Aでの基板受渡しに関する基板位置決めの問題にそのまま適用できないことが判明した。その理由は次の通りである。
【0016】
ロードロック室13Aでは、前述した通り、基板置き棚19において25枚または26枚の基板17が水平状態にしてかつ上下方向に所定間隔を空けて積み重ねられている。かかるロードロック室13Aでは、基板置き棚19上に置かれた基板と基板の間の隙間に搬送ロボット11のフォーク23を挿入し、フォーク23の上に1枚の基板を載せて取出し、当該基板の受渡しを行う。ロードロック室13A内における基板と基板の間の距離は規格上で決められており、6.5mmになっている。これに対してフォーク23の厚みは2mmであり、基板17と搬送ロボット11のフォーク23との間では、フォーク23の上側と下側に2mmずつの間隔で調整を行うことが必要となる。
【0017】
しかし基板置き棚19の初期調整が悪い場合には基板間の距離が2mm以下になる場合が生じ、その状態で搬送ロボット11を長時間動作させた場合には、何かの原因で搬送ロボット11のフォーク23が伸び位置で垂れると、基板が置かれたときにフォーク23が下側の基板に接触するおそれが高くなる。
【0018】
搬送ロボット11のフォーク23が垂れる原因としては、高温プロセスに基づいて基板17を500℃の温度に加熱した後に当該基板をフォーク23で搬送するとき、フォーク23自体も100〜200℃程度に加熱されることを挙げることができる。この加熱の結果、フォーク23で熱歪みが発生し垂れが生じる。
【0019】
上記の理由により、ロードロック室13Aと基板搬送室12の間で基板17の受渡しを行うときには、熱に起因して搬送ロボット11のフォーク23で垂れが生じ、基板置き棚19においてフォーク23が下側の基板17に接触するという不具合が生じるおそれがあった。
【0020】
本発明の目的は、上記の問題に鑑み、マルチチャンバ型等の半導体製造装置において、基板搬送室と基板置き棚を備えたロードロック室との間で搬送ロボットにより基板の受渡しを行うとき、ロードロック室における基板置き棚の基板間の隙間に挿入されるフォークと基板の位置関係に関してフォークの位置決めを正確に行うようにした基板搬送装置の監視装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る基板搬送装置の監視装置は、上記目的を達成するために、次の通り構成される。
【0022】
第1の基板搬送装置の監視装置(請求項1に対応)は、
基板置き棚が設けられたロードロック室と、
基板支持部を有する搬送ロボットが設けられた基板搬送室と、
ロードロック室の内部に基板置き棚における基板受渡し位置を監視するように配置され、かつロードロック室内に存する基板支持部の高さ位置と基板支持部の真下に位置する下側基板の高さ位置とを画像データに基づき測定するカメラ装置と、
カメラ装置によって基板置き棚と搬送ロボットの基板支持部との間の基板の受渡しを監視し、その結果得られた基板支持部の高さ位置と下側基板の高さ位置に関する2つの測定データの差データに基づいて、基板支持部が下側基板に接触しないように搬送ロボットの基板支持部の高さ位置を制御する制御手段と、
を備えるように構成される。
【0023】
上記の構成によれば、基板搬送室に設けられた搬送ロボットを動作させて基板支持部をロードロック室の基板置き棚に配置された複数の基板の間の隙間に挿入するように配置するときに、基板支持部と、基板支持部の真下に位置する下側基板との各々の高さ位置、それらの間の距離を、ロードロック室内で基板置き棚における基板受渡し位置を監視するように配置されたカメラ装置によって撮像することにより求め、これにより基板の受渡し状態に関する両者の高さ位置の位置関係を監視し、基板支持部と下側基板との間で接触が生じないように基板支持部すなわちフォークの高さ位置を正確に設定する。これにより、基板の破損やパーティクルの発生を防止している。
【0024】
第2の基板搬送装置の監視装置(請求項2に対応)は、上記第1の構成において、好ましくは、搬送ロボットは回転・伸縮自在なアームとこのアームに前部に設けられた上記基板支持部とを有し、アームの回転・伸縮動作で基板支持部とロードロック室の基板置き棚との間で基板の受渡しを行うように構成され、さらに、基板置き棚には、複数の基板が、水平状態で隙間を空けて積み重ねて置かれ、搬送ロボットは、基板置き棚に対して、基板取出しまたは基板置きを行うため予め定められた箇所に基板支持部を移動させ、このときの基板支持部をカメラ装置で測定・監視するように構成される。基板置き棚において隙間をあげて上下方向に積み重ねられた基板の基板取出しまたは基板置きを行う場合に、基板間の隙間に基板支持部を挿入するとき、基板支持部に垂れが生じても下側基板に接触するのを防止する。
【0025】
第3の基板搬送装置の監視装置(請求項3に対応)は、上記の各構成において、好ましくは、上記制御手段は、カメラ装置による撮像動作で得られた画像データにおいて基板支持部と下側基板との間の距離が規格範囲内であるときには基板取出しまたは基板置きを行い、距離が規格範囲外にあるときには搬送ロボットで基板支持部の高さ位置を調整した後に基板取出しまたは基板置きを行うように制御するように構成されている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0027】
実施形態で説明される構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成要素の組成(材質)については例示にすぎない。従って本発明は、以下に説明される実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
【0028】
図1は本発明に係る基板搬送装置を備えた半導体製造装置の平面図を示す。この半導体製造装置10はマルチチャンバ型の装置である。この半導体製造装置10の基本的構成は図9で説明した従来の半導体製造装置と同じである。従って図1において図9で説明した要素と同一の要素には同一の符号を付している。
【0029】
マルチチャンバ型の半導体製造装置10の基本的構成を概説する。搬送ロボット11を備えた基板搬送室12が中央に設けられている。基板搬送室12の平面形状は例えば七角形の形状をしている。基板搬送室12の側面部の周囲には2つのロードロック室13A,13Bと例えば4つのプロセス室14A〜14Dが設けられている。ロードロック室13A,13Bには基板置き棚19が設けられている。ロードロック室13A,13Bの外側にはオートローダ15が設置される。基板搬送室12と各ロードロック室13A,13Bおよび各プロセス室14A〜14Dとの間にはスリットバルブ16が設けられ、さらに各ロードロック室13A,13Bとオートローダ15との間にもスリットバルブ16が設けられる。オートローダ15には、例えば25枚(または26枚)の未処理の基板17を収容した基板カセット18が設置される。
【0030】
上記の構成において、2つのロードロック室13A,13Bのそれぞれの内部にはCCDカメラを含むカメラ装置30が付設される。図1中右側のロードロック室13Aでは右側位置にカメラ装置30が備えられ、図1中左側のロードロック室13Bで左側位置にカメラ装置30が備えられる。各ロードロック室13A,13Bにおけるカメラ装置30の配置位置は、オートローダ15の搬送ロボット15aに基づく基板搬送経路を避けるように決定されている。
【0031】
図2に従って、基板搬送室12に設けられた搬送ロボット11の構成を説明する。図2は、(A)で搬送ロボット11が伸び動作を行った状態を示し、(B)で搬送ロボットが縮み動作を行った状態を示している。
【0032】
搬送ロボット11はアーム22とフォーク(基板支持部)23を備えている。
アーム22は、4つの比較的に長い片22aを回転自在な結合部で結合し、その形が変形するほぼ平行四辺形を形成するようにして構成されている。アーム22の基端22bは、基板搬送室12の下壁のほぼ中心部の下側に設けられたモータの回転軸に結合されている。アーム22はモータによって基端22bを中心に自在に回転するように構成されている。またアーム22は、基板搬送室12の径方向25において伸縮する機構として構成されている。図2(A)はアーム22が伸び停止位置にある状態を示し、図2(B)はアーム22が縮み停止位置にある状態を示している。アーム22の回転は、図2(B)に示されるようにアーム22が縮み停止状態にあるときに行われる。アーム22の先端22cにはフォーク23が固定されている。フォーク23は長形の形状を有し、その中央部でアーム22の先端22cに取り付けられている。フォーク23はその長手方向が常に基板搬送室12の径方向を向くように保持される。またフォーク23は、その中央部を中心にして、図2で好ましくは線対称の位置関係にある右側の第1フォーク23aと左側の第2フォーク23bから構成される。第1フォーク23aは少なくとも1枚の基板をほぼ水平状態で載置させ、支持する部分として機能する。第1フォーク23aによって基板は1枚づつ各プロセス室に搬入される。また搬送ロボット11は全体の位置を高さ方向に移動させることが可能である。
【0033】
次に図3に基づいてロードロック室13Aの内部構成およびCCDカメラに関する構成を詳細に説明する。図3では、ロードロック室13Aの内部構成、基板置き棚19の縦断面で示した構成、CCDカメラ31を含むカメラ装置30の取付け構造、およびCCDカメラ31で得られる画像データを処理・表示するデータ処理システム32が示されている。
【0034】
ロードロック室13Aは床板33と天井板34と側壁35で仕切られて形成されている。これらの板部または壁部は金属板部材で作られている。図3では、便宜上天井部34のみ実線で示され、その他の部分は仮想線で示されている。
【0035】
ロードロック室13Aの内部の中央位置には基板置き棚19が設けられる。基板置き棚19は、上下方向に複数の支持枠19aが積み重ねられて形成されている。これらの支持枠19aのそれぞれが、その内縁によって1枚の基板17を支持し、基板を水平状態に保持している。基板置き棚19として、全体で、例えば25枚の基板が置かれる。図3では、支持枠19aによって両側を支持された最上段の基板17のみが1枚示されており、他の基板の配置状態の図示は説明の便宜上省略されている。上下の位置で隣り合う2枚の基板の間には所定の隙間が形成されている。また図3で23はフォークであり、フォーク先端側から見た形を示している。図示されたフォーク23の位置は、基板17のを受渡しを行う標準的な位置である。フォーク23の高さ位置は下側に位置する基板との間の距離に応じて微調整され得る。基板置き棚19は、その全体が、その下方の位置に設けられた昇降装置36によって昇降するように、設けられている。昇降装置36にはよく知られた装置が使用されている。図3において実線で示された基板置き棚19は下限位置にあり、二点鎖線19’で示された状態は基板置き棚が上限位置に移動した状態を示している。
【0036】
カメラ装置30は、ガラス窓41を有しかつミラー42を内蔵する測定面部43と、レンズ部44と、上記CCDカメラ31と、LED光源45とから構成されている。カメラ装置30の外観容器はガラス窓41を除いて金属部材で作られ、カメラ装置30の全体形状は潜望鏡のごとき形状を有している。カメラ装置30は、測定面部43を下側にしかつCCDカメラ31を上側にし、かつガラス窓41を内側に向けて固定状態にて配置している。カメラ装置30は、ロードロック室13Aの基板置き棚19における基板の受渡し位置、すなわちフォーク23が到来する位置を含む一定箇所を測定するように固定されている。
【0037】
レンズ部44は、測定面部43でガラス窓41を通して取り込まれた測定対象の像を焦点合わせしてCCDカメラ31に与える手段である。測定面部43のミラー42は、CCDカメラ31の撮影方向をガラス窓41の方向に向けるように方向を90°変更するための手段である。測定面部43の下側にはLED光源45が付設されている。LED光源45は測定対象を見やすくするための照明手段である。
【0038】
カメラ装置30によって測定・監視すべき高さ位置は、ロードロック室13Aにおいて基板17を搬送ロボット11のフォーク23で受け渡す高さ位置に設定されている。カメラ装置30のCCDカメラ31によって、フォーク23による基板の受渡しの動作を真横側方より監視するようになっている。CCDカメラ31は、測定対象を画像化し、画像データを電気信号の形式で出力する。
【0039】
CCDカメラ31を含むカメラ装置30は、上記のごとくロードロック室13A内の真空の環境に設けられている。CCDカメラ31から出力される画像信号は、カメラケーブル51を経由して外部に取り出される。画像データを処理・表示するデータ処理システム32は、ロードロック室13Aの外側の大気環境に設けられている。カメラケーブル51は画像処理用コントローラ52に接続されている。コントローラ52にはモニタケーブル53を介してTVモニタ54が接続されている。コントローラ52は、CCDカメラ31で撮像された画像の処理を行い、TVモニタ54はその画面54aに撮像された画像を映し出す。コントローラ52には、さらに、TVモニタ54の画面等の設定を行うコンソール55が付設される。またコントローラ52と全体制御用の上位制御装置56とは信号ケーブル57で接続されている。コントローラ52と上位制御装置56との間では信号ケーブル57を介して制御信号の授受が行われる。
【0040】
次に、図4〜図8を参照して、搬送ロボット11による基板17の受渡し動作と、カメラ装置30による測定・監視の動作と、データ処理システム32に基づく画像処理について説明する。
【0041】
図4は、CCDカメラ31による測定・監視で得られた画像であって、TVモニタ54の画面54aに表示された画像を示している。当該画像61の内容は、ロードロック室13Aと基板搬送室12の間で基板17の受渡しを行うために搬送ロボット11のフォーク23がロードロック室13Aへ伸びた状態を示している。また図5と図7はそれぞれ基板置き棚19からフォーク23で基板17を取り出すときの状態推移と制御プロセスを示し、図6と図8はそれぞれフォーク23で基板置き棚19に基板17を置くときの状態推移と制御プロセスを示している。なお上記制御プロセスはコントローラ52および上位制御装置56によって実行される。
【0042】
図4、図5、図7を参照して、ロードロック室13Aの基板置き棚19に置かれた複数枚の基板17のうちのいずれか1枚の基板を取り出す動作を説明する。基板取出し時において、フォーク23の上に基板が載っていない状態で以下のような測定・監視および制御を行い、その後に所定の基板を取り出す。
【0043】
ロードロック室13Aの基板置き棚19に置かれた基板17を基板搬送室12へ取り出すとき、最初に、取り出したい基板17を図3で示されたフォーク23の位置よりも高い位置に設定する。この位置設定は、前述のごとく基板置き棚19は昇降装置36によって上下方向に移動させられるので、上位制御装置56が昇降装置36の動作を制御することに基づいて行われる。ロードロック室13Aの基板置き棚19におけるどの基板を取り出すかについては、上位制御装置56に用意されたプログラムに基づき予め手順が定められているので、上位制御装置56は当該手順に従って所定の基板を、搬送ロボット11のフォーク23の配置位置よりも高い位置にセットするように基板置き棚19を移動させる(ステップS11)。基板置き棚19が移動した後の状態が図5(A)に示される。
【0044】
基板置き棚19が所定の高さ位置に設定されるた後、搬送ロボット11のアーム21を伸び方向に動作させ、アーム先端部のフォーク23を、取り出す基板17の下側の隙間に挿入する(ステップS12)。この状態は、図5(A)に示された状態から図5(B)の状態への推移として示される。当該隙間は、取り出す所定の基板17とその下側に置かれている基板17の間に形成される隙間である。搬送ロボット11のアーム21の伸び動作が完了したとき、CCDカメラ31は、その真横の側方位置からフォーク23とこのフォーク23の上側および下側に位置する基板17とを撮像する(ステップS13)。CCDカメラ31による撮像で得られた画像は、画像データとしてカメラケーブル51を経由してコントローラ52へ送られ、表示のための処理が行われた後に、モニタケーブル53を経由して伝送され、TVモニタ54に撮影した画像が映し出される(ステップS14)。図4がTVモニタ54の画面54aに映し出された画像61を示している。この画像61では、フォーク23の像23’と、上側の基板の像17aと、下側の基板の像17bが示されている。図4に示された画像61において、太線で示された区画62は計測領域である。この計測領域62に関しては、標準となる距離H0が設定されている。また計測領域62の横幅は20ピクセルに相当する。図4に示された画像61について画像メモリ(図示せず)に記憶された画像データを用いて、コントローラ52は、この計測領域62に対応する部分について、フォーク23とこのフォーク23の下側に位置する基板17との間における距離Hを測定する(ステップS15)。その測定は、画面54aに表示された画像61における各要素の位置関係に基づき画像データ上でピクセル数を計測することにより行われる。
【0045】
上記の計測で得られたフォーク23と下側基板17の距離Hが上記距離H0よりも大きい場合には規格範囲内であると判定され、距離Hが距離H0よりも小さい場合には規格範囲外と判定される(ステップS16)。
【0046】
規格範囲内であると判定された場合には、フォーク23上に基板が載りフォーク23に垂れが生じたとしても下側基板17に接触するおそれがないので、基板置き棚19を下降させ、上側基板17がフォーク23の上に載る位置まで移動させる(ステップS17)。この状態を図5(C)に示す。基板17がフォーク23の上に搭載されると、搬送ロボット11のアーム21は収縮動作を行い、ロードロック室13Aから基板17を基板搬送室12へ移動させる(ステップS18)。この状態を図5(D)に示す。
【0047】
上記において規格範囲外と判定された場合には、フォーク23上に基板が載りフォーク23に垂れが生じると下側基板17に接触するおそれがあるので、搬送ロボット11のフォーク23の高さ位置を調整する制御を行うように、コントローラ52は上位制御装置56に指令を出す(ステップS21)と共に、警報を発する(ステップS22)。次にフォーク23の高さ位置を調整する(ステップS23)。これによりフォーク23上に基板が載ったときにフォーク23に垂れが生じたとしても下側基板17に接触する事態の発生をなくすことができる。その後、上記と同様に、基板置き棚19を下降させ、上側基板17をフォーク23上に載せ(ステップS17)、さらにその後、搬送ロボット11のアーム22は収縮動作を行ってロードロック室13Aから基板17を基板搬送室12へ移動させる(ステップS18)。
【0048】
以上のごとく、ロードロック室13Aの基板置き棚19から基板搬送室12への未処理の基板の受渡しが実行される。
【0049】
次に図4、図6、図8を参照して、搬送ロボット11のフォーク23の上にある基板17をロードロック室13Aの基板置き棚19のいずれかの空いた棚に置く動作を説明する。
【0050】
ロードロック室13Aには前述の通り基板置き棚19が配備されている。この基板置き棚19には、前述のごとく基板の取出し作業に基づいていくつかの棚が空いた状態にある。ロードロック室13A内に設けられた基板置き棚19における空いた所定の支持枠19aを収納位置に設定する(ステップS31)。その後、フォーク23に基板17を搭載した状態で搬送ロボット11のアーム22を伸び方向に動作させ、設定された上記の支持枠に対応する位置にセットする(ステップS32)。この状態が図6(A)から図6(B)への推移状態である。図6(B)において計測領域61が設定されている。当該計測領域61については、前述のごとくカメラ装置30のCCDカメラ31を通して測定・監視されている。搬送ロボット11のフォーク23の伸び動作が完了した時点で、上記計測領域61に関して、CCDカメラ31によってフォーク23と下側基板17の間の隙間の距離H’が測定される(ステップS33)。距離H’が前述の標準となる距離H0よりも大きか否か(規格範囲内であるか否か)が判定され(ステップS34)、大きい場合には規格範囲内として、基板置き棚19を上昇させ、基板17を基板置き棚19の所定の棚に搭載させる(ステップS35)。距離H’が距離H0よりも小さい場合には規格範囲外として、コントローラ52は、搬送ロボット11の高さ位置を調整するように上位制御装置56へ指示を出す(ステップS41)と共に、同時に警報を出す(ステップS42)。搬送ロボット11のフォーク23の高さ位置の調整が完了(ステップS43)した後、上記のステップS35を実行し、基板置き棚19を上昇させ、基板17を基板置き棚19の所定の棚の上に載せる。次の動作としては、搬送ロボット11を縮み方向へ動作させ(ステップS36)、これにより基板搬送室12からロードロック室13Aへの処理済みの基板17の受渡しが完了する。
【0051】
上記の実施形態ではロードロック室13Aと基板搬送室12との間での搬送ロボット11による基板17の受渡しを説明したが、ロードロック室13Bの場合も同様にして搬送ロボット11による基板の受渡しが行われる。前述の実施形態では、マルチチャンバ型の半導体製造装置について説明したが、これに限定されるものではない。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、半導体製造装置において基板搬送室と基板置き棚が設けられたロードロック室との間で、搬送ロボットによって基板置き棚上に基板の受渡しを行うとき、搬送ロボットのフォークと、基板置き棚から取り出されるまたは基板置き棚に置かれる基板、およびフォークの下側に位置する基板との位置関係を監視し、フォークと下側基板が接触しないように制御を行うようにしたため、フォークと基板との接触を未然に防止し、基板の破損やパーティクルの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板搬送装置の監視装置が設けられた半導体製造装置の内部構造を示した平面図である。
【図2】搬送ロボットの具体的構成を示し、伸びた状態(A)と縮んだ状態(B)を示す平面図である。
【図3】基板置き棚の詳細な構造を示す側面内部構造と、データ処理システムの構成を示す図である。
【図4】TVモニタの画面に示される画像の一例を示す図である。
【図5】基板取出し時の動作を説明する状態推移図である。
【図6】基板置き時の動作を説明する状態推移図である。
【図7】基板取出しの動作制御を示すフローチャートである。
【図8】基板置きの動作制御を示すフローチャートである。
【図9】従来の半導体製造装置の基板搬送装置の問題を説明するための内部構造を示した平面図である。
【符号の説明】
10 半導体製造装置
11 搬送ロボット
12 基板搬送室
13A,13B ロードロック室
14A〜14D プロセス室
15 オートローダ
17 基板
19 基板置き棚
22 アーム
23 フォーク
30 カメラ装置
31 CCDカメラ
61 画像
62 計測領域
Claims (3)
- 基板置き棚が設けられたロードロック室と、
基板支持部を有する搬送ロボットが設けられた基板搬送室と、
前記ロードロック室の内部に前記基板置き棚における基板受渡し位置を監視するように配置され、かつ前記ロードロック室内に存する前記基板支持部の高さ位置と前記基板支持部の真下に位置する下側基板の高さ位置とを画像データに基づき測定するカメラ装置と、 前記カメラ装置によって前記基板置き棚と前記搬送ロボットの前記基板支持部との間の基板の受渡しを監視し、その結果得られた前記基板支持部の高さ位置と前記下側基板の高さ位置に関する2つの測定データの差データに基づいて、前記基板支持部が前記下側基板に接触しないように前記搬送ロボットの前記基板支持部の高さ位置を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする基板搬送装置の監視装置。 - 前記搬送ロボットは回転・伸縮自在なアームとこのアームに前部に設けられた前記基板支持部とを有し、前記アームの回転・伸縮動作で前記基板支持部と前記ロードロック室の前記基板置き棚との間で基板の受渡しを行うように構成され、
前記基板置き棚には、複数の基板が、水平状態で隙間をあけて積み重ねて置かれ、前記搬送ロボットは、前記基板置き棚に対して、基板取出しまたは基板置きを行うため予め定められた箇所に前記基板支持部を移動させ、このときの前記基板支持部を前記カメラ装置で測定・監視することを特徴とする請求項1記載の基板搬送装置の監視装置。 - 前記制御手段は、前記カメラ装置による撮像動作で得られた前記画像データにおいて前記基板支持部と前記下側基板との間の距離が規格範囲内であるときには基板取出しまたは基板置きを行い、前記距離が規格範囲外にあるときには前記搬送ロボットで前記基板支持部の高さ位置を調整した後に基板取出しまたは基板置きを行うように制御することを特徴とする請求項1または2記載の基板搬送装置の監視装置。
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