JP4526052B2 - ラッチ錠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱の扉や蓋、側板等のパネルを取付保持するため使用するラッチ錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パネルを取付保持するため使用するラッチ錠は、軽量で安価に量産できることからケースをプラスチックにより製造したものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなケースをプラスチック製としたラッチ錠にあっては、特にパネル自体の大きさが大きいものや、耐震性が要求される箱に使用するものでは、パネルの振動等によりラッチ錠に加わる振動や衝撃が大きくなり図6に示すように係止部51に先端係合部52を係合させたラッチ棒53がプラスチック製のケース55を損傷する虞があり、ラッチ錠としての機能を喪失してパネルが外れパネルに取り付けた機器が損傷して二次的な被害を発生させる可能性もあった。このため、ケース55の強度を増したものを別途製造し、用途に応じて使い分けをしていた。しかし、製造コストや部品管理のコストがかかるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するためになされた本発明のラッチ錠は、プラスチック製のケースに嵌合したラッチ棒の先端係合部を係止部に係合させて鎖錠を行うラッチ錠において、ケースの外面に囲装した補強部材をケースに対して着脱自在したものとして、該補強部材は底枠板部の両側に側枠板部を折曲形成して前記ケースの底面及び両側面を覆うものとし、さらに、前記ケースの上部周縁に張設した鍔板の下面に添装する庇板部を前記側枠板部の先端に折曲形成したことを特徴とするものである。また、ケースの外面に補強部材嵌合用の凹段部を形成することが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。
図1、図2及び図3において1はポリプロピレン等のプラスチックよりなるケースであり、該ケース1の上部周縁には鍔板11が張設されている。2は前記ケース1の外面を囲装した鋼板製の補強部材であり、該補強部材2は底枠板部2aの両側に側枠板部2b、2bを折曲形成してケース1の底面1a及び両側面1b、1bを覆うとともに両側枠板部2b、2bの先端に前記鍔板11の下面に添装する庇板部2cを折曲形成したものである。また、この補強部材2はケース1の両側面1b、1bに係止爪12、12を設けたものに対応して該係止爪12、12を露出用の窓孔22、22を設けている。係止爪12、12はケース1をパネル201の取付孔202の保持するものであるが、該係止爪12、12と窓孔22、22とによりケース1に対し補強部材2を着脱自在にする機能を兼ねている。さらに、ケース1の外面すなわち両側面1b、1bには補強部材2の板厚に相当する補強部材嵌合用の凹段部13が形成されている。
【0006】
3は前記ケース1内に進退動可能に嵌合したラッチ棒であり、該ラッチ棒3は図4に示すように先端係合部3aをケース1の前面開口1cから突出させて盤類の箱101に設けた係止部103に係合して鎖錠を行うものである。このラッチ棒3はケース1の上面に設けた窓孔15に起倒自在に取り付けたレバー4がケース1内に収まった伏倒状態においては該レバー4に押圧されて鎖錠位置をとるが、図5に示すようにレバー4を引き起こした状態ではレバー4による押圧を解除されて常時解錠方向に附勢するバネ5により解錠位置に待機するものである。なお、ラッチ棒3の鎖錠・解錠ための操作手段はこのようなレバー4及びバネ5に限定されるものではなく確実に鎖錠・解錠が行うことのできるものであればどの様なものでもよい。
【0007】
このように構成されたものは、盤類の箱101の内扉やシールド板等のパネル201に取り付けて、レバー4を操作することにより、ラッチ棒3を盤類の箱101のパネル201の支持部102に設けた係止部103に係脱させてパネル201の鎖錠・解錠を行うものである。
【0008】
本発明においては、ケース1がポリプロピレン等のプラスチックよりなるものであるが、該ケース1の外面は鋼板製の補強部材2により囲装されているので、鎖錠状態下においてパネル201に衝撃、振動が加わりラッチ棒3が左右及び上下方向の力を受けてケース1の内面に当たってもケース1の外面が補強部材2により補強されているのでケース1が損傷してラッチ錠としての機能を失うことが無いものである。
【0009】
すなわち、補強部材2を底枠板部2aの両側に側枠板部2b、2bを折曲形成してケース1の底面1a及び両側面1b、1bを覆うとともに両側枠板部2b、2bの先端に前記鍔板11の下面に添装する庇板部2cを折曲形成したものにあっては、ラッチ棒3が左右方向の力を受けてケース1の両側面1b、1bの内面に強く当たっても補強部材2の側枠板部2b、2bが該両側面1b、1bの外面を支えているので損傷することが無く、また、鍔板11の下面をパネル201の取付孔202の周縁上面に当接して取り付けても、ケース1がラッチ棒3により上下方向の力を受けて底面1aを下方に押圧しても該底面1aは底枠板部2aにより補強されているので損傷することが無く、さらに、鍔板11の下面と取付孔202の周縁上面との間に補強部材2の庇板部2cが介在されているので鍔板11が破損する虞もないものである。
【0010】
また、ケース1の係止爪12、12をケース1の内側に向けて押圧すると同時に、補強部材2をケース1の底面の方向に移動させることにより、ケース1から補強部材2を外すことが可能である。すなわち、補強部材2はケース1に対して着脱自在であるので、パネル201に機器を取付けしない軽量のものであり衝撃、振動をラッチ棒3に与えないものにあっては、補強部材2を取り付けせず使用して、用途に応じて補強部材2の取り付けるか否かを選択でき、従来のように2種類のラッチ錠を用意しなくてもよいため、製造コストや部品管理のコストが抑えられる利点がある。さらに、ケース1の外面すなわち両側面1b、1bから鍔板11の下面に亘り補強部材2の板厚に相当する補強部材嵌合用の凹段部13を形成することにより、補強部材2がケース1の外面より突出しないので、ケース1の取付寸法が変わらないので、内扉やシールド板等のパネルにラッチ錠を取り付けるための取付孔202は補強部材2を装着するものとしないものとの寸法が同一でよくこの面からも製造コストを押さえることも可能である。
【0011】
また、ケース1の上部周縁には鍔板11が張設するとともにケース1の両側面1b、1bに係止爪12、12を設けたものとして、鍔板11と係止爪12、12の間に庇板部2cを介在させてパネル201の取付孔202の周縁を挟持させてケース1を取り付ける構成とした場合に、これに対応させ補強部材2の底枠板部2aの両側に折曲形成した側枠板部2b、2bに前記係止爪12、12を露出用の窓孔22、22を設けるとにより、補強部材2は該窓孔22、22が係止爪12、12に係合してケース1から抜け落ちることが無いのでパネル201の取付孔202への取付作業を容易に行うことができる。
【0012】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のラッチ錠は、ケースがポリプロピレン等のプラスチックよりなるものであるが、該ケースの外面に囲装した補強部材をケースに対して着脱自在としたので、用途に応じて補強部材を取り付けるか否かを選択できるため、従来のように2種類のラッチ錠を用意しなくてもよいため、製造コストや部品管理のコストが抑えられる利点がある。
従って、従来のラッチ錠の問題点を解決したものとして業界にもたらす益大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切欠斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を分解して示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の要部を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態を鎖錠状態で示す一部切欠正面図である。
【図5】本発明の実施の形態を解錠状態で示す一部切欠正面図である。
【図6】従来例を斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 補強部材
3 ラッチ棒
3a 先端係合部
13 凹段部
103 係止部
Claims (2)
- プラスチック製のケース(1)に嵌合したラッチ棒(3)の先端係合部(3a)を係止部(103)に係合させて鎖錠を行うラッチ錠において、ケース(1)の外面に囲装した補強部材(2)をケース(1)に対して着脱自在したものとして、該補強部材(2)は底枠板部(2a)の両側に側枠板部(2b)、(2b)を折曲形成して前記ケース(1)の底面(1a)及び両側面(1b)、(1b)を覆うものとし、さらに、前記ケース(1)の上部周縁に張設した鍔板(11)の下面に添装する庇板部(2c)を前記側枠板部(2b)、(2b)の先端に折曲形成したことを特徴とするラッチ錠。
- ケース(1) の外面に補強部材嵌合用の凹段部(13)を形成した請求項1に記載のラッチ錠。
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