(実施形態1)
図1は、本発明の画像表示方法を適用可能な画像表示装置の一実施例の外観を示す図であり、画像表示装置としてデジタルカメラを例としたものである。
デジタルカメラ100は正面側(図1(a))に撮像レンズ111、光学ファインダ112及び測光センサ113を有している。また、デジタルカメラ100の背面(図1(b))には液晶モニタ画面41、光学ファインダ112、モードの切換えを行なうモードダイアル31、液晶モニタスイッチ32、メニューキー34、カーソルキー35、動画撮影開始/終了ボタン38、表示切替え用のDISPボタン39等のスイッチ及びキーが設けられている。また、上面(図1(c))にはズームレバー33、シャッターキー36、ストロボ設定キー37、及び電源スイッチ91が設けられ、側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルを接続する場合に用いるUSB端子接続部95が設けられている。また、図示していないが底面にはクレードルとの接続を行うクレードル接続部が設けられている。また、正面等に赤外線通信やブルートゥース等の近接通信用の光送受口や無線通信用アンテナ、GPS受信アンテナを設けるようにしてもよい。
図1(d)はモードダイアル31の詳細図であり、モードダイアル31の上面には、符号31−1〜31−7、・・・に示すような、ユーザがモードを判別しやすいアイコンや文字が印刷又は形押等により表示されており、ユーザがモードダイアルを廻してモード選択位置31−0に所望のアイコン等を合わせるとモードが切り替えられる。なお、図示の例では符号31−1は再生モードを意味し、符号31−2〜31−6は撮影モードを意味し、符号31−2は通常撮影モード、符号31−3はベストショットモード(シーン選択モード)、符号31−4はカップリングモード、符号31−5は夜景モード、符号31−6はムービー(動画)撮影モードを意味する。また、符号31−6は受信モード、符号31−7はカレンダ表示モードを意味する。
ユーザがモードダイアル31を廻して、カレンダ表示モードにするとデジタルカメラ100はカレンダの日付欄と同一日付に撮影された画像を動画表示する。
図2は、図1に示したデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。図2(a)で、デジタルカメラ100は、光学系11、信号変換部12、信号処理部13、DRAM14、制御部20、操作部30、表示部40、メモリーカード51等の記録媒体にアクセスし、撮影画像の記録時に画像データ等のデータを書き込み、記録画像の再生時に記録媒体から画像データ等のデータを読み出す記録部50、OSDデータ用ROM45、クレードル接続部55、入出力(I/O)インターフェイス56、及び電源90を有している。光学系11、信号変換部12、信号処理部13は被写体像を取り込んで画像データを生成する撮像手段に相当する。
また、マイクロフォン48とスピーカ49(図12)からなる音響入出力部47(破線部分で示す)を備えるようにし、撮影時又は撮影後に音声を入力し、再生画像と共に音声を出力するようにしもよい(実施形態2参照)。
光学系11は、撮像レンズ111、測光センサ113、ズーム機構114、自動合焦(AF)機構115及び自動絞り機構116や自動露出機構(AE)117等を含み、撮像レンズ111を介して集光された被写体像の光束を後段の撮像素子(CCD)上に結像させる。
信号変換部12は、CCD、CCD駆動用タイミング信号生成回路、CCD駆動用垂直ドライバ、自動利得制御回路およびA/D変換器(図示せず)を含み、前段の光学系11を介してCCDに結像した画像を電気信号に変換し、デジタルデータ(以下、画像データ)に変換して一定の周期で出力する。
信号処理部13は、静止画撮影モード時には信号変換部12からの出力を処理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)等の信号成分を得て、Y,Cb,Crデータ(以下、画像データ)をDRAM14に転送し、DRAM14の静止画バッファ領域に記憶する。また、スルー画像を表示するために、DRAM14に取込んだ画像データを間引いて表示部40に送る。シャッターキー36が全押しされるとその時点の画像データを表示部40に送って静止画を表示させる。
また、動画撮影モード時には信号変換部12からの出力を処理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)等の信号成分を得て、Y,Cb,Crデータ(以下、画像データ)を所定の動画ファイルサイズ(例えば、約200KB/秒)に変換させて動画像データとしてDRAM14に転送し、DRAM14の動画像バッファ領域に順次記憶する。
また、信号処理部13は、撮影画像の記録時にDRAM14に書き込まれている画像データを読み出して、圧縮処理を施し、記録画像の再生時にメモリーカード51等の記録媒体に記録されている圧縮画像データに伸張処理を施して画像データを再生する圧縮伸張部を備えている。なお、圧縮画像データを高速で伸張する高速伸張部を備えるように構成してもよい。画像データの圧縮/伸張方式としては、例えば、JPEG圧縮方式によるが、これに限定されない。
DRAM14は作業用メモリとして用いられ、撮像された静止画像を一時的に記憶する画像バッファ領域や所定時間分の画像を一時的に記憶する動画像バッファ領域や画像の圧縮/伸張時や画像合成時の作業用領域等が確保されている。実施例では、静止画像データをDRAM14の静止画バッファ領域に記憶し、動画像データを動画像バッファ領域に記憶するようにしたが、静止画像データと動画像データを記憶するバッファ領域を別々にせず静止画像データと動画像データ共通なバッファ領域に記憶するようにしてもよい。
制御部20は、図2(b)に示すように、CPU21、RAM22、プログラム格納用ROM23および時計手段としてのタイマー24等を備えたマイクロプロセッサ構成を有している。
CPU21は、上述の各回路および図示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続し、プログラム格納用ROM23に格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ100全体の制御を行なうと共に、ユーザのキー操作等により操作部30から送出される信号を受け取ると、受け取った信号が意味する処理に対応する動作プログラムをプログラム格納用ROM23に格納されているプログラム群の中から取り出して、デジタルカメラ100の各機能の実行制御、例えば、本発明の画像表示方法に基づくカレンダ上での画像表示プログラムやプログラム格納用ROM23内に格納された各動作プログラムの実行による各機能の実現のための実行制御を行なう。また、プログラム格納用ROM23に格納されているカレンダ日付生成プログラムにより指定された曜日に対応するカレンダ上の日付を取得する。
例えば、撮影モードではデジタルカメラ100の撮影レンズ111の視野内の被写体像を取り込んでスルー画像(ファインダ画像)を表示し、シャッターキー36が半押しされると自動合焦や自動絞り、自動露出等を開始させ、全押しされると静止画撮影を行わせる。また、動画撮影開始ボタン38が押されると、コンティニアスAFによる連続自動合焦や自動絞り、自動露出等を行って動画撮影を開始させる。また、再生モードではメモリーカード51に記録されている画像(圧縮画像データ)を検索して伸張処理を施して画像(画像データ)を再生し、表示部40に表示する。
RAM22は内部メモリに相当し、プログラム、データおよび処理結果の一時記憶および中間作業領域等に用いられる。プログラム格納用ROM23は上述の制御プログラムおよびデジタルカメラ100の各動作及びその他の各機能を実行させるためのプログラム群を記録する記録媒体であり、PROM、FROM(フラッシュROM)等のメモリが用いられる。
操作部30は、図1に示したような、モードダイアル31、液晶モニタスイッチ32、ズームレバー33、メニューキー34、カーソルキー35、シャッターキー36、及びストロボ設定キー37、動画撮影開始/終了ボタン38、DISPボタン39等のボタンやスイッチを構成部分としており、これらのキーやボタン或いはスイッチが操作されると状態信号や設定値が制御部20に送出される。なお、符号351はSETキーを意味する。
表示部40はビデオエンコーダ、VRAM(図示せず)および液晶モニタ画面(LCD)41等から構成されており、制御部20の表示制御により、撮像時のスルー画像、及び再生時の再生画像、本発明に基づくカレンダと動画像の連動表示、及び処理選択時の選択用メニュー(或いはアイコン)の表示等を行なう。
なお、表示部40の画面を液晶表示素子からなる画面の上に透明な薄膜からなるタッチ電極面を設け、タッチペンや指でポイント可能に構成してポイント用表示ボタンを表示可能にしてもよい。
OSDデータ用ROM45には、表示部40に表示するOSD(0n Screen Display)用の記号や、時計表示やカレンダ表示用のフォーマットや、図形および文字等のデジタル化された情報が登録されている。また、OSDデータ用ROM45は必須ではなくOSDデータ用ROM45の代わりにメモリーカード51上の特定領域や内部に固定されたフラッシュメモリ等の記録媒体上の特定領域に登録するようにしてもよい。
記録部50は記録媒体を収容しCPU21の制御によりメモリーカード51上に信号処理部13からの画像データを記録する。なお、実施例では記録部50は記録媒体としてのメモリーカード51を着脱可能に構成し、データの書き込み/読み出しを行なうように構成したが、内部に固定されたフラッシュメモリ等の記録媒体にデータの書き込み/読み出しを行なうように構成してもよい。
メモリーカード51には、図3に示すように、管理領域51−0と、静止画や動画の各画像の圧縮画像データ(画像ファイル)をそれぞれ記録する画像データ記録領域51−1、音声データ記録領域51−2、カレンダ表示データ記録領域51−3、表示用テーブル領域51−4が確保される。なお、静止画データを記憶する領域と動画を記憶する領域を別々に確保するようにしてもよい。
管理領域51−0にはメモリーカード51に記録された各種画像の情報を登録した画像管理ファイルや、本発明のカレンダ表示用の動画情報を記録した動画管理ファイル70(図6)等が格納されている。なお、動画管理ファイル70は本実施例では撮影時にメモリーカード51に登録しているが、カレンダ表示モード時に編集するようにしてもよい。
縮小画像(サムネイル画像(例えば、画素数320×240画素))は後述するカレンダと動画の連動表示を実行する前段で作成される。縮小処理は、例えば、メモリーカード51に記録されている画像データ(圧縮データ)を読み出して伸張し一旦DRAM14に記憶し、その画素を縮小比率分間引くことにより行なわれる。なお、画像の記録時に信号処理部13によって縮小画像を作成し、メモリーカード51の所定の領域に記録するようにしてもよい。
また、音響入出力部47を付加した構成では、音響入出力部47は、音響を入力して電気信号(音響信号)に変換するマイクロフォン(音響入力装置)48と電気信号(音響信号)を音響に変換して増幅し外部に出力するスピーカ(音響出力装置)49を含んでいる。
音響データは、撮影時又は再生時に、音響入出力部47のマイクロフォン48から入力された音声が電気信号に変換されたものであり、ユーザの記録指示(例えば、キー操作による音響記録指示)があると、撮影画像又は再生画像に対応付けられて音声データ記録領域51−2に記録される。
図4は画像データ記録領域51−1に記録される動画ファイルのファイル構造の説明図であり、図4(a)は画像ファイルを示し、図4(b)は動画撮影モードで撮影された静止画の例を示す図である。また、画像ファイルは動画撮影モードで連続して撮影された静止画データ列からなり、各静止画は静止画撮影モードで撮影された高解像度(例えば、640×482画素)の静止画よりも低い解像度(例えば、320×240画素)の画像であり、それぞれ圧縮データ形式(例えば、JPEG形式の圧縮画像データ)で記録されている。
図4で符号61−1、61−2、・・、61−(n−1)、61−nは動画撮影モードで連続して撮影された静止画データ列を示す。符号61−0はインデックス画像(代表画像の縮小データ)であり、静止画データ列61−1、61−2、・・・、61−nの代表画像(先頭画像61−1)を表示部40に表示されるカレンダの日付欄に見合う程度の大きさ(例えば、160×120画素)に縮小した画像であり、カレンダモードが選択された場合にカレンダの日付欄のうち、撮影日と同じ日付欄に表示される。また、静止画列61−1、61−2、・・・、61−nのうち符号61−pで示した画像は、動画撮影中に静止画撮影モードに切換えて静止画の撮影を行った場合の高解像度の静止画を示す。符号62はデジタルカメラ100が音響入出力部47を備えている場合に画像に関連付けて記録された音声データを示す。
カレンダの日付欄に表示されたインデックス画像をカーソル等でポイントすると静止画列61−1、61−2、・・・、61−nが連続再生され、日付欄の大きさに縮小されてカレンダ上の対応する日付欄に表示される。また、画像ファイル60が静止画撮影モードで撮影された高解像度の静止画61−pを含む場合も、インデックス画像をカードル等でポイントすると静止画列61−1、61−2、・・・、61−p、・・・61−nが連続再生され、日付欄の大きさに縮小されてカレンダ上の対応する日付欄に表示される(図9)。
図5はカレンダの日付欄の動画表示例を示す図である。また、図6は撮影メモリ(メモリーカード51)に登録されている動画管理ファイルの構造例を示す図であり、図7は撮影メモリから読み出され、作業用メモリ(DRAM14)に記憶される動画ファイルのファイル構成例を示す図である。
図5で、表示部40に2003年1月のカレンダ80が表示され、図示のようにインデックス画像81、82、83・・・が表示されたとすると(図5(a))、インデックス画像81、82、83・・・は表示メモリ上で番号#1〜#10のように配置される(図5(b))。ここで、番号#1〜#nは図6の動画ファイル番号71と対応付けられている。
図6の動画管理ファイル70で、符号71は動画ファイル番号欄71を示し、符号72は日付データ格納欄であり、日付データは撮影日からなる。画像ファイルは同一日付に撮影された画像を1グループとしたものであり、動画ファイル番号欄71にはメモリーカード51に記録された当該動画ファイルの代表画像(先頭画像)のアドレスが記録されている。なお、本実施例では、動画管理ファイル70はカレンダモードが選択されるとメモリーカード51の管理領域51−0から読み出されてDRAM14の所定の領域にコピーされるが、動画管理ファイル70をメモリーカード51の管理領域51−0に撮影時に記録しない構成では、カレンダモードが選択されたときメモリーカード51の画像管理ファイルを基に編集してDRAM14に記録するようにしてもよい。
動画ファイルは、図7に示すように、ヘッダ61−00、インデックス画像データ61−0、圧縮データ(この例では、JPEG形式で圧縮された画像データ)61−1、61−2、・・・、61−n、及び音声データ62からなっており(図4参照)、カレンダに表示されているインデックス画像がカーソル等でポイントされると、日付を基に、DRAM14の動画管理ファイル70をサーチして対応する動画ファイルに含まれる画像データ(圧縮データ)群の代表画像(先頭画像)の縮小データを作成し、当該画像データ群と共にDRAM14の所定エリアに記憶され、順次読み出されて伸張処理されてから日付欄の大きさに縮小されてカレンダ上の対応する日付欄に順次動画表示される(図8)。
また、動画ファイルが動画撮影された画像と静止画撮影モードで撮影された高解像度の静止画を含んでいる場合は図9に示すようにエンドレスにそれらの動画と静止画がスライドショー表示される。更に、ユーザがDISPボタン39を押すと相対的に大きな画像表示に切り替えられ、再度DISPボタン39を押すと元の大きさに戻る。
また、選択した画像が静止画1枚の場合はそのまま表示される。更に、ユーザがDISPボタン39を押すと相対的に大きな画像表示に切り替えられ、再度DISPボタン39を押すと元の大きさに戻る。
<カレンダ上への画像連動表示>
図10は、カレンダ上への動画表示動作例を示すフローチャートである。以下、図1〜図9を基にカレンダ上への動画表示プログラムによるデジタルカメラ100のカレンダ上への動画表示動作について説明する。
図10で、ユーザがモードダイアル31を廻してモード選択位置31−0にアイコン31−7を合わせるとカレンダ表示モードが選択されるので、制御部20は操作部30からの信号を調べ、カレンダ表示モードが選択されると(ステップS1)、先ず、OSDデータ用ROM45から現在月のカレンダデータを読み出して指定された月の月間カレンダを表示する。ユーザは所望のカレンダが月間カレンダ表示でない場合はDISPボタン39を押すので、制御部20は、操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合は他のカレンダとの連動表示処理(図示せず)に進み、そうでない場合はカーソルキー35の左(<)、右(>)操作が行われたか否かを調べてステップS3に進む(ステップS2)。
上記ステップS2で調べたカーソルキーの左右操作回数に応じて月数を進めるか遡らせた月の月間カレンダデータをOSDデータ用ROM45から読み出して該当月の月間カレンダを表示し(ステップS3)、記録部50を制御してメモリーカード51の管理領域51−0に登録されている動画管理ファイル70の日付72を検索し(ステップS4)、該当月撮影の画像グループ(動画ファイルや静止画像ファイル)がある場合はステップS6に進み、該当月撮影の画像グループがない場合は処理を終了する(ステップS5)。
該当月の動画ファイルがある場合はDRAM14にコピーした動画管理ファイル70から該当月に撮影された動画の代表画像のメモリーカード51上の記憶アドレスを取り出し、そのアドレスを元にメモリーカード51から当該月の代表画像データを順次読み出して伸張してから縮小してインデックス画像61−0(図4)を作成し、その代表画像の撮影日及び代表画像の記憶アドレスに対応付けてDRAM14の所定領域に記憶すると共に(ステップS6)、図5の例に示したように表示されているカレンダの日付のうち画像の撮影日に対応する日付欄にそれぞれインデックス画像を表示する(ステップS7)。
ユーザはカレンダの日付欄又はその近傍に表示されているインデック画像をカーソルキー35の右(>)、左(<)操作により選択し、SETキー351の押し下げにより指定することができる。そこで、制御部20は操作部30からの信号を調べ、インデックス画像の選択・指定操作が行われた場合はステップS9に進み、所定時間経過しても日付の選択・指定操作が行われない場合は処理を終了する(ステップS8)。
制御部20は、選択されたインデックス画像に対応する代表画像のアドレス、つまり、DRAM14に記憶した代表画像のアドレスを元にメモリーカード51から動画ファイルに属する画像データ(圧縮データ)を読出して、図7に示したような動画ファイルに編集してDRAM14に記憶する(ステップS9)。
次に、制御部20は動画ファイルを構成する画像を順次読み出してそれぞれの画像の種類を調べ、動画撮影モードで撮影された動画の場合はステップS11に進み、静止画撮影モードで撮影された静止画の場合はステップS12に進む(ステップS10)。
選択された画像が動画の場合は、制御部20は動画ファイルの画像データ(圧縮データ)を読み出し、伸張処理を施してから日付欄の大きさに縮小し、図11に示す動画表示処理動作を実行して、選択された動画像以下の一連の動画像の縮小画像をインデックスの表示されていた日付欄に表示しステップS13に進む。なお、DISPボタン39が押されると動画を拡大表示し、ステップS13に進む(ステップS11)。
また、選択された画像が静止画の場合は、制御部20は動画ファイルの画像データ(圧縮データ)を読み出し、伸張処理を施してから日付欄の大きさに縮小して静止画像の縮小画像をインデックスの表示されていた日付欄に表示しステップS13に進む。なお、DISPボタン39が押されると静止画を拡大表示し、ステップS13に進む(ステップS12)。
次に、表示した動画が該当日付に撮影された最後の画像か否かを調べ、最後の画像の場合はカレンダにインデックス画像を表示し終えたものとして処理を終了する。そうでない場合、つまり、同一日に複数組(一連の動画、静止画を合わせた数)の画像が撮影され、記録されている場合は、ステップS9に戻る(ステップS13)。
なお、上記図10のフローチャートの説明では、インデックス画像を日付欄に表示するようにしたが、日付欄又は日付に対応付けて表示すればよく、例えば、日付欄の近傍に表示するようにしてもよい。また、引き出し線や矢印等のマークで日付欄との関連がわかるように関連付けて表示するようにしてもよい。また、表示される画像はインデックス画像に限定されず、DISPキー39のような表示時切り替えにより相対的に拡大した画像を日付欄又は日付に対応付けて表示することができる。
上記図7〜図9及び図10のフローチャートに示した動作により、撮影日時に対応する月間カレンダ及び週間カレンダの日付欄或いはその近傍にインデックス画像を表示し、インデックス画像を選択(指定)すると選択されたインデックス画像が動画撮影された画像のインデックス画像の場合は動画表示するので、カレンダー表示のまま動画を確認することができる。
また、同一日に複数の画像(複数の組の動画、動画と静止画、複数の静止画)が撮影され、それらの画像データが記録されている場合には、インデックス画像が表示されている日付欄にカーソルを移動するだけで縮小画像が順次スライドショー表示されるので、その日に撮影された画像をカレンダ上で確認できる。
また、動画のインデックス画像や複数のインデックス画像のスライドショー表示の途中で表示切り替えを行って相対的に大きな画像として表示したり、元のインデックス画像に戻したりできるので、重要な場面やお気に入りの場面を拡大して見ることができる。
図11は、図10のフローチャートのステップS11(動画表示処理)の詳細な動作を示すフローチャートである。
図10のステップS11で、制御部20は操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合はステップS11−4に進み(ステップS11−1)、押されていない場合はDRAM14に記憶した動画ファイルの画像データを取り出して伸張処理を施し、日付欄の大きさに縮小してカレンダの日付欄のうち選択されたインデックス画像が表示されていた日付欄に表示する(ステップS11−2)。
一連または一組の画像が終了した場合は図10のステップS13に進み、そうでない場合はステップS11−1に戻る(ステップS11−3)。
上記ステップS11−1でDISPボタン39が押された場合はDRAM14に記憶した動画ファイルの画像データを取り出して所定の大きさの画像に伸張処理し、再生表示する(ステップS11−4)。
更に、制御部20は操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合はインデックス画像に表示切替するためにステップS11−2に戻り、押されていない場合はステップS11−6に進む(ステップS11−5)。また、一連の画像が終了した場合は図10のステップS13に進み、そうでない場合はステップS11−4に戻る(ステップS11−6)。
上記図11のフローチャートに示した動作により、週間カレンダの日付欄或いはその近傍に表示されたインデックス画像が選択(指定)されると、選択されたインデックス画像が動画撮影された画像のインデックス画像の場合は、ステップS11−2、S11−3の経路で動画表示するので、カレンダー表示のまま動画を確認することができる。
また、DISPボタン39が押されるとステップS11−4、S11−5の経路で相対的に大きな動画表示に表示切り替えし、再度DISPボタン39が押されるとステップS11−5、S11ー2、S11−3の経路で縮小された動画表示に表示切替できる。
なお、上記図11のステップS11−4の表示切り替え(縮小→拡大)では、圧縮画像データを画面上の他の画像の表示サイズ等に合わせた大きさに伸張処理することが望ましいが、一旦1フレーム分の大きさに伸張処理して再生してから、画素を間引いて画面上の他の画像の表示サイズ等に合わせた大きさにするようにしてもよい。
また、図11のステップS11−2の表示切り替え(拡大→縮小)では、動画像の圧縮データを日付欄に合わせた大きさに伸張処理し、再生表示するようにしてもよいし、一旦1フレーム分の大きさに伸張処理して再生してから、画素を間引いて日付欄に合わせた大きさにして表示するようにしてもよい。
また、上記説明では月間カレンダ及び週間カレンダの場合を例として説明したが、カレンダはそれらに限定されない。例えば、複数の日からなるカレンダでもよく、日別カレンダでもよいし、カレンダの形状に限定されない。
日別カレンダの場合は、時間帯欄や時間欄を設け、その時間帯や時間に撮影された画像のインデックス画像を時間帯欄や時間欄又はその近傍に表示し、上記図10のフローチャートの動作を当てはめて、表示されているインデックス画像が動画のインデックス画像の場合はそれが選択されるとインデックス画像のまま動画表示するように構成できる。また、同一時間帯または時間に動画を含む複数の画像がある場合にも、上記図10のフローチャートの動作を当てはめて、それらの画像をスライドショー表示することができる。また、インデックス画像から相対的に大きな画像への表示切り替えやその逆の表示切り替えも同様にできる。
(実施形態2)
上記実施形態1ではカレンダの日付や時刻に画像を対応付けて表示する例について述べたが、本実施形態では画像音響を対応付けて記録し、カレンダ上の画像を選択すると画像に関連付けられている音響を出力する例について述べる。
図12は音響入出力部を備えた画像表示装置の一実施例の外観を示す図であり、画像表示装置としてデジタルカメラを例としたものである。
デジタルカメラ200は、正面側(図12(a))に撮像レンズ111、光学ファインダ112、測光センサ113、及びマイクロフォン46を有している。また、デジタルカメラ200の背面(図12(b))には液晶モニタ画面41、光学ファインダ112、モードの切換えを行なうモードダイアル31、液晶モニタスイッチ32、メニューキー34、カーソルキー35、動画撮影開始/終了ボタン38、表示切替え用のDISPボタン39等のスイッチ及びキー、及びスピーカ47が設けられている。
また、上面には実施形態1の図1(c)と同様、ズームレバー33、シャッターキー36、ストロボ設定キー37、及び電源スイッチ91が設けられ(図1(c)参照)、側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルを接続する場合に用いるUSB端子接続部95が設けられている。また、図示していないが底面にはクレードルとの接続を行うクレードル接続部が設けられている。また、正面等に赤外線通信やブルートゥース等の近接通信用の光送受口や無線通信用アンテナ、GPS受信アンテナを設けるようにしてもよい。つまり、デジタルカメラ200は図1で示したデジタルカメラ100にマイクロフォン46及びスピーカ47を付加した外観をなしているものとする。
以下、画像表示装置としてデジタルカメラ200を例とし、図2〜図4及び図12を基に説明する。カレンダ上への動画表示の一実施例として前述した図5及び図6のカレンダを用いるものとする。
図13はカレンダの日付と同一の日に撮影された画像(静止画や動画)が複数ある場合に、それらのインデックス画像86、87、88をスライドショー表示した例であり、同一日に撮影された複数の画像(静止画、動画)がある場合はエンドレスにそれらのインデックス画像がスライドショー表示されると共に画像に対応付けられた音響情報がある場合はスピーカー47から音響出力される。図13の例は2組の動画86、88と1枚の静止画87が撮影され、動画86に対応付けられてナレーション(音響情報)が記録された例であり、撮影月のカレンダの撮影日の日付欄に、動画86、動画86のナレーション(音声)86B、静止画87、静止画動画、・・・の順でエンドレスにインデックス画像が表示される。なお、DISPボタン39を押すとそれらの画像が相対的に大きく表示される。また、音声等の音響は動画86の表示タイミングと並行して出力される。
<カレンダ上への音響情報を含む動画表示動作例>
カレンダ上への音響情報を含む画像連動表示動作例を示すフローチャートは、動画表示処理(ステップS11)を除き、図10のフローチャート(音響情報を含む画像連動表示動作例)と同様でよい。
以下、音響情報を含む場合の動画表示処理(ステップS11)について図14のフローチャートを基に説明する。なお、以下の説明で、ステップS11−2の動画表示処理とステップS11−3、ステップS11−4の音響出力処理は図示上は動画表示処理が先行しているように示されているが並列的に行われる。ステップS11−5の動画表示処理とステップS11−6、ステップS11−7の音響出力処理についても同様である。
図14は、図10のフローチャートのステップS11(動画表示処理)の詳細な動作を示すフローチャートであり、図10のフローチャートのステップS10で動画撮影モードで撮影された画像のインデックス画像が選択された場合の動作例を示す。
図14で、制御部20は操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合はステップS11−6に進み(ステップS11−1)、押されていない場合はDRAM14に記憶した動画ファイルの画像データを順次取り出して伸張処理を施し、日付欄の大きさに縮小し、表示部40に送ってカレンダの日付欄のうち選択されたインデックス画像が表示されていた日付欄に順次表示(つまり、動画表示)させる(ステップS11−2)。
上記ステップS11−2で動画表示が開始される際、制御部20はほぼ同時にDRAM14に記憶されている動画ファイルを調べ、音響データがある場合はステップS11−4に進み、音響データがない場合はステップS11−5に進む(ステップS11−3)。
制御部20は動画ファイルから音響データを取り出して音響入出力部47で音響を再生し、スピーカ47から順次出力させる(ステップS11−4)。
一連または一組の動画の表示(及び音響出力)が終了した場合は図10のステップS11に進み、そうでない場合はステップS11−1に戻る(ステップS11−5)。
上記ステップS11−1でDISPボタン39が押された場合は、制御部20はDRAM14に記憶した動画ファイルの画像データを順次取り出して伸張処理を施し、所定の大きさの画像(インデックス画像より相対的に大きな画像)として伸張処理し、表示部40に送って再生表示(つまり、動画表示)させる(ステップS11−6)。
上記ステップS11−6で動画表示が開始される際、制御部20はほぼ同時にDRAM14に記憶されている動画ファイルを調べ、音響データがある場合はステップS11−8に進み、音響データがない場合はステップS11−9に進む(ステップS11−7)。
制御部20は動画ファイルから音響データを取り出して音響入出力部47で音響を再生し、スピーカ47から順次出力させる(ステップS11−8)。
更に、制御部20は操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合はインデックス画像に表示切替するためにステップS11−2に戻り、押されていない場合はステップS11−10に進み(ステップS11−9)、一連(一組)の動画の表示(及び音響出力)が終了した場合は図10のステップS11に進み、そうでない場合はステップS11−1に戻る(ステップS11−10)。
上記図14のフローチャートに示した動作により、週間カレンダの日付欄或いはその近傍に表示されたインデックス画像が選択(指定)されると、選択されたインデックス画像が動画撮影された画像のインデックス画像の場合は、ステップS11−2、S11−5の経路で縮小画像を動画表示するので、カレンダー表示のまま動画を確認することができる。
また、音響情報がある場合はステップ11−2〜S11−5の経路で動画表示しながら音響出力するので、動画を見ながらその撮影の状況等を思い出すことができる。
DISPボタン39が押されるとステップS11−6〜S11−10の経路で相対的に大きな動画表示に表示切り替えし、再度DISPボタン39が押されるとステップS11−9、S11ー2、S11−3の経路で縮小された動画表示に表示切替できる。
また、同一日に複数の画像(複数の組の動画、動画と静止画、複数の静止画)が撮影され、それらの画像データが記録されている場合には、表示されているインデックス画像をカーソル等で選択(指定)するだけでそれらのインデックス画像が順次スライドショー表示される(図11参照)ので、その日に撮影された画像をカレンダ上で確認できる。また、画像に対応付けられた音響がある場合もスライドショー表示に追従して対応する音響が出力されるので撮影時の状況等を鮮明に思い出すことができる。
なお、上記図14のステップS11−4の表示切り替え(縮小→拡大)では、圧縮画像データを画面上の他の画像の表示サイズ等に合わせた大きさに伸張処理することが望ましいが、一旦1フレーム分の大きさに伸張処理して再生してから、画素を間引いて画面上の他の画像の表示サイズ等に合わせた大きさにするようにしてもよい。
また、図14のステップS11−2の表示切り替え(拡大→縮小)では動画像の圧縮データを日付欄に合わせた大きさに伸張処理し、再生表示するようにしてもよいし、一旦1フレーム分の大きさに伸張処理して再生してから、画素を間引いて日付欄に合わせた大きさにして表示するようにしてもよい。
なお、上記説明では、月単位の日付カレンダに動画表示する例を示したが、動画表示されるカレンダは月単位の日付カレンダに限定されない。例えば、図15に示すような週間カレンダ×時間単位のカレンダでもよい。この例では各曜日と日付の下に時間帯の枠が表示され、該当週に撮影された画像の代表画像91、92、93、・・・を撮影該当日の該当する時間帯の欄に重畳表示するようにした例であり、カーソルで動画を含む代表画像がポイントされるとその動画ファイルが動画表示される。
また、上記各実施例でメモリーカード51に記録されている画像データはデジタルカメラ100(200)で撮影した画像に限定されない。例えば、USB端子接続部を介してUSBケーブル接続された外部装置から受信し、記録された画像でもよい。赤外線通信やブルートゥース等の近接通信や無線通信により受信し、記録された画像でもよい。また、他の装置で予めメモリーカード51に記録された画像でもよい。
また、上記各実施形態で動画表示プログラムは予めプログラム格納ROM23に格納されているものとして説明したがこれに限定されない。例えば、USB端子接続部を介してUSBケーブル接続された外部装置から受信してRAMにダウンロードして実行するようにしてもよいし、赤外線通信やブルートゥース等の近接通信により受信してRAMにダウンロードして実行するようにしてもよいし、インターネッ等のネットワーク(無線通信ネットワークを含む)で受信してRAMにダウンロードして実行するようにしてもよい。
(実施形態3)
上記各実施形態では撮影画像をカレンダ表示する例について説明したが、撮影画像だけでなく転送された画像を指定された日に表示したり、撮影画像を指定した日に外部に転送することもできる。例えば、受信した画像や撮影画像の縮小画像等をスケジュールと連動させてカレンダ上の指定された日付欄に表示(スケジュール表示)をしたり、カレンダの指定された日付欄に転送する画像の縮小画像を表示することもできる。
本実施形態ではパソコン等の外部装置からデジタルカメラ等の画像表示装置に画像を転送するときに日時を指定するとデジタルカメラ側で画像と関連付けて指定された日時を記憶して転送された画像を指定された日に表示したり、画像を受信したときに日付を指定してカレンダ表示する例について図1〜図3、図12及び下記図16〜図21を基に説明する。
以下、画像表示装置として図1、図12に示したデジタルカメラ100、200(以下、デジタルカメラ100と記す)を例として説明する。なお、記憶部50として内蔵メモリ(フラッシュメモリ)を用いたカメラでもよい。デジタルカメラ100はメモリカード51に図3に示したようなカレンダ表示用データ記憶領域51−3及び表示用テーブル領域51−4が確保されている。
図16は表示用テーブルの一実施例を示す図である。表示用テーブル160はパソコン等の外部情報装置でデジタルカメラ100に画像を転送する際に指定した日付(又は日時)を記憶する指定日付欄161、カレンダ上の指定された日付欄に表示する縮小画像(或いはシンボルやテキストデータ)等の表示用データの記憶アドレスを格納する表示用データアドレス欄162、動画か静止画かの別を示す動画/静止画フラグ欄163、表示(又は転送)する画像の画像ファイル名を記憶する画像ファイル欄164、及び画像表示の際出力するは音響(又は音声)がある場合に音響(音声)ファイルの格納アドレスを記憶する音声ファイル欄165を有している。また、図示の例では、動画/静止画フラグ欄163の値が「0」の場合は動画を意味し、「1」の場合は静止画を意味するものとしたが図示の例に限定されない。
図17はパソコン等の外部装置からデジタルカメラへの画像転送の一実施例を示す図であり、符号300はパソコン、符号301はパソコン300に表示されている転送画像 、符号302は日時指定欄、符号350は画像転送機能及び充電機能を備えたクレードル、符号101はパソコン300からクレードル350を介してデジタルカメラ100に転送されたカレンダ表示画像の例、符号102はデジタルカメラ100に転送された画像の再生画像である。
また、図17(b)はパソコン300に表示された転送画像の拡大図であり、図17(c)はクレードル350に装着されたデジタルカメラ100を示す図であり、クレードル350とパソコン300はUSBケーブル310で接続されている。図17(d)はデジタルカメラ100に表示されたカレンダ上の表示画像(この例では画像301の縮小画像)102の拡大図である。
図17でパソコン300に表示された画像301をクレードル350を介してデジタルカメラ100に転送する際、キーボードからカレンダ表示する日付(日時、曜日、期間等)を入力し画像301と共に送信するとデジタルカメラ100はクレードル350を介して受信した画像301をDRAM14に取り込み、画像301を縮小してデジタルカメラ100の表示部40に表示されているカレンダの日付欄のうち受信した指定日時に対応する日付欄に表示する。また、確認操作があると画像301をメモリーカード51に保存記録すると共に図16に示した表示用テーブル160に指定日付等の各テーブルデータを記憶する。パソコン301から転送する画像は写真だけでなく、検索結果や目的地の地図、予定表のキャプチャー等でもよい。また、画像は静止画だけでなく動画でもよい。
なお、図17ではパソコン300からクレードル350を介してデジタルカメラ100に画像等のデータを転送する例を示したがこれに限定されない。例えば、デジタルカメラ100とパソコン300をケーブル接続してパソコン300からデジタルカメラ100にデータを転送するようにしてもよいし、インターネット等の通信ネットワーク(無線通信ネットワークも含む)を介してパソコン300からデジタルカメラ100にデータを転送するようにしてもよい。
図18は画像転送時のパソコン300側の動作例を示すフローチャートであり、図17に示したようにパソコン300とクレードル350はUSB接続されているものとする。以下、図18のステップT1〜T5の動作はパソコン300にインストールされているスケジュール画像転送プログラムに従って動作するパソコン300の制御部の制御動作に相当する。なお、パソコン300は図示していないが制御プログラムやアプリケーションプログラムに従ってパソコン300全体の動作を制御する制御部、データを記録するハードディスク等の保存メモリ、作業メモリ、画像やテキストデータ等を表示する表示部及び外部装置とのデータの授受を行うインターフェイス部を備えている。
ユーザはまずパソコン300とクレードル350がUSB接続されているか否かを確認し、デジタルカメラ100をクレードル350に装着する(ステップT0)。次に、画像転送プログラムを起動させると、パソコン300の制御部は保存メモリに記録されている画像を選択可能にマルチ表示して転送する画像の選択を促し(ステップT1)、ユーザが転送する画像を選択するとステップT3に進む(ステップT2)。
パソコン300の制御部は図17(b)の例に示すように選択画像301と日付指定欄302を表示してデジタルカメラ100のカレンダに画像を表示する日時の入力を促し(ステップT3)、日時が入力されると表示日時指定データを生成し(ステップT4)、上記ステップT1で選択された画像の画像データ(画像ファイル)及び表示日時指定データをUSBケーブルを介して外部に送信する。なお、画像データ及び指定日時データ送信の際はこれらのデータがカレンダの表示用データであることを意味する識別データを先頭に付加して送信するように構成することが望ましい(ステップT5)。
なお、上記ステップT3での表示日時指定方法は日時の指定だけでなく、曜日指定、期間指定、日、曜日、又は期間の繰り返しからなる繰り返し指定等の指定を行うようにしてもよい。また、上記ステップT3を省略し(つまり、パソコン300側では日時を指定せず)、デジタルカメラ100側で日時を設定できるようにしてもよい。また、ステップT3とT4の間にテキスト入力やシンボル指定を行うを行うステップを設け、テキスト入力やシンボル指定があるとカレンダへの表示用データとして画像及び指定日時と共に転送するようにしてもよい。
また、日時等の指定だけでなく、音響入出力部47(図2)から音声を入力するステップを設けてもよい。更に、画像と共に表示するデータとしてのテキスト入力を行うステップを設け、テキストデータとして画像及び指定日時等と共に転送するようにしてもよい。また、お気に入りの転送画像などは内蔵メモリへというように転送先を指定できるようにしてもよい。
図19は転送画像受信時のデジタルカメラ100の動作例を示すフローチャートである。以下、図19のステップU1〜U8の動作はデジタルカメラ100にインストールされている連動表示画像受信プログラムに従って動作するデジタルカメラ100の制御部20の制御動作に相当する。
なお、図19ではデジタルカメラ100は図17に示すようにクレードル350を介してパソコン300画像等のデータを受信する場合を例として説明するがパソコン等の外部装置から転送画像を受信する方法はクレードルを介する方法に限定されない。例えば、デジタルカメラ100とパソコン300をケーブル接続してパソコン300からデジタルカメラ100に送信されたデータを受信するようにしてもよいし、インターネット等の通信ネットワーク(無線通信ネットワークも含む)を介してパソコン300からデータを受信するようにしてもよい。
ユーザは、先ずパソコン300とクレードルがUSB接続されているか否かを確認し、デジタルカメラ100をクレードル350に装着する(ステップU0)。次に、デジタルカメラ100のモードダイアル31を廻して受信モード位置31−0にアイコン31−6を合わせると受信モードが選択されるので、制御部20は操作部30からの信号を調べ受信モードが選択されるとステップU2に進む(ステップU1)。
クレードル350を介してデータを受信すると(ステップU2)、制御部20は受信したデータがカレンダとの連動表示用データであるか否かを調べ(ステップU3)、カレンダとの連動表示用データである場合は受信したデータ(画像データ、表示日時指定データ、音声データ等)を順次DRAM14に一時記憶する。この際、画像データは圧縮処理されて記録される(ステップU4)。
次に、制御部20は受信データにテキストデータやシンボル等以外のカレンダ表示データ、つまり、画像データが含まれているか否かを調べ、含まれていない場合はステップU7に進み(ステップU5)、含まれている場合は信号処理部13を制御して受信した画像をカレンダの日付欄に収まる大きさに縮小処理させ、カレンダとの連動表示用データとしてDRAM14に保持(一時記憶)する(ステップU6)。
次に、制御部20はDRAM14に記憶されている受信した画像データ(画像ファイル)、音声データがある場合は音声ファイル、及びカレンダとの連動表示用データを受信した画像と関連付けてメモリーカード51に記録し(ステップU7)、更に、表示日時指定データ(ステップU6で記録した画像の指定日時)、表示用データの(メモリカード51上の記録アドレス、記録した画像が動画か静止画かを示すフラグ、画像ファイル名、及び音声ファイル名を基に図16に示した表示用テーブルデータを生成し、メモリーカード51の表示用テーブル領域51−4の表示用テーブル160に記憶(追加記憶)する(ステップU8)。
上記図19に示したフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ100はパソコン300等の外部装置から転送されたカレンダとの連動表示用データを保持し、メモリカード51やフラッシュメモリ等の内蔵メモリに記録しておくことができる。
なお、パソコン300で曜日指定を可能とし、デジタルカメラ100で表示日時指定データとして曜日データを受信してもよいように構成した場合は、上記ステップU8で表示用テーブルデータの指定日時欄161に曜日データ(例えば、曜日に対応する記号)を記憶するようにしてもよいし、指定された曜日に対応する日付分だけ表示用テーブルデータを生成し、メモリーカード51の表示用テーブル領域51−4の表示用テーブル160に記憶(追加記憶)するようにしてもよい。
また、パソコン300で期間指定を可能とし、デジタルカメラ100で表示日時指定データとして期間データを受信してもよいように構成した場合は、上記ステップU8で表示用テーブルデータの指定日時欄161に期間データ(例えば、期間の最初の日と終了日)を記憶するようにしてもよいし、指定された期間に対応する日付分だけ表示用テーブルデータを生成し、メモリーカード51の表示用テーブル領域51−4の表示用テーブル160に記憶(追加記憶)するようにしてもよい。
また、パソコン300で繰り返し指定を可能とし、デジタルカメラ100で表示日時指定データとして繰り返しデータを受信してもよいように構成した場合は、上記ステップU8で表示用テーブルデータの指定日時欄161に期間データ(例えば、期間の最初の日と終了日と繰り返し回数)を記憶するようにしてもよいし、指定された期間と繰り返し回数に対応する日付分とだけ表示用テーブルデータを生成し、メモリーカード51の表示用テーブル領域51−4の表示用テーブル160に記憶(追加記憶)するようにしてもよい。
また、パソコン300側では日時や曜日等の表示日時指定を行わないようにした場合には、上記ステップU3とステップU4(又はステップU4とステップU5)の間に日時や曜日等の表示日時の入力を促し、入力させるステップを設けるようにする。この場合、例えば、カレンダを表示し、カレンダ上の日付をユーザがカーソルキー35で指定すると表示日付が設定できるように構成してもよい。
また、パソコン300側を画像と共に表示するテキストデータ(画像表示用テキストデータ)入力を可能に構成し、上記ステップU7に画像表示用テキストデータを受信した場合は画像とそのテキストデータを合成するステップを設け、合成画像ファイルをメモリーカード51に記録するようにしてもよいし、画像合成するステップを設けず、表示用テーブル160の表示用テーブルデータに画像表示用テキストデータの記憶アドレスを記憶するテキストデータ欄(図示せず)を設け、受信した画像表示用テキストデータを上記ステップU7で画像データと関連付けて記憶し、上記ステップU8で画像表示用テキストデータの記憶アドレスを表示用テーブルデータのテキストデータ欄に記憶するようにしてもよい。
図20はカレンダ表示の一実施例(図20(a))及び日時到来時の表示例(図20(b))を示す図であり、符号100はデジタルカメラ、符号410はカレンダ表示モードで液晶モニタ画面41に表示されるカレンダ、符号411はカレンダ410上の指定された日時に対応する日付欄に表示されたカレンダ表示画像(この例ではパソコン300から転送された画像301の縮小画像)である、符号412は日時が到来している場合に液晶モニタ41に表示される再生画像であり、この例はカレンダ表示画像411が表示されている日付欄の日が到来ているとき、表示指示により表示された画像(この例ではパソコン300から転送された画像301の再生画像)である。
図21はカレンダ表示モードにおける転送画像連動表示時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。以下、図21のステップV1〜V9の動作はデジタルカメラ100にインストールされているカレンダとの連動表示プログラムに従って動作するデジタルカメラ100の制御部20の制御動作に相当する。
ユーザがモードダイアル31を廻してモード選択位置31−0にアイコン31−7を合わせるとカレンダ表示モードが選択されるので、制御部20は操作部30からの信号を調べ、カレンダ表示モードが選択されると(ステップV1)、先ず、OSDデータ用ROM45から現在月のカレンダデータを読み出して現在月の月間カレンダを表示する。(ステップV2)。
次に、制御部20は記録部50を制御してメモリーカード51の表示用テーブル160に登録(記憶)されている表示用テーブルデータの指定日時欄161を検索し、該当月のカレンダに表示する連動表示用データがある場合はステップV4に進み、該当月のカレンダに表示するカレンダとの連動表示用データがない場合は処理を終了する(ステップV3)。
表示用テーブル160から該当月のカレンダに表示する連動表示用データがあるカレンダ表示用テーブルデータを順次取り出してDRAM14に保持し(ステップV4)、カレンダ表示用テーブルデータの表示用データアドレス欄162に記憶されているアドレスを基にカレンダとの連動表示用データ(縮小画像、テキストデータ、シンボル等)をメモリカード51のカレンダ表示データ記憶領域51−3から読み出してカレンダ410上の該当する日付欄(図20(a)参照))に表示する動作をDRAM14に保持したカレンダ表示用テーブルデータの数だけ繰り返し、カレンダ表示用テーブルデータの数だけ繰り返すとステップV6に進む(ステップV5)。
ユーザがカーソルキー35を操作してカレンダ上の日付欄にカーソルを移動させると、制御部20は操作部30からの信号を調べ、ユーザが更に転送画像を再生を表示するためにDISPボタン39を押した場合はステップV7に進み、所定時間経過してもDISPボタン39が押されないか、カレンダ表示モード終了操作が行われるとカレンダ表示処理を終了する(ステップV6)。
DISPボタン39が押された場合は、制御部20はカーソルが位置する日付欄に表示されている画像(カレンダとの連動表示用データである縮小画像、又はテキスト、又はシンボル)に対応する画像ファイル(圧縮画像データ)をカレンダ表示用テーブルデータの画像ファイル欄164に記憶されているアドレスを基に取り出し、伸張処理を施させて再生し、転送画像を液晶モニタ画面41に表示する。図20の例ではカレンダ410上の日付欄に表示されている縮小画像411(図20(a))をユーザがカーソル指定し、更にDISPボタン39を押したことにより対応する画像パソコン300から転送された画像301(図17(a))の再生画像412が表示されている(ステップV7)。
更に、制御部20は上記カレンダ表示用テーブルデータの音声ファイル欄165に音声ファイルのアドレスが記憶されているか否かを調べ(ステップV8)、記憶されている場合はそのアドレスを基にメモリカード51から音声データを取り出し、音響入出力部47に音声データを送り音声を再生出力させる(ステップV9)。
上記図21のフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ100はカレンダ表示モードで表示されるカレンダ上のデジタルカメラ側で設定した日付に関連付けてパソコン300等の外部装置から転送されメモリカード51(又は内蔵メモリ)に記録された画像の表示用データを表示できるので設定日付としてスケジュール表示日付を設定すればカレンダをスケジュール表示用としても利用できる。また、転送された画像を容易に探し出すことができる。また、指定日が到来していなくても所望のスケジュール画像を指定して転送された画像を再生表示することができるので、あらかじめ地図や路線等をチェックすることができる。
また、画像データと共に、例えば、持ち物や注意事項等や案内等の音声データをパソコン300等の外部装置から受信し、画像と関連付けて記録している場合には地図や経路を示す画像を表示すると略同時にそれらを音声出力できるので、登山や旅行等のレジャーやスポーツのスケジュールについて詳細なチェックをすることができる。
なお、パソコン300側を画像と共に表示するテキストデータ(画像表示用テキストデータ)入力を可能に構成し、表示用テーブル160の表示用テーブルデータに画像表示用テキストデータの記憶アドレスを記憶するテキストデータ欄(図示せず)を設け、画像表示用テキストデータを受信した場合、図19のステップU7で画像データと関連付けて記憶し、図19のステップU8で画像表示用テキストデータの記憶アドレスをテキストデータ欄記憶するように構成した場合は、上記図21のステップV7に上記カレンダ表示用テーブルデータのテキストデータ欄にテキストデータの記憶アドレスが記憶されているか否かを判定するステップを設け、テキストデータのアドレスが記憶されている場合にはそのアドレスを基にテキストデータを取り出し同ステップV7で再生した画像データと合成するステップを設けることにより合成画像を表示するようにできる。
このように構成することにより、画像データや音声データと共に、例えば、出発時間や集合場所等の各種案内用の等のテキストデータをパソコン300等の外部装置から受信し、画像と関連付けて記録している場合には地図や経路を示す画像上に重畳表示されたそれらを案内メッセージを表示できるので、各種スケジュールについて画像だけよりも詳細な情報を得ることができる。
また、上記ステップV2では月間カレンダを表示するようにしたが、表示するカレンダは週間カレンダでもよく、日時表示欄のあるカレンダでもよい。
(実施形態4)
上記実施形態3では画像が転送された際に指定された日時をデジタルカメラ側で記憶しカレンダ表示するようにしたが、転送画像だけでなく、撮影画像についても表示日時を指定して記憶しておき、指定日時が到来すると自動的に画像を再生表示可能なようにデジタルカメラ等の画像表示装置を構成することもできる。以下、本実施形態における実施例について図1〜図3、図12、17及び下記図22、図23を基に説明する。
以下、画像表示装置として図1、図12に示したデジタルカメラ100、200(以下、デジタルカメラ100と記す)を例として説明する。なお、記憶部50として内蔵メモリ(フラッシュメモリ)を用いたカメラでもよい。デジタルカメラ100はメモリカード51に図3に示したようなカレンダ表示用データ記憶領域51−3及び表示用テーブル領域51−4を備え、画像データ記録領域51−1には外部装置から転送された画像や撮影画像が記録されており、これらの画像の一部又は全部は図16に示したような構成の表示用テーブル160を介して表示日時又は外部装置への転送日時が関連付けられている。また、デジタルカメラ100は内部計時機構(図示せず)を備え、日付プログラムにより現在日時を出力可能である。
図22は、指定された日時が到来した時、画像を自動的に再生表示する際のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。以下、図22のステップW1〜W9の動作はデジタルカメラ100にインストールされている画像自動表示プログラムに従って動作するデジタルカメラ100の制御部20の制御動作に相当する。
デジタルカメラ100の電源が入れられると画像自動表示プログラムが起動され、制御部20は表示用テーブル160の指定日時欄161に記憶されている指定日と現在日を比較し、指定日=現在日の場合はステップW2に進み、そうでない場合は画像自動表示処理を終了する(ステップW1)。
制御部20は上記カレンダ表示用テーブルデータの画像ファイル欄164に記憶されているアドレスを基に指定日=現在日の画像ファイル(圧縮画像データ)を取り出して伸張処理を施させて再生し、液晶モニタ画面41に表示する(ステップW2)。
更に、制御部20は上記カレンダ表示用テーブルデータの音声ファイル欄165に音声ファイルのアドレスが記憶されているか否かを調べ(ステップW3)、記憶されている場合はそのアドレスを基にメモリカード51から音声データを取り出し、音響入出力部47に音声データを送り音声出力させる(ステップW4)。
また、制御部20は操作部30からの信号を調べ、カレンダ表示のためにDISPボタン39が押された場合はステップW5に進み、カレンダ表示モード終了操作(例えばSETキー351の押下げ)がなされた場合は自動表示処理を終了する(ステップW5)。DISPボタン39が押された場合は、制御部20はOSDデータ用ROM45から現在月のカレンダデータを読み出して現在月の月間カレンダを表示する。(ステップW6)。
次に、制御部20は記録部50を制御してメモリーカード51の表示用テーブル160に登録(記憶)されている表示用テーブルデータの指定日時欄161を検索し、表示用テーブル160から該当月のカレンダに表示するカレンダ表示用テーブルデータを順次取り出してDRAM14に保持し(ステップW7)、カレンダ表示用テーブルデータの表示用データアドレス欄162に記憶されているアドレスを基に表示用データ(縮小画像、テキストデータ、シンボル等)をメモリカード51のカレンダ表示データ記憶領域51−3から読み出してカレンダ410上の該当する日付欄(図20(a)参照))に表示する動作をDRAM14に保持したカレンダ表示用テーブルデータの数だけ繰り返し、カレンダ表示用テーブルデータの数だけ繰り返すとステップW9に進む(ステップW8)。
ユーザがカーソルキー35を操作してカレンダ上の日付欄にカーソルを移動させると、制御部20は操作部30からの信号を調べ、ユーザが更に画像を再生を表示するためにDISPボタン39を押した場合はステップW10に進み、所定時間経過してもDISPボタン39が押されないか、カレンダ表示モード終了操作が行われるとカレンダ表示処理を終了する(ステップW9)。
DISPボタン39が押された場合は、制御部20は画像ファイル(圧縮画像データ)上記カレンダ表示用テーブルデータの画像ファイル欄164に記憶されているアドレスを基に取り出して伸張処理を施させて再生し、液晶モニタ画面41に表示する(ステップW10)。
更に、制御部20は上記カレンダ表示用テーブルデータの音声ファイル欄165に音声ファイルのアドレスが記憶されているか否かを調べ(ステップW11)、記憶されている場合はそのアドレスを基にメモリカード51から音声データを取り出し、音響入出力部47に音声データを送り音声出力させる(ステップW12)。
上記図22に示したフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ100の主電源がオンとなると現在日に表示指定された画像を自動表示するので、表示日付としてスケジュール表示日時、例えば、イベント等がある場合に関連する情報を含む画像にそのイベント開催日、を指定しておけばデジタルカメラ100の主電源をオンにすれば画像が自動表示され、イベントに関連する情報を確認したり思い出したりすることができる。
また、DISPボタン39の操作により表示日時が指定されている転送画像や撮影画像をカレンダ表示し、所望の日付欄を選択して画像を再生表示することができるので、指定日時を経過した画像や指定日時が到来していない画像を見ることもできる。
なお、上記ステップW1で現在日が表示日として指定されている画像を自動表示するようにしたが、ステップW1の前段に「 制御部20は液晶モニタ画面41に自動表示する画像がある旨のメッセージ(例えば、「再生表示する画像があります。表示→「DISP」)を表示或いは音声出力してユーザに確認を促すステップを設けるようにしてもよい。
図23は、撮影時に表示日時を指定する際のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。
デジタルカメラ100で撮影及び画像記録処理を終了すると(ステップX1)、制御部20は撮影画像の表示日時を指定するか否かの選択を促すメッセージ(例えば、「表示日指定をする→SETキー押し下げ」)と表示日時選択欄(図示せず)を表示部40に表示し、ユーザの確認を促し(ステップX2)、表示日時が選択された場合はステップX4に進み、そうでない場合、例えば所定時間を経過した場合は処理を終了する(ステップX3)。
制御部20は信号処理部13を制御して撮影画像をカレンダの日付欄に収まる大きさに縮小処理させ、カレンダとの連動表示用データとしてメモリーカード51の記憶する(ステップX4)。次に、制御部は表示日時指定データ(ステップX3で選択された画像の指定日時)、上記ステップX4で得た連動用表示データの記憶アドレス、ステップX1で記録した画像が動画か静止画かを示すフラグ、及び画像ファイル名を基に、図16に示した表示用テーブルデータを生成し、メモリーカード51の表示用テーブル領域51−4の表示用テーブル160に登録(追加記憶)する(ステップX5)。
上記図23に示したフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ100は撮影画像の記録時に撮影画像の表示日時を関連付けて記憶し、指定した日付にカレンダ表示できるので、例えば、設定日付としてスケジュール表示日付を設定すればカレンダをスケジュール表示用としても利用できる。
なお、上記ステップX1では日時指定を促すメッセージを表示するようにしたが、音声により日時指定をメッセージを出力するようにしてもよい。また、上記ステップX3では日時の選択を行えるようにしたが、撮影画像の表示日時指定は日時に限定されない。例えば、曜日を指定できるように構成してもよいし、期間を指定できるように構成してもよいし、日、曜日、又は期間の繰り返しからなる繰り返し指定ができるようにしてもよい。
また、ステップX5の後段にテキスト入力やシンボル指定を行うを行うステップを設け、テキスト入力やシンボル指定があるとカレンダへの表示用データとして画像及び指定日時と共に転送するようにしてもよい。
また、日時等の指定だけでなく、音響入出力部47から音声を入力するステップを設けてもよい。更に、画像と共に表示するデータとしてのテキスト入力を行うステップを設け、テキストデータとして画像及び指定日時等と共に転送するようにしてもよい。また、お気に入りの転送画像などは内蔵メモリへというように転送先を指定できるようにしてもよい。
また、上記各実施形態ではデジタルカメラを画像表示装置の例として説明したが、画像表示装置という語はデジタルカメラに限定されない。例えば、表示部を備えた電子カメラや撮像装置、携帯電話、携帯情報端末、パソコン、画像記憶部及び表示部を備えた通信端末、画像表示部を備えたクレードル、などにも適用できる。
以上、本発明の一実施例について説明したが本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。