JP4523845B2 - ストレーナ部材の脱着構造 - Google Patents
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Description
従来の水栓にあってこのストレーナ部材は、吐水口本体部にねじ結合した吐水口キャップにて組付位置に保持されており、ストレーナ部材の掃除等のメンテナンスの必要が生じたときには、吐水口キャップのねじを緩め且つ吐水口本体部から外すことによってストレーナ部材の取外しが可能な構造とされていた。
例えば下記特許文献1にこの種のストレーナ部材の脱着構造が開示されている。
また吐水口ないし周辺の構造によっては吐水口キャップの吐水口本体部への螺合,螺合解除によってストレーナ部材を吐水口本体部に対し脱着するといったことができない場合があり、このような場合においてもストレーナ部材を支障無く脱着できる構造が求められていた。
また本発明によれば、吐水口若しくはその周辺部が、吐水口キャップのねじ込みによりストレーナ部材を脱着できないような構造を成していても、支障無くストレーナ部材を脱着することができる。
この場合、操作部が吐水口の後ろ側に位置しているため、ロック部材を誤って操作してしまうのを有効に防止することができる。
図1〜図3において、10は吐水管で、12はその外殻管、14は内管である。内管14は内部に水路15を有している。
16は吐水管10の先端部の吐水口で、吐水及び吐水の切換えのための各種機能部を備えた機能部ユニット18と、その取付基体となる吐水口本体部20とから成っている。
ここで機能部ユニット18は、内管14の開口部22及び外殻管12の開口部24において、取付基体となる吐水口本体部20に対しその全体が脱着可能に組み付けられている。
組付リング28は、その上部が嵌合部30とされている。嵌合部30の外周面には環状溝が形成されていて、そこに弾性を有するシールリングとしてのOリング32が装着されている。
継手本体26即ち機能部ユニット18は、その全体が組付リング28の開口部22内周面への圧入により吐水口本体部20に組み付けられている。詳しくは、機能部ユニット18はOリング32と開口部22内周面との摩擦力に基づいて、吐水口本体部20に図中上下方向に脱着可能に保持されている。
ここでストレーナ部材38は、組付リング28の開口部40を通じて出し入れ可能である。
更にこの円筒部42を取り巻くようにして、小口径の円形の複数の貫通口46が形成されており、またこの貫通口46の上側において単一の口径の大きな円形の凹部48が形成されている。
これら貫通口46及び凹部48は、後述の第1吐水路70の一部を成すものである。
この軸部56の上端部には止輪58が装着されており、この止輪58が円筒部42の上端に当接することによって、散水部材50が継手本体26から図中下向きに抜止めされている。
この散水板60には小孔の多数の散水孔62が分散して配置されており、それら散水孔62によってシャワー口64が構成されている。
そしてこの凹部68と継手本体26における上記の凹部48,貫通口46等によって、シャワー口64に到る第1吐水路70が形成されている。
また一方、散水部材50が筒部材52とともに図1に示す状態から図2に示すように図中下向きに下降移動して堤部66がシール部材76から離間し、そこに隙間を形成することで第2吐水路74が開放される。
尚シール部材76は継手本体26に対し接着により固定されている。
尚、筒部材52はその下端部が散水部材50における散水板60の外周部のテーパ形状に対応した形状の逆テーパ部82とされており、この逆テーパ部82が散水板60の外周部に当接して、自身の上昇とともに散水部材50を図中上向きに持ち上げるようになっている。
ここで筒部材52は、散水部材50よりも大きいストロークで継手本体26に対し上下移動可能に設けられている。
一方上記筒部材52の上端部且つ外周側には、径方向外向きに突出する突部98が設けられており、この突部98が2条の螺旋溝96に且つその螺旋溝96に沿って摺動可能に係入させられている。
これら螺旋溝96と突部98とはカム機構を成すもので、操作リング54を回転操作したとき、このカム機構によって筒部材52が図中上下に移動させられる。即ち操作リング54の回転運動がカム機構によって筒部材52の軸方向の移動に変換される。
図1はシャワー吐水時の状態を示しており、このとき散水部材50及び筒部材52は何れも上昇位置にあって、周孔72を通過する第2吐水路74は閉鎖された状態にある。
このとき周孔72自体もまた、筒部材52における逆テーパ部82と散水部材50の散水板60における外周部との当接によって閉鎖された状態にある。
この状態では、水路15から流下した水は第1吐水路70によってシャワー口64にのみ導かれて、そこから下向きに吐水される。即ちこのときにはシャワー口64からのシャワー吐水のみが行われる。
そしてその筒部材52の移動ストロークの途中において散水部材50が止輪58と継手本体26における円筒部42の上端との当接により一定位置で下降移動が停止される。
一方筒部材52は、更にこの状態から引き続いて下向きに下降移動する。
ここにおいて第1吐水路70を流通した水がシャワー口64から下向きに吐水されるとともに、併せて第1吐水路70を下向きに向う水の一部が散水部材50における堤部66を乗り越えてシャワー口64の外周側に回り込み、周孔72へと流れ込んでその周孔72から下向きに吐水される。即ちこのとき、シャワー口64からの吐水と周孔72からの吐水との両方が同時に行われる。
本実施形態では、このシャワー口64からの吐水と周孔72からの吐水とが1本の整流束でのストレート吐水を形成する。
図4に示しているように機能部ユニット18、具体的には組付リング28には上,下一対のフランジ部100,102が設けられていて、それらの間に環状のスライド係合溝104が形成されている。
この組付リング28にはまた、180°隔たった2箇所に円弧形状をなす縦方向の切欠部106が設けられている。
これら位置決面108,108は図7に示す吐水口本体部20側の対応する位置決面110に係合して、機能部ユニット18の回転方向の位置決めをなすものである。
またスライド係合溝104は、後述するロック部材112によるロックのためのものであり、また切欠部106はロック部材112によるロック解除位置において組付リング28、即ち機能部ユニット18全体を挿脱するためのものである。
一対のアーム114のそれぞれは、各先端部に内面が円弧形状をなして内向きに突出する第1係合部118と、その付根側の第2係合部120を有している。
ここで第2係合部120は、内側面が上記フランジ部100の湾曲形状に対応した湾曲形状をなしている(図7参照)。
一方操作部116には、これを上下に貫通する形態でドライバ等の工具の先端部を掛止するための掛止孔122が設けられている。
また図1及び図2に示しているように、吐水管10における外殻管12の下面部には、工具を差し込むための貫通の差込口128が設けられている。
尚、本実施形態では図1から明らかなように上記ロック部材112,スライド案内部126等は外殻管12の内側に隠蔽状態にある。
尚図7(B)の後退位置は、吐水口本体部20に設けられたストッパ130にて規定される。
従ってこの状態で機能部ユニット18を下向きに引くことで、かかる機能部ユニット18を吐水口本体部20から抜き出すことができる。即ち機能部ユニット18に保持されていたストレーナ部材38を吐水口本体部20から取り外すことができる。
尚機能部ユニット18を再び組み付ける際の手順は上記とは逆の手順となる。
本実施形態に示すような吐水口キャップの螺合,螺合解除によりストレーナ部材38を脱着できない構造の吐水口16であっても支障無くストレーナ部材38を脱着することができる。
例えば上例ではロック部材112を前後方向にスライドさせるようにしているが、場合によって図8に示しているようにロック部材112を回転させることで、ロック位置とロック解除位置とに位置移動させるようになすこともできる。
ここで132はロック部材112の係合部を、また134は機能部ユニット18側に設けられた係合溝を表している。
この状態からロック部材112を回転し、図8(B)に示すようにロック部材112の係合部132を機能部ユニット18の切欠部136に対向する位置に位置させることで、機能部ユニット18が取外し可能となる。
その他本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
18 機能部ユニット(保持部材)
20 吐水口本体部
38 ストレーナ部材
112 ロック部材
116 操作部
126 スライド案内部
Claims (3)
- 網目を通水させる水栓のストレーナ部材の脱着構造であって
該ストレーナ部材若しくは該ストレーナ部材を組付位置に保持するための保持部材とその組付基体となる吐水口本体部との一方に、該ストレーナ部材若しくは保持部材を組付位置にロックするロック部材をロック位置とロック解除位置との間でスライド可能に設け、該ロック部材のスライドにより前記ストレーナ部材を脱着するようになしたことを特徴とするストレーナ部材の脱着構造。 - 請求項1において、前記ロック部材には操作部が設けてあり、該操作部が吐水口の後ろ側に配置してあることを特徴とするストレーナ部材の脱着構造。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記ロック部材が前後方向にスライドするものとなしてあることを特徴とするストレーナ部材の脱着構造。
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