JP4523760B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は無線基地局や送信増幅器などに用いられる、複数の機器や回路を電気的に接続するための雌コネクタ及び雄コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
雌コネクタと雄コネクタの接続について図1を用いて説明する。
図1はコネクタの嵌合図である。
11は挿入側のコネクタ、つまり雄コネクタであり、12は受け側のコネクタ、つまり雌コネクタである。13はケーブルであり、雄コネクタ11にも図示しないケーブルが接続されている。ケーブル13は例えば基地局制御用の基板や、増幅装置のユニットに接続されており、それら基板と増幅ユニット間の信号を電気的に伝達するものである。14は固定部であり、基地局等に雌コネクタ12を固定するためのものである。
【0003】
このコネクタは、例えば特許文献1や特許文献2のユニットと図示しない制御基板を接続することに用いられる。
【0004】
続いて従来コネクタの内部構造について図2を用いて説明する。図2は雌コネクタ12の断面図である。21は雌コネクタの内筒であり、22は雌コネクタの外筒、23はコイルバネ、13は前述したケーブルである。内筒21は内筒頭部211とコイルバネ押さえ部212より構成されている。
【0005】
特にコイルバネ押さえ部212は、ケーブル13が挿入される雌コネクタ外筒22の底部214と対向するように設けられ、さらにコイルバネ23が引っかかるほどの幅を設けている。内筒頭部211は雄コネクタ11の挿入部が挿入される被挿入部を含めた部分である。外筒頭部213は、内筒頭部211と同様に、雄コネクタ11の挿入部が挿入される側の部分である。雌コネクタ外筒22の中に雌コネクタ内筒21を設けたとき、外筒頭部213は内筒頭部211を覆うような関係となる。このとき、外筒頭部213と内筒頭部211の間には、雄コネクタ11を受け入れやすくするために、雌コネクタ内筒21が動くようなスペースを設けている。
【0006】
ケーブル13は、外筒底部214を通り、雌コネクタ内筒21内に指しこまれている。このときケーブル13は外筒底部214と接触する点では固定されておらず、雌コネクタ内筒21のみに固定されている。
【0007】
ここで、従来のコネクタの動きを図3を用いて説明する。
雌コネクタ12は固定部14により基地局等の筐体に固定されているが、ケーブル13が雌コネクタ外筒22の底部で固定されておらず、また内筒頭部211と外筒頭部213の間にスペースを設けているため内筒頭部211の被挿入部は自由度を持ってしまう。これは例えばユニットに設けた雄コネクタ11を基地局等の筐体にはめるときの微妙なずれに対応するためである。筐体及びユニットを、ずれがないようにはめることは、設計上十分考慮されていることではあるが、現実的には筐体の大きさや形に微妙なずれがあり、それがユニットと筐体を接続するコネクタにおいては、うまくはまらないことにつながる。そこで、上記のように雌コネクタ12に自由度を持たせ、さらにコイルバネ23を設けることによりずれを吸収するようにしている。コイルバネ23は雌コネクタ12の自由度に応じて伸び縮みし、これにより自由度のある雌コネクタ頭部をある程度固定している。
【0008】
コネクタの接続について、特許文献3に記載されている。さらに、コイルバネ23の代わりに皿バネを用いた特許文献4が存在する。また、これに類似したものとして特許文献5、特許文献6が存在する。
【0009】
【特許文献1】
特開2003−37378
【特許文献2】
特開2001−94281
【特許文献3】
特開平6−338364(図1)
【特許文献4】
特開2001−57268
【特許文献5】
特開平9−219261
【特許文献6】
特開2002−184535
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
雄コネクタを雌コネクタに挿入するとき、本来ならば雄コネクタの挿入部と雌コネクタ12の被挿入部には微妙なずれがあるものの、雌コネクタの被挿入部の挿入口と雄コネクタの挿入部はほぼ垂直の位置関係となる。これにより、スムーズな挿入が可能となる。
【0011】
しかしながら、図4のように雌コネクタが急な角度になってしまう場合が現実にはある。雌コネクタ12の頭部はケーブル13の挿入角度に依存されるためである。ケーブル13の挿入角度が急であれば、雌コネクタ12の被挿入部の角度も急になってしまう。
被挿入部の角度が急になった場合、挿入部の角度とあまりにも異なるため、結果的に雄コネクタが雌コネクタに挿入できなくなってしまう問題があった。
【0012】
本発明は上記問題に鑑み、雄コネクタの挿入を適切に行うために、雌コネクタ内筒の自由度を雄コネクタの挿入部に合わせた量に押さえることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明では、機器の筐体に固定して設けられて当該機器のケーブルが接続される雌コネクタと、前記雌コネクタに挿入される挿入部を有する雄コネクタとからなるコネクタにおいて、前記雌コネクタは、頭部から前記雄コネクタの挿入部が挿入され、底部に前記ケーブルが接続される内筒と、前記内筒を覆うとともに前記機器の筐体に固定して設けられ、前記内筒に接続される前記ケーブルが非固定的に底部を通される外筒と、前記内筒に前記外筒の底部と対向して設けられたコイルバネ押さえ部と、前記内筒のコイルバネ押さえ部と前記外筒の底部との間に設けられるとともに前記内筒の一部が挿入されるコイルバネと、前記外筒の内周と前記内筒の外周との間に設けられる板バネと、を備えるとともに、前記板バネは、前記内筒の外周に接する部位が前記外筒の内周に接する部位よりも前記外筒の底部側となるように形成されたことを特徴とするコネクタを提供する。
【0014】
これにより、雌コネクタ頭部の角度が雄コネクタの挿入に適した角度となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図5を用いて説明する。従来ものと同様の番号のものは同様の構成であるため説明を省略する。本実施例では、従来のコネクタに対して、板バネ51を追加した。
【0016】
本発明の雌コネクタは、雌コネクタの内筒21、雌コネクタの外筒22、コイルバネ23より構成される。13はケーブルである。雌コネクタ内筒21は内筒頭部211とコイルバネ押さえ部212より構成されている。雌コネクタ外筒22は外筒頭部213と外筒底部214より構成されている。さらに内筒頭部211と外筒頭部213の間に板バネ51を設けた。
【0017】
これにより、ケーブル13が急角度で挿入されても、雌コネクタ頭部211を板バネ51が押さえるため、雌コネクタ頭部は固定される。これにより、雄コネクタの挿入部と雌コネクタ12の被挿入部の間にほぼ垂直の位置関係となり、スムーズな挿入が可能となる。。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、内筒頭部を板バネにより押さえているため、急な角度でケーブルが挿入された場合でも雄コネクタの挿入部と雌コネクタの挿入口がほぼ垂直となり、従来のコネクタより適切な嵌合が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクタ接続イメージ図
【図2】従来のコネクタの内部
【図3】コネクタの動作
【図4】コネクタの動作
【図5】実施例のコネクタ
【符号の説明】
11…雄コネクタ 12…雌コネクタ 13…ケーブル 22…雌コネクタ外筒
21…雌コネクタ内筒 23…コイルバネ 51…板バネ
Claims (1)
- 機器の筐体に固定して設けられて当該機器のケーブルが接続される雌コネクタと、前記雌コネクタに挿入される挿入部を有する雄コネクタとからなるコネクタにおいて、
前記雌コネクタは、
頭部から前記雄コネクタの挿入部が挿入され、底部に前記ケーブルが接続される内筒と、
前記内筒を覆うとともに前記機器の筐体に固定して設けられ、前記内筒に接続される前記ケーブルが非固定的に底部を通される外筒と、
前記内筒に前記外筒の底部と対向して設けられたコイルバネ押さえ部と、
前記内筒のコイルバネ押さえ部と前記外筒の底部との間に設けられるとともに前記内筒の一部が挿入されるコイルバネと、
前記外筒の内周と前記内筒の外周との間に設けられる板バネと、
を備えるとともに、
前記板バネは、前記内筒の外周に接する部位が前記外筒の内周に接する部位よりも前記外筒の底部側となるように形成されたことを特徴とするコネクタ。
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