JP4522937B2 - 照明装置、これに使用する光制御部材およびこれらを用いた画像表示装置 - Google Patents
照明装置、これに使用する光制御部材およびこれらを用いた画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4522937B2 JP4522937B2 JP2005295752A JP2005295752A JP4522937B2 JP 4522937 B2 JP4522937 B2 JP 4522937B2 JP 2005295752 A JP2005295752 A JP 2005295752A JP 2005295752 A JP2005295752 A JP 2005295752A JP 4522937 B2 JP4522937 B2 JP 4522937B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- control member
- light control
- light source
- linear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
Description
X方向と、X方向に垂直なY方向とからなる矩形状の出射面を持ち、
反射板と、複数の線状光源と、板状の光制御部材とを備え、
前記反射板は前記X方向およびY方向に平行に配置しており、
前記線状光源は前記反射板の出射面側の前記X方向およびY方向に平行な1つの仮想平面内に配置しており、
かつ、該線状光源は長手方向がY方向に平行に配置しており、かつ、X方向に沿って等間隔に配列しており、
前記光制御部材は前記配列した線状光源の出射面側に配置し、かつ、主面は線状光源が配列している前記仮想平面と平行であり、
該光制御部材の主面は、線状光源に対向し該線状光源からの光を受光する入射面と前記入射面に受光した光を出光する出射面とからなり、
前記出射面は表面に畝状の凸部を複数形成しており、
該凸部は頂部にあたる畝状の稜線がY方向に平行に形成されており、かつ、X方向に沿って配列している照明装置であって、
前記光制御部材に光線方向を変換する光線方向変換部が設けられ、
前記光線方向変換部は入射面に法線方向から入射した光の80%乃至10%の光の方向を変換するとともに、
前記線状光源から前記入射面に入射した光の80%以上が前記光線方向変換部を通過して、前記出射面に形成した凸部に到達し、
前記線状光源の中心間の距離をD、任意の前記線状光源の中心と前記光制御部材との距離をH、該線状光源から光制御部材に入光した光の、X方向の位置座標X(光源位置をX=0とする)における出射面の法線方向への出光強度を表した関数をf(X)とし、
g(X)=f(X−D)+f(X)+f(X+D) (1)
としたとき、
−D/2≦X≦D/2の範囲で、
g(X)の最小値であるg(X)minと最大値であるg(X)maxの比g(X)min/g(X)maxが0.6以上であり、
Xの最小値Xminが−3.0D≦Xmin≦−0.5Dの範囲であり、最大値Xmaxが0.5D≦Xmax≦3.0Dの範囲であり(XminおよびXmaxは、f(X)の値がX=0である線状光源付近を中心に減衰していき、実質0になるときの両端の座標)、任意の凸部のX方向の断面形状が、下記の式で表される(2N+1)個の傾きの異なる領域−N〜Nからなることを特徴とする照明装置を提供する。
δ=(Xmax−Xmin)/(2N+1) (2)
Xi=i×δ (3)
αi=Tan-1(Xi/H) (4)
βi=Sin−1((1/n)sinαi) (5)
γi=Sin−1((1/n2)sinαi) (6)
ai∝f(Xi+T・tanγi)・cosΦi・cosβi/cosαi/cos(Φi−βi) (7)
Φi=Tan−1((n・sinβi)/(n・cosβi−1)) (8)
N:自然数
i:−NからNの整数
n:光制御部材の凸部の屈折率
n2:光制御部材の基材の屈折率
ai:領域iのX方向の幅
Φi:領域iの出射面に対する斜面の傾き
T:光制御部材の入射面から凸部の底部までの厚み
請求項1に記載の照明装置であって、前記光制御部材を構成する基材部100質量部に対して前記光線方向変換部を構成する粒子径1〜50μmの光線方向変換材を0.01〜1質量部含有し、かつ、前記基材部と前記光線方向変換材の屈折率の差が0.005乃至0.08であることを特徴とする照明装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の照明装置であって、前記光線方向変換部が前記入射面上の凹凸構造を含むことを特徴とする照明装置を提供する。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置が備える光制御部材を提供する。
請求項5に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置の出射面側に透過型表示素子を設けたことを特徴とする画像表示装置を提供する。
前記出射面は表面に畝状の凸部を複数形成しており、該凸部は頂部にあたる畝状の稜線がY方向に平行に形成されており、かつ、X方向に沿って配列している。該凸部は、線状光源からの光を制御し出射光の正面方向への出光強度の分布を一定にするための役割をする。凸部の頂部にあたる畝状の稜線がY方向に平行に配置されており、すなわち該凸部同士は平行に位置し、光制御部材の主面である入射面と出射面とは線状光源が配置されている仮想平面と平行に配置されているため、線状光源からの光を効率良く主面に受け、輝度ムラが顕著なX方向の光の方向制御が可能となる。直下方式の照明装置では、線状光源の長手方向と垂直なX方向で、最も輝度ムラが顕著である一方、本発明の照明装置が、光制御部材の凸部の形状を好適なものとすることで、正面方向への出光強度の分布を一定とし、正面方向の輝度ムラを解消することを特徴としており、凸部の幅が最小となる方向で最もその能力が高く、したがって、該凸部の頂部にあたる畝状の稜線は線状光源と平行、すなわちY方向に平行に設けることで、輝度ムラを効率よく解消できる。
g(X)=f(X−D)+f(X)+f(X+D) (1)
としたとき、
−D/2≦X≦D/2の範囲で、
g(X)の最小値であるg(X)minと最大値であるg(X)maxとの比g(X)min/g(X)maxが0.6以上であることを特徴とする。
δ=(Xmax−Xmin)/(2N+1) (2)
Xi=i×δ (3)
αi=Tan-1(Xi/H) (4)
βi=Sin−1((1/n)sinαi) (5)
γi=Sin−1((1/n2)sinαi) (6)
ai∝f(Xi+T・tanγi)・cosΦi・cosβi/cosαi/cos(Φi−βi) (7)
Φi=Tan−1((n・sinβi)/(n・cosβi−1)) (8)
N:自然数
i:−NからNの整数
n:光制御部材の凸部の屈折率
n2:光制御部材の基材の屈折率
ai:領域iのX方向の幅
Φi:領域iの出射面に対する斜面の傾き
T:光制御部材の入射面から凸部底部までの厚み
ここで、α、β、γ、Φなどの角度はいずれも絶対値が90°未満で、基準線に対して右回りに成す角度を正、左回りに成す角度を負とする。
Xmin、Xmaxは、f(X)の値がX=0である線状光源付近を中心に減衰していき、実質0になるときの両端の座標である。Xmin〜Xmaxの間を等分に(2N+1)分割すると、分割した各要素の幅δは式(2)で示される。このとき任意の要素の中心座標Xiは、式(3)で示される。X=0の位置にある線状光源から座標Xiの光制御部材の入射面への入射角度は法線方向に対して式(4)で示される角度αiとなる。
ei=bi・cos(Φi−βi) (9)
となる。
bi=ai/cosΦi (10)
である。
ei=ai/cosΦi・cos(Φi−βi) (11)
となる。
ここで、図17に示すように凸部のX方向の幅、すなわちaiの総和をPとすると、角度αiで光制御部材2に入射して光制御部材内部を通過して凸部3に向かう光9のうち領域iに向かう光の割合はei/(P・cosβi)である。
また、図18に示すように、座標Xiの点における光源の直径を見込む角度Δαiはcosαiに比例する。従って、座標Xiに入射する単位面積単位角度あたりの光の強度は、cos2αi/Δαiに比例し、このことからcos2αi/cosαi、つまりcosαiに比例する。つまり線状光源からの光がX=0の点で単位凸部に入射する光の単位角度あたりの強度に対し、座標X=Xiの点で単位凸部に入射する光の単位角度あたりの強度の割合はcosαiである。従って、正面に出光する光はcosαi・ei/(P・cosβi)であり、式(11)よりai/cosΦi・cos (Φi−βi)・cosαi/(P・cosβi)である。
座標Xiに入射した光は光制御部材2の厚さがTであるとき、座標(Xi+T・tanγi)に出射するため、そのときの正面方向への出光強度はf(Xi+T・tanγi)である。
f(Xi+T・tanγi)∝ai/cosΦi・cos(Φi−βi)・cosαi/(P・cosβi)(12)
に従って、
ai∝P・f(Xi+T・tanγi)・cosΦi・cosβi/cosαi/cos(Φi−βi) (13)
となる。ここで、凸部3の幅をPとすると、aiの総和は凸部の幅Pとなるので、
ai∝f(Xi+T・tanγi)・cosΦi・cosβi/cosαi/cos(Φi−βi) (7)
凸部は(式7)の関係を満足するような幅aiの領域iからなる形状である。周知の通り比例縮小光学系は、ほぼ同一の指向特性を示すので自由に凸部のピッチを選定することができる。
線状光源から光制御部材への入射角θを中心に、微小角度Δθを考慮すると、Δθが十分小さい場合には次の式(15)、式(16)および式(17)が成り立つ。
H’=H/cosθ (16)
V=U/cosθ (17)
従って
V=H・Δθ/cos2θ (18)
つまり、Vはcos2θに反比例するので、線状光源からのΔθ内の出射光の強度がθによらず一定な場合には、光制御部材への単位面積当たり入射光の強度、すなわち照度はcos2θに比例する。
図6に本発明の照明装置で光を正面に向ける原理を示す。
線状光源から、屈折率nの光制御部材2にαの角度で入光する入射光7は該光制御部材の入射面6で屈折し、光拡散板内部を通過し、さらにこの光9は出射面側の凸部3で屈折し観察面側に出射するが、このとき出射光8が正面方向に出光するのは凸部3において、傾きが望ましい角度Φである場合である。本発明では配置に基づくαの分布と入射光7の強度を考慮し、正面方向への出光強度が一定となるよう角度Φの割合を調節することで正面方向への出光強度を調節できる。
β=Sin-1(1/n・sinα) (5)’
Φ=β−ε (19)
−n・sinε=−sinω=sinΦ (ω=−Φ) (20)
式(19)および式(20)より、
−n・sin(β−Φ)=sinΦ (21)
−n・{sinΦ・cosβ−cosΦ・sinβ}=sinΦ (21)’
式(21)’の両辺をcosΦで除すると(sinΦ/cosΦ=tanΦなので)
−n{tanΦ・cosβ−sinβ}=tanΦ (21)"
これよりΦは次のように表すことができる。
Φ=Tan-1(n・sinβ)/(n・cosβ−1)) (21)'''
式(5)’、式(21)'''より
Φ=Tan-1(sinα/(n・cos(Sin−1((1/n)sinα))−1))(21)''''
G(X)max=g(X)max+(g(X)max+g(X)min)/2×0.95 (22)
G(X)min=g(X)min+(g(X)max+g(X)min)/2×0.95 (23)
G(X)min/G(X)max
={g(X)min+(g(X)max+g(X)min)/2×0.95}/
{g(X)max+(g(X)max+g(X)min)/2×0.95} (24)
g(X)min/g(X)max≧0.65 (25)
となる。
上述のように、実際には光制御部材への入射光のうち拡散光成分は50%以上であるため、
g(X)min/g(X)max>0.6 (26)
とすればよいことがわかる。
光線方向変換部が入射面に法線方向から入射した光の方向を変換する割合は、次のようにして測定する。測定する光制御部材に出光制御部を設けない構成からなる光線変換能測定用部材を別途用意する。出光制御部が光制御部材の出射面上に形成した凸部である場合は、光線変換能測定用部材の出射面は入射面と平行な平滑面である。該光線変換能測定用部材の入射面に法線方向から平行光を照射し、ヘイズメーターで出光方向が変化した光の割合を測定する。また通常、出光制御部の光線方向制御は通常計算で予測でき、この場合、光制御部材の輝度角度分布を直接測定することで光線方向変換部が入射面に法線方向から入射した光の方向を変換する割合を計算することもできる。本実施例および比較例では、(JIS K7136)法に準拠した手法でヘイズメーター(HR−100;村上色彩研究所(株)製)を用いて測定した。
光源から光制御部材の入射面に入射した光が光線方向変換部を通過して出光制御部に到達する割合については、光線変換能測定用部材の全光線透過率を測定して、この値とした。光線変換能測定用部材としては、出光制御部を設けない以外は、実施例で用いる光制御部材と同じ方法でそれぞれ作成した。
また、粒子径分布の指標として、百分率(%)で示される変動係数(CV値)は次式により求めた。
CV=(平均粒子径に対する標準偏差/平均粒子径)×100
反射板の材料は発泡ペット樹脂で反射率は95%である。
458mm×730mm×35mmで、出射側に698mm×長さ416mmの矩形の開口部を持つ直方体状の白色のABS樹脂製のハウジングを用意する。
次に前記ハウジングの出射側の開口部に対向する位置にある底部を覆うように、前記反射板を配置する。
次に光制御部材を開口部に被せるように配置する。
線状光源の中心から光制御部材までの距離は15.5mm、隣接する線状光源の中心同士の距離は25mmである。
メタクリルスチレン系共重合樹脂ペレット(TX−800S:電位化学工業(株)社製、屈折率nD:1.55)と、メタクリル酸メチル系重合体粒子(MBXR−8N:積水化成品工業(株)社製、数平均粒子径8μm、CV値25%)0.25質量%とをヘンシェルミキサーで混合後、射出成形(押出樹脂温度280℃)にて、横340mm×縦270mm、厚み2mmの光制御部材を作製した。この光制御部材を用いて上記の照明装置を組んで評価した。評価結果を図19に示す。
メタクリル酸メチル系重合体粒子(MBXR−8N:積水化成品工業(株)社製、数平均粒子径8μm、CV値25%)を0.13重量%用いる以外は実施例1と同様にして光制御部材を作成した。この光制御部材を用いて上記の照明装置を組んで評価した。評価結果を図19に示す。
スチレン系共重合樹脂ペレット(G−100C:東洋スチレン(株)社製、屈折率nD:1.59)と、メタクリル酸メチル系重合体粒子(SMX−8V:積水化成品工業(株)社製、数平均粒子径8μm、CV値22%)0.5質量%とをヘンシェルミキサーで混合後、射出成形(押出樹脂温度280℃)にて、横340mm×縦270mm、厚み2mmの光制御部材を作製した。この光制御部材を用いて上記の照明装置を組んで評価した。評価結果を図19に示す。
メタクリル酸メチル系重合体粒子(MBXR−8N:積水化成品工業(株)社製、数平均粒子径8μm、CV値25%)を0.25重量%用いる以外は実施例3と同様にして光制御部材を作成した。この光制御部材を用いて上記の照明装置を組んで評価した。評価結果を図19に示す。
メタクリルスチレン系共重合樹脂ペレット(TX−800S:電位化学工業(株)社製、屈折率nD:1.55)を射出成形(押出樹脂温度280℃)にて、横340mm×縦270mm、厚み2mmの光制御部材を作製した。このとき成形金型によって入射面側にシボ面を形成した。この光制御部材を用いて上記の照明装置を組んで評価した。評価結果を図19に示す。
比較例1、2は光制御部材に代えて光線方向変換材を基材中に分散した横340mm×縦270mm、厚み2mmの板を用いる。
比較例3、4は光制御部材に代えて横340mm×縦270mm、厚み2mmの板であり、入射面側にシボ面を形成しているものを用いる。
なお比較例1〜4の装置は出射側に凸部を有しておらず、平滑面である。
これら比較例1〜4の評価結果を図19に示す。
7:入射光、8:出射光、9:光制御部材内部を通過する光、10:反射光
11:プリズムシート
D:隣接する線状光源の中心間の距離
H:線状光源の中心と光制御部材の入射面との距離
f(X):線状光源の配列方向Xと照明装置の任意の1本の線状光源からの光の光制御部材の凸部から出射する正面方向への出光強度との分布の関数
N:自然数
n:光制御部材の凸部の屈折率
n2:光制御部材の基材の屈折率
Xmax:f(X)が0となるときの正方向のX座標
Xmin:f(X)が0となるときの負方向のX座標
g(X):f(X−D)+f(X)+f(X+D); 線状光源の配列方向Xと、隣接する3本の線状光源からの光の光制御部材の凸部から出射する正面方向への出光強度との分布の関数
g(X)min:Xmin〜Xmax間のg(X)の最小値
g(X)max:Xmin〜Xmax間のg(X)の最大値
δ:δ=(Xmax−Xmin)/(2N+1)を満たす微小区間
Φi:凸部の領域iの出射面に対する斜面の傾き
Xi:Xmin〜Xmax間を(2N+1)等分したときの各要素のX座標の中心値
ai:凸部の領域iのX方向の幅
T:光制御部材の入射面から凸部の底部までの厚み
αi:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源から入射面に入射して光制御部材内部を通って領域iから出射する光の、線状光源からの光線方向が入射面の法線に対して成す角度
βi:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源から入射面に入射して光制御部材内部を通って領域iから出射する光の、光制御部材の凸部内部での光線方向が、入射面の法線に対して成す角度
γi:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源から入射面に入射して光制御部材内部を通って領域iから出射する光の、光制御部材の基材内部での光線方向が、入射面の法線に対して成す角度
bi:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、領域iの斜面の長さ
ei:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、法線方向光源から入射面に入射して光制御部材内部を通って領域iから出射する光の、光制御部材内部での光線方向に垂直な方向への領域iの斜面の射影の長さ
ξi:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、領域iの斜面の角度が、光制御部材の凸部内部での光線方向と垂直な角度に対して成す角度
θ:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源から入射面に入射して光制御部材内部を通って出射面から出射する光の、線状光源からの光線方向が、入射面の法線に対して成す入射角度
Δθ:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、入射角度θの光を中心にした微小範囲が線状光源の中心と成す角度
H’:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源から角度(θ−Δθ)で出射した光が通る光制御部材の入射面上の点と、線状光源の中心とを結ぶ軌道を、線状光源と角度θで出射した光が通る軌道上に射影に長さ(線状光源から角度θで出射した光が通る光制御部材の入射面上の点と線状光源の中心との距離にほぼ等しい)
V:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源からの入射角度θを中心とするΔθの光が通過する光制御部材の入射面上の領域の長さ
U:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源からの入射角度θを中心とするΔθの光が通過する光制御部材の入射面上の領域の長さVの線分の、入射角度θに垂直な角度への射影
α:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、光制御部材に入射する光が、入射面の法線に対して成す入射角度
β:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源から入射面に入射して光制御部材内部を通って凸部から出射する光の、光制御部材の凸部内部での光線方向が、入射面の法線に対して成す角度
γ:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源から入射面に入射して光制御部材内部を通って凸部から出射する光の、光制御部材の基材内部での光線方向が、入射面の法線に対して成す角度
ε:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源から入射面に入射して光制御部材内部を通って凸部から出射する光の、光制御部材内部での光線方向が、通過する凸部の斜面の法線に対して成す角度
ω:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、線状光源から入射面に入射して光制御部材内部を通って凸部から出射する光の、凸部から出射する光線の方向が、通過する凸部の斜面の法線に対して成す角度
P:X方向と光制御部材の主面の法線方向に平行な断面内における、凸部の幅Δαi:座標Xiより線状光源の直径を見込む角度
Claims (5)
- X方向と、X方向に垂直なY方向とからなる矩形状の出射面を持ち、
反射板と、複数の線状光源と、板状の光制御部材とを備え、
前記反射板は前記X方向およびY方向に平行に配置しており、
前記線状光源は前記反射板の出射面側の前記X方向およびY方向に平行な1つの仮想平面内に配置しており、
かつ、該線状光源は長手方向がY方向に平行に配置しており、かつ、X方向に沿って等間隔に配列しており、
前記光制御部材は前記配列した線状光源の出射面側に配置し、かつ、主面は線状光源が配列している前記仮想平面と平行であり、
該光制御部材の主面は、線状光源に対向し該線状光源からの光を受光する入射面と前記入射面に受光した光を出光する出射面とからなり、
前記出射面は表面に畝状の凸部を複数形成しており、
該凸部は頂部にあたる畝状の稜線がY方向に平行に形成されており、かつ、X方向に沿って配列している照明装置であって、
前記光制御部材に光線方向を変換する光線方向変換部が設けられ、
前記光線方向変換部は入射面に法線方向から入射した光の80%乃至10%の光の方向を変換するとともに、
前記線状光源から前記入射面に入射した光の80%以上が前記光線方向変換部を通過して、前記出射面に形成した凸部に到達し、
前記線状光源の中心間の距離をD、任意の前記線状光源の中心と前記光制御部材との距離をH、該線状光源から光制御部材に入光した光の、X方向の位置座標X(光源位置をX=0とする)における出射面の法線方向への出光強度を表した関数をf(X)とし、
g(X)=f(X−D)+f(X)+f(X+D) (1)
としたとき、
−D/2≦X≦D/2の範囲で、
g(X)の最小値であるg(X)minと最大値であるg(X)maxの比g(X)min/g(X)maxが0.6以上であり、
Xの最小値Xminが−3.0D≦Xmin≦−0.5Dの範囲であり、最大値Xmaxが0.5D≦Xmax≦3.0Dの範囲であり(XminおよびXmaxは、f(X)の値がX=0である線状光源付近を中心に減衰していき、実質0になるときの両端の座標)、任意の凸部のX方向の断面形状が、下記の式で表される(2N+1)個の傾きの異なる領域−N〜Nからなることを特徴とする照明装置。
δ=(Xmax−Xmin)/(2N+1) (2)
Xi=i×δ (3)
αi=Tan-1(Xi/H) (4)
βi=Sin−1((1/n)sinαi) (5)
γi=Sin−1((1/n2)sinαi) (6)
ai∝f(Xi+T・tanγi)・cosΦi・cosβi/cosαi/cos(Φi−βi) (7)
Φi=Tan−1((n・sinβi)/(n・cosβi−1)) (8)
N:自然数
i:−NからNの整数
n:光制御部材の凸部の屈折率
n2:光制御部材の基材の屈折率
ai:領域iのX方向の幅
Φi:領域iの出射面に対する斜面の傾き
T:光制御部材の入射面から凸部の底部までの厚み - 請求項1に記載の照明装置であって、前記光制御部材を構成する基材部100質量部に対して前記光線方向変換部を構成する粒子径1〜50μmの光線方向変換材を0.01〜1質量部含有し、かつ、前記基材部と前記光線方向変換材の屈折率の差が0.005乃至0.08であることを特徴とする照明装置。
- 請求項1又は2に記載の照明装置であって、前記光線方向変換部が前記入射面上の凹凸構造を含むことを特徴とする照明装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置が備える光制御部材。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置の出射面側に透過型表示素子を設けたことを特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005295752A JP4522937B2 (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | 照明装置、これに使用する光制御部材およびこれらを用いた画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005295752A JP4522937B2 (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | 照明装置、これに使用する光制御部材およびこれらを用いた画像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007103324A JP2007103324A (ja) | 2007-04-19 |
JP4522937B2 true JP4522937B2 (ja) | 2010-08-11 |
Family
ID=38030050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005295752A Expired - Fee Related JP4522937B2 (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | 照明装置、これに使用する光制御部材およびこれらを用いた画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4522937B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008270071A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 直下型液晶ディスプレイ用バックライト |
JP2008292581A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Panasonic Corp | 直下型液晶ディスプレイ用バックライト |
JP5262490B2 (ja) * | 2008-09-17 | 2013-08-14 | 凸版印刷株式会社 | 光拡散板、光学シート、バックライトユニットおよびディスプレイ装置 |
KR100912496B1 (ko) | 2009-04-23 | 2009-08-17 | 한빔 주식회사 | 백라이트 및 백라이트 광원의 배치방법 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54155244A (en) * | 1978-05-30 | 1979-12-07 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Light-scattering synthetic resin |
JPH0432888A (ja) * | 1990-05-30 | 1992-02-04 | Nippon Zeon Co Ltd | 面光源構造体 |
JPH06250178A (ja) * | 1993-02-26 | 1994-09-09 | Nippon Denyo Kk | 面光源装置 |
JP2000338895A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-08 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 直下式バックライト装置および液晶表示装置 |
JP2004163575A (ja) * | 2002-11-12 | 2004-06-10 | Teijin Chem Ltd | 直下型バックライト用ポリカーボネート樹脂製光拡散積層板 |
JP2004325958A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 発光装置 |
-
2005
- 2005-10-07 JP JP2005295752A patent/JP4522937B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54155244A (en) * | 1978-05-30 | 1979-12-07 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Light-scattering synthetic resin |
JPH0432888A (ja) * | 1990-05-30 | 1992-02-04 | Nippon Zeon Co Ltd | 面光源構造体 |
JPH06250178A (ja) * | 1993-02-26 | 1994-09-09 | Nippon Denyo Kk | 面光源装置 |
JP2000338895A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-08 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 直下式バックライト装置および液晶表示装置 |
JP2004163575A (ja) * | 2002-11-12 | 2004-06-10 | Teijin Chem Ltd | 直下型バックライト用ポリカーボネート樹脂製光拡散積層板 |
JP2004325958A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 発光装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007103324A (ja) | 2007-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4584133B2 (ja) | 照明装置およびこれを用いた表示装置 | |
TWI417612B (zh) | 照明裝置及使用此照明裝置之圖像顯示裝置 | |
US7153017B2 (en) | Light deflection element and light source apparatus using the same | |
JP4677019B2 (ja) | 光源装置 | |
JP2005326819A (ja) | 光拡散板 | |
JP4323189B2 (ja) | 光偏向素子及び面光源装置 | |
JP4515374B2 (ja) | 照明装置及びそれを用いた表示装置 | |
JPWO2008029911A1 (ja) | 面光源素子並びにこれに用いる光制御部材およびこれを用いた画像表示装置 | |
JP5228785B2 (ja) | マイクロレンズシート、及びそれを用いたバックライトユニット・ディスプレイ装置 | |
JPWO2008047794A1 (ja) | 照明装置及びそれを用いた画像表示装置 | |
JP4522938B2 (ja) | 照明装置これが備える光制御部材及びこれを用いた画像表示装置 | |
JP4522937B2 (ja) | 照明装置、これに使用する光制御部材およびこれらを用いた画像表示装置 | |
JP4684838B2 (ja) | 照明装置および光制御手段構造体並びにこれらを用いた画像表示装置 | |
JP4242162B2 (ja) | 光源装置 | |
JP2009123397A (ja) | 照明装置及びそれを用いた画像表示装置 | |
JP4563294B2 (ja) | 照明装置これが備える光制御部材及びこれを用いた画像表示装置 | |
JP4684791B2 (ja) | 照明装置、これに使用する光制御部材およびこれらを用いた画像表示装置 | |
JP2007109434A (ja) | 照明装置、これに使用する光制御部材およびこれらを用いた画像表示装置 | |
JPH08146230A (ja) | 面発光装置 | |
JP4689543B2 (ja) | 照明装置並びにそれが備える光制御部材およびそれを用いる画像表示装置 | |
JP6679465B2 (ja) | 面光源素子 | |
JP2007103321A (ja) | 照明装置、これに使用する光制御部材およびこれらを用いた画像表示装置 | |
JP4485416B2 (ja) | 光偏向素子及び光源装置 | |
KR20120052707A (ko) | 백라이트 유닛 및 그를 이용한 액정표시장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080908 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100303 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100511 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100526 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140604 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |