JP4522446B2 - ボルト - Google Patents

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本発明は、ボルト孔への螺入がしやすく、かつ抜け落ちを防止するボルトに関する。
電子機器や樹脂成形品等の製品の組み立てに使用されるねじやボルト等の締結具は、施工過程あるいは保守作業過程において、あやまって抜け落ちてしまうことがある。そこで、このようなボルト等に抜け落ちを防止する構造を付与した提案がなされており、例えば特許文献1に記載されているように、ボルトにくびれ部を設けて、くびれ部の先端に雄ねじ部を設けたものなどがある。くびれ部と雄ねじ部との間の境目には、軟質プラスチックリングが付着されており、このリングはボルト孔より大きく、かつボルト孔に挿入できる大きさで形成されている。
この種のボルトは、雌ねじの形成されたねじ孔に、ねじ孔の手前に設けられたねじ挿入孔から螺入させて取り付けられる。一方、ねじ孔の雌ねじからボルトの雄ねじ部が離れると、ねじ挿入孔にくびれ部が位置するとともに、リングの端部がねじ挿入孔に引っ掛かり、抜け落ちが防止されるようになっている。
特開平11−30221号公報
上記従来のボルトは、ねじとして必要な強度を有する硬質プラスチック材に、変形の容易な軟質プラスチック材を付着させて形成される構成であるため、特殊な成形機が必要とされたり、あるいは別部品として成形した後、それらを組み立てることが必要とされたりして、製造工程が複雑になるという問題点があった。
また、上記従来のボルトは、ねじ挿入孔に挿入された状態から、雄ねじ部がねじ孔に到達する前に、くびれ部がねじ挿入孔にてぐらつきやすく、雄ねじ部がねじ孔の中心からずれてしまい、スムーズにねじ孔に螺入できないという問題点もあった。
そこで本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、部材同士の締結に用いるボルトにおいて、部材に設けられたねじ挿入孔に対し、抜け止まり効果を有して脱落を防止するとともに、ボルト孔に対してスムーズに螺入することのできる信頼性および作業性の高いボルトを提供するものである。
上記した目的を達成するため、本発明は、部材同士を締結するボルトであって、頭部、雄ねじ部、および雄ねじ部の先端に延設されたガイド部とを有し、頭部と雄ねじ部との間には軸部が設けられ、雄ねじ部は、軸部より大きいねじ径にて形成されたねじ面と、軸方向に平行な平面からなる無ねじ面とを軸対称に2面ずつ備えた細長い断面形状に形成され、前記ガイド部は、雄ねじ部の無ねじ面幅およびねじ面幅内に納まる大きさの略十字状の断面形状を有して形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、締結する部材に形成されたボルト挿入孔に対し、ボルトの雄ねじ部が無ねじ面を有する細長い断面形状であることにより、長孔形状のボルト挿入孔にも挿通させることができ、ねじ面によって螺合させることが可能となる。また、雄ねじ部の先端のガイド部が雄ねじ部の進入方向および進入角度を規定する。これにより、雄ねじ部の向きを前記ボルト挿入孔に合わせて挿入すると、ボルト挿入孔にボルトが容易に装着することができる。また、ガイド部が雄ねじ部を位置決めして、雄ねじ部をスムーズにボルト孔へと導くので、芯合わせ等の手間もかからず簡単な作業でボルトを取着することができる。
また、本発明は前記構成のボルトにおいて、雄ねじ部の無ねじ面には、この無ねじ面の表面よりも微少寸法だけ突出させた抜け止め片が備えられていることを特徴とする。
これにより、雄ねじ部は、前記ボルト挿入孔に対して挿入が許容されるとともに、一旦挿入された後のボルト挿入孔からの抜け落ちが防止される。
また、本発明は前記構成のボルトにおいて、前記頭部には、前記ガイド部の略十字状の断面形状に対応させた十字溝が形成されていることを特徴とする。
このような構成により、施工時には、別途、ドライバー等の工具を用意しなくとも、かかる頭部の十字溝に対して、同種のボルトのガイド部を挿入させて回転させ、工具を用いずにボルトを締め付けたり緩めたりするのに利用することができる。
上記目的を達成するための他の解決手段としては、次のような構成も挙げられる。つまり、本発明は、一方の部材にボルト孔を備え、他方の部材に長孔形状のボルト挿入孔を備えた部材同士を締結するボルトであって、頭部、雄ねじ部、頭部と雄ねじ部との間の軸部、および雄ねじ部の先端側のガイド部とを有し、雄ねじ部は、軸部より大きいねじ径にて形成されたねじ面と、軸方向に平行な平面からなる無ねじ面とを軸対称に2面ずつ備えて、ボルト挿入孔に対応する細長い断面形状に形成され、ガイド部は、ボルト孔の内径に対応させて雄ねじ部の2つのねじ面の先端側それぞれに足割り状に延設され、前記雄ねじ部の各無ねじ面が、当該無ねじ面の表面よりも微少寸法だけ突出した抜け止め片を備えたことを特徴とする
また、本発明は、一方の部材にボルト孔を備え、他方の部材に長孔形状のボルト挿入孔を備えた部材同士を締結するボルトであって、頭部、雄ねじ部、頭部と雄ねじ部との間の軸部、および雄ねじ部の先端側のガイド部とを有し、雄ねじ部は、軸部より大きいねじ径にて形成されたねじ面と、軸方向に平行な平面からなる無ねじ面とを軸対称に2面ずつ備えて、ボルト挿入孔に対応する細長い断面形状に形成され、ガイド部は、ボルト孔の内径に対応させて雄ねじ部の2つのねじ面の先端側それぞれに足割り状に延設されたガイド脚部と、ガイド脚部の相互間を結合する結合板部とを備えた略H字状の断面形状を有し、前記雄ねじ部の各無ねじ面が、当該無ねじ面の表面よりも微少寸法だけ突出した抜け止め片を備えたことを特徴とする
このような構成によっても、締結する部材に形成されたボルト挿入孔に対し、ボルトの雄ねじ部が無ねじ面を有する細長い断面形状であることにより、長孔形状のボルト挿入孔にも挿通させることができ、ねじ面によって螺合させることが可能となる。また、雄ねじ部の先端のガイド部が雄ねじ部の進入方向および進入角度を規定する。これにより、雄ねじ部の向きを前記ボルト挿入孔に合わせて挿入すると、ボルト挿入孔にボルトが容易に装着することができる。また、ガイド部が雄ねじ部を位置決めして、雄ねじ部をスムーズにボルト孔へと導くので、芯合わせ等の手間もかからず簡単な作業でボルトを取着することができる。
上述のように構成される本発明のボルトによれば、部材同士の締結に用いるボルトにおいて、部材に設けられたねじ挿入孔に対し、抜け止まり効果を有して脱落を防止するとともに、ボルト孔に対してスムーズに螺入することができ、信頼性および作業性を高めることが可能となる。
以下、本発明に係るボルトを実施するための最良の形態について説明する。
本発明のボルト1は、曲線部と直線部とからなるような長孔形状のボルト挿入孔61に挿入されて部材同士を締結するものであり、頭部2と雄ねじ部4とガイド部5とを備え、頭部2と雄ねじ部4との間には軸部3が設けられている。かかるボルト1の好ましい形態にはいくつかのバリエーションがあるが、そのうちの3形態について以下の実施例1〜3で説明する。
まず、本発明の実施例1について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施例1を示す斜視図である。また、図2は実施例1のボルトを締結する部材のボルト挿入孔を示す上面図、図3は前記ボルトを締結した状態の部材を示す断面図である。また、図4はボルトが装着された本体カバーの部分を示す斜視図である。
ボルト1は、頭部2、軸部3、雄ねじ部4、およびガイド部5を備えている。頭部2は、上縁部分に曲面を有する、いわゆるナベ型状に形成されており、頂面に十字溝21が形成されている。この頭部2の形状は、どのような形状であってもよく、例えば、平型、六角型、皿型のほか、側面に刻み溝付きのもの、頂面に六角孔付きのものなど、種々の形態があげられる。特に、例示のように曲面を有するナベ型状に形成することにより、工具なしでは操作できないようにすることができ、いたずら等を防止するうえで好ましい。
軸部3は、頭部2と雄ねじ部4との間に設けられて、細径の無ねじ軸で形成されている。また、雄ねじ部4は、この軸部3よりも大きいねじ径にて形成されたねじ面41を備えている。
図示するように、ねじ面41は、ボルト1の軸芯を挟んで対向するように2面に配設されている。すなわち、ねじ面41,41は、軸部3よりも大きい雄ねじ外径で形成されたねじに、対向する2側面が切除された形態を有しており、全周には設けられていない。ねじが設けられていない部分は無ねじ面42,42であり、軸方向に平行な平面で形成されている。これにより、ボルト1の雄ねじ部4は、ねじ面41と無ねじ面42とを軸対称に2面ずつ備えて、ボルト挿入孔61に対応する略楕円形状の細長い断面形状に形成されている。
また、雄ねじ部4の無ねじ面42,42には、それぞれ、この無ねじ面42,42の表面よりも微少寸法だけ突出させた抜け止め片43,43が備えられている。図示するように、抜け止め片43は、無ねじ面42の上縁に沿って幅方向の中央部に配置され、無ねじ面42の幅よりも小さい幅で形成されている。また、抜け止め片43,43の断面形状(縦断面)は、ボルト1の頭部2寄りに漸次拡大するテーパ状をなしている。この抜け止め片43,43も、無ねじ面42,42において軸対称形に備えられている。抜け止め片43,43の突出量は、無ねじ面42の平面から最大で1mm〜1.5mm程度であることが好ましい。
かかる雄ねじ部4の先端には、ガイド部5が延設されている。例示の形態において、ガイド部5は、雄ねじ部4のねじ面41,41の先端方向にそれぞれ延設されて、足割り状に2本設けられている。ガイド部5,5は、それぞれ外側面が円弧状の曲面をなし、内側面は平面で形成されている。また、ガイド部5,5の基部寄りには2本のガイド部5,5が略U字状をなすように緩やかに結合された外形となっている。またガイド部5,5の先端部は、角部に丸みを有して形成されている。
このように構成されるボルト1は、例えば、工場などにおいて配線の分岐・中継に用いられる制御・配電機器および端子等を収納する合成樹脂製の配線用ボックスの本体カバー6をボックス本体7に取り付けるのに用いることができる。
図2に例示するように、本体カバー6の周縁部には、この本体カバー6を固定させるための長孔形状のボルト挿入孔61が形成されている。また、図3に示されるように、ボックス本体7には、雌ねじが形成されたボルト孔71が設けられている。ボルト1は、この本体カバー6の四隅の長孔のボルト挿入孔61に挿入されて、本体カバー6とボックス本体7の部材同士を締結する。
このとき、まず、ボルト1の雄ねじ部4の向きをボルト挿入孔61の長孔形状に合わせ、ガイド部5,5よりボルト挿入孔61に挿入する。すると、図4に示すように、ボルト1は軸部3がボルト挿入孔61に挿通した状態で、本体カバー6に装着される。
そして、ボルト挿入孔61にボルト1を装着させた状態で、本体カバー6をボックス本体7に重ね合わせつつ、ボルト1のガイド部5,5がボルト孔71にそのまま到達するので、ボルト1をガイド部5,5の先端から挿入する。2本のガイド部5,5は、雄ねじ部4のねじ面41,41の延長上に位置するため、ボルト孔71にガイド部5,5が挿通していくことにより、雄ねじ部4が位置決めされてスムーズにボルト孔71へ導かれる。
雄ねじ部4の先端がボルト孔71の上縁に達すると、頭部2を回転させて雄ねじ部4をボルト孔71に螺入させていく。雄ねじ部4を締め付ける際には、プラスドライバー等の工具を利用して頭部2の十字溝21を回すようにする。これにより、雄ねじ部4のねじ面41がボルト孔71の雌ねじに螺合して締結され、本体カバー6をボックス本体7に固着することができる。
このように、長孔形状のボルト挿入孔61に対して、ボルト1の雄ねじ部4の向きを合わせてボルト1を挿入していくだけで、細長い断面形状の雄ねじ部4をスムーズにボルト孔71へと導くことができ、芯合わせ等の手間もかからず簡単な作業で済ませることができる。抜け止め片43は、ボルト1をボルト挿入孔61から挿入させる際には、テーパ形状であるためボルト挿入孔61の縁に接触してもボルト1を容易に挿入することができる。
さらに、ボルト1の無ねじ面42に設けられている抜け止め片43が、ボルト1の脱落を防ぐ作用をなす。例えば、図4に示すように、本体カバー6のボルト挿入孔61にボルト1を装着した状態で、ボルト1がボックス本体7に固着されていなくとも、ボルト1は本体カバー6から抜け落ちることはない。
すなわち、本体カバー6のみにボルト1が単独で取り付けられていても、ボルト1の軸部3がボルト挿入孔61に挿通した状態で、頭部2または抜け止め片43がボルト挿入孔61に係止して外れないようになっている。これにより、この状態で本体カバー6を持ち運ぶなどして、ボルト1が振動を受けたり、カバー本体6を反転させたりしても、ボルト1は頭部2と抜け止め片43との間で軸部3がボルト挿入孔61内で揺動するだけであり、頭部2または抜け止め片43がボルト挿入孔61に係止して抜け止め作用を発揮する。
したがって、一旦、ボルト1をボルト挿入孔61に挿入しておけば、効率よく施工作業中あるいは保守作業を進めることができ、作業中に、あやまってボルト1が抜け落ちてしまうことようなことが防止され、従来のように抜け落ちたボルト1を探したり新たなボルト1を装着したりする手間も必要なくなる。
また、ボルト挿入孔61からボルト1を故意に引き抜こうとすれば、ボルト挿入孔61と抜け止め片43との係止が外れて、ボルト1を取り外すことが可能である。
次に、本発明に係るボルトの実施例2について図面を参照しつつ説明する。図5〜7は本発明の実施例2のボルトを示し、図5はボルトの斜視図、図6はボルトのガイド部方向から見た下面図、図7はボルトのガイド部における横断面図である。
この形態に係るボルト1は、前記実施例1に記載したボルト1とガイド部5の形態が相違しているものである。そこで、以下の説明においては、このガイド部5の構成について詳細に説明し、他の構成部分については上記実施例1と共通の符号を用いて各部の説明を省略する。
ここで例示するボルト1のガイド部5は、雄ねじ部4のねじ面41,41の先端方向にそれぞれ延設されたガイド脚部51,51と、これらのガイド脚部51,51の相互間を一体的に結合した結合板部52とを備えている。
図7に示すように、ガイド部5の中途部における断面は、略H型に形成されている。ガイド脚部51,51は、それぞれ外側面が円弧状の曲面をなし、内側面は平面で形成されている。また、図5に示したように、ガイド脚部51,51間の結合板部52の先端部は、半円形状の丸みをもって形成されている。
このようなガイド部5は、ガイド脚部51,51の間が、結合板部52によって結合されていることにより、ガイド脚部51,51同士の間への他部材の挿入を遮ることが可能な構造となっている。したがって、ボルト1を用いて締結される部材同士において、ボルト挿入孔61に挿入して装着されたガイド部5は、前記実施例1と同様に、ボルト挿入孔61にボルト孔71の位置を重ね合わすようにすれば、ボルト孔71にそのまま到達して挿入され、雄ねじ部4を位置決めしてスムーズにボルト孔71へ導くことができる。また、ガイド部5は、ガイド脚部51,51間に結合板部52を有するので、仮にボルト1の軸芯がボルト孔71から外れたとしても、ガイド部5がボルト孔71を跨ぐことはなく、結合板部52の先端部の丸みがスムーズにボルト孔71へと導く。
よって、かかるボルト1においても、細長い断面形状の雄ねじ部4をスムーズにボルト孔71へと螺合させて締結することができ、芯合わせ等の手間もかからず簡単な作業で済ませることができる。
次に、本発明に係るボルトの実施例3について図面を参照しつつ説明する。図8〜10は本発明の実施例3のボルトを示し、図8はボルトの斜視図、図9はボルトのガイド部方向から見た下面図、図10はボルトのガイド部における横断面図である。
この形態に係るボルト1も、前記実施例1に記載のボルト1とガイド部5の形態が相違している。そこで、以下の説明において、ガイド部5の構成について詳細に説明し、他の構成部分については上記実施例1,2と共通の符号を用いてその説明を省略する。
このボルト1のガイド部5は、雄ねじ部4の無ねじ面42の幅、およびねじ面41の幅内に納まる大きさの略十字状の断面形状に形成されている。すなわち、図示されるように、ガイド部5は雄ねじ部4の細長い断面形状の内側に納まる大きさの十字形断面で形成されている。例示の場合、ガイド部5の幅は雄ねじ部4の無ねじ面42の幅、およびねじ面41の幅とそれぞれ同等に形成されている。ガイド部5の先端部は、半円形状の丸みをもって形成されている。
このようなガイド部5により、かかるボルト1においても、長孔形状のボルト挿入孔61に対してボルト1の雄ねじ部4の向きを合わせてボルト1を挿入して装着し、細長い断面形状の雄ねじ部4をスムーズにボルト孔71へと螺合させて締結することができ、芯合わせ等の手間もかからず簡単な作業で済ませることができる。
また、このガイド部5の十字形状は、頭部2の十字溝21と、形状および大きさを対応させて形成するようにしてもよい。これにより、ボルト1を用いた施工時、ドライバー等の工具を用いなくとも、ボルト1の頭部2の十字溝21に対して、同種のボルト1のガイド部5を挿入して回転させ、締め付けたり緩めたりするのに利用することも可能となる。
以上のように構成されるボルト1は、その主旨または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができ、前記各実施例は単なる例示であって、ボルト1の頭部2、軸部3、ガイド部5、抜け止め片43、およびガイド部5の形態は前記例に限定されるものではない。また、ボルト1は種々の部材同士の締結に用いることができる。
本発明は、部材同士の締結具として用いられ、脱落を防止するのに好適に利用することができる。
本発明に係るボルトの実施例1を示す斜視図である。 実施例1のボルトを締結する部材のボルト挿入孔を示す上面図である。 前記ボルトにより締結された状態の部材同士を示す断面図である。 前記ボルトがボルト挿入孔に挿入された状態を示す斜視図である。 本発明に係るボルトの実施例2を示す斜視図である。 実施例2のボルトのガイド部方向から見たところを示す下面図である。 実施例2のボルトのガイド部における横断面図である。 本発明に係るボルトの実施例3を示す斜視図である。 実施例3のボルトのガイド部方向から見たところを示す下面図である。 実施例3のボルトのガイド部における横断面図である。
符号の説明
1 ボルト
2 頭部
3 軸部
4 雄ねじ部
41 ねじ面
42 無ねじ面
43 抜け止め片
5 ガイド部
61ボルト挿入孔
71ボルト孔

Claims (5)

  1. 部材同士を締結するボルトであって、頭部、雄ねじ部、および雄ねじ部の先端に延設されたガイド部とを有し、頭部と雄ねじ部との間には軸部が設けられ、雄ねじ部は、軸部より大きいねじ径にて形成されたねじ面と、軸方向に平行な平面からなる無ねじ面とを軸対称に2面ずつ備えた細長い断面形状に形成され
    前記ガイド部は、雄ねじ部の無ねじ面幅およびねじ面幅内に納まる大きさの略十字状の断面形状を有して形成されていることを特徴とするボルト。
  2. 請求項1に記載のボルトにおいて、前記雄ねじ部の無ねじ面、この無ねじ面の表面よりも微少寸法だけ突出した抜け止め片備えていることを特徴とするボルト。
  3. 請求項1または2に記載のボルトにおいて、前記頭部には、前記ガイド部の略十字状の断面形状に対応させた十字溝が形成されていることを特徴とするボルト。
  4. 一方の部材にボルト孔を備え、他方の部材に長孔形状のボルト挿入孔を備えた部材同士を締結するボルトであって、頭部、雄ねじ部、頭部と雄ねじ部との間の軸部、および雄ねじ部の先端側のガイド部とを有し、
    雄ねじ部は、軸部より大きいねじ径にて形成されたねじ面と、軸方向に平行な平面からなる無ねじ面とを軸対称に2面ずつ備えて、ボルト挿入孔に対応する細長い断面形状に形成され、
    ガイド部は、ボルト孔の内径に対応させて雄ねじ部の2つのねじ面の先端側それぞれに足割り状に延設され、
    前記雄ねじ部の各無ねじ面が、当該無ねじ面の表面よりも微少寸法だけ突出した抜け止め片を備えたことを特徴とするボルト。
  5. 一方の部材にボルト孔を備え、他方の部材に長孔形状のボルト挿入孔を備えた部材同士を締結するボルトであって、頭部、雄ねじ部、頭部と雄ねじ部との間の軸部、および雄ねじ部の先端側のガイド部とを有し、
    雄ねじ部は、軸部より大きいねじ径にて形成されたねじ面と、軸方向に平行な平面からなる無ねじ面とを軸対称に2面ずつ備えて、ボルト挿入孔に対応する細長い断面形状に形成され、
    ガイド部は、ボルト孔の内径に対応させて雄ねじ部の2つのねじ面の先端側それぞれに足割り状に延設されたガイド脚部と、ガイド脚部の相互間を結合する結合板部とを備えた略H字状の断面形状を有し、
    前記雄ねじ部の各無ねじ面が、当該無ねじ面の表面よりも微少寸法だけ突出した抜け止め片を備えたことを特徴とするボルト。
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