JP4521787B1 - 義足のソケット部 - Google Patents

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Abstract

【課題】加齢や疾病、簡易な手術の戦災傷などで、切断足の痩せて骨ばった中高年者向きの義足のソケット部を提供する。
【解決手段】在来のソケット部を見直し、外ソケットと内ソケットに分けた仕組みを用いて、加齢などで不足をきたした断端の緩衝層であるところの、皮下組織を補うために、ソケット内壁の平面や突部等で断端側面の中央部分を適度に圧迫して皮下組織をソケットの上端部分や下端部分などに押し出して活用することで、ソケット部は収納した断端とのつながりを密にして、断端を収納した義足の運動性が増し皮膚などの擦れ傷みが少なく、さらに多用途の突部がもうけられて自己懸垂性も大きいことを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

この発明は、義足に関し、特に、加齢や疾病、戦災傷等の簡易な手術断端の人の歩行を補助するために用いられる義足のソケット部に関するものである。
在来式の義足は、たとえば下腿義足の場合では、体重を支持しながら切断足の断端の動きを大地等に伝えるために、切断足の断端を挿入するための略円筒状のソケット部(義足の下腿部にあたる。)と、このソケット部における断端を挿入する側の端部とは反対側の端部に取り付けられる合成樹脂製の義足部と、を備えた構成となっている。また、大腿義足の場合では、体重を支持しながら切断足の断端の動きを大地等に伝えるために、切断足の断端を挿入するための略円筒状のソケット部(義足の大腿部に当たる。)と、このソケット部における断端を挿入する側の端部とは反対側の端部に取り付けられる合成樹脂製の下腿部と、この下腿部におけるソケット部が取り付けられる側とは反対側の端部に取り付けられる合成樹脂製の義足部と、を備えた構成となっている。なお、これらのソケット部には懸垂バンド等が取り付けられていて、義足が切断足の断端から外れるのを防止しているものも知られている。ここでソケット部は、その装飾性、使用性、及び耐久性等を考慮して、プラスチック等の合成樹脂で製造することが一般的である(例えば、特許文献1参照)。さらに義足の略円筒体内面にスポンジあるいはバネなど緩衝材を付け、それを覆うように革張にしているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−89519号公報 登録実用新案3129695号
在来式の差し込みソケット(注1)型の義足は、切断足の断端とソケット内面との間に余裕を持たせて適合させたものであり、ゆっくり歩いたりする軽い運動や室内等でくつろぐ時などは都合がよいが、力強く速く歩く等激しい運動をするときは自己懸垂性が不足し、皮膚等の擦れ、傷みが激しくなり、長距離歩行等や長時間の使用がしにくいという難点がある。とくに加齢等で痩せて骨ばった断端は、体重支持部位も小さく狭くなり、単位荷重が増しさらに自己懸垂性も低下して皮膚等の擦れ、傷みが激しくなる難点がある。
前項、登録実用新案3129695号は、差し込みソケット(注1)型の義足の改良型であることから、差し込みソケットの軸方向に板バネを使用することにより断端の差し込みは容易で、耐久性も良好となり、力強く速く歩く等激しい運動をするときは充分な自己懸垂性が得られ、長距離歩行や長時間の使用が可能となったが、しかし、板バネは義足のソケットの軸方向に延伸するように取り付けられており、断端はソケットの軸方向に滑りやすく、皮膚等の擦れも解消は限定的との難点がある。また、ゆっくり歩いたりする軽い運動や室内等でくつろぐ時などは、断端は常に板バネから静圧を受け苦痛となっていた。
在来式の全面接触ソケット(注2)型の義足は、切断足の端断面が神経過敏の人では使用出来ないこともあり難点がある。
前項、特開平8−89519号公報は、吸着式ソケット(注3)型の義足であり、切断足の断端に対して緩衝材を持たず、その役を断端の筋肉等に依存しているため、痩せた断端には適さない難点がある。
注1 切断端とソケット内面との間に余裕を持たせて適合させたソケットの総称(JIS用語)。
注2 切断端とソケット内面との間に余裕を無くし断端表面全体がソケット内壁と緊密に接触するように適合させた、ソケットの総称(JIS用語)。
注3 ソケット内壁で断端の軟部組織を適度に圧迫することによって、ソケット内面と断端表面との間に吸着作用を生じさせ自己懸垂性を持たせたソケットの総称(JIS用語)。
本発明は、以上のような難点をなくすためになされたものであり、ゆっくり歩いたりする軽い運動や室内等でくつろぐ時などにも都合がよく、力強く速く歩く等激しい運動をするときにも充分な自己懸垂性を得て長時間の歩行や激しい運動等に使用しても皮膚等の擦れ、傷みを小さく抑えることができるソケット部を提供することを課題としている。
このような課題を解決するために、請求項1の発明は、切断足の断端を挿入する義足のソケット部であって、第1のテーパー状略円筒体からなる外ソケットと、スリットを有する第2のテーパー状略円筒体からなる内ソケットとからなり、該ソケット部は前記内ソケットを前記外ソケットに挿入して用いていて、切断足の断端を挿入した該内ソケットの弾性によって、内ソケットが外ソケットに浅い位置から深い位置まで所定の位置で固定されて用いられるものであって、前記スリットは前記第2のテーパー状略円筒体の全長にわたって設けられ、前記第2のテーパー状略円筒体は可撓性であることを特徴とするソケット部を提供する。
この場合、テーパー状略円筒体とは、テーパー状は勿論ラッパ状や朝顔状等も含むものである。
また、第2のテーパー状略円筒体が可撓性あるためには、第2のテーパー状略円筒体をポリエステル、ビニール、アクリル、エポキシ等の合成樹脂および/またはFRP等の複合材、皮革、ゴム、ボール紙、鋼、チタン合金、アルミニュウム合金ステンレス、黄銅等の金属、および木材、竹材等を簀の子状に綴ったもので構成することにより、第2のテーパー状略円筒体を可撓性にすることができる。
また、スリットの幅は大人用、子供用等用途により適宜選択することができる。
請求項2の発明は、前記第2のテーパー状略円筒体の内面側に突部が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載のソケット部を提供する。
この場合、突部は凸凹状であればよく、たとえばリング状や点字ブロック状の突起または帯状の突起であってもよい。また、ヤスリやサンドペーパーのような凸凹状あるいは梨地状、鮫肌状であってもよい。なお、突部は内ソケットを挿入する方向に傾斜した鋸歯のような凸凹状であってもよい。
請求項3の発明は、前記第2のテーパー状略円筒体の内側を内張り材で覆うことを特徴とする請求項1から請求項2に記載のソケット部を提供する。
請求項4の発明は、前記第2のテーパー状略円筒体の細径側端部内側に断端部緩衝材および/またはスペーサーを嵌めてなることを特徴とする請求項1から請求項3に記載のソケット部を提供する。
請求項5の発明は、前記第2のテーパー状略円筒体の高さ位置を調整する第1の高さ位置調整手段を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項4に記載のソケット部を提供する。
請求項6の発明は、前記スペーサーの高さ位置を調整する第2の高さ位置調整手段を備えてなることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のソケット部を提供する。
請求項7の発明は、前記第1のテーパー状略円筒体の細径端側に底部材が設けられてなることを特徴とする請求項1から請求項6に記載のソケット部を提供する。
請求項1の発明のソケット部は、切断足の断端を挿入する義足のソケット部であって、第1のテーパー状略円筒体からなる外ソケットと、スリットを有する第2のテーパー状略円筒体からなる内ソケットとからなり、該ソケット部は前記内ソケットを前記外ソケットに挿入して用いていて、切断足の断端を挿入した該内ソケットの弾性によって、内ソケットが外ソケットに浅い位置から深い位置まで所定の位置で固定されて用いられるものであって、前記スリットは前記第2のテーパー状略円筒体の全長にわたって設けられ、前記第2のテーパー状略円筒体は可撓性であることを特徴としているので、使用者が本発明のソケット部を使用する時には、いつも使用状況に対して最適な自己懸垂性を保つように調整することが可能となり、ゆっくり歩いたりする軽い運動や室内等でくつろぐ時などや力強く速く歩く等激しい運動をするときに対しても最適な自己懸垂性を得て、ソケット部の軸方向への断端の滑りを調整することができる。したがって、力強く速く歩いたり激しい運動をするとき等擦れや傷みの発生する虞のあるときは自己懸垂性を高め、ソケット部の軸方向への断端の滑りを減らすことができ、皮膚等の擦れ、傷みを小さくできるという効果がある。また、ゆっくり歩いたりする軽い運動や室内等でくつろぐ時などは自己懸垂性を低くして、切断足の断端とソケット部との間に余裕を持たせて適合させることにより断端への静圧を苦痛と感じることを和らげることができるという効果がある。
ここで、ソケットにスリットが設けられている場合と、設けられていない場合における断端への作用について、図7を参照して説明する。なお、図7は、従来型のソケット部、本願発明の第1のテーパー状略円筒体(外ソケット)および第2のテーパー状略円筒体(内ソケット)をそれぞれ円錐台状の筒体とし、断端を丸棒状の肉として模式的に表した図である。
図中(a)(b)はスリットを有する内ソケットがない従来型のソケット部の例を示し、(a)はソケット部に断端をL0の深さまで挿入し、断端がソケット部に当接した状態を示すもので、このときは断端への圧迫力は発生しない。(b)はさらに断端をソケット部にL1の深さまで最大限押し込んだ状態を示すもので、このときは断端の肉はやや変形し、断端への圧迫力f1が発生し、自己懸垂性が得られる。
図中(c)(d)(e)は本願発明のソケット部の例を示し、(c)は外ソケットに内ソケットを挿入した状態のソケット部に断端をL0の深さまで挿入し、断端が内ソケットに当接した状態を示すもので、このときは従来型のソケット部と同様に断端への圧迫力は発生しない。(d)はさらに断端をソケット部にL2の深さまで最大限押し込んだ状態を示すもので、このときは断端の肉はやや変形し、断端への圧迫力f2が発生し、自己懸垂性が得られる。このとき断端と内ソケットとの間の摩擦係数と外ソケットと内ソケットとの間の摩擦係数にもよるが、内ソケットは若干縮径しL2はL1より深く挿入される。(e)はさらに(d)の状態から内ソケットを太線で示した矢印の方向に手などで押し込んでL3の深さまで挿入した状態を示し、このときは断端の肉は大きく変形し、断端への圧迫力f3が発生し、さらに大きい自己懸垂性が得られる。図に示すように、断端の挿入深さは、L0<L1<L2<L3となり、圧迫力Fは、0<f1<f2<f3となる。もちろん、断端の肉の変形量は断端の挿入深さが深くなるほど、また、圧迫力が大きくなるほど大きくなり、自己懸垂性も高められる。
なお、図7では、外ソケットに内ソケットを挿入した状態のソケット部に使用者が断端を挿入する場合での説明であるが、使用者が断端を内ソケットに挿入した状態で、外ソケットに挿入することも勿論可能であるが、この場合はあらかじめ断端を好ましい内ソケットの位置に臨ませることができるから、より効率的な圧迫力の調整が可能となり、自己懸垂性の調整も効果的に行える。
また、図7ではD1<D0としたが、断端と内ソケットとの間の摩擦係数と外ソケットと内ソケットとの間の摩擦係数との関係で、D1=D0の場合も起こり得るが、この場合でも内ソケットを手などで押し込めば、従来型のソケット部では得られない挿入深さを得て、より大きい圧迫力を得ることができ、より大きい自己懸垂性を得ることが可能となる。
以上の説明で明らかなように、内ソケットにスリットが設けられていなくても、断端をソケット部に無理やり押し込むことで、ある程度の深さまでは断端を挿入できるとしても、その程度には限界があり、内ソケットにスリットが設けられていないと、圧迫力の調整の幅は極めて狭く、効果的な圧迫力の選択ができず、圧迫力の調整が難しいが、本願請求項1の発明のソケット部のように、内ソケットにスリットを設けることにより、スリットが設けられていない場合よりも、断端を内ソケットと共にソケット部に深く挿入することがはるかに容易になり、したがって、圧迫力を大きくし、自己懸垂性を高めることができ、圧迫力および自己懸垂性の調整の幅は広がり、使用状況に応じた効果的な圧迫力および自己懸垂性の調整が可能となるから力強く速く歩いたり激しい運動をするとき等擦れや傷みの発生する虞のあるときも皮膚等の擦れや傷みを一層小さくすることが可能となる。
請求項2の発明のソケット部は、前記第2のテーパー状略円筒体の内面側に突部が設けられてなることを特徴としているので、歩行等に際し、体重等を主に内ソケットに設けられた突部により分担しあい、切断足の断端の側面部分の皮膚等は突部に応じた凹凸状(深くて約2ミリ)となり、凸部分は切断足の断端はソケットの軸方向に滑りにくくなり、ソケット部の自己懸垂性が高まる効果がある。
請求項3の発明のソケット部は、前記第2のテーペー状略円筒体の内側を内張り材で覆うことを特徴としているので、内張り材の摩擦係数などを適宜選択すれば、もっぱら切断足の断端の状況に応じて適切な材質を用いることが出来て、皮膚等の擦れ、傷みを小さくする効果がある。また、皮膚と内張り材は共に動く(皮膚の緩み分だけは動く)ため体重支持部位は広がり皮膚等の擦れ、傷みを小さくする効果がある。
請求項4の発明のソケット部は、前記第2のテーパー状略円筒体の細径側端部内側に断端部緩衝材および/またはスペーサーを嵌めてなることを特徴としているので、切断足の断端の側面に加えて断端面にても体重を支持でき、体重の受圧面積を広くできるから皮膚等の擦れ、傷みを小さくできる効果がある。
請求項5の発明のソケット部は、前記第2のテーパー状略円筒体の高さ位置を調整する第1の高さ位置調整手段を備えてなることを特徴としているので、第1の高さ位置調整手段により第2のテーパー状略円筒体の高さ位置を適宜選択することにより、第2のテーパー状略円筒体にスリットが設けられているので、第2のテーパー状略円筒体の内径が変化して、内ソケットに収納した切断足の断端と内ソケットとの接触の状態が変わって、皮膚等への圧迫状態も変わり、たとえば局部的な皮膚等の擦れ傷みの場所を避けることもできて、擦れたり傷んだ場所を養生しながら歩行等を続けることもでき、皮膚等の擦れ、傷みを小さくする効果がある。
さらに、内ソケットは取り外し、取替え等が容易にできるので、突部の位置を変えたり、大きさを変える等して、体重支持部位をずらした内ソケットを複数個用意しておけば、断端が擦れたり傷んだときは内ソケットを取り替えることにより、擦れたり傷んだ場所を養生しながら歩行等を続けることもでき、皮膚等の擦れ、傷みを小さくできて義足使用の機会が広まる効果がある。
請求項6の発明のソケット部は、前記スペーサーの高さ位置を調整する第2の高さ位置を調整手段を備えてなることを特徴としているので、第2の高さ位置調整手段によりスペーサーの高さ位置を適宜選択することにより、切断足の断端面で支持する体重を増減できて、歩行等を容易にして皮膚等の擦れ、傷みを小さくできる効果がある。
請求項7の発明のソケット部は、前記第1のテーパー状略円筒体の細径端側に底部材が設けられてなることを特徴としているので、義足部等の取り付けなどがビス等で簡単に取り付けやすい効果がある。
本発明の実施例1を示すソケット部の前からみた断面概略図である。 本発明の実施例1を示す第2のテーパー状略円筒体の斜視図である。 本発明の実施例1を示す高反発緩衝材製リング、低反発緩衝材製リングの斜視図である。 本発明の実施例1を示すスペーサーキー19の斜視図である。 本発明の実施例3を示すソケット部の前からみた断面概略図である。 本発明の実施例1を示す別の2個1組のスペーサーキー19の斜視図である。 本発明の断端への作用を説明する摸式図である。
本願請求項1の発明のソケット部を使用するときは、使用者は、例えば、切断足の断端を内ソケットに挿入した状態で外ソケットに内ソケットを挿入することになるが、この時、力強く速く歩く等激しい運動をするときは、断端を内ソケットと共に外ソケットに深く挿入することにより、断端への圧迫力を大きくすることができ、したがって、自己懸垂性を向上させ、ソケット部の軸方向への断端の滑りも少なくすることができる。また、ゆっくり歩いたりする軽い運動や室内等でくつろぐ時などは、断端を内ソケットと共に外ソケットに浅く挿入することにより、断端への圧迫力を小さくすることができ、したがって、自己懸垂性をいくらか減らしたり、ソケット部の軸方向への断端の滑りをいくらか多くすることもできる。したがって、使用状況に応じて最適な圧迫力を選択でき、最適な自己懸垂性を保つように調整することができ、皮膚等の擦れや傷みの発生する虞のあるときは、その状況に応じた最適な自己懸垂性を得ることができるから、皮膚等の擦れ、傷みを小さくすることができる。
たとえば、屋外で使用する場合は力強く速く歩くために、断端を内ソケットと共にソケット部に深く挿入して圧迫力を大きくすることにより、自己懸垂性を向上させ、断端のソケット部の軸方向への滑りも少なくすることができ、皮膚等の擦れや傷みを小さくすることが可能となる。室内で使用する場合はゆっくり歩けばよく、皮膚等の擦れや傷みの発生の虞が少ないので、断端をソケット部に浅く挿入して断端への圧迫力を小さくして、自己懸垂性をいくらか減らしても、断端はソケット部の軸方向へ滑りにくくなり、長時間使用してもソケット部から受ける静圧による苦痛を和らげることができる。
また、断端袋を装着する場合も、冬など厚めの断端袋を装着する場合は断端をソケット部に浅く挿入することで断端への圧迫力を調整し、夏など薄めの断端袋を装着する場合は断端をソケット部に深く挿入することで断端への圧迫力を調整して、自己懸垂性を調整したり、ソケット部から受ける静圧による苦痛を和らげることもできる。
以下、本発明を実施するための実施例について説明する。
図1は実施例1を示す義足のソケット部の断面概略図である。
100はソケット部、101は外ソケット、102は内ソケットである。
外ソケット101は、FRP製の第1のテーパー状略円筒体1の細径端側に木製の底部材14が接着箇所13で接着されて取り付けられている。
第1のテーパー状略円筒体1の内側の大きさは第2のテーパー状略円筒体2を収納できる大きさで、第1のテーパー状略円筒体1の内周面の形状は第2のテーパー状略円筒体2の外形とほぼ同形となっている。
なお、内ソケット大径端に軸線方向の数センチに切り込みが数箇所にあると外ソケットとのなじみが良くなり好適である。
底部材14の上面側にスペーサーキー溝18が設けられ、第1のテーパー状略円筒体1にスペーサーキー孔20が設けられていて、第1の高さ位置調整手段と第2の高さ位置調整手段としてのスペーサーキー19がスペーサーキー孔20からスペーサーキー溝18に挿入されている。スペーサーキー19には図示していない紐が片端に取り付けられていて、スペーサーキー19の片端に取り付けられた紐で、外ソケット101に縛り付け抜け落ちないようにされている。さらにスペーサーキー19には凹み19a、19b、19aが設けられている。
15,15a、16,17は面ファスナーで外ソケット101の外周に接着剤などで接着されている。
なお、底部材14の下面側には図示していないが合成樹脂製の義足部が接着剤で接着されている。また、面ファスナー15aと16は別体としたが一体としてもよいし、面ファスナー15と17も別体としたが一体としてもよい。また、義足部は底部材14の下面側に接着した例であるが、底部材14を省略する場合は第1のテーパー状略円筒体1に直接接着してもよい。
内ソケット102は、図2に示すように、その後背部で縦方向に全長にわたって8ミリ幅で削りとったスリット11を有するFRP製の第2のテーパー状略円筒体2の内側に、図3に示すように、その後背部で縦方向に全長にわたって8ミリ幅で削りとったスリット23を有する高反発緩衝材製リング4,5,6が本発明の突部として取り付けられており、さらに高反発緩衝材製リング4,5,6と同様のスリット24を有する低反発緩衝材製リング21,22が取り付けられている。これら5つのリングの内側は低反発緩衝材(たとえば皮革)製内張り材3で覆われていて、内張り材内周面は切断足の断端の形状に合わせてある。なお、低反発緩衝材製リング21,22は、高反発緩衝材製リング4,5,6により断端の側面部分の皮膚等への過大な凹凸を生じさせないものであり、高反発緩衝材製リング4,5,6の厚さが適切に薄ければ、必ずしも必要なものではない。また、突部がヤスリやサンドペーパーのような凸凹状あるいは梨地状、鮫肌状である場合は、低反発緩衝材(たとえば皮革)製内張り材3はなくても良い。
また、高反発緩衝材製リング4は硬材質と軟材質との積層材とすると装着感向上してより好ましい。
さらに、高反発緩衝材製リング4の厚みは高反発緩衝材製リング5の厚みより厚く、高反発緩衝材製リング5の厚みは高反発緩衝材製リング6の厚みより厚くなっており、内ソケットの内外径の差25は上ほど厚くなっている。
第2のテーパー状略円筒体2の細径側端部に断端部緩衝材7とスペーサー8が嵌められている。
なお、断端部緩衝材7はスペーサー8の上側に面ファスナーで連結されていて分離できる構造になっている。
また、スペーサー8の下側には突起8aが設けられている。
なお、断端部緩衝材7とスペーサー8は第2のテーパー状略円筒体2の内側との間に隙間を持って第2のテーパー状略円筒体の細径側端部に嵌められていてもよい。この場合、スペーサー8は、その厚みを変えることにより切断足の断端の断端面と側面との体重支持率を使用者が容易に変えられるから、切断足の断端の皮膚等の擦れ傷みを加減することができる。
なお、第2のテーパー状略円筒体2のスリット11および高反発緩衝材製リング4,5,6低反発緩衝材製リング21,22のスリット24の位置はソケット部100の後背部となっているが、スリットの位置はソケット部100の後背部に限られるものではなく、使用者にとって使い勝手の良い位置とすればよい。
また、スリット11の幅は8ミリ幅としているが、大人用、子供用等用途により、あるいは、断端への圧迫力や自己懸垂性の調整幅の広狭により適宜選択すればよいし、初期状態においてはスリットの幅がなくても切断足の断端を内ソケットに挿入したときに内ソケットが拡径すればよいものである。
また、第2のテーパー状略円筒体2の外形は、使用者の切断足の断端形状に合わせた先細り形状にするのが望ましい。
10,10aは取っ手で、たとえば皮革で出来ていて、その一方端は第2のテーパー状略円筒体2の外周面上端から20ミリ下に接着剤などで接着されている。他方端には面ファスナー9,9aが接着されている。
なお、スペーサーキー19に設けられている凹み19a、19aの位置は、内ソケット102を外ソケット101に挿入したときに第2のテーパー状略円筒体2の細径側端が嵌る位置となっていて、凹み19a、19aの深さを変えれば、第2のテーパー状略円筒体2の高さの調整ができ、実施例1ではスペーサーキー19が第1の高さ位置調整手段になっている。
また、スペーサーキー19に設けられている凹み19bは、内ソケット102を外ソケット101に挿入したときに、スペーサー8の下側に設けられた突起8aが嵌るように設けられていると共に凹み19bの深さが突起8aの高さより浅く設けられていて、スペーサーキー19の凹み19bの深さを変えればスペーサー8の高さの調整ができる。すなわち、突起8aとスペーサーキー19とで第2の高さ位置調整手段を構成している。また、この場合、突起8aはスペーサーキー19の抜け落ち防止にも効果がある。
上記のソケット部を使用する時は、使用者は切断足の断端を内ソケット102に挿入した状態で外ソケット101に内ソケット102を挿入し、取っ手10を曲げて面ファスナー9を外ソケット101の上部外周に接着剤などで接着されている面ファスナー15に押し当てて留めて、さらに取っ手10aを曲げて面ファスナー9aを外ソケット101の上部外周に接着剤などで接着されている面ファスナー15aに押し当てて留める。留め方を適宜に加減すれば内ソケット102の進入を制御できて、第1の高さ位置調整手段としての作用もする。
なお、切断足の断端を内ソケット102に挿入する際は、断端部緩衝材7とスペーサー8が落下しないように挿入する。
この場合、断端部緩衝材7とスペーサー8を第2のテーパー状略円筒体の内側に面ファスナーなどで部分付けしておくと落下が防止できて望ましい。
さらに図示しない懸垂バンドの面ファスナーを外ソケット101の外周に接着剤などで接着されている面ファスナー16、17に押し当てて留める。なお、面ファスナー16,17は従来の接続端子であってもよい。さらに、切断足の断端を内ソケット102に挿入する時には断端袋を装着することもできる。
歩行等を続け、使用者が切断足の断端の皮膚等の擦れや傷みを感じた時は、スペーサーキー19の凹み19aや凹み19bの深さの異なるスペーサーキーに適宜取り替えることにより、第2のテーパー状略円筒体2やスペーサー8の高さ位置を調整でき、切断足の断端面と側面との体重支持量を変えることが出来て、切断足の断端の皮膚等の擦れや傷みを加減できる。
また、スペーサーキー19の取替えはソケット部の使用時にも行うことが出来るので、切断足の断端面と側面との体重支持量を変えることができるからより好ましい。
また、歩行を中断して椅子などに腰掛ける時は、スペーサーキー19の凹み19aの深さの異なるスペーサーキーに適宜取り替えることにより、切断足の断端の大径部分で主に体重を支持させることができるので、断端の他の部分には圧迫感がなくなり、断端を休息状態とすることができる。また、車の運転などの座り仕事や室内の椅子などに腰掛けるときなどにも同様の動作を行うことにより、断端を休息状態とすることができる。
また、内ソケットの内外径の差25は上ほど厚くなっているので、第2のテーパー状略円筒体2の高さ位置が高い位置に調整されると断端への締め付け力が弱まり、より良い断端の休息状態とすることができる。また、この場合、第2のテーパー状略円筒体2がラッパ状や朝顔状であれば、より効果的である。
上記の実施例のスパーサーキー19は凹み19a、19aと19bを設けた例であるが、これらの凹みは必ずしも必要なものではなく、また、スペーサー8に設けられた突起8aも必ずしも必要なものではない。また凹み19a、19bはスペーサーキー19の下面からの高さを異ならしめるものであり、必ずしも凹みである必要はない。即ち図6に示すようにスペーサーキー19eに突出部19cを設けたものであってもよい。
そして、スペーサーキー19の下面から第2のテーパー状略円筒体2の細径側端が当接するスペーサーキー19の面までの高さや、スペーサーキー19の下面からスペーサー8に設けられた突起8aが当接するスペーサーキー19の面までの高さを適宜選択したスペーサーキーを各種準備しておき、歩行等を続け、使用者が切断足の断端の皮膚等の擦れや傷みを感じた時はスペーサーキー19を適宜取り替えることにより切断足の断端面と側面との体重支持量を変えることが出来て、切断足の断端の皮膚等の擦れや傷みを加減できる。
また、スペーサーキー19の取替えはソケット部の使用時にも行うことが出来るので、切断足の断端面と側面との体重支持量を変えることができるからより好ましい。
さらにまた、図6に示すスペーサーキー19は、2個1組の例で、突出部19cはスペーサー8に設けられた突起8aが当接する面を構成し、突出部19g、19gは第2のテーパー状略円筒体2の細径側端が当接する面を構成する。このように構成すれば、少ないスペーサーキーで多段階の高さ調整を可能にできる。
なお、本発明の試用者は昭和21年以来の差込ソケット型の義足の使用暦をもち、近年の歩容は対の足の膝関節変形症が進行して跋行性が高まり、短い義足の使用時間でも疲れることがあったが、試用1年3ヶ月の今日では、対の足の膝関節変形症による炎症も良くなり、歩容が改善され、長時間の使用でも疲れることが少なくなった。この原因としては、本発明品を使用した義足の重量が約850グラムと軽量であることと、切断足の断端の適度な圧迫や先端部をリングで支持する構造が足の動作の機敏さに繋がり、足取りが軽くなり、歩行等動作時に対の足の膝の負担を軽くしたことが考えられる。
上記実施例1では、突部としての高反発緩衝材製リング4,5,6は第2のテーパー状略円筒体2とは別体で材質も異ならした例であるが、一体成型することにより小規模生産では刷毛塗り積層成型でなして、中規模以上の生産は注入成型などを用いることが出来るので生産性の向上が達成される効果がある。
実施例1における第1のテーパー状略円筒体1の大径端背面側に1本ないし複数本のスリットを130ミリ位の長さに設け、第1のテーパー状略円筒体1の上端部外周面にベルトを付け、このベルトを緩めたり、締めたりして切断端との適合と着脱を容易にすることもできる。なお、ベルトは第1のテーパー状略円筒体1の大径端に折り返して面ファスナー止めされるとよい。
また、外ソケット101と第2のテーパー状略円筒体2は、体重、身長をもとに大、中、小数種類のサイズに分けて準備しておき、そして、切断足の断端に合う外ソケット101と第2のテーパー状略円筒体2を前記数種類から選び、スリット付きリング4, リング5, リング6(高反発緩衝材製)とスリット付きリング21, リング22(低反発緩衝材製)を各人それぞれの切断端に合わせたものを準備して第2のテーパー状略円筒体2の内側に取り付け、内張り材3(低反発緩衝材)を内張りすれば各人に合った内ソケット102を容易に作ることが出来る。
図5は実施例3を示す義足のソケット部の断面概略図である。
実施例3のソケット部は、実施例1に示したソケット部のうちスペーサーキー19及びスペーサーキー孔、断端部緩衝材7とスペーサー8、内張り材3を除いた構造となっており、請求項2に記載の発明に該当する。
この構造によれば、たとえば、屋外で使用する場合は力強く速く歩くために、断端を内ソケットと共にソケット部に深く挿入して圧迫力を大きくすることにより、自己懸垂性を向上させ、断端のソケット部の軸方向への滑りも少なくすることができ、皮膚等の擦れや傷みを小さくすることが可能となる。室内で使用する場合はゆっくり歩けばよく、皮膚等の擦れや傷みの発生の虞が少ないので、断端をソケット部に浅く挿入して断端への圧迫力を小さくして、自己懸垂性をいくらか減らしても、断端はソケット部の軸方向へ滑りにくくなり、長時間使用してもソケット部から受ける静圧による苦痛を和らげることができる。
なお、突部としての高反発緩衝材製リング4,5,6および低反発緩衝材製リング21,22が取り付けられていて切断足の断端はソケットの軸方向に滑りにくくなり、ソケット部の自己懸垂性が高まる。
また、この構造によれば、使用者が水中に立って作業する場合、スペーサーキー孔がないのでソケット部内への浸水が防止される。また、断端部緩衝材とスペーサー、内張り材がないのでソケット部内に浸水した場合には浸水した水を容易に取り除くことができるので、使用者が水中に立って作業する場合に好適である。
また、必要に応じて、断端部緩衝材やスペーサー、内張り材を別途取り付けることも可能である。
上記実施例1では、第1の高さ位置調整手段としてスペーサーキーを採用した例であるが、スペーサーキーに代えて例えば円筒体を底部材に載置するように構成し、円筒体の厚さを各種変えることにより、第1の高さ位置調整手段とすることもできる。この場合、円筒体の中心部に各種高さの円柱を装入することにより第2の高さ調整手段とすることができる。
また、液圧シリンダーに変えることもできる。
100 ソケット部
101 外ソケット
102 内ソケット
1 第1のテーパー状略円筒体
2 第2のテーパー状略円筒体
3 内張り材
4 リング
5 リング
6 リング
7 断端部緩衝材
8 スペーサー
8aスペーサーの突起
9 面ファスナー
9a面ファスナー
10 取っ手
10a取っ手
11 スリット
12 休止
13 接着箇所
14 底部材
15 面ファスナー
15a面ファスナー
16 面ファスナー
17 面ファスナー
18 スペーサーキー溝
19 スペーサーキー
19e別のスペーサーキーの1例
19d紐の取り付け穴
20 スペーサーキー孔
21 リング
22 リング
23 スリット
24 スリット
25 内ソケットの内外径の差(厚み)

Claims (7)

  1. 切断足の断端を挿入する義足のソケット部であって、第1のテーパー状略円筒体からなる外ソケットと、スリットを有する第2のテーパー状略円筒体からなる内ソケットとからなり、該ソケット部は前記内ソケットを前記外ソケットに挿入して用いていて、切断足の断端を挿入した該内ソケットの弾性によって、内ソケットが外ソケットに浅い位置から深い位置まで所定の位置で固定されて用いられるものであって、前記スリットは前記第2のテーパー状略円筒体の全長にわたって設けられ、前記第2のテーパー状略円筒体は可撓性であることを特徴とするソケット部。

  2. 前記第2のテーパー状略円筒体の内面側に突部が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載のソケット部。
  3. 前記第2のテーパー状略円筒体の内側を内張り材で覆うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のソケット部。
  4. 前記内ソケットは、前記第2のテーパー状略円筒体の細径側端部内側に断端部緩衝材および/またはスペーサーを嵌めてなることを特徴とする請求項1から請求項3に記載のソケット部。
  5. 前記第2のテーパー状略円筒体の高さ位置を調整する第1の高さ位置調整手段を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項4に記載のソケット部
  6. 前記スペーサーの高さ位置を調整する第2の高さ位置調整手段を備えてなることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のソケット部
  7. 前記第1のテーパー状略円筒体の細径端側に底部材が設けられてなることを特徴とする請求項1から請求項6に記載のソケット部。
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