JP3151489U7 - - Google Patents

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履物用の中底
本考案は、履物用の中底に係り、土踏まず部からかかと部にかけて沿った立体的なアーチ形状に足裏がフィットするよう形成した履物用の中底に関する。
従来の履物用の中底は、土踏まずを有する一般的な人間の足を想定し、土踏まずの立体的なアーチ形状を考慮せず爪先からかかとまでフラットな状態で中底を形成していた(特許文献1)。
しかし、現在、あらゆる顧客ニーズに応えるべく、足裏を保護する方法として、土踏まず部に中敷クッションを敷くものや土踏まずサポート等を挿入することがなされている。
現代においては、足の土踏まずを有しない偏平足の人も多数おり、これらの人にとって、前述のような土踏まずを有する一般的な足を想定した履物では、歩くことに苦痛を伴うものもあった。
そして、標準規格の中敷クッションの形状等は土踏まずを有する一般的な人間の足を想定しており、個々人の足に必ずしもフィットするものとは限らず、例えば土踏まずがない偏平足の人が使用するには、不適当であるといえる。
なぜなら、足の形状は、個々人により相違し、更に、体重や脚や膝の構造も個々人により多種多様であるため、土踏まずを有する人を対象とした標準規格の中敷クッションの形状では、使用者全体の満足を得ることは難しいといえる。
特許文献1に記載の履物の中底は、フラットな中底の土踏まずの内側に舌部を突設したものが考案されている。
また、特許文献2に記載の履物の中底は、通常の履物の中底素材よりなる上層シートと弾性及び硬度が大きい樹脂よりなる下層シートを積層した中底材で足底にフィットするよう形成したものが考案されている。
実開昭49−37135公報 実開昭64−7810公報
特許文献1においては、履物の中底の土踏まずの内側に突設したものが考案されているが、土踏まずを有する一般的な人間の足を想定しているため、例えば土踏まずを有しない偏平足の足裏にフィットしうるものでない。
そのため、持続的に履物を履いている場合、足の痛みや故障に繋がる人も出てくる可能性がある。
特許文献2においては、通常の履物の中底素材よりなる上層シートと弾性及び硬度が大きい樹脂よりなる下層シートを積層した中底材で足底にフィットするよう形成したものが考案されているが、こちらも土踏まずを有する一般的な人間の足を想定しているため、偏平足の人が使用するには履き心地が悪い可能性がある。
そこで、本考案は、上述の課題を解決すべく創出されたもので、土踏まずを有する一般的な人は勿論、土踏まずがない偏平足の人でも足裏のアーチ形状に沿ってフィットして歩き易いように形成したことを特徴とする履物の中底の提供を目的としたものである。
履物用に使用される中底において、土踏まず部からかかと部にかけて沿った立体的なアーチ形状の内がわの外側縁に突片が形成され、かつ、該外側縁には、足裏に沿ってせりあがる湾曲部が形成したことにある。
履物用に使用される中底において、土踏まず部からかかと部にかけて沿った立体的なアーチ形状の内がわの外側縁に突片が形成され、かつ、該外側縁には、足裏に沿ってせりあがる湾曲部が形成され、かつ、土踏まず部前方で母子球部周辺に滑り止め材を積層させたことにある。
履物用に使用される中底において、天然皮革等の履物中底素材によりなる上層シートと、該上層シートの下に配され衝撃吸収体材等よりなる中層シートと、該中層シート下に配され吸収材等によりなる下層シートと、該下層シート下に土踏まず部からかかと部にかけて沿った立体的なアーチ形状の内側エッジに突片が形成され、かつ、外側縁には足裏に沿ってせりあがる湾曲部が形成され、かつ、土踏まず部前方で母子球部周辺に滑り止め材を積層され、パルプボード材又はレザーボード材又は木材により形成される中底とにより形成したことにある。
請求項1の構成により、履物用の中底において、土踏まず部からかかと部にかけて沿った立体的なアーチ形状で土踏まず部内側に突片を形成したことにより、該アーチ形状に足裏がフィットし、歩きやすく、履き心地のよいものを形成することに成功した。
一方で、土踏まず部内側に該土踏まず部位を押圧する突片を形成したことにより偏平足の人であっても比較的履きやすい中底を形成することに成功した。
前述の構成により、土踏まずを有しない人であっても、この突片により当該部分を支えられ、長時間歩きやすい、履き心地のよい中底を形成することに成功した。
尚、前述の足裏の土踏まずの形状に沿ってフィットするようにアーチ形状を形成した中底の構成は、ただその部分を支えるのみならず、足を該中底に載せたときに突片部分が指圧する効果もある。これにより土踏まずのない使用者は指圧を受けた状態で歩く感覚となり、長時間の履き心地だけでなくリラックス効果も導くことに成功した。
また、中底に衝撃吸収体材等があるため、足の形状に合わせて全体がゆっくり沈み込むため、足圧が分散され、底突き感はなく、長時間であっても履き心地感を持続させる。そのため足にリラックスした状態を維持させることを実現した。
そして、人間が歩くときには足裏の母子球部とかかとに交互に足圧をかけることでスムーズな歩きを促すとされている。そのため、前述のとおり土踏まず部内側の突片はその母子球部とかかとの直線上に形成されており、この形成により歩く際のサポート力を促進させることを実現した。
また、足裏に沿ってせりあがる湾曲部が前記アーチ形状の外側縁に形成されたことにより足裏のホールド感を促進させ、かつ、足裏を中底に定着させた時によりフィット感を促進させることを実現した。
請求項2の構成により、中底の足の母子球部に吸収剤を層着したことにより該部に足の滑り止め効果があることから、前述のように中底がアーチ形状になってかかとが上がった状態になっても、足の母子球部が履物に足を載せた時に滑ることなく固定され、より足を履物の中底にフィットすることに成功した。
当該構成により、歩くときに最も足圧のかかる部分であるとされる母子球部の負担を軽減することに成功した。
請求項3の構成により、中底の材質をパルプボードにしたことによりコスト軽減につなげることに成功した。
そして、中底の材質をレザーボードにしたことにより選択肢が増え、資材調達を容易にすることに成功した。
また、中底の材質を木材にしたことにより頑強で比較的長い期間履くことを可能とする履物の中底を形成することに成功した。
加えて、偏平足の人にフィットする持続的に歩きやすい履物の中底を形成することに成功した。
本考案履物の中底を示す分解斜視図である。 図1に示す矢視II-II線端面図である。 図1に示す矢視III-III線端面図である。 本考案の各々のシートが積層された状態示す側面図である。
本考案である履物の中底は、土踏まず部からかかと部にかけて沿った立体的なアーチ形状アーチ形状3の内がわの外側縁5に突片2が形成され、かつ、該外側縁5が該中底1の土踏まず部周辺が足接着面中心に向かって内側にせりあがる湾曲部4が形成されることで当初の目的を達成する。
次に、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。本考案中底1は、履物用であるが、例えば、女性用のハイヒールシューズ10に使用される中底1で、アーチ形状3の内がわの外側縁5に突片2が形成され、この中底1の上に、後述する上層シート6と中層シート7、下層シート8とを積層する。
そして、中底1は、足裏に沿ってせりあがる湾曲部4が該アーチ形状3の外側縁5に形成されている。これにより、足を履物に置いたときに足裏のホールド感を生じさせ、かつ、よりフィット感を創造する。
また、中底1の土踏まず部より前方に位置する母子球部周辺には、滑り止め材9が形成され滑り止め効果があり、女性用のハイヒールシューズ10を履く場合にはかかとが上がった状態でも足にフィット感を生じさせる。
次に、上層シート6は、履物を履いたときに足に直接接着する部分である。そのため、まず、装飾作用に適した素材である天然皮革等の履物中底素材によりなる。また、この素材は、肌に優しい素材を選択することにより形成する。そして、土踏まず部より前方に位置する母子球部周辺には、滑り止め材9が形成され滑り止め効果があり、例えば、女性用のハイヒールシューズ10を履く場合には足にフィット感を生じさせる。尚、この上層シートは、母子球部周辺のみのシートであってもよいし、かかと部のみのシートでもよい。
中層シート7は、該上層シート6の下に位置し、衝撃吸収体等により形成され足圧の衝撃を減少させる。尚、この中層シートは、母子球部周辺のみのシートであってもよいし、かかと部のみのシートでもよい。
下層シート8は、中層シート7の下に位置し、スポンジ等の滑り止め材等で形成され、抗菌・防臭性、吸汗・速乾性等に適した素材より形成されている。尚、この下層シートは、母子球部周辺のみのシートであってもよいし、かかと部のみのシートでもよい。
該中底1は、該下層シート8の下に位置し、レザーボード材、パルプボード材、木材等より形成され土踏まず部位に当たる外側縁5に突片2が形成され、かつ、外側縁5が該中底の土踏まず部周辺が足接着面中心に向かって内側にせりあがる湾曲部5が形成されている。(図1及び図4参照)
そして、この中底1は、履物用であるが、例えば、女性用のハイヒールシューズ10に使用されるもので、土踏まず部からかかと部にかけて沿った立体的なアーチ形状3を設け、足裏にフィットするように形成されている。(図3参照)。
また、この中底の土踏まずより前方に位置する母子球部周辺には、滑り止め材9が積層され、該部分は、足の滑り止め効果があることから、前述のようにアーチ形状3が形成されたハイヒール11の中底1であっても、母子球部周辺が履物に足を載せた時に滑ることなく固定され、より足を履物の中底にフィットするように形成されている。
また、中底1に土踏まず部位の内側に該土踏まず部位を押圧する突片2が形成されている。そして突片2は、薄くせりあがった状態で形成され土踏まずのない偏平足の人の足をサポートするよう形成されている。また、歩くときに足圧がかかるといわれる足の母子球部とかかと結んだ直線上に形成されていることから例えば偏平足の人でも歩くときの支えとなる。
そして、該中底1は、外側縁5が中底1の足接着面中心に向かって内側にせりあがる湾曲部4が形成されており、より足裏のホールド感を促進させ、かつ、足を中底に定着した時によりフィット感を創造している。(図1及び図2参照)
該中底1は、パルプボード材からも形成可能であり、土踏まず部位に当たる側縁に突片2を形成する。
また、中底1は、レザーボード材からも形成可能であり、前述同様に土踏まず部位に当たる側縁に前記突片2を形成する。
加えて、中底は、木材からも形成可能であり、前述同様土踏まず部位に当たる側縁に前記突片2を形成する。
1 中底
2 突片
3 アーチ形状
4 湾曲部
5 外側縁
6 上層シート
7 中層シート
8 下層シート
9 滑り止め材
10 ハイヒールシューズ
11 ハイヒール

Claims (3)

  1. 履物用に使用される中底において、土踏まず部からかかと部にかけて沿った立体的なアーチ形状の内がわの外側縁に突片が形成され、かつ、該外側縁には、足裏に沿ってせりあがる湾曲部が形成されたことを特徴とする履物用の中底。
  2. 履物用に使用される中底において、土踏まず部からかかと部にかけて沿った立体的なアーチ形状の内がわの外側縁に突片が形成され、かつ、該外側縁には、足裏に沿ってせりあがる湾曲部が形成され、かつ、土踏まず部前方で母子球部周辺に滑り止め材を積層させたことを特徴とする履物用の中底。
  3. 履物用に使用される中底において、天然皮革等の履物中底素材によりなる上層シートと、該上層シートの下に配され衝撃吸収体材等よりなる中層シートと、該中層シート下に配され吸収材等によりなる下層シートと、該下層シート下に土踏まず部からかかと部にかけて沿った立体的なアーチ形状の内側エッジに突片が形成され、かつ、外側縁には足裏に沿ってせりあがる湾曲部が形成され、かつ、土踏まず部前方で母子球部周辺に滑り止め材を積層され、パルプボード材又はレザーボード材又は木材により形成される中底とにより形成されたことを特徴とする履物用の中底。
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