JP4521212B2 - ワイヤ放電加工機における短絡電流検出装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工機における短絡電流検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4521212B2
JP4521212B2 JP2004088171A JP2004088171A JP4521212B2 JP 4521212 B2 JP4521212 B2 JP 4521212B2 JP 2004088171 A JP2004088171 A JP 2004088171A JP 2004088171 A JP2004088171 A JP 2004088171A JP 4521212 B2 JP4521212 B2 JP 4521212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
wire electrode
circuit
current
short
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004088171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005271138A (ja
Inventor
義昭 歌野
勉 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seibu Electric and Machinery Co Ltd filed Critical Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Priority to JP2004088171A priority Critical patent/JP4521212B2/ja
Publication of JP2005271138A publication Critical patent/JP2005271138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4521212B2 publication Critical patent/JP4521212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

この発明は,例えば,ワイヤ電極とワークとの間に加工電圧を印加して発生する放電エネルギによってワークを放電加工するワイヤ放電加工機において,ワイヤ電極が短絡状態であるか否かを検出して事故等を未然に防ぐことができる短絡電流検出装置に関する。
従来,ワイヤ放電加工機は,例えば,図3及び図4に示すように,床18にアースされた機械本体11に加工液21を入れることができる加工槽20が載置され,機械本体11にはワイヤ電極1のソースボビン8がセットされている。機械本体11におけるヘッド16には上ワイヤヘッド3が設けられ,機械本体11における下アーム22には下ワイヤヘッド4が設けられている。上ワイヤヘッド3は,ワイヤ電極1をワーク2へ供給する機能を果たし,下ワイヤヘッド4は,上ワイヤヘッド3の下方に対向してワーク2を加工した後のワイヤ電極1を受け取る機能を果たす。また,ワイヤ放電加工機は,下ワイヤヘッド4から繰り出されるワイヤ電極1を案内するため,下ワイヤヘッド4の下方に設置されたガイドローラ5,ガイドローラ5からのワイヤ電極1を送り出すため設けられたワイヤガイドパイプ6,及びワイヤガイドパイプ6の出口13に近接して設けられたワイヤ電極1を引き出す引出しローラ7を有している。また,ワイヤ放電加工機は,引出しローラ7から送り出されるワイヤ電極1を吸引するため,引出しローラ7のワイヤ電極1の送り出し側に吸引装置(図示せず)等が設けられている。
また,ワイヤ放電加工機におけるワイヤ自動供給装置は,ワイヤ電極1が巻き上げられているソースボビン8,ソースボビン8から送り出されるワイヤ送り系でのワイヤ電極1の方向を転換する方向転換ローラ12,送り出されるワイヤ電極1にテンションを付与するテンションローラ14,及びテンションが付与されたワイヤ電極1に良好に繰り出されるようにブレーキをかけるブレーキローラ15を備えている。ワイヤ電極を構成するワイヤ電極1は,種々のワイヤ径を有している。方向転換ローラ12を通過したワイヤ電極1は,ヘッド16に設けられた一対のアニールローラとコモンローラとを通過してアニールされて上ワイヤヘッド3へ送り込まれ,次いで,ワーク2の上下流に設けられた給電子17を通じて加工電源10からの電流が与えられる。また,アニールローラとコモンローラとの間には,ワイヤ電極1の先端を良好にしたり,ワイヤ電極1の断線時にワイヤ電極1を切断するカッタが設けられている。上ワイヤヘッド3を通過したワイヤ電極1は,ワーク2との間で加工電圧が印加され,ワーク2を加工した後に,上ワイヤヘッド3の下方に対向した下ワイヤヘッド4に受け取られ,次いで,下ワイヤヘッド4から繰り出されたワイヤ電極1は,ガイドローラ5を経て,ワイヤガイドパイプ6へと送り込まれる。ワイヤ電極1は,引出しローラ7の後流に設けた吸引装置等によって吸引され,最後に廃ワイヤホッパ9に回収される。廃ワイヤホッパ9は,それが設置された床18とは絶縁されている。
また,ワイヤ放電加工機としては,ワイヤ電極となるワイヤを巻き上げたソースボビンからワークの加工領域へ送り込み,ワークを放電加工した後に,加工済みのワイヤをワイヤホッパへ廃棄するという一連のワイヤ供給系にワイヤを供給するワイヤ自動供給装置として,種々のタイプのものが知られている。例えば,ワイヤ放電加工機のワイヤ自動供給装置は,案内手段内において振動手段がワイヤ電極を強制的に振動させ,その振動によるワイヤ電極と案内手段間の接触状態を検出手段によって検出し,検出結果に基づいて判別手段がその良否を判定し,不良の時には所定の動作を実行させるものである(例えば,特許文献1参照)。
また,ワイヤ放電加工機におけるワイヤ電極の回収装置として,使用済みのワイヤ電極を短く切断して回収箱に収容するものが知られている。該ワイヤ電極の回収装置は,切断不良を検出することにより,長いワイヤ電極が回収箱から溢れるのを防止するものであり,使用済みのワイヤ電極を送給するローラ対と,ローラ対の後側に配置された切断装置と,切断装置の後側に配置された回収箱と,これらの間に設けられた接触検出器と,接触検出器とワイヤ電極との電気的接触状態を検出する検出手段を設けたものである(例えば,特許文献2参照)。
また,ワイヤ放電加工機におけるワイヤ電極の回収装置として,回収箱のワイヤ電極の回収限界を検出するものであり,使用済みのワイヤ電極を送給するローラ対,ローラ対の後側に配置された切断装置,及び回収箱とは別体の検出器とを有し,検出器の配線を外すことなく,回収限界に達した回収箱のみ交換する(例えば,特許文献3参照)。
また,ワイヤ放電加工機について,短絡と後退制御を繰り返すハンチング状態を防止するものが知られている。該ワイヤ放電加工機は,ワイヤ電極と被加工物との短絡が検出された時,移動指令を一時中断し,ワイヤ電極と被加工物間に供給されるパルス状電圧の休止時間を休止時間変更データテーブルのデータに変更する指令を出力し,後退制御装置からワイヤ電極が加工経路を逆に辿る移動指令がモータ制御回路へ出力される。後退制御装置は,加工電圧評価装置の出力を観察しながら,接触が解除されるまでワイヤ電極を後退させる。ワイヤ電極と被加工物は相対的に離れ,再び放電が発生して後退動作が終了し,復帰動作へ移る(例えば,特許文献4参照)。
特公平7−96168号公報(第1,2頁,第1図参照) 特開平5−301121号公報 特開平5−301123号公報 特開平6−277949号公報
ところで,従来のワイヤ放電加工機は,ワイヤガイドパイプを通じて引出しローラで引き出される時に,ワイヤ送り系でワイヤが上ワイヤヘッド,下ワイヤヘッド,ガイドローラ及びワイヤガイドパイプ等の壁面に付着したり絡み付いたりしてワイヤが引出しローラに到達できないことがある。ワイヤ放電加工機は,上記のように引出しローラにワイヤ電極が到達できない時には,通常,ワイヤ電極の供給が不良であるとして電源は遮断され,ワイヤ電極の送りが停止されているのが一般的である。
しかしながら,ワイヤ放電加工機において,ワイヤ電極が引出しローラを通過した時には,通常,ワイヤ電極の供給状態が正常であると認識され,ワイヤ電極の供給は停止されないのが一般的である。例えば,ワイヤ放電加工機について,図3に示すように,ワイヤ電極1が引出しローラ7を通過して引き出されているが,ワイヤ電極1が引出しローラ7の周面に巻き付いて,ワイヤ電極1が引出しローラ7の出口側に設けられた廃ワイヤホッパ9内に回収されないことがある。或いは,図4に示すように,ワイヤ電極1が引出しローラ7を通過して引出しローラ7によって引き出されるが,ワイヤ電極1が機械本体11の壁面19,廃ワイヤホッパ9の外側壁面23等に付着したり,或いは機械本体11の隙間に入り込んだりして,廃ワイヤホッパ9内に回収されないことがある。特に,ワイヤ径が0.05mm以下の極細になると,ワイヤが引出しローラにキャッチすることができず,ワイヤは水と一緒に流されたり,引出しローラの入口側の近傍に滞留したり,隙間に入り込んだりする現象が現れ,ワイヤが断線したり,ワイヤの送りができなくなる。
ワイヤ放電加工機が駆動している場合には,ワイヤ電極1は給電子17から放電電流が与えられており,消耗したワイヤ電極1が床18と絶縁されている廃ワイヤホッパ9に正常に回収されている時には問題はないが,ワイヤ電極1が廃ワイヤホッパ9内に回収されずに,ワイヤ電極1が廃ワイヤホッパ9からはみ出して床18や機械本体11に接触すると,短絡電流が流れ,ワイヤ電極1自体の赤熱や溶断が発生し,最悪の場合には,床18,機械本体11,廃ワイヤホッパ9,ケーブル等の物体を溶解させたり,発火させたりして危険な状態になる恐れがあり,最悪のばあいには火災が発生する。
この発明の目的は,上記の課題を解決することであり,ワイヤ放電加工機におけるワークの放電加工中に,ワイヤ電極に給電子から放電電流が供給されている状態で,廃ワイヤホッパに正常に回収されない消耗したワイヤ電極がワイヤ放電加工機を設置した床や機械本体に接触して短絡電流が流れる状態を検出し,短絡電流によるワイヤ電極の赤熱や溶断が発生や床,機械本体,廃ワイヤホッパ,ケーブル等の物体を溶解させたり発火させたりする危険な状態を避けることができ,極めて安全なワイヤ放電加工機を提供することである。
この発明は,ソースボビンから繰り出されるワイヤ電極をワークに対して供給するための上ワイヤヘッド,前記ワークの下方で前記上ワイヤヘッドに対向して配置された下ワイヤヘッド,前記上ワイヤヘッドと前記下ワイヤヘッドとに配置され且つ前記ワイヤ電極に加工電源からの加工電流を供給する給電子,前記ワークを加工して繰り出された前記ワイヤ電極をガイド部材を経て収容する絶縁状態の廃ワイヤホッパ,前記ワークを加工して繰り出された前記ワイヤ電極に流れる電流を検出する電流センサ,及び前記電流センサで検出された検出電流に応答して短絡電流が発生しているか否かを判断するコントローラを有し,
前記コントローラは,前記ワイヤ電極による前記ワークの放電加工時に前記電流センサによって検出される前記検出電流と予め決定された所定電流とを比較する比較回路,及び前記比較回路による前記検出電流が前記所定電流と予め決められた所定量以上異なる時に前記短絡電流が発生していることを出力するアラーム出力回路を有することから成るワイヤ放電加工機における短絡電流検出装置において,
加工電圧に対応する前記予め決定された前記所定電流は,前記ワイヤ電極のワイヤ径に応じて異なるように決められており,
前記コントローラは,予め決められた前記ワイヤ径に対する前記所定電流値をもとにして,前記電流センサで検出された前記検出電流値を前記比較回路に送り込み,前記比較回路において前記検出電流値と前記所定電流値とを比較して予め決められた所定量以上異なる時に,前記アラーム出力回路から前記短絡電流発生の異常信号を発し,
また,前記コントローラは,前記アラーム出力回路からの前記短絡電流発生の異常信号を受けてNC装置を停止すると共に前記加工電源を遮断する制御をすることを特徴とする短絡電流検出装置に関する。
この短絡電流検出装置は,上記のように構成されているので,コントローラが短絡電流が発生したと判断すると,例えば,アラーム出力回路が働いて,警報が鳴ったり,アラームランプが点灯したり,NC装置を停止したり,又はワイヤ放電加工機の加工電源を遮断させることになるので,ワイヤ電極への電流供給が無くなり,ワイヤ電極が短絡電流によって発熱したり,溶断するという現象を未然に防止でき,例えば,床,ケーブル等の可燃物が短絡電流によって引火や発火して燃焼したり,火炎が発生するという事故等が未然に防止され,従って,安全性に富んだワイヤ放電加工機を提供することができる。
以下,図1及び図2を参照して,この発明による短絡電流検出装置の実施例を説明する。この短絡電流検出装置は,ワイヤ放電加工機に適用できるものである。この短絡電流検出装置が適用できるワイヤ放電加工機は,例えば,少なくともソースボビン8から繰り出されるワイヤ電極1をワーク2へ供給する上ワイヤヘッド3,上ワイヤヘッド3の下方に対向し且つワーク2を加工した後のワイヤ電極1を受け取る下ワイヤヘッド4,ワーク2とワイヤ電極1との間に加工電圧をかけるためワーク2の上下流に配置され且つワイヤ電極1に加工電源10からの放電電流を供給する給電子17,及び下ワイヤヘッド4から繰り出されたワイヤ電極1を収容する床18と絶縁状態になっている廃ワイヤホッパ9を有している。下ワイヤヘッド4から繰り出されたワイヤ電極1は,下アーム22に設けたガイドローラ5,ワイヤガイドパイプ6及び引出しローラ7を通じて廃ワイヤホッパ9に回収されている。また,給電子17は,上ワイヤヘッド3と下ワイヤヘッド4にそれぞれ設けられている。ワイヤ放電加工機のワイヤ供給系におけるワイヤ電極1は,床18,機械本体11等の物体に対して絶縁されているものであり,例えば,合成樹脂等の絶縁材料で作られている。この実施例では,ワイヤ電極1はワーク2に形成されたスタートホール又は加工スリットに挿通されるタイプのワイヤ放電加工機について説明しているが,それに限らず,ワーク2の対向面を放電加工するタイプにも適用できることは勿論である。
この短絡電流検出装置は,特に,下ワイヤヘッド4から繰り出されたワイヤ電極1に流れる電流を検出する電流センサ25,及び電流センサ25で検出された検出電流に応答して短絡電流が発生しているか否かを判断するコントローラ30を有することを特徴としている。この短絡電流検出装置は,図1に示すように,ワイヤ電極1がソースボビン8から繰り出され,上ワイヤヘッド3,ワーク2,下ワイヤヘッド4及び引出しローラ7に到達し,ワイヤ電極1が引出しローラ7に引き出されて廃ワイヤホッパ9内に回収されている状態ではコントローラ30による短絡電流が検出されず,ワイヤ電極1が正常な送り状態であることを示している。
この短絡電流検出装置において,電流センサ25は,図1では,ワイヤガイドパイプ6の出口13側で引出しローラ7の上流側に設置された短絡電流検知センサである。図2にブロック図で示す短絡電流検出回路において,コントローラ30は,ワイヤ電極1によるワーク2の放電加工時に電流センサ25によって検出される検出電流と,ワイヤ電極1によるワーク2の放電加工に必要な加工電圧に対応する予め決定された所定電流とを比較する比較回路27,及び比較回路27による検出電流が所定電流と予め決められた所定量以上異なる時に,短絡電流が発生していることを出力するアラーム出力回路28を有するものである。
この短絡電流検出装置において,コントローラ30は,電流センサ25で検出された検出電流を受け,その検出電流値を増幅回路26で一旦増幅し,増幅された検出電流値を比較器27に送り込み,そこで,検出電流値と予め決められた所定電流値とを比較し,その結果,アラーム出力回路28に送り込んで異常であれば異常信号を発し,アラーム出力回路28からの短絡電流発生の信号をワイヤ放電加工機におけるNC装置29に送り込んでNC装置29を停止すると共に,ワイヤ放電加工機の作動を停止して加工電源10から給電子17への電流を遮断する制御をするように構成されている。
この短絡電流検出装置において,ワイヤ電極1によるワーク2の放電加工に必要な加工電圧即ち加工電圧と,加工電圧に対応する予め決定された所定電流とは,ワイヤ電極1のワイヤ径に応じて異なるものであり,ワイヤ電極1のワイヤ径に応じて予め決定されているものである。従って,ワイヤ放電加工機が駆動してワイヤ電極1とワーク2との間に加工電圧が印加してワーク2が放電加工されている時に,電流センサ25で検出した検出電流が所定電流と異なれば,コントローラ30は,漏電即ち短絡電流が発生している状態であると判定することになる。ワイヤ放電加工機において,加工電圧に対して短絡電流が発生すると,ワイヤ電極1は変色したり,溶けて断線することになる。例えば,ワイヤ電極1のワイヤ径が0.2mmの時に,加工電圧が90Vで短絡電流が5Aであると,加工電圧計の値が40Vに低下し,また,ワイヤ電極1のワイヤ径が0.25mmの時に,加工電圧が90Vで短絡電流が5Aであると,加工電圧計の値が30Vに低下する。更に,ワイヤ電極1のワイヤ径が0.2mmの時に,加工電圧が90V以上になると,ワイヤ電極1が溶けて電流が流れない状態になる。
また,この短絡電流検出装置において,短絡電流は,下ワイヤヘッド4から繰り出されたワイヤ電極1が廃ワイヤホッパ9に回収されずに,ワイヤ電極1が床18,機械本体11等の物体に接触した時に検出されるものである。
この短絡電流検出装置は,ワイヤ電極とワークとの間に加工電圧を印加して発生する放電エネルギでワークを放電加工するワイヤ放電加工機に適用して使用される。
この発明による短絡電流検出装置において,ワイヤ電極によるワークの放電加工時に,ワイヤ電極が引出しローラで引き出されて廃ワイヤホッパに正常に回収されている状態を示す説明図である。 この短絡電流検出装置が有する短絡電流検出回路を示すブロック図である。 この発明による短絡電流検出装置において,ワイヤ電極によるワークの放電加工時に,ワイヤ電極が引出しローラで引き出す際に引出しローラに巻き付いて廃ワイヤホッパに回収されない異常状態を示す説明図である。 この発明による短絡電流検出装置において,ワイヤ電極によるワークの放電加工時に,ワイヤ電極が引出しローラで引き出されて機械本体に付着して廃ワイヤホッパに回収されない異常状態を示す説明図である。
符号の説明
1 ワイヤ電極
2 ワーク
3 上ワイヤヘッド
4 下ワイヤヘッド
5 ガイドローラ
6 ワイヤガイドパイプ
7 引出しローラ
8 ソースボビン
9 廃ワイヤホッパ
10 加工電源
11 機械本体
17 給電子
18 床
19 機械本体の壁面
23 廃ワイヤホッパの外側壁面
25 電流センサ
26 増幅回路
27 比較回路
28 アラーム出力回路
29 NC装置
30 コントローラ

Claims (1)

  1. ソースボビンから繰り出されるワイヤ電極をワークに対して供給するための上ワイヤヘッド,前記ワークの下方で前記上ワイヤヘッドに対向して配置された下ワイヤヘッド,前記上ワイヤヘッドと前記下ワイヤヘッドとに配置され且つ前記ワイヤ電極に加工電源からの加工電流を供給する給電子,前記ワークを加工して繰り出された前記ワイヤ電極をガイド部材を経て収容する絶縁状態の廃ワイヤホッパ,前記ワークを加工して繰り出された前記ワイヤ電極に流れる電流を検出する電流センサ,及び前記電流センサで検出された検出電流に応答して短絡電流が発生しているか否かを判断するコントローラを有し,
    前記コントローラは,前記ワイヤ電極による前記ワークの放電加工時に前記電流センサによって検出される前記検出電流と予め決定された所定電流とを比較する比較回路,及び前記比較回路による前記検出電流が前記所定電流と予め決められた所定量以上異なる時に前記短絡電流が発生していることを出力するアラーム出力回路を有することから成るワイヤ放電加工機における短絡電流検出装置において,
    加工電圧に対応する前記予め決定された前記所定電流は,前記ワイヤ電極のワイヤ径に応じて異なるように決められており,
    前記コントローラは,予め決められた前記ワイヤ径に対する前記所定電流値をもとにして,前記電流センサで検出された前記検出電流値を前記比較回路に送り込み,前記比較回路において前記検出電流値と前記所定電流値とを比較して予め決められた所定量以上異なる時に,前記アラーム出力回路から前記短絡電流発生の異常信号を発し,
    また,前記コントローラは,前記アラーム出力回路からの前記短絡電流発生の異常信号を受けてNC装置を停止すると共に前記加工電源を遮断する制御をすることを特徴とする短絡電流検出装置。
JP2004088171A 2004-03-25 2004-03-25 ワイヤ放電加工機における短絡電流検出装置 Expired - Lifetime JP4521212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088171A JP4521212B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 ワイヤ放電加工機における短絡電流検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088171A JP4521212B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 ワイヤ放電加工機における短絡電流検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005271138A JP2005271138A (ja) 2005-10-06
JP4521212B2 true JP4521212B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=35171323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004088171A Expired - Lifetime JP4521212B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 ワイヤ放電加工機における短絡電流検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4521212B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63288625A (ja) * 1987-05-22 1988-11-25 Fanuc Ltd ワイヤ放電加工装置における地絡検出装置
JPH03123621U (ja) * 1990-03-30 1991-12-16
JPH0911049A (ja) * 1995-06-23 1997-01-14 Fanuc Ltd 放電加工装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63288625A (ja) * 1987-05-22 1988-11-25 Fanuc Ltd ワイヤ放電加工装置における地絡検出装置
JPH03123621U (ja) * 1990-03-30 1991-12-16
JPH0911049A (ja) * 1995-06-23 1997-01-14 Fanuc Ltd 放電加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005271138A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3882751B2 (ja) ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極自動供給装置
US10144076B2 (en) Wire electric discharge machine capable of starting machining from short-circuit state
EP2027961B1 (en) Wire feed in wire-cut electrical discharge machine
US20120298639A1 (en) Laser welding method and laser welding apparatus
US20080142487A1 (en) Automatic Wire Threader
EP2199005A1 (en) Arc welding torch, wear detecting system for power supply of contact chip, wear detecting method for contact chip
JP4215296B2 (ja) レーザ切断機及びレーザ切断のための方法
JP4521212B2 (ja) ワイヤ放電加工機における短絡電流検出装置
CN104114310A (zh) 线放电加工时的加工构件的熔接部确认以及保持确认方法
US20170036283A1 (en) Wire electric discharge machine
JPH0126807B2 (ja)
JPH02198718A (ja) ワイヤカット放電加工機及びそのワイヤ挿通確認方法
US4731514A (en) Method for predicting breaking of wire electrode in wire electrode type electric discharge machining operation
JPS61125734A (ja) ワイヤカツト放電加工装置
JP2005319514A (ja) 溶接装置
JPH0471647B2 (ja)
US20230234171A1 (en) Method for welding using a wire-type filler material and at least one laser beam
JPH08215846A (ja) アーク溶接装置
JPS622904B2 (ja)
JPS6263018A (ja) ワイヤカツト放電加工機におけるワイヤ電極断線位置検出方法
JP2008055444A (ja) 2電極アーク溶接方法
JPH0394982A (ja) プラズマアーク加工装置
JP2566956B2 (ja) ワイヤカット放電加工機の電極ワイヤ離脱検出装置
JPH0545371B2 (ja)
KR20120064273A (ko) 아크센서를 이용하는 자동정치장치가 구비된 자동 아크 용접기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4521212

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160528

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250