JP4521128B2 - プランジャブロック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プランジャ式のポンプ又はモータに用いられるプランジャブロックの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プランジャ式のポンプ、又はモータに用いられるプランジャブロックにおいては、該プランジャブロックに摺動自在に挿嵌される複数のプランジャを、それぞれ同心円上に略等間隔に配設している。プランジャブロックは、バルブプレートを介して油路板に当接しており、バルブプレート及び油路板に対して回転軸を中心に回転自在に構成されている。また、プランジャブロックのバルブプレートへの摺動端面には、それぞれのプランジャ配置位置毎に、プランジャが挿嵌されるプランジャ室と油路板のメインポートとを連通する、プランジャポートが形成されている。そして、各プランジャ中心が配置される円周の径(即ちプランジャピッチ径)と、プランジャポートが配置される円周の径(即ちプランジャポートピッチ径)とは、略同一径に構成されていた。また、プランジャポートピッチ径は、バルブプレートのキドニーポートピッチ径及び油路板のメインポートピッチ径と、略同一に構成されていた。さらに、プランジャブロックの前記プランジャ室内には、プランジャを斜板方向(プランジャブロックの反摺動端面方向)に付勢するためのバネ部材が内装されており、該プランジャ室内における摺動端面側面には、該バネ部材が着座する座が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如く構成されたプランジャブロックにおいて、容量の異なるポンプ又はモータを構成する場合、容量の大きさによってプランジャポートピッチ径が異なるため、バルブプレートのキドニーポートピッチ径や油路板のメインポートピッチ径もそれに合わせる必要があり、容量毎に仕様を合わせたバルブプレートや油路板等の構成部品を用いなくてはならず、部品点数が増加する原因となっていた。また、部品点数を削減するために、容量が大きなポンプ又はモータと容量が小さなポンプ又はモータとの、バルブプレート及び油路板を共用化することを考えた場合、例えば、小さな容量のポンプ又はモータのバルブプレート及び油路板に、大きな容量のプランジャブロックを用いた場合には、以下のような問題がある。
【0004】
例えば、図11乃至図13には、摺動端面221dに、プランジャポートピッチ径D2を有するプランジャポート221f・221f・・・が形成されるプランジャブロック221bを、キドニーポートピッチ径D2を有するキドニーポート103a及びメインポートピッチ径D2を有するメインポート102aが、それぞれ形成されるバルブプレート103及び油路板102に用いた場合を示している。即ち、プランジャブロック221bのプランジャポートピッチ径D2と、バルブプレート103及び油路板102の各ポート103a・102aのピッチ径D2とを合わせて構成した仕様の油圧ポンプの例である。
【0005】
一方、図14乃至図16には、摺動端面121dに、前述のプランジャポートピッチ径D2よりも大きなプランジャポートピッチ径D1を有するプランジャポート121f・121f・・・が形成されるプランジャブロック121bを、同じピッチ径D2を有するキドニーポート103a及びメインポート102aが、それぞれ形成される前記バルブプレート103及び油路板102に用いた場合を示している。即ち、バルブプレート103及び油路板102の各ポート103a・102aのピッチ径D2よりも、プランジャブロック121bのプランジャポートピッチ径D1を大きく構成した仕様の油圧ポンプの例である。
【0006】
この場合、バルブプレート103及び油路板102の各ポート103a・102aのピッチ径D2よりも、プランジャブロック121bのプランジャポートピッチ径D1が大きいため、該プランジャブロック121bのプランジャポート121fは、バルブプレート103及び油路板102の各ポート103a・102aよりも外周側に位置する。そして、バルブプレート103のキドニーポート103aと、プランジャブロック121bのプランジャポート121fとの位置が半径方向にずれているため、両ポートのラップ部分の寸法であるポート幅Pdが小さくなって該ポート部を通過する作動油の流路抵抗が上昇するとともに、該ポート部のシール幅Sdも小さく、なってシール性が低下するため、ポンプ又はモータの効率が低下することとなる。また、プランジャブロック121bのプランジャポートピッチ径が大きくなるため、該プランジャポート121fの周速が速くなり、前記ポート幅Pdが小さいため、ポンプの自吸性能が低下することとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1記載の如く、プランジャ式のポンプ又はモータに用いられ、プランジャピッチ径よりも、摺動端面に形成されるプランジャポートのピッチ径を小さく構成したプランジャブロックにおいて、該プランジャブロックの摺動端面における、各プランジャポートの外周部に、それぞれ閉塞された溝部を形成し、前記プランジャブロックのプランジャポート周縁部の中心側位置に、該プランジャポート内へ突出する突出部を形成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
図1は本発明のプランジャブロックを具備するプランジャ式の油圧ポンプ及び油圧モータにより構成される油圧式無段変速機を示す側面断面図、図2はプランジャブロックを示す正面図、図3は同じく背面図、図4は図1における油圧式無段変速機の油路板に取り付けられたバルブプレートを示す正面図、図5は図1における油圧式無段変速機の油路板を示す正面図、図6はプランジャブロックのプランジャポートと、バルブプレートのキドニーポートとの連通状態を示す側面断面図、図7はプランジャブロックのプランジャポートを示す正面図、図8は図2、図3におけるプランジャブロックとバルブプレートとの間の油膜反力分布を示す側面断面図、図9はプランジャポートの外周部に溝部を形成したプランジャブロックを示す背面図、図10は図9におけるプランジャブロックとバルブプレートとの間の油膜反力分布を示す側面断面図、図11は従来の小容量のプランジャブロックを示す正面図、図12は同じく背面図、図13は従来の小容量のプランジャブロックを、小容量用のバルブプレート及び油路板を具備する油圧ポンプに用いた場合における、プランジャブロックのプランジャポートとバルブプレートのキドニーポートとの連通状態を示す側面断面図、図14は従来の大容量のプランジャブロックを示す正面図、図15は同じく背面図、図16は従来の大容量のプランジャブロックを、小容量用のバルブプレート及び油路板を具備する油圧ポンプに用いた場合における、プランジャブロックのプランジャポートとバルブプレートのキドニーポートとの連通状態を示す側面断面図である。
【0010】
まず、本発明のプランジャブロックを具備するプランジャ式の油圧ポンプ及び油圧モータにより構成される油圧式無段変速機の概略構成について説明する。図1に示す油圧式無段変速機10(以降HST10と記す)は、プランジャ式の油圧ポンプ21および油圧モータ22により構成されている。該油圧ポンプ21および油圧モータ22はハウジング31に内包され、例えば油路板32の同一面に配設されている。ここで、便宜的に図1の左側をHST10の前方側、右側をHST10の後方側として以下の説明を行う。
【0011】
油圧ポンプ21は駆動軸21a、該駆動軸21aが挿嵌され駆動軸21aと共に回動するプランジャブロック21b、該プランジャブロック21bのプランジャ室に摺動自在に挿嵌されるプランジャ21e、及び該プランジャ21eに当接した可動斜板21c等により、可変容量式の油圧ポンプに構成されている。可動斜板21cは、その斜板角を変更することにより、該油圧ポンプ21の作動油の吐出量を調節可能に構成している。また、プランジャ21eはプランジャブロック21bに形成されるプランジャ室21gに摺動自在に挿嵌されている。
【0012】
油圧モータ22は、油路板32に挿嵌され一端をハウジング31にて回動自在に支持された出力軸22a、該出力軸22aが挿嵌され出力軸22aと共に回動するプランジャブロック22b、該プランジャブロック22bに摺動自在に挿嵌されたプランジャ22e、及び、該プランジャ22eに当接した固定斜板22cにより、固定容量式の油圧モータに構成されている。
【0013】
油圧ポンプ・モータ21・22を内包するハウジング31の後部側には、油路板32が装着されており、前記プランジャブロック21b・22bの後部面である摺動端面21d・22dと油路板32との間には、それぞれ油路板32に固設されたバルブプレート41・42が介装されている。
【0014】
図2、図3に示すように、油圧ポンプ21のプランジャブロック21bの摺動端面21dには、図2に示すように、複数(本実施例では7つ)のプランジャポート21f・21f・・・が形成されている。該プランジャポート21f・21f・・・は、それぞれプランジャ21eが挿嵌されるプランジャ室21gと連通しており、該プランジャポート21fを介して、作動油がプランジャ室21gに流出入する構成としている。
【0015】
同様に、プランジャブロック22bの摺動端面22dにも、複数のプランジャポート22f・22f・・・(図1に図示)が形成され、該プランジャポート22fを介して、作動油がプランジャブロック22bのプランジャ室22g内へ流出入する構成としている。
【0016】
図1に示すように、プランジャブロック21b・22bの摺動端面21d・22dは、それぞれ油路板32上に固設されたバルブプレート41・42に当接しており、油圧ポンプ21側のバルブプレート41には、図4に示すように、作動油出入り用の一対のキドニーポート41a・41aが形成されている。そして、駆動軸21aの回転駆動に伴い、プランジャブロック21bが回転駆動すると、プランジャ21eの摺動運動によって吐出状態位置にあるプランジャポート21fから押出された作動油が、該キドニーポート41a・41aの内、何れか一方のポートから吐出される。逆に、他方のポートから流入する作動油は、吸入状態位置にあるプランジャポート21fからプランジャブロック21bのプランジャ室内に流入し、プランジャ21eを押圧する。一方、油圧モータ22側のバルブプレート42にも、同様の作動油出入り用の一対キドニーポート42a・42aが形成されている。そして、キドニーポート41a・41aの中心が配置される円周の径である、バルブプレート41のキドニーポートピッチ径、及び、キドニーポート42a・42aの中心が配置される円周の径である、バルブプレート42のキドニーポートピッチ径をD2としている。
【0017】
図5に示すように、油路板32内にはメイン回路32R・32Lが設けられており、該メイン回路32L・32Rを介して油圧ポンプ21と油圧モータ22間の作動油が流出入する構成としている。そして、メイン回路32R・32Lにおける油圧ポンプ21側には、作動油出入り用の一対のメインポート33a・33aが形成されており、該メインポート33a・33aが前記バルブプレート41の一対のキドニーポート41a・41aとそれぞれ連通している。また、メイン回路32R・32Lにおける油圧モータ22側には、作動油出入り用の一対のメインポート34a・34aが形成されている。そして、該メインポート34a・34aがバルブプレート42の2つのキドニーポート42a・42aと連通している。該メインポート33a・33aの中心が配置される円周の径であるメインポートピッチ径、及び、メインポート34a・34aの中心が配置される円周の径であるメインポートピッチ径は、前述のバルブプレート41・42におけるキドニーポートピッチ径と同じD2とされている。
【0018】
このように構成される油圧ポンプ21及び油圧モータ22のプランジャブロック21b・22bの構成について説明する。尚、以下の説明においては、油圧ポンプ21側のプランジャブロック21bの構成について説明するが、油圧モータ22側のプランジャブロック22bの構成についても同様である。
【0019】
図2、図3に示す、前記プランジャブロック21bにおいては、プランジャポート21fを、プランジャ室21gの中心位置から内側方向(摺動端面21dの中心側方向)にずらして配置している。即ち、各プランジャ21eの中心(即ち該プランジャ21eが挿嵌されるプランジャ室21gの中心)が配置される円周の径であるプランジャピッチ径をD1とし、プランジャポート21f・21f・・・が配置される円周の径であるプランジャポートピッチ径を、D2としており、該プランジャピッチ径D1をプランジャポートピッチ径D2よりも大きく構成している。
【0020】
このように、プランジャポートピッチ径をD2とし、プランジャピッチ径をD2よりも大きなD1としたプランジャブロック21bを、メインポートピッチ径D2を有する油路板32、及びキドニーポートピッチ径D2を有するバルブプレート41に用いた場合、図6に示すように、バルブプレート41及び油路板32の各ポート41a・33aのピッチ径D2と、プランジャブロック21bのプランジャポート21fのピッチ径D2とは同じであるため、プランジャポート21fは、キドニーポート41a及びメインポート33aと、半径方向において同位置に位置する。
【0021】
従って、キドニーポート41aとプランジャポート21fとの連通部分のポート幅を最大幅確保することができ、該ポート部を通過する作動油の流路抵抗が上昇することがなく、油圧ポンプ21の自給性能の低下を招くこともない。また、該ポート部のシール幅Sdを十分にとっているため該ポート部のシール性が低下することがなく、油圧ポンプ21の効率を低下させることもない。
【0022】
これにより、プランジャピッチ径をD2よりも大きなD1に形成して、プランジャピッチ径をD2に形成したプランジャブロックよりも容量を大きく構成したプランジャブロック21bを、油圧ポンプの性能を低下させることなく、プランジャピッチ径をD2に形成した容量が小さいプランジャブロックに用いられるバルブプレート41及び油路板32に、用いることが可能となって、部品点数を減少して低コスト化を図ることができる。
【0023】
また、図7に示すように、プランジャポート21fは、円周方向に長い略長円形状に形成されている。該プランジャポート21fの周縁部における、摺動端面21dの中心側位置且つ円周方向の略中央位置に、該プランジャポート21f内へ突出する突出部21を形成している。
【0024】
ここで、図1等に示すように、プランジャ室21g内においては、プランジャ21eとプランジャ室21g底面(摺動端面21d側の面)との間に、プランジャ21eを可動斜板21c方向へ付勢するバネ部材39が介装されている。また、図7に示すように、プランジャポート21fは、プランジャ室21gの中心から内側へずれて配置されており、プランジャ室21g底面の内側略半分の領域は開口した状態となっているので、このままでは、バネ部材39の内側部分をプランジャ室21g底面で支持することができず、該バネ部材39の該底面への座りが悪くなって、プランジャ21eが円滑に摺動動作でなくなる恐れがある。
【0025】
そこで、本発明のプランジャブロック21においては、プランジャポート21f周縁部における、プランジャブロック21の摺動端面21dの中心側位置に、該プランジャポート21f内へ突出する突出部21hを形成して、この突出部21hにバネ部材39を着座させるようにしている。このように、プランジャポート21fに突出部21hを形成することで、該プランジャポート21fをプランジャ室21gの中心から内側へ偏心させて配置した場合でも、バネ部材39を安定して着座させることができ、プランジャ21eの摺動動作を円滑に、且つ高信頼性化することができる。
【0026】
また、図8に示すように、プランジャ室21g内においては、プランジャ21eが該プランジャ室21gの容積が減少する方向に摺動することにより、バルブプレート41側への油圧力が生じる。この場合、プランジャブロック21bの摺動端面21dとバルブプレート41との間には、摺動端面21d側へ油膜反力が働くが、この油膜反力の大きさの分布は、プランジャポート21fが位置する部分で最も大きくなり、該プランジャポート21fから外周側及び内周側へ行くに従って減少する。そして、プランジャ室21g内の油圧力の中心線Paは、プランジャ室21gの中央に位置し、油膜反力分布の中心線Pbはプランジャポート21fの略中央に位置している。
【0027】
従って、プランジャポート21fをプランジャ室21gの中心から内側へ偏心させて配置した場合、プランジャ室21g内の油圧力の中心線Paと、油膜反力分布の中心線Pbとは、半径方向に寸法L0だけずれることとなる。この寸法L0は、プランジャポート21fのプランジャ室21gの中心からの偏心量に略等しい。このように、中心線Paと中心線Pbとがずれることにより、プランジャブロック21bの摺動端面21dとバルブプレート41との間の圧力バランスが不釣合いであると、プランジャブロック21bの回転挙動が不安定となり、容積効率が低下することとなる。
【0028】
この圧力バランスの不釣合いは、図9に示すように、プランジャブロック21bの摺動端面21dにおける、各プランジャポート21fの外周部に、それぞれ閉塞された溝部21kを形成することで解消することができる。即ち、図10に示すように、各プランジャポート21fの外周部には、それぞれ溝部21kが形成されており、該溝部21kは、他の溝部21k又は他部とは連通しておらず、それぞれの溝部21k毎に独立している。このように、溝部21kを形成することで、該溝部21kを形成した部分の油膜反力が大きくなり、油膜反力分布の中心線Pb’がプランジャポート21fの外周側(プランジャ室21g内の油圧力の中心線Pa側)へ移動して、該中心線Pb’と中心線Paとのずれ寸法L1が極小さくなって、該中心線Pb’と中心線Paとの半径方向位置が略一致することとなる。
【0029】
そして、摺動端面21dとバルブプレート41との間の圧力バランスを改善することで、プランジャブロック21bの回転挙動を安定させることができ、容積効率の向上を図ることが可能となる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、以下のような効果を奏するものである。
即ち、請求項1記載の如く、プランジャ式のポンプ又はモータに用いられ、プランジャピッチ径よりも、摺動端面に形成されるプランジャポートのピッチ径を小さく構成したプランジャブロックにおいて、該プランジャブロックの摺動端面における、各プランジャポートの外周部に、それぞれ閉塞された溝部を形成したので、ある容量のポンプ又はモータに用いられるバルブプレートや油路板を、該ポンプ又はモータよりも大きな容量のポンプ又はモータに用いた場合でも、ポンプ又はモータの自給性能や効率の低下を招くことなく、及び部品点数の削減を図りながら、プランジャブロックの摺動端面とバルブプレートとの間の圧力バランスを改善することができ、プランジャブロックの回転挙動を安定させることができて、容積効率の向上を図ることが可能となる。
【0031】
また、前記プランジャブロックのプランジャポート周縁部の中心側位置に、該プランジャポート内へ突出する突出部を形成したので、該プランジャポートをプランジャ室の中心から内側へ偏心させて配置した場合でも、プランジャ室内に設けられプランジャを斜板側へ付勢するバネ部材を、安定して着座させることができ、プランジャの摺動動作を円滑に、且つ高信頼性化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプランジャブロックを具備するプランジャ式の油圧ポンプ及び油圧モータにより構成される油圧式無段変速機を示す側面断面図である。
【図2】 プランジャブロックを示す正面図である。
【図3】 同じく背面図である。
【図4】 図1における油圧式無段変速機の油路板に取り付けられたバルブプレートを示す正面図である。
【図5】 図1における油圧式無段変速機の油路板を示す正面図である。
【図6】 プランジャブロックのプランジャポートと、バルブプレートのキドニーポートとの連通状態を示す側面断面図である。
【図7】 プランジャブロックのプランジャポートを示す正面図である。
【図8】 図2、図3におけるプランジャブロックとバルブプレートとの間の油膜反力分布を示す側面断面図である。
【図9】プランジャポートの外周部に溝部を形成したプランジャブロックを示す背面図である。
【図10】 図9におけるプランジャブロックとバルブプレートとの間の油膜反力分布を示す側面断面図である。
【図11】 従来の小容量のプランジャブロックを示す正面図である。
【図12】 同じく背面図である。
【図13】 従来の小容量のプランジャブロックを、小容量用のバルブプレート及び油路板を具備する油圧ポンプに用いた場合における、プランジャブロックのプランジャポートとバルブプレートのキドニーポートとの連通状態を示す側面断面図である。
【図14】 従来の大容量のプランジャブロックを示す正面図である。
【図15】 同じく背面図である。
【図16】 従来の大容量のプランジャブロックを、小容量用のバルブプレート及び油路板を具備する油圧ポンプに用いた場合における、プランジャブロックのプランジャポートとバルブプレートのキドニーポートとの連通状態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
21 油圧ポンプ
21b プランジャブロック
21d 摺動端面
21f プランジャポート
21h 突起部
21k 溝部
32 油路板
33a・33a メインポート
41・42 バルブプレート
41a・41b キドニーポート
Claims (1)
- プランジャ式のポンプ又はモータに用いられ、プランジャピッチ径よりも、摺動端面に形成されるプランジャポートのピッチ径を小さく構成したプランジャブロックにおいて、該プランジャブロックの摺動端面における、各プランジャポートの外周部に、それぞれ閉塞された溝部を形成し、前記プランジャブロックのプランジャポート周縁部の中心側位置に、該プランジャポート内へ突出する突出部を形成したことを特徴とするプランジャブロック。
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