JP4520970B2 - 類似度計算装置、エコー消去装置、類似度計算方法、エコー消去方法 - Google Patents

類似度計算装置、エコー消去装置、類似度計算方法、エコー消去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4520970B2
JP4520970B2 JP2006305023A JP2006305023A JP4520970B2 JP 4520970 B2 JP4520970 B2 JP 4520970B2 JP 2006305023 A JP2006305023 A JP 2006305023A JP 2006305023 A JP2006305023 A JP 2006305023A JP 4520970 B2 JP4520970 B2 JP 4520970B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spectrum
sum
signal
similarity
axis direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006305023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007251917A (ja
Inventor
勝宏 福井
末廣 島内
陽一 羽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2006305023A priority Critical patent/JP4520970B2/ja
Publication of JP2007251917A publication Critical patent/JP2007251917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4520970B2 publication Critical patent/JP4520970B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Description

本発明は、2つの信号スペクトルの類似度を計算する類似度計算装置、類似度計算方法に関するものである。また、この類似度計算装置または類似度計算方法を用いた、音響エコーを消去するエコー消去装置、エコー消去方法に関するものである。
図1に、従来のエコー消去装置の機能構成例を示す。また、図2にエコー消去装置100の処理フローを示す。再生信号x(k)がスピーカ1からマイクロホン2へ回り込むことによって生じるエコーを消去した出力信号e(k)を生成する。従来の短時間スペクトル振幅(STSA : Short-Time Spectral Amplitude)推定に基づくエコー抑圧処理は、人間の聴覚特性が位相に鈍感である性質、及び音声とエコーの統計的な性質などを利用して、周波数領域でエコーの振幅成分を減算する。ここで、kは、所定間隔の離散時間を指す数(サンプル点の番号)である。サンプリングとは、アナログの音声信号をディジタル信号に変換するために、変数のある区間の値を1つの代表する値に置き換えることである。例えばサンプリング周波数16kHz(1秒間に16000回)で行われる。なお、スピーカ1に与える信号、マイクロホン2で収音された信号はアナログ信号である。以下の説明では、ディジタル信号を扱うので、それぞれDA変換器、AD変換器によって変換を行う必要があるが、それは当然のことであり、図示していない。
エコー消去装置100は、再生信号用の周波数分析部101、収音信号用の周波数分析部102、類似度係数計算部103、ゲイン計算部104、積算部6、および周波数合成部105から構成される。
周波数分析部101は、再生信号x(k)を入力とし、再生信号スペクトルXω,lを出力する(ステップS101)。ここで、周波数値ωは所定の周波数間隔で求めたスペクトルの周波数値の番号、フレーム番号lは周波数分析を行ったフレームの番号である。例えば、16kHzでサンプリングした256点の再生信号x(k−255),…,x(k)を1フレームとし、半フレーム(ここでは128点)ずらしながら周波数分析し、再生信号x(k)をフレーム単位で、8kHzまでの周波数帯域をサンプル点数128で表した再生信号スペクトルXω,l(ω=1,…,128)へ変換する。
周波数分析部102は、収音信号y(k)を入力とし、収音信号スペクトルYω,lを出力する(ステップS102)。類似度計算部103は、再生信号スペクトルXω,lと収音信号スペクトルYω,lを入力とし、類似度係数rω,lを出力する(ステップS103)。類似度係数の推定はコヒーレンス関数を用いる方法がこれまでに提案されている(非特許文献1)。再生信号スペクトルXω,lと収音信号スペクトルYω,lの類似度係数rω,lは、
Figure 0004520970
と定義される。類似度係数rω,lは、0〜1の間の実数値をとる。ここで、E[]は時間領域での変数の期待値(平均値)を表す。例えば、E[X ω,l・Yω,l]、E[|Xω,l]、E[|Yω,l]はそれぞれ、
Figure 0004520970
により算出することができる。ここで、X ω,lはXω,lの共役複素数、l−1は1フレーム過去の値、αは時定数の重み係数(例えば0.3)を表す。
ゲイン計算部104は、類似度係数rω,lと収音信号スペクトルYω,lを入力とし、ゲイン係数Gω,lを出力する(ステップS104)。ゲイン係数Gω,lは0〜1の実数値をとる。類似度が高いとき(類似度係数rω,lが1に近いとき)には小さい値、類似度が低いとき(類似度係数rω,lが0に近いとき)には大きい値をとる。積算部6は、収音信号スペクトルYω,lにゲイン係数Gω,lを積算し、エコー消去信号スペクトルEω,lを得る(ステップS6)。周波数合成部105は、各周波数成分ωに対応するエコー消去信号スペクトルEω,lから、時間領域の信号e(k)を再合成して出力する(ステップS105)。
C. Beaugeant, V. Turbin, P. Scalart, A.Gilloire, "New optimal fi1tering approaches forhands-free telecommunication terminals," SignalProcessing, vo1.64, no.1, pp.33-47, Jan. 1998.
従来のコヒーレンスに基づく類似度計算方法は、時間ベクトルの特徴量しか利用していなかった。これは、エコー経路を不変と仮定して、時間ベクトルの長時間の特徴量から類似度を算出するものである。そのため、エコー経路が変動した場合、類似度を精度良く推定できるまで一定の時間がかかっていた。実用上は、頻繁にエコー経路が変動することもあるため、類似度を精度よく計算することができないことがあった。また、類似度の誤推定がミュージカルノイズ発生の原因の一つになっていた。本発明の課題は、短時間で類似度を高精度に推定する類似度計算技術を提供すること、およびミュージカルノイズ発生を抑圧するエコー抑圧技術を提供することである。
まず、所定のサンプル数(フレーム)、所定の周波数間隔(周波数値)ごとに分析されたスペクトルの類似度係数を求める手段を示す。本発明では、周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、2つの信号スペクトルの積の和と、各信号スペクトルの振幅の二乗の和を求める。そして、上記2つの信号スペクトルの積の和の二乗と各信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和から類似度係数を求める。
そして、本発明では、前記の類似度係数を用いて、ゲイン計算や適応フィルタなどの方法によりエコーを消去した出力を得る。
本発明では、周波数ベクトルの特徴量も考慮することで、時間ベクトルを短時間にした場合にも類似度計算に利用できる特徴量を補うことができる。したがって、時間ベクトルを短時間にしても類似度計算の精度の低下を防ぐことができる。また、エコー消去技術に適用した場合には、エコー経路が頻繁に変化する場合でも、短時間で追従できる。
[第1実施形態]
図3に、第1実施形態のエコー消去装置の機能構成例を示す。また、図4にエコー消去装置200の処理フロー例を示す。エコー消去装置200は、再生信号用の周波数分析部101、収音信号用の周波数分析部102、二次元類似度計算部203、ゲイン計算部104、積算部6、および周波数合成部105から構成される。類似度計算部103が二次元類似度計算部203に置き換わった以外は、従来技術と同じ構成である。以下に、図1と異なる二次元類似度計算部203について説明する。
二次元類似度計算部203は、クロススペクトルの期待値を計算する第1の計算手段2031、再生信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する第2の計算手段2032、収音信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する第3の計算手段2033を備えている。二次元類似度計算部203は、再生信号スペクトルXω,lと収音信号スペクトルYω,lを入力とする。そして、第1の計算手段2031、第2の計算手段2032、第3の計算手段2033が、時間と周波数の二次元ベクトルの期待値(平均値)Et,f[X ω,l・Yω,l]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]を、
Figure 0004520970
により算出する(ステップS2031、S2032、S2033)。ここで、m、n、M、Nはそれぞれ自然数、ω+mはωからmサンプルシフトした値、l+nはlからnフレームシフトした値である。例えば、Mを5、Nを10とする。このように、時間軸方向だけでなく、周波数方向にも加算することで、サンプル数を増やすことができる。したがって、時間軸方向のサンプル数を少なく(言い換えると、短時間に)することができる。なお、上記のEt,f[X ω,l・Yω,l]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]は、単なる和を求めており、期待値(平均値)を求める式とはなっていない。しかし、後述の類似度係数r’ω,lを求める式で、Et,f[X ω,l・Yω,l]の二乗が分子、Et,f[|Xω,l]とEt,f[|Yω,l]の積が分母となるため、単なる和を求めても、類似度係数r’ω,lの値は同じである。
また、本実施形態では、再生信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する計算手段と収音信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する計算手段とを別々とした。しかし、入力となるスペクトルを選択できるようにし、同一の計算手段で、再生信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和も収音信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和も計算しても良い。
次に、時間と周波数の二次元ベクトルの期待値(平均値)Et,f[X ω,l・Yω,l]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]を用いて、再生信号スペクトルXω,lと収音信号スペクトルYω,lとの類似度係数r’ω,l
Figure 0004520970
により求める(ステップS2035)。類似度係数r’ω,lは0〜1の間の実数値をとる。
このような方法により類似度係数を求めるので、時間ベクトルを短時間にした場合にも類似度計算に利用できる特徴量を補うことができる。したがって、時間ベクトルを短時間にしても類似度計算の精度の低下を防ぐことができる。また、エコー消去技術に適用した場合には、エコー経路が頻繁に変化する場合でも、短時間で追従できる。
[第2実施形態]
第2実施形態のエコー消去装置200’も、図3の機能構成例と図4の処理フロー例で説明する。第1実施形態と異なる点は、時間と周波数の二次元ベクトルの期待値(平均値)Et,f[X ω,l・Yω,l]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]の計算で、点(ω,l)で極大値を持つ重み付け二次元窓関数Wm,nを用いることである。
そこで、エコー消去装置200’の二次元類似度計算部203’は、重み係数計算手段2034を有する。重み係数計算手段2034は、例えば、
Figure 0004520970
により重み付け二次元窓関数を求める(ステップS2034)。ただし、Iは減衰率を決定する値(例えば0.5)である。
次に、第1の計算手段2031’、第2の計算手段2032’、第3の計算手段2033’が、時間と周波数の二次元ベクトルの期待値(平均値)Et,f[X ω,l・Yω,l]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]を、
Figure 0004520970
により算出する(ステップS2031’、S2032’、S2033’)。
その他の処理は、第1実施形態と同じである。
[第3実施形態]
図5に、第3実施形態のエコー消去装置の機能構成例を示す。また、図6にエコー消去装置200bの処理フロー例を示す。エコー消去装置200bは、再生信号用の周波数分析部101、収音信号用の周波数分析部102、二次元類似度計算部203b、ゲイン計算部104、積算部6、および周波数合成部105から構成される。類似度計算部103が二次元類似度計算部203bに置き換わった以外は、従来技術と同じ構成である。以下に、図1と異なる二次元類似度計算部203bについて説明する。
なお、第3実施形態のエコー消去装置は、再生信号と収音信号のクロススペクトルを式(1)の代わりに式(2)で計算する点で、第1実施形態のエコー消去装置と異なる。
二次元類似度計算部203bは、再生信号と収音信号の振幅スペクトルの積の和を計算するクロス振幅スペクトル計算手段2031b、再生信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する第1パワースペクトル計算手段2032、収音信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する第2パワースペクトル計算手段2033、類似度計算手段2035を備えている。二次元類似度計算部203bは、再生信号スペクトルXω,lと収音信号スペクトルYω,lを入力とする。
クロス振幅スペクトル計算手段2031bは、再生信号スペクトルXω,lの振幅と収音信号スペクトルYω,lの振幅の積の期待値(平均値)Et,f[|Xω,l|・|Yω,l|]を
Figure 0004520970
により算出する(ステップS2031b)。
第1パワースペクトル計算手段2032は、再生信号スペクトルXω,lの振幅の二乗の期待値(平均値)Et,f[|Xω,l]を
Figure 0004520970
により算出する(ステップS2032)。
第2パワースペクトル計算手段2033は、収音信号スペクトルYω,lの振幅の二乗の期待値(平均値)Et,f[|Yω,l]を、
Figure 0004520970
により算出する(ステップS2033)。
ここで、m、n、M、Nはそれぞれ自然数、ω+mはωからmサンプルシフトした値、l+nはlからnフレームシフトした値である。例えば、Mを5、Nを10とする。このように、時間軸方向だけでなく、周波数方向にも加算することで、サンプル数を増やすことができる。したがって、時間軸方向のサンプル数を少なく(言い換えると、短時間に)することができる。
なお、上記のEt,f[|Xω,l|・|Yω,l|]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]は、単なる和を求めており、期待値(平均値)を求める式とはなっていない。しかし、後述の類似度係数r’ω,lを求める式で、Et,f[Xω,l・Yω,l]の二乗が分子、Et,f[|Xω,l]とEt,f[|Yω,l]の積が分母となるため、単なる和を求めても、類似度係数r’ω,lの値は同じである。
また、本実施形態では、再生信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する計算手段と収音信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する計算手段とを別々とした。しかし、入力となるスペクトルを選択できるようにし、同一の計算手段で、再生信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和も収音信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和も計算しても良い。
次に、類似度計算手段2035は、時間と周波数の二次元ベクトルの期待値(平均値)Et,f[|Xω,l|・|Yω,l|]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]を用いて、再生信号スペクトルXω,lと収音信号スペクトルYω,lとの類似度係数r’ω,l
Figure 0004520970
により求める(ステップS2035)。類似度係数r’ω,lは0〜1の間の実数値をとる。
このように、振幅スペクトルのみから類似度を計算することで、位相のずれによる相関誤差を回避でき、類似度を高精度に計算できる。また、このような方法により類似度係数を求めるので、時間ベクトルを短時間にした場合にも類似度計算に利用できる特徴量を補うことができる。したがって、時間ベクトルを短時間にしても類似度計算の精度の低下を防ぐことができる。さらに、エコー消去技術に適用した場合には、エコー経路が頻繁に変化する場合でも、短時間で追従できる。
以下、図7を用いて、上記の類似度計算部の機能構成の例を説明する。
周波数分析部101から出力された再生信号スペクトルXω,lは、重複分割部2037において、X1−M,l〜X1+M,l、X2−M,l〜X2+M,l、…、Xω−M,l〜Xω+M,l、…、Xωa−M,l〜Xωa+M,lのように周波数分割される。また、周波数分析部102から出力された収音信号スペクトルYω,lは、重複分割部2039において、Y1−M,l〜Y1+M,l、Y2,l〜Y2+M,l、…、Yω−M,l〜Yω+M,l、…、Yωa−M,l〜Yωa+M,lのように周波数分割される。ここで、ωaは、周波数値番号の最大値である。例えば、各フレームにおいて、8kHzまでの周波数帯域をサンプル点数128でスペクトルを表した場合(ω=1,…,128)には、ωa=128となる。
なお、ω<0又はωa<ωのとき、Xω,l、Yω,lは各フレームの範囲外となるため、重複分割部2037と重複分割部2039は、Xω,l=Yω,l=0を出力する。
そして、X1−M,l〜X1+M,lとY1−M,l〜Y1+M,lから、Et,f[|X1,l|・|Y1,l|]、Et,f[|X1,l]、Et,f[|Y1,l]を求め、これより、類似度係数r’1,lを算出する。これを、すべてのωについて、すなわち、すべてのXω−M,l〜Xω+M,lとYω−M,l〜Yω+M,lの組について、スペクトルをひとつずつずらしながら行うことにより、類似度係数r’ω,lを算出する。
[第4実施形態]
第4実施形態のエコー消去装置200b’も、図5の機能構成例と図6の処理フロー例で説明する。第3実施形態と異なる点は、時間と周波数の二次元ベクトルの期待値(平均値)Et,f[Xω,l・Yω,l]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]の計算で、点(ω,l)で極大値を持つ重み付け二次元窓関数Wm,nを用いることである。
そこで、エコー消去装置200b’の二次元類似度計算部203b’は、重み係数計算手段2034を有する。重み係数計算手段2034は、例えば、
Figure 0004520970
により重み付け二次元窓関数を求める(ステップS2034)。ただし、Iは減衰率を決定する値(例えば0.5)である。
次に、第1の計算手段2031b’、第2の計算手段2032’、第3の計算手段2033’が、時間と周波数の二次元ベクトルの期待値(平均値)Et,f[Xω+m,l+n・Yω+m,l+n]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]を、
Figure 0004520970
により算出する(ステップS2031b’、S2032’、S2033’)。
その他の処理は、第3実施形態と同じである。
[第5実施形態]
図8に、第5実施形態のエコー消去装置の機能構成例を示す。また、図9にエコー消去装置200cの処理フロー例を示す。エコー消去装置200cは、再生信号用の周波数分析部101、収音信号用の周波数分析部102、二次元類似度計算部203c、ゲイン計算部104、積算部6、および周波数合成部105から構成される。類似度計算部103が二次元類似度計算部203cに置き換わった以外は、従来技術と同じ構成である。以下に、図1と異なる二次元類似度計算部203cについて説明する。
なお、第5実施形態のエコー消去装置は、再生信号と収音信号のクロススペクトルを式(1)の代わりに式(3)で計算する点で、第1実施形態のエコー消去装置と異なる。
二次元類似度計算部203cは、再生信号と収音信号のクロススペクトルの和を計算するクロススペクトル計算手段2031c、再生信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する第1パワースペクトル計算手段2032、収音信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する第2パワースペクトル計算手段2033、類似度計算手段2035を備えている。二次元類似度計算部203cは、再生信号スペクトルXω,lと収音信号スペクトルYω,lを入力とする。
クロススペクトル計算手段2031cは、再生信号スペクトルXω,lと収音信号スペクトルYω,lのクロススペクトルの期待値(平均値)Et,f[|Xω,l|・|Yω,l|]を
Figure 0004520970
により算出する(ステップS2031c)。すなわち、クロススペクトル計算手段2031cは、2つの信号のクロススペクトルの時間軸方向の所定の範囲における和の絶対値を求め、その絶対値について周波数軸方向の所定の範囲における和を求める。
第1パワースペクトル計算手段2032は、再生信号スペクトルXω,lの振幅の二乗の期待値(平均値)Et,f[|Xω,l]を
Figure 0004520970
により算出する(ステップS2032)。
第2パワースペクトル計算手段2033は、収音信号スペクトルYω,lの振幅の二乗の期待値(平均値)Et,f[|Yω,l]を、
Figure 0004520970
により算出する(ステップS2033)。
ここで、m、n、M、M、N、Nはそれぞれ自然数、ω+mはωからmサンプルシフトした値、l+nはlからnフレームシフトした値である。例えば、Mを5、Mを5、Nを10、Nを10とする。このように、時間軸方向だけでなく、周波数方向にも加算することで、サンプル数を増やすことができる。したがって、時間軸方向のサンプル数を少なく(言い換えると、短時間に)することができる。
なお、上記のEt,f[|Xω,l|・|Yω,l|]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]は、単なる和を求めており、期待値(平均値)を求める式とはなっていない。しかし、後述の類似度係数r’ω,lを求める式で、Et,f[Xω,l・Yω,l]の二乗が分子、Et,f[|Xω,l]とEt,f[|Yω,l]の積が分母となるため、単なる和を求めても、類似度係数r’ω,lの値は同じである。
また、本実施形態では、再生信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する計算手段と収音信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和を計算する計算手段とを別々とした。しかし、入力となるスペクトルを選択できるようにし、同一の計算手段で、再生信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和も収音信号スペクトルの振幅の二乗(パワースペクトル)の和も計算しても良い。
次に、類似度計算手段2035は、時間と周波数の二次元ベクトルの期待値(平均値)Et,f[|Xω,l|・|Yω,l|]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]を用いて、再生信号スペクトルXω,lと収音信号スペクトルYω,lとの類似度係数r’ω,l
Figure 0004520970
により求める(ステップS2035)。類似度係数r’ω,lは0〜1の間の実数値をとる。
第1実施形態が二次元の複素相関に基づく類似度計算装置、第3実施形態が二次元の振幅相関に基づく類似度計算装置であるのに対し、第5実施形態では、時間方向の複素相関の絶対値から周波数方向の相関を計算することで、周波数方向の位相のずれによる相関誤差を回避して二次元複素相関よりも類似度を高精度に計算できる。また、時間方向の位相を考慮することで特徴量が増加し、二次元振幅相関より時間ベクトルを短時間にしても高精度に類似度を計算できる。
[第6実施形態]
第6実施形態のエコー消去装置200c’も、図8の機能構成例と図9の処理フロー例で説明する。第5実施形態と異なる点は、時間と周波数の二次元ベクトルの期待値(平均値)Et,f[Xω,l・Yω,l]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]の計算で、点(ω,l)で極大値を持つ重み付け二次元窓関数Wm,nを用いることである。
そこで、エコー消去装置200c’の二次元類似度計算部203c’は、重み係数計算手段2034を有する。重み係数計算手段2034は、例えば、
Figure 0004520970
により重み付け二次元窓関数を求める(ステップS2034)。ただし、Iは減衰率を決定する値(例えば0.5)である。
次に、第1の計算手段2031c’、第2の計算手段2032’、第3の計算手段2033’が、時間と周波数の二次元ベクトルの期待値(平均値)Et,f[Xω+m,l+n・Yω+m,l+n]、Et,f[|Xω,l]、Et,f[|Yω,l]を、
Figure 0004520970
により算出する(ステップS2031c’、S2032’、S2033’)。
その他の処理は、第5実施形態と同じである。
[第7実施形態]
図10に、本発明の二次元類似度計算部と適応フィルタとを用いたエコー消去装置の機能構成例を示す。適応フィルタ301には、従来技術を用いればよい。図11に、適応フィルタの機能構成例を示す。また、エコー消去装置300の処理フローを図12に示す。エコー消去装置300は、再生信号用の周波数分析部101、収音信号用の周波数分析部102、二次元類似度計算部203、および適応フィルタ301から構成される。適応フィルタ301は、再生信号用の周波数分析部101’、収音信号用の周波数分析部102’、更新量計算部302、積算部6’、フィルタ更新部303、フィルタ計算部304、加算部7、および周波数合成部105’から構成される。
再生信号用の周波数分析部101、収音信号用の周波数分析部102、二次元類似度計算部203の処理フロー(ステップS101、S102、S203)は、第1実施形態と同じである。以下では、適応フィルタ301の処理フロー(ステップS301)について説明する。
再生信号用の周波数分析部101’は、再生信号x(k)を入力とし、再生信号スペクトルXω,lを出力する(ステップS101’)。収音信号用の周波数分析部102’は、収音信号y(k)を入力とし、収音信号スペクトルYω,lを出力する(ステップS102’)。更新量計算部302は、再生信号スペクトルXω,lとエコー消去信号スペクトルEω,lを入力とし、フィルタ更新量ΔH^ω,lを計算する(ステップS302)。フィルタ更新量ΔH^ω,lの計算方法としては、例えばFLMS(Fast Least-Mean Square)アルゴリズム(Ferrara E.Jr., Widrow B., “Acoustics Speech and Signal Processing”, IEEE Transactions on Signal Processing, vol.29, Issue 3, Jun 1981pp.679-683.)を用いることができる。フィルタ更新量ΔH^ω,lは、前記文献中の式(15)の右辺第2項に相当する。
積算部6’は、フィルタ更新量ΔH^ω,lに類似度係数r’ω,lを積算し、フィルタ積算更新量r’ω,l・ΔH^ω,lを出力する(ステップS6’)。積算部6’によって、ダブルトーク(エコー信号に送話者の信号が混入する状態)雑音などの外乱に起因するエコー消去装置の性能劣化を、抑圧することができる。フィルタ積算更新量は、フィルタ更新量ΔH^ω,lと類似度係数r’ω,lとのその他の積算でも良い。
フィルタ更新部303は、フィルタ積算更新量r’ω,l・ΔH^ω,lを入力とし、フィルタ係数H^ω,lを出力する(ステップS303)。ここで、フィルタ係数H^ω,lは、
H^ω,l=H^ω,l−1+r’ω,l・ΔH^ω,l
により求める。なお、l−1とは、1フレーム前を示す値である。類似度係数r’ω,lは、マイクロホン2でエコー信号のみが収音された場合(受話シングルトークの状態)には、1に近い値となる。また、ダブルトークや雑音が多い場合には、0に近い値となる。このような類似度係数r’ω,lが、フィルタ更新量ΔH^ω,lに積算されることで、適応フィルタの更新量が制御される。
フィルタ計算部304は、再生信号スペクトルXω,lとフィルタ係数H^ω,lを入力とし、擬似エコー信号スペクトルD^ω,lを出力する(ステップS304)。擬似エコー信号スペクトルD^ω,lは、
D^ω,l=H^ω,l・Xω,l
により求める。
加算部7は、収音信号スペクトルYω,lから擬似エコー信号スペクトルD^ω,lを減算し、エコー消去信号スペクトルEω,lを得る(ステップS7)。周波数合成部105’は、各周波数成分ωに対応するエコー消去信号スペクトルEω,lから、時間領域の信号e(k)を再合成して出力する(ステップS105’)。
このような方法により類似度係数を求めるので、時間ベクトルを短時間にした場合にも類似度計算に利用できる特徴量を補うことができる。したがって、時間ベクトルを短時間にしても類似度計算の精度の低下を防ぐことができる。また、エコー消去技術に適用した場合には、エコー経路が頻繁に変化する場合でも、短時間で追従できる。なお、二次元類似度計算部203の代わりに、第2実施形態の二次元類似度計算部203’、第3実施形態の二次元類似度計算部203b、第4実施形態の二次元類似度計算部203b’、第5実施形態の二次元類似度計算部203c、第6実施形態の二次元類似度計算部203c’を用いても良い。
[変形例等]
本発明の類似度計算方法は、エコー消去装置以外に適用しても良い。第1実施形態〜第4実施形態の二次元類似度計算部において、一般に、時間軸方向の所定の範囲−N〜N、かつ、周波数軸方向の所定の範囲−M〜Mの範囲でスペクトルの積の和を計算しても良い。すなわち、例えば、第1実施形態の二次元類似度計算部203の第1の計算手段2031が、N、N、M、Mをそれぞれ自然数とし、式(1)に代えて次式でクロススペクトルの和を計算してもよい。
Figure 0004520970
他の実施形態における二次元類似度計算部においても同様である。
ここで、第1実施形態〜第6実施形態において、M、Mはサンプリング周波数に依存する整数であり、例えば、サンプリング周波数が16kHzの場合、Mは2から10の間の値、Mも2から10の値に設定するとよい。特に、M=5、M=5の付近でMとMを設定するのが望ましい。サンプリング周波数が2倍になれば、MとMの値も2倍にするとよい。一方、N、Nは使用環境における残響時間及び雑音に係る時定数に依存する自然数で、例えば、N=10、N=0とする。残響時間が長い場合には、例えば、N=100、N=0とする。
本発明による類似度計算方法及びエコー消去方法の各ステップをコンピュータで実行可能なプログラムとして記述し、コンピュータでこの発明を実行してもよい。また、そのプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておき、そのプログラムを読み出して実行してもよい。
例えば、図13に示すように、各部がバス50に接続され、メモリ52に類似度計算プログラムが、又は、メモリ53にエコー消去プログラムが、CD−ROM、ハードディスクなどから、あるいは通信回線を介してインストールされてある。CPU51がこの類似度計算プログラム又はエコー消去プログラムを実行することにより、類似度計算方法又はエコー消去方法を実行することができる。記憶部55は、一時的にデータを記憶するためなどに用いられる。
なお、第1実施形態における第1の計算手段2031(図3)、第2実施形態における第1の計算手段2031’(図3)、第3実施形態におけるクロス振幅スペクトル計算手段2031b(図5)、第4実施形態におけるクロススペクトル計算手段2031c(図8)、第5実施形態におけるクロススペクトル計算手段2031c’(図8)は、2つの信号のスペクトルの積の和を求めるという点で共通している。特許請求の範囲及び明細書における積和計算手段は、これらの計算手段を意味する。
従来のエコー消去装置の機能構成例を示す図。 従来のエコー消去装置の処理フローを示す図。 第1実施形態、第2実施形態のエコー消去装置の機能構成例を示す図。 第1実施形態、第2実施形態のエコー消去装置の処理フローを示す図。 第3実施形態、第4実施形態のエコー消去装置の機能構成例を示す図。 第3実施形態、第4実施形態のエコー消去装置の処理フローを示す図。 二次元類似度計算部203bの機能構成例を示す図。 第5実施形態、第6実施形態のエコー消去装置の機能構成例を示す図。 第5実施形態、第6実施形態のエコー消去装置の処理フローを示す図。 本発明の二次元類似度計算部と適応フィルタとを用いたエコー消去装置の機能構成例を示す図。 適応フィルタの機能構成例を示す図。 第7実施形態のエコー消去装置の処理フローを示す図。 本発明による類似度計算プログラム及びエコー消去方法がコンピュータにより実行される場合の構成例を示す図。

Claims (16)

  1. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算装置であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算手段と
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算手段と
    前記積和計算手段の出力と前記パワースペクトル計算手段の出力から類似度係数を求める類似度係数計算手段とを備え、
    前記積和計算手段は、周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求めるクロススペクトル計算手段であり、
    ω,lとYω,lそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数とするときに、
    前記クロススペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求め、
    前記パワースペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算手段は、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算装置。
  2. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算装置であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算手段と
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算手段と
    前記積和計算手段の出力と前記パワースペクトル計算手段の出力から類似度係数を求める類似度係数計算手段とを備え、
    前記積和計算手段は、周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの振幅の積の和を求めるクロス振幅スペクトル計算手段であり、
    ω,lとYω,lそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数とするときに、
    前記クロス振幅スペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルの振幅の積の和を求め、
    前記パワースペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算手段は、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算装置。
  3. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算装置であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算手段と
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算手段と
    前記積和計算手段の出力と前記パワースペクトル計算手段の出力から類似度係数を求める類似度係数計算手段とを備え、
    前記積和計算手段は、前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの時間軸方向の所定の範囲における和の絶対値を求め、その絶対値について周波数軸方向の所定の範囲における和を求めるクロススペクトル計算手段であり、
    ω,lとYω,lそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数とするときに、
    前記クロススペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求め、
    前記パワースペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算手段は、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算装置。
  4. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算装置であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算手段と
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算手段と
    前記積和計算手段の出力と前記パワースペクトル計算手段の出力から類似度係数を求める類似度係数計算手段とを備え、
    前記積和計算手段は、周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求めるクロススペクトル計算手段であり、
    ω,lとYω,lそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数、Wm,nを重みとするときに、
    前記クロススペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求め、
    前記パワースペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算手段は、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算装置。
  5. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算装置であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算手段と
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算手段と
    前記積和計算手段の出力と前記パワースペクトル計算手段の出力から類似度係数を求める類似度係数計算手段とを備え、
    前記積和計算手段は、周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの振幅の積の和を求めるクロス振幅スペクトル計算手段であり、
    ω,lとYω,lをそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数、Wm,nを重みとするときに、
    前記クロス振幅スペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルの振幅の積の和を求め、
    前記パワースペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算手段は、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算装置。
  6. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算装置であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算手段と
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算手段と
    前記積和計算手段の出力と前記パワースペクトル計算手段の出力から類似度係数を求める類似度係数計算手段とを備え、
    前記積和計算手段は、前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの時間軸方向の所定の範囲における和の絶対値を求め、その絶対値について周波数軸方向の所定の範囲における和を求めるクロススペクトル計算手段であり、
    ω,lとYω,lそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数、Wm,nを重みとするときに、
    前記クロススペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求め、
    前記パワースペクトル計算手段は、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算手段は、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算装置。
  7. 再生信号を周波数分析して再生信号スペクトルを得る第1の周波数分析部と、
    収音信号を周波数分析して収音信号スペクトルを得る第2の周波数分析部と、
    前記再生信号スペクトルと前記収音信号スペクトルとの類似度係数を計算する請求項1からのいずれかに記載の類似度計算装置と、
    前記類似度係数を前記収音信号スペクトルから、ゲイン係数を求めるゲイン計算部と、
    前記ゲイン係数を前記収音信号スペクトルに積算し、エコー消去スペクトルを得る積算部と、
    前記エコー消去スペクトルから時間領域の信号を得る周波数合成部
    を備えるエコー消去装置。
  8. 再生信号を周波数分析して再生信号スペクトルを得る第1の周波数分析部と、
    収音信号を周波数分析して収音信号スペクトルを得る第2の周波数分析部と、
    前記再生信号スペクトルと前記収音信号スペクトルとの類似度係数を計算する請求項1からのいずれかに記載の類似度計算装置と、
    前記再生信号、前記収音信号および前記類似度係数を用いて、前記収音信号中の前記再生信号の成分を消去した出力信号を得る適応フィルタ部
    を備えるエコー消去装置。
  9. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算方法であって、
    各前記各信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算ステップと
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算ステップと
    前記積和計算ステップの出力と前記パワースペクトル計算ステップの出力から類似度係数を求める類似度係数計算ステップを有し、
    前記積和計算ステップは、周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求めるクロススペクトル計算ステップであり、
    ω,lとYω,lそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数とするときに、
    前記クロススペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求め、
    前記パワースペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算ステップは、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算方法。
  10. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算方法であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算ステップと
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算ステップと
    前記積和計算ステップの出力と前記パワースペクトル計算ステップの出力から類似度係数を求める類似度係数計算ステップを有し、
    前記積和計算ステップは、周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの振幅の積の和を求めるクロス振幅スペクトル計算ステップであり、
    ω,lとYω,lをそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数とするときに、
    前記クロス振幅スペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルの振幅の積の和を求め、
    前記パワースペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算ステップは、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算方法。
  11. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算方法であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算ステップと
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算ステップと
    前記積和計算ステップの出力と前記パワースペクトル計算ステップの出力から類似度係数を求める類似度係数計算ステップを有し、
    前記積和計算ステップは、前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの時間軸方向の所定の範囲における和の絶対値を求め、その絶対値について周波数軸方向の所定の範囲における和を求めるクロススペクトル計算ステップであり、
    ω,lとYω,lそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数とするときに、
    前記クロススペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求め、
    前記パワースペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算ステップは、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算方法。
  12. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算方法であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算ステップと
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算ステップと
    前記積和計算ステップの出力と前記パワースペクトル計算ステップの出力から類似度係数を求める類似度係数計算ステップを有し、
    前記積和計算ステップは、周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求めるクロススペクトル計算ステップであり、
    ω,lとYω,lをそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数、Wm,nを重みとするときに、
    前記クロススペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求め、
    前記パワースペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算ステップは、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算方法。
  13. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算方法であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算ステップと
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算ステップと
    前記積和計算ステップの出力と前記パワースペクトル計算ステップの出力から類似度係数を求める類似度係数計算ステップを有し、
    前記積和計算ステップは、周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの振幅の積の和を求めるクロス振幅スペクトル計算ステップであり、
    ω,lとYω,lそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数、Wm,nを重みとするときに、
    前記クロス振幅スペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルの振幅の積の和を求め、
    前記パワースペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算ステップは、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算方法。
  14. 2つの信号スペクトル間の類似度を求める類似度計算方法であって、
    各前記信号スペクトルは、所定のサンプル数(以下、「フレーム」という。)、所定の周波数間隔(以下、「周波数値」という。)ごとに分析されたスペクトルであり、
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、前記2つの信号スペクトルの積の和を求める積和計算ステップと
    周波数軸方向の所定の範囲内かつ時間軸方向の所定の範囲内で、各前記信号スペクトルの振幅の二乗の和を求めるパワースペクトル計算ステップと
    前記積和計算ステップの出力と前記パワースペクトル計算ステップの出力から類似度係数を求める類似度係数計算ステップを有し、
    前記積和計算ステップは、前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの時間軸方向の所定の範囲における和の絶対値を求め、その絶対値について周波数軸方向の所定の範囲における和を求めるクロススペクトル計算ステップであり、
    ω,lとYω,lそれぞれl番目のフレームのω番目の周波数値に対する前記2つの信号スペクトル、N、N、M、Mを自然数、Wm,nを重みとするときに、
    前記クロススペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    を用いて前記2つの信号スペクトルのクロススペクトルの和を求め、
    前記パワースペクトル計算ステップは、
    Figure 0004520970
    また
    Figure 0004520970
    を用いて各前記信号スペクトルの積の和を求め、
    前記類似度係数計算ステップは、類似度係数r’ω,l
    Figure 0004520970
    により求める
    ことを特徴とする類似度計算方法。
  15. 再生信号を周波数分析して再生信号スペクトルを得る第1の周波数分析ステップと、
    収音信号を周波数分析して収音信号スペクトルを得る第2の周波数分析ステップと、
    前記再生信号スペクトルと前記収音信号スペクトルとの類似度係数を計算する請求項から14のいずれかに記載の類似度計算方法と、
    前記類似度係数を前記収音信号スペクトルから、ゲイン係数を求めるゲイン計算ステップと、
    前記ゲイン係数を前記収音信号スペクトルに積算し、エコー消去スペクトルを得る積算ステップと、
    前記エコー消去スペクトルから時間領域の信号を得る周波数合成ステップ
    を有するエコー消去方法。
  16. 再生信号を周波数分析して再生信号スペクトルを得る第1の周波数分析ステップと、
    収音信号を周波数分析して収音信号スペクトルを得る第2の周波数分析ステップと、
    前記再生信号スペクトルと前記収音信号スペクトルとの類似度係数を計算する請求項から14のいずれかに記載の類似度計算方法と、
    前記再生信号、前記収音信号および前記類似度係数を用いて、前記収音信号中の前記再生信号の成分を消去した出力信号を得る適応フィルタステップ
    を有するエコー消去方法。
JP2006305023A 2005-11-21 2006-11-10 類似度計算装置、エコー消去装置、類似度計算方法、エコー消去方法 Active JP4520970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006305023A JP4520970B2 (ja) 2005-11-21 2006-11-10 類似度計算装置、エコー消去装置、類似度計算方法、エコー消去方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005336244 2005-11-21
JP2006040411 2006-02-17
JP2006305023A JP4520970B2 (ja) 2005-11-21 2006-11-10 類似度計算装置、エコー消去装置、類似度計算方法、エコー消去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007251917A JP2007251917A (ja) 2007-09-27
JP4520970B2 true JP4520970B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=38595688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006305023A Active JP4520970B2 (ja) 2005-11-21 2006-11-10 類似度計算装置、エコー消去装置、類似度計算方法、エコー消去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4520970B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5044594B2 (ja) * 2009-03-19 2012-10-10 日本電信電話株式会社 多チャネルエコー消去装置とその方法、そのプログラム
US11215535B2 (en) * 2019-11-14 2022-01-04 Hitachi, Ltd. Predictive maintenance for robotic arms using vibration measurements

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001134287A (ja) * 1999-11-10 2001-05-18 Mitsubishi Electric Corp 雑音抑圧装置
JP2003188776A (ja) * 2001-12-21 2003-07-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音響エコー消去方法、装置及び音響エコー消去プログラム
JP2003309493A (ja) * 2002-04-17 2003-10-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 反響低減方法、反響低減装置、反響低減プログラム
JP2005107448A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 雑音低減処理方法、この方法を実施する装置、プログラム、記録媒体
JP2005292812A (ja) * 2004-03-09 2005-10-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声雑音判別方法および装置、雑音低減方法および装置、音声雑音判別プログラム、雑音低減プログラム、およびプログラムの記録媒体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001134287A (ja) * 1999-11-10 2001-05-18 Mitsubishi Electric Corp 雑音抑圧装置
JP2003188776A (ja) * 2001-12-21 2003-07-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音響エコー消去方法、装置及び音響エコー消去プログラム
JP2003309493A (ja) * 2002-04-17 2003-10-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 反響低減方法、反響低減装置、反響低減プログラム
JP2005107448A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 雑音低減処理方法、この方法を実施する装置、プログラム、記録媒体
JP2005292812A (ja) * 2004-03-09 2005-10-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声雑音判別方法および装置、雑音低減方法および装置、音声雑音判別プログラム、雑音低減プログラム、およびプログラムの記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007251917A (ja) 2007-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101168002B1 (ko) 잡음 신호 처리 방법 및 상기 방법을 구현하기 위한 장치
JP5528538B2 (ja) 雑音抑圧装置
JP5075042B2 (ja) エコー消去装置、エコー消去方法、そのプログラム、記録媒体
AU2002331235B2 (en) Sound processing system including forward filter that exhibits arbitrary directivity and gradient response in single wave sound environment
US20160086618A1 (en) A method and apparatus for suppression of unwanted audio signals
JP5087024B2 (ja) エコー消去装置とその方法と、プログラム
JP5422054B2 (ja) 時間領域・周波数領域統合反響消去装置及び方法
JP2009188724A (ja) エコー抑圧ゲイン推定方法とそれを用いたエコー消去装置と、装置プログラムと記録媒体
CN111988708A (zh) 一种基于单麦克风的啸叫抑制方法及装置
JP4520970B2 (ja) 類似度計算装置、エコー消去装置、類似度計算方法、エコー消去方法
JP5443547B2 (ja) 信号処理装置
JP5769671B2 (ja) エコー抑圧ゲイン推定方法とそれを用いたエコー消去装置とプログラム
JP5466581B2 (ja) 反響消去方法、反響消去装置及び反響消去プログラム
JP5889224B2 (ja) エコー抑圧ゲイン推定方法とそれを用いたエコー消去装置とプログラム
JP2003250193A (ja) 反響消去方法、この方法を実施する装置、プログラムおよびその記録媒体
JP2005514668A (ja) スペクトル出力比依存のプロセッサを有する音声向上システム
JP2014021307A (ja) 音声信号復元装置および音声信号復元方法
JP5769670B2 (ja) エコー抑圧ゲイン推定方法とそれを用いたエコー消去装置とプログラム
JP5769672B2 (ja) エコー抑圧ゲイン推定方法とそれを用いたエコー消去装置とプログラム
JP6182862B2 (ja) 信号処理装置、信号処理方法、及び信号処理プログラム
JP3310225B2 (ja) 雑音レベル時間変動率計算方法及び装置と雑音低減方法及び装置
JP4456594B2 (ja) 音響結合量算出装置、音響結合量算出装置を用いたエコー消去装置及びボイススイッチ装置、通話状態判定装置、これらの方法、これらのプログラム及びその記録媒体
JP5526053B2 (ja) 反響消去方法とその装置とプログラム
JP3917116B2 (ja) 反響消去装置、方法、及び反響消去プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体
JP5925149B2 (ja) 音響結合量推定装置、エコー消去装置、その方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4520970

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350