JP4519678B2 - 電子透かし検出方法及び装置、電子透かし埋め込み方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば記録媒体を介して提供されるディジタル動画像信号の不正な複製を防止するのに有効な電子透かし検出装置及び方法、電子透かし埋め込み装置及び方法に関する。
ディジタルVTR、あるいはDVD(ディジタルバーサタイルディスク)のようなディジタル画像データを記録及び再生する装置の普及により、これらの装置で再生が可能な数多くのディジタル動画像が提供されるようになってきている。またインターネット、放送衛星、通信衛星等を介したディジタルテレビ放送を通じて様々なディジタル動画像が流通し、ユーザは高品質のディジタル動画像を利用することが可能となりつつある。
ディジタル動画像は、ディジタル信号レベルで簡易に高品質の複製を作成することが可能であり、何らかの複製禁止あるいは複製制御を施さない場合には、無制限に複製されるおそれがある。従って、ディジタル動画像の不正な複製(コピー)を防止し、あるいは正規ユーザによる複製の世代数を制御するために、ディジタル動画像に複製制御のための情報を付加し、この付加情報を用いて不正な複製を防止し、複製を制限する方法が考えられている。
このようにディジタル動画像に別の付加情報を重畳する技術として、電子透かし(digital watermarking)が知られている。電子透かしは、ディジタルデータ化された音声、音楽、動画、静止画等のコンテンツに対して、コンテンツの著作権者や利用者の識別情報、著作権者の権利情報、コンテンツの利用条件、その利用時に必要な秘密情報、あるいは複製制御情報などの情報(これらを透かし情報と呼ぶ)を知覚が容易ではない状態となるように埋め込み、後に必要に応じて透かし情報をコンテンツから検出することによって利用制御、複製制御を含む著作権保護を行ったり、二次利用の促進を行ったりするための技術である。
電子透かしの一つの方式として、スペクトラム拡散技術を応用した方式が知られている。この方式では、以下の手順により透かし情報をディジタル動画像に埋め込む。
[ステップE1]画像信号に擬似ランダム:pseudorandom noise(PN)系列を乗積してスペクトラム拡散を行う。
[ステップE2]スペクトル拡散後の画像信号を周波数変換(例えば、DCT変換)する。
[ステップE3]特定の周波数成分の値を変更することで透かし情報を埋め込む。
[ステップE4]逆周波数変換(例えば、IDCT変換)を施す。
[ステップE5]スペクトル逆拡散を施す(ステップE1と同じPN系列を乗積する)。
一方、こうして透かし情報が埋め込まれたディジタル動画像からの透かし情報の検出は、以下の手順により行う。
[ステップD1]画像信号にPN系列(ステップE1と同じPN系列)を乗積してスペクトル拡散を行う。
[ステップD2]スペクトル拡散後の画像信号を周波数変換(例えばDCT変換)する。
[ステップD3]特定の周波数成分の値に着目し、埋め込まれた透かし情報を抽出する。
一方、特許文献1及び2には、入力画像信号から特定周波数成分の信号を抽出し、この特定周波数成分信号について透かし情報に応じた振幅制御または位相制御を施して入力画像信号に重畳することで透かし情報の埋め込みを行い、透かし情報の検出時は入力画像信号から抽出される特定周波数成分の信号について振幅制御または位相制御を施した後、入力画像信号との相関値を算出して透かし情報を検出する技術が提案されている。
特開2002−325233公報(請求項2、図7参照) 特開2002−218404公報(請求項1、図1参照)
不正利用の防止を目的として電子透かしを適用する場合、ディジタル著作物に対して通常に施されると想定される各種の操作や意図的な攻撃によって、透かし情報が消失したり改竄されたりしないような性質(ロバスト性)を持つ必要がある。透かし情報を埋め込んだディジタル画像に対して透かし情報を検出できなくする典型的な攻撃としては、画像の切り出しやスケーリング(拡大/縮小)等が考えられる。
このような攻撃を受けたディジタル画像が入力された場合、従来の技術では、まず透かし情報の検出時に埋め込み時のステップE1で用いたPN系列を推定する処理を行って、PN系列の同期を回復した後、ステップD1〜D3の処理を行って、埋め込まれた透かし情報を抽出する。しかしながら、画像信号だけからPN系列の同期を回復するには、複数のPN系列候補で処理を試みて、正しく検出できた候補をPN系列として採用するという探索を行う必要がある。このために、演算量や回路規模が増加するという問題がある。
さらに、攻撃を受けたディジタル画像では透かし情報が弱まっているため、画像の切り出しやスケーリングの攻撃が行われたことを検知して、それらに対応した検出を行っても透かし情報が検出できなくなる場合がある。
本発明は、入力画像信号の位相制御や振幅制御を用いて透かし情報の埋め込みと検出を行う方式をさらに改良して、画像の切り出しやスケーリングのような攻撃によって弱まった透かし情報をより正確に検出する電子透かし埋め込み方法と装置及び電子透かし検出方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によると、入力画像信号の少なくとも特定周波数成分に対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成し、前記スケーリング画像信号に対し前記透かし情報による位相及び振幅の少なくとも一方の制御を施して制御画像信号を生成し、前記入力画像信号と前記制御画像信号とを合成して透かし情報が埋め込まれた出力画像信号を生成する。
本発明の第2の観点によると、透かし情報が埋め込まれた入力画像信号及び該入力画像信号を一定期間にわたり累積して得られる第1累積信号のいずれかに対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成し、前記入力画像信号と前記スケーリング画像信号との相関演算を行って相関演算信号を生成し、前記相関演算信号及び該相関演算信号を一定期間わたり累積して得られる第2累積信号のいずれかに出現するピークに基づいて前記透かし情報を推定する。
本発明の第3の観点によると、透かし情報が埋め込まれた入力画像信号について自己相関演算を行って相関演算信号を生成し、前記相関演算信号に対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成し、スケーリング画像信号及び該スケーリング画像信号を一定期間にわたり累積して得られる累積信号のいずれかに出現するピークに基づいて前記透かし情報を推定する。
本発明の第4の観点によると、透かし情報が埋め込まれた入力画像信号及び該入力画像信号を一定期間にわたり累積して得られる第1累積信号のいずれかに対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成し、前記入力画像信号と前記第1累積信号のいずれか及び前記スケーリング画像信号に対し直交変換を施して第1直交変換像信号及び第2直交変換画像信号を生成し、前記第1直交変換像信号と第2直交変換像信号とを合成して合成信号を生成し、前記合成信号に対し直交変換または逆直交変換を施して変換合成信号を生成し、前記変換合成信号及び該変換合成信号を一定期間にわたり累積して得られる第2累積信号のいずれかに出現するピークに基づいて前記透かし情報を推定する。
本発明の第5の観点によると、透かし情報が埋め込まれた入力画像信号及び該入力画像信号を一定期間にわたり累積して得られる第1累積信号のいずれかに対し直交変換を施して直交変換像信号を生成し、前記直交変換像信号に対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成し、前記直交変換像信号と前記スケーリング画像信号とを合成して合成信号を生成し、前記合成信号に対し直交変換または逆直交変換を施して変換合成信号を生成し、前記変換合成信号及び該変換合成信号を一定期間にわたり累積して得られる第2累積信号のいずれかに出現するピークに基づいて前記透かし情報を推定する。
本発明によれば、入力画像信号に対するスケーリングと透かし情報による位相及び振幅の少なくとも一方の制御を組み合わせて電子透かしの埋め込みを行い、電子透かし検出時は入力画像信号に対し電子透かし埋め込み時と同様のスケーリングを施した後、入力画像信号との相関演算を行って、相関演算信号に出現するピークに基づいて透かし情報を推定することにより、画像の切り出しやスケーリングなどの攻撃に対して透かし情報をより正確に検出することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置を示している。図1において、透かし情報が埋め込みされるべき対象の入力画像信号101として、例えばディジタル化された動画像または静止画の画像信号が入力される。入力画像信号101は輝度信号及び色差信号の両方を含んでいてもよいし、輝度信号のみであってもよい。入力画像信号101は3分岐され、拡大/縮小器11と特徴量抽出器12及び透かし情報重畳器14に入力される。
拡大/縮小器11は、例えば周波数領域のディジタルフィルタであり、入力動画像信号101に対して特定のスケーリング率のスケーリング(拡大または縮小処理)を施す。以下では、拡大/縮小器11によって生成される画像信号をスケーリング画像信号という。拡大/縮小器11により生成されるスケーリング画像信号は、位相・振幅制御器13の信号入力端子に入力される。
一方、入力画像信号101に埋め込むべきディジタル情報である透かし情報102は、位相・振幅制御器13の制御入力端子に与えられる。位相・振幅制御器13は、拡大/縮小器11からのスケーリング画像信号に対し透かし情報102に従って予め定められた位相制御及び振幅制御を施して制御画像信号を生成する。例えば、位相・振幅制御器13は透かし情報102が“0”の場合は位相制御及び振幅制御を行わず、透かし情報102が“1”のとき予め定められた固有の位相制御量の位相制御及び予め定められた固有の振幅制御量の振幅制御を行う
特徴量抽出器12では、入力画像信号101の特徴量、例えば画像の複雑度(アクティビィティ)が抽出される。抽出された特徴量を示す情報は、位相・振幅制御器13に入力される。位相・振幅制御器13では、抽出された特徴量に応じてスケーリング画像信号に対する位相制御量や振幅制御量が制御される。具体的には、特徴量がアクティビィティの場合、アクティビィティが大きいほど位相・振幅制御器13での位相制御や振幅制御の制御係数が大きく設定される。なお、特徴抽出器12は必須ではなく、省略してもよい。
位相・振幅制御器13によって位相制御と振幅制御を受けた制御画像信号は、透かし情報重畳器14に埋め込み信号として供給され、入力画像信号101に重畳される。位相・振幅制御13は、例えばディジタル加算器によって実現される。
このように拡大/縮小器11によって生成されたスケーリング画像信号は、位相・振幅制御器13によって電子透かし埋め込み装置に固有の位相制御及び振幅制御を受ける。この際、位相制御量及び振幅制御量の一方または両方は、透かし情報102によって決定される。従って、透かし情報重畳器14においては実質的に透かし情報102が入力画像信号101に埋め込まれることになる。なお、位相・振幅制御器13ではスケーリング画像信号のアクティビィティに応じて埋め込み信号を制御しても構わない。
拡大/縮小器11及び位相・振幅制御器13は、複数チャネル分のスケーリング画像信号及び制御画像信号をそれぞれ生成してもよく、その場合は複数チャネルの埋め込み信号が透かし情報重畳器14において入力画像信号101に重畳される。また、電子透かし埋め込み装置に透かし検出機能を持たせ、検出した透かし情報の信号強度に応じて埋め込み信号の強度を調整する方法も考えられる。さらに、電子透かし埋め込み装置に電子透かし埋め込み後の画質劣化を検出する機能を持たせ、検出した画質劣化度に応じて埋め込み信号の強度を調整する方法も考えられる。
こうして透かし情報102が埋め込まれた画像信号(以下、埋め込み済み画像信号という)103は、例えばDVDシステムのようなディジタル画像記録再生装置によって記録媒体に記録され、あるいはインターネット、放送衛星、通信衛星等の伝送媒体を介して伝送される。
次に、図2に示すフローチャートを用いて本実施形態に係る電子透かし埋め込みの手順について説明する。
まず、透かし情報102が埋め込みされるべき入力画像信号101に対して、拡大/縮小器11及び特徴量抽出器12により拡大/縮小処理及び特徴量抽出を行う(ステップS111及びS112)。ステップS111では、入力動画像信号101に対して特定のスケーリング率の拡大/縮小処理、例えば倍率0.5倍の縮小処理を行ってスケーリング画像信号を生成する。ステップS112では、入力画像信号101の特徴量、例えば画像のアクティビィティを抽出する。
ステップS111で生成されたスケーリング画像信号に対して、位相・振幅制御器13により予め定められた固有の位相制御量の位相制御、固有の振幅制御量の振幅制御の少なくとも一方の制御を行う(ステップS113)。位相制御は具体的には単一または複数のディジタル位相シフタによって実現され、位相制御量はディジタル位相シフタの位相シフト量である。図3は位相シフトの様子を示す図であり、この例では図3(a)に示すスケーリング画像信号が図3(b)に示すように波形を保って単純に位相シフトされている。振幅制御は具体的には単一または複数の排他的論理和回路やディジタル乗算器によって実現される。この場合、振幅制御量は入力されるスケーリング画像信号に乗じられる係数(制御係数)である。
ステップS113においては、ステップS111で入力された特徴量に応じてスケーリング画像信号の位相制御量や振幅制御量を制御する。具体的には、特徴量がアクティビィティの場合、アクティビィティが大きいほど制御係数を大きく設定する。さらに、入力画像信号101に埋め込むべきディジタル情報である透かし情報102に従って位相制御量や振幅制御量を制御する。
ステップS114によって位相制御及び振幅制御を受けた画像信号を透かし情報重畳器14により埋め込み信号として入力画像信号101に重畳する。これによって透かし情報102が入力画像信号101に埋め込まれ、埋め込み済み画像信号103が生成される(ステップS114)。生成された埋め込み済み画像信号103は記録されるか、あるいは伝送される。
次に、第1の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置によって透かし情報102が埋め込まれ、例えばDVDシステムのようなディジタル画像記録再生装置によって記録媒体に記録された埋め込み済み画像信号103、あるいはインターネット、放送衛星、通信衛星等の伝送媒体を介して伝送された埋め込み済み画像信号103から、埋め込まれている透かし情報102を検出する電子透かし検出装置の幾つかの実施形態について説明する。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る電子透かし検出装置を示している。図4の電子透かし検出装置には、図1に示した電子透かし埋め込み装置によって生成された埋め込み済み画像信号103が記録媒体あるいは伝送媒体を介して入力画像信号201として与えられる。入力画像信号201は、まず拡大/縮小器21によりスケーリング(拡大または縮小処理)が施される。拡大/縮小器21は、図1の電子透かし埋め込み装置で用いられている拡大/縮小器11と同じスケーリング率で拡大または縮小処理を行ってスケーリング画像信号を生成する。
入力画像信号201と拡大/縮小器21によって生成されるスケーリング画像信号は、相関演算器22に入力される。相関演算器22は相互相関や位相限定相関:phase only correlation(POC)といった相関演算を行って相関演算信号を生成する。ここで、拡大/縮小や相関演算が線形の処理であれば、拡大/縮小器21と相関演算器22の配置順序を入れ替え、相関演算器22の後に拡大/縮小器21を配置しても構わない。相関演算信号は推定器23に入力される。推定器23では、入力画像信号201に埋め込まれている透かし情報を推定して、透かし情報検出信号202を出力する。推定器23の処理については、後に詳しく説明する。
次に、図5に示すフローチャートを用いて本実施形態に係る電子透かし検出の手順について説明する。
記録媒体または伝送媒体を介して入力される埋め込み済み画像信号である入力画像信号201に対して、まず拡大/縮小器21により拡大または縮小処理を施し、スケーリング画像信号を生成する(ステップS221)。
次に、スケーリング画像信号に対して、相関演算器22により相互相関、自己相関、あるいは位相限定相関といった相関演算を施し、相関演算信号を生成する(ステップS222)。位相限定相関については、後に詳しく説明する。
次に、推定器23により相関演算信号から透かし情報を推定して、透かし情報検出信号202を得る(ステップS223)。拡大/縮小処理や相関演算処理が線形な処理であれば、拡大/縮小ステップS221と相関演算ステップS222の順序を入れ替えても構わない。
次に、推定器23及びステップS223における透かし情報の推定方法について図6を用いて説明する。入力画像信号201には、透かし情報としてディジタル信号の”1”または”0”が埋め込まれているとする。
まず、入力画像信号を図3に示したと同様に位相シフトさせながら、元の位相シフトさせていない入力画像信号との相関値(相互相関値)を求める。図6は、相関値と位相シフト量との関係を示している。図6に示すように、相関値の変化を見た場合、ある位相シフト量の位置にピークが現れ、このピークの極性が透かし情報を表す。すなわち、入力画像信号201がスケーリング攻撃を受けていると、スケーリング画像信号の持つ位相シフト量が電子透かし埋め込み装置においてスケーリング画像信号に与えられた位相シフト量と異なった値となる。また、スケーリング攻撃によりピークの始点がずれて、全てのピーク位置が一様にシフトすることもある。そこで、本実施形態においては入力画像信号について位相シフトを行いながら、位相シフトを行う前の入力画像信号との相関値のピークを探索することで透かし情報の推定を行い、透かし情報検出信号202を出力する。
さらに具体的に説明すると、推定器23によって位相シフトの始点と位相シフト量を連続的あるいは段階的に制御し、それに伴って生成される相関値のピークを探索し、探索されたピークの極性から透かし情報を推定する。相関値のピークは、入力画像信号201に埋め込まれている透かし情報の値に応じて正・負のいずれかの値をとり、例えば図6の例では正の場合は透かし情報は”1”、負の場合は透かし情報は”0”と判定される。また、例えば高速フーリエ変換:fast Fourier transform(FFT)のような直交変換により相関値のピークのピッチを算出し、算出したピッチから所望の位相シフト量を算出する方法も考えられる。このようにして、スケーリング攻撃を受けた画像に対して、推定器23により透かし情報201を検出することができる。
なお、相関演算器22と推定器23との間に累積器を挿入し、スケーリング画像信号を一定期間にわたり累積して得られる累積信号から透かし情報の推定を行ってもよい。
このように本実施形態によると、入力画像と埋め込み信号(透かし情報)を分離するように電子透かし埋め込み装置と電子透かし検出装置を調整して累積することで、入力画像信号201に対してロバストな相関結果が算出され、入力画像信号201に対してロバストで高い電子透かし検出率を実現することが可能となる。
(第3の実施形態)
図7に示される本発明の第3の実施形態に係る電子透かし検出装置には、図1の電子透かし埋め込み装置によって生成された埋め込み済み画像信号103が記録媒体あるいは伝送媒体を介して入力画像信号201として与えられる。入力画像信号201は自己相関器24に入力され、ここで自己相関演算が行われることによって自己相関演算信号が生成される。自己相関演算信号に対して、拡大/縮小器21により拡大または縮小処理が施される。
拡大/縮小器21は、図1の電子透かし埋め込み装置で用いられた拡大/縮小器11と同じスケーリング率で拡大または縮小処理を行って、スケーリング画像信号を生成する。ここで、拡大/縮小処理や自己相関演算処理が線形の処理であれば、拡大/縮小器21と自己相関器24の配置順序を入れ替え、自己相関器24の後に拡大/縮小器21を配置しても構わない。スケーリング画像信号は推定器23に入力され、埋め込まれている透かし情報が推定されることにより、透かし情報201が検出される。推定器23の処理は第2の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、図8に示すフローチャートを用いて本実施形態に係る電子透かし検出の手順について説明する。
記録媒体または伝送媒体を介して入力される埋め込み済み画像信号である入力画像信号201に対して、まず自己相関器24により自己相関演算を施し、自己相関演算信号を生成する(ステップS224)。次に、拡大/縮小器21により自己相関演算信号に対して拡大または縮小処理を施し、スケーリング画像信号を生成する(ステップS221)。最後に、推定器23によりスケーリング画像信号から透かし情報を推定する(ステップS223)。自己相関演算処理や拡大/縮小処理が線形な処理であれば、自己相関演算ステップS224と拡大/縮小ステップS221の順序を入れ替えても構わない。本実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効果が得られることは明らかである。
なお、拡大/縮小器21と推定器23との間に累積器を挿入し、スケーリング画像信号を一定期間にわたり累積して得られる累積信号から透かし情報の推定を行ってもよい。
(第4の実施形態)
図9に示される本発明の第4の実施形態に係る電子透かし検出装置には、図1の電子透かし埋め込み装置によって生成された埋め込み済み画像信号103が記録媒体あるいは伝送媒体を介して入力画像信号201として与えられる。入力画像信号201には透かし情報として、ディジタル信号の”1”または”0”が埋め込まれているとする。入力画像信号201は、まず拡大/縮小器21によりスケーリングすなわち拡大または縮小処理が施される。拡大/縮小器21は、図1の電子透かし埋め込み装置で用いられている拡大/縮小器11と同じスケーリング率で拡大または縮小処理を行ってスケーリング画像信号を生成する。
入力画像信号201と拡大/縮小器21によって生成されるスケーリング画像信号が第1直交変換器25に入力され、第1直交変換、例えばFFTが施されることにより、スケーリング画像信号の直交変換像信号と入力画像信号201の直交変換像信号が得られる。スケーリング画像信号の直交変換像信号と入力画像信号201の直交変換像信号は合成器26に入力され、ここで複素合成がなされる。複素合成後の信号に対して、第2直交変換器27により第2直交変換が施される。
なお、合成器26の出力段に振幅圧縮器を備え、複素合成後の信号に対して振幅圧縮処理を施してから第2直交変換器27により第2直交変換を行ってもよい。振幅圧縮の手法としては、振幅を1に固定、振幅の指数対数値を利用するといった方法が考えられる。
第2直交変換後の信号は推定器23に与えられる。推定器23は、第2の実施形態と同様に入力画像信号を図3に示したと同様に位相シフトさせながら、元の位相シフトさせていない信号との相関値(相互相関値)を求め、該相関値から透かし情報を推定して透かし情報検出信号202を出力する。すなわち、相関値の変化を見た場合、ある位相シフト量の位置にピークが現れ、このピークの極性が透かし情報を表す。また、FFTなどにより相関値のピークのピッチを算出し、算出したピッチから所望の位相シフト量を算出する方法も考えられる。このようにして、スケーリングなどの攻撃を受けた画像に対しても、推定器23により透かし情報を推定して透かし情報検出信号202を得ることができる。
次に、図10に示すフローチャートを用いて本実施形態に係る電子透かし検出の手順について説明する。
記録媒体または伝送媒体を介して入力される透かし情報の埋め込み済み画像信号である入力画像信号201に対して、まず拡大/縮小器21により拡大または縮小処理を施し、スケーリング画像信号を生成する(ステップS221)。次に、入力画像信号201及びスケーリング画像信号に対して、第1直交変換器25によってFFTなどの第1直交変換を施す(ステップS225)。次に、第1直交変換後の入力画像信号及びスケーリング画像信号、すなわち二つの直交変換像信号を合成器26により複素合成する(ステップS226)。
次に、複素合成後の信号に対して、第2直交変換器27により第2直交変換を行う(ステップS227)。第2直交変換は第1直交変換と同じ変換か、または第1直交変換の逆変換であり、例えば第1直交変換としてFFTを行う場合には、第2直交変換としてはFFTまたは逆FFTを行う。
次に、推定器23により第2直交変換後の信号(位相限定相関値)から透かし情報の推定を行い、透かし情報検出信号202を出力する(ステップS223)。推定ステップS223では、位相限定相関値を位相シフトしながらピークを探索することによって透かし情報を推定する。位相限定相関値の変化を見た場合、ある位相シフト量の位置にピークが現れ、このピークの極性が透かし情報を表す。
<位相限定相関について>
第1直交変換器25、合成器26及び第2直交変換器27(ステップS225,S226及びS227)による相関演算の手法は、位相限定相関と呼ばれる。図11を用いて説明すると、位相限定相関とは元になる画像(登録画像)信号203と照合すべき入力画像信号201との相関(類似性)を算出する手法である。まず、ディジタル信号化された登録画像信号203をフーリエ変換により数学的に処理することで、振幅情報203A(濃淡データ)と位相情報203B(像の輪郭データ)に分解する。ディジタル信号化された入力画像信号201についても同様に、フーリエ変換により数学的に処理することで、振幅情報201A(濃淡データ)と位相情報201B(像の輪郭データ)に分解する。
次に、分解した登録画像信号203の位相情報203Bに対して振幅圧縮を行う。これは登録画像信号203の位相情報203Bを入力画像信号201の位相情報201Bと照合するためである。言い換えれば、登録画像信号203及び入力画像信号201のうち形状情報が含まれない振幅情報は使わずに、位相情報のみを用いて相関を画像処理するためである。振幅圧縮の手法としては、例えば振幅を1に固定する。同様に、分解した入力画像信号201の位相情報201Bについても振幅圧縮を行う。
最後に、登録画像信号203と入力画像信号201の各々の位相情報203B及び201Bを合成して合成画像信号204を作成し、この合成画像信号204に対して逆フーリエ変換を行うことで相関画像信号205を得る。このような位相限定相関は、振幅情報を用いた従来の2次元相関法や特徴抽出法とは全く異なり、外乱に強く、大きな誤りが無いという特徴を持っている。
<直交変換における演算量について>
次に、第1直交変換の演算量について、第1直交変換にFFTを用いた場合を例にとり説明する。入力画像信号201の画像がN行×M列の場合を想定すると、FFT(この場合、2次元FFT)の演算量は以下の数式で表される。
Figure 0004519678
ここで、本実施形態では3つの直交変換(2つの画像の第1直交変換・第2直交変換)を用いるために、以下の演算量が必要となる。
Figure 0004519678
このように本実施形態では、埋め込み済み画像信号である入力画像信号201からスケーリング画像信号を生成し、入力画像信号201とスケーリング画像信号との位相に限定した相関値を第1直交変換器25、合成器26及び第2直交変換器27により求めて透かし情報を推定する。この場合、位相を変化させながら相関演算を行うことで、相関値のピークが探索できるので、スケーリングなどの攻撃を受けた埋め込み済み画像信号からも容易に透かし情報の検出が可能となる。
(第5の実施形態)
図12に示される本発明の第5の実施形態に係る電子透かし検出装置では、図9に示した第3の実施形の電子透かし検出装置における拡大/縮小器21及び第1直交変換器25の位置を入れ替え、入力画像信号201に対して第1直交変換器25により第1直交変換を施してから、拡大/縮小器21により拡大または縮小処理を行う。合成器26では第3の実施形態と同様に、スケーリング画像信号の直交変換像信号と入力画像信号201の直交変換像信号について複素合成を行う。合成器26の出力段に振幅圧縮器を備え、複素合成後の信号に対して振幅圧縮処理を施してから第2直交変換器27により第2直交変換を行ってもよいことは、第4の実施形態と同様である。
図13は、本実施形態における電子透かし検出の手順を示すフローチャートであり、図10に比較して第1直交変換ステップS225と拡大/縮小ステップS221の順序が入れ替わっているのみであるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態によると、埋め込み済み画像信号である入力画像信号201に直交変換を施してからスケーリング画像信号を生成し、このスケーリング画像信号と埋め込み済み画像信号の直交変換像信号との位相限定相関を行い、位相限定相関値から透かし情報を推定して検出する。拡大/縮小処理、直交変換処理は線形処理であるから、このように順序の入れ替えを行っても処理結果は変更されず、演算量の少ない処理順序を用いることで、演算量を減らすことが可能となる。
(第6の実施形態)
図14に示される本発明の第6の実施形態に係る電子透かし検出装置によると、入力画像信号201はまず第1累積器28により所定の累積期間にわたり累積され、第1累積信号が生成される。第1累積器28は第1の累積信号を出力するとリセットされ、再び次の累積を行う。
第1累積器28からの第1累積信号は、拡大/縮小器21により拡大/縮小されることによりスケーリング画像信号が生成される。拡大/縮小器21は、図1に示した電子透かし埋め込み装置で用いられている拡大/縮小器11と同様のスケーリングを行うディジタルフィルタ(スケーリング率は埋め込み時と同率)である。第1累積信号と拡大/縮小器21によって生成されたスケーリング画像信号は、第1直交変換器25によりFFTなどの第1直交変換が施され、合成器26により複素合成される。すなわち、入力画像信号201の直交変換像信号とスケーリング画像信号の直交変換像信号について複素合成が行われる。
複素合成後の信号に対して、第2直交変換器27により第2直交変換が行われる。第2直交変換は第1直交変換と同じ変換か、または第1直交変換の逆変換であり、例えば第1直交変換としてFFTを行う場合には、第2直交変換としてはFFTまたは逆FFTを行う。なお、合成器26の出力段に振幅圧縮器を備え、複素合成後の信号に対して振幅圧縮処理を施してから第2直交変換器27により第2直交変換を行ってもよいことは、第4の実施形態と同様である。第2直交変換後のデータから推定器23によって透かし情報が推定され、透かし情報検出信号202が出力される。
次に、図15に示すフローチャートを用いて本実施形態に係る電子透かし検出の手順について説明する。
まず、埋め込み済み画像信号である入力画像信号201を第1累積器28によって累積する(ステップS228)。ステップS228では、例えば数ライン、1フィールド、数フィールド、1フレームあるいは数フレームなどの、画像の特性が大きく変化しない短い期間にわたって入力画像信号201を累積して第1累積信号を出力する。
次に、第1累積ステップS228で得られる第1累積信号に対して、拡大/縮小器21により拡大/縮小処理を行う(ステップS221)。
次に、第1累積信号及び拡大/縮小後のスケーリング画像信号に対して、第1直交変換器25によりFFTなどの第1直交変換を行う(ステップS225)。
次に、直交変換処理後の信号を合成器26により複素合成する(ステップS226)。ここでは、拡大/縮小後の信号の直交変換像信号と入力画像信号201の直交変換像信号について複素合成を行う。
次に、複素合成後の信号に対して、第2直交変換器27により第2直交変換を行う(ステップS227)。第2直交変換は第1直交変換と同じ変換か、または第1直交変換の逆変換であり、例えば第1直交変換としてFFTを行う場合には、第2直交変換としてはFFTまたは逆FFTを行う。
次に、第2直交変換後のデータについて推定器23により相関値のピークを位相シフトしながら探索することにより、透かし情報を推定して検出する(ステップS223)。相関値の変化を見た場合、ある位相シフト量の位置にピークが現れ、このピークの極性が透かし情報を表す。
このように本実施形態によると、入力画像信号201を累積することにより、例えば入力画像信号201と透かし情報の埋め込み信号を分離することができるように、図1の電子透かし埋め込み装置と電子透かし検出装置を調整することで、入力画像信号201に対してロバストな相関結果が算出され、入力画像信号201に対してロバストで高い電子透かし検出率を実現することが可能となる。
<第1累積器28について>
ここで、図16を用いて第1累積器28における入力画像信号201の累積手法の例を説明する。図16に示されるように、入力画像信号201は透かし情報が埋め込まれている埋め込み有り画像211、埋め込まれていない埋め込み無し画像212の両成分を含むものとすると、第1累積器28は入力画像信号201の累積時に埋め込み有り画像211の成分と埋め込み無し画像212の成分との差分をとることにより、埋め込み成分のみからなる埋め込み画像信号213を算出する。この埋め込み画像信号213を入力として本実施形態の手法を用いることにより、入力画像信号201にロバストな相関結果が算出され、入力画像信号201にロバストで高い検出率を実現することが可能となる。
次に、図19〜図21を用いて第1累積器28の累積パターンについて説明する。第1累積器28の累積パターンとしては、例えば図19に示したように全てのフィールド(もしくはフレーム)で加算する場合、図20あるいは図21に示したようにフィールド毎(もしくはフレーム毎)に加算と減算を織り交ぜて行うことで周期的に加減算を行う方法などが考えられる。これらの累積パターンは、電子透かし埋め込み側での透かし情報の埋め込みパターンと関連して、入力画像信号に対する透かし情報の相関が大きくなるように決定される。
なお、第6の実施形態を変形した例として、例えば図4の拡大/縮小器11の前段、図7の自己相関器24または拡大/縮小器11の前段、あるいは図9の拡大/縮小器11の前段に第1累積器28を追加してもよい。
(第7の実施形態)
図17に示される本発明の第7の実施形態に係る電子透かし装置によると、入力画像信号201は、まず拡大/縮小器21によりスケーリングすなわち拡大または縮小処理が施される。拡大/縮小器21は、図1の電子透かし埋め込み装置で用いられている拡大/縮小器11と同じスケーリング率で拡大または縮小処理を行ってスケーリング画像信号を生成する。
入力画像信号201と拡大/縮小器21によって生成されるスケーリング画像信号が第1直交変換器25に入力され、第1直交変換、例えばFFTが施されることにより、スケーリング画像信号の直交変換像信号と入力画像信号201の直交変換像信号が得られる。スケーリング画像信号の直交変換像信号と入力画像信号201の直交変換像信号は合成器26に入力され、ここで複素合成がなされる。
複素合成後の信号に対して、第2直交変換器27により第2直交変換が施される。第2直交変換は第1直交変換と同じ変換か、または第1直交変換の逆変換であり、例えば第1直交変換としてFFTを行う場合には、第2直交変換としてはFFTまたは逆FFTを行う。なお、合成器26の出力段に振幅圧縮器を備え、複素合成後の信号に対して振幅圧縮処理を施してから第2直交変換器27により第2直交変換を行ってもよいことは、第4の実施形態と同様である。
第2直交変換後の信号は、第2累積器29の入力に与えられる。第2累積器29は、ある累積期間にわたって入力信号を累積して第2の累積信号を出力する。累積期間は、例えば15秒、30秒、あるいは1分のように選ばれる。第2累積器29は累積期間にわたり累積して第2累積信号を出力すると、リセットされる。
第2累積信号は、透かし情報の推定器23の入力に与えられる。推定器23は、第2累積信号を位相シフトさせながら元の位相シフトさせていない第2累積信号との相関値(相互相関値)を求め、この相関値のピークを探索することによって透かし情報を推定して検出する。相関値の変化を見た場合、ある位相シフト量の位置にピークが現れ、このピークの極性が透かし情報を表す。また、FFTなどにより相関値ピークのピッチを算出して、算出されたピッチから所望の位相シフト量を算出する方法も考えられる。このように入力画像信号201がスケーリングなどの攻撃を受けている場合においても、推定器23により透かし情報を検出して透かし情報検出信号202を得ることができる。
このように本実施形態によると、相関信号を累積することにより入力画像信号201に対してロバストな相関結果が算出されると考えられ、累積期間を長期間化することで入力画像信号201にロバストで高い電子透かし検出率を実現することが可能となる。
<第2累積器29について>
第2累積器29の累積パターンとしては、例えば図19に示したように全てのフィールド(もしくはフレーム)で加算する場合、図20あるいは図21に示したようにフィールド毎(もしくはフレーム毎)に加算と減算を織り交ぜて行うことで周期的に加減算を行う方法などが考えられる。これらの累積パターンは、電子透かし埋め込み側での透かし情報の埋め込みパターンと関連して、入力画像信号に対する透かし情報の相関が大きくなるように決定される。
次に、図18に示すフローチャートを用いて本実施形態に係る不正コピー防止方法の手順について説明する。
記録媒体または伝送媒体を介して入力される埋め込み済み画像信号である入力画像信号201に対して、まず拡大/縮小器21により拡大または縮小処理を施し、スケーリング画像信号を生成する(ステップS221)。次に、入力画像信号201及びスケーリング画像信号に対して、第1直交変換器25によってFFTなどの第1直交変換を施す(ステップS225)。次に、第1直交変換後の入力画像信号及びスケーリング画像信号、すなわち二つの直交変換像信号を合成器26により複素合成する(ステップS226)。
次に、複素合成後の信号に対して、第2直交変換器27により第2直交変換を行う(ステップS227)。第2直交変換は第1直交変換と同じ変換か、または第1直交変換の逆変換であり、例えば第1直交変換としてFFTを行う場合には、第2直交変換としてはFFTまたは逆FFTを行う。
次に、第2直交変換後の信号に対して第2累積器29により、図15中の第1累積ステップS228と同じ累積期間にわたって、入力画像信号201を累積して第2累積信号を出力する(ステップS229)。第2累積ステップS229は累積期間にわたり累積を行って第2累積信号を出力すると、リセットされる。
次に、推定器23により第2累積信号から透かし情報の推定を行い、透かし情報検出信号202を出力する(ステップS223)。推定ステップS223では、第2累積信号を位相シフトさせながら元の位相シフトさせていない第2累積信号との相関値を求め、この相関値のピークを探索することによって透かし情報を推定して検出する。相関値の変化を見た場合、ある位相シフト量の位置にピークが現れ、このピークの極性が透かし情報を表す。
第2累積信号は推定ステップS35の入力に与えられる。透かし情報の推定ステップS35は、相関値のピークを位相シフトしながら探索することによって透かし情報を推定して検出する。相関値の変化を見た場合、ある位相シフト量の位置にピークが現れ、このピークの極性が透かし情報を表す。
(第8の実施形態)
図22は、本発明の第8の実施形態に係る電子透かし検出装置であり、図17に示した第7の実施形態に係る電子透かし検出装置に対して、第1直交変換器27の出力と第2累積器29の入力との間に正規化器30が追加されている。図23は、本実施形態における電子透かし検出の手順を示すフローチャートであり、第7の実施形態に係る図18に示したフローチャートに対して、第1直交変換ステップ227と第2累積ステップS229との間に正規化ステップS230が追加されている。
このように本実施形態によると、第1直交変換後の信号を正規化してから累積することにより、入力画像信号201に対してロバストな相関結果が算出され、累積期間を長期間化することで入力画像信号201にロバストで高い電子透かし検出率を実現することが可能となる。
(第9の実施形態)
図24は、本発明の第9の実施形態に係る電子透かし検出装置である。図24の電子透かし検出装置には、図1の電子透かし検出装置と同様に、図1に示した電子透かし埋め込み装置によって生成された埋め込み済み画像信号103が記録媒体あるいは伝送媒体を介して入力画像信号201として与えられる。
本実施形態では、図9に示した第3の実施形態に係る電子透かし検出装置の入力段に分割器31が追加されている。分割器31は、入力画像信号201を少なくとも2つに分割して、少なくとも2つの分割画像信号を生成する。分割画像信号は以後、第3の実施形態と同様に拡大/縮小器21、第1直交変換器25、合成器26、第2直交変換器27及び推定器23により処理され、透かし情報が検出される。
図25は、本実施形態における電子透かし検出の手順を示すフローチャートであり、第3の実施形態に係る電子透かし検出の手順を示した図10のフローチャートに対して分割ステップS231が追加されている。
本実施形態によると、入力画像信号201を分割して透かし情報の検出処理を行うことにより、第1直交変換器25や第2直交変換器27での2次元直交変換などの処理量を削減し、もって位相限定相関のための演算量を削減することが可能となる。
分割器31及びステップS231では、入力画像信号201を画像のn行単位(nは1以上の整数)あるいはm列単位(mは1以上の整数)で分割する方法が考えられる。入力画像信号201をn行単位に分割する場合、分割数は最大で画像の行数分であり、n=1行単位に分割して1次元の処理(1次元位相限定相関)を行数分累積する場合なども考えられる。同様に、入力画像信号201をm列単位に分割する場合、分割数は最大で画像の列数分であり、m=1列毎に分割して1次元の処理(1次元位相限定相関)を列数分累積する場合なども考えられる。
<位相限定相関について>
第4の実施形態で説明したように、第1直交変換器25、合成器26及び第2直交変換器27(ステップS225,S226及びS227)による相関演算が位相限定相関であり、入力画像信号201を分割した際の位相限定相関手法の流れは図26に示される。ここでは、入力画像信号201を2つに分割した場合について述べる。
まず、入力画像信号201を2つの分割画像信号2011,2012に分割し、それぞれの分割画像信号2011,2012に対して位相限定相関処理を行う。元になる登録画像信号2031と照合すべき入力画像信号2011の相関(類似性)を算出するために、ディジタル信号化された登録画像信号2031,2032をフーリエ変換により数学的に処理することで、振幅情報2031A,2032A(濃淡データ)と位相情報2031B,2032B(像の輪郭データ)に分解する。ディジタル信号化された分割画像信号2011,2012についても同様に、フーリエ変換により数学的に処理することで、振幅情報2011A,2012A(濃淡データ)と位相情報2011B,2012B(像の輪郭データ)に分解する。
次に、分解した登録画像信号2031,2032の位相情報2031B,2032Bに対して振幅圧縮を行う。これは登録画像信号2031,2032の位相情報2031B,2032Bを分割画像信号2011,2012の位相情報2011B,2012Bと照合するためである。言い換えれば、形状情報が含まれない振幅情報は使わずに、位相情報のみを用いて相関を画像処理するためである。振幅圧縮の手法としては、例えば振幅を1に固定する。同様に、分解した分割画像信号2011,2012の位相情報2011B,2012Bについても振幅圧縮を行う。
次に、登録画像信号2031と分割画像信号2011の各々の位相情報2031B及び2011Bを合成して合成画像信号2041を作成し、この合成画像信号2041に対して逆フーリエ変換を行うことで相関画像信号2051を得る。同様に、登録画像信号2032と分割画像信号2012の各々の位相情報2032B及び2012Bを合成して合成画像信号2042を作成し、この合成画像信号2042に対して逆フーリエ変換を行うことで相関画像信号2052を得る。このような位相限定相関は、振幅情報を用いた従来の2次元相関法や特徴抽出法とは全く異なり、外乱に強く、大きな誤りが無いという特徴を持っている。
<直交変換における演算量について>
次に、第1直交変換にFFTを用いた場合を例にとり、第1直交変換における演算量について説明する。入力画像信号201がN行×M列であり、N行をn行ずつk個に分割した場合の演算量は、以下の通りである。
Figure 0004519678
ここで、一例としてN=128,M=512とし、入力画像信号201をN個に分割して1次元の処理を行数分行ったとすると(k=128,n=1)、演算量は以下のようになる。
Figure 0004519678
比較のため、このような分割を行わない場合(n=128,k=1)、演算量は以下のようになる。
Figure 0004519678
このように入力画像信号201を複数に分割して処理を行うことで、演算量を削減することができ、また分割数を多くするほど演算量の削減効果は大きくなる。
なお、
(第10の実施形態)
図27は、本発明の第10の実施形態に係る電子透かし検出装置であり、図14に示した第6の実施形態に係る電子透かし検出装置の入力段に分割器31が追加されている。分割器31は、第9の実施形態と同様に入力画像信号201を少なくとも2つに分割して、少なくとも2つの分割画像信号を生成する。分割画像信号は以後、第6の実施形態と同様に第1累積器28、拡大/縮小器21、第1直交変換器25、合成器26、第2直交変換器27及び推定器23により処理され、透かし情報が検出される。
図28は、本実施形態における電子透かし検出の手順を示すフローチャートであり、第6の実施形態に係る電子透かし検出の手順を示した図15のフローチャートに対して分割ステップS231が追加されている。
ここで、第1直交変換器25及び第2直交変換器27による直交変換を2次元画像信号に対して2次元FFTのような2次元の処理を行う場合、分割器31によって2次元画像を1行毎に分割し、1次元FFTのような1次元の処理を行数分行って累積する方法が考えられる。
このように本実施形態によると、入力画像信号201を複数に分割して処理を行うことで、第9の実施形態と同様に位相限定相関の演算量を削減できる。
(第11の実施形態)
図29は、本発明の第10の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置を示している。図1に示した第1の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置との相違点のみ説明すると、本実施形態では透かし情報が埋め込みされるべき入力画像信号101が特徴量抽出器12及び透かし情報重畳器14に加えて特定周波数成分抽出器15にも入力され、特定周波数成分抽出器15の出力信号が拡大/縮小器11に入力される。
特定周波数抽出器113は、周波数領域のディジタルフィルタ、例えば所定のカットオフ周波数を有するハイパスフィルタ、あるいは所定の通過域中心周波数を有するバンドパスフィルタによって構成され、入力動画像信号101から特定の周波数成分、例えば比較的高い周波数成分を抽出する。特定周波数抽出器113から出力される特定周波数成分の信号は、拡大/縮小器11に入力されて拡大/縮小される。以降の動作は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図30は、本実施形態における電子透かし埋め込み手順を示すフローチャートであり、図2に比較して特定周波数成分抽出ステップS115が追加されているのみであるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、特定周波数成分の抽出を拡大/縮小の前に行ったが、これら処理はいずれも線形処理であるので、特定周波数成分の抽出と拡大/縮小の処理の順番を逆に、すなわち特定周波数成分の抽出を拡大/縮小の後に行っても構わない。
(第12の実施形態)
次に、第11の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置によって透かし情報102が埋め込まれ、例えばDVDシステムのようなディジタル画像記録再生装置によって記録媒体に記録された埋め込み済み画像信号103、あるいはインターネット、放送衛星、通信衛星等の伝送媒体を介して伝送された埋め込み済み画像信号103から、埋め込まれている透かし情報102を検出する電子透かし検出装置の実施形態について説明する。
図31は、本発明の第12の実施形態に係る電子透かし検出装置であり、図9に示した第4の実施形態に係る電子透かし検出装置に抽出器32が追加されている。すなわち、図31の電子透かし検出装置には、図31に示した電子透かし埋め込み装置によって生成された埋め込み済み画像信号103が記録媒体あるいは伝送媒体を介して入力画像信号201として与えられ、入力画像信号201から抽出器32によりある特定周波数成分のみが抽出される。
抽出器32は、図31の電子透かし埋め込み装置で用いられている特定周波数抽出器15と同じ周波数領域のディジタルフィルタ、例えば所定のカットオフ周波数を有するHPF、あるいは所定の通過域中心周波数を有するBPFであり、入力動画像信号201から特定の周波数成分、例えば比較的高い周波数成分の信号を抽出する。抽出器31により抽出された特定周波数成分の信号は拡大/縮小器21により拡大/縮小される。拡大/縮小器21以降の構成は図9と同一であるため、説明を省略する。
図32は、本実施形態における電子透かし検出の手順を示すフローチャートであり、第4の実施形態に係る電子透かし検出の手順を示した図10のフローチャートに対して抽出ステップS232が追加されているのみであるため、詳細な説明は省略する。
第11及び第12の実施形態で説明したように、入力画像信号の特定周波数成分について拡大/縮小器による拡大または縮小処理を行い、その後の処理を行うようにしても第1及び第3の実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態では、特定周波数成分の抽出を拡大/縮小の前に行ったが、これら処理はいずれも線形処理であるので、特定周波数成分の抽出と拡大/縮小の処理の順番を逆に、すなわち特定周波数成分の抽出を拡大/縮小の後に行っても構わない。
また、本実施形態では位相限定相関を用いる手法について説明を行ったが、相互相関といった他の相関に関しても同様の手順で、ある特定周波数成分の抽出を用いた電子透かしの埋込・検出が可能である。
次に、第2〜第10の実施形態及び第12の実施形態で用いる透かし情報の推定器23の具体例について幾つか説明する。
(透かし情報推定器の具体例1)
図33に示す例の推定器23は、閾値設定器41、透かし検出器42及び透かし判定器43を有する。閾値設定器41は、前段の第2累積器29から累積期間の情報を取得し、累積期間に応じて図34に示すように透かし情報の検出判定の閾値を変化させて透かし判定器43に与える。一方、透かし検出器42は前段の第2累積器29からの累積信号を入力して透かし情報の検出を行い、透かし情報と透かしレベル(累積信号のピーク振幅の絶対値)を透かし判定器43に出力する。
透かし判定器43は、閾値設定器41から与えられる閾値によって透かし検出器42から与えられるレベルを判定する。すなわち、透かし判定器43は透かしレベルが閾値以上であれば透かし情報が検出されたと判断し、透かし検出器42から入力される透かし情報を出力する。一方、透かしレベルが閾値未満であれば透かし判定器43は透かし情報が埋め込まれていないと判断し、「透かし無し」という情報を出力する。閾値は、基本的には累積期間が長くなるほど閾値が低くなるように設定されるが、逆でもよい。透かし判定器43の判定は、予め定められた間隔(例えば15秒、30秒、1分など)毎に、その期間に応じた閾値で行ってもよいし、累積しながらその都度連続的に変化する閾値で行ってもよい。
このように本実施形態では、累積期間を長くしたときに透かし情報の検出のための判定閾値を下げることで、透かし情報を検出できる確率が高くなるので、透かし情報検出に要する演算量や回路規模を増やすことなく、検出性能を向上させることが可能となる。
(透かし情報推定器の具体例2)
次に、図35に示す例の推定器23は、透かし検出方法の異なる少なくとも二つの透かし検出器51A,51Bと、透かし判定器53を有する。透かし検出器51A,51Bは、それぞれが独立に透かし情報の検出を行う。透かし判定器42は、透かし検出器51A,51Bのそれぞれの検出結果が一致しているかの判定を行う。
透かし検出器51Aは、第2累積器29により累積した信号を入力し、第1の検出方法を用いて透かし情報の検出を行って透かし判定器53に出力する。透かし検出器51Bも同様に、第2の検出方法を用いて透かし情報を検出して透かし判定器53に出力する。透かし判定器53は、二つの透かし検出器51A,51Bからの透かし情報が一致しているか否かの比較を行い、一致していれば電子透かしが検出されたと判断し、透かし情報をそのまま出力する。一方、一致していなければ電子透かしが埋め込まれていないと判断し、「透かし無し」という情報を出力する。
例えば、透かし検出器51Aにより第1の検出方法で“A”が検出され、透かし検出器51Bにより第2の検出方法でも“A”が検出された場合、二つの検出結果が一致しているので最終的に“A”という透かし情報が検出される。一方、第1の検出方法で”B”が検出され、第2の検出方法では”C”が検出された場合、二つの検出結果が異なるので最終的な透かし情報の推定ができず、電子透かしが埋め込まれていないと判断する。検出方法が3つ以上の場合にも、本実施形態と同様の考えを適用できる。
このように本実施形態では、複数の検出方法での透かし情報の検出結果を比較することで、透かしの情報の正確な検出ができ、誤検出の確率を下げることが可能となる。
(電子透かし検出時の入力画像の間引きについて)
次に、図36を用いて電子透かし検出装置における入力画像の間引きの具体例について説明する。図36の例では、入力画像信号201に対して例えば1列おき(斜線部)に間引きを行い、間引画像信号206を後段の新たな入力画像信号とする。このように入力画像信号201を間引きすることにより、算出される相関値の精度は低下すると考えられるが、電子透かしの検出には十分であり、効果的に演算量が削減できる。この例では1列毎に間引いた例であるが、1行毎に間引く場合、数列毎に間引く場合、数行毎に間引く場合など様々な間引き方法が考えられる。
上述した本発明の各実施形態に基づく電子透かし埋め込み処理及び電子透かし検出処理は、コンピュータを用いてソフトウェアにより実行することもできる。すなわち、本発明によると、上述した電子透かし埋め込み処理及び電子透かし検出処理をコンピュータに行わせるプログラムを提供することもできる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明は、ディジタルVTR、または、DVDのようなディジタル画像データを記録及び再生する装置に好適である。
本発明の第1の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置のブロック図 第1の実施形態における電子透かし埋め込み手順を示すフローチャート 第1の実施形態における位相・振幅制御器での位相シフトについて説明する図 本発明の第2の実施形態に係る電子透かし検出装置のブロック図 第2の実施形態における電子透かし検出手順を示すフローチャート 第2の実施形態における相関値のピーク探索と透かし情報検出例を示す図 本発明の第3の実施形態に係る電子透かし検出装置のブロック図 第3の実施形態における電子透かし検出手順を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態に係る電子透かし検出装置のブロック図 第4の実施形態における電子透かし検出手順を示すフローチャート 第4の実施形態における位相限定相関について説明するための図 本発明の第5の実施形態に係る電子透かし検出装置のブロック図 第5の実施形態における電子透かし検出手順を示すフローチャート 本発明の第6の実施形態に係る電子透かし検出装置のブロック図 第6の実施形態における電子透かし検出手順を示すフローチャート 第6の実施形態における入力画像の累積について説明する図 本発明の第7の実施形態に係る電子透かし検出装置のブロック図 第7の実施形態における電子透かし検出手順を示すフローチャート 第7の実施形態における第2累積器での累積パターンの第1の例を示す図 第7の実施形態における第2累積器での累積パターンの第2の例を示す図 第7の実施形態における第2累積器での累積パターンの第3の例を示す図 本発明の第8の実施形態に係る電子透かし検出装置のブロック図 第8の実施形態における電子透かし検出手順を示すフローチャート 本発明の第9の実施形態における電子透かし検出装置のブロック図 第9の実施形態における電子透かし検出手順を示すフローチャート 第9の実施形態における入力画像の分割について説明する図 本発明の第10の実施形態に係る電子透かし検出装置のブロック図 第10の実施形態における電子透かし検出手順を示すフローチャート 本発明の第11の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置のブロック図 第11の実施形態における電子透かし埋め込み手順を示すフローチャート 本発明の第12の実施形態に係る電子透かし検出装置のブロック図 第12の実施形態における電子透かし検出手順を示すフローチャート 第12の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置における推定器の第1の具体例を示すブロック図 図33中の閾値設定器により設定される閾値が累積期間に応じて変化する様子を示す図 第12の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置における推定器の第2の具体例を示すブロック図 入力画像の間引きの概念を説明するための図
符号の説明
11…拡大/縮小器;
12…特徴量抽出器;
13…位相・振幅制御器;
14…透かし情報重畳器;
15…特定周波数成分抽出器;
21…拡大/縮小器;
22…相関演算器;
23…推定器;
24…自己相関器;
25…第1直交変換器;
26…合成器;
27…第1直交変換器;
28…第1累積器;
29…第2累積器;
30…正規化器;
31…分割器;
32…抽出器;
41…閾値設定器;
42…透かし検出器;
43…透かし判定器;
51A…透かし検出器;
51B…透かし検出器;
53…透かし判定器。

Claims (17)

  1. 入力画像信号に透かし情報を埋め込んで出力画像信号を生成する電子透かし埋め込み方法において、
    前記入力画像信号の少なくとも特定周波数成分に対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成するスケーリングステップと、
    前記スケーリング画像信号に対し前記透かし情報による位相の制御を施して制御画像信号を生成する制御ステップと、
    前記入力画像信号と前記制御画像信号とを合成して前記出力画像信号を生成する合成ステップとを具備する電子透かし埋め込み方法。
  2. 入力画像信号に透かし情報を埋め込んで出力画像信号を生成する電子透かし埋め込み装置において、
    前記入力画像信号の少なくとも特定周波数成分に対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成するスケーリング手段と、
    前記スケーリング画像信号に対し前記透かし情報による位相の制御を施して制御画像信号を生成する制御手段と、
    前記入力画像信号と前記制御画像信号とを合成して前記出力画像信号を生成する合成手段とを具備する電子透かし埋め込み装置。
  3. 入力画像信号に透かし情報を埋め込んで出力画像信号を生成する電子透かし埋め込み処理をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
    前記入力画像信号の少なくとも特定周波数成分に対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成するスケーリング処理と、
    前記スケーリング画像信号に対し前記透かし情報による位相の制御を施して制御画像信号を生成する制御処理と、
    前記入力画像信号と前記制御画像信号とを合成して前記出力画像信号を生成する合成処理とを含む電子透かし埋め込み処理を前記コンピュータに行わせるプログラム。
  4. 透かし情報が埋め込まれた入力画像信号から前記透かし情報を検出する電子透かし検出方法において、
    前記入力画像信号及び該入力画像信号を一定期間にわたり累積して得られる第1累積信号のいずれかに対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成するスケーリングステップと、
    前記入力画像信号と前記スケーリング画像信号との相関演算を行って相関演算信号を得る相関演算ステップと、
    前記相関演算信号及び該相関演算信号を一定期間にわたり累積して得られる第2累積信号のいずれかに出現するピークに基づいて前記透かし情報を推定する推定ステップとを具備する電子透かし検出方法。
  5. 透かし情報が埋め込まれた入力画像信号から前記透かし情報を検出する電子透かし検出方法において、
    前記入力画像信号及び該入力画像信号を一定期間にわたり累積して得られる第1累積信号のいずれかに対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成するスケーリングステップと、
    前記入力画像信号及び前記第1累積信号のいずれかと前記スケーリング画像信号との位相限定相関値を求めるステップと、
    前記位相限定相関値の信号または該位相限定相関値の信号を一定期間にわたり累積して得られる第2累積信号のいずれかに出現するピークに基づいて前記透かし情報を推定する推定ステップとを具備する電子透かし検出方法。
  6. 透かし情報が埋め込まれた入力画像信号から前記透かし情報を検出する電子透かし検出装置において、
    前記入力画像信号及び該入力画像信号を一定期間にわたり累積して得られる第1累積信号のいずれかに対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成するスケーリング手段と、
    前記入力画像信号と前記スケーリング画像信号との相関演算を行って相関演算信号を得る相関演算手段と、
    前記相関演算信号及び該相関演算信号を一定期間にわたり累積して得られる第2累積信号のいずれかに出現するピークに基づいて前記透かし情報を推定する推定手段とを具備する電子透かし検出装置。
  7. 前記相関演算手段は、相互相関演算を行う請求項記載の電子透かし検出装置。
  8. 前記相関演算手段は、位相限定相関演算を行う請求項記載の電子透かし検出装置。
  9. 透かし情報が埋め込まれた入力画像信号から前記透かし情報を検出する電子透かし検出装置において、
    前記入力画像信号及び該入力画像信号を一定期間にわたり累積して得られる第1累積信号のいずれかに対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成するスケーリング手段と、
    前記入力画像信号及び前記第1累積信号のいずれかと前記スケーリング画像信号との位相限定相関値を求める手段と、
    前記位相限定相関値の信号または該位相限定相関値の信号を一定期間にわたり累積して得られる第2累積信号のいずれかに出現するピークに基づいて前記透かし情報を推定する推定手段とを具備する電子透かし検出装置。
  10. 前記位相限定相関値の信号を振幅について正規化した後に累積することにより前記第2の累積信号を生成する手段をさらに具備する請求項9に記載の電子透かし検出装置。
  11. 前記入力画像信号を少なくとも2つに分割して分割画像信号を生成する分割手段をさらに具備し、前記スケーリング手段は前記入力画像信号に対し前記分割画像信号毎にスケーリングを施す請求項に記載の電子透かし検出装置。
  12. 前記推定手段は、前記第2累積信号の累積期間に応じて変更される閾値によりレベル判定を行って前記透かし情報を推定する請求項に記載の電子透かし検出装置。
  13. 前記推定手段は、少なくとも第1及び第2の検出方法により前記透かし情報の検出を行い、該第1及び第2の検出方法の各々による検出結果が互いに一致していれば前記透かし情報有りと判定する請求項6乃至9のいずれか1項に記載の電子透かし検出装置。
  14. 前記入力画像信号の画素を間引く間引き手段をさらに具備し、前記スケーリング手段は間引き後の入力画像信号に対しスケーリングを施す請求項に記載の電子透かし検出装置。
  15. 前記スケーリング手段の前段または後段に配置された特定周波数成分を抽出する抽出手段をさらに具備する請求項に記載の電子透かし検出装置。
  16. 透かし情報が埋め込まれた入力画像信号から前記透かし情報を検出する電子透かし検出処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    前記入力画像信号及び該入力画像信号を一定期間にわたり累積して得られる第1累積信号のいずれかに対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成するスケーリング処理と、
    前記入力画像信号と前記スケーリング画像信号との相関演算を行って相関演算信号を得る相関演算処理と、
    前記相関演算信号及び該相関演算信号を一定期間にわたり累積して得られる第2累積信号のいずれかに出現するピークに基づいて前記透かし情報を推定する推定処理とを含む電子透かし検出処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  17. 透かし情報が埋め込まれた入力画像信号から前記透かし情報を検出する電子透かし検出処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    前記入力画像信号及び該入力画像信号を一定期間にわたり累積して得られる第1累積信号のいずれかに対しスケーリングを施してスケーリング画像信号を生成するスケーリング処理と、
    前記入力画像信号及び前記第1累積信号のいずれかと前記スケーリング画像信号との位相限定相関値を求める処理と、
    前記位相限定相関値の信号または該位相限定相関値の信号を一定期間にわたり累積して得られる第2累積信号のいずれかに出現するピークに基づいて前記透かし情報を推定する推定処理とを含む電子透かし検出処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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