JP4519287B2 - 航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備 - Google Patents

航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高々度領域を飛行可能な航空機に搭載するレシプロエンジンの性能評価試験設備に関し、より詳しくは、既存のレシプロエンジン用試験設備を利用することにより、構造が簡単かつ安価でありながら低圧環境における航空機用レシプロエンジンの性能評価試験を可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機に搭載するエンジンの出力性能は、飛行高度の変化に伴う大気圧および大気温度等の環境条件変化によって大きな影響を受ける。
そこで従来、航空機用エンジンの高々度領域における出力性能を地上で評価するために、実験室の内部全体の大気圧を低下させる等、高々度領域の環境をシミュレートするための試験設備を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実験室の内部全体の大気圧を低下させると建物全体の強化が必要となって巨額な建設費用がかかるため、エンジン開発費が増大して製品単価を高騰させる要因ともなりうる。
【0004】
一方、航空機用ジェットエンジンの性能評価用試験装置が特開昭63−15134号公報や特開平10−19737号公報等に開示されているが、航空機用レシプロエンジンにおいてはジェットエンジンのように高速高温で大流量の排気ガスが発生せず、かつ騒音も過大ではないので、ジェットエンジンに用いるような大規模な試験設備は必要ない。
しかしながら、航空機用レシプロエンジンの低圧環境下における性能評価を行う簡易な試験設備に関してはこれまで提案されていない。
【0005】
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、既存のレシプロエンジン性能評価用試験設備、例えば自動車用レシプロエンジンの性能評価用試験設備を流用することにより、構造が簡単かつ安価でありながら低圧環境下における航空機用レシプロエンジンの性能評価試験を実施できる試験設備を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備は、
エンジンを収容して気密に密閉するチャンバと、
前記チャンバに貫設した排気口を介して前記チャンバ内の空気を強制的に排出する排出手段と、
前記チャンバに貫設した空気取入口の開度を変更する開度変更手段と、
前記チャンバ内の気圧を検出する気圧検出手段と、
前記気圧検出手段の検出結果に基づいて前記開度変更手段を操作し、前記チャンバ内の気圧を制御する気圧制御手段と、
前記チャンバを貫通する動力伝達軸を介して前記エンジンに接続された、前記エンジンが出力する動力の大きさを測定する動力測定手段と、
前記動力伝達軸がその内部を通過するように前記エンジンと前記チャンバとの間に介装されて、前記チャンバの前記動力伝達軸が貫通する部分を気密に保持する気密保持手段と、
前記エンジンが前記動力伝達軸の軸線に対して垂直な方向に変位することは許容するが、前記エンジンが前記動力伝達軸の軸線に沿って前記チャンバから離間する方向に変位することは阻止する、前記エンジンを前記チャンバに接続する接続手段と、を備える。
そして前記エンジンは、前記チャンバ内の空気を吸入するとともに前記チャンバ内に排気ガスを排気する。
【0007】
すなわち、本発明の航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備は、エンジンを収容するチャンバの内部のみを低圧環境とするものであるから、実験室の内部全体を低圧環境とする場合に比較し、極めて小型で構造が簡単である。
また、例えば自動車用レシプロエンジンの性能評価用試験設備にチャンバを追加的に設置するだけで良いから、試験設備全体を極めて安価に製作することができる。
また、チャンバの外部が大気圧に保たれるばかりでなく、エンジンをチャンバ内に密閉してエンジン騒音を低減できるから、作業者が安全にかつ効率良く性能評価試験を行うことができる。
【0008】
一方、本発明の航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備においては、動力伝達軸がその内部を通過するようにエンジンとチャンバとの間に気密保持手段を介装するから、動力伝達軸がチャンバを貫通する部分を気密に保つことができる。なお、気密保持手段として蛇腹円筒状の金属製ベローズを用いることができる。
【0009】
このとき、エンジンが動力伝達軸の軸線に対して垂直な方向に変位することは許容するがエンジンが動力伝達軸の軸線に沿ってチャンバから離間する方向に変位することは阻止する接続手段、をエンジンとチャンバとの間に介装する。
これにより、チャンバ内の圧力を低下させたときに、気密保持手段の内部を介してエンジンが大気圧によって押動され、動力伝達軸の軸線方向に沿ってチャンバから離間する方向に変位することを防止できる。
なお、接続手段として、ボールジョイントを一体に設けたターンバックルを用いることができる。
【0010】
また、エンジン排気管の先端に設けたディフューザから排気口に向かって排気ガスを排出することとすれば、排気口を介して排出されるチャンバ内の空気の流れに乗せて排気ガスを排出できるから、排気ガスが逆流してチャンバ内に充満することを確実に防止することができる。
【0011】
また、チャンバを、エンジンを収納する上方に開口した胴部と、この胴部の開口を開閉する蓋体とに分割すれば、蓋体を取り外すことによってチャンバ内にエンジンを据え付け若しくは取り出す作業を容易に行うことができる。
【0012】
さらに、エンジンに燃料を供給する燃料供給装置、およびエンジンに冷却水を供給する冷却水供給装置を、それぞれチャンバの外部に設ければ、これらの装置を低圧環境に対応しない一般的な装置とすることができ、自動車エンジン用性能評価試験設備のそれをそのまま流用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備の一実施形態を、図1乃至図6を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、エンジンの出力軸が延びる方向を前後方向と、かつ鉛直方向を上下方向と言うとともに、同一の部分には同一の符号を用いてその説明を省略する。
【0014】
図1及び図2に示したように、本実施形態の航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備100は自動車用レシプロエンジンの性能評価試験を行う試験室1の内部に設置されるもので、エンジン10を収納するチャンバ20、燃料供給装置30,冷却水供給装置35,動力計40、排気装置50,チャンバ内圧力制御装置60,試験設備制御盤70等を備えている。
なお、チャンバ20およびチャンバ内圧力制御装置60以外の各装置は、自動車用レシプロエンジンの性能評価試験に用いる装置をそのまま流用している。
【0015】
エンジン10は、高々度領域を飛行する小型航空機に搭載される水平対向エンジンで、図示されない多段過給器(ターボチャージャ)を有するとともに、フレキシブルなエンジンマウントを介してチャンバ20内に据え付けられている。
また、エンジン10は、チャンバ20内の空気を吸入するとともに排気管11を介してチャンバ20内に排気ガスを排出するように設置され、チャンバ20内の気圧を低下させることにより高々度領域を飛行する状態に対応する低圧環境下で運転することができる。
【0016】
チャンバ20は、鋼鈑および型材を組み合わせて堅固に製造したもので、図3に示したように蓋21と胴体22およびベース部23からなる分離構造を有し、試験室1の狭い搬入口からでも搬入できるようになっている。
【0017】
蓋21は、試験室1に備え付けの制限荷重1トン程度の小型クレーンで吊り上げ可能となっている。
胴体22は、従来用いられている円筒状チャンバとは異なり、上方に開口する直方体状に形成されている。これにより、チャンバ20内の空間を有効に利用できるから、チャンバ20を小型化することができる。
また、チャンバ20内にエンジン10を据え付ける作業および取り外す作業を、小型クレーンを用いて上下方向に容易に行うことができるから、従来の円筒状チャンバにおけるそれのように、エンジン10を水平方向に移動させるための特別な装置を一切必要としない。
【0018】
チャンバ20には照明用を兼ねた多数の観察用窓24が設けられ、チャンバ20内のエンジン10の挙動を、チャンバ20の外部からあらゆる方向にわたって観測することができる。
また、蓋21には作業員がチャンバ20内に出入りするためのハッチ25が設けられ、蓋21を取り外すことなくチャンバ20内に入ってエンジン10のメンテナンス作業等を行うことができる。
さらに、チャンバ20の胴体22には、図4に示したように空気取入口26および排気口27がそれぞれ貫設され、空気取入口26からチャンバ20内に取り入れた取入空気Iが、エンジン排気管11から排出される排気ガスとともに排気Eとして排気口27から排出される。
【0019】
エンジン10に燃料を供給する燃料供給装置30は、チャンバ20の外部に設けられ、所要の圧力および流量の燃料を燃料配管31を介してエンジン10に供給する。
同様に、エンジン10に冷却水を供給する冷却水供給装置35も、チャンバ20の外部に設けられ、図示されない熱交換器との間で循環する冷却水を冷却水配管36を介してエンジン10に供給する。
これにより、燃料供給装置30および冷却水供給装置35は、低圧環境に対応しない自動車エンジン用等の一般的で安価な装置を流用することができる。
【0020】
図5に示したように、エンジン10のリヤケース12に軸受13によって回転自在に支持された出力軸14は、動力計(動力測定手段)40から同軸に延びる動力伝達軸41とスプライン嵌合している。
このとき、リヤケース12の後端に固定されたブラケット15と、チャンバ20に貫設された動力取出口28の周囲に固定されたブラケット42との間には、上下一対のターンバックル(接続手段)43が介装され、エンジン10をチャンバ20に接続している。
このターンバックル43は、それぞれ前後一対のボールジョイント43aを有し、エンジン10が動力伝達軸41の軸線に対して垂直な方向、すなわち図5において図示上下方向および図示する紙面に対して垂直な方向に変位することは許容するが、エンジン10が動力伝達軸41の軸線に沿ってチャンバ20から離間する方向(図5において図示左方向)に変位することは阻止する。
これにより、フレキシブルなエンジンマウントを介してチャンバ20内に据え付けられたエンジン10の出力軸14が、動力伝達軸41から脱落することはない。
【0021】
図5に示したように、動力計40の動力伝達軸41は、チャンバ20に貫設した動力取出口28を通ってチャンバ20の外部に延びているため、チャンバ20の内部空間の気密を保つことができない。
また、エンジン10のリヤケース12は、動力取出口28に対して上下左右に揺動する。
そこで、リヤケース12とチャンバ20との間には、蛇腹円筒状で伸縮および湾曲自在なステンレス製のベローズ(気密保持手段)44が介装され、出力軸14と動力伝達軸41とスプライン嵌合する部分の周囲を覆っている。
【0022】
このベローズ44は、図示左側の端部がエンジン10側のブラケット15に気密に装着されたシールリング45に気密に溶接されるとともに、図示右側の端部が動力取出口28の周囲に固定された環状ブラケット46に気密に溶接されている。
これにより、ベローズ44がエンジン10の揺動に追従しつつ気密性を維持するから、チャンバ20内の気圧を低下させても動力取出口28を介して外気がチャンバ20内に流入することはない。
また、チャンバ20内の気圧を低下させると、金属製ベローズ44の内部を介してリヤケース12の後端に作用する大気圧によりエンジン10が出力軸14の軸線に沿って図示左側に押動されるが、エンジン10はターンバックル43によってチャンバ20に接続されているので、ベローズ44が過度に伸縮して破損したり気密漏れが生じたりすることがない。
【0023】
動力伝達軸41を介してエンジン10に接続された動カ計40は、チャンバ20の外部へ設置されている。
これにより動力計40は大気圧下で運転されるから、特に低圧環境に対応した特殊なものではない、自動車エンジンの動力測定に用いる一般的な動力計を流用することができる。
【0024】
排気装置(排出手段)50は、チャンバ20内の空気をエンジン10の排気ガスとともにチャンバ20の外部に排気するもので、図1および図2に示したように、電動モータ51によって常に一定回転数で駆動される排気ポンプ52を有している。
この排気ポンプ52によって吸引されて排気されるチャンバ20内の空気およびエンジン10の排気ガスは、配管53を介して熱交換器54に導入されて冷却される。
この熱交換器54には、配管54a,54bを介して冷却水が供給されており、エンジン10から排出される約510℃の高温の排気ガスを約60℃まで低下させる。
これにより、排気ポンプ52に流入するチャンバ20内の空気および排気ガスは充分に冷却され、排気ポンプ52が所要の性能を発揮可能な体積流量までその体積流量が減少するとともに、排気ポンプ52の構成部品やシール材を損傷させることがない。
そして、排気ポンプ52から排出されたチャンバ20内の空気および排気ガスは、消音器55および配管56を介して試験室1の外部に排出される。
【0025】
なお、図6に示したように、エンジン10の排気管11の末端には、チャンバ20の排気口27に取り付けられたラッパ状部材57の内部に向かって末広がりに開口するディフューザ16が取り付けられている。
これにより、エンジン10から排出される排気ガスを減速させ、チャンバ20内に逆流させることなくスムーズに配管53内に吸引することができる。
【0026】
図2に示したように、チャンバ20の空気取入口26側には、チャンバ内の圧力を制御するチャンバ内圧力制御装置60が設けられている。
このチャンバ内圧力制御装置60は、空気取入口26に装着された電子制御ルブ(開度変更手段)61と、チャンバ20内の圧力を検出する圧力センサ(気圧検出手段)62と、電子制御バルブ61の開度を制御するコントローラ(気圧制御手段)63とを有している。
【0027】
圧力センサ62は、0〜760mmHgの範囲の圧力を測定可能な汎用のアンプ内蔵絶対圧力センサで、0〜760mmHgの圧力に対応して0〜5Vの電圧の検出信号を出力する。
この検出信号がRS−232Cケーブルを介してコントローラ63に入力すると、コントローラ63はチャンバ20内の圧力を算出する。
チャンバ20内の目標圧力は、コントローラ63に接続されたキーボードを用いて設定される。
コントローラ63は、圧力センサ62によって検出されたチャンバ20内の実際の圧力と目標圧力との差分を比較し、比例積分制御(PI制御)によってこの差分が最小となる電子制御バルブ61のバルブ開度を計算し、電子制御バルブ61の作動を制御する。
【0028】
このとき、排気装置50の排気ポンプ52は電動モータ51によって常に一定の回転数に維持されているから、電子制御バルブ61の開度を制御することによりチャンバ20内の圧力を自在に制御することができる。
【0029】
さらに、試験室1に設置された試験設備制御盤70は、制御配線71を介してチャンバ内圧力制御装置60、ガス警報装置72、排気ポンプ制御盤73、消火装置74に接続され、これらの装置の作動を監視しかつ制御する。
【0030】
以上、本発明に係る航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備の一実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においては、チャンバ20に貫設した動力取出口28における気密性を維持するために金属ベローズ44を用いているが、柔軟性およびシール性の両機能を備えるゴムチューブや樹脂チューブ等を用いることもできる。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る航空機用レシプロエンジンの性能評価用試験設備においては、エンジンが動力伝達軸の軸線に対して垂直な方向に変位することは許容するがエンジンが動力伝達軸の軸線に沿ってチャンバから離間する方向に変位することは阻止する接続手段をエンジンとチャンバとの間に介装する。
これにより、チャンバ内の圧力を低下させたときに、気密保持手段の内部を介してエンジンが大気圧によって押動され、動力伝達軸の軸線方向に沿ってチャンバから離間する方向に変位することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態の航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備を示す全体斜視図。
【図2】 図1に示した航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備の全体構造を示すレイアウト図。
【図3】 図1に示したチャンバを分解した状態で示す斜視図。
【図4】 図1に示したチャンバ内に航空機用レシプロエンジンを据え付けた状態を示す要部破断斜視図。
【図5】 図1に示したチャンバ内から排気ガスを取り出す状態を模式的に示す断面図。
【図6】 図2中に示した航空機用レシプロエンジンを動力計に接続する部分を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 試験室
10 航空機用レシプロエンジン
11 排気管
12 リヤケース
13 軸受
14 出力軸
15 ブラケット
16 ディフューザ
20 チャンバ
21 蓋
22 胴体
23 ベース部
24 観察窓
25 ハッチ
26 空気取入口
27 排気口
28 動力取出口
30 燃料供給装置
31 燃料配管
35 冷却水供給装置
36 冷却水配管
40 動力計
41 動力伝達軸
42 ブラケット
43 ターンバックル
44 ベローズ
45 シールリング
46 環状ブラケット
50 排気装置
51 電動モータ
52 排気ポンプ
53 配管
54 熱交換器
55 消音器
56 配管
57 ラッパ状部材
60 チャンバ内圧力制御装置
61 電子制御バルブ
62 圧力センサ
63 コントローラ
70 試験設備制御盤
71 制御配線
72 ガス警報装置
73 排気ポンプ制御盤
74 消火装置
100 本発明に係る一実施形態の航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備

Claims (4)

  1. エンジンを収容して気密に密閉するチャンバと、
    前記チャンバに貫設した排気口を介して前記チャンバ内の空気を強制的に排出する排出手段と、
    前記チャンバに貫設した空気取入口の開度を変更する開度変更手段と、
    前記チャンバ内の気圧を検出する気圧検出手段と、
    前記気圧検出手段の検出結果に基づいて前記開度変更手段を操作し、前記チャンバ内の気圧を制御する気圧制御手段と、
    前記チャンバを貫通する動力伝達軸を介して前記エンジンに接続された、前記エンジンが出力する動力の大きさを測定する動力測定手段と、
    前記動力伝達軸がその内部を通過するように前記エンジンと前記チャンバとの間に介装されて、前記チャンバの前記動力伝達軸が貫通する部分を気密に保持する気密保持手段
    前記エンジンが前記動力伝達軸の軸線に対して垂直な方向に変位することは許容するが、前記エンジンが前記動力伝達軸の軸線に沿って前記チャンバから離間する方向に変位することは阻止する、前記エンジンを前記チャンバに接続する接続手段
    を備え、
    前記エンジンは、前記チャンバ内の空気を吸入するとともに前記チャンバ内に排気ガスを排気することを特徴とする航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備。
  2. 前記排気口に向かって末広がりに開口する、エンジン排気管の先端に取り付けられたディフューザをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備。
  3. 前記チャンバは、前記エンジンをその内部に収納する上方に開口した胴部と、この胴部の前記開口を開閉する蓋体と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備。
  4. 前記エンジンに燃料を供給する燃料供給装置、および前記エンジンに冷却水を供給する冷却水供給装置を、それぞれ前記チャンバの外部に設けたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の航空機用レシプロエンジンの性能評価試験設備。
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