JP4518002B2 - 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム、その制御装置 - Google Patents
電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム、その制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4518002B2 JP4518002B2 JP2005318615A JP2005318615A JP4518002B2 JP 4518002 B2 JP4518002 B2 JP 4518002B2 JP 2005318615 A JP2005318615 A JP 2005318615A JP 2005318615 A JP2005318615 A JP 2005318615A JP 4518002 B2 JP4518002 B2 JP 4518002B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- time constant
- active
- filter
- storage device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 title claims description 56
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 title claims description 56
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 54
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 claims description 30
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 19
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 12
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 9
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 11
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 10
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 6
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 5
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 3
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
上記特許文献1では、フライホイールの制御装置において、有効電力制御ループと速度制御ループを有し、各制御ループのゲインを可変制御する。フライホイールの回転速度(電力貯蔵量に相当)が所定の安定範囲にある時には、有効電力制御ループのゲインを高めることで有効電力を目標値に一致させ、フライホイールの回転速度が所定の安定範囲の上限或いは下限を超える時には、速度制御ループのゲインを高めることでフライホイールのオーバースピード或いは失速を防止し安定運転を実現している。
・電力貯蔵装置の運転許容範囲で安定運転を継続する。
・過大な長周期の電力変動に対しては、立ち上がり(或いは立ち下がり)のみ補償し、徐々に補償量を減少させる。
・微小な長周期電力変動、及び短周期の電力変動に対しては、必要な補償量を確保する。
本発明の課題は、電力貯蔵装置の運転許容範囲の中で、より効率的・効果的な電力変動補償が可能な、電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム、その制御装置等を提供することである。
本発明による第2の電力貯蔵装置を用いた電力安定化システムは、交流電力系統の有効電力変動を抑制する電力安定化システムであって、電力を貯蔵し、前記交流電力系統の電力の吸収または前記交流電力系統に対する電力の放出を行う電力貯蔵装置と、該電力貯蔵装置の貯蔵電力の吸収・放出に伴う電力の入出力を、前記交流電力系統と前記電力貯蔵装置の間で相互に変換する双方向電力変換器と、前記交流電力系統の有効電力変動に応じて該双方向電力変換器の変換動作を制御することにより、前記交流電力系統の有効電力変動を抑制する制御装置とから成り、前記制御装置は、前記交流電力系統の有効電力から、設定されるフィルタ時定数に応じた所定の周波数領域における有効電力変動成分を抽出する有効電力変動成分抽出フィルタと、該有効電力変動成分の大きさに応じた電力変動補償量によって前記双方向電力変換器の変換動作を制御する電力変動補償量調整手段と、前記電力貯蔵装置の電力貯蔵量を検出する電力貯蔵量検出器と、前記有効電力変動成分抽出フィルタの前記フィルタ時定数を設定するフィルタ時定数設定手段とを有し、該フィルタ時定数設定手段は、前記電力貯蔵量を入力し、該電力貯蔵量と予め設定される基準値との差の絶対値の大きさに基づいて、該絶対値が大きいほど前記有効電力変動成分抽出フィルタにおける前記周波数領域が狭くなるように前記フィルタ時定数を設定することで該フィルタにおいてカットする低周波数領域が広くなるようにする。
尚、本発明は、交流電力系統の有効電力変動を抑制する電力安定化システムに関するものであり、以下の説明では、上記自然エネルギーを利用した分散型電源が接続された交流電力系統を例にするが、この例に限らない。本発明の電力安定化システムは、負荷変動やマイクログリッド連系運転時の連系点潮流変動等、交流電力系統の有効電力変動を抑制する目的であれば適用できる。また、以下の説明では、上記自然エネルギーを利用した分散型電源の一例として、風力発電機を例にして説明するが、この例に限らず、例えば太陽光発電等であってもよい。
図示の電力安定化システムは、電力貯蔵装置1、双方向電力変換器2、制御装置10からなり、変圧器3を介して電力系統6に接続する。
双方向電力変換器2は、制御装置10からの電力変動補償信号PO(ここでは、電力貯蔵装置1から電力を放出する方向を、“正”とする)に基づいて、電力系統6と電力貯蔵装置1との間で電力の授受を行う。電力貯蔵装置1がフライホイールである場合は、フライホイール側の交流電力と電力系統6側の交流電力を双方向に変換し、電力貯蔵装置1が二次電池・キャパシタ等である場合には、二次電池・キャパシタ側の直流電力と電力系統6側の交流電力を双方向に変換する。
制御装置10は、動作温度検出器11、電力貯蔵量検出器12、電力変動補償量調整部13、有効電力検出器14、有効電力変動成分抽出フィルタ15、フィルタ時定数設定部16、及び位相調整部17等を有する。
有効電力変動成分抽出フィルタ15は、ハイパスフィルタ等の変動分を抽出するフィルタにより、風力発電機有効電力PGから補償周波数領域における有効電力変動成分信号ΔPGを抽出する(換言すれば、補償周波数領域以外の周波数領域の変動成分は除去(カット)する)。補償周波数領域は、当該ハイパスフィルタ等のフィルタ時定数によって決まり、通常は、短周期の電力変動は勿論のこと長周期の電力変動(但し、微小)も除去しないようにフィルタ時定数が設定されるが、後述する過大な長周期の電力変動があるときには、長周期変動成分を除去するようにフィルタ時定数が設定される。このフィルタ時定数の設定は、フィルタ時定数設定部16によって随時行われる。なお基本的には、有効電力変動成分信号ΔPGが大きいほど、後述する電力変動補償信号POによる補償量は大きくなる。よって、フィルタ時定数設定部16を設けず、フィルタ時定数を一定とする従来の制御方式であれば、例えば過大な長周期の電力変動によって有効電力が大幅に変動する場合、電力変動補償信号POによる補償量は非常に大きくなる。
位相調整部17は、進み遅れフィルタ、ゲイン等で構成し、制御系等の遅れを考慮して位相調整を行うと共に、ゲインを-1.0とすることにより位相を反転して電力変動補償信号POの元となる制御信号を生成する。
尚、電力貯蔵量又は動作温度に関して単に「検出する」と記したときは、上記「直接あるいは間接的に検出/算出する」(直接検出するか、あるいは算出処理を行うことで間接的に検出する)ことを意味するものとする。
以下、フィルタ時定数設定部16の構成・動作について詳細に説明する。
有効電力変動成分信号ΔPGを入力信号Xとした場合の、有効電力変動成分抽出フィルタ15、フィルタ時定数設定部16の構成例を図2に示す。この例では、有効電力変動成分抽出フィルタ15(ハイパスフィルタ)が図示の構成であった場合に対応するフィルタ時定数設定部16の構成例を示す。尚、これは一例であり、他の構成であってよい。すなわち、当該(1)と後述する(2)の何れの場合であっても、以下の条件を満たすようにする構成であれば何でもよい。
・入力信号の絶対値|X|が大 ⇒ フィルタ時定数指令値TOが小
⇒補償周波数領域が狭くなる(カットする低周波領域が広くなる)。
・入力信号の絶対値|X|が小 ⇒ フィルタ時定数指令値TOが大
⇒補償周波数領域が広くなる(カットする低周波領域が狭くなる)。
入力信号X(ここでは、有効電力変動成分信号ΔPG)は、入力信号絶対値演算部21に入り、入力信号の絶対値|X|が計算される。入力信号の絶対値|X|は、制御ゲイン22(K>0)に入り、大きさが調整され、フィルタ制御信号となる。次に、除算器23によってフィルタ時定数制御基準値をこのフィルタ制御信号で除算することで、フィルタ時定数指令値TOの元となる信号を生成する。そして、当該フィルタ時定数指令値TOの元となる信号を、フィルタ時定数上下限リミッタ24によって上下限値を制限することで、フィルタ時定数指令値TOが生成・出力される。フィルタ時定数設定部16の出力であるフィルタ時定数指令値TOに基づき、有効電力変動成分抽出フィルタ15のフィルタ時定数が設定される。
上記図2の構成により、入力信号の絶対値|X|が大きいほど、有効電力変動成分抽出フィルタ15におけるハイパスフィルタ時定数は小さくなり、有効電力変動成分抽出フィルタ15においてカットする低周波数領域が広くなる(すなわちより高い周波数成分のみが抽出される)。即ち、フィルタ時定数設定部16は、有効電力変動成分信号ΔPGが大きくなるほど、補償周波数領域を狭めることによって補償量を抑えるように、フィルタ時定数指令値Toをフィードバック制御するものである。
フィルタ時定数設定部16による制御の結果、過大な長周期の電力変動に対しては立ち上がり(或いは立ち下がり)のみ補償し、その後は長周期の電力変動は補償周波数領域外となり、長周期の電力変動に対する補償量は減少する(従来であれば、その後も、大きな補償を行っていく)。これにより、電力貯蔵量がすぐに上下限値に達し、それ以降の電力変動が補償できなくなることを防ぐことができる。
ここで、上記図2における制御ゲイン部22の制御ゲインは、入力信号Xに対するフィルタ時定数設定部16の制御感度を決定する調整項である。制御ゲインを小さくすると、補償周波数帯域はなるべくキープしようとするが、電力貯蔵量が上下限値に達し、補償動作ができなくなる時間が増えてしまう。一方、補償周波数帯域がすぐに狭くなってもなるべく補償可能時間を延ばしたい時には、制御ゲインを大きくする。よって、制御ゲインの最適値の目安としては、「電力変動補償量調整部13における可変リミッタに頻繁にかからないように動作するゲイン値」となり、実際の装置では、各現場毎に、この最適値に近づけるように適宜調整することになる。
上記(1)ではフィルタ時定数設定部16への入力信号Xを,有効電力変動成分信号ΔPGとした場合について記述したが、その他に、電力貯蔵量ESや、電力貯蔵装置1の動作温度TS等、電力貯蔵装置1の運転許容範囲に関係するその他の検出信号を単独、或いは組み合せて用いても良い。電力貯蔵量ES、或いは電力貯蔵装置1の動作温度TSを入力信号Xとした場合の、フィルタ時定数設定部16の構成例を図3に示す。
この構成では、まず、入力信号Xは入力信号基準値Xrefとの差分をとり、差分信号ΔXとなる。なお、電力貯蔵量ESを入力信号Xとする場合、入力信号基準値Xrefは通常、電力貯蔵量の安定動作領域の平均値とする。また、電力貯蔵装置1の動作温度TSを入力信号Xとする場合、入力信号基準値Xrefは通常、電力貯蔵装置1の安定動作温度領域の下限値とする。差分信号ΔXは差分信号絶対値演算部31に入り、差分信号の絶対値|ΔX|が計算される。
これにより、差分信号の絶対値|ΔX|が大きいほど、有効電力変動成分抽出フィルタ15におけるハイパスフィルタ時定数は小さくなり、有効電力変動成分抽出フィルタ15においてカットする低周波数領域が広くなる(すなわちより高い周波数成分のみが抽出される)。
電力貯蔵量ESを入力信号Xとした場合、フィルタ時定数設定部16による制御の結果、過大な長周期の電力変動に対しては、電力貯蔵装置1に電力補償余力がある内は補償を行うが、電力貯蔵量ESが電力貯蔵容量の上下限に近づくにつれて(上記平均値から離れるにつれて)長周期の電力変動は補償周波数領域外となり補償量が減少していく。また、短周期の電力変動に対しては、常に有効電力変動成分抽出フィルタ15の補償周波数領域内であるため電力補償余力がある限り補償効果は低下しない。従って、電力安定化システムは電力補償余力に応じた効率的・効果的な運転が可能となる。
ここで、上記図3における制御ゲイン部32の制御ゲインは、入力信号Xに対するフィルタ時定数設定部16の制御感度を決定する調整項である。制御ゲインを小さくすると、補償周波数帯域はなるべくキープしようとするが、電力貯蔵量が上下限値に達し、補償動作ができなくなる時間が増えてしまう。一方、補償周波数帯域がすぐに狭くなってもなるべく補償可能時間を延ばしたい時には、制御ゲインを大きくする。よって、制御ゲインの最適値の目安としては、「電力変動補償量調整部13における可変リミッタに頻繁にかからないように動作するゲイン値」となり、実際の装置では、各現場毎に、この最適値に近づけるように適宜調整することになる。
ここでは、フィルタ時定数設定部16の制御を有効とした場合の実測波形と、フィルタ時定数設定部の制御を無効とした場合のシミュレーション結果とを、図5、図8に示す。
よって、図5には、フィルタ時定数設定部16の制御を有効とした場合の有効電力変動成分信号ΔPGの実測波形、及びフィルタ時定数設定部16の制御を無効とした場合の有効電力変動成分信号ΔPGのシミュレーション波形が示される。なお図8以降のデータとの比較のため、図5では有効電力変動成分信号ΔPG に-1.0をかけて反転している。
図6、図7に示すように、フィルタ時定数制御無効の場合には、約135(sec)〜250(sec)の間に過大な長周期変動が起こっているが、フィルタ時定数制御を有効とした場合、過大な長周期の電力変動は、立ち上がり(或いは立ち下がり)のみフィルタ15により抽出されるが、補償帯域が狭められる(TO=大→小に制御される)為、その後(約142(sec)以降)は、制御無効の場合にはΔPGの絶対値は小→大になるが、本手法ではΔPG=小に抑制される。一方、短周期の電力変動は常にフィルタ15により抽出されている(補償量確保)。
図8より、フィルタ時定数制御を無効とした場合、可変リミッタにかかり(約142(sec)以降)、ついには出力ゼロ(約200(sec)以降)、すなわち電力貯蔵量が下限値に達し、補償動作ができなくなっていることが分かる。一方、フィルタ時定数制御を有効とした場合、可変リミッタにかかることも、電力貯蔵量が上下限値に達することも無く、適切な変動成分を効率的・効果的に補償し続けていることが分かる。
フィルタ時定数設定部16の制御を有効とした場合の総合出力の実測波形、及びフィルタ時定数設定部16の制御を無効とした場合の総合出力のシミュレーション波形と併せて、比較のため風力発電機(単体)出力の実測波形(補償前の波形)も示す。
以上説明したように、本例の電力貯蔵装置を用いた電力安定化システムによれば、有効電力変動成分信号(絶対値)が大きくなるにつれてカットする低周波数領域が広くなるように、有効電力変動成分抽出フィルタのフィルタ時定数を制御することにより、過大な長周期の電力変動に対しては立ち上がり(或いは立ち下がり)のみ補償し、それ以外の微小な長周期電力変動、短周期の電力変動に対しては必要な補償量が確保され、電力貯蔵装置の効率的・効果的運用が可能となる。
2 双方向電力変換器
3 変圧器
4 風力発電機
5 変圧器
6 電力系統
10 制御装置
11 動作温度検出器
12 電力貯蔵量検出器
13 電力変動補償量調整部
14 有効電力検出器
15 有効電力変動成分抽出フィルタ
16 フィルタ時定数設定部
17 位相調整部
21 入力信号絶対値演算部
22 制御ゲイン部
23 除算器
24 フィルタ時定数上下限リミッタ
31 差分信号絶対値演算部
32 制御ゲイン部
33 除算器
34 フィルタ時定数上下限リミッタ
Claims (6)
- 交流電力系統の有効電力変動を抑制する電力安定化システムであって、
電力を貯蔵し、前記交流電力系統の電力の吸収または前記交流電力系統に対する電力の放出を行う電力貯蔵装置と、
該電力貯蔵装置の貯蔵電力の吸収・放出に伴う電力の入出力を、前記交流電力系統と前記電力貯蔵装置の間で相互に変換する双方向電力変換器と、
前記交流電力系統の有効電力変動に応じて該双方向電力変換器の変換動作を制御することにより、前記交流電力系統の有効電力変動を抑制する制御装置とから成り、
前記制御装置は、
前記交流電力系統の有効電力から、設定されるフィルタ時定数に応じた所定の周波数領域における有効電力変動成分を抽出する有効電力変動成分抽出フィルタと、
前記有効電力変動成分の大きさに応じた電力変動補償量によって前記双方向電力変換器の変換動作を制御する電力変動補償量調整手段と、
前記有効電力変動成分抽出フィルタの前記フィルタ時定数を設定するフィルタ時定数設定手段とを有し、
該フィルタ時定数設定手段は、前記有効電力変動成分を入力し、該有効電力変動成分の絶対値の大きさに基づいて、該絶対値が大きいほど前記有効電力変動成分抽出フィルタにおける前記周波数領域が狭くなるように前記フィルタ時定数を設定することで該フィルタにおいてカットする低周波数領域が広くなるようにすることを特徴とする電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム。 - 交流電力系統の有効電力変動を抑制する電力安定化システムであって、
電力を貯蔵し、前記交流電力系統の電力の吸収または前記交流電力系統に対する電力の放出を行う電力貯蔵装置と、
該電力貯蔵装置の貯蔵電力の吸収・放出に伴う電力の入出力を、前記交流電力系統と前記電力貯蔵装置の間で相互に変換する双方向電力変換器と、
前記交流電力系統の有効電力変動に応じて該双方向電力変換器の変換動作を制御することにより、前記交流電力系統の有効電力変動を抑制する制御装置とから成り、
前記制御装置は、
前記交流電力系統の有効電力から、設定されるフィルタ時定数に応じた所定の周波数領域における有効電力変動成分を抽出する有効電力変動成分抽出フィルタと、
前記有効電力変動成分の大きさに応じた電力変動補償量によって前記双方向電力変換器の変換動作を制御する電力変動補償量調整手段と、
前記電力貯蔵装置の電力貯蔵量を検出する電力貯蔵量検出器と、
前記有効電力変動成分抽出フィルタの前記フィルタ時定数を設定するフィルタ時定数設定手段とを有し、
該フィルタ時定数設定手段は、前記電力貯蔵量を入力し、該電力貯蔵量と予め設定される基準値との差の絶対値の大きさに基づいて、該絶対値が大きいほど前記有効電力変動成分抽出フィルタにおける前記周波数領域が狭くなるように前記フィルタ時定数を設定することで該フィルタにおいてカットする低周波数領域が広くなるようにすることを特徴とする電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム。 - 交流電力系統の有効電力変動を抑制する電力安定化システムであって、
電力を貯蔵し、前記交流電力系統の電力の吸収または前記交流電力系統に対する電力の放出を行う電力貯蔵装置と、
該電力貯蔵装置の貯蔵電力の吸収・放出に伴う電力の入出力を、前記交流電力系統と前記電力貯蔵装置の間で相互に変換する双方向電力変換器と、
前記交流電力系統の有効電力変動に応じて該双方向電力変換器の変換動作を制御することにより、前記交流電力系統の有効電力変動を抑制する制御装置とから成り、
前記制御装置は、
前記交流電力系統の有効電力から、設定されるフィルタ時定数に応じた所定の周波数領域における有効電力変動成分を抽出する有効電力変動成分抽出フィルタと、
前記有効電力変動成分の大きさに応じた電力変動補償量によって前記双方向電力変換器の変換動作を制御する電力変動補償量調整手段と、
前記電力貯蔵装置の動作温度を検出する動作温度検出器と、
前記有効電力変動成分抽出フィルタの前記フィルタ時定数を設定するフィルタ時定数設定手段とを有し、
該フィルタ時定数設定手段は、前記動作温度を入力し、該動作温度と予め設定される基準値との差の絶対値の大きさに基づいて、該絶対値が大きいほど前記有効電力変動成分抽出フィルタにおける前記周波数領域が狭くなるように前記フィルタ時定数を設定することで該フィルタにおいてカットする低周波数領域が広くなるようにすることを特徴とする電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム。 - 交流電力系統の有効電力変動を抑制する電力安定化システムであって、電力を貯蔵し、前記交流電力系統の電力の吸収または前記交流電力系統に対する電力の放出を行う電力貯蔵装置と、該電力貯蔵装置の貯蔵電力の吸収・放出に伴う電力の入出力を、前記交流電力系統と前記電力貯蔵装置の間で相互に変換する双方向電力変換器と、前記交流電力系統の有効電力変動に応じて該双方向電力変換器の変換動作を制御することにより、前記交流電力系統の有効電力変動を抑制する制御装置とから成る電力安定化システムにおける該制御装置において、
前記交流電力系統の有効電力から、設定されるフィルタ時定数に応じた所定の周波数領域における有効電力変動成分を抽出する有効電力変動成分抽出フィルタと、
前記有効電力変動成分の大きさに応じた電力変動補償量によって前記双方向電力変換器の変換動作を制御する電力変動補償量調整手段と、
前記有効電力変動成分抽出フィルタの前記フィルタ時定数を設定するフィルタ時定数設定手段とを有し、
該フィルタ時定数設定手段は、前記有効電力変動成分を入力し、該有効電力変動成分の絶対値の大きさに基づいて、該絶対値が大きいほど前記有効電力変動成分抽出フィルタにおける前記周波数領域が狭くなるように前記フィルタ時定数を設定することで該フィルタにおいてカットする低周波数領域が広くなるようにすることを特徴とする電力安定化システムにおける制御装置。 - 交流電力系統の有効電力変動を抑制する電力安定化システムであって、電力を貯蔵し、前記交流電力系統の電力の吸収または前記交流電力系統に対する電力の放出を行う電力貯蔵装置と、該電力貯蔵装置の貯蔵電力の吸収・放出に伴う電力の入出力を、前記交流電力系統と前記電力貯蔵装置の間で相互に変換する双方向電力変換器と、前記交流電力系統の有効電力変動に応じて該双方向電力変換器の変換動作を制御することにより、前記交流電力系統の有効電力変動を抑制する制御装置とから成る電力安定化システムにおける該制御装置において、
前記交流電力系統の有効電力から、設定されるフィルタ時定数に応じた所定の周波数領域における有効電力変動成分を抽出する有効電力変動成分抽出フィルタと、
前記有効電力変動成分の大きさに応じた電力変動補償量によって前記双方向電力変換器の変換動作を制御する電力変動補償量調整手段と、
前記電力貯蔵装置の電力貯蔵量を検出する電力貯蔵量検出器と、
前記有効電力変動成分抽出フィルタの前記フィルタ時定数を設定するフィルタ時定数設定手段とを有し、
該フィルタ時定数設定手段は、前記電力貯蔵量を入力し、該電力貯蔵量と予め設定される基準値との差の絶対値の大きさに基づいて、該絶対値が大きいほど前記有効電力変動成分抽出フィルタにおける前記周波数領域が狭くなるように前記フィルタ時定数を設定することで該フィルタにおいてカットする低周波数領域が広くなるようにすることを特徴とする電力安定化システムにおける制御装置。 - 交流電力系統の有効電力変動を抑制する電力安定化システムであって、電力を貯蔵し、前記交流電力系統の電力の吸収または前記交流電力系統に対する電力の放出を行う電力貯蔵装置と、該電力貯蔵装置の貯蔵電力の吸収・放出に伴う電力の入出力を、前記交流電力系統と前記電力貯蔵装置の間で相互に変換する双方向電力変換器と、前記交流電力系統の有効電力変動に応じて該双方向電力変換器の変換動作を制御することにより、前記交流電力系統の有効電力変動を抑制する制御装置とから成る電力安定化システムにおける該制御装置において、
前記交流電力系統の有効電力から、設定されるフィルタ時定数に応じた所定の周波数領域における有効電力変動成分を抽出する有効電力変動成分抽出フィルタと、
前記有効電力変動成分の大きさに応じた電力変動補償量によって前記双方向電力変換器の変換動作を制御する電力変動補償量調整手段と、
前記電力貯蔵装置の動作温度を検出する動作温度検出器と、
前記有効電力変動成分抽出フィルタの前記フィルタ時定数を設定するフィルタ時定数設定手段とを有し、
該フィルタ時定数設定手段は、前記動作温度を入力し、該動作温度と予め設定される基準値との差の絶対値の大きさに基づいて、該絶対値が大きいほど前記有効電力変動成分抽出フィルタにおける前記周波数領域が狭くなるように前記フィルタ時定数を設定することで該フィルタにおいてカットする低周波数領域が広くなるようにすることを特徴とする電力安定化システムにおける制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005318615A JP4518002B2 (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム、その制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005318615A JP4518002B2 (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム、その制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007129803A JP2007129803A (ja) | 2007-05-24 |
JP4518002B2 true JP4518002B2 (ja) | 2010-08-04 |
Family
ID=38152004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005318615A Active JP4518002B2 (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム、その制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4518002B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100996133B1 (ko) | 2008-05-16 | 2010-11-24 | 한국전기연구원 | Facts 저주파 다중 동요모드 억제장치 및 그의동작방법 |
JP5481305B2 (ja) | 2010-07-30 | 2014-04-23 | 株式会社東芝 | 出力配分制御装置 |
JP5529724B2 (ja) * | 2010-12-27 | 2014-06-25 | 三菱重工業株式会社 | 電力制御装置、電力算出方法及びプログラム |
US9536205B2 (en) * | 2013-01-24 | 2017-01-03 | Nec Corporation | Adaptive control of hybrid ultracapacitor-battery storage system for photovoltaic output smoothing |
WO2014196364A1 (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-11 | 富士電機株式会社 | 電力安定化システムおよび制御装置 |
US20160378085A1 (en) * | 2015-06-23 | 2016-12-29 | Nec Laboratories America, Inc. | Hybrid energy storage system including battery and ultra-capacitor for a frequency regulation market |
JP6573546B2 (ja) * | 2015-12-25 | 2019-09-11 | 株式会社日立製作所 | 再生可能エネルギ発電装置の電力変動制御装置 |
JP6337929B2 (ja) * | 2016-08-30 | 2018-06-06 | 富士電機株式会社 | 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム及び制御装置 |
JP6338009B1 (ja) * | 2017-03-23 | 2018-06-06 | 富士電機株式会社 | 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム及び制御装置 |
CN109839541B (zh) * | 2017-11-27 | 2021-01-08 | 上海交通大学 | 用于测出热敏电阻型传感器时间常数特性的测量装置 |
JP6338008B1 (ja) * | 2017-12-22 | 2018-06-06 | 富士電機株式会社 | 電力安定化システム及び制御装置 |
JP7189045B2 (ja) * | 2019-02-21 | 2022-12-13 | 株式会社日立インダストリアルプロダクツ | 電力変換システム |
CN111431192A (zh) * | 2020-03-24 | 2020-07-17 | 云南电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种利用附加阻尼抑制电网低频振荡的方法、装置及系统 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000004541A (ja) * | 1998-06-15 | 2000-01-07 | Okinawa Electric Power Co Ltd | インバータの制御方法 |
JP2000217257A (ja) * | 1999-01-22 | 2000-08-04 | Hitachi Ltd | 電力変動補償装置 |
JP2003333752A (ja) * | 2002-05-14 | 2003-11-21 | Hitachi Ltd | 二次電池を備えた風力発電装置 |
JP2004153957A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | Hitachi Ltd | 電力変換装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11262186A (ja) * | 1998-03-09 | 1999-09-24 | Hitachi Ltd | 電力貯蔵システムの制御装置 |
-
2005
- 2005-11-01 JP JP2005318615A patent/JP4518002B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000004541A (ja) * | 1998-06-15 | 2000-01-07 | Okinawa Electric Power Co Ltd | インバータの制御方法 |
JP2000217257A (ja) * | 1999-01-22 | 2000-08-04 | Hitachi Ltd | 電力変動補償装置 |
JP2003333752A (ja) * | 2002-05-14 | 2003-11-21 | Hitachi Ltd | 二次電池を備えた風力発電装置 |
JP2004153957A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | Hitachi Ltd | 電力変換装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007129803A (ja) | 2007-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4518002B2 (ja) | 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム、その制御装置 | |
JP4432938B2 (ja) | 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム、その制御装置 | |
JP4715624B2 (ja) | 電力安定化システム、電力安定化制御プログラム、電力安定化制御方法 | |
KR101213002B1 (ko) | 풍력 발전 장치의 제어 장치 및 제어 방법 | |
TWI545878B (zh) | 功率轉換系統、操作一功率轉換系統之方法及太陽能功率轉換系統 | |
JP5391598B2 (ja) | 分散型電源の安定化制御方式 | |
JP6335641B2 (ja) | 単独系統向け周波数安定化装置 | |
JP2008182859A (ja) | 風力発電装置と蓄電装置のハイブリッドシステム,風力発電システム,電力制御装置 | |
JP6232899B2 (ja) | 電力補償装置 | |
US20150008743A1 (en) | Power Supply System | |
WO2013142553A2 (en) | System and method for islanding detection and protection | |
CN104065077A (zh) | 串联电压补偿装置的控制方法 | |
JP4764982B2 (ja) | 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム | |
JP5141764B2 (ja) | 系統安定化装置 | |
JP6338009B1 (ja) | 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム及び制御装置 | |
JP2010071159A (ja) | 風車と蓄電池による風力発電電力平滑化装置 | |
JP6923296B2 (ja) | 風力発電設備とその運転方法およびウィンドファーム | |
WO2011045263A1 (en) | Damping of drive train oscillations by dc-link absorption means | |
US20240162711A1 (en) | Methods and systems for damping power oscillations during frequency fluctuations | |
Yang et al. | Two-phase short-term frequency response scheme of a dfig-based wind farm | |
JP6220895B2 (ja) | インバータ制御装置 | |
JP2015077022A (ja) | 充放電制御装置及び充放電制御方法 | |
WO2019068295A1 (en) | GENERATOR PROTECTION DURING HIGH WIND OPERATION | |
JP4665831B2 (ja) | 電力安定化システム、制御装置およびその制御プログラム | |
JP6485059B2 (ja) | 電力系統の安定化装置と制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100427 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100510 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4518002 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |