JP4515849B2 - ワークフロー管理装置、ワークフロー管理プログラム、ワークフロー管理方法 - Google Patents

ワークフロー管理装置、ワークフロー管理プログラム、ワークフロー管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ワークフローを伴う業務の遂行に必要な管理業務を自動化するワークフロー管理装置に係り、特に高度な並行作業を伴う業務に適したワークフロー管理装置、ワークフロー管理プログラムおよびワークフロー管理方法に関する。
作業の流れをある程度定型化することができる多くの業務において、電子化された情報をこの定型化された作業の流れ(ワークフロー)に沿って自動的に流通させることにより、作業の効率化、作業ミスの低減化および進捗の把握を実現することができる。このようなシステムをワークフロー管理システムと呼ぶ。
従来、ワークフロー管理とワークフローにおける各プロセスで扱われるデータの版数管理の機能を組み合わせて、ワークフロー全体で作成されるデータの版数を最新に保ち、一部データに改版が発生して、データ間の依存関係の整合がとれていないデータを発見した場合には、担当者に通知して対応を促し、依存関係の問題の解消をするようにしたもの等、一連の作業において利用されるデータの版数に関する管理についての技術が開示されている(例えば、特許文献1から4参照。)。
上記従来のワークフロー管理システムに関する技術は、例えば顧客からのクレーム処理や、社内での休暇申請などのように順番にプロセスが実行されてゆき、同一ワークフローの中で並行作業が発生しない業務に主に適用されるものであるか、或いはハードウェア設計のような高度な並行作業(後述)を扱うことができないものであった。
特開平7−93387号公報 (第4―8頁、第1図) 特開平8−147333号公報 (第3―4頁、第1図) 特開2000−76357号公報 (第4―6頁、第1図) 特開2001−109786号公報 (第4―8頁、第1図)
ハードウェア設計などのように、設計仕様作成プロセスで設計仕様を作成しながら、この設計仕様作成プロセスよりも下流である設計プロセスにおいて仮の設計仕様に基づいて処理を進めるといった、連続する上流側と下流側のプロセスが同時に作業を進めるような高度な並行作業によって効率化を達成しようとする業務がある。
上述のような高度な並行作業を伴う業務では、旧版の設計仕様を意図的に流通させて後工程の検討を進めるといった、前後のプロセスにおいて扱うデータの版数の矛盾を承知しつつ作業を進めるような場合がある。
このような場合に、上記従来技術によって同一ワークフロー内における複数のプロセスを同時に実行させて並行作業を可能にしただけでは、連続する上流側と下流側のプロセスにおいて扱うデータの版数の矛盾に対応できないため、各プロセス間で扱われるデータの版数の不整合の問題の解決が困難であった。
したがって、上述のような高度な並行作業を伴う業務のワークフローの管理を行う場合、プロジェクト管理者が散在するデータを自ら集めて参照しながら作業フローを動かし、指示を行うのが一般的であり、作業効率の向上が望まれている。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、高度な並行作業を伴う業務における管理業務の自動化および作業効率の向上に寄与することができるワークフロー管理装置、ワークフロー管理プログラムおよびワークフロー管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係るワークフロー管理装置は、ワークフローを構成する複数のプロセスに関する管理を行うワークフロー管理装置であって、前記複数のプロセスそれぞれにおける、処理結果としての出力データと、処理に関連するデータとしての入力データとを定義する入出力情報を取得する入出力情報取得部と、前記複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるプロセス管理部と、前記複数のプロセスそれぞれにおける前記入力データおよび出力データの版数に関する情報を取得する版数情報取得部と、前記複数のプロセスそれぞれの状態に関する登録処理を行う状態登録部とを備え、前記状態登録部は、前記取得される入出力情報および版数に関する情報に基づいて、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データに含むプロセスの状態を処理中(実行中)として登録する構成となっている。
このように、各プロセスにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるようにすることで、連続する上流側と下流側のプロセスが同時に作業を進めるような高度な並行作業を行うワークフローの管理が可能となる。また、各プロセス間で扱われるデータの版数が不整合の場合でも柔軟に対応することができ、高度な並行作業を伴う業務における管理業務の自動化および作業効率の向上に寄与することができる。
また、上述のような構成のワークフロー管理装置において、前記プロセス管理部は、ワークフロー全体において、各プロセスにおける出力データの版数と該出力データを入力データとするプロセスにおける該出力データに対応する入力データの版数とが一致しているときにのみ、前記ワークフロー全体としての処理を完了させるようにすることが望ましい。
このような構成とすることにより、出力データの版数と該出力データを入力データとするプロセスにおける該出力データに対応する入力データの版数とが不整合な状態を承知しつつ、各プロセスの処理を進めている場合でも、最終的にはワークフロー全体での各プロセスにおける版数の整合性を保証することができる。
また、上述のような構成のワークフロー管理装置において、前記状態登録部は、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データとするプロセスの該出力データに対応する入力データを該改版された出力データに更新登録するようにすることもできる。
このような構成とすることにより、ワークフローの上流側のプロセスにおける出力データに改版が生じた場合でも、当該改版された出力データを入力データとするプロセスの入力データの状態を常に最新の状態に保つことが可能となる。これにより、例えば設計変更等の情報が迅速に下流のプロセスに反映されるため、業務の効率化に寄与することができる。
また、上述のような構成のワークフロー管理装置において、前記プロセス管理部は、予め定められた所定の条件に基づいて、任意のプロセスにおける入力データとして旧版の出力データを用いることを許容する構成とすることもできる。
このような構成とすることにより、例えばあるプロセスにおいて、とりあえず上流のプロセスにおける旧版の出力データを入力データとして使用し、後で新しい版の出力データが入力データとなるよう更新するといった柔軟な処理(前後のプロセスにおいて扱うデータの版数の矛盾を承知しつつ進める作業)が可能となる。
なお、上述のような構成のワークフロー管理装置において、前記入力データは、前記プロセスにおける処理対象となるデータを含むものであることが好ましいが、前記プロセスにおける処理で参照されるデータ(マニュアル等)を含むものであってもよい。
また、上述のような構成のワークフロー管理装置において、前記出力データは複数のセクションに分割されたものを含み、前記入力データは該複数のセクションに分割された出力データを入力データとするプロセスについては、該複数のセクションのうちの少なくとも1つのセクションを入力データとして定義する構成となっている。
このように、複数のセクションに分割されている出力データについては、その中で必要とするセクション部分のみを下流のプロセスにおける入力データとして定義可能とすることで、例えばあるプロセスにおける膨大な量の情報を含む出力データに改版が生じた場合でも、当該改版された出力データを利用するプロセスの管理者等のユーザは、そのプロセスに関連するセクション部分の改版のみに対応すればよい。これにより、業務負担の軽減および作業効率の向上に寄与することができる。
また、上述のような構成のワークフロー管理装置において、前記状態登録部は、前記複数のプロセスそれぞれにおけるユーザからのプロセス完了の旨の登録要求を受け付けたとき、所定の完了条件を満たしている場合にのみ該プロセスについての完了登録を行う構成とすることもできる。
このような構成とすることにより、複数のプロセスそれぞれにおけるユーザが、誤ってプロセス完了の旨の登録をしてしまうといった、人為的ミスの発生の抑制に寄与することができる。
また、上述のような構成のワークフロー管理装置において、前記状態登録部は、プロセスの状態の登録内容を変更するときに該プロセスに関するユーザに対して通知を行う構成とすることが望ましい。このような構成とすることにより、プロセスの状態の登録内容の変更のユーザへの通知業務を自動化することができ、ワークフロー管理業務における業務負担の軽減および作業効率の向上に寄与することができる。
本発明に係るワークフロー管理プログラムは、ワークフローを構成する複数のプロセスに関する管理を行う処理をコンピュータに実行させるワークフロー管理プログラムであって、前記複数のプロセスそれぞれにおける処理に関連するデータとして、前記複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるプロセス管理ステップと、前記複数のプロセスそれぞれにおける前記入力データおよび前記複数のプロセスそれぞれにおける処理結果としての出力データの版数に関する情報を取得する版数情報取得ステップと、前記複数のプロセスそれぞれの状態に関する登録処理を行う状態登録ステップとをコンピュータに実行させ、前記状態登録ステップは、前記入力データおよび出力データについて定義する入出力情報と前記版数に関する情報とに基づいて、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データに含むプロセスの状態を処理中として登録することを特徴とする。
上述のような構成のワークフロー管理プログラムにおいて、前記プロセス管理ステップは、ワークフロー全体において、各プロセスにおける出力データの版数と該出力データを入力データとするプロセスにおける該出力データに対応する入力データの版数とが一致しているときにのみ、前記ワークフロー全体としての処理を完了させることが望ましい。
また、上述のような構成のワークフロー管理プログラムにおいて、前記状態登録ステップは、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データとするプロセスの該出力データに対応する入力データを該改版された出力データに更新登録するようにすることもできる。
なお、上述のような構成のワークフロー管理プログラムにおいて、前記プロセス管理ステップは、予め定められた所定の条件に基づいて、任意のプロセスにおける入力データとして旧版の出力データを用いることを許容することが好ましい
上述のような構成のワークフロー管理プログラムにおいて、前記入力データは、前記プロセスにおける処理対象となるデータを含むことが好ましいが、前記プロセスにおける処理で参照されるデータを含むものであってもよい。
また、上述のような構成のワークフロー管理プログラムにおいて、前記出力データは複数のセクションに分割されたものを含み、前記入力データは該複数のセクションに分割された出力データを入力データとするプロセスについては、該複数のセクションのうちの少なくとも1つのセクションを入力データとして定義することが望ましい。
上述のような構成のワークフロー管理プログラムにおいて、前記状態登録ステップは、前記複数のプロセスそれぞれにおけるユーザからのプロセス完了の旨の登録要求を受け付けたとき、所定の完了条件を満たしている場合にのみ該プロセスについての完了登録を行うこともできる。
上述のような構成のワークフロー管理プログラムにおいて、前記状態登録ステップは、プロセスの状態の登録内容を変更するときに該プロセスに関するユーザに対して通知を行うことが好ましい。
本発明に係るワークフロー管理方法は、ワークフローを構成する複数のプロセスに関する管理を行うワークフロー管理方法であって、前記複数のプロセスそれぞれにおける処理に関連するデータとして、前記複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるプロセス管理ステップと、前記複数のプロセスそれぞれにおける前記入力データおよび前記複数のプロセスそれぞれにおける処理結果としての出力データの版数に関する情報を取得する版数情報取得ステップと、前記複数のプロセスそれぞれの状態に関する登録処理を行う状態登録ステップとを有し、前記状態登録ステップは、前記入力データおよび出力データについて定義する入出力情報と前記版数に関する情報とに基づいて、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データに含むプロセスの状態を処理中として登録することを特徴とする。
上述のような構成のワークフロー管理方法において、前記プロセス管理ステップは、ワークフロー全体において、各プロセスにおける出力データの版数と該出力データを入力データとするプロセスにおける該出力データに対応する入力データの版数とが一致しているときにのみ、前記ワークフロー全体としての処理を完了させることが望ましい。
また、上述のような構成のワークフロー管理方法において、前記状態登録ステップは、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データとするプロセスの該出力データに対応する入力データを該改版された出力データに更新登録するようにすることもできる。
なお、上述のような構成のワークフロー管理方法において、前記プロセス管理ステップは、予め定められた所定の条件に基づいて、任意のプロセスにおける入力データとして旧版の出力データを用いることを許容することが好ましい。
上述のような構成のワークフロー管理方法において、前記入力データは、前記プロセスにおける処理対象となるデータを含むことが好ましいが、前記プロセスにおける処理で参照されるデータを含むものであってもよい。
また、上述のような構成のワークフロー管理方法において、前記出力データは複数のセクションに分割されたものを含み、前記入力データは該複数のセクションに分割された出力データを入力データとするプロセスについては、該複数のセクションのうちの少なくとも1つのセクションを入力データとして定義する構成とすることが望ましい。
上述のような構成のワークフロー管理方法において、前記状態登録ステップは、前記複数のプロセスそれぞれにおけるユーザからのプロセス完了の旨の登録要求を受け付けたとき、所定の完了条件を満たしている場合にのみ該プロセスについての完了登録を行うこともできる。
上述のような構成のワークフロー管理方法において、前記状態登録ステップは、プロセスの状態の登録内容を変更するときに該プロセスに関するユーザに対して通知を行うことが好ましい。
上述したワークフロー管理プログラムは、コンピュータにより読取り可能な記録媒体に記憶させることによって、ワークフロー管理装置を構成するコンピュータに実行させることが可能となる。なお、上記コンピュータにより読取り可能な記録媒体としては、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの半導体記憶装置等の可搬型記憶媒体、コンピュータに実装されるROM、RAMや磁気記録装置等の固定型記憶装置や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、更に回線上の伝送媒体をも含むものである。
このように、ワークフロー管理プログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したワークフロー管理方法における各ステップが実現される。
以上に詳述したように本発明によれば、高度な並行作業を伴う業務における管理業務の自動化および作業効率の向上に寄与することができるワークフロー管理装置、ワークフロー管理プログラムおよびワークフロー管理方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態によるワークフロー管理装置について説明するための機能ブロック図である。本実施の形態によるワークフロー管理装置は、ワークフローを構成する複数のプロセスに関する管理(いわゆる、ワークフロー管理)を行う。
同図に示すように、本実施の形態によるワークフロー管理装置1は、ネットワーク(電気通信回線)5を介して、プロセス情報データベース2、電子書類格納データベース3および入出力端末41〜入出力端末4nと通信可能に接続されている。
ワークフロー管理装置1は、状態登録部11、HTMLGUI作成部12、入出力情報取得部13、プロセス管理部14、版数情報取得部15、CPU(コンピュータ)17および記憶部(コンピュータにより読取り可能な記録媒体)Mを備えている。
状態登録部11は、ユーザからの入出力端末41〜入出力端末4nを介した入力情報の受け付け、入出力端末41〜入出力端末4nにて作成された設計文書のデータの電子書類格納データベース3への登録、複数のプロセスそれぞれの状態(例えば、プロセスにおける処理状態、入力データおよび出力データの登録状態など)に関する登録処理などを行う役割を有する。
HTMLGUI作成部12は、HTMLGUIを、入出力端末41〜入出力端末4nを利用するユーザに提供する。
入出力情報取得部13は、ワークフローを構成する複数のプロセスそれぞれにおける、処理結果(成果物)としての出力データと、処理に関連するデータとしての入力データとを定義する入出力情報を取得する役割を有する。
プロセス管理部14は、複数のプロセスそれぞれにおける処理の管理を行い、複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせる役割を有する。
版数情報取得部15は、複数のプロセスそれぞれにおける入力データおよび出力データの版数に関する情報を取得する役割を有する。
CPU17は、ワークフロー管理装置1における各種演算処理およびプログラムの実行等を行う役割を有する。記憶部Mは、CPU17において実行されるプログラム等を格納する役割およびCPU17による処理の際の一時的な記憶領域としての役割を有する。
ワークフロー管理装置1は、上述のような構成により、プロセス情報データベース2に格納される情報によって定義されるワークフローに従って、ユーザを適切なプロセスに導く役割等を有している。
プロセス情報データベース2は、ワークフローを構成する複数のプロセスに関する情報を格納する役割を有している。ここでは、プロセスに関する情報とは、各プロセスの名称、各プロセスの担当者およびプロセスのIDなどを定義するプロセス情報テーブル(図3)と、各プロセスの状態および当該状態の更新日を定義するプロセス状態管理テーブル(図4)と、隣接するプロセス間における関係について定義する関連情報テーブル(図5)と、各プロセスの完了条件を定義する完了条件管理テーブル(図6)と、各プロセスにおける入力データ(処理に用いる情報)となるデータの内容や版数等について定義する入力情報テーブル(図7)と、各プロセスにおける出力情報(当該プロセスにおける処理によって得られる情報)となるデータの内容等(出力データに相当)について定義する出力情報テーブル(図8)と、出力情報の登録情報を管理する出力情報管理テーブル(図9)と、各プロセスにおける作業にて処理するデータの版数や所在等について定義する処理データ情報テーブル(図10)と、各プロセスにおける作業と当該作業において処理するデータとの対応関係等について定義する作業内容管理テーブル(図11)と、各プロセスにおいて処理されるデータ以外のマニュアルなどのデータ(各プロセスにおける処理を行う際に参照されるデータ)の版数や所在等について定義する参照データ情報テーブル(図12)と、上記各プロセスにおいて参照されるマニュアルなどのデータの版数や管理番号等とこれらデータを参照するプロセスとの対応関係について定義する参照データ管理テーブル(図13)とを含む。なお、ここでは、各プロセスにおける処理対象となるデータおよび各プロセスにおける処理において参照されるデータが入力データに相当する。
電子書類格納データベース3は、上述の各プロセスにおいて処理されるデータおよび各プロセスにおける処理を行う際に参照されるマニュアル等のデータを格納する役割を有している。
入出力端末41〜入出力端末4nは、例えばPC(Personal-Computer)などから構成され、ユーザからの操作入力を受け付ける。入出力端末41〜入出力端末4nは、ワークフロー管理装置1から送信される情報の表示、ワークフロー管理装置1を介した電子書類格納データベース3からのデータの取得、データを登録するためのワークフロー管理装置1に対するデータ送信などの処理を行う役割を有する。ここでは、入出力端末41〜入出力端末4nにおける情報の表示等は、例えばWWWブラウザなどをクライアントプログラムとして利用することにより実現している。
図2は、本実施の形態において管理対象とするワークフロー定義の一例を示す図である。同図に示すように、各プロセスは四角形で表し、プロセスからプロセスへの遷移(処理の流れ)は各プロセス同士を結ぶ矢印で表している。よって、ここでは設計仕様作成プロセスにおける処理結果が、詳細仕様作成プロセスおよび検証仕様作成プロセスにて利用される処理の流れとなっている。
同図に示すワークフローは、上述のプロセス情報データベース2に格納されている各種データ(図3から図13に示すテーブル参照)に基づいて定義されるものであり、複数のプロセスに、業務遂行手順に沿って相互に順序関係をもたせた業務の流れである。ワークフローとしては、複数のプロセスから一つのプロセスに集約するような順序や、一つのプロセスから複数のプロセスに分岐するような順序を含む業務の流れを定義可能である。
以下、図2に示したワークフローを定義しているプロセスに関する情報の詳細について、一例を示しつつ説明する。
プロセス情報テーブルは、プロセスID、各プロセスの名称、各プロセスの担当者名、担当者の所属および連絡先などを格納している(図3)。ここでは、設計仕様作成プロセスのIDが「0」、詳細仕様作成プロセスのIDが「1」、検証仕様作成プロセスのIDが「2」に定義されており、これらのIDに対応させてプロセス名称、担当者名等の情報が格納されている。
プロセス状態管理テーブルは、プロセスID、各プロセスにおける処理状態および当該処理状態が更新された日付を格納している(図4)。各プロセスの処理状態としては、「未着手」、「実行中」および「完了」などの状態を定義可能となっている。
関連情報テーブルは、隣接するプロセス間における関係(ワークフローにおける処理の流れ)について定義している(図5)。ここでは、プロセスID「0」である設計仕様作成プロセスを遷移元(ワークフローの上流側)とし、プロセスID「1」である詳細仕様作成プロセスおよび遷移先プロセスID「2」である検証仕様作成プロセスを遷移先(ワークフローの下流側)とするように定義されている。
完了条件管理テーブルは、各プロセスの完了条件(所定の完了条件に相当)を定義している(図6)。ここでは、詳細仕様作成プロセスにおける処理を完了するためには、「機能漏れがないか」、「レビューを実施したか」といった点検項目が確認できていることが必要であり、同図では全てのチェック項目を満たしており完了可能な状態を示している。
入力情報テーブルは、各プロセスにおける入力データ(処理に用いる情報)となるデータの名称、整理番号、入力情報として参照したい版数、当該データを出力する(当該データが所属している)プロセスのIDおよび当該データの所属プロセスにおける整理番号等を格納している(図7)。ここでは、例えば詳細仕様作成プロセスでは、設計仕様作成プロセスにて作成される設計仕様書を処理に用い、かつ常に最新の設計仕様書を使用する旨が定義されている。なお、参照版数として旧版を指定することにより、入力データとして旧版の設計仕様書等を用いることも可能である。
出力情報テーブルは、各プロセスにおける出力データ(当該プロセスにおける処理によって得られる情報)となるデータの内容等(出力データに相当)について定義している(図8)。同図から、例えば設計仕様作成プロセスでは、設計仕様書および設計規約が作成されることがわかる。
出力情報管理テーブルは、各プロセスにおける出力データの電子書類格納データベース3への登録情報を格納している(図9)。同図に示すように、例えば設計仕様作成プロセス(プロセスIDが0)について電子書類格納データベース3に登録されている出力データは3つあり、「設計仕様書.doc」は2種類の版数のデータが格納されていることが分かる。ここでは版数が1.0の「設計仕様書.doc」はシステムファイル名「F1」として、版数が1.1の「設計仕様書.doc」はシステムファイル名「F2」として登録されている。
処理データ情報テーブルは、各プロセスにおける作業にて処理するデータの版数や所在等について定義している(図10)。同図より、例えば管理番号P1のデータの現在の最新の版数は1.0であり、このデータの所在は「/process/aaa.html」であることが分かる。
作業内容管理テーブルは、各プロセスにおける作業内容と当該作業において処理するデータとの対応関係、当該作業完了時に参照していた処理対象データの版数等について定義している(図11)。
参照データ情報テーブルは、各プロセスにおいて処理されるデータ以外のマニュアルなどのデータ(各プロセスにおける処理を行う際に参照されるデータ)の版数や所在等について定義している(図12)。同図より、例えば管理番号D1のデータの現在の最新の版数は1.0であり、このデータの所在は「/data/aaa.html」であることが分かる。
参照データ管理テーブルは、上記各プロセスにおいて参照されるマニュアルなどのデータの名称、管理番号およびプロセス完了時におけるデータの版数等とこれらデータを参照するプロセスとの対応関係について定義している(図13)。
上述した、作業内容管理テーブルにおける処理対象データおよび参照データ情報テーブルにおける参照データ等(複数のプロセスのうちいずれかにおける出力データに相当)の版数が改版されたとき、改版されたデータの最新版数が版数情報取得部15により取得される。状態登録部11は、該改版されたデータを入力データとするプロセスの該改版されたデータに対応する入力データの版数を該取得された最新版数に更新登録する(状態登録ステップ)。このようにすることで、ワークフローの上流側のプロセスにおける出力データに改版が生じた場合でも、当該改版された出力データを入力データとするプロセスの入力データの状態を常に最新の状態に保つことが可能となる。これにより、例えば設計変更等の情報が迅速に下流のプロセスに反映されるため、業務の効率化に寄与することができる。
続いて、本実施の形態によるワークフロー管理装置の動作の詳細について、設計仕様作成プロセスの出力データである設計仕様書が1.2版に改版された場合のワークフロー管理装置1における処理について説明する。
図2に示したワークフローにおける各プロセスの状態は、図4より設計仕様作成プロセス、詳細仕様作成プロセスが「完了」状態であり、検証仕様作成プロセスが「実行中(処理中)」の状態である。また、図7より、詳細仕様作成プロセスは、設計仕様作成プロセスの出力である設計仕様書と設計規約を入力として参照している。
まず、状態登録部11による改版登録の処理の流れについて、図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、本実施の形態によるワークフロー管理装置1では、ワークフローを構成する複数のプロセスは、複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるようにプロセス管理部14によって管理されている(プロセス管理ステップ)。
設計仕様書のデータの改版登録があると、当該データに対してシステム内でユニークなファイル名を付与し、元のファイル名、登録日などとともに出力情報管理テーブルに登録する(S1401)。図15に、改版された設計仕様書(版数1.2)が登録された状態の出力情報管理テーブルを示す。なお、設計仕様書のデータの改版は、版数情報取得部15にて取得される版数に関する情報に基づいて判断される(版数情報取得ステップ)。
次に、上述のステップで付与されたシステムファイル名(F5)で、設計仕様書のデータを電子書類格納データベース3に格納する(S1402)。
続いて、改版された設計仕様書を作成したプロセスである設計仕様作成プロセスの状態が「完了」および「実行中」のいずれであるかを判定する(S1403)。ここでは、上述のように設計仕様作成プロセスの状態は「完了」であるためS1404に移行し、プロセス状態管理テーブルに「実行中」に変更になったことを登録する(S1404)(状態登録ステップ)。
次に、改版された設計仕様書を入力データに含む「完了」状態の下流プロセスを列挙し(S1405)、「完了」状態の下流プロセスの要素がなくなるまで(1406)、列挙した「完了」状態の下流プロセスのリストから1つずつ取り出し(S1407)、プロセス状態管理テーブルに「実行中」で登録する(S1408)。なお、上述のようなワークフローの上流側のプロセスにおける出力データと下流側のプロセスにおける入力データとの関係は、入出力情報取得部13にて取得される入出力情報に基づいて判断される。ここでは、詳細仕様作成プロセスが登録対象となる。図16に、上述の処理によって登録内容が変更されたプロセス状態管理テーブルを示す。
このように、状態登録部11は、入出力情報取得部13にて取得される入出力情報および版数情報取得部15にて取得される版数に関する情報に基づいて、複数のプロセスのうちいずれかにおける出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データに含むプロセスの状態を処理中として登録する(状態登録ステップ)構成となっている。
次に、HTMLGUI作成部12によるHTMLGUI画面の入力データに関する部分の作成処理について、図17のフローチャートを用いて説明する。ここでは、詳細仕様作成プロセスにおいて入出力端末にて使用されるHTMLGUI画面の作成をする場合の例を示す。ここで、詳細仕様作成プロセスは「実行中」であるものとする(図16参照)。
まず、プロセスの状態の判定を行う(S1701)。ここでは、図16に示すように、詳細仕様作成プロセスの状態は「実行中」であるためS1702に移行し、詳細仕様作成プロセスに関し過去の「完了」履歴を検索する(S1702)(図16参照)。詳細仕様作成プロセスのIDは「1」であり、「完了」履歴があるので(S1703,Yes)、S1704に移行する。
S1704にて、詳細仕様作成プロセスが前回完了した日付であるYY/05/15(図16参照)を記憶部Mに格納する。続いて、入力情報テーブル(図7)より詳細仕様作成プロセスにおける処理に用いるデータ(入力データ)を列挙する(S1705)。なお、詳細仕様作成プロセスにおける入力データは、設計仕様書および設計規約である。
列挙した入力データの要素がなくなるまで(S1706)、列挙した入力データをリストから1つずつ取り出し(S1707)、版数情報取得部15にて取得される当該入力データの最新版数を取得する(S1708)。ここでは、設計仕様書の最新版数は1.2である(図15参照)。
次に、上述のステップ(S1708)にて最新版数を取得した入力データ(ここでは設計仕様書)の、詳細仕様作成プロセスが前回完了した日の直前における版数を版数情報取得部15によって取得する。ここでは、当該前回の完了日直前における版数は1.1である(図15参照)。
続いて、詳細仕様作成プロセスが前回完了した日の直前における版数と最新版数との比較を行う(S1710)。版数が一致した場合(S1710,Yes)、現在入力データとして利用されている設計仕様書は最新の版数のものであるとして、HTMLGUIにて「最新」の表示を行わせる(S1711)。
一方、版数が一致しなかった場合(S1710,No)、現在入力データとして利用されている設計仕様書は旧版のものであるとして、HTMLGUIにて「旧版」の表示を行わせる(S1712)。その後、他の入力データの版数の比較処理に移行する(S1706)。
また、詳細仕様作成プロセスの状態が「実行中」でない場合(S1701,No)および完了履歴がない場合(S1703,No)には、詳細仕様作成プロセスにおける入力データ全てについての最新版数を取得し、それぞれの入力データの最新版数を「最新」としてHTMLGUIにて表示させる(S1713〜S1717)。図18に、上述の処理によって作成されたHTMLGUIの、入出力端末における画面表示の例を示す。
次に、HTMLGUI作成部12によるHTMLGUI画面の、各プロセスにおける作業内容に関する表示部分の作成処理について、図19のフローチャートを用いて説明する。ここでは、状態登録部11によって各プロセスにおける処理を「完了」状態に変更する場合、作業内容管理テーブル(図11)の完了時版数欄に、それぞれの作業完了時に、処理データ情報テーブル(図10)より処理対象となるデータの最新版数が取得され、登録されるものとする。
まず、プロセスの状態の判定を行う(S1901)。ここでは、図16に示すように、詳細仕様作成プロセスの状態は「実行中」であるためS1902に移行し、詳細仕様作成プロセスに関し過去の「完了」履歴を検索する(S1902)(図16参照)。
次に、詳細仕様作成プロセスにおける作業内容項目を列挙する(S1903)(図11参照)。
続いて、当該列挙した作業内容項目中に、作業完了の履歴があるか否かを判定する(S1904)。列挙した作業内容項目中に作業完了の履歴がある場合(S1904,Yes)、列挙した作業内容の要素がなくなるまで(S1905)、列挙した作業内容項目をリストから1つずつ取り出し(S1906)、版数情報取得部15にて取得される当該作業内容項目における処理データの最新版数を取得する(S1907)(図10参照)。
次に、上述のステップ(S1907)にて最新版数を取得した処理データの、当該作業内容項目の前回完了時における版数を版数情報取得部15によって取得する(S1908)。
続いて、当該作業内容項目の前回完了時における版数と最新版数との比較を行う(S1909)。版数が一致した場合(S1909,Yes)、現在利用されている処理データは最新の版数のものであるとして、HTMLGUIにて「最新」の表示を行わせる(S1910)。
一方、版数が一致しなかった場合(S1909,No)、現在利用されている処理データは旧版のものであるとして、HTMLGUIにて「旧版」の表示を行わせる(S1910)。その後、他の処理データの版数の比較処理に移行する(S1905)。
また、詳細仕様作成プロセスの状態が「実行中」でない場合(S1901,No)および列挙した作業内容項目中に作業完了の履歴がない場合(S1904,No)には、詳細仕様作成プロセスにおける処理データ全てについての最新版数を取得し、それぞれの処理データの最新版数を「最新」としてHTMLGUIにて表示させる(S1912〜S1915)。図20に、上述の処理によって作成されたHTMLGUIの、入出力端末における画面表示の例を示す。なお、マニュアルなどの参照データ(プロセスの作業手順定義や作業の中で使用するツールのマニュアルなど、プロセスにおける処理結果とならないデータ)についても、図19に示すフローチャートと同様な処理が行われる。
続いて、ワークフローにおける各プロセスの完了時の処理について、図22のフローチャートを用いて説明する。ここでは、一例として、詳細仕様作成プロセスにおける完了時の処理について説明する。
状態登録部11にて、入出力端末41〜4nを介してユーザ(例えば、プロセス管理者など)からのプロセス完了の旨の登録要求を受け付けたとき、まず版数情報取得部15により当該プロセスにおける入力データの版数を取得し、取得した版数が全て最新版となっているか否かを判断する(S2200)。次に、状態登録部11にて当該プロセスについて定義されている所定の完了条件(図21参照)を取得する(S2201)。図21において、完了条件が「0」とは「チェックリストが全て完了していること」を意味し、具体的には例えば図6に示す各プロセスの完了条件全てが完了していることを意味する。一方、完了条件が「1」とは「該当IDのプロセスが事前に完了していること」を意味し、付加情報における「0」とはこの該当IDが0であるプロセスを指し、「1」とはこの該当IDが1であるプロセスを指している。
ここでは、詳細仕様作成プロセスについて定義されている所定の完了条件は、チェックリストの完了と、ID=0のプロセスの完了が条件であることがわかる。続いて、上述のようにして取得した完了条件を1つずつ判定し(S2202,S2203)、完了条件が「0(チェックリストが全て完了していること)」である場合(S2204,Yes)、図6におけるチェックリストのチェック項目全てが完了しているか検査する(S2205)。図6に示すようにチェックリストのチェック項目全てが完了している場合(S2206,Yes)、上述のステップ(S2201)にて取得した他の所定の完了条件についての検査を行う(S2202)。
一方、完了条件が「1(該当IDのプロセスが事前に完了していること)」である場合(S2204,No)、付加情報を参照して該当IDのプロセスの最新状態が「完了」であるか否かを検査する(S2208)。完了している場合(S2209,Yes)、上述のステップ(S2201)にて取得した他の所定の完了条件についての検査を行う(S2202)。しかし、ここでは詳細仕様作成プロセスは「実行中」となっているため(図16参照)、現時点では詳細仕様作成プロセスは完了できないことになる。
上述のような処理により、完了登録の対象となるプロセスが所定の完了条件を満たしている場合には、状態登録部11により該プロセスについての完了登録が行われる(状態登録ステップに相当)。このようにすることで、複数のプロセスそれぞれにおけるプロセス管理者等のユーザが、誤ってプロセス完了の旨の登録をしてしまうといった、人為的ミスの発生の抑制に寄与することができる。プロセス管理部14は、ワークフロー内の全プロセスの状態が「完了」になったことをもって、「ワークフロー全体にわたって入力データと出力データとの版数が一致」した状態と認識し、ワークフロー全体の処理を完了させるよう管理している。
なお、本実施の形態によるワークフロー管理装置における版数情報取得部15は、定期的に、或いは所定のタイミングで各プロセスにおける入力データおよび出力データの版数を取得し、改版の有無の確認を行っている。
本実施の形態では、「完了」状態に登録されているプロセスにおける出力データが改版登録された場合や、上流プロセスにおける出力データの改版によって下流プロセスにおける入力データの版数が変更になる場合に、当該改版の影響を受ける範囲のプロセスの状態を状態登録部11によって自動的に「実行中」等の状態に変更させるとともに、当該「完了」から他の状態に変更登録されるプロセスの完了条件であったチェック項目(図6参照)の状態欄を「未確認」に戻すようにしている。
図23は、上述したチェック項目を「未確認」に戻す処理について説明するためのフローチャートである。
あるプロセスにおいて出力データの改版登録や入力データの版数の変更があった場合、状態登録部11は、該当プロセスについての完了条件を取得する(S2301)。そして、取得した完了条件1つずつについて「チェックリストが全て完了していること」が条件となっているか否かについて判定する(S2302〜S2304)。
そして、取得した完了条件が「チェックリストが全て完了していること」であるものについては、対応するチェック項目(図6参照)の状態欄を「未確認」に戻す(S2305)。
最後に(S2302,No)、「完了」状態で登録されていたプロセスのうち、上述の改版の影響を受けるプロセス(出力データの改版登録や入力データの版数の変更があったプロセス)を列挙し、それらの状態を「実行中」に変更する(S2306)。
なお、プロセス状態管理テーブルにおける、各プロセスの状態を「完了」から「実行中」に変更登録する場合、図14におけるS1404のようにユーザがデータの改版を把握している場合を除き、状態登録部11は当該変更に併せてプロセス担当者(プロセスに関するユーザに相当)に対して電子メールなどにより状態変更の旨の通知を行う構成となっている(状態登録ステップ)。このような構成とすることにより、プロセスの状態の登録内容の変更のユーザへの通知業務を自動化することができ、ワークフロー管理業務における業務負担の軽減および作業効率の向上に寄与することができる。
また、本実施の形態では、図7の入力情報テーブルにあるように、入力データの参照版数を「最新」ではなく、特定の版数(例えば、設計仕様書の版数1.1など)(予め定められた所定の条件に相当)を指定するように定義しておくことにより、プロセス管理部14が任意のプロセスにおける入力データとして旧版の出力データを用いることを許容する構成とすることができる(プロセス管理ステップ)。換言すれば、そのような特定の版数の指定を行ったプロセスについては、その入力データについては最新版への更新登録を受け付けないようにしている。なお、上述のような入力データの版数の指定は、例えば図18に示すように、HTMLGUI上に表示される入力情報の版数に対してハイパーリンクを設定する等して、当該リンクを辿ることにより表示される版数設定画面において行わせるようにすることができる。もちろん、上述のような版数設定画面等を表示させるためのボタン等をHTMLGUI上に表示させるようにしてもよい。
このような構成とすることにより、例えばあるプロセスにおいて、とりあえず上流のプロセスにおける旧版の出力データを入力データとして使用し、後で新しい版の出力データが入力データとなるようにするといった柔軟な処理(前後のプロセスにおいて扱うデータの版数の矛盾を承知しつつ進める作業)が可能となる。
この他、ワークフローにおける各プロセスにおける処理結果としての出力データは、複数のセクションに分割されたものを含むようにすることもできる。具体的には、出力データのセクション情報をセクション管理テーブルの情報により定義する(図24参照)。同図では、例えば設計仕様作成プロセス(ID=0)における出力データである設計仕様書(整理番号1)は、機能リスト(セクション1)、信号処理方式(セクション2)およびファーム仕様(セクション3)の3つのセクションに分割されている。
また、入力情報テーブル(図7参照)を拡張し、図25に示すように参照セクションの欄を追加して、出力情報管理テーブル(図9参照)を拡張し、図26に示すように改版セクションの欄を追加して、それぞれセクション毎の指定を可能とする。
すなわち、入力データは該複数のセクションに分割された出力データを入力データとするプロセスについては、該複数のセクションのうちの少なくとも1つのセクションを入力データとして定義することができる。
例えば、状態登録部11による出力データの改版登録時に、出力データのうちの改版されたセクションが特定されれば、入力データとして当該改版されたセクションを含む「完了」プロセスだけが影響を受ける範囲であるとして、変更登録を行うことができる。
上述のように出力データがセクション分けされている場合における処理を図27のフローチャートで説明する。同図におけるフローチャートの処理は、図14におけるS1407およびS1408の処理に相当するものである。以下、S2701以前のステップとS2706およびS2707以降のステップについては、図14に示すフローチャートの処理と同様であるため、説明は割愛する。
改版されたデータを入力データに含む下流のプロセスのうち「完了」状態で登録されているプロセスのリストから1つずつ取り出し(S2701)、当該改版されたデータについて参照したい版数が指定されているか否かを判定する(S2702)。参照したい版数が指定されている場合(すなわち、旧版のデータを参照する場合)(S2702,No)、他のプロセスについての判定に移行する(S1406)。
一方、参照したい版数が指定されていない場合(S2702,Yes)、当該改版されたデータがある特定のセクション部分のみ改版されたものであるか否かを判定する(S2703)。当該データが全体的に改版されている場合(特定のセクションのみ改版されていない場合)(S2703,No)、当該取り出した判定中のプロセスの状態を「実行中」として登録する(S2707)。
当該データがある特定のセクションのみ改版されている場合(S2703,Yes)、当該データを入力データとするプロセスにおいて、特定のセクションのみを入力データとして指定しているか否かを判定する(S2704)。上記判定において、特定のセクションのみを入力データとして指定していない場合(S2704,No)、当該取り出した判定中のプロセスの状態を「実行中」として登録する(S2707)。一方、特定のセクションのみを入力データとして指定している場合(S2704,Yes)、改版されたセクションと入力データとして指定されているセクションとの間で一致する部分があるか検査を行う(S2705)。
一致する部分がある場合(S2706,No)、当該取り出した判定中のプロセスの状態を「実行中」として登録する(S2707)。一致する部分がない場合(S2706,Yes)、他のプロセスについての判定に移行する(S1406)。
このように、複数のセクションに分割されている出力データについては、その中で必要とするセクション部分のみを下流のプロセスにおける入力データとして定義可能とすることで、例えばあるプロセスにおける膨大な量の情報を含む出力データに改版が生じた場合でも、当該改版された出力データを利用するプロセスの管理者等のユーザは、そのプロセスに関連するセクション部分の改版のみに対応すればよい。これにより、業務負担の軽減および作業効率の向上に寄与することができる。
また、プロセス管理部14は、ワークフロー全体において、各プロセスにおける出力データの版数と該出力データを入力データとするプロセスにおける該出力データに対応する入力データの版数とが一致しているときにのみ、ワークフロー全体としての処理を完了させるように、ワークフロー全体を構成する各プロセスを管理している(プロセス管理ステップ)。
このような構成とすることにより、出力データの版数と該出力データを入力データとするプロセスにおける該出力データに対応する入力データの版数とが不整合な状態を承知しつつ、各プロセスの処理を進めている場合でも、最終的にはワークフロー全体での各プロセスにおける版数の整合性を保証することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、各プロセスにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるようにすることで、連続する上流側と下流側のプロセスが同時に作業を進めるような高度な並行作業を行うワークフローの管理が可能となる。また、各プロセス間で扱われるデータの版数が不整合の場合でも柔軟に対応することができ、高度な並行作業を伴う業務における管理業務の自動化および作業効率の向上に寄与することができる。
(付記1)ワークフローを構成する複数のプロセスに関する管理を行うワークフロー管理装置であって、
前記複数のプロセスそれぞれにおける、処理結果としての出力データと、処理に関連するデータとしての入力データとを定義する入出力情報を取得する入出力情報取得部と、
前記複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるプロセス管理部と、
前記複数のプロセスそれぞれにおける前記入力データおよび出力データの版数に関する情報を取得する版数情報取得部と、
前記複数のプロセスそれぞれの状態に関する登録処理を行う状態登録部とを備え、
前記状態登録部は、前記取得される入出力情報および版数に関する情報に基づいて、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データに含むプロセスの状態を処理中として登録するワークフロー管理装置。
(付記2)付記1に記載のワークフロー管理装置において、
前記プロセス管理部は、ワークフロー全体において、各プロセスにおける出力データの版数と該出力データを入力データとするプロセスにおける該出力データに対応する入力データの版数とが一致しているときにのみ、前記ワークフロー全体としての処理を完了させるワークフロー管理装置。
(付記3)付記1に記載のワークフロー管理装置において、
前記状態登録部は、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データとするプロセスの該出力データに対応する入力データを該改版された出力データに更新登録するワークフロー管理装置。
(付記4)付記1に記載のワークフロー管理装置において、
前記プロセス管理部は、予め定められた所定の条件に基づいて、任意のプロセスにおける入力データとして旧版の出力データを用いることを許容するワークフロー管理装置。
(付記5)付記1に記載のワークフロー管理装置において、
前記入力データは、前記プロセスにおける処理対象となるデータを含むワークフロー管理装置。
(付記6)付記1に記載のワークフロー管理装置において、
前記入力データは、前記プロセスにおける処理で参照されるデータを含むワークフロー管理装置。
(付記7)付記1に記載のワークフロー管理装置において、
前記出力データは複数のセクションに分割されたものを含み、前記入力データは該複数のセクションに分割された出力データを入力データとするプロセスについては、該複数のセクションのうちの少なくとも1つのセクションを入力データとして定義するワークフロー管理装置。
(付記8)ワークフローを構成する複数のプロセスに関する管理を行う処理をコンピュータに実行させるワークフロー管理プログラムであって、
前記複数のプロセスそれぞれにおける処理に関連するデータとして、前記複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるプロセス管理ステップと、
前記複数のプロセスそれぞれにおける前記入力データおよび前記複数のプロセスそれぞれにおける処理結果としての出力データの版数に関する情報を取得する版数情報取得ステップと、
前記複数のプロセスそれぞれの状態に関する登録処理を行う状態登録ステップとをコンピュータに実行させ、
前記状態登録ステップは、前記入力データおよび出力データについて定義する入出力情報と前記版数に関する情報とに基づいて、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データに含むプロセスの状態を処理中として登録するワークフロー管理プログラム。
(付記9)付記8に記載のワークフロー管理プログラムにおいて、
前記プロセス管理ステップは、ワークフロー全体において、各プロセスにおける出力データの版数と該出力データを入力データとするプロセスにおける該出力データに対応する入力データの版数とが一致しているときにのみ、前記ワークフロー全体としての処理を完了させるワークフロー管理プログラム。
(付記10)付記8に記載のワークフロー管理プログラムにおいて、
前記状態登録ステップは、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データとするプロセスの該出力データに対応する入力データを該改版された出力データに更新登録するワークフロー管理プログラム。
(付記11)付記8に記載のワークフロー管理プログラムにおいて、
前記プロセス管理ステップは、予め定められた所定の条件に基づいて、任意のプロセスにおける入力データとして旧版の出力データを用いることを許容するワークフロー管理プログラム。
(付記12)付記8に記載のワークフロー管理プログラムにおいて、
前記入力データは、前記プロセスにおける処理対象となるデータを含むワークフロー管理プログラム。
(付記13)付記8に記載のワークフロー管理プログラムにおいて、
前記入力データは、前記プロセスにおける処理で参照されるデータを含むワークフロー管理プログラム。
(付記14)付記8に記載のワークフロー管理プログラムにおいて、
前記出力データは複数のセクションに分割されたものを含み、前記入力データは該複数のセクションに分割された出力データを入力データとするプロセスについては、該複数のセクションのうちの少なくとも1つのセクションを入力データとして定義するワークフロー管理プログラム。
(付記15)ワークフローを構成する複数のプロセスに関する管理を行うワークフロー管理方法であって、
前記複数のプロセスそれぞれにおける処理に関連するデータとして、前記複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるプロセス管理ステップと、
前記複数のプロセスそれぞれにおける前記入力データおよび前記複数のプロセスそれぞれにおける処理結果としての出力データの版数に関する情報を取得する版数情報取得ステップと、
前記複数のプロセスそれぞれの状態に関する登録処理を行う状態登録ステップとを有し、
前記状態登録ステップは、前記入力データおよび出力データについて定義する入出力情報と前記版数に関する情報とに基づいて、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データに含むプロセスの状態を処理中として登録するワークフロー管理方法。
(付記16)付記15に記載のワークフロー管理方法において、
前記プロセス管理ステップは、ワークフロー全体において、各プロセスにおける出力データの版数と該出力データを入力データとするプロセスにおける該出力データに対応する入力データの版数とが一致しているときにのみ、前記ワークフロー全体としての処理を完了させるワークフロー管理方法。
(付記17)付記15に記載のワークフロー管理方法において、
前記状態登録ステップは、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データとするプロセスの該出力データに対応する入力データを該改版された出力データに更新登録するワークフロー管理方法。
(付記18)付記15に記載のワークフロー管理方法において、
前記プロセス管理ステップは、予め定められた所定の条件に基づいて、任意のプロセスにおける入力データとして旧版の出力データを用いることを許容するワークフロー管理方法。
(付記19)付記15に記載のワークフロー管理方法において、
前記入力データは、前記プロセスにおける処理対象となるデータを含むワークフロー管理方法。
(付記20)付記15に記載のワークフロー管理方法において、
前記入力データは、前記プロセスにおける処理で参照されるデータを含むワークフロー管理方法。
(付記21)付記15に記載のワークフロー管理方法において、
前記出力データは複数のセクションに分割されたものを含み、前記入力データは該複数のセクションに分割された出力データを入力データとするプロセスについては、該複数のセクションのうちの少なくとも1つのセクションを入力データとして定義するワークフロー管理方法。
本実施の形態によるワークフロー管理装置について説明するための機能ブロック図である。 本実施の形態において管理対象とするワークフロー定義の一例を示す図である。 プロセス情報テーブルについて説明するための図である。 プロセス状態管理テーブルについて説明するための図である。 関連情報テーブルについて説明するための図である。 完了条件管理テーブルについて説明するための図である。 入力情報テーブルについて説明するための図である。 出力情報テーブルについて説明するための図である。 出力情報管理テーブルについて説明するための図である。 処理データ情報テーブルについて説明するための図である。 作業内容管理テーブルについて説明するための図である。 参照データ情報テーブルについて説明するための図である。 参照データ管理テーブルについて説明するための図である。 状態登録部による改版登録の処理の流れについて説明するためのフローチャートである。 改版された設計仕様書が登録された状態の出力情報管理テーブルを示す図である。 登録内容が変更されたプロセス状態管理テーブルについて説明するための図である。 HTMLGUI作成部によるHTMLGUI画面の入力データに関する部分の作成処理について説明するためのフローチャートである。 作成されたHTMLGUIの、入出力端末における画面表示の例を示す図である。 HTMLGUI作成部によるHTMLGUI画面の、各プロセスにおける作業内容に関する表示部分の作成処理について、説明するためのフローチャートである。 作成されたHTMLGUIの、入出力端末における画面表示の例を示す図である。 プロセスについて定義されている所定の完了条件について説明するための図である。 ワークフローにおける各プロセスの完了時の処理について、説明するためのフローチャートである。 チェック項目を「未確認」に戻す処理について説明するためのフローチャートである。 出力データのセクション情報の、セクション管理テーブルによる定義について説明するための図である。 入力情報テーブルを拡張し、参照セクションの欄を追加した状態を示す図である。 出力情報管理テーブルを拡張し、改版セクションの欄を追加した状態を示す図である。 出力データがセクション分けされている場合における処理について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 ワークフロー管理装置、11 状態登録部、12 HTMLGUI作成部、13 入出力情報取得部、14 プロセス管理部、15 版数情報取得部、17 CPU、M 記憶部。

Claims (5)

  1. ワークフローを構成する複数のプロセスに関する管理を行うワークフロー管理装置であって、
    前記複数のプロセスそれぞれにおける、処理結果としての出力データと、処理に関連するデータとしての入力データとを定義する入出力情報を取得する入出力情報取得部と、
    前記複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるプロセス管理部と、
    前記複数のプロセスそれぞれにおける前記入力データおよび出力データの版数に関する情報を取得する版数情報取得部と、
    前記複数のプロセスそれぞれの状態に関する登録処理を行う状態登録部とを備え、
    前記状態登録部は、前記取得される入出力情報および版数に関する情報に基づいて、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データに含むプロセスの状態を処理中として登録し、ユーザから複数のプロセスのうちいずれかのプロセスの状態を完了として登録する要求を受け付けた場合、該プロセスの入力データが全て最新版になっているか否かと、該プロセスに予め定義されている所定の完了条件を該プロセスが満たしているか否かとを判断し、該プロセスの入力データが全て最新版であり且つ該プロセスが前記完了条件を満たしている場合、該プロセスの状態を完了として登録するワークフロー管理装置。
  2. 請求項1に記載のワークフロー管理装置において、
    前記プロセス管理部は、ワークフロー全体において、各プロセスの状態が完了になったことをもって、各プロセスにおける出力データの版数と該出力データを入力データとするプロセスにおける該出力データに対応する入力データの版数とが一致した状態と認識し、前記ワークフロー全体としての処理を完了させるワークフロー管理装置。
  3. 請求項1に記載のワークフロー管理装置において、
    前記プロセス管理部は、予め定められた所定の条件に基づいて、任意のプロセスにおける入力データとして旧版の出力データを用いることを許容するワークフロー管理装置。
  4. ワークフローを構成する複数のプロセスに関する管理を行う処理をコンピュータに実行させるワークフロー管理プログラムであって、
    前記複数のプロセスそれぞれにおける処理に関連するデータとして、前記複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるプロセス管理ステップと、
    前記複数のプロセスそれぞれにおける前記入力データおよび前記複数のプロセスそれぞれにおける処理結果としての出力データの版数に関する情報を取得する版数情報取得ステップと、
    前記複数のプロセスそれぞれの状態に関する登録処理を行う状態登録ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記状態登録ステップは、前記入力データおよび出力データについて定義する入出力情報と前記版数に関する情報とに基づいて、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データに含むプロセスの状態を処理中として登録し、ユーザから複数のプロセスのうちいずれかのプロセスの状態を完了として登録する要求を受け付けた場合、該プロセスの入力データが全て最新版になっているか否かと、該プロセスに予め定義されている所定の完了条件を該プロセスが満たしているか否かとを判断し、該プロセスの入力データが全て最新版であり且つ該プロセスが前記完了条件を満たしている場合、該プロセスの状態を完了として登録するワークフロー管理プログラム。
  5. ワークフローを構成する複数のプロセスに関する管理をコンピュータによりわれるワークフロー管理方法であって、
    前記複数のプロセスそれぞれにおける処理に関連するデータとして、前記複数のプロセスそれぞれにおいて現在取得されている版数の入力データに基づく処理を行わせるプロセス管理ステップと、
    前記複数のプロセスそれぞれにおける前記入力データおよび前記複数のプロセスそれぞれにおける処理結果としての出力データの版数に関する情報を取得する版数情報取得ステップと、
    前記複数のプロセスそれぞれの状態に関する登録処理を行う状態登録ステップとをコンピュータが行い
    前記状態登録ステップは、前記入力データおよび出力データについて定義する入出力情報と前記版数に関する情報とに基づいて、前記複数のプロセスのうちいずれかにおける前記出力データに改版が生じたとき、該改版された出力データを入力データに含むプロセスの状態を処理中として登録し、ユーザから複数のプロセスのうちいずれかのプロセスの状態を完了として登録する要求を受け付けた場合、該プロセスの入力データが全て最新版になっているか否かと、該プロセスに予め定義されている所定の完了条件を該プロセスが満たしているか否かとを判断し、該プロセスの入力データが全て最新版であり且つ該プロセスが前記完了条件を満たしている場合、該プロセスの状態を完了として登録するワークフロー管理方法。
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