JP4515453B2 - 多用途手動道具及びこれを用いた切断加工装置。 - Google Patents

多用途手動道具及びこれを用いた切断加工装置。 Download PDF

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Description

本発明は、一般的に手動道具に関する。より詳しくは、商業用、産業用及び住居用の建築で異なる仕事に使用可能な多用途手動道具及びこの多用途手動道具を利用した切断加工装置に関する。
商業用、産業用及び住居用の建築では、建設作業者によって多種多様な手動道具が使われる。一般的に、各種の手動道具は一つの仕事のために使われる。例えば、金槌や鋸などの自明な用途に加えて、大工/職人や家屋の持ち主は、たくさんの追加の手動道具の使用を必要とする。これらには、組み合わせ直角定規や巻尺が含まれる。さらに、凹凸面に対してはめ込む必要のある材料片に印をつける道具やドア型あるいは窓型を組み込むためにドア枠や窓枠の印を付けるための道具の組み合わせが含まれる。さらには円弧や円に沿って切断線を描くためのコンパスや、鉛筆の先端を尖らすための鉛筆削りや汎用ナイフが含まれる。
習慣的に、建築作業者はこれら単用途の手動道具類を収納した1つまたはいくつかの大きな箱を作業現場に持ち運んでいた。この箱から作業者は必要に応じ適切な道具を取り出していた。しかしながら適当な単用途の手動道具を取り出すために仕事を中断したり、多種類の手動道具を備えておくことは、一般的には非常な不便であり、時間、費用及びエネルギーを多く費やすことになる。望ましいにもかかわらず、作業用前掛けや小物入れに必要となる可能性のある手動道具を逐一入れておくことは出来ない。そこで多種多様の道具類を建築現場に運ばなければならず、また作業者が携帯しなければならないということから、1つの手動道具で多種類の仕事をこなすことが出来るものが考えられていた。
従来からいくつかの器具が知られており、これらはいくつかの手動道具を1つの器具にまとめようとするものである。しかしながら、出願人の知る限りでは、凹凸面に対してはめ込む必要のある材料片に印を付けたり、ドアや窓型の組み付けのためにドア枠や窓枠に印をつけたり、円弧や円などの切断線を描いたり、これらの作業に備えて鉛筆を尖らせるための鉛筆削りを含み、またこれらの作業に関連して寸法を測る定規として役に立つ目盛も有するような、コンパクトで、多用途の手動道具は見当たらない。また、従来の器具は、それほど軽量ではなくまたコンパクトでもないため、作業者の前掛けや小物入れに簡単に入れておくことが出来るものではない。
凹凸面にはめ込む必要のある材料片に印を付けるとき、建築作業者は単独の操作で当該作業を行い、以って失敗の余地がないようにしている。典型的には、この作業はコンパスを使って行われ、コンパスの先端と鉛筆の先端とを測定点にセットする。しかしコンパスの使用はそれほど簡単ではなく、ポイントのずれや、大工が自分の手をしっかりと固定したり一定の角度を保持することが出来ない場合がある。この作業は木製のブロックを使って行うことも出来る。しかしながら、これは角での正確さが得られず、また極端に形が崩れた壁に対しても精度が得られない。
ドアや窓型を組み込むためにドア枠や窓枠に印を付けるとき、外観の上でもまた機能上でも精度が最も重要である。従来巻尺を使って枠の端部から必要な後退距離分だけ印を付けていた(例えば1/4インチまたは3/4インチ)。しかしながら、巻尺は実質的な困難なしでこの様に小さな寸法の印をつけるにはそれほど適したものではない。ドア型や窓型の組み付けのためにドア枠や窓枠に印を付ける他の従来方法としては、直角定規の組み合わせを用いる場合や、2つの四角ブロック片を用いる方法がある。しかしながら、四角のブロック片をつなげる方法は時間がかかり、現場の状況によっては異なる後退寸法の測定に対応するため追加の木のブロックが必要になる(即ち1/4インチのセットバック、3/8インチのセットバック、1/2インチのセットバックなどである)。新しいセットバック寸法を測定するために追加の木片を作り且つつなげていく必要が生じる。
典型的には巻尺にコンパスを組み合わせて円を描いている。しかしながら、コンパスが描くことの出来る円のサイズにつき、制限が生じる。加えて、より丈夫な道具と混ぜたときコンパスはそれほど丈夫ではなく、また一定の直径(例えば7インチ)を超える円を描くときは困難が生じる。しかして、コンパスは主として熟練した建築作業者が使うときは大変役に立つが、サイズが小さいので必要なときにしばしば見つからないことがある。またコンパスは壊れやすいので、精密に円を描くことが困難なことがある。
加えて、従来のコンパス具では対応できない大きな直径の円を描く目的で、2つの方法が提案されている。第1の方法は印を付ける材料の上に描く円の半径にほぼ対応した長さの紐を使う。この紐の一端はネジなどの固定具につながっており、このネジは描くべき円の中心に対応した位置で材料に固定される。この紐の反対の端は必要とする半径で鉛筆の周りに巻きつけられる。使用者は中心ネジの周りで紐と鉛筆を回動し、円を描く。しかしながら、この方法は一定の張力を紐に加えておくことが難しいということで、円弧や円が不完全になる。
第2の方法では、描くべき円の半径に対応して予め選択した長さに材料片を切断する。案内孔(例えば1/6インチの直径)が、材料片の一方の端から約1インチの部分にドリルで形成される。それから必要な半径を測定し、材料片の他方の端に鉛筆孔をドリルで形成する。使用者は円の中心点に対応する位置に案内孔を介してネジを印付けする材料に取り付ける。そして材料片と鉛筆を中心点の周りに回動し、円弧もしくは円を描く。しかしながら、この方法の問題点は、孔を開けるときの測定上の誤りや誤差が生じたとき、再び処理を繰り返して新しい孔を開けなければならず、必要な精度の結果を達成するためさらに多数の孔を空けなければならないこともある。この方法は時間がかかり建築プロジェクトのコストの増加をもたらす。
本発明は商業用、産業用及び住居用の建築で使われる従来の多用途手動道具や多種多様な手動道具を使わなければならないという不利を克服するものである。本発明のかかる目的やそのほかの目的は明細書及び図面に記載された発明を実施するための最良の形態によって当業者に明らかになる。
本発明の目的は、凹凸面に対してはめ込む必要のある材料片に印を付けるため、またドア型や窓型の組み付けの際ドア枠や窓枠の印を付けるため、さらには時間を費やすことなく所望の精度で円弧や円あるいは直線を描くため、選択的に使用可能な多用途手動道具を提供することである。
本発明の他の目的は、さまざまな直径の円を描くために必要な多用途手動道具と付属部品の組み合わせを提供することである。
本発明の他の目的は、マーキング用の鉛筆を尖らすための鉛筆削りや測定用の定規を備えた多用途手動道具を提供することである。
本発明の他の目的は、作業現場で操作が容易な多用途手動道具を提供することである。
本発明の他の目的は、操作中の揺れなどで誤差が生じる危険性が少なく簡単に操作可能な多用途手動道具を提供することである。
本発明の他の目的は、追加の付属部品や過度の操作を要することなく簡単に取り扱うことが出来る多用途手動道具を提供することである。
本発明の他の目的は、軽量且つコンパクトで作業者の前掛けや小物入れに入れて容易に運ぶことが出来る多用途手動道具を提供することである。
本発明の他の目的は、透明成形物または射出樹脂で作られた部品からなり、印付け作業の間使用者の助けとなる透明性を備えた多用途手動道具を提供することである。
本発明の更なる目的は、意図する用途を達成する上で十分に利用でき、丈夫で且つ安価な多用途手動道具を提供することである。
本発明の更なる目的は、材料片に線を刻むために本発明の多用途手動道具を利用した切断加工装置を提供することである。
本発明の上述した目的及び他の目的は以下の構成を有する多用途手動道具によって実現される。即ち本多用途手動道具は、第1部位と第2部位を有する第1部材と、前記第1部材の前記第2部位に移動可能で且つ回動可能に結合した第2部材と、前記第2部材を第1部材の第2部位に回動可能に結合し、第1位置と第2位置との間で前記第2部位に対して前記第2部材を移動且つ回動できるようにする結合体とからなり、前記第1位置は前記第2部位の第1端の近傍にあり、ここで前記多用途手動道具は第1の印付けもしくは罫書き作業のための測定に使われる一方、前記第2位置は前記第1端とは反対にある第2端近傍にあり、ここで前記多用途手動道具は前記第1の印付けもしくは罫書き作業とは異なる第2の印付けもしくは罫書き作業のための測定に使われ、以って複数の目的に合わせて変形可能である。
好ましくは、前記結合体は、前記第2部材の表面から突出しているボスと、前記第1部材の第2部位の第1端と第2端との間に配され、前記ボスを受け入れる長手溝と、前記ボス及び前記長手溝と共働して前記第1部材の第2部位に対して前記第2部材を移動且つ回動可能にする自在固定機構とで構成されている。好ましくは、前記自在固定機構は、雌ネジの切られた継手を有するノブと、前記ノブの雌ネジが切られた継手に対して係合するために雄ネジの切られた継手を供えたステムを有する固定具とからなる。この場合、前記第1部材は、その第2部位にサライが形成されており、前記固定具は、前記第1部材と第2部材との間の相対的な移動の間、前記サライの表面に摺動的に係合する頂部を有する。
本発明の他の面に拠れば、前記第1部材の第1部位は伸縮自在な針組立体を有する。第1の形態によれば、前記伸縮自在な針組立体は、前記第1部位の第1表面の上で互いに反対の第1方向と第2方向とに回転可能なツマミ部と、前記ツマミ部と一緒に回転可能なピンとからなり、前記ピンは、頂部と、前記頂部から延在し且つ針先を有する軸と、前記頂部と前記針先との間で前記軸に配された雄ネジ継手とからなる。
前記第1部材の第1部位は、前記第1表面からこれに反対の第2表面に向かって延在する貫通孔を有し、前記貫通孔は前記ピンの雄ネジ継手と係合する雌ネジ継手を有しており、前記ツマミ部を第1方向に回転すると、前記ピンはその長手軸方向に沿って変位し前記第1部位の第2表面で前記貫通孔の端部から前記軸部の針先が突出する一方、前記ツマミ部を第2方向に回転すると、前記ピンは長手軸に沿って変位し前記貫通孔の中に前記針先を引き込む。
前記ツマミ部は、前記軸の頂部を受け入れる孔を有しており、前記ツマミ部の第1方向及び第2方向それぞれへの回転が前記ピンをそれぞれ第1方位及び第2方位に回転させ、且つ前記ピンの頂部が前記孔の中で前記長手軸に沿って移動可能にした。
本発明の他の面によれば、前記多用途手動道具はさらに、前記第2部材の第1端に配された少なくとも1つの印付け用の鉛筆の支えとなる手段を備えている。一態様では、前記印付け用鉛筆の支えとなる手段は、前記第2部材の第1端に形成された切り欠き部からなる。
本発明の他の面では、前記多用途手動道具はさらに、印付け用鉛筆を保持するために、前記第2部材の第2端に配された保持手段を含む。一態様では、前記保持手段は、前記第2部材の前記貫通孔に挿入された筒と、前記印付け用鉛筆を把持するために前記筒の内周面に延在する把持手段とからなる。前記把持手段は、複数のリブからなる。
本発明の他の面によれば、本多用途手動道具は種々仕様に対応した寸法の測定のため測定用目盛を備えている。好ましくは、この測定用目盛は色分けされており、用途に応じて測定目盛の選択を容易にすると共に、この様な用途で測定目盛の上にある寸法記号の識別を容易にしている。
本発明のさらに他の面では、本多用途手動道具は少なくとも1個の鉛筆削りを備えており、印付け用鉛筆を削ることが出来る。
他の面では本発明は、本多用途手動道具とフレーム部材との組み合わせを包含している。このフレーム部材は本多用途手動道具と一体的に接続され、本多用途手動道具の機能を増強して、材料片に大きな直径の円を描くことを可能にしている。好ましくは、本多用途手動道具は第1部材に形成された一対の貫通孔を備えている。上記フレーム部材はそれぞれの貫通孔に挿通し且つ前記フレーム部材に係合する一対の固定具を用いて、前記多用途手動道具に接続している。
さらに他の面では、本発明は切断加工装置を包含している。即ち、第1部材と第2部材と結合体と切断具とからなる切断加工装置であって、前記第1部材は印付けまたは切断を行う材料の表面に接触する第1面と、前記第1面に対向する第2面と、前記第1面と第2面との間に延在する長手溝とを有し、前記第2部材は前記第1部材の第1面に移動且つ回動可能に結合し、前記第2部材は第1主面と、第1主面に対向配置した第2主面と、前記第1主面から第2主面に延在する貫通孔とを有し、前記貫通孔は前記第1部材に対して相対的に予め選択された位置で前記第1部材の前記長手溝にほぼ垂直に整合しており、前記結合体は前記第2部材を前記第1部材の第1面に回動可能に結合し且つ前記第1部材の第1面に対して前記第2部材が移動且つ回動可能にし、前記切断具は予め選択されたいずれかの位置に前記第2部材の貫通孔及び前記第1部材の長手溝を介してほぼ垂直に挿入され、前記第1部材が前記材料の表面に接触している間に前記第1部材と第2部材が前記材料に対して移動したとき、前記材料の表面に線を引くか刻み付けるため前記材料の表面に接触する。
他の態様では、本多用途手動道具の少なくとも第1部材及び第2部材は透明材料で作成されている。
本発明は多くの異なった形の実施形態に対応可能であるが、本明細書とこれに添付した図面は、本発明の使用例のいくつかの形を開示するものである。この発明は記載された実施形態に限られるものではなく、この発明の範囲は添付した請求の範囲によって特定される。
いくつかの用語は便宜上のために以下の説明で使われているものであり、限定的な意図は有していない。右、左、後、前、上、下、内側、外側、時計方向及び反時計方向などの用語は、参照した図面上での方位を指し示している。これらの用語は、特に上記で触れた言葉ばかりでなく、類似した意味合いの言葉も包含している。
ここで図面を参照すると、全図面を通して同じ要素を特定するために同じ番号が使われており、参照番号2で一般的に指定された、本発明にかかる多用途手動道具の一実施例が、図1−4、5A−5B、6−13、14A−14B及び15−17に示されている。本多用途手動道具2は第1部材4と、この第1部材4に搭載されこれに対して移動及び回動が可能な第2部材6と、参照番号8で示される固定位置と開放位置を有する自在固定機構とで構成されている。以下詳細に説明するように、この自在固定機構8は開放位置において第1部材4に対して第2部材6が種々の方位を取り得るようにしており、その結果第2部材6は第1部材4に対して回転可能であり且つ直線的に移動可能である。
第1部材4は第1端4aで終わる前部位と、第2端4bで終わる後部位と、第1側面4cと、第2側面4dと、底面4eとを備えている。第1部材4は第1部位10を有しており、これは第2端4bで終わる端部を有している。第1部材4はまた第2部位12を有しており、第1部位10の他の端から第1端4aに延在している。第1部位10は表面10aを有し、第2部位12は表面12aを有する。第1部材4の底面4eは第1及び第2部位10,12両方の底面になっている。図3及び図6に示すように、第1端4aと第2端4bとの間の距離は第1部材4の長さLを規定しており、かくして本多用途手動道具2の全長を規定している。図4に示すように、第1部位10の表面10aと底面4eとの距離は第1部位10の厚みt2を規定している。第2部材12の表面12aと底面4eとの間の距離は第2部位12の厚みt1を規定している。第1側面4cと第2側面4dとの間の距離は第1部材4の幅Wを規定しており、かくして本多用途手動道具の全幅を規定している。
第1部材4の第2端4b側にある端部とは反対側に位置する第1部位10の端部は、第2端4bに向かって閉じ且つ部分的に丸い表面10dで終わっている2個のテーパ状の表面10b,10cを有する。第1部材4の前部位は、2個のテーパ状の表面4f,4gを有しており、これらは各々縁部4h,4iから第1端4aに向かって先細りになっており、先端14を形成する。後述するように2個のテーパ状の表面4f,4gは多用途手動道具2の印付け作業の間、案内端縁として機能する。長手形状の溝12bが第1部材4の第2部位12に形成されている。後述するように、この長手溝12bは第2部材6をして第1部材4に対し移動且つ回動可能にするものである。長手溝12bは多用途手動道具2の長手方向Lの一部に沿って延設されており、丸い面10dの近傍に位置する第1端11と、端縁4h,4iを結ぶ線の近傍に位置する第2端13を有する。第2部位12の厚みt1の方向に向かって、長手溝12bは第2部位12の表面12aから第1部材4の底面4eに形成されたサライ領域15の面に沿い延設されている。
第1部材4の第1部位10は総括的に参照番号16で示す伸縮自在な針組立体を支持している。後述するようにこの針組立体は円を描くときに軸を中心として多用途手動道具2が回転できるようにする中心として使われる。図13を参照すると、伸縮自在の針組立体16は、総括的に参照番号18で示されるピンと、ノブ26とで構成される。ピン18は軸(ステム)20を有する。このピンは、先端20aと雄ネジの切られた継手22と、頂部24とが形成されている。ノブ26はピン18の頂部24を受け入れるための孔部26aと、ツマミ部26bと、短径部26dによってツマミ部26bから離間した係合部26cとを有する。第1部材4の第1部位10は、上面10aから下面4eに向かって延在する貫通孔27を有する。貫通孔27はノブ26の係合部26cを受け入れるためのサライ28と、サライ28に連続する雌ネジの切られた継手30とを有する。記載された実施例では、ノブ26の係合部26cはクリップ状で、貫通孔27のサライ部28にはめ込まれるようになっており、サライ部28よりも十分小さな直径を有し、第1部位10に対してノブ26が回動可能なようになっている。ノブ26の孔部26aとピン18の頂部24の相対的な寸法が適切に選定されており、ノブ26と頂部24は一緒に回転し、その間頂部24は矢印32の方向で示すようにノブ26に対してピン18の長手軸に沿って移動可能になっている。
図11は組み立てられた状態の伸縮自在針組立体16を示している。ピン18はそのステム20に設けた雄ネジ継手22を第1部位10に設けた雌ネジ継手30にネジ締めすることで第1部材4の第1部位10に固定される。ノブ26は手動で操作可能で(即ち矢印34,36で示すように反時計方向又は時計方向に回すことが出来)図13の矢印32で示すように垂直方向にピン18を移動し、以ってピン18を第1固定位置から第2固定位置に動かすことができる。第1固定位置では針の先端20aは図6に示すように貫通孔27から内側に引っ込んでいる。第2固定位置では針の先端20aは貫通孔27から露出しており、図10及び11に示すように第1部材4の底面4eから突出している。図11に最もよく示すように、伸縮自在な針組立体16が組み上がった状態では、針の先端20aは第1部材4の長手方向に沿った中心線上に配されている。第1部材4の第1部位10は2個のサライ孔21,25を有している。図5Bに最もよく表われているように、これらのサライ孔は第1部位10の上面10aから底面eに向かって延設されている。サライ孔21,25は第1部材4の第2部位12に形成された長手溝12bの両側に分かれて配されている。さらに後述するように、サライ孔21,25はこの多用途手動道具2をフレーム部材に一体的につなげるために使われる。このフレーム部材は多用途手動道具2の拡張部品であり、材料片に対してより大きな直径の円を描くことが出来るようになっている。
図1,2,6,7及び10に示すように、第2部材6は全体的に板形状のボディー7を有している。このボディーは第1端6aで終わる前部と、第2端6bで終わる後部と、第1側面6cと、この第1側面6cにほぼ平行に配された第2側面6dと、上面6eと、底面6fとを有する。第2部材6の前部は2個のテーパ状の面6g,6hを有しており、第1端6aに向かって閉じている。テーパ状の面の各々は切欠き部6x,6yをそれぞれ有しており、これらは後述するようにこの多用途手動道具2で印付け操作を行うとき、鉛筆支えとして機能する。第2部材6の後部は2個のテーパ状の面6j,6kを有しており、第2端6bに向かって閉じていると共に、部分的に円形の突起61で終わっている。この突起61は上面6eから底面6fに向かって延在している第1の貫通孔6mを有する。第2の貫通孔6nが第2部材6の第1端6aと第2端6bとの間に配されている。図5A及び6に示すように、第2部材6は第1部材4の幅Wと等しい幅を有する。
図12に示すように、全体的に環状のボス6pが底面6fで板形状のボディー7から延設されており、これは第2貫通孔6nと連続している。ボス6pは環状の隙間cを残して第2部位の長手溝12bに入るよう寸法が設定されており、ボス6pは長手溝12bの中で回転することが出来、さらに長手溝12bに沿って直線的に移動できる。かかる構成により、ボス部6pは第1部材4に対する第2部材6の滑り動作及び回転動作の案内及び支点として機能する。
第2部材6は自在固定機構8によって着脱自在に第1部材4の第2部位12に取り付けられている。自在固定機構8の固定位置で、第2部材6は第1部材4の第2部位12に固定され、第1部材4と第2部材6の相対的な動きが出来ないようになっている。自在固定機構8の解除位置では、第2部材6は回動でき、さらに長手溝12bに沿って第1部材4に対し直線的に移動できるようになっている。当業者に知られているどのような自在固定機構でも第1部材4に対して第2部材6の回動及び移動を可能に出来れば、使うことが出来る。図7、10及び12に示したように好ましい自在固定機構8は固定具38と雌ネジの切られた継手40aを有するノブ40とで構成されている。固定具38はステム38bに配された雄ネジ継手38aと、頂部38cを有する。
第2部材6を第1部材4の第2部位12に固定するため、まず最初に第2部位12の上面12aに第2部材6の底面6fを位置合わせし、これにより図12に示すようにボス6pが長手溝12bに位置決めされる。そしてノブ40が第2部材6の上面6eの上に位置決めされ、これにより雌ネジ継手40aが第2部材6の第2貫通孔6nに整合する。そして固定具38のステム38bが第2部位12の長手溝12bを通り、さらに第1部材4の底面4eから第2部材6の貫通孔6nを通る。固定具38の雄ネジ継手38aをノブ40に配された雌ネジ継手40aにねじ込むため、固定具38の頂部38cが第1部材4のサライ領域15の表面に度当りするまで回し、第2部材6はノブ40の底面40bと第2部位12の上面12aとの間で強固に押圧される。
自在固定機構8はノブ40を緩めることで解除位置に置かれる(即ちノブ40のネジ40aをステム38bのネジ38aから解く)。この解除位置で、自在固定機構8は第2部材6が長手溝12bに沿って直線的に移動できるようにし且つ好ましいあるいは必要な方位に調節すべく案内部6pの周りを回転できるようにしている。第1部材4に対して第2部材6が移動するとき、頂部38cは第1部材4のサライ領域15の表面に沿って移動するようになっている。
かくしてノブ40は手動締め付け手段を構成し、第1部材4の第2部位12の上面12aを第2部材6の底面6fに対して締め付けている。かかる手動締め付け手段は非常に印付け作業を容易にし、この様な印付け作業を追加の道具なしで迅速且つ容易に実行できるようにしている。この場合、ノブ40は単純な指のツマミ操作で迅速且つ容易に緩めたり締めたりすることが出来る。当業者にとって容易に理解できるように、蝶ネジや蝶ナットのような他の手動締め付け具を用いることも可能である。
第2部材6は第1部材4に対して望ましい方位に調節可能であり、これにより作業者が望む多用途手動道具の特殊用途にカスタマイズできる。例えば、図1ないし図6と図10に示すように一つの構成では、第2部材6が第1部材4に対して図示のように位置合わせされている。この位置では、第2部材のテーパ状の面6j,6kと部分的に変形の突起61は、第1部位10の対応するテーパ状面10b,10c及び一部円形の面10dとほぼ対面する関係で配置される。より詳しくは、この構成では第2部材6の第2端6bは長手溝12bの第1端11に度当りする。自在固定機構8を解除位置にした後、第2部材6は第1部位10から離れる方向に長手溝12bに沿って滑り移動でき、望む位置で固定機構8により固定される。これにより例えば図14に示した構成が得られる。
以下に詳述するように、図14Aと14Bに示す形態では、操作者はこの多用途手動道具2を使って、鉛筆44で円形の切断線を描いたり、あるいは図18A−18Dに示すように、切断具100で円形の切断線を描くことが出来る。このときの円の直径は第1部材6が第1部位10から遠く離れて位置決めされるほど、大きくなる(即ち、例えば円74をマーキングするために第2部材は長手溝12bに沿って所定の位置に移動する)。図14Aに示す多用途手動道具の形態から、図14Bに示す形態に変えるため、ノブ40を緩め、第2部材6を180度回転し、さらに第2部材6を長手溝12bに沿って予め選択された位置に移動し(例えば円76をマーキングするため)、そして予め選択されたこの位置でノブ40を締め付ける。さらに後述するように、図15に示す形態では、多用途手動道具2はフレーム部材55と一体的に接続される。このフレーム部材55は多用途手動道具2の拡張部品の役割を果たし、例えば円78のようなより大きな直径の円を鉛筆44で印付けしたり、あるいは切断具100で罫書くことが出来る(図18A−18D)。
図16に示す形態では、自在固定機構8を解除位置に置いた後、第2部材6がボス6pを中心にして180度回転され、更に第1部材4に対して固定するため、長手溝12bに沿って望む位置に固定機構8を締め付ける。さらに後述するように、図16に示す形態では、操作者は多用途手動道具2を使って、例えば凹凸面82に対してはめ込む必要のある材料80に印付けすることが出来る。
図17は多用途手動道具2の他の使用形態を示している。ここでは第2部材6が長手溝12bに沿って第1部位10から離れる方向に移動しており、第2部材6の第1端6aが予め選択された望ましい量だけ第1部材4の第1端4aから伸びており、ここで固定機構8により第1部材4に対して所定位置に固定される。さらに後述するように、図17に示す使用形態では、操作者は多用途手動道具2を使用して、例えばドア型あるいは窓型の組み付けのためにドアまたは窓枠90にマーキングすることが出来る。
次に図7及び図10を参照すると、全体的に円筒形状のインサート42は複数のリブ42aを備えており、これはインサート42の内壁面に延在している。この筒状インサート42は第2部材6の貫通孔6mにはめ込むことが出来るように寸法付けされている。筒状インサート42の長さや直径は適切に選択されており、この筒状インサートは摩擦により貫通孔6mに保持されていると共に、この筒状インサートの上側及び下側の外周端はほぼ第2部材6の上面6e及び底面6fとそれぞれ同じ面位置になっている。この筒状インサート42は例えば図14または図15に示す形態で多用途手動道具2を使う場合、マーキング用の鉛筆44を保持するためのグリップまたはホルダとして機能する。複数のリブ42aは鉛筆44がねじれることを防ぐ。固定機構8が固定位置にあるとき、貫通孔6mそして筒状インサート42は、図6に示すように長手溝12bと整合しており、これにより少なくともマーキング用鉛筆44の先端44aが長手溝の中に進入し、例えばマーキング作業を行うべき面に接触するようになっている。これらのリブ42aは多用途手動道具2を使用している間第2部材6に対してマーキング用鉛筆44がねじれることを防いでいる。
本発明の他の面によれば、図1,3,6,7及び10に示すように、第1部材4の第1部位10は総括的に参照番号45及び49で示されるように2個の鉛筆削りを含んでおり、マーキング用の鉛筆44を尖らせることが出来る。鉛筆削り45は第1部位10に形成された通路46を有しており、第2端4bから第1部材4の第2側面4dに沿って延在している。通路46の開口端48は、第2端4bにあり、尖らせるべきマーキング用鉛筆44の先端44aを挿入可能としている。通路46の直径は適切に選択されており、マーキング用の鉛筆44は削り操作の間通路46の中で回転可能であり、その間多用途手動道具2の操作者による補助を必要とせず通路46に保持されている。サライ50が第1部材4の第2側面4dに形成されており、また長手状のスロット52がサライ50から伸びており、第1部材4の外側で通路46と通じている。切削刃54が着脱可能に第1部位10に取り付けられており、スロット52の上に延在して切削刃54のカッティングエッジ54aがスロット52と整合しており、通路46の傾斜側部46aとほぼ平行に向いている。適当な手段を使って切断刃54がサライ50に着脱可能に取り付けられる。例えば、図7に示すように、切削刃54をサライ50に取り付けるため、切削刃54の開口58にネジ56を通し、サライ部50に形成されたネジ孔60の各々にこのネジ56の各々を締め付ける。好ましくは、切削刃54は、カッティングエッジ54aと平行な関係で別のカッティングエッジ54bを有する。カッティングエッジ54aが鈍ったときは、カッティングエッジ54bを使うため、切削刃54を180度回転し、サライ50に切削刃54を取り付ける。これにより、カッティングエッジ54bがスロット52に整合する。使用の際は、マーキング用鉛筆44の先端が開口端48を通して通路46に挿入され、カッティングエッジ54aに対して回転されこれにより先端が尖るようになる。マーキング用鉛筆の削りかすはカッティングエッジ54aによって第1部材4の外に向けられる。
鉛筆削り49は第1部位10に形成された通路51を有し、第2端4bから第1部材4の第1側面4cに延在している。鉛筆削り49の構成は上述した鉛筆削り45の構成と同じであるが、ただ通路46及び51の前端形状が異なる。図6に示すように鉛筆削り45では通路46の前端が図10の鉛筆44で示すように短い先端を有する鉛筆を収納する形状である。これに対し鉛筆削り49では、通路51の前端が図14−17で示すように長い先端を有する鉛筆44を収納できる形状となっている(例えば典型的には先端距離がNo.2の鉛筆)。当業者なら容易に分かるように、通路46及び51の前端の構成は図6に示した構成から変形可能であり、図10や図14−17で示した鉛筆44や他の先端形状を有する鉛筆を収納できる。
本発明の他の面によれば、図3−4に示すように、総括的に参照番号62で示す測定目盛が第1部材4の第1側面4c及び第2側面4dのそれぞれに設けてある。これらの測定用メモリ62は容易に識別できるように細線の形で単位のマーキング63が配されている。これらの測定用メモリ62は定規として使われ、あるいは円の直径を計るための目盛として使われ、さらには与えられた表面からマーキングすべき線までの距離を測定するために使われる。多用途手動道具は操作者によって使われるとき、例えば図14−17で示した各態様がある。これら測定用メモリ62の単位マーキングの方向は第1部材4の第1側面4cと第2側面4dとで反対となっており、多用途手動道具2のどのような使用形態でも測定が容易に行えるようになっている。本実施形態では測定用メモリが第1部材の第1側面4c及び第2側面4dの各々に配されているが、この測定用メモリは第1側面4cと第2側面4dの片方のみに設けても良い。
第1部材4の側面に設けたこれら測定用目盛62に加えて、3つの追加測定用目盛が好ましくは第1部材4と第2部材6の面に設けてある。図5を参照すると、2つの測定用目盛63,65が第1部材4の第2部位12の上面12aで、長手溝12bの両側に配されている。これらの測定用メモリ63,65はそれぞれ単位マーキング63a,65aを有する。図5に示すようにこれら測定用メモリ63,65の単位マーキングの方向は互いに逆向きで、上述した多用途手動道具2のどの使い方においても測定を容易ならしめている。図6は第2部材6の底面6fに配された別の測定用目盛67を示しており、単位マーキング67aを有する。これら測定用目盛64,65及び67の寸法マーキングは好ましくは刻印された細い線を有しており識別を容易にしている。これらの測定用目盛63,65及び67は定規として使われると共に、円の直径を測定したりあるいは与えられた面からマーキングすべき線の距離を測定するために目盛として使われる。この場合本多用途手動道具は操作者によって例えば図14A−14B及び15−17の形態で使われる。
本発明の他の面によれば、一つ以上の測定用目盛62,63,65及び67が色分けされており、特定の機能または操作に対応している。例えば本多用途手動道具が操作者によって図14−17に示したいずれかの態様に対応して使われる場合がある。これら測定用目盛62,63,65及び67の単位マーキングもまた色でコード化されており、識別を容易にしている。色でコード化された測定用目盛を有する多用途手動道具2を使う場合、使用者は各操作に対応して指定された色を単に調べるだけで特定の操作に使用すべき測定用目盛を簡単に選択することが出来る。
図1−17を参照して、本発明にかかる多用途手動道具2の様々な実用的な使用形態を説明する。
図14Aは、円に沿った切断線を印すために使われる本発明の多用途手動道具2を表している。材料片70の上でマーキングすべき円の中心を位置出しして、多用途手動道具2が材料片70の上に配される。伸縮自在な針組立体16のピン18の先端20aを円の印を付けられた中心に一致させる。使用者はそこでノブ26を時計方向に回転し(即ち図13で矢印36に示す方向に)以ってピン18を第2固定位置に移動しここで針の先端20aは第1部材4の底面4eから突出し、印を付けられた円の中心で材料70と接触する。この状態で、多用途手動道具2は針の先端20aでしっかりと材料70に固定されるので、多用途手動道具は材料片に対してずれることはなくこの針の先端20aは中心となってその周りを多用途手動道具が回転し以下に記述するように材料72に円を描く。
マーキングすべき円の中心に針の先端20aを容易に位置決めするため、マーキング23の形で中心指示器が図1−4,7,9及び13に示すように第1部材4の第2端4b、第1側面4c及び第2側面4dに設けてある。第1部材4の第2端4bにあるマーキング23は、長手方向で第1部材4の中心軸と一致し、それゆえ上述したように中心軸の上にある針の先端20aと一致している。この針の先端20aはまた第1部材4の第1側面4c及び第2側面4dにある一対のマーキング23を通って伸びている線の上にある。材料70の上でマーキングすべき円の中心を選定した後、この円の中心に正確に針の先端20aを位置決めするため、まず選定された円の中心を通って直交する線を描き、続いて多用途手動道具2を材料70の上に置き第1部材の第2端4bにあるマーキング23が直交する線の一方に位置し、第1部材4の第1側面4c及び第2側面4dにある2個のマーキング23が直交する線の他方に一致するように合わせ込む。そして針の先端20aが上述したように選定された円の中心に固定される。マーキング23を用いて印付けすべき円の中心を位置出しし且つ上述したようにピン18の針先20aを円の中心に位置づけした後、ユーザーが円の直径を選定するため、第1部材4の長手溝12bに沿って第2部材6を移動する。当業者が容易に理解出来るように、長手溝12bの長さと、ピン18の針先20aと長手溝12bの第1端11との間の固定された距離とを合わせて、円の直径の範囲が決まる。この円は図14Aに示した態様で本多用途手動道具により描くことが出来る。かくして、図14Aに示した態様で多用途手動道具2を用いて円を描くとき、その最小直径は、第1部材4に対して第2部材6を位置決めする際、第2部材6の第2端6bが長手溝12bの第1端11に配するようにして得られる。移動部材6をこの位置で自在固定機構6により固定した後、先端44aが材料70の表面に接触するまでマーキング用の鉛筆44が筒状インサート42に挿入される。そして円72を材料70の上に描くため、針先20aによって決まる中心の周りに多用途手動道具2を回転する。この実施形態では、円72の直径はピン18の針先20aと第2部材6の第1貫通孔6mの中心との間の距離(即ち半径)の2倍に等しい。
別の円をマーキングするため多用途手動道具2を配置するときは、まず伸縮自在針組立体16のノブ26を反時計回りに回転し(即ち図13の矢印34で示す方向)ピン18を第1固定位置に移動し、ここで針先20aは貫通孔27の中に引き込む。そして、材料片70の上に描くべき新しい円の所望の中心をマーキングした後、ピン18の針先20aが第2固定位置に移動し、針先20aがマーキングされた円の中心と一致し、上述したようにピン18の針先20aが描くべき円の中心として使われる。
この後、円72よりも大きな直径を持つ円74を材料70に描くため、自在固定機構8が上述したように開放位置に置かれ、そして第2部材6が、描くべき円の所望の直径になるまで、第2端13に向かって長手溝12bに沿って移動する。所望の直径になったとき、上述したように自在固定機構8が固定位置に置かれ、第1部材4と第2部材6の間のずれを防止する。自在固定機構8を固定した後、先端44aが材料70の表面に接触するまでマーキング用の鉛筆44を筒状のインサート42に挿入する。そして材料70の上に円74を描くため、針先20aによって規定される中心の周りで多用途手動道具2を回転する。図14Aに示した態様で多用途手動道具2を使う場合、描くことが可能な円の最大直径は、第2部材6の第2端6bが長手溝12bの第2端13に位置するまで第1部材4に対して相対的に第2部材6を移動することで得られる。図14Bは多用途手動道具2の別の態様を示しており、図14Aに示した多用途手動道具2の態様で得られる円の最大直径よりも大きな直径を有する円の切断線をマーキングすることが出来る。図14Bに示した態様は以下のようにして円の切断線をマーキングする。先ず自在固定機構8を開放位置にした後、図1−6及び図10に示した態様から第1部材4に対し第2部材6を180度回転する。この結果、第2部材6の第1端6aは第1部材4の第1部位10に対面し、第2部材6の第2端6bは第1部材4の先端14に面するようになる。マーキング23を用いて描くべき円の中心を位置出しし且つ上述したようにピン18の針先20aをこの円の中心に位置決めした後、円の直径を選定するため、使用者は第1部材4の長手溝12bに沿って第2部材6を移動する。ここで、上述したように自在固定機構8は固定位置に置かれ第1部材4と第2部材6の相対的な移動を防止する。自在固定機構をロックした後、先端44aが材料70の表面に接触するまでマーキング用の鉛筆44を筒状のインサート42に挿入する。例えば円76を材料70に描くため、針先20aによって規定される中心の周りで多用途手動道具2を回転する。
図15は本発明に従った多用途手動道具2の使用態様の別の例を表しており、図14A及び図14Bに示した多用途手動道具2の態様で得られる円の最大直径よりもさらに大きな直径の円78の切断線をマーキングすることが出来る。
図15に示した態様において、多用途手動道具2は別のフレーム部材または拡張部材55と組み合わせて使われる。このフレーム部材55はより大きな直径の円をマーキングするために本多用途手動道具の利便性を強化する機能がある。拡張部材55は適当な材料で作成され、例えば木または金属の長尺からなり、所望の半径の円78を得ることが出来るように十分長い。まず案内孔55aが拡張部材55にドリルで開けられる。この案内孔55aは拡張部材55の一端55bから約1インチの所に位置し、描くべき円78の軸になる。拡張部材の他端55cは2個の固定具59,61を使って多用途手動道具2の第1部材4の第1部位10に一体的に接続される。これらの固定具59,61はそれぞれサライ貫通孔21,25を通って締め付けられ、拡張部材55と係合する。この結果多用途手動道具2は拡張部材55の端部59cから突出するようになる。
好ましくはこれらの固定具59,61は2個の木ネジもしくは金属ネジからなり、木または金属の拡張部材55に対して十分な強度で突き刺さり、多用途手動道具2を拡張部材55に一体的に接続する。当業者が容易に理解できるように、拡張部材の端部55cが着脱自在に一体的に多用途手動道具2に接続できる限り、ピンや釘など他の着脱自在固定具も適当に使うことが出来る。しかしながら、一般的には、釘やピンなど他の種類の固定具よりもネジが好ましい。なぜならば、ネジはマーキング作業が終わった後容易にはずすことが出来多用途手動道具2から拡張部材55を切り離せる。そのとき拡張部材55あるいは多用途手動道具2のいずれにも損傷を与える恐れがない。
上述したように多用途手動道具2と拡張部材55が分離可能な状態で一体的に接続された後、固定具57(例えばネジ、ピンあるいは釘)が拡張部材の端部55bにある案内孔57に挿入され、選択された軸点で材料70に接続される。その際材料70に対して拡張部材55は回転可能な状態になっている。この態様では、使用者はマーキング作業を実行するため、単に鉛筆44(あるいは図18A−18Dに示した実施例の場合切断具100)を多用途手動道具2の筒状インサート42に挿入し、図15に示すように中心点の周りで組立体を回転し、以って円78をマーキングする。当業者なら容易に理解できるように、マーキング作業に先立って、第2固定部材6は長手溝12bに沿って移動でき、図14A及び14Bに示した態様に関して説明したように、第2部材6は固定機構8で所定位置に固定される。このようにして描くべき円の直径をさらに変えることが出来る。
かくして当業者なら分かるように、図14A及び14Bに示した態様で多用途手動道具2が得ることの出来る直径よりも大きな直径の円が、上述したように多用途手動道具2と拡張部材55の組み合わせによって得られる。例えば、描くべき円の所望の直径が6フィートのとき(6´)、拡張部材55は好ましくは約38インチの最小長さを有し、拡張部材55にドリルで形成される案内孔55aの直径は好ましくは5/16インチである。かくして選定された拡張部材55でマーキング作業を行うとき、多用途手動道具2が図1に示す態様にあるとき(即ち第2部材6のテーパ状の面6j,6kが第1部材4の第1部位10のテーパ状面10b,10cにほぼ対面して配されているとき)約6フィートの直径の円または円弧を描くことが出来る。さらに、例えば6フィートと3/8インチあるいは6フィートと13/8インチの直径の円または円弧を描くために、第2部材6を長手溝12bに沿って対応する量だけ移動し、上述したように所定の位置で固定すれば良い。
本発明によれば上述した多用途手動道具2の構成並びに使用方法により、大工/職人あるいは家屋の持ち主は円を描く従来の方法に比べより迅速で且つ利便性良く様々な直径の円を描くことが出来る。
図16は本発明にかかる多用途手動道具2の使用例を表しており、凹凸面82に対して整合させなければならない材料片80の印付けを行う。多用途手動道具2は材料片80の表面に配され、第1部材4の先端14は凹凸面82に対向する。上述したように自在固定機構8を開放位置に置いた後、第2部材6が図1−6及び図10に示した態様から180度第1部材4に対して回転される。その結果、第2部材6の第1端6aが第1部材4の第1部位10に対向し、第2部材6の第2端6bが第1部材4の先端14に対面する。その後、凹凸面82に対して第1部材4の先端14が接触するまで、多用途手動道具2が凹凸面82に向かって移動される。材料片80の上に所望の線84を引くために、凹凸面82から所望の距離が選定される。その後第2部材6が長手溝12bに沿って移動され、貫通孔6mの中心が凹凸面82から選定された距離に対応する材料片80のポイントに到達する。この状態で、上述したように自在固定機構8が固定位置に置かれ、第1部材4と第2部材6の相対的な移動を防止する。自在固定機構8をロックした後、マーキング用鉛筆44の先端44aが材料片80の表面に接触するまで、マーキング用鉛筆44を筒状のインサート42に挿入する。そして材料片80の上に線84をマーキングするため、双頭の矢印86で示したいずれかの方向に材料片80に沿って多用途手動道具2を移動する。その間、マーキング用鉛筆44の先端44aは材料片80に接触し続けると共に、第1部材4の先端14も凹凸面82に接触し続ける。
図16に示し且つ上述した多用途手動道具2の態様及び使用例は、典型的には大工仕事や一般的な建築仕事にほとんど経験のない職業人や家屋の持ち主に適している。図16に示した多用途手動道具2の応用例の別の態様が、熟練工に適している。熟練工は経験を積んでいるので、マーキング作業の間手をしっかりと固定することが出来る。この別の態様では、材料片80の上にマーキングすべき線84の距離が凹凸面82に対して予め分かっている場合、使用者は単に材料片80の上に線84を引くため測定目盛62を用いて、双頭の矢印86で示すいずれかの方向に沿って材料片80の上に多用途手動道具2を移動させる。その間、マーキング用鉛筆44の先端44aは材料片80に対する接触を維持し、第1部材4の先端14も凹凸面82に対して接触を維持する。
この様な構成並びに使用方法により、本発明にかかる多用途手動道具2は大工/職人あるいは家屋の持ち主が正確に木片、コリアン(CORIAN)片、合成樹脂板、石板などに対してマーキングをしあるいは切断(即ちスクライブ)することが出来る。これらの材料は凹凸のある水平面もしくは垂直面に対して整合させるものである(例えば凸凹のある垂直壁に対して木の棚を取り付ける場合である)。
図17は、本発明にかかる多用途手動道具2を表しており、扉または窓の取り付けのため扉または窓の枠90にマーキングするために使う。図1−6及び図10に示した態様から、まず自在固定機構8が上述したように開放位置に置かれる。それから、第2部材6が長手溝12bに沿って先頭位置まで移動され、ここで第2部材6の第2端6bが長手溝12bの第2端13に到達する。そして第2部材6を予め決められたセッティングだけ移動して、第2部材6を位置決めする。これにより、第2部材6の第1端6aは予め決められたセッティングに対応する量だけ、第1部材4の先端14から外に出る。予め決められたセッティングは、典型的には1/16インチから3/4インチの範囲で(例えば典型的な組付けでは1/4インチあるいは3/8インチ)枠90の端部90aから後退する分である。一度所定のセッティングがなされると、自在固定機構8は上述したように固定位置に置かれる。その後、第1部材4の先端14は枠90の内側の交差する角に対して位置決めされる。その結果、第1部材4のテーパ状の面4f,4gは枠90の水平端及び垂直端に度当りする。まず最初にマーキング用の鉛筆44が切欠き部6xに置かれ、続いて第2部材6の切欠き部6yに置かれる。そして、多用途手動道具2は水平方向及び垂直方向にそれぞれ移動される。その間、第1部材4のテーパ状面4f,4gは枠90の水平端及び垂直端に度当りしている。この結果、90度の外端が枠90の周り全てにマーキングされる。かくして、本発明にかかる多用途手動道具2によって、大工/職人あるいは家屋の持ち主は45度のカットの内端の交差位置を正確に出すことが出来る。合わせて扉や窓の型の選択されたセットバック位置をマーキングすることが出来る。
上述し且つ図17に示した多用途手動道具2の態様及び使用方法は、典型的には熟練した職人に適している。熟練した職人は、経験を通して手をしっかり固定しながら多用途手動道具2を移動することが出来る。その間、マーキング用の鉛筆44はマーキングの作業中第2部材6の切欠き部6x,6yに支えられている。図17に示した多用途手動道具2の使用態様の変形例が、大工仕事や一般的な建築仕事にほとんど経験のない新米の職人あるいは家屋の持ち主に適用可能である。この変形態様では、図16に示した応用例で説明したように第2部材6が第1部材4に対して位置決めさる。より詳しくは、上述したように自在固定機構8を開放位置に置いた後、図1−6及び図10に示した態様から第1部材4に対して第2部材6を180度回転する。その結果、第2部材6の第1端6aは第1部材4の第1部位10に対面し、第2部材6の第2端6bは第1部材4の先端14に対向する。この後、第2部材6を位置決めして予め決められたセッティングまで移動する。この結果第1貫通孔6mを含んだ第2端6bが予め決められたセッティングに対応した量だけ第1部材4の先端14から外側に伸びる。予め決められたセッティングを行った後、自在固定機構8が上述したように固定位置に置かれる。その後、第1部材4の先端14が枠90内側の交差する角に対して位置決めされ、第1部材4のテーパ状の面4f,4gが枠90の水平及び垂直端に度当りする。マーキング用の鉛筆44が筒状のインサート42に配置され、マーキング用鉛筆44の先端44aが枠90の面に接触するようになる。そして、多用途手動道具2が水平方向及び垂直方向に移動される。その間、第1部材4のテーパ状の面4f,4gは枠90の水平端及び垂直端に度当りし、以って90度の外側端部が枠90の全周にわたってマーキングされる。
図14ないし図17を参照して説明した本発明の多用途手動道具2の使用において、全ての測定は測定用目盛62,63,65及び67の1つまたは2つ以上を用いて行われる。前述したように、これらの測定用目盛は色分けされており用途に合わせて容易に選択できるようになっており、また使用に際して測定用目盛にある単位刻み(寸法刻み)の識別を容易にしている。
第1部材4の長さLと幅Wは必要に応じて適当なサイズに決められており、本多用途手動道具2の使用者の目的を達成できるようにしている。しかしながら、本発明の鍵となる特徴は種々の部品の多様な構造的寸法にあり、本発明が大工/職人や家屋の持ち主のために非常に便利な多用途手動道具を提供しており、使用者の目的に妥協することなくコンパクトな構造を実現している。この点で、第1部材4の長さLは好ましくは6.44〜7.86インチの範囲にあり、より好ましくは7.125インチである。第1部材4の幅Wは好ましくは1.42〜1.74インチの範囲にあり、より好ましくは1.56インチである。第1部位10の厚みt1と第2部位12の厚みt2は、好ましくは0.49〜0.69インチの範囲であり、より好ましくは0.56インチである。この様な好ましい第1部材4の長さLによって、長手溝12bは好ましくは4.1ないし4.9インチの範囲の長さとなり、さらに好ましくは4.5インチの長さになる(即ちこの長さは長手溝12bの第1端11と第2端13との間の距離である)。第1部材4を上述の好ましい長さLとすることで、ピン18の針先20aと長手溝12bの第1端11との間の距離は好ましくは0.84〜1.0インチの範囲に入り、さらに好ましくは0.94インチとなる。上述した長手溝12bの好ましい長さと、上述したピン18の針先20aと長手溝12bの第1端11との間の好ましい距離との両方により、使用者は2.25インチから10.5インチまでの範囲の円を描くことが出来る。上記したように、本発明に従って多用途手動道具2で描くことの出来る円の直径の範囲は、長手溝12bの長さとピン18の針先20aと長手溝12bの第1端11との間の固定長との組み合わせによって決まる。
図面を参照して概括的に説明したように本発明にかかる多用途手動道具2は多種多様の材料を用い数多くの方法を用いて作ることが出来る。本発明にかかる多用途手動道具2の部品の材料は好ましいように選択されており、環境要因から十分保護されており、作業現場で多用途手動道具を損傷から守るべく十分の強度を有しており、作業者の前掛けや小物入れに入れて多用途手動道具が運べるようになっている。かくして多用途手動道具2の部品は好ましくは頑丈な構造を有し、材料は適当に選択され、軽量で薬品や紫外線に耐性があり、さらに高温や低温あるいは衝撃にも耐えることが出来る。
例えば、第1部材4や第2部材6は好ましくは射出成形プロセスで作成され、高性能樹脂を用いている。これらには、ナイロン混合物(例えばCAPRON(商標))、ポリカーボネート/ポリエステル混合物(例えばXENOY(商標))、あるいはポリーボネート/アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン混合物(例えばCYCOLAY(商標))がある。自在固定機構8(例えば固定具38とノブ40)や伸縮自在の針組立体16(例えばピン18とノブ26)は、好ましくは高性能プラスチックを用いた射出成形プロセスにより作られる。これらのプラスチックには、ナイロン混合物(例えばCAPRON(商標))、ポリカーボネート/ポリエステル混合物(例えばXENOY(商標))、あるいはアセタールコポリマ(例えばCELCON(商標))が含まれる。マーキング用の鉛筆44を保持または把持するための筒状インサート42は、好ましくは熱可塑性のポリウレタン(例えばELASTOLAN(商標))を用いた射出成形プロセスで作られる。しかしながら、当業者なら容易に理解できるように、他の高性能樹脂や多種多様な他の材料を使うことも出来る。これらの材料には、ポリプロピレンのような低級樹脂や、アルミニウムやスチールなどの剛性材料も含まれる。これらの材料は第1部材4や第2部材6、自在固定機構8、伸縮自在針組立体16、筒状インサート42などに利用可能である。切削刃54とネジ56は好ましくはステンレススチールあるいは他の適切な金属で出来ている。伸縮自在の針組立体16のノブ26の強固な構造に関わらず、ツマミ部26bと係合部26cとの間の短径部26tにより、係合部26cが十分な柔軟性を有し係合部26cが図10及び図11に示すように本多用途手動道具2の組み立ての際貫通孔27のサライ部28に容易にはめ込むことが出来る。別の実施形態では、第1部材4、第2部材6及びノブ26,40を含む多用途手動道具2の種々の部品は、好ましくは透明樹脂で作成されており、本多用途手動道具2は実質的に透明である。多用途手動道具2が透明であることから、使用者は透明な部分を通してマーキング作業の正確性を確認することが出来る。例えば棚板を切断したり円または円弧を描くとき、鉛筆線が描かれている状態を見ることが出来、これにより多用途手動道具2の正確性が増す。また多用途手動道具2の透明な性質により、好ましい美的効果も生まれ、使用者が不透明な部分(例えばピン18や固定具38)を観察することも出来る。
図18A−18Dは本発明にかかる切断加工装置101を示しており、材料片に切断線を刻む。切断加工装置101は上述した実施例のいずれかにかかる多用途手動道具2と切断具100とからなり、これは多用途手動道具2と組み合わせて使われる。切断具100は長手部材102、長手部材102の一端に装着されたスリーブ104、長手部材102の一端から延在し且つ互いに離間した関係で配された一対の脚部106とで構成されている。ピン108が横方向に配され一対の脚部106を互いにつなぐ。概括的に円形の刃110がピン108に取り付けられており、回転可能になっている。スリーブ104はその外周面に沿って延設された長手のリブ104aを複数個備えている。スリーブ104に形成された長手のリブ104aは筒状インサート42に対して切断具100を保持するためのグリップもしくはホルダとして機能する。この筒状インサート42は第2部材6の貫通孔6mにはめ込まれており、多用途手動道具2の使用に際し切断具100のねじれを防ぐことが出来る。スリーブ104の直径は適切に選定されておりスリーブ104は筒状インサート42に対してしっかりと保持され、その間長手のリブ104aは多用途手動道具2の使用中第2部材6に対して切断具100がねじれないようにしている。刃110の直径も適切に選定されており、筒状インサート42を通過して罫書き作業あるいは刻印作業が行われる表面に接触できるようになっている。
切断具100は本発明にかかる多用途手動道具2と組み合わせて使われ、図14A−14B及び15−17を参照して説明した多用途手動道具2の様々な態様において所望の切断線を刻むことが出来る。ただ1つの例外は図17に示した多用途手動道具の態様で、これは鉛筆の先端が第2部材6の切欠き部6x,6yに支えられており、枠90の周りに線をマーキングしている。例えば、図16で示したように凹凸面82に対して整合させる必要のある材料片80に線を刻むため多用途手動道具2を使う際には、切断具100が筒状インサート42に挿入され、切断刃110が材料片80の表面に接触する。そしてマーク84を材料片80に刻むため、双頭の矢印86で示したいずれかの方向に向かって材料片80の上に沿って多用途手動道具2を移動する。その間、切断具100の刃110は材料片80に対する接触を保持し、さらに第1部材4の先端14は凹凸面82に接触し続ける。
図14及び図15に示すように、多用途手動道具2は切断具100と組み合わせて使うことで、円に沿った線を刻むことが出来る。例えば、マーキング23を用いて描くべき円の中心を位置出しし、上述したように円の中心に対してピン18の針先20aを位置決めした後、円の直径を適切に選定するため、使用者は第1部材4の長手溝12bに沿って第2部材6を移動させる。第2部材6のこの位置で自在固定機構8をロックした後、切断具100を切断刃110が材料70の表面に接触するまで筒状インサート42に挿入する。円(例えば図14A−14B及び15に示した円72,74,76及び78のいずれか)を材料7に罫書く為、針先20aによって決まる中心の周りで多用途手動道具2を回転させる。
本発明の特徴的な構成により、利便性の高い多用途手動道具及び切断加工装置が得られ、これらは特徴的なデザインを有し、大工/職人あるいは家屋の所有者が選択的に多用途手動道具や切断加工装置を使用して、凹凸面に対してはめ込む必要のある材料片をマーキングもしくは切断したり、扉や窓型を組み付けるため扉や窓の枠にマーキングもしくは切断加工をしたり、所望の直径で円弧や円あるいは直線をマーキングもしくはスクライビングでき、多量の時間を費やすことなく精度を得ることが出来る。本発明にかかる多用途手動道具及び切断加工装置は軽量で且つコンパクトであり、作業者の前掛けもしくは小物入れに入れて容易に運ぶことが出来ると共に、作業現場で容易に取り扱うことが出来る。加えて、本発明の多用途手動道具と切断加工装置は熟練したあるいは未熟練の大工/職人及び家屋の持ち主によって簡単に取り扱うことが出来、操作中手ぶれなどで誤差が生じる恐れがほとんどなく、追加の付属部品や過剰な操作を要することなく容易に扱うことが出来る。本発明にかかる多用途手動道具と切断加工装置はそれほど熟練していない職人や家屋の持ち主がプロの結果を達成することが出来るようにしている。
さらに、本発明にかかる多用途手動道具と切断加工装置は様々な大きさと重量で作成でき、高度に頑丈で構造や性能の面での劣化に耐えることが出来る。
上述の記載から、明らかなように、本発明は改良した多用途手動道具と改良した切断加工装置を実現している。当業者なら容易に分かるように、本発明の概念から離れることなく。上述した種々の実施例に変形を加えることが出来る。それゆえ、この発明は開示された特定の実施例に限られるものではなく、それらの自明な変形も特許請求の範囲によって規定された発明の範囲に含まれるものである。
本発明にかかる多用途手動道具の後方から見た斜視図である。 本発明にかかる多用途手動道具の前方から見た斜視図である。 本発明にかかる多用途手動道具の右側面図である。 本発明にかかる多用途手動道具の左側面図である。 本発明にかかる多用途手動道具の上面図である。 図5Aを線分5B−5Bで切断した断面図である。 本発明にかかる多用途手動道具の底面図である。 本発明にかかる多用途手動道具の分解図である。 本発明にかかる多用途手動道具の正面図である。 本発明にかかる多用途手動道具の背面図である。 図5に示した線分10−10で切断した部分断面図である。 図10の線分11−11で切断した断面図である。 図10の線分12−12で切断した断面図である。 本発明にかかる多用途手動道具の一部分解図であり、伸縮自在針先機構の構成部品を示している。 本発明にかかる多用途手動道具の斜視図であり、円の切断線をマーキングする際に使う第1態様を示している。 同じく第2態様を表している。 本発明にかかる多用途手動道具の斜視図で、拡張部材と組み合わせて使用し、大きな径の円の切断線をマーキングしている使用状態を表している。 本発明にかかる多用途手動道具の斜視図で、凹凸面に対して整合させる必要のある材料片にマーキングする使用状態を表している。 本発明にかかる多用途手動道具の斜視図で、ドア型あるいは窓型を組み付けるためドア枠あるいは窓枠にマーキングする使用状態を表している。 本発明にかかる多用途手動道具と組み合わせて使う切断具を示しており、これで円い切断線を刻むものである。 切断具の底面図である。 切断具の正面図である。 切断具の側面図である。
符号の説明
2・・・多用途手動道具、4・・・第1部材、6・・・第2部材、8・・・自在固定機構、10・・・第1部位、12・・・第2部位

Claims (37)

  1. 第1部位と第2部位を有する第1部材と、前記第1部材の前記第2部位に移動可能で且つ回動可能に結合した第2部材と、前記第2部材を第1部材の第2部位に回動可能に結合し、第1位置と第2位置との間で前記第2部位に対して前記第2部材を移動且つ回動できるようにする結合体とからなる多用途手動道具であって、
    前記第1位置は前記第2部位の第1端の近傍にあり、ここで前記多用途手動道具は第1の印付けもしくは罫書き作業のための測定に使われる一方、
    前記第2位置は前記第2部位の前記第1端とは反対になる第2端近傍にあり、ここで前記多用途手動道具は前記第1の印付けもしくは罫書き作業とは異なる第2の印付けもしくは罫書き作業のための測定に使われ、
    以って複数の目的に合わせて変形可能になる多用途手動道具。
  2. 前記結合体は前記第2部材を前記第1部材の第2部位に回動可能に結合し且つ前記第2部位に結合した状態で前記第2部材を前記第2部位の上で移動可能にする結合手段を含んでいる、請求項1記載の多用途手動道具。
  3. 前記結合手段は、前記第2部材の表面から突出しているボスと、前記第1部材の第2部位の第1端と第2端との間に配され、前記ボスを受け入れる長手溝と、前記ボス及び前記長手溝と共働して前記第1部材の第2部位に対して前記第2部材を移動且つ回動可能にする自在固定機構とで構成されている、請求項1記載の多用途手動道具。
  4. 前記自在固定機構は、雌ネジの切られた継手を有するノブと、前記ノブの雌ネジが切られた継手に対して係合するために雄ネジの切られた継手を供えたステムを有する固定具とからなる、請求項3記載の多用途手動道具。
  5. 前記第1部材は、その第2部位にサライが形成されており、前記固定具は、前記第1部材と第2部材との間の相対的な移動の間、前記サライの表面に摺動的に係合する頂部を有する、請求項4記載の多用途手動道具。
  6. 前記第1部材の第1部位は、少なくとも1つの鉛筆削り部を有する、請求項1記載の多用途手動道具。
  7. 前記第1部材の第1部位は伸縮自在な針組立体を有する、請求項1記載の多用途手動道具。
  8. 前記伸縮自在な針組立体は、前記第1部位の第1表面の上で互いに反対の第1方向と第2方向とに回転可能なツマミ部と、前記ツマミ部と一緒に回転可能なピンとからなり、前記ピンは、頂部と、前記頂部から延在し且つ針先を有する軸と、前記頂部と前記針先との間で前記軸に配された雄ネジ継手とからなる、請求項7記載の多用途手動道具。
  9. 前記第1部材の第1部位は、前記第1部位の前記第1表面からこれに反対の第2表面に向かって延在する貫通孔を有し、前記貫通孔は前記ピンの雄ネジ継手と係合する雌ネジ継手を有しており、前記ツマミ部を第1方向に回転すると、前記ピンはその長手軸方向に沿って変位し前記第1部位の第2表面で前記貫通孔の端部から前記軸の針先が突出する一方、前記ツマミ部を第2方向に回転すると、前記ピンは長手軸に沿って変位し前記貫通孔の中に前記針先が引き込まれる、請求項8記載の多用途手動道具。
  10. 前記ツマミ部は、前記軸の頂部を受け入れる孔を有しており、前記ツマミ部の第1方向及び第2方向それぞれへの回転が前記ピンをそれぞれ第1方位及び第2方位に回転させ、且つ前記ピンの頂部が前記孔の中で前記長手軸に沿って移動可能にした、請求項10記載の多用途手動道具。
  11. 前記第2部材は、上側主面と、下側主面と、第1端と、第2端と、前記上側主面及び下側主面を通って前記第2端に位置する貫通孔とを有し、前記第2部材の第1端に少なくとも1個の印付け用鉛筆の支えとなる手段をさらに備えた、請求項1記載の多用途手動道具。
  12. 前記印付け用鉛筆の支えとなる手段は、前記第2部材の第1端に形成された切り欠き部からなる、請求項11記載の多用途手動道具。
  13. 更に印付け用鉛筆を保持するために、前記第2部材の第2端に配された保持手段を更に含む、請求項12記載の多用途手動道具。
  14. 前記保持手段は、前記第2部材の前記貫通孔に挿入された筒と、前記印付け用鉛筆を把持するために前記筒の内周面に延在する把持手段とからなる、請求項13記載の多用途手動道具。
  15. 前記把持手段は、複数のリブからなる、請求項14記載の多用途手動道具。
  16. 前記第1部材及び第2部材の各々は、少なくとも1つの測定用目盛を含む、請求項1記載の多用途手動道具。
  17. 前記測定用目盛は色分けされている。請求項16記載の多用途手動道具。
  18. 前記第1部位の第1表面からこれと反対の第2表面に向かって延在する一対の貫通孔を有する、請求項1記載の多用途手動道具。
  19. 前記貫通孔の各々は、前記多用途手動道具をフレーム部材に接続するための固定具を受け入れるサライ孔からなる、請求項18記載の多用途手動道具。
  20. 前記第1部材及び第2部材の各々は、透明材料から作成されている、請求項1記載の多用途手動道具。
  21. 第1部材と第2部材と結合体と切断具とからなる切断加工装置であって、
    前記第1部材は印付けまたは切断を行う材料の表面に接触する第1面と、前記第1面に対向する第2面と、前記第1面と第2面との間に延在する長手溝とを有し、
    前記第2部材は前記第1部材の第1面に移動且つ回動可能に結合し、前記第2部材は第1主面と、第1主面に対向配置した第2主面と、前記第1主面から第2主面に延在する貫通孔とを有し、前記貫通孔は前記第1部材に対して相対的に予め選択された位置で前記第1部材の前記長手溝にほぼ垂直に整合しており、
    前記結合体は前記第2部材を前記第1部材の第1面に回動可能に結合し且つ前記第1部材の第1面に対して前記第2部材が移動且つ回動可能にし、
    前記切断具は、予め選択された位置で前記第2部材の貫通孔及び前記第1部材の長手溝にほぼ垂直に挿入され、前記第1部材が前記材料の表面に接触している間に前記第1部材と第2部材が前記材料に対して移動したとき、前記材料の表面に線を引くか刻み付けるため前記材料の表面に接触する、
    切断加工装置。
  22. 前記第1部材と第2部材の各々は少なくとも1つの測定用目盛を含む、請求項21記載の切断加工装置。
  23. 前記測定用目盛は色分けされている、請求項22記載の切断加工装置。
  24. 前記第1部材は中央の長手軸を有し、さらに前記長手軸の両側で前記第1部材の第1面から第2面に延在する一対の貫通孔を備えている、請求項21記載の切断加工装置。
  25. 前記一対の貫通孔の各々は前記第1部材をフレーム部材に接続するための固定具を受け入れるサライ孔からなる、請求項24記載の切断加工装置。
  26. 前記第1部材と第2部材の各々は透明材料から作成されている、請求項21記載の切断加工装置。
  27. 第1部位と第2部位とを有する第1部材と、第2部材とからなる多用途手動道具であって、
    前記第2部材は前記第1部材の第2部位に移動且つ回動可能に結合しており、
    前記第2部材は第1位置と第2位置との間で前記第2部位に対して移動且つ回動でき、前記第1位置は前記第2部位の第1端の近傍にあり、ここで前記多用途手動道具は第1の印付けまたは罫書き作業のための測定に用いられ、前記第2位置は前記第1端と反対になる第2端の近傍にあり、ここで前記多用途手動道具は前記第1の印付けまたは罫書き作業とは異なる第2の印付けまたは罫書き作業のための測定に使われる、多用途手動道具。
  28. 前記第1部位の第1面から前記第1面とは反対の第2面に向かって延在する一対の貫通孔をさらに有する、請求項27記載の多用途手動道具。
  29. 前記一対の貫通孔の各々は前記多用途手動道具をフレーム部材に接続するための固定具を受け入れるためのサライ孔からなる、請求項28記載の多用途手動道具。
  30. 前記第1部材及び第2部材の各々は透明材料から作成されている、請求項27記載の多用途手動道具。
  31. 第1部材と第2部材からなる多用途手動道具であって、
    前記第1部材は印付けまたは切断すべき材料の表面に接する第1面と、前記第1面と対向配置された第2面と、前記第1面と第2面との間に延在する長手溝とを有し、
    前記第2部材は前記第1部材の前記第1面に移動且つ回動可能に結合しており、前記第2部材は第1主面と、前記第1主面と反対に配された第2主面と、前記第1主面から第2主面に向かって延在している貫通孔とを有し、前記貫通孔は前記第1部材に対して予め選択された複数の位置おのいずれかで、前記第1部材の長手溝にほぼ垂直に整合し、その中に印付け用の鉛筆または切断具を受け入れ、これにより印付け用の鉛筆または切断具が前記予め選択された位置のいずれかに前記第2部材の貫通孔及び前記第1部材の長手溝をほぼ垂直に挿入され、且つ前記第1部材と第2部材が前記材料に対して移動中に前記材料の表面に接触しているとき、前記材料の表面に線を印すか刻むために使われる、多用途手動道具。
  32. 前記第1部位の第1面からこれと反対の第2面に向かって延在する一対の貫通孔をさらに含む、請求項31記載の多用途手動道具。
  33. 前記一対の貫通孔の各々は、前記多用途手動道具をフレーム部材に接続するための固定具を受け入れるサライ孔からなる、請求項32記載の多用途手動道具。
  34. 前記第1部材と第2部材の各々は透明材料から作成される、請求項31記載の多用途手動道具。
  35. 多用途手動道具と、フレーム部材と、接続手段との組み合わせからなり、
    前記多用途手動道具は第1部位と第2部位を有する第1部材と、前記第1部材の第2部位に移動且つ回動可能に結合した第2部材と、前記第2部材を前記第1部材の第2部位に回動可能に結合し、前記第2部材をして第1位置と第2位置の間で前記第2部位に対して移動且つ回動可能にする組立体とからなり、前記第1位置は前記第2部位の第1端の近傍にあり、ここで前記多用途手動道具は材料片に対する第1の印付けもしくは罫書き作業のための測定に用いられる一方、前記第2位置は前記第1端と反対側の第2端の近傍にあり、ここで前記多用途手動道具は前記第1の印付けまたは罫書き作業とは異なる前記材料片に対する第2の印付けまたは罫書き作業のための測定に使われ、
    前記フレーム部材は第1端部とこれと反対の第2端部とを有し、
    前記接続手段は着脱可能に前記フレーム部材の第1端部を前記多用途手動道具の第1部材の第1部位に一体的に接続すると共に、着脱自在に前記フレーム部材の第2端部を材料片に接続し且つ前記フレーム部材と前記材料片との間の相対的な運動を可能にする、組み合わせ。
  36. 前記接続手段は、前記第1部材の第1部位の第1面からこれと反対の第2面に沿って延在する一対の貫通孔と、前記フレーム部材の第1端部と係合し且つ各々の貫通孔を挿通する一対の第1固定具と、前記フレーム部材の第2端部を挿通し且つ前記材料片に係合する第2固定具とからなる、請求項35記載の組み合わせ。
  37. 前記多用途手動道具の第1部材及び第2部材は、透明材料から作成される、請求項35記載の組み合わせ。
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