JP4514479B2 - 自動列車制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、列車に搭載されて列車を安全に走行させる自動列車制御装置に関するものである。
従来の自動列車制御装置においては、車上側のアンテナ(受電コイル)で地上側からの地上信号を受信する。続いて照査パターン作成部において、受信された地上信号に基づいて所定の停止位置までの速度照査パターンが作成される。そして、速度照査パターンに基づいて列車の速度制御が行われる。
特開平5−161222号公報(第3〜4頁、図1)
従来の自動列車制御装置では、アンテナ(受電コイル)で受信された軌道回路側の地上信号に基づいて照査パターン作成部で速度照査パターンが作成されるので、照査パターン作成部に地上信号が入力されない場合、地上の軌道回路側から地上信号が送信されていないのか、地上信号は送信されているが断線等の故障により地上信号が照査パターン作成部に入力されないのかの判断ができないという問題点があった。
この発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、受電コイル以降の伝送系で発生した断線等の故障を検知できる自動列車制御装置を提供することを目的としたものである。
この発明に係る自動列車制御装置、軌道回路に送信されているATC信号を列車に搭載された受電コイルで誘導により受信し、速度照査手段で上記列車の速度と上記ATC信号の制限速度とを比較して上記列車の速度が上記制限速度を超えないように制御する自動列車制御装置において、上記受電コイルと電磁結合するように配置された試験コイルと、この試験コイルに検査信号を出力して上記受電コイルに上記検査信号を誘導により伝送させる検査信号発生手段と、上記検査信号が重畳された上記受電コイルからのATC信号が入力され、ATC信号と検査信号とを分離する信号判別手段と、上記検査信号と速度照査手段の自己チェックによる信号とが入力されるAND手段とを備え、上記検査信号発生手段から出力された上記検査信号が上記試験コイルに入力されているが、上記試験コイルを介して上記受電コイルに伝送された上記検査信号が上記信号判別手段に入力されないときは、上記AND手段から異常検知の信号が出力されるようにしたものである。
この発明は、検査信号発生手段から出力された検査信号が信号判別手段に入力されて、試験コイルを介して受電コイルに伝送された検査信号が信号判別手段に入力されないときATC信号が入力される伝送系に異常があるものと判定することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における自動列車制御装置の構成図で、冗長度が1系及び2系からなる2重系の場合を示したものである。図1において、軌道回路(図示せず)に送信されているATC信号を列車(図示せず)に搭載された受電器1,2の受電コイル1a,2aが受信する。各受電コイル1a,2aは加極接続されている。なお、ATC信号は列車位置に対応して複数の制限速度が設定されている。さらに、受電器1,2に試験コイル1b,2bが各受電コイル1a,2aとそれぞれ電磁結合されるように配置されて、それぞれ加極接続されている。そして、検査信号発生手段3からATC信号とは周波数が異なる高周波の検査信号が試験コイル1b,2bに出力される。検査信号は受電コイル1a,2aを介してATC信号に重畳される。受電コイル1a,2aは1系及び2系論理演算手段4,5の各整合トランス6a,6bに接続されている。
ATC信号に重畳された検査信号は整合トランス6a、6bを介してそれぞれA/D変換手段7a,7bに入力される。A/D変換手段7a,7bではATC信号及び検査信号がデジタル信号化される。デジタル信号化されたATC信号及び検査信号は信号判別手段8a、8bに入力されてバンドパスフイルタ(BPF)を通してATC信号と検査信号に分離抽出される。分離されたATC信号は速度照査手段9a,9bに入力される。速度照査手段9a,9bには列車の速度を検出する速度検出手段(図示せず)から列車の速度が入力される。速度照査手段9a,9bではA/D変換手段7a、7bから入力されたATC信号の制限速度と速度検出手段(図示せず)から入力された列車の速度とを比較する。列車の速度が制限速度を超えていないとき、速度照査手段9a,9bから出力されるブレーキ信号は、「1」と「0」との論理を繰り返し出力する励振信号を出力する。速度照査手段9a,9bから出力された励振信号は励振増幅器10a,10bで増幅されてブレーキリレー11a,11bを励磁する。この場合、列車にはブレーキは作用しない。ブレーキリレー11a,11bの少なくともいずれか一方が無励磁(落下)のときに列車にブレーキが作用する。
一方、速度照査手段9a,9bにおいてATC信号の制限速度を列車の速度が超えていると判定されたとき、速度照査手段9a,9bから出力されるブレーキ信号は「1」又は「0」に固定されて励振増幅器10a,10bの出力がなくなりブレーキリレー11a,11bは無励磁となる。ブレーキリレー11a,11bが無励磁(OFF)となることにより列車にブレーキが作用して列車の速度が減速される。
又、速度照査手段9a,9bはそれぞれが2重系で構成された自己チェック機能を有しており、正常時には励振信号を出力し、自身の故障時には励振信号が「1」又は「0」に固定される。信号判別手段8a,8bで抽出された検査信号と速度照査手段9a,9bの自己チェック機能により出力された励振信号がAND手段12a,12bに入力されるとAND手段12a,12bが励振信号を出力する。AND手段12a,12bから出力された励振信号は励振増幅器13a,13bで増幅されて故障検知リレー14a,14bを励磁する。
図2は信号判別手段8a,8bの故障検知処理のフローを示す説明図である。図1及び図2において、信号判別手段8a,8bでは検査信号発生手段3からの検査信号が入力されているとき(ステップS)、ATC信号に重畳されてA/D変換器7a,7bから入力された検査信号をバンドパスフイルタで抽出する(ステップS)。ここで、検査信号が確認される(ステップS)と励振信号が出力されて正常処理が行われる(ステップS)。ステップSにおいて検査信号が確認されないときは励振信号が「1」又は「0」に固定されて異常処理が行われて列車モニタ手段15に故障表示が行われる(ステップS)。
次に、1系及び2系論理演算手段4,5が正常に動作している場合について説明する。図3は両系とも正常時における故障検知リレーの状態を示す説明図である。図1及び図3において、正常時にはAND手段12a,12bから励振信号が出力されているので、各系の故障検知リレー14a,14bは励磁(ON)されている。この場合、故障検知リレー14a,14bの接点14a1,14b1は「閉」となり、システム故障検知リレー16は励磁(ON)されて接点16a1が「開」となる。接点16a1が「開」のときシステムは正常動作状態である。各系の故障検知リレー14a,14bの接点14a2,14b2も「開」で1系故障出力及び2系故障出力も出されていなくて正常動作状態である。さらに、各系の故障検知リレー14a,14bの接点14a3,14b3が「開」で、システム故障検知リレー16の接点16a2及び各系のブレーキリレー11a,11bの接点11a1,11b1が「閉」でブレーキは作動していない。
ここで、図1の受電コイル1a,2aと整合トランス6bとの間の点17で断線等の故障が発生した場合について説明する。図4は故障が発生した状態を示す説明図である。図1及び図4において、点17で断線等の故障が発生した場合、1系論理演算手段4の整合トランス6aには受電コイル1a,1bから検査信号が重畳されたATC信号が入力されるので、1系の故障検知リレー14aは励磁(ON)状態のため、接点14a1は「閉」、接点14a2,14a3は「開」である。一方、2系論理演算手段5の整合トランス6bには受電コイル1a,2aから検査信号が重畳されたATC信号が入力されないので、2系の故障検知リレー14bは無励磁(OFF)状態となる。このため接点14b1が「開」となるが、1系の故障検知リレー14aの接点14a1が「閉」のためシステム故障検知リレー16は励磁状態でシステム故障信号は出力されない。この場合、2系の故障検知リレー14bが無励磁(落下)で接点14b2,14b3が「閉」となり,2系故障信号が出力される。また、2系論理演算手段5の励振増幅器10bへも励振信号が入力されないのでブレーキリレー11bが無励磁となり、接点11b1が「開」となるが、2系の故障検知リレー14bの接点14b3が「閉」となる。この場合、列車にはブレーキは作用しない。しかし、ブレーキ指令回路が構成されているので、1系論理演算手段4のブレーキリレー11aが無励磁(落下)となってブレーキ指令が出されると、列車にブレーキが作用する。
また、図1において点18で断線等の故障が発生した場合、1系及び2系論理演算手段4,5ともATC信号に重畳された検査信号が入力されないので、両系の故障検知リレー14a,14bが無励磁(落下)でシステム故障検知リレー16が無励磁(落下)となりシステム故障信号が出力される。
以上のように、信号判定手段8a,8bに検査信号発生手段3から出力された検査信号が入力されているが、試験コイル1b,2bを介して受電コイル1a,2aに伝送された検査信号が入力されないときに受電コイル1a,2aから信号判定手段8a,8bまでの伝送系に異常があるものと判定することにより、ATC信号が入力される伝送系に断線等の故障が発生したことを検知することができる。
さらに、伝送系の異常をモニタ手段15に表示させることにより、故障発生を確認することができる。
実施の形態1において2重系の場合について説明したが、1重系及び3重系以上の場合についても同様の効果を期待することができる。
さらに、実施の形態1において検査信号発生手段3から検査信号を試験コイル1b,2bに出力するものについて説明したが、検査信号と同時に試験コイル1b,2bにATC信号の等価信号を供給することにより、列車を停止させた状態で断線等の故障を検出することができる。
この発明を実施するための実施の形態1における自動列車制御装置の構成図である。 図1の信号判別手段故障検知処理のフローを示す説明図である。 図1の構成で正常時における故障検知リレーの状態を示す説明図である。 図1の構成で故障発生時における故障検知リレーの状態を示す説明図である。
符号の説明
1a,2a 受電コイル、1b,2b 試験コイル、3 検査信号発生手段、8a,8b 信号判別手段、9a,9b 速度照査手段。
14a,14b 故障検知リレー、15 モニタ手段。

Claims (2)

  1. 軌道回路に送信されているATC信号を列車に搭載された受電コイルで誘導により受信し、速度照査手段で上記列車の速度と上記ATC信号の制限速度とを比較して上記列車の速度が上記制限速度を超えないように制御する自動列車制御装置において、上記受電コイルと電磁結合するように配置された試験コイルと、この試験コイルに検査信号を出力して上記受電コイルに上記検査信号を誘導により伝送させる検査信号発生手段と、上記検査信号が重畳された上記受電コイルからのATC信号が入力され、ATC信号と検査信号とを分離する信号判別手段と、上記検査信号と速度照査手段の自己チェックによる信号とが入力されるAND手段とを備え、上記検査信号発生手段から出力された上記検査信号が上記試験コイルに入力されているが、上記試験コイルを介して上記受電コイルに伝送された上記検査信号が上記信号判別手段に入力されないときは、上記AND手段から異常検知の信号が出力されるようにしたことを特徴とする自動列車制御装置。
  2. 請求項1において、上記伝送系の異常を表示するモニタ手段を設けたことを特徴とする自動列車制御装置。
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