JP4513997B2 - 回転体収容ケースのブリーザ装置 - Google Patents

回転体収容ケースのブリーザ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本出願発明は、例えば車両の伝動系に使用されるエクステンションケースのように、トルクを伝達する回転軸等の回転体を収容すると共に、潤滑油が封入された回転体収容ケースの内部に形成された空間を、該ケースの外部と連通させるブリーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トルクを伝達する回転軸を収容したケースの内部には、例えばギヤの噛み合い部の潤滑や回転軸を支持する軸受の潤滑のために潤滑油が封入される。潤滑油はギヤや回転軸の回転により撹拌されて、その温度が上昇するため、高温となった潤滑油によりケースの内部に形成されている内部空間の空気が加熱されて膨張し、内部空間の圧力が上昇する。そこで、ケースの内部空間をケース外部である外気に連通させるブリーザ装置を設けることにより、該内部空間の圧力上昇を防止している。
【0003】
そして、ブリーザ装置が設けられたケースでは、潤滑油が撹拌されることで発生した潤滑油の飛沫がブリーザ装置に飛び込み、膨張した空気の外気への排出の際に、潤滑油がブリーザ装置を介してケース外部に流出することを防止するために、ブリーザ装置への潤滑油の飛沫の飛び込みを防止する遮蔽部材が設けられる。
【0004】
例えば、特開平8−219259号公報に開示された技術では、トランスミッションにおいて、トランスミッションケース内部に位置するエアーブリーザー開口部は、該ケース内部に設けられたギアにより掻き上げられた潤滑油の飛散を遮断するバッフルプレートと該ケースとの間に形成される空間内に設けられる。そして、このバッフルプレートは止具により固定される。
【0005】
また、実公平4−51239号公報に開示された技術では、車両の終減速装置において、キャリヤカバー内部のブリーザプラグの取付孔をリングギヤにより掻き上げられた潤滑油から遮断する遮断壁部を備えたデフレクターが設けられる。このデフレクターは、キャリヤカバーの内壁に形成されたボス部にボルトにより固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記両公報に開示された技術では、バッフルプレートが止具により、またはデフレクターがボルトにより、それぞれ固定されるものであるため、バッフルプレートをケースに対して、またはデフレクターをカバーに対して位置決めし、その後止具またはボルトにより固定することから、その組付け性は良好とはいえないものであった。特に、ケースの内部が狭い場合は、その組付け性はさらに悪化していた。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、回転体収容ケースのブリーザ装置において、ブリーザ通路への潤滑油の飛沫の飛び込みを防止するための仕切部材の該ケースへの組付け性の向上と、ブリーザ室への飛沫の侵入の抑制を共通の目的とする。
【0008】
また、請求項記載の発明は、さらに、仕切部材をより確実に保持することを目的とし、請求項ないし請求項記載の発明は、さらに、仕切部材の組付け性の一層の向上を目的とし、請求項記載の発明は、さらに、回転体収容ケースの構造を複雑化することなく仕切部材の抜止めを行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
求項1記載の発明は、内部に、回転体が収容されると共に、該回転体の回転により撹拌される潤滑油が封入された回転体収容ケースにおいて、前記内部に形成された内部空間に連通するブリーザ室と、該ブリーザ室と前記回転体収容ケースの外部とを連通させるブリーザ通路とを備えたブリーザ装置であって、前記ブリーザ室は、前記回転体収容ケースのケース内壁面に嵌合して保持された仕切部材の該ケース内壁面に対向する対向面と該ケース内壁面とから形成されており、該仕切部材は、前記ブリーザ室における前記ブリーザ通路の開口への前記潤滑油の飛沫の飛び込みを防止すべく、該開口を該潤滑油の油面から遮蔽し、前記仕切部材は、少なくとも前記潤滑油の油面上方において前記回転体の径方向外方でかつ周方向に延びており、該仕切部材の、前記ブリーザ室を形成する前記対向面の部分よりも該周方向の両側に延びて前記ケース内壁面と対向する対向面の部分が、該ケース内壁面と接触した状態で、前記仕切部材は該ケース内壁面に嵌合している回転体収容ケースのブリーザ装置である。
【0010】
この請求項1記載の発明によれば、ブリーザ室におけるブリーザ通路の開口への潤滑油の飛沫の飛び込みを防止するための仕切部材は、回転体収容ケースのケース内壁面に嵌合して保持されるので、ボルト等の止具は不要となって、該ケースへの組付けが容易になり、組付け性が向上する。特に、回転体収容ケースの内部が狭い場合にも、ボルト等の止具による締付け工程がないので、その組付けは容易である。
【0012】
さらに、請求項記載の発明によれば、仕切部材は、ブリーザ室を形成する対向面の部分よりも周方向の両側に延びてケース内壁面と対向する対向面の部分が、ケース内壁面と接触して嵌合していることから、回転体の回転方向と同じ周方向の速度成分を持って飛散する飛沫が、仕切部材の対向面とケース内壁面との間を通って、周方向からブリーザ室へ侵入するのを防止できる。その結果、ブリーザ室におけるブリーザ通路の開口に潤滑油が侵入することが抑制される。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項1記載の回転体収容ケースのブリーザ装置において、前記仕切部材は前記潤滑油の油面上方から油面下に至る範囲で前記回転体を周方向に囲む筒状の形状をしており、前記対向面は該仕切部材の外周面であり、さらに該仕切部材は、前記外周面と前記ケース内壁面とが接触した状態で該ケース内壁面に嵌合しているものである。
【0014】
この請求項記載の発明によれば、筒状の仕切部材が潤滑油の油面上方から油面下に至る範囲で回転体を囲んでいるため、仕切部材の一部は油面下まで延びており、ケース内壁面への仕切部材の嵌合の範囲が拡大されるので、仕切部材をより確実に嵌合保持できる。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項記載の回転体収容ケースのブリーザ装置において、前記仕切部材は、該仕切部材自体の弾性変形に基づく弾性力により前記ケース内壁面に保持されているものである。
【0016】
この請求項記載の発明によれば、仕切部材をケース内壁面に嵌合させる際に、嵌合位置で仕切部材を弾性変形させた力を解除すると、仕切部材は自身の弾性力により直ちに嵌合位置に保持されるので、組付け時の仕切部材の脱落はなく、組付け性が向上する。
【0017】
請求項記載の発明は、請求項記載の回転体収容ケースのブリーザ装置において、前記仕切部材には、軸方向に該仕切部材の全長に渡るスリットが形成されているものである。
【0018】
この請求項記載の発明によれば、スリットを利用して、嵌合時に仕切部材を容易に弾性変形させることができるので、組付け性が向上する。その上、スリットを利用して弾性変形および弾性力による保持がなされるため、仕切部材を保持する弾性力の設定が容易にできる。
【0019】
請求項記載の発明は、請求項ないし請求項のいずれか1項記載の回転体収容ケースのブリーザ装置において、前記仕切部材に設けられた係合部が前記ケース内壁面に設けられた被係合部と係合することにより、前記回転体収容ケースに対する該仕切部材の周方向の位置決めがなされるものである。
【0020】
この請求項記載の発明によれば、ケース内壁面の被係合部と仕切部材の係合部との係合により仕切部材の位置決めが容易にでき、組付け性が向上する。
【0021】
請求項記載の発明は、請求項ないし請求項のいずれか1項記載の回転体収容ケースのブリーザ装置において、前記回転体を支持する軸受が、前記仕切部材の軸方向の移動を規制するものである。
【0022】
この請求項記載の発明によれば、回転体を支持する軸受を利用することにより、仕切部材の軸方向の移動を阻止し、その抜止めができるので、抜止め専用の部材や構造を別途設ける必要がなく、回転体収容ケースの構造を複雑化することなく仕切部材の抜止めができる。
【0023】
なお、この明細書において、特に断らない限り、「軸方向」は、回転体の回転軸線と平行な方向を意味し、「周方向」および「径方向」は、該回転軸線を基準とした周方向および径方向をそれぞれ意味する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本出願発明の一実施形態を図1ないし図8を参照して説明する。
この実施形態において、回転体収容ケースは、車両に搭載されたエンジンの動力を駆動輪に伝達する伝動装置を構成する部材であって、変速機の出力軸4と推進軸(図示されず)との間に設けられて両軸を連結する中間軸3を収容するエクステンションケース1であり、回転体は、この中間軸3である。
【0025】
図1および図2を参照すると、エクステンションケース1の左側の端部壁5の外周部にフランジ5aが形成され、図1に図示されるように、フランジ5aの環状の結合面5bには、周方向に間隔をおいて設けられた複数のネジ孔5dが設けられている。なお、7は、位置決めピン用の穴である。
【0026】
一方、変速機ケース2の右側の端部壁6の外周部にフランジ6aが形成され、フランジ6aの環状の結合面6bには、複数の前記ネジ孔5dに対応する複数の貫通孔が設けられている。
【0027】
そして、変速機ケース2とエクステンションケース1とは、図2に図示されるように、両結合面5b,6bが当接した状態でボルト結合されて連結される。したがって、端部壁6を含む変速機ケース2の右端部、および端部壁5を含むエクステンションケース1の左端部は、それぞれ連結部を構成している。
【0028】
なお、この明細書において、便宜上、「左右」は、図2における「左右」を意味し、エクステンションケース1に関していえば、その左側は変速機ケース2側であり、その右側は推進軸側である。
【0029】
両端部壁5,6は、両ケース1,2が連結された状態で、互いに対向した位置にあり、変速機ケース2の端部壁6には、一体回転可能にスプライン結合された出力軸4および中間軸3のスプライン結合部分である出力軸4の右側軸端部4aおよび中間軸3の左側軸端部3aが挿入される孔6dが形成されている。そして、孔6dの周壁面と左側軸端部3aの外周面との間にはオイルシール9が設けられている。さらに、フランジ6aよりも内側の端部壁6の外壁面6cは、結合面6bの内周縁から孔6dに至る範囲で凹部を形成していて、該凹部およびオイルシール9の外面により、左側軸端部3aの周囲に、環状の空間11が形成されている。
【0030】
一方、エクステンションケース1は鋳造により一体成形され、中間軸3が挿通される貫通孔である収容孔12が設けられている。そして、エクステンションケース1の端部壁5は、収容孔12の中心線から鉛直下方に延びる中央リブ5eを含めて複数のリブ5e,5fを有し(図1参照)、隣接するリブ5e,5fの間には、リブ間凹部5gがそれぞれ形成されている。また、各リブ5e,5fの頂部は、フランジ5aから収容孔12に向かって、軸方向に徐々に奥まった位置を占めるようにされている(図2参照)。したがって、フランジ5aよりも内側の端部壁5の外壁面5cは、結合面5bの内周縁から収容孔12に至る範囲で、隣接するリブ間凹部5gがリブ5e,5fの頂部上方を介して相互に連通する凹部を形成していて、該凹部および後述するオイルシール8の外面により、左側軸端部3aの周囲に、環状の空間10が形成されている。
【0031】
中間軸3は、収容孔12の周壁面であるエクステンションケース1のケース内壁面13に固定された一対の左方および右方玉軸受14,15により、収容孔12内において収容孔12と同軸に回転自在に支持されている。そして、左方玉軸受14よりも左方位置で、ケース内壁面13と左側軸端部3aの外周面との間にはオイルシール8が設けられている。
【0032】
中間軸3の右側軸端部3bには、結合フランジ16が、スプライン結合されて中間軸3と一体回転可能とされ、さらに、締付け後にかしめられるナット17により軸方向に移動不能に結合される。そして、結合フランジ16には、推進軸が中間軸3と一体回転可能にボルト結合される。また、右方玉軸受15よりも右方位置で、ケース内壁面13と結合フランジ16の外周面との間には、オイルシール18が設けられている。
【0033】
中間軸3において、右方玉軸受15の左側に隣接して、球体19により中間軸3と一体回転可能に固定された駆動ギヤ20が設けられている。駆動ギヤ20は、エクステンションケース1の下部であって右方玉軸受15よりも左方位置に形成された挿入孔を通して収容孔12に臨む回転速度センサ21のセンサギヤ22と噛合している。ケース外壁面に取り付けられたこの回転速度センサ21は、センサギヤ22の回転に基づいて、中間軸3の回転速度、したがって変速機の出力軸4の回転速度を検出する。
【0034】
両オイルシール8,18で密封された収容孔12の部分がエクステンションケース1の内部23を形成している。そして、内部23には、両玉軸受14,15と、駆動ギヤ20およびセンサギヤ22の噛合部とを潤滑するために、潤滑油が封入され、その量は、両ギヤ20,22の噛合部付近に油面24が位置する程度とされる。
【0035】
図3ないし図8を併せて参照すると、内部23において、油面24上方に位置するケース内壁面13の最上部に位置して、左方玉軸受14および駆動ギヤ20間の軸方向の略中央位置から左方玉軸受14に向かって所定長さで、かつ周方向に所定長さに渡って、油面24上方に形成された内部空間25に開口すると共に、径方向外方に延びる膨出空間23aが形成されており、該膨出空間23aに対応する膨出部26aが、エクステンションケース1のケース壁26に形成される。
【0036】
この膨出空間23aは、第1膨出空間23bと、第1膨出空間23bよりも径方向外方に突出して、後述するブリーザパイプ40が開口40aしている第2膨出空間23cとを備えており、第1および第2膨出空間23b,23cの間には、突出壁26bが径方向内方に向かって突出している。
【0037】
さらに、内部23において、軸方向で、膨出空間23aの右端の僅か左方の位置から左方玉軸受14のアウタレースの右端面に至る範囲のケース内壁面13は、膨出空間23aを除いて略同一半径の略円形断面を有する嵌合面13aとなっていて、この嵌合面13aに略円筒状の仕切部材30が、中間軸3の径方向外方において、その外周面30aが嵌合面13aと接触した状態で、嵌合して保持されている。
【0038】
板金をプレス加工することにより形成された仕切部材30には、図4に図示されるように、軸方向に、仕切部材30の周壁全長に渡って、周方向に所定幅を有するスリット31が形成され、また仕切部材30の上部には潤滑油の戻し孔32が形成され、さらに仕切部材30の右側端部には、軸方向に突出する係合片33が形成されている。
【0039】
この仕切部材30は、膨出空間23aの軸方向長さおよび周方向長さよりも長い軸方向長さおよび周方向長さをそれぞれ有しており、その右側端面は、第1膨出空間23bの右端のケース内壁面13bとの間に軸方向の間隙を形成する位置で、嵌合面13aの右側端部に形成された段部13bに当接し、その左側端面は、第2膨出空間23cの左端よりも左方玉軸受14に向かって延びて左方玉軸受14のアウタレースの右端面に当接して挟持されて、膨出空間23aの内部空間25への開口を覆っている。
【0040】
そして、膨出空間23aを形成しているケース内壁面13と仕切部材30のケース内壁面13に対向する対向面である外周面30aとにより、ブリーザ室34が形成される。ブリーザ室34は、第1膨出空間23bのケース内壁面13bと外周面30aとで形成される第1ブリーザ室34a、第2膨出空間23cのケース内壁面13cと外周面30aとで形成される第2ブリーザ室34b、および突出壁26bと外周面30aとの間隙で形成される連絡路34cとからなる。一方、仕切部材30の右側端面と第1膨出空間23bの右端のケース内壁面13bとの間の前記間隙は、内部空間25とブリーザ室34とを連通させる通気路35を形成している。
【0041】
そして、仕切部材30の外周面30aは、ブリーザ室34を形成する外周面30aの部分30bよりも周方向の両側に延びている部分30c(図5および図6参照および左方玉軸受14側に軸方向に延びている部分30dで、嵌合面13aに接触することにより、仕切部材30が嵌合面13aに嵌合保持されると同時に、外周面30aと嵌合面13aとの間から潤滑油の飛沫が、ブリーザ室34へ周方向および左方玉軸受14側の軸方向から侵入しないようにしている。
【0042】
また、外周面30aからの連絡路34cの高さは、外周面30aからの第1ブリーザ室34aの高さよりも低く設定されている。さらに、第2ブリーザ室34bの容積は、第1ブリーザ室34aの容積より大きくされて、ブリーザパイプ40の開口40aの周辺に比較的広い空間を形成することで、第2ブリーザ室34b内での空気の流動により、該開口40aに第2ブリーザ室34bを形成するケース内壁面13cに付着した潤滑油等が侵入することを抑制している。
【0043】
仕切部材30は、押圧力によりスリット31を利用して弾性変形されて、その径を縮小させた状態で、収容孔12の左側端部から嵌合面13aの位置まで挿入され、その位置で押圧力が解除されて拡開してやや元の形状に戻った後、その弾性力で、その外周面30aが嵌合面13aに接触した状態で、嵌合して保持される。仕切部材30が所定の位置に嵌合保持されたとき、スリット31は、潤滑油の油面24下にあって、嵌合面13aの最下部に位置する。したがって、仕切部材30は、潤滑油の油面24上方から油面24下に至る範囲で中間軸3を周方向に囲んでいる。また、スリット31の幅は、収容孔12への仕切部材30の挿入を容易にするための弾性変形の程度や仕切部材30を嵌合面13aに保持する弾性力の大きさを考慮して適宜設定される。
【0044】
戻し孔32は、仕切部材30が嵌合保持された状態で第2ブリーザ室34bに位置しており、その大きさは、戻し孔32から第2ブリーザ室34bへの潤滑油の飛沫の飛び込み抑制を考慮しつつ、通気路35からブリーザ室34に侵入してケース内壁面13b,13cや仕切部材30の外周面30aに付着した潤滑油の飛沫が成長してブリーザ室34に溜まった潤滑油を排出できる程度に設定される。
【0045】
そして、潤滑油の飛沫が戻し孔32から直ちにブリーザパイプ40の開口40aに飛び込むのを防止すべく、戻し孔32の位置は、図2および図6に図示されるように、ブリーザパイプ40の開口40aの位置からは、軸方向および周方向にずれた位置とされる。さらに、ブリーザ室34に溜まる潤滑油の量を極力減らすために、戻し孔32は、第2ブリーザ室34bの最下部の近傍である第2ブリーザ室34bの周方向の側壁の近傍に位置する。
【0046】
一方、位置決め係合部としての係合片33は、図3に図示されるように、略円筒状の仕切部材30の軸線を通る水平面との交差部を中心に上方および下方の周方向に渡って形成されていて、ケース内壁面13において係合片33に対応する位置に形成された、被係合部としての係合溝13dに収容される(図8参照)。
【0047】
そして、係合片33と係合溝13dとが係合することで、ケース内壁面13に対する仕切部材30の周方向の位置決めがされ、同時に、仕切部材30の周方向の周り止めがなされる。なお、係合溝13dと係合片33との間の間隙は、エクステンションケース1への仕切部材30の所定位置への嵌合を容易にするものである。そして、係合片33と係合溝13dとの係合により、仕切部材30の周方向への回動が所定範囲内に規制されて、ブリーザ室34に対する戻し孔32の前述の位置が維持される。
【0048】
また、仕切部材30の軸方向の位置決めは、段部13bに当接することで行われる。さらに、仕切部材30の収容孔12への挿入後に収容孔12に挿入される左方玉軸受14のアウタレースの右端面に、仕切部材30の左側端面が当接することで、仕切部材30の左方への抜け止めがなされている。
【0049】
ところで、図2、図3および図7に図示されるように、第2ブリーザ室34bには、エクステンションケース1を鋳造する際に、ケース壁26の形成部分に鋳込まれたブリーザパイプ40が開口している。ブリーザパイプ40は第2ブリーザ室34b内でケース内壁面13cから突出しているため、ブリーザパイプ40の一方の開口であるブリーザ室34側の開口40aは、第2ブリーザ室34bのケース内壁面13cから離間した位置にあって、第2ブリーザ室34bの軸方向および径方向の略中央に位置している。そして、この開口40aの仕切部材30の外周面30aから高さは、連絡路34cの高さよりも高くなるように設定されている。
【0050】
一方、ブリーザパイプ40の他方の開口40bは、図1ないし図3に図示されるように、エクステンションケース1の端部壁5のフランジ5aの結合面5bの最上部から下方に延びる延長部5hに形成されて、変速機ケース2の端部壁6の凹部に対向して開口した開口部41に連通している。
【0051】
このため、ブリーザパイプ40と開口部41とから形成される連通路42は空間11に連通し、したがって、この空間11と空間10とにより形成される連通空間43に連通している。そして、この連通空間43は、エクステンションケース1のフランジ5aの結合面5bに形成された溝44(図1および図3参照)と変速機ケース2のフランジ6aの結合面6bとにより形成される開放路45を介して、エクステンションケース1の外部である外気と連通する。
【0052】
この溝44は、中央リブ5eの両側位置する両リブ間凹部5gにそれぞれ開口するリブ側開口を有するU字状の分岐溝44aと、中央リブ5eの下方位置であって分岐溝44aの下部中央で合流して一つの溝となる合流溝44bとからなり、合流溝44bの外気側開口は、結合面5bの最下部に位置して、下方に向かっている。
【0053】
ここで、ブリーザパイプ40と開口部41とから形成される連通路42、連通空間43および開放路45は、ブリーザ通路を構成しており、またブリーザ室34およびブリーザ通路は、ブリーザ装置を構成している。
【0054】
次に、このように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
変速機の出力軸4が回転して、中間軸3が出力軸4と共に一体に回転すると、エクステンションケース1の内部23に封入された潤滑油が、駆動ギヤ20とセンサギヤ22の回転により撹拌されて、潤滑油の温度が上昇し、それによって内部空間25の空気が加熱されて膨張する。このとき、膨張した空気は、通気路35からブリーザ室34に流入し、さらにブリーザパイプ40、開口部41、連通空間43および開放路45を通って外気中に排出されて、内部空間25の圧力上昇が防止される。
【0055】
一方、潤滑油の撹拌により発生した潤滑油の飛沫は、内部空間25に飛散するものの、第2ブリーザ室34bにおけるブリーザパイプ40の開口40aは、仕切部材30により油面24から遮蔽されているため、飛沫が開口40aに飛び込むことが防止される。また、通気路35を通って第1ブリーザ室34aに侵入した飛沫は、連絡路34cの高さが、第1ブリーザ室34aの高さよりも低く設定されているため、突出壁26bに遮られ、しかもブリーザパイプ40の開口40aは、連絡路34cの高さよりも高い位置にあるので、飛沫が第2ブリーザ室34bまで侵入したとしてもブリーザパイプ40の開口40aに飛び込むことは殆どない。その結果、潤滑油がブリーザ装置を介してエクステンションケース1の外部に流出することが抑制される。
【0056】
ここで、ブリーザ室34におけるブリーザパイプ40の開口40aへの潤滑油の飛沫の飛び込みを防止する仕切部材30は、エクステンションケース1のケース内壁面13の一部である嵌合面13aに嵌合して保持されるので、ボルト等の止具は不要となって、エクステンションケース1への組付けが容易になり、組付け性が向上する。
【0057】
さらに、エクステンションケース1は、割り面を持たない一体のケースとして形成されるため、その内部23はボルト等の止具による締付け作業が困難な狭い空間となっているのにも拘わらず、そのような内部23への仕切部材30の組付けは止具を使用することなく嵌合により行われるため、仕切部材30を容易に組み付けることができる。
【0058】
仕切部材30の外周面30aが、ブリーザ室34を形成する外周面30aの部分30bよりも周方向の両側に延びていて、しかも嵌合面13aに接触していることから、駆動ギヤ20および中間軸3の回転の向きと同じ周方向の速度成分を持って飛散する飛沫が、外周面30aと嵌合面13aとの間を通って、周方向からブリーザ室34へ侵入するのを防止できる。その結果、ブリーザ室34内のブリーザパイプ40の開口40aに潤滑油が侵入することが抑制される。
【0059】
さらに、仕切部材30は潤滑油の油面24上方から油面24下に至る範囲で中間軸3を囲んでいるため、仕切部材30の一部は油面24下まで延びており、嵌合面13aへの仕切部材30の嵌合の範囲が拡大されるので、仕切部材30をより確実に嵌合保持できる。
【0060】
仕切部材30はスリット31を有するため、仕切部材30を嵌合面13aに嵌合させる際に、スリット31により仕切部材30を容易に弾性変形させることができるので、組付け性が向上する。そして、仕切部材30の係合片33とケース内壁面13の係合溝13dとの係合により、仕切部材30の位置決めが容易にできるので、この点でも仕切部材30の組付け性が向上する。
【0061】
嵌合位置で仕切部材30を弾性変形させた力を解除すると、仕切部材30は自身の弾性力により直ちに嵌合位置に保持されるので、組付け時に仕切部材30が脱落することはなく、組付け性が向上する。さらに、スリット31を利用して弾性変形および弾性力による保持がなされるため、仕切部材30を保持する弾性力の設定が容易にできる。
【0062】
さらに、係合片33と係合溝13dとの係合により、仕切部材30は所定範囲を超える周方向の回動が阻止され、戻し孔32の位置を第2ブリーザ室34bの最下部の近傍の位置に保つことができるので、ブリーザ室34内に溜まる潤滑油の量を僅少にすることができる。
【0063】
仕切部材30よりも収容孔12の左側端部寄りに位置して中間軸3を支持する左方玉軸受14に仕切部材30を当接させることにより、仕切部材30の軸方向の移動を阻止して、その抜止めができるので、抜止め専用の部材や構造を別途設ける必要がなく、エクステンションケース1の構造を複雑化することなく仕切部材30の抜止めができる。
【0064】
エクステンションケース1が変速機ケース2に連結された状態では、ブリーザパイプ40を含む連通路42、連通空間43および開放路45からなるブリーザ通路は、エクステンションケース1の外部に露出しないため、エクステンションケース1の保守点検時等に邪魔になることはない上に、ブリーザパイプ40を含む連通路42がケース壁26内に形成されるため、ブリーザ通路の配置も、エクステンションケース1の特定の位置である必要はなく、ブリーザ通路の配置の制約は少ない。
【0065】
また、連通空間43は、エクステンションケース1の端部壁5の外壁面5cに形成される凹部および変速機ケース2の端部壁6の外壁面6cに形成される凹部を利用して形成されるため、ブリーザ室34および連通路42を合わせた容積よりも大きな容積を有する空間とすることができて、ブリーザ通路内での圧力変動の緩衝空間としての機能を持つようにすることができ、内部空間25での圧力変動により生じる、外気から連通路42や内部空間25への水や塵埃の逆流を抑制できる。
【0066】
さらに、開放路45は、エクステンションケース1の下方に向けて開口しており、しかも合流溝44bがU字状の分岐溝44aの下部中央に接続されているので、この点でも、外気から連通路42や内部空間25への水や塵埃の侵入が抑制される。
【0067】
ブリーザ室34において、ブリーザパイプ40の開口40aは、ケース内壁面13cから離間して位置するので、ケース内壁面13cに付着した潤滑油が、ケース内壁面13cを伝わってブリーザパイプ40の開口40aから侵入して、ブリーザ通路を介してエクステンションケース1の外部に流出するのを防止できる。
【0068】
連通路42を形成するブリーザパイプ40はエクステンションケース1の鋳造と同時にケース壁26内に埋設されるので、例えばエクステンションケース1の鋳造後、機械加工により孔を形成しパイプを挿入して連通路を形成するような場合に比べて、連通路の長さに拘わらず、パイプを使用した連通路を容易に形成できる。
【0069】
以下、前記実施形態の構造の一部を変更した実施形態について説明する。
前記実施形態では、仕切部材30は、スリット31を有する略円筒状の部材であったが、スリット31のない略円筒状の部材であってもよい。また、仕切部材30の一部は油面24下に位置するものであったが、仕切部材の形状を例えば半円筒状として、仕切部材全体が油面24上方のみに位置するようにすることもできる。
【0070】
前記実施形態では、通気路35は、仕切部材30の端面と第1膨出空間23bのケース内壁面13bとの軸方向の間隙により形成されたが、通気路35を仕切部材30とケース内壁面13とで形成することなく、仕切部材自体に第1ブリーザ室34aに連通する孔を形成して通気路35とすることもできる。
【0071】
前記実施形態では、連通路42は、ブリーザパイプ40と開口部41とから形成されたが、ブリーザパイプのみから形成することもでき、その場合はブリーザパイプが空間11に直接開口することになる。また、連通路をエクステンションケース1側の空間10に直接連通させることもできる。
【0072】
前記実施形態では、連通路42を形成するブリーザパイプ40は、エクステンションケース1のケース壁26内に鋳込まれたが、エクステンションケース1の鋳造と同時に形成された孔、または鋳造後にケース壁26内に機械加工により形成された孔に、ブリーザパイプ40を圧入するようにしてもよい。また、ブリーザパイプ40を使用することなく、前述のように、鋳造により、もしくは鋳造後にケース壁26内に機械加工により形成された孔自体により、連通路を構成することもできる。
【0073】
前記実施形態では、開放路45と連通する連通空間43は、変速機ケース2の端部壁6により形成される凹部およびエクステンションケース1の端部壁5により形成される凹部を利用して形成されたが、凹部はいずれか一方のケースの端部壁のみに設けて、その凹部により形成される連結空間が、開放路45を介して外気と連通するようにしてもよい。また、開放路は、変速機ケース2の結合面6bに設けられた溝およびエクステンションケース1の結合面5bにより構成することもでき、また変速機ケース2の端部壁6またはエクステンションケース1の端部壁5に設けられた孔により構成することもできる。
【0074】
前記実施形態では、ブリーザ室34に溜まった潤滑油は、仕切部材30の戻し孔32を通じて排出されたが、仕切部材30に孔を形成することなく、仕切部材30と嵌合面13aとの間にブリーザ室34に連通する細い溝を形成することにより、ブリーザ室34に溜まった潤滑油を排出するようにしてもよい。
【0075】
前記実施形態では、回転体収容ケースは、エクステンションケース1であったが、ケース内に封入された潤滑油を撹拌する回転体を収容する回転体収容ケースであれば、本出願発明は適用可能であり、例えば変速機ケースであってもよい。また、前記実施形態では、仕切部材30は、潤滑油を撹拌する駆動ギヤ20から軸方向に離れた位置に設けられたが、仕切部材を、回転軸に固定されたギヤと同じ軸方向位置で径方向外方に位置させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願発明が適用される中間軸を収容したエクステンションケースの正面図である。
【図2】変速機ケースと結合した状態における図1のII−II線断面図である。
【図3】エクステンションケースに仕切部材およびブリーザパイプのみが装着され、かつ変速機ケースと結合した状態における図1のIII−III線断面図である。
【図4】仕切部材の斜視図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図2のVI−VI線断面図である。
【図7】図2のVII−VII線断面図である。
【図8】図3のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
1…エクステンションケース、2…変速機ケース、3…中間軸、4…出力軸、5,6…端部壁、5c,6c…外壁面、7…穴、8,9…オイルシール、10,11…空間、12…収容孔、13…ケース内壁面、14,15…玉軸受、16…結合フランジ、17…ナット、18…オイルシール、19…球体、20…駆動ギヤ、21…回転速度センサ、22…センサギヤ、23…内部、24…油面、25…内部空間、26…ケース壁、
30…仕切部材、31…スリット、32…戻し孔、33…係合片、34…ブリーザ室、35…通気路、
40…ブリーザパイプ、41…開口部、42…連通路、43…連通空間、44…溝、45…開放路。

Claims (6)

  1. 内部に、回転体が収容されると共に、該回転体の回転により撹拌される潤滑油が封入された回転体収容ケースにおいて、
    前記内部に形成された内部空間に連通するブリーザ室と、該ブリーザ室と前記回転体収容ケースの外部とを連通させるブリーザ通路とを備えたブリーザ装置であって、前記ブリーザ室は、前記回転体収容ケースのケース内壁面に嵌合して保持された仕切部材の該ケース内壁面に対向する対向面と該ケース内壁面とから形成されており、該仕切部材は、前記ブリーザ室における前記ブリーザ通路の開口への前記潤滑油の飛沫の飛び込みを防止すべく、該開口を該潤滑油の油面から遮蔽し
    前記仕切部材は、少なくとも前記潤滑油の油面上方において前記回転体の径方向外方でかつ周方向に延びており、該仕切部材の、前記ブリーザ室を形成する前記対向面の部分よりも該周方向の両側に延びて前記ケース内壁面と対向する対向面の部分が、該ケース内壁面と接触した状態で、前記仕切部材は該ケース内壁面に嵌合している
    ことを特徴とする回転体収容ケースのブリーザ装置。
  2. 前記仕切部材は前記潤滑油の油面上方から油面下に至る範囲で前記回転体を周方向に囲む筒状の形状をしており、前記対向面は該仕切部材の外周面であり、さらに該仕切部材は、前記外周面と前記ケース内壁面とが接触した状態で該ケース内壁面に嵌合していることを特徴とする請求項記載の回転体収容ケースのブリーザ装置。
  3. 前記仕切部材は、該仕切部材自体の弾性変形に基づく弾性力により前記ケース内壁面に保持されていることを特徴とする請求項記載の回転体収容ケースのブリーザ装置。
  4. 前記仕切部材には、軸方向に該仕切部材の全長に渡るスリットが形成されていることを特徴とする請求項記載の回転体収容ケースのブリーザ装置。
  5. 前記仕切部材に設けられた係合部が前記ケース内壁面に設けられた被係合部と係合することにより、前記回転体収容ケースに対する該仕切部材の周方向の位置決めがなされることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項記載の回転体収容ケースのブリーザ装置。
  6. 前記回転体を支持する軸受が、前記仕切部材の軸方向の移動を規制することを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項記載の回転体収容ケースのブリーザ装置。
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