JP4512155B2 - ワイヤソーの運転方法及びワイヤソー - Google Patents
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との間には、ワイヤ繰出し装置10Aに近い側から順に、固定プーリ12A,14A,16A、繰出し側張力操作装置18A、及び固定プーリ22Aが設けられ、前記繰出し側張力操作装置18Aは繰出し側張力付与部材である可動プーリ20Aを含んでいる。同様に、前記ワイヤ繰出し・巻取り装置10Bとガイドローラ24A,24B,26A,26Bとの間には、ワイヤ巻取り装置10Bに近い側から順に、固定プーリ12B,14B,16B、巻取り側張力操作装置18B、及び固定プーリ22Bが設けられ、前記巻取り側張力操作装置18Bは巻取り側張力付与部材である可動プーリ20Bを含んでいる。
より巻き取られたワイヤWを逆に当該ワイヤ巻取り装置10Bから繰出し、かつ、このワイヤWを前記ワイヤ繰出し装置10Aにより巻取りながら、前記ワークの切断を進める工程である。
この工程では、ワイヤ繰出し装置10Aのボビン9Aが繰出し方向に回転駆動され、ワイヤ巻取り装置10Bのボビン9Bが巻取り方向に駆動されることにより、ワイヤWが前記ボビン9Aから繰出されて前記ボビン9Bに巻取られる。このようなワイヤWの前進駆動とともにワーク28が切断送りされることにより、当該ワーク28の切断が進められる。
前記前進駆動切断工程が予め設定された第1のワイヤ長(例えば300m)に至った時点で第1の切換工程に移行される。この工程では、まず、前記ワイヤWの駆動が徐々に減速される(前進減速)。そして、その速度が0になった時点、すなわち前進減速が終了した時点で、今度はワイヤWの駆動の向きを逆にして次第に加速され(後退加速)、次の後退駆動切断工程に移行する。すなわち、ワイヤWの駆動が前進駆動から後退駆動に緩やかに切換えられる。
この工程では、ワイヤ巻取り装置10Bのボビン9Bが繰出し方向に回転駆動され、ワイヤ繰出し装置10Aのボビン9Aが巻取り方向に駆動されることにより、ワイヤWが前記ボビン9Bから繰出されて前記ボビン9Aに巻取られる。このとき既に、張力制御については、ワイヤ巻き取り装置10B側のワイヤ張力を第3の目標張力T3に近付け、かつ、ワイヤ繰出し装置10A側のワイヤ張力を第4の目標張力T4に近付ける制御に完全移行しているため、前記前進駆動切断工程と同様、ガイドローラ24A,24B間でワーク28の良好な切断に必要なワイヤ張力(≒25N)を確保することができるとともに、巻取り側となったワイヤ繰出し装置10A側のワイヤ張力を抑えて(≒13N)同装置10Aの強度的負担を軽減することができる。
前記後退駆動切断工程が前記第1のワイヤ長よりも短い第2のワイヤ長(例えば100m)に至った時点で第2の切換工程に移行される。この工程でも、まず、前記ワイヤWの駆動が徐々に減速され(後退減速)、その速度が0になった時点すなわち後退減速が終了した時点で今度はワイヤWの駆動の向きを逆にして次第に加速され(前進加速)、前記前進駆動切断工程に移行する。すなわち、ワイヤWの駆動が後退駆動から前進駆動に緩やかに切換えられる。
9A ワイヤ繰出し装置のボビン
9B ワイヤ巻取り装置のボビン
10A ワイヤ繰出し装置
10B ワイヤ巻取り装置
18A 繰出し側張力操作装置
18B 巻取り側張力操作装置
20A 可動プーリ(繰出し側張力付与部材)
20B 可動プーリ(巻取り側張力付与部材)
24A,24B,26A,26B ガイドローラ
28 ワーク
30 切断送り装置
40 張力検出器(張力検出手段)
44 レバー
60 コントローラ
62 張力調節手段
64 速度調節手段
66 目標張力設定手段
Claims (8)
- ワイヤ繰出し装置から繰り出された切断用ワイヤが複数のガイドローラの周囲に巻回されてワイヤ巻取り装置に巻き取られるワイヤソーにおける当該ガイドローラ同士の間で並ぶ複数本のワイヤを軸方向に往復駆動しながらこれらのワイヤに対してワークを相対移動させることにより切断送りして当該ワークを切断するとともに、当該ワイヤの駆動方向の切換のためのワイヤの減速及びその後の加速に要する時間を利用してワイヤの張力を切換えるワイヤソーの運転方法であって、
前記ワイヤ繰出し装置から前記ワイヤを繰出し、かつ、このワイヤを前記ワイヤ巻取り装置により巻取るとともに、前記ワイヤ繰出し装置から繰出されるワイヤに繰出し側張力付与部材を押付けることにより当該ワイヤの張力を第1の目標張力に近付けるように調節し、かつ、前記ワイヤ巻取り装置により巻き取られるワイヤの張力に巻取り側張力付与部材を押付けることにより当該ワイヤを前記第1の目標張力よりも低い第2の目標張力に近付けるように調節しながら、前記ワークの切断を進める前進駆動切断工程と、
前記ワイヤ巻取り装置により巻き取られた前記ワイヤを逆に当該ワイヤ巻取り装置から繰出し、かつ、このワイヤを前記ワイヤ繰出し装置により巻取るとともに、前記ワイヤ巻取り装置から繰出されるワイヤに前記巻取り側張力付与部材を押付けることにより当該ワイヤの張力を前記第2の目標張力よりも高い第3の目標張力に近付けるように調節し、かつ、前記ワイヤ繰出し装置により巻き取られるワイヤに前記繰出し側張力付与部材を押付けることにより当該ワイヤの張力を前記第1の目標張力及び前記第3の目標張力よりも低い第4の目標張力に近付けるように調節しながら、前記ワークの切断を進める後退駆動切断工程と、
前記前進駆動切断工程後に前記ワイヤの駆動速度を減速し、さらにその駆動の向きを逆転させてから当該ワイヤの駆動速度を加速して前記後退駆動切断工程に移行する第1の切換工程と、
前記後退駆動切断工程後に前記ワイヤの駆動速度を減速し、その駆動の向きを逆転させてから当該ワイヤの駆動速度を加速して前記前進駆動切断工程に移行する第2の切換工程とを、前記前進駆動切断工程、前記第1の切換工程、前記後退駆動切断工程、及び前記第2の切換工程の順に繰返し行い、
前記第1の切換工程において、前記ワイヤの駆動速度の減速中に前記ワイヤ巻取り装置側のワイヤの目標張力を前記第2の目標張力から前記第3の目標張力まで上げるような前記巻取り側張力付与部材による前記ワイヤの張力の調節を行い、かつ、当該ワイヤの駆動速度の減速完了後に前記ワイヤ繰出し装置側のワイヤの目標張力を前記第1の目標張力から前記第4の目標張力まで下げるような前記繰出し側張力付与部材による前記ワイヤの張力の調節を行うことを特徴とするワイヤソーの運転方法。 - ワイヤ繰出し装置から繰り出された切断用ワイヤが複数のガイドローラの周囲に巻回されてワイヤ巻取り装置に巻き取られるワイヤソーにおける当該ガイドローラ同士の間で並ぶ複数本のワイヤを軸方向に往復駆動しながらこれらのワイヤに対してワークを相対移動させることにより切断送りして当該ワークを切断するとともに、当該ワイヤの駆動方向の切換のためのワイヤの減速及びその後の加速に要する時間を利用してワイヤの張力を切換えるワイヤソーの運転方法であって、
前記ワイヤ繰出し装置から前記ワイヤを繰出し、かつ、このワイヤを前記ワイヤ巻取り装置により巻取るとともに、前記ワイヤ繰出し装置から繰出されるワイヤに繰出し側張力付与部材を押付けることにより当該ワイヤの張力を第1の目標張力に近付けるように調節し、かつ、前記ワイヤ巻取り装置により巻き取られるワイヤの張力に巻取り側張力付与部材を押付けることにより当該ワイヤを前記第1の目標張力よりも低い第2の目標張力に近付けるように調節しながら、前記ワークの切断を進める前進駆動切断工程と、
前記ワイヤ巻取り装置により巻き取られた前記ワイヤを逆に当該ワイヤ巻取り装置から繰出し、かつ、このワイヤを前記ワイヤ繰出し装置により巻取るとともに、前記ワイヤ巻取り装置から繰出されるワイヤに前記巻取り側張力付与部材を押付けることにより当該ワイヤの張力を前記第2の目標張力よりも高い第3の目標張力に近付けるように調節し、かつ、前記ワイヤ繰出し装置により巻き取られるワイヤに前記繰出し側張力付与部材を押付けることにより当該ワイヤの張力を前記第1の目標張力及び前記第3の目標張力よりも低
い第4の目標張力に近付けるように調節しながら、前記ワークの切断を進める後退駆動切断工程と、
前記前進駆動切断工程後に前記ワイヤの駆動速度を減速し、さらにその駆動の向きを逆転させてから当該ワイヤの駆動速度を加速して前記後退駆動切断工程に移行する第1の切換工程と、
前記後退駆動切断工程後に前記ワイヤの駆動速度を減速し、その駆動の向きを逆転させてから当該ワイヤの駆動速度を加速して前記前進駆動切断工程に移行する第2の切換工程とを、前記前進駆動切断工程、前記第1の切換工程、前記後退駆動切断工程、及び前記第2の切換工程の順に繰返し行い、
前記第2の切換工程において、前記ワイヤの駆動速度の減速中に前記ワイヤ繰出し装置側のワイヤの目標張力を前記第4の目標張力から前記第1の目標張力まで上げるような前記繰出し側張力付与部材による前記ワイヤの張力の調節を行い、かつ、当該ワイヤの駆動速度の減速完了後に前記ワイヤ巻取り装置側のワイヤの目標張力を前記第3の目標張力から前記第2の目標張力まで下げるような前記巻取り側張力付与部材による前記ワイヤの張力の調節を行うことを特徴とするワイヤソーの運転方法。 - 請求項2記載のワイヤソーの運転方法において、
前記第1の切換工程において、前記ワイヤの駆動速度の減速中に前記ワイヤ巻取り装置側のワイヤの目標張力を前記第2の目標張力から前記第3の目標張力まで上げるような前記巻取り側張力付与部材による前記ワイヤの張力の調節を行い、かつ、当該ワイヤの駆動速度の減速完了後に前記ワイヤ繰出し装置側のワイヤの目標張力を前記第1の目標張力から前記第4の目標張力まで下げるように前記繰出し側張力付与部材により前記ワイヤの張力の調節を行うことを特徴とするワイヤソーの運転方法。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤソーの運転方法において、
前記各工程でのワイヤの張力を調節するための操作として、
前記ワイヤの実際の張力を検出する操作と、
この検出した張力が目標張力に近付くように前記ワイヤの所定箇所に前記各張力付与部材を押付ける操作とを含むことを特徴とするワイヤソーの運転方法。 - 切断用のワイヤを軸方向に往復駆動しながら当該ワイヤによってワークを同時に複数個所で切断するとともに、当該ワイヤの駆動方向の切換のための当該ワイヤの減速及びその後の加速に要する時間を利用して当該ワイヤの張力を切換えることが可能なワイヤソーであって、
回転中心軸が互いに平行になるように配設され、その周囲に前記ワイヤが巻回される複数のガイドローラと、
前記ワイヤを前記ガイドローラに繰出すためのワイヤ繰出し装置と、
前記ワイヤを前記ガイドローラから巻取るためのワイヤ巻取り装置と、
前記ガイドローラのうちの特定のガイドローラの間に張られた複数本のワイヤとワークとを相対移動させることにより当該ワイヤに対して当該ワークを切断送りして当該ワークを切断する切断送り手段と、
前記ワイヤ繰出し装置から前記ワイヤを繰出し、かつ、このワイヤを前記ワイヤ巻取り装置により巻取りながら、前記ワークの切断を進める前進駆動切断工程と、前記ワイヤ巻取り装置により巻き取られた前記ワイヤを逆に当該ワイヤ巻取り装置から繰出し、かつ、このワイヤを前記ワイヤ繰出し装置により巻取りながら、前記ワークの切断を進める後退駆動切断工程と、前記前進駆動切断工程後に前記ワイヤの駆動速度を減速し、さらにその駆動の向きを逆転させてから当該ワイヤの駆動速度を加速して前記後退駆動切断工程に移行する第1の切換工程と、前記後退駆動切断工程後に前記ワイヤの駆動速度を減速し、その駆動の向きを逆転させてから当該ワイヤの駆動速度を加速して前記前進駆動切断工程に移行する第2の切換工程とを、前記前進駆動切断工程、前記第1の切換工程、前記後退駆動切断工程、及び前記第2の切換工程の順に繰返し行うように前記ワイヤ繰出し装置及び前記ワイヤ巻取り装置の作動を制御するワイヤ駆動制御手段と、
前記ワイヤ繰出し装置と前記各ガイドローラとの間の領域で前記ワイヤに押付けられる繰出し側張力付与部材を含み、その押付け力を変えることにより当該ワイヤの張力を変化させる繰出し側張力操作手段と、
前記ワイヤ巻取り装置と前記各ガイドローラとの間の領域で前記ワイヤに押付けられる巻取り側張力付与部材を含み、その押付け力を変えることにより当該ワイヤの張力を変化させる巻取り側張力操作手段と、
前記前進駆動切断工程では、前記ワイヤ繰出し装置から繰出されるワイヤの張力を第1の目標張力に近付けるとともに前記ワイヤ巻取り装置により巻き取られるワイヤの張力を前記第1の目標張力よりも低い第2の目標張力に近付け、前記後退駆動切断工程では、前記ワイヤ巻取り装置から繰出されるワイヤの張力を前記第2の目標張力よりも高い第3の目標張力に近付けるとともに前記ワイヤ繰出し装置により巻き取られるワイヤの張力を前記第1の目標張力及び前記第3の目標張力よりも低い第4の目標張力に近付けるように、前記各張力操作手段を作動させる張力制御手段とを備え、
この張力制御手段は、前記第1の切換工程において、前記ワイヤの駆動速度の減速中に前記ワイヤ巻取り装置側のワイヤの目標張力を前記第2の目標張力から前記第3の目標張力まで上げるような前記ワイヤの張力の調節を行い、かつ、当該ワイヤの駆動速度の減速完了後に前記ワイヤ繰出し装置側のワイヤの目標張力を前記第1の目標張力から前記第4の目標張力まで下げるような前記ワイヤの張力の調節を行うように、前記各張力操作手段を作動させることを特徴とするワイヤソー。 - 切断用のワイヤを軸方向に往復駆動しながら当該ワイヤによってワークを同時に複数個所で切断するとともに、当該ワイヤの駆動方向の切換のための当該ワイヤの減速及びその後の加速に要する時間を利用して当該ワイヤの張力を切換えることが可能なワイヤソーであって、
回転中心軸が互いに平行になるように配設され、その周囲に前記ワイヤが巻回される複数のガイドローラと、
前記ワイヤを前記ガイドローラに繰出すためのワイヤ繰出し装置と、
前記ワイヤを前記ガイドローラから巻取るためのワイヤ巻取り装置と、
前記ガイドローラのうちの特定のガイドローラの間に張られた複数本のワイヤとワークとを相対移動させることにより当該ワイヤに対して当該ワークを切断送りして当該ワークを切断する切断送り手段と、
前記ワイヤ繰出し装置から前記ワイヤを繰出し、かつ、このワイヤを前記ワイヤ巻取り装置により巻取りながら、前記ワークの切断を進める前進駆動切断工程と、前記ワイヤ巻取り装置により巻き取られた前記ワイヤを逆に当該ワイヤ巻取り装置から繰出し、かつ、このワイヤを前記ワイヤ繰出し装置により巻取りながら、前記ワークの切断を進める後退駆動切断工程と、前記前進駆動切断工程後に前記ワイヤの駆動速度を減速し、さらにその駆動の向きを逆転させてから当該ワイヤの駆動速度を加速して前記後退駆動切断工程に移行する第1の切換工程と、前記後退駆動切断工程後に前記ワイヤの駆動速度を減速し、その駆動の向きを逆転させてから当該ワイヤの駆動速度を加速して前記前進駆動切断工程に移行する第2の切換工程とを、前記前進駆動切断工程、前記第1の切換工程、前記後退駆動切断工程、及び前記第2の切換工程の順に繰返し行うように前記ワイヤ繰出し装置及び前記ワイヤ巻取り装置の作動を制御するワイヤ駆動制御手段と、
前記ワイヤ繰出し装置と前記各ガイドローラとの間の領域で前記ワイヤに押付けられる繰出し側張力付与部材を含み、その押付け力を変えることにより当該ワイヤの張力を変化させる繰出し側張力操作手段と、
前記ワイヤ巻取り装置と前記各ガイドローラとの間の領域で前記ワイヤに押付けられる巻取り側張力付与部材を含み、その押付け力を変えることにより当該ワイヤの張力を変化させる巻取り側張力操作手段と、
前記前進駆動切断工程では、前記ワイヤ繰出し装置から繰出されるワイヤの張力を第1の目標張力に近付けるとともに前記ワイヤ巻取り装置により巻き取られるワイヤの張力を前記第1の目標張力よりも低い第2の目標張力に近付け、前記後退駆動切断工程では、前記ワイヤ巻取り装置から繰出されるワイヤの張力を前記第2の目標張力よりも高い第3の
目標張力に近付けるとともに前記ワイヤ繰出し装置により巻き取られるワイヤの張力を前記第1の目標張力及び前記第3の目標張力よりも低い第4の目標張力に近付けるように、前記各張力操作手段を作動させる張力制御手段とを備え、
この張力制御手段は、前記第2の切換工程において、前記ワイヤの駆動速度の減速中に前記ワイヤ繰出し装置側のワイヤの目標張力を前記第4の目標張力から前記第1の目標張力まで上げるような前記ワイヤの張力の調節を行い、かつ、当該ワイヤの駆動速度の減速完了後に前記ワイヤ巻取り装置側のワイヤの目標張力を前記第3の目標張力から前記第2の目標張力まで下げるような前記ワイヤの張力の調節を行うように、前記各張力操作手段を作動させることを特徴とするワイヤソー。 - 請求項6記載のワイヤソーにおいて、
前記張力制御手段は、前記第1の切換工程において、前記ワイヤの駆動速度の減速中に前記ワイヤ巻取り装置側のワイヤの目標張力を前記第2の目標張力から前記第3の目標張力まで上げるような前記ワイヤの張力の調節を行い、かつ、前記ワイヤの駆動速度の減速完了後に前記ワイヤ繰出し装置側のワイヤの目標張力を前記第1の目標張力から前記第4の目標張力まで下げるような前記ワイヤの張力の調節を行うように、前記各張力操作手段を作動させることを特徴とするワイヤソー。 - 請求項5〜7のいずれかに記載のワイヤソーにおいて、
前記張力制御手段は、
前記ワイヤ繰出し装置からガイドローラに至る領域及びガイドローラから前記ワイヤ巻取り装置に至る領域でワイヤの張力を検出する張力検出手段と、
前記各工程に応じて前記ワイヤの目標張力を設定する目標張力設定手段と、
前記各領域で検出された張力を前記目標張力設定手段により設定された目標張力に近づけるべく前記張力操作手段を作動させる張力調節手段とを含むことを特徴とするワイヤソー。
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