JP5502613B2 - ワーク切断方法及びワイヤソー - Google Patents
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第1ワイヤ繰出し巻取り装置10Aのリール9Aが繰出し方向に回転駆動され、第2ワイヤ繰出し巻取り装置10Bのリール9Bが巻取り方向に駆動されることにより、ワイヤWが前記リール9Aから繰出されて前記リール9Bに巻取られる。そして、所定のワイヤWの駆動速度のもと、このワイヤW(ワイヤ群)に対してワーク28が切断送りされることにより、当該ワーク28の切断が進められる。
この工程では、第2ワイヤ繰出し巻取り装置10Bのリール9Bが繰出し方向に回転駆動され、第1ワイヤ繰出し巻取り装置10Aのリール9Aが巻取り方向に駆動されることにより、ワイヤWが前記リール9Bから繰出されて前記リール9Aに巻取られる。
9A リール(第1のリール)
9B リール(第2のリール)
11A リール駆動モータ(第1のリール駆動手段)
11B リール駆動モータ(第2のリール駆動手段)
13 エンコーダ(第1、第2速度検出手段)
18A 第1張力操作装置(第1張力操作手段)
18B 第2張力操作装置(第2張力操作手段)
19A テンションアーム(第1張力付与部材)
19B テンションアーム(第2張力付与部材)
25 ローラ駆動モータ(ガイドローラ駆動手段)
30 ワーク送り装置(切断送り手段)
40 張力検出器(第1、第2の張力検出手段)
50 揺動シリンダ(第1、第2の位置操作手段)
52 エンコーダ(第1、第2の位置検出手段)
54 空気圧サーボ回路(第1、第2の位置操作手段)
60 コントローラ(ワイヤ駆動制御手段及び張力制御手段)
62 張力調節手段
64 速度調節手段
66 目標速度設定手段
Claims (4)
- 第1リールから繰り出された切断用のワイヤが複数のガイドローラの周囲に巻回されて第2リールに巻き取られるワイヤソーを用い、前記ガイドローラ同士の間に並ぶ複数本のワイヤを当該ガイドローラの回転駆動により所定速度で軸方向に駆動しながらこれらのワイヤに対してワークを相対移動させることにより切断送りして当該ワークを切断する方法において、
前記第1リールから前記ワイヤを繰出し、かつ、このワイヤを前記第2リールにより巻取るとともに、前記第1リールから繰出されるワイヤの張力を第1張力検出手段により検出しながら当該検出張力が所定の繰出し側張力に近づくように第1張力付与部材を前記ワイヤに押付けて当該ワイヤの張力を調節し、かつ、前記第2リールに巻取られるワイヤの張力を第2張力検出手段により検出しながら当該検出張力が前記繰出し側張力よりも低い巻取り側張力に近づくように第2張力付与部材をワイヤに押付けて当該ワイヤの張力を調節しながら、前記ワークの切断を進める前進駆動切断工程と、
前記第2リールにより巻き取られた前記ワイヤを逆に当該第2リールから繰出し、かつ、このワイヤを前記第1リールにより巻取るとともに、前記第2リールから繰出されるワイヤの張力を第2張力検出手段により検出しながら当該検出張力が前記繰出し側張力に近づくように第2張力付与部材を前記ワイヤに押付けて当該ワイヤの張力を調節し、かつ、前記第1リールに巻取られるワイヤの張力を第1張力検出手段により検出しながら当該検出張力が前記巻取り側張力に近づくように第1張力付与部材をワイヤに押付けて当該ワイヤの張力を調節しながら、前記ワークの切断を進める後退駆動切断工程とを繰返し行い、
前記前進駆動切断工程では、前記第1リールをその周速度が前記ガイドローラの周速度よりも低くなる第1の回転速度で駆動しながら当該第1リールからワイヤを繰出し、かつ、第2リールをその周速度が前記第1の回転速度で駆動される第1リールの周速度よりも低くなる第2の回転速度で駆動しながら前記ワイヤを当該第2リールにより巻取り、
前記後退駆動切断工程では、逆に前記第2リールを前記第1の回転速度で駆動しながら当該第2リールからワイヤを繰出し、かつ、第1リールを前記第2の回転速度で駆動しながら前記ワイヤを当該第1リールにより巻取ることを特徴とするワーク切断方法。 - 請求項1に記載のワーク切断方法において、
前記第1張力付与部材の位置を第1位置検出手段により検出するとともに、前記第2張力付与部材の位置を第2位置検出手段により検出し、各張力付与部材の位置をそれぞれ予め定められた基準位置に近づけるように各リールの回転速度を調節しながらワークの切断を進めるようにし、かつ、特定の切断工程において前記第1張力付与部材がほぼ基準位置に位置するときの前記第1リールの回転速度を第1速度検出手段により検出するとともに、前記第2張力付与部材がほぼ基準位置に位置するときの前記第2リールの回転速度を第2速度検出手段により検出し、当該特定の切断工程後に行われる切断工程における各リールの回転速度が当該検出速度に近づくように前記第1、第2の回転速度を当該検出速度に基づいて補正することを特徴とするワーク切断方法。 - 切断用のワイヤを用いてワークを同時に複数個所で切断するためのワイヤソーであって、
回転中心軸が互いに平行になるように配設され、その周囲に前記ワイヤが巻回される複数のガイドローラと、
当該ガイドローラを駆動するガイドローラ駆動手段と、
前記ガイドローラへの前記ワイヤの繰出し及び巻取りをそれぞれ行う第1、第2のリールと、
これらリールをそれぞれ駆動する第1、第2のリール駆動手段と、
前記ガイドローラのうちの特定のガイドローラの間に張られた複数本のワイヤとワークとを相対移動させることにより当該ワイヤに対して当該ワークを切断送りして当該ワークを切断する切断送り手段と、
前記第1のリールから前記ワイヤを繰出し、かつ、このワイヤを前記第2のリールにより巻取りながら、前記ワークの切断を進める前進駆動切断工程と、前記第2のリールから前記ワイヤを繰出し、かつ、このワイヤを前記第1のリールにより巻取りながら、前記ワークの切断を進める後退駆動切断工程とを繰返し行うとともに、前記ガイドローラに巻回されたワイヤがワーク切断に適した所定速度で駆動されるように前記ガイドローラ駆動手段及び第1、第2のリール駆動手段を制御するワイヤ駆動制御手段と、
前記第1のリールと前記各ガイドローラとの間の区間でワイヤ張力を検出する第1張力検出手段、当該区間で前記ワイヤに押付けられる第1張力付与部材、及びこの第1張力付与部材の位置を変化させる第1位置操作手段を含み、前記第1張力付与部材の位置を変化させることにより当該ワイヤの張力を変化させる第1張力操作手段と、
前記第2のリールと前記各ガイドローラとの間の区間でワイヤ張力を検出する第2張力検出手段、当該区間で前記ワイヤに押付けられる第2張力付与部材、及びこの第2張力付与部材の位置を変化させる第2位置操作手段を含み、前記第2張力付与部材の位置を変化させることにより当該ワイヤの張力を変化させる第2張力操作手段と、
前記第1、第2の張力検出手段の検出張力に基づき、前記第1、第2のリールのうち一方側のリールから繰出されるワイヤの張力を所定の繰出し側張力に調節するとともに、他方側のリールにより巻取られるワイヤの張力を前記繰出し側張力よりも低い所定の巻取り側張力に調節すべく前記各張力操作手段を作動させる張力制御手段とを備え、
前記ワイヤ駆動制御手段は、前記前進駆動切断工程では、前記第1リールをその周速度が前記ガイドローラの周速度よりも低くなる第1の回転速度で駆動することにより当該第1リールからワイヤの繰出しを行わせ、かつ、第2リールをその周速度が前記第1の回転速度で駆動される第1リールの周速度よりも低くなる第2の回転速度で駆動することにより当該第2リールにより前記ワイヤの巻取りを行わせ、前記後退駆動切断工程では、逆に前記第2リールを前記第1の回転速度で駆動することにより当該第2リールからワイヤの繰出しを行わせ、かつ、第1リールを前記第2の回転速度で駆動することにより当該第1リールにより前記ワイヤを巻取らせることを特徴とするワイヤソー。 - 請求項3に記載のワイヤソーにおいて、
前記第1、第2の張力付与部材の位置をそれぞれ検出する第1、第2の位置検出手段と、
前記第1、第2のリールの回転速度をそれぞれ検出する第1、第2の速度検出手段とを備え、
前記ワイヤ駆動制御手段は、前記第1の位置検出手段により検出される第1張力付与部材の位置、及び第2の位置検出手段により検出される第2張力付与部材の位置がそれぞれ前記基準位置に近づくように各リールの回転速度を制御し、かつ、特定の切断工程において前記第1の速度検出手段により検出される速度であって前記第1張力付与部材がほぼ基準位置に位置するときの検出速度と前記第2の速度検出手段により検出される速度であって前記第2張力付与部材がほぼ基準位置に位置するときの検出速度とに基づいて当該特定の切断工程後に行われる切断工程における各リールの回転速度が当該検出速度に近づくように当該リールの前記第1、第2の回転速度を補正することを特徴とするワイヤソー。
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