JP4509767B2 - 再生樹脂の洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、使用済みの樹脂製品を洗浄する再生樹脂の洗浄装置に関する。
樹脂製品の再利用に当って製品に付着した汚れを洗浄除去する方法に、樹脂製品を粉砕してペレット状にしてこのペレット状の樹脂に破砕して粒化したドライアイス粒を圧縮空気を利用して強力に噴き付け、汚れを落す洗浄方法がある。一般にドライアイスブラスト洗浄法として知られる方法がそれである。
この方法は、所定の洗浄室に使用済み合成樹脂製品をペレット状に破砕した再生樹脂を投入し、この洗浄室に圧縮空気によって圧力を掛けたドライアイスの粒を噴き込んで再生樹脂に衝突させ、樹脂表面に付着する汚れを剥離させ洗浄するものであり、この方法を実施する洗浄装置も各種知られている。例えば特許文献1乃至特許文献3がその例である。
特開2000−167501号公報。 特開2002− 79465号公報。 特開2004−223410号公報。
上記特許文献1に開示されるように従来の装置は、第1チャンバー、第2チャンバーとして示される洗浄室に破砕した樹脂片を投入し、同時にこの洗浄室にドライアイス粒子をノズルを通して圧力を掛けて噴き入れ、樹脂片に衝突させて洗浄する構造を採るものとなっている。
このドライアイスブラスト法による洗浄は、洗浄後、使用済みドライアイスが昇華して、そのかすを残さないことに大きな特徴があり、再生樹脂の洗浄に当って液体洗剤を使って水洗い洗浄する場合のように樹脂と水との接触がなく、また使用済み洗浄液を除去する等の後処理が不要になることの利点がある。
しかし、従来の装置においての問題は破砕された樹脂粒と、ドライアイス粒とが効率よく接触せず充分な洗浄効果が挙げられないことである。
このドライアイスブラスト法、ことに使用済み合成樹脂製品に使用された樹脂材料を再利用のため破砕した再生樹脂粒を洗浄するためこの方法を実施する場合には、上記再生樹脂粒に対して正確に且つ満遍無くドライアイス粒を噴き付ける必要があり、そのためにはこの両者が充分に接触する機会が与えられなければならないことになる。
しかし、上記従来の装置は両者の接触の場として用意される洗浄室は単なる空間であり、ドライアイス粒の噴き込みによる撹拌混合はなされるが、樹脂粒に対するドライアイス粒の衝突は充分でなく洗浄効率が挙げられない。
従って、本発明は上記実情からドライアイスブラスト法を利用した再生樹脂の洗浄装置にあって、洗浄する樹脂粒に対するドライアイス粒の噴き付け、そしてその衝突によって汚れを洗浄するに当り、樹脂粒を固定してドライアイス粒を確実に噴き付けられるようにすると共に、この樹脂粒の固定位置を順次変えてドライアイス粒の噴き付け面を変えながら樹脂粒の全面に亘って均一な洗浄を可能にした再生樹脂の洗浄装置を提供しようとするものである。
また、本発明は上記の洗浄を、破砕した合成樹脂粒の連続的な投入と、ドライアイス粒の連続的な噴き付けによって連続的に行い、その効率化を図るようにした再生樹脂の洗浄装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するため、起立する内外の円筒形網筒体によって形成される環状の洗浄室に上方より洗浄する樹脂粒を投入し、これを室内を通して落下させる一方、前記内網筒体の内側空間に該内網筒体の内周面に対してその円周方向に所要の角度をもって臨む噴射ノズルを設置し、これより圧加噴射するドライアイス粒を前記内外の網筒体を貫通させ、前記洗浄室内を落下する樹脂粒に噴き付け洗浄するようにした再生樹脂の洗浄装置を提供するものである。
更に本発明を詳述すれば、本発明は、外装体と、該外装体の内部にあって相互間に所要の間隔をおき、この間隔により環状の洗浄室を形成する円筒形をなす内外の網筒体と、上記洗浄室の上方に設けられる被洗浄物投入口と、前記内網筒体の内空間にあって網筒体内面に対して円周方向に所要の角度をもって臨む噴射ノズルとからなり、前記被洗浄物投入口から破砕樹脂粒を投入し洗浄室内部を通して落下せしめる一方、前記噴射ノズルからドライアイス粒を前記内外の網筒体を貫通させて圧力噴射し、前記洗浄室内を落下する前記破砕樹脂粒に噴き付け、洗浄することを特徴とした再生樹脂の洗浄装置にある。
前記内外の円筒形網筒体は、この両網筒体によって形成される環状をなす洗浄室内を落下する破砕した樹脂粒が抜け出ない網目のものとする。従って、この網目は使用済み樹脂製品を破砕して成形する樹脂粒の粒径に基づき決定されることになる。
尚、内外の網筒体はドライアイス粒の噴き付けを受ける一方、洗浄時にはこのドライアイス粒の噴き付けを受けた樹脂粒が網面に衝突し、摩擦によって研摩されることから所要の強度を有した合金製金属材によって形成されること、そして後述する回転に対応するために軽量な金属材であることが望まれる。
前記内外の網筒体は、同心円上に位置して両者間に全周に亘って同一の間隔を有した環状の洗浄室を形成することになる。
この内外の網筒体は垂直に起立して洗浄室を立ち上げた状態に形成し、上方から投入する樹脂粒を落下させ、下方の取出口に誘導することになる。
そして、この内外の網筒体は、内方の網筒体を回転自由に支持し、洗浄時に上方から投入される樹脂粒を回転を通して撹拌し、樹脂粒に対するドライアイス粒の噴き付けが均一に行われるようにする。
この内網筒体の回転はモータ等外部から動力を導入することで強制回転させてもよいが、前記噴射ノズルからのドライアイス粒の噴き付けを利用して自動回転させることができる。
後述するように洗浄に使用するドライアイス粒は、圧縮空気に乗せて噴射ノズルから噴き付けることから内網筒体内周面に対して円周方向に角度を付けて噴射されることで充分にこの内網筒体を回転させることができる。
本発明においては、このドライアイス粒の噴射力を効率的に受けるため内網筒体の内周面に羽根片を突設する。
上記羽根片は内周面の周方向に沿って複数個間隔をおいて列設し、常時この羽根片が噴射ノズルの噴射口に臨むようにして連続的な回転が得られるようにする。
この羽根片は形状を特定されないが、内周面の周方向に沿って所要間隔をおいて配列し、且つ網筒体の長さ方向に沿って縦に帯状の板片を突設するようにすると効率的な羽根片とすることができる。
尚、上記羽根片は噴射ノズルによるドライアイス粒の噴き付け位置に対応して設けられることになるが、この場合噴射ノズルの向きの誤差を吸収するため前記帯状の板片とする場合は網筒体の長さに合せたものとするとよい。
上記内網筒体の回転を補助するため、本発明ではこの網筒体の下方に円形のレールを付設して支持し、円滑な回転が得られるようにしている。
また、レールと網筒体下端との間にベアリングを介挿して抵抗をなくし、容易に回転するのを補助する。
一方、上記内網筒体の外周面、つまり洗浄室の内側内壁面を構成する面には洗浄室に投入される樹脂粒が直接落下するのを防止する障害突起を形成する。
この障害突起は形状を特定されないが、落下する樹脂粒の洗浄室内における滞留時間を調整し、ドライアイス粒との充分な接触時間を確保するため板状の突起が選択される。
この板状の障害突起は内網筒体の回転方向に対して後向きの勾配がふされ、突起上に受けられた樹脂粒がこの勾配に沿って徐々に落下し、洗浄室内を通過するようにしてある。
この障害突起は内網筒体の円周方向に沿って複数個が水平に連設する場合と、外周面に沿って上から下に螺旋状に配置する等、樹脂粒が上の突起から下の突起に次々に移るようにするとよい。
更に、この障害突起は、投入された樹脂粒がストレートに落下するのを防止する上から、上から下に向けて段設する場合は千鳥に配置して上の突起から落下する樹脂粒が下の突起に受けられるようにするとよい。
また、それぞれの突起は、外の網筒体の内周面に接触しない突き出し高さに形成し、この外網筒体との間に大きな空間が生じないようにするとよい。
ところで、内網筒体の内空間に設置されるドライアイス粒の噴射ノズルは、前記洗浄室内を落下する樹脂粒に圧力を掛けたドライアイス粒を噴き付け、衝突させるため内網筒体の内周面に向けてその噴射口を臨ませることになるが、同時にこのドライアイス粒の噴射圧を利用して洗浄室内の上記樹脂粒を撹拌し、その接触効果を挙げるため内網筒体の円周方向に角度を付けて斜めの入射角を以て噴射するよう設置される。
この噴射ノズルは、単数である場合の外、複数個を等間隔に配置し、環状の洗浄室の全体に亘ってドライアイス粒を噴射できるようにする。
この複数個の配置は、洗浄効率を挙げる上で有効であると同時にドライアイス粒の噴射圧力により内網筒体を回転させる場合に有効に作用することになる。
尚、内網筒体の内空間は上述のように噴射ノズルの設置位置として利用されるが、下方は開放して外気の導入口とし、ドライアイス粒の噴射によって冷却される内空間内の空気との交換を図って装置の冷却を緩和させることになる。
上記構成される本発明装置は、内外の網筒体の外側を筒形をなす外装体で被覆し、装置の内外を劃す一方、外装体の上部には被洗浄物たる樹脂粒の投入口を設け、この投入口から環状の前記洗浄室に樹脂粒を投入することになる。
その一方、ドライアイス粒を圧縮空気と共に前記噴射ノズルに搬送パイプを通して供給し、この噴射ノズルから内網筒体の内周面に向けて噴射し、この内網筒体を通して環状の洗浄室、更には外網筒体を通して貫通させることになる。
洗浄室に投入された樹脂粒は、上記ドライアイス粒の通過を通して衝突し、表面に付着する老廃物をこの衝突に伴って起るドライアイスの小爆発によって剥離することになる。そして、このドライアイス粒の衝突により洗浄室の内外面を構成する内外網筒体の周面に衝突し、ここで研摩され洗浄されることになる。
この間、ドライアイス粒の噴き付けによって、また内網筒体の回転によって樹脂粒は洗浄室内を周方向に移動し、洗浄を繰り返すことになる。そして徐々に下降し、洗浄室の底部において洗浄を完了した樹脂粒は排出口を通して外部に取り出され回収されることになる。
その一方、洗浄に使用されたドライアイス粒は洗浄の中で昇華し、ガス化して装置上方から放出され、また樹脂粒の表面から剥離した老廃物は外装体の胴部に開設する取出口から上記ドライアイスのガスと共に放出され、フィルタを通してガスと分離したのち回収されることになる。
この装置による洗浄は、投入口から樹脂粒の投入を続け、噴射ノズルからドライアイス粒の噴射を続けることによって連続的な洗浄が行われることになり、洗浄された樹脂粒は排出口から随時回収されることになる。そして、老廃物は取出口においてそのまゝ回収されることになり、後処理を要することなく老廃物のみを纏めて処分することができることになる。
以上の如く構成される本発明装置は、従って使用済み合成樹脂製品を再利用を図る際に、この樹脂製品を所定の大きさの粒子に破砕することに加え、ドライアイス塊を同じく粒子状に粉砕してこれを圧縮空気に乗せて噴射ノズルから噴射し、洗浄室に投入される上記破砕された樹脂粒に衝突させるだけでその洗浄が果されることから、極めて効率的に洗浄作業が行え、しかも洗浄剤となるドライアイス粒は洗浄後気化してガスとして放出され残らないためその後処理を要さないものとなる利点がある。
しかも、洗浄室内における樹脂粒の洗浄は充分な時間洗浄室内に留まり、且つ撹拌を通して満遍無く洗浄されることから、表面に付着する汚れ、老廃物を確実に除去することができ、樹脂の再利用に当って品質を落すことが少なく、有効な資源活用ができることになる。
図面は、本発明を実施するに当っての最良の形態を示したもので、図1はドライアイスブラスト装置と組合せた状態の本発明洗浄装置の一部欠截した斜視図であり、図2は本発明洗浄装置の要部の一部欠截した斜視図、図3は図2のイ部の拡大斜視図、図4は洗浄装置の平面図、図5は洗浄装置の正面図である。
ドライアイスブラスト装置1は本発明に係る再生樹脂の洗浄装置2にドライアイス塊を所定の粒子状に破砕し、これをドライアイス粒aとすると共に所定の圧力に圧縮した空気と共に供給する装置であって、ドライアイス塊を投入する投入口3と空気圧の設定圧力表示計4と、空気圧縮のコンプレッサの圧力調整摘み5と、洗浄装置2に送る圧縮空気の噴射操作用ボタン6a,6b,6cを有し、その噴射作動状態を表示する表示器7a,7b,7cを備える。
上記操作用ボタン6a,6b,6cの操作によって圧縮空気と共に搬送されるドライアイス粒aはそれぞれの搬送ホース8a,8b,8cによって洗浄装置2に供給され、これに設備される後述する噴射ノズルを通して被洗浄物の樹脂粒bに向けて噴き付けられることになる。
洗浄装置2は、円筒形に形成される外装体9と、この外装体によって囲まれる内外2つの円筒形をなす網筒体10,11によって形成される洗浄室12とを主要要素として形成され、上記内外の網筒体10,11は前記外装体9の底部13上に描かれる同心円上にそれぞれ下端を置いて起立し、この両網筒体10,11間に設けられる空隙によって環状をなす洗浄室12を形成する。
この内外の網筒体10,11は、所要の間隔をおいて対設することにより環状の空間を形成し、この空間を洗浄室とするが、両網筒体10,11は共に所要の網目を以て形成する金属製多孔板を材料に大小直径を異にする円筒体として形成してある。そして、相互に嵌め合せにして前記外装体9の内部に格納される。
この両網筒体10,11のうち、ここでは外側の網筒体11を固定の網筒体とし、内側の網筒体10を回転網筒体としている。
この回転する内側の網筒体10は、外装体9の底板13上に環状に突設する2条の突条14,15によって形成される溝形のレール16に下端に設ける下面板17から垂設する2条の環状の突条18,19を滑合させることで回転自由に支持される。更にここでは上記2条の突条18,19間に多数個のボールベアリング20‥‥を嵌合列装し前記溝形のレール16の底部に滑合させることで円滑に回転するよう支持している。
また上記回転する内網筒体10は内周面に円周方向に所要の間隔をおいて複数個の羽根片21を備えている。
この羽根片21は後述する噴射ノズルからドライアイス粒を含む圧縮空気圧を受けて内網筒体10を回転させるためのもので、各羽根片は帯板状をなす金属板を長さ方向を筒体の長さ方向に揃えて縦に設置し、それぞれ内向きに突き出している。
一方、この回転する内網筒体10の外周面、つまり洗浄室12の内側面となる内壁面にはこの洗浄室の上方から投入される樹脂粒bの落下の障害となる障害突起22が突設する(図7乃至図10を参照)。
ここに示す上記障害突起22は、板片状に形成してあり、内網筒体10の回転方向(図面において反時計方向)に向く先端縁に対して後端縁が僅かに下る後向き傾斜の勾配が付してあり、この片の上面に乗る樹脂粒bがこの傾きに従って徐々に後端縁から落下するようにしてある。
そして、この実施形態では複数個の上記障害突起22を内網筒体10の外周面に沿って全周に亘り間隔をおいて配列設置すると共に、ここでは上記外周面に沿って上から下に除々に下る螺旋に沿って配列し、環状に形成される洗浄室12の内部を落下する樹脂粒bがいずれかの障害突起22と衝合乃至接触してストレートな落下が阻止されるようにしてある。
上記内網筒体10の内空間23は噴射ノズル24を設置するための設置空間になっている。
この設置空間23には噴射ノズル24を固定するための円筒形の固定台25が設けてあり、この固定台25の内周面に形成する筒状の取付部26に噴射ノズル24の基部を嵌装し、ノズルの噴射口24aが内網筒体10の内周面に臨むようにしてある。
上記噴射ノズル24は水平に突き出す噴射口24aを図示するように内網筒体10の内周面に対し角度を付けて斜めに臨ませてあり、噴射するドライアイス粒を円周方向に噴き出させ、内網筒体10の網目を通して前記洗浄室12に噴き込み、更に外網筒体11の網目を通して外装体9の内壁面に達するようにしてある。そして同時に、このドライアイス粒の噴射圧を内網筒体10の内周面に斜めに作用させると共に、この内周面に突設する前記羽根片21‥‥に作用させて内網筒体10をこの噴射方向に回転するようにしてある。尚、図中27は取付部26に固定される噴射ノズル24の噴射角度を調整するため設けた止めビスである。
この実施形態における噴射ノズル24は等間隔に3個設置してあるが、4個,5個にしてもよく、更にはそれぞれのノズルを上下に位置をずらし、内網筒体10の広範囲に亘ってドライアイス粒を噴付けられるようにしてもよい。
勿論、この噴射ノズル24の複数個の設置は、内網筒体10の内周面の全周面にバランスよくドライアイス粒を噴き付けられるように配置し、均一な洗浄を図ると共に内網筒体10の円滑な回転が図られるようにすることが望まれる。
図中、28は外装体9の上部に固定した未洗浄の樹脂粒bを貯留するためのホッパーであり、29はこのホッパー28の底部を塞ぐようにして前記内外の網筒体10,11及び
噴射ノズル24の上方を被うドーム形に形成した樹脂粒供給用の誘導板である。
誘導板29は周縁部に等間隔をおいて3つの投入口30を開設し、この投入口を前記洗浄室12の上部に連通させてある。
上記投入口30の縁部には誘導板29の傾斜に誘導されて下縁部に流下する樹脂粒bを集め取り込む誘導壁31,31を頂部から周縁部に向けて隆設し、誘導溝32を設けている。
図中、33は樹脂粒bから剥離された汚れ,老廃物を集め回収する取出口であり、34はこの取出口において老廃物とドライアイス粒の気化したガスとを分離するフィルタである。
上記構成される本発明の洗浄装置は、使用済みの合成樹脂製品を先ず破砕機によって所要粒径に破砕し、樹脂粒bとし、この樹脂粒を洗浄装置のホッパー28に投入し、貯留する。そして、誘導板29の誘導溝32を通して投入口30に導き、これにより内外の網筒体10,11によって形成される環状の洗浄室12に適量宛投入し、洗浄に掛けることになる。
前述したように、ここでは3ヶ所に投入口30が開設してあることから、樹脂粒bは分散して洗浄室12に投入され、室内部を落下することになる。
その一方、この洗浄室12にはドライアイスブラスト装置1から圧縮空気により圧送されるドライアイス粒aが取付台25に設けた3つの噴射ノズル24から噴射され、これが内網筒体10の網目を通して洗浄室12を貫通し、洗浄室内部を落下する前記樹脂粒bに衝突乃至接触することになる。
圧縮空気により高圧で噴き付けるドライアイス粒aを受ける樹脂粒bは、その圧力で外網筒体11の内周面に押し付けられることになる。これにより一時期固定状態となってドライアイス粒の衝突を受け、その表面に付着する汚れ,老廃物を剥離させることになる。
そして、この樹脂粒に衝突するドライアイス粒は洗浄室12内に拡散する一方、その一部は外網筒体11の網目を通して外装体9との空間35に放出される。この結果、ドライアイス粒の噴射はその噴射力を大きく減退させることなく洗浄室12内を貫通し、この流れに乗せて前記剥離した汚れ,老廃物を上記空間35に持ち出すことになる。
ドライアイス粒の噴き付けを受ける内網筒体10は、噴射力を内周面とこれに設ける羽根片21に受けて回転し、噴き付け位置を移動させながら洗浄室内の樹脂粒bを撹拌し、ドライアイス粒を衝突させ洗浄することになる。
洗浄室12内でドライアイス粒の噴き付けを受ける樹脂粒bは、衝突により洗浄されると同時に、このドライアイス粒の流れに乗って内網筒体10の回転方向に沿って洗浄室内を循環し、次々とドライアイス粒との衝突を繰り返し、その全表面に亘って衝突洗浄を受けることになる。そして、この樹脂粒はドライアイス粒との衝突に併せて洗浄室の内外壁面と衝突を繰り返して研摩され、表面の汚れを落すことになる。
上記洗浄過程において洗浄室内を落下する樹脂粒bはその途中において適宜障害突起22に受けられ、徐々に落下して室内滞留時間が調整されることになり、充分な洗浄を受けることができる。
尚、上記障害突起22の後向きの傾斜は受けられた樹脂粒が自然落下するためのもので、この傾斜角はドライアイス粒の噴射力等を勘案して決定されることになる。
洗浄室12内で洗浄された樹脂粒bは底部の下面板17上に落下し、排出口36を通して外装体9外に取り出され、一方、外網筒体11を抜けて空間35に入った汚れ,老廃物はドライアイス粒の気化によるガスと共に噴射力に乗って外装体9に設ける取出口33に送られ、汚れ,老廃物はこの取出口33において回収され、ガスはフィルタ34を通して装置外に放出されることになる。
尚、ドライアイス粒の噴射によって冷却される内外の網筒体10,11は、内網筒体10の内空間23に入る外気との接触によって緩和され、凍結が防止されるようになっており、ボールベアリング20の滑りも確保されるようになっている。
上記実施の形態においては、内外の網筒体10,11を洗浄する樹脂粒bを透過させない金属板に多数の小孔を穿って多孔板としたものを円筒形に形成したものとしているが、所要のメッシュの網体を円筒形に形成したものであってもよい。
また、内網筒体10の回転動力としてドライアイス粒の噴射力を利用しているが、モータ等の動力源を利用して強制的に回転させてもよい。この動力源による場合、設備を増加させることになるが、一定の回転力を与えることができるため洗浄室内の樹脂粒の撹拌、移動を円滑に、また均一に行えることになる。
以上説明のように本発明装置は、使用済み合成樹脂製品を所定粒形の破砕粒とする必要があるが、洗浄においては洗浄室に投入するだけでよく、投入後はドライアイス粒の噴射を受けて洗浄室を落下通過する間に自動洗浄され、洗浄室の底部において取出口36を通して回収されることになる。
一方、洗浄に使用したドライアイス粒aは噴射ノズルから噴射され樹脂粒bに衝突し、これに付着する汚れ,老廃物を剥離除去したのち、ガス化して圧送するために使った空気と共に上記汚れ,老廃物を乗せて取出口33を通して装置外にそのまゝ放出され、その後処理等を全く要しないものとなる。
そして取り出される上記老廃物は洗浄剤等の付着が全くなく、それのみとなるため廃棄処理する手間が大幅に削減することができる。
また本発明装置は、投入口30を通して連続して樹脂粒を投入することで連続した洗浄が可能であり、効率的に処理できる利点がある。
尚、本発明装置を可動する際には、噴射するドライアイス粒の粒径を被洗浄物となる樹脂粒に合せて選択する作業、噴き付けのための空気圧の選択、洗浄室への樹脂粒の投入量の選択等を適宜洗浄作業者において行うことは言うまでもないことである。
ドライアイスブラスト装置と組合せた本発明に係る洗浄装置の一部欠截した斜視図。 本発明に係る洗浄装置の要部の一部欠截した斜視図。 図2のイ部の拡大斜視図。 洗浄装置の平面図。 洗浄装置の正面図。 図5のA−A線断面図。 図5のB−B線に沿って断面とした平面図。 噴射ノズルからのドライアイス粒を噴射する状況を説明する図5のB−B線に沿って断面とした平面図。 洗浄室内において噴射ノズルから噴射されたドライアイス粒に衝突した樹脂粒の動きを説明する図5のB−B線に沿って断面とした平面図。 洗浄室内において樹脂粒の表面から剥離した老廃物の移動状態を説明する図5のB−B線に沿って断面とした平面図。 図5のC−C線に沿って断面とした平面図である。
符号の説明
1 ドライアイスブラスト装置
2 本発明に係る再生樹脂の洗浄装置
9 外装体
10 内網筒体
11 外網筒体
12 洗浄室
13 底板
14,15 突条
16 レール
20 ボールベアリング
21 羽根片
22 障害突起
24 噴射ノズル
24a 噴射口
28 ホッパ
29 誘導板
30 投入口
34 取出口

Claims (6)

  1. 外装体と、この外装体の内部にあってその底部にそれぞれ下端を置いて起立し、且つ相互間に所要の間隔をおいて環状の洗浄室を形成する円筒形をなす内外の網筒体と、前記環状の洗浄室の上方に設けられる被洗浄物を投入するための投入口と、前記内網筒体の内空間にあってこの内網筒体の内周面に臨んでドライアイス粒を前記洗浄室を通して前記外網筒体に向けて貫通するべく圧力噴射する噴射ノズルとを有し、被洗浄物たる破砕樹脂粒を前記被洗浄物投入口から前記洗浄室に投入して室内部空間を通して落下せしる一方、前記噴射ノズルから圧力噴射するドライアイス粒を前記内網筒体から前記洗浄室に通し、前記外網筒体に貫通させて前記洗浄室内を落下する前記破砕樹脂粒に対して噴き付け、衝突させることにより洗浄するようにしたことを特徴とする再生樹脂の洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の再生樹脂の洗浄装置において、外装体と外網筒体との間に空間を形成し、該空間に外網筒体を通して洗浄室からの洗浄老廃物を集めると共に、外装体の外周壁部に形成する取出口から前記洗浄老廃物を回収するようにしたことを特徴とする再生樹脂の洗浄装置。
  3. 請求項1に記載の再生樹脂の洗浄装置において、内網筒体を回転自由に支持することを
    特徴とした再生樹脂の洗浄装置。
  4. 請求項3に記載の再生樹脂の洗浄装置において、回転自由な内網筒体の内周面には内方に突出する羽根片を設け、該羽根片に噴射ノズルからのドライアイス粒の圧力噴射を受けて回転させることを特徴とした再生樹脂の洗浄装置。
  5. 請求項3又は4に記載の再生樹脂の洗浄装置において、内網筒体の外周面には洗浄室に向けて破砕樹脂粒の落下の障害となる障害突起を設けてなることを特徴とした再生樹脂の洗浄装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの請求項に記載の再生樹脂の洗浄装置において、外装体の底部に洗浄済み破砕樹脂粒の取出口を形成すると共に該外装体の外周壁部の適所に洗浄除去に係る老廃物取出口を形成してなることを特徴とした再生樹脂の洗浄装置。















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