JP4509417B2 - 燃料電池発電システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池発電システムに係り、例えば家庭用として適用する際、電力の逆潮流を確実に防止する燃料電池発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、燃料の持つ化学エネルギを直接電気に変換するシステムとして燃料電池がよく知られている。
【0003】
この燃料電池は、燃料である水素と酸化剤である酸素とを電気化学的に反応させて、直接、電気を取り出すものであり、高い効率で電気エネルギを取り出すことができると同時に、静かで有害な排ガスを出さない環境的にも優れた特性を持つシステムである。
【0004】
ところで、今までの燃料電池は、通常、電気主任技術者クラスによる管理が前提となっているので、運用にあたり、ある程度の知識を必要としていた。また、規模的にも数十kw以上の中規模以上であり、工場等に導入して使用することが多かった。
【0005】
しかし、最近のように、規制緩和が施行されると、小型の燃料電池の開発が活発化し、家庭用に適用する燃料電池の普及も間近になっており、その構成として図5に示すものがある。
【0006】
家庭用の燃料電池発電システムは、燃料電池発電プラント系1と、付帯設備としての補機系2と、家庭の電気を消費する家庭用負荷系3と、電力系統系4を備えて構成されている。
【0007】
燃料電池発電プラント系1は、燃料電池設備5と制御装置6とを備えている。
【0008】
この燃料電池設備5は、例えば改質器等の燃料処理系7、燃料電池本体8、インバータ9、しゃ断器10を備え、燃料処理系7に供給された燃料を水素に改質させ、改質させた水素を燃料電池本体8で酸素を加えて化学反応させ、その際に発生する電気をインバータ9で交流に変換させ、変換させた交流をしゃ断器10、主回路線11を介して家庭用負荷系3に給電するようになっている。
【0009】
また、制御装置6は、補機系2、燃料電池設備5および家庭用負荷系3のそれぞれに、例えば、スケジュールに沿って出力指令だけを出す、いわゆる固定制御回路を組み込む構成になっている。
【0010】
一方、補機系2は、ポンプ12、貯湯槽13、熱交換器14を備え、貯湯槽13の水をポンプ12で熱交換器14に循環させる間に、燃料電池設備5の燃料処理系7、燃料電池本体8からの熱で加温させ、温水にして給湯設備や浴場に供給するようになっている。
【0011】
また、家庭用負荷系3は、燃料電池設備5から主回路線11を介して給電される電気のほかに、電力系統4から電力メータ15、しゃ断器16を備えた連系線17を介して給電を受ける、いわゆる買電方式と併用になっている。
【0012】
このように、従来の家庭用の燃料電池発電システムでは、いわゆる自家発電方式と買電方式とを併用し、経済的メリットとともに排ガス汚染物質の著しく少ない環境の下、その普及が注目して見守られている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
図5で示した家庭用の燃料電池発電システムでは、燃料電池発電プラント系1の制御装置6から燃料電池設備5、補機系2、家庭用負荷系3のそれぞれに指令を与える場合、一定あるいは時間帯に応じてスケジュール的に出力を変える、いわゆる固定制御の運用が行われている。
【0014】
しかし、家庭用の燃料電池発電システムの場合、家庭用負荷系3の消費電力が燃料電池設備5からの給電量よりも下廻ったとき、電力系統系4側に逆潮流が発生する。
【0015】
このとき、電力会社と「逆潮流なし」で契約している場合、逆潮流継電器が作動し、家庭用負荷系3または燃料電池設備5が電力系統系4としゃ断し、事故発生の要因になる。
【0016】
また、逆に、「逆潮流あり」で契約している場合、逆潮流継電器が作動することがないものの、逆潮流電力により電力会社からの売電料金(ペイバック)が、通常、燃料費を大幅に下廻り、経済損失を受ける等の問題がある。
【0017】
このため、家庭用の燃料電池発電システムを導入する場合、いかにして電力の逆潮流を防止しながら利用率を最大に維持させるか、つまり、燃料電池の出力を常に高く維持させるかが今後の開発の重要な課題になっている。
【0018】
このような技術的意図を踏まえた発明は、未だ開示されていない。ただし、回転電機の分野では、例えば、特開平2000−166100号公報、特開平11−299110号公報等に逆潮流防止技術が開示されているが、製品の特性上、そのまま燃料電池の分野に適用することが難しい。
【0019】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、電力の逆潮流を確実に防止させて電力利用率を最大限に維持させる運用を図った燃料電池発電システムを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る燃料電池発電システムは、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、負荷系に、燃料電池設備からの電力と電力系統系からの電力を給電するとともに、前記燃料電池設備から電力を給電する補機系を備える一方、前記燃料電池設備、前記補機系、および前記負荷系を制御する制御装置を備えた燃料電池発電システムにおいて、前記制御装置は、前記電力系統系から前記負荷系に給電する受電電力値を取り込む手段と、前記電力系統系から取り込んだ前記受電電力値を基に、前記燃料電池設備から前記補機系へ給電する電力を制御する補機電力調整系と、前記補機電力調整系より遅い制御定数が設定され、前記電力系統系から取り込んだ前記受電電力値を基に、前記燃料電池設備から前記負荷系へ給電する電力を制御する負荷調整系とを備え、前記補機電力調整系は、前記負荷系の消費電力が低下した場合、前記電力系統系から取り込んだ前記受電電力値と予め設定した設定値との偏差を基に演算を行う演算装置と、前記演算装置からの演算信号に基づいて消費電力を増加させる制御指令を前記補機系に与える補機電力調整制御部とを備え、前記負荷調整系は、前記補機電力調整系からの前記演算信号を受け取る手段と、
前記受け取った演算信号に遅れ要素を付加する手段と、前記遅れ要素が付加された演算信号に基づいて消費電力を増加させる制御指令を前記負荷系に与える負荷調整制御部とを備えたものである。
【0021】
また、本発明に係る燃料電池発電システムは、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、前記制御装置は、前記負荷調整系より遅い制御定数が設定され、前記電力系統系から取り込んだ前記受電電力値を基に、前記燃料電池設備の発電端出力を制御する発電端出力調整系をさらに備え、前記発電端出力調整系は、前記負荷調整系からの前記遅れ要素が付加された演算信号を受け取る手段と、前記受け取った演算信号に、変化率の制限を付加する変化率制限器と、前記変化率の制限が付加された演算信号に基づいて前記発電端出力を低下させる制御指令を前記燃料電池設備に与える発電端調整制御部と備えたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る燃料電池発電システムの実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
【0032】
図1は、本発明に係る燃料電池発電システムの実施形態を家庭用に適用する概略系統図である。
【0033】
本実施形態に係る燃料電池発電システムは、燃料電池発電プラント系20と、付帯設備としての補機系21と、家庭の電気を消費する家庭用負荷系22と、電力系統系23とを備えて構成されている。
【0034】
燃料電池発電プラント系20は、燃料電池設備24と制御装置25とを備えている。
【0035】
この燃料電池設備24は、例えば改質器等の燃料処理系26、燃料電池本体27、インバータ28、しゃ断器29を備え、燃料処理系26に供給された燃料を水素に改質させ、改質させた水素を燃料電池本体27で酸素を加えて化学反応させ、その際に発生する電気をインバータ28で交流に変換させ、変換させた交流をしゃ断器29、主回路線29aを介して家庭用負荷系22に給電するようになっている。
【0036】
一方、補機系21は、熱交換器30、循環管31、ポンプ32、貯湯槽33、給湯管34、ヒータ35a,35b,35cを備え、貯湯槽33の水をポンプ32で循環管31を介して熱交換器30に循環させる間に、燃料電池設備24の燃料処理系26、燃料電池本体27からの熱で加温させ、温水にして給湯管34を介して給湯設備や浴場に供給するようになっている。
【0037】
また、家庭用負荷系22は、燃料電池設備24から主回路線29aを介して給電される電気のほかに、電力系統系23から電力メータ36、しゃ断器37を備えた連系線38を介して給電を受ける、いわゆる買電方式と併用になっている。
【0038】
また、燃料電池発電プラント系20の制御装置25は、電力系統系23の連系線38に備えた電力メータ36に電力値信号線36aを介して接続し、連系線38に電力の逆潮流が発生する兆候になると電力メータ36から電力値信号線36aを介して指令を受け、燃料電池設備24、補機系21、家庭用負荷系22のそれぞれに制御指令を出す構成になっている。
【0039】
また、制御装置25は、図2に示すように、予め逆潮流防止マージンを設定しておいて設定器39からの出力と電力系統系23からの電力を買受電する受電電力部40からの出力とを比較する加減算部41と、逆潮流の兆候があらわれたとき、図1に示した補機系21を制御する補機電力調整系42と、次に家庭用負荷系22を調整する家庭用負荷調整系43と、さらに、燃料電池設備24のインバータ28の出力を制御する発電端出力調整系44とを備えて構成されている。
【0040】
補機電力調整系42は、PID演算装置45a、積算部46a、補機電力調整制御部47を備え、逆潮流の兆候があらわれたとき最初に作動する構成になっている。
【0041】
また、家庭用負荷調整系43は、PID演算装置45b、積算部46b、家庭内負荷調整制御部48を備え、上述補機電力調整系42の調整不足をバックアップする構成になっている。
【0042】
また、発電端出力調整系44は、PID演算装置45c、積算部46c、発電端出力調整制御部49を備え、上述補機電力調整系42、家庭用負荷調整系43の調整不足をバックアップする構成になっている。
【0043】
また、補機電力調整系42と家庭用負荷調整系43との間には遅れ要素50が設けられている。さらに、家庭用負荷調整系43と発電端出力調整系44との間には変化率制限器(レイトリミッタ)51が設けられている。
【0044】
なお、制御定数は、家庭内負荷調整制御部48が最も早く、発電端出力調整制御部49が最も遅く設定されている。
【0045】
このような構成を備えた燃料電池発電システムの作用を説明する。
【0046】
通常、家庭用負荷系22の電力消費が一定の場合、図2に示した制御装置25のうち、発電端出力調整制御部49が、図1に示す燃料電池設備24のインバータ28を制御するだけで補機系21および家庭用負荷系22の制御を行っていない。
【0047】
この状態から家庭用負荷系22の電力消費が著しく低下すると、制御装置25は、次のように作動する。
【0048】
まず、図1で示した電力系統23から図2に示した受電電力部40に給電した電力値が急激に低下すると、制御装置25は、受電電力部40からの出力と設定器39からの設定値とを加減算部41で突き合わせ、その偏差を補機電力調整系42に与える。補機電力調整系42は、その偏差を基にPID演算装置45aで比例、積分、微分のうち少なくとも一つ以上の演算を行い、積算部46aで積算した演算信号を補機電力調整制御部47に与え、ここで制御指令が作り出され、その制御指令を図1に示した補機系21に与えて制御する。具体的には、お湯を使用中であれば、給湯管34に設けたヒータ35cを制御し、電力消費を増加させる。また、給湯管34に設けたヒータ35cを使用していない場合、循環管31に設けたヒータ35aまたは貯湯槽33に設けたヒータ35bを制御し、電力消費を増加させる。なお、この時点では、家庭用負荷調整系43は、遅れ要素50を備え、また発電端出力調整系44は変化率制限器51を備えているので、すぐに作動しない。
【0049】
次に、補機系21の電力消費を過渡的に増加させていても、逆潮流の兆候が消えないまま、電力系統系23から連系線38に給電する電力が予め定められた設定値に復帰していないことを電力メータ36が検出すると、電力メータ36は、その指令を電力値信号線36aを介して制御装置25の受電電力部40に与える。
【0050】
受電電力部40は、その指令信号を直接、家庭用負荷調整系43および間接的に補機電力調整系42および遅れ要素50のそれぞれを介して家庭用負荷調整系43に与え、ここで上述と同様にPID演算装置45bで演算し、その演算信号を家庭内負荷調整制御部48に与え、ここから家庭用負荷系22を制御する。家庭用負荷系22は、例えば冷蔵庫を起動させて消費電力を過渡的に増加させる。
【0051】
そして、それでも調整不十分の場合、最後に、制御装置25は、発電端出力調整系44の発電端出力調整制御部49から図1に示す燃料電池設備24のインバータ28に制御指令を与えてインバータ28を制御し、電力系統系23から連系線38への給電を予め定められた設定値に回復させる。
【0052】
図3は、家庭用負荷系22の電力の消費が著しく低下したとき、燃料電池発電プラント系20の制御装置25に組み込んだ受電電力部40、補機電力調整制御部47、家庭内負荷調整制御部48、発電端出力調整制御部49のそれぞれの挙動を対比させた線図である。
【0053】
これらの挙動対比線図から、燃料電池設備24の運転中、家庭用負荷系22の電力の消費が急激に低下しても、補機系21、家庭用負荷系22、燃料電池設備24の発電端、具体的にはインバータ28が消費電力を分担して負荷・調整するので、燃料電池設備24から電力系統系22への電力の逆潮流を防止できることがわかった。
【0054】
このように、本実施形態は、燃料電池発電プラント系20の制御装置25を電力系統系23の連系線38に備えた電力メータ36に電力値信号線36aを介して接続させるとともに、制御装置25に補機電力調整系42、家庭用負荷調整系43、発電端出力調整系44を組み込み、家庭用負荷系22の消費電力が著しく低下したとき、各調整系42,43,44の制御指令により燃料電池設備24から出力させる電力を過渡的に補機系21、家庭用負荷系22、燃料電池設備24の発電端で消費・調整させたので、燃料電池設備24から電力系統系23に向う電力の逆潮流を確実に防止することができる。
【0055】
なお、本実施形態では、電力の逆潮流防止の際、優先順位として補機系21、家庭用負荷系22の順に制御したが、この例に限らず、家庭内負荷の利用が簡単な場合、貯湯槽のヒータが不要の場合、あるいはその設置場所の事情により制御優先順位を入れ替えたり、変動させたくない方のロジック回路にマスクして使用してもよい。さらに、制御優先順位を季節や時間帯により入れ替えてもよい。
【0056】
また、本実施形態は、家庭用負荷系22の消費電力が著しく低下した場合、燃料電池設備22の発電端を制御するロジック回路を制御装置25に組み込んでいるが、この例に限らず、例えば、家庭用負荷系22の消費電力上昇時、燃料電池設備22の出力が定格まで約5分で到達できるように低速作動させるとともに、家庭用負荷系22の消費電力低下時、燃料電池設備22の予め定められた出力まで約1秒で到達できるように高速作動させる変化率制限器を制御装置25に組み込んで構成を簡素化させてもよい。
【0057】
図4は、家庭内電力消費と燃料電池設備の出力との挙動を対比させた線図である。本実施形態は、家庭用負荷系22の消費電力上昇時、燃料電池設備22の出力上昇を低速作動させ、家庭用負荷系22の消費電力低下時、燃料電池設備22の出力低下を高速作動させる変化率制限器を制御装置25に組み込み構成を簡素化させたところ、図4に示す調査結果から家庭用負荷系22の消費電力低下に対して燃料電池設備24の出力低下がよく追従し、電力の逆潮流防止が行われていることが認められた。
【0058】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明に係る燃料電池発電システムは、負荷系の消費電力が低下したとき、燃料電池設備から出力する電力を過渡的に補機系、負荷系、燃料電池設備に分担して負担・調整させる手段を備えているので、燃料電池設備から電力系統系への電力逆潮流を確実に防止して燃料電池設備に安定運転を行わせることができ、燃料電池設備の安定運転の下、その利用率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池発電システムの実施形態を家庭用に適用する概略系統図。
【図2】本発明に係る燃料電池発電システムに適用する制御ブロック図。
【図3】本発明に係る燃料電池発電システムにおいて、受電電力部、補機電力調整制御部、家庭内負荷調整制御部、発電端出力調整制御部のそれぞれの挙動を示す挙動対比線図。
【図4】本発明に係る燃料電池発電システムにおいて、家庭内電力消費と燃料電池設備の出力との挙動を対比させた線図。
【図5】従来の燃料電池発電システムを示す概略系統図。
【符号の説明】
1 燃料電池発電プラント系
2 補機系
3 家庭用負荷系
4 電力系統系
5 燃料電池設備
6 制御装置
7 燃料処理系
8 燃料電池本体
9 インバータ
10 しゃ断器
11 主回路線
12 ポンプ
13 貯湯槽
14 熱交換器
15 電力メータ
16 しゃ断器
17 連系線
20 燃料電池発電プラント系
21 補機系
22 家庭用負荷系
23 電力系統系
24 燃料電池設備
25 制御装置
26 燃料処理系
27 燃料電池本体
28 インバータ
29 しゃ断器
29a 主回路線
30 熱交換器
31 循環管
32 ポンプ
33 貯湯槽
34 給湯管
35a,35b,35c ヒータ
36 電力メータ
36a 電力値信号線
37 しゃ断器
38 連系線
39 設定器
40 受電電力部
41 加減算部
42 補機電力調整系
43 家庭用負荷調整系
44 発電端出力調整系
45a,45b,45c PID演算装置
46a,46b,46c 積算部
47 補機電力調整制御部
48 家庭内負荷調整制御部
49 発電端出力調整制御部
50 遅れ要素
51 変化率制限器
Claims (2)
- 負荷系に、燃料電池設備からの電力と電力系統系からの電力を給電するとともに、前記燃料電池設備から電力を給電する補機系を備える一方、前記燃料電池設備、前記補機系、および前記負荷系を制御する制御装置を備えた燃料電池発電システムにおいて、
前記制御装置は、
前記電力系統系から前記負荷系に給電する受電電力値を取り込む手段と、
前記電力系統系から取り込んだ前記受電電力値を基に、前記燃料電池設備から前記補機系へ給電する電力を制御する補機電力調整系と、
前記補機電力調整系より遅い制御定数が設定され、前記電力系統系から取り込んだ前記受電電力値を基に、前記燃料電池設備から前記負荷系へ給電する電力を制御する負荷調整系とを備え、
前記補機電力調整系は、
前記負荷系の消費電力が低下した場合、前記電力系統系から取り込んだ前記受電電力値と予め設定した設定値との偏差を基に演算を行う演算装置と、
前記演算装置からの演算信号に基づいて消費電力を増加させる制御指令を前記補機系に与える補機電力調整制御部とを備え、
前記負荷調整系は、
前記補機電力調整系からの前記演算信号を受け取る手段と、
前記受け取った演算信号に遅れ要素を付加する手段と、
前記遅れ要素が付加された演算信号に基づいて消費電力を増加させる制御指令を前記負荷系に与える負荷調整制御部とを備えたことを特徴とする燃料電池発電システム。 - 前記制御装置は、前記負荷調整系より遅い制御定数が設定され、前記電力系統系から取り込んだ前記受電電力値を基に、前記燃料電池設備の発電端出力を制御する発電端出力調整系をさらに備え、
前記発電端出力調整系は、
前記負荷調整系からの前記遅れ要素が付加された演算信号を受け取る手段と、
前記受け取った演算信号に、変化率の制限を付加する変化率制限器と、
前記変化率の制限が付加された演算信号に基づいて前記発電端出力を低下させる制御指令を前記燃料電池設備に与える発電端調整制御部と備えたことを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電システム。
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