JP4508084B2 - 接着テープ貼付検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークに貼付けられた接着テープの貼付状態を検査する接着テープ貼付検査方法に関するものである。
電子部品を基板に実装する方法として、ACFテープなど導電剤を含有した接着テープを用いる方法が知られている。この方法では、基板に形成された接続用の電極上に予め接着テープを貼着しておき、搭載動作時には電子部品の接続用の端子を接着テープを介して電極に対して押圧する。これにより、接続用の端子が導電剤により電極と電気的に導通するとともに、電子部品は樹脂接着成分により基板に固着される。
この接着テープによる電子部品実装に際しては、接着テープが電子部品実装位置に設けられた電極上を覆って正しい位置に貼着されていることが求められる。このため、従来より接着テープ貼付作業後には、貼付けられた接着テープをカメラで撮像し、貼付状態が正常であるか否かを検査する貼付検査が実行される(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に示す例においては、接着テープ貼付工程後に貼付位置を撮像した画像において、接着テープが存在すべき所定部位を取り出し、基板の他の部分の画像とのコントラストによって、接着テープが正常に貼付けられているか否かを判定するようにしている。
特開2003−69199号公報
しかしながら、上述の特許文献例に示す接着テープ検査においては、以下のような問題点があった。上述例においては、基板を撮像して得られた画像における明るさのコントラストによってテープの有無を判断するようにしていることから、正しい判定結果を得るためには、基板において電極や接着テープの明るさを常に所定の輝度値で検出できることが必要となる。ところが検査対象となる実際の基板においては、製造ロット間の製品誤差によって電極表面の性状は必ずしも一様ではなく、撮像された画像上で求めた輝度値にばらつきが存在する場合がある。
また表示パネルなどの製造過程において、ACFテープ貼付け後に貼付状態が不良と判定された不良パネルは、一旦実装ラインから取り出された後にACFテープが除去されて実装ラインに再投入される。このようなリペア基板においては、ACF除去時のクリーニング状態によっては電極の表面に完全に除去されないままに異物が残留付着した状態となっている場合がある。このような場合には、電極の表面状態は位置によってばらついており、接着テープ貼付検査において正しい検査結果を得ることが難しい。このように、従来の接着テープ貼付け検査においては、電極の表面状態のばらつきに起因して、安定して正しい検査結果を得ることが困難であるという問題点があった。
そこで本発明は、電極表面の状態のばらつきの影響を排除して、安定して正しい検査結果を得ることができる接着テープ貼付検査方法を提供することを目的とする。
本発明の接着テープ貼付検査方法は、基板の接続部に形成された複数の細長形状の電極に電子部品の端子を電気的に接続するための接着テープを前記接続部に前記電極を横切る方向に貼付けた後、この接続部をカメラで撮像して得られた画像に基づいて前記接着テー
プの貼付状態を検査する接着テープ貼付検査方法であって、前記画像において、正常に貼付けられた前記接着テープが横切るべき電極における前記接着テープの貼付範囲外に対応する位置に複数の第1検査エリアを間を隔てて設定するとともに、同一の前記電極における前記接着テープの貼付範囲内に対応する位置に複数の第2検査エリアを間を隔てて設定し、次いで前記第1の検査エリアおよび第2検査エリアを記憶する検査エリア設定工程と、前記複数の第1検査エリアのそれぞれの輝度データを第1個別輝度データとして個別に求める第1輝度検出工程と、前記複数の第2検査エリアのそれぞれの輝度データを第2個別輝度データとして個別に求める第2輝度検出工程と、前記第1個別輝度データを相互に比較することにより、前記画像の状態を判断する画像状態判断工程と、少なくとも1つの前記第1個別輝度データと少なくとも1つの前記第2個別輝度データとを比較することにより、前記接続対象の電極における前記接着テープの有無を判断する第1の接着テープ検出工程と、前記画像状態判断工程において前記画像の状態が良好と判断され、且つ前記第1の接着テープ検出工程において正常と判断されたならば、前記接着テープの貼付状態を合格と判定する接着テープ貼付判定工程とを含む。
また本発明の接着テープ貼付検査方法は、基板の接続部に形成された複数の細長形状の電極に電子部品の端子を電気的に接続するための接着テープを前記接続部に前記電極を横切る方向に貼付けた後、この接続部をカメラで撮像して得られた画像に基づいて前記接着テープの貼付状態を検査する接着テープ貼付検査方法であって、前記画像において、正常に貼付けられた前記接着テープが横切るべき第1の電極における前記接着テープの貼付範囲外に対応する位置に複数の第1検査エリアを間を隔てて設定するとともに、同一の前記第1の電極における前記接着テープの貼付範囲内に対応する位置に複数の第2検査エリアを間を隔てて設定し、さらに前記画像において、誤って貼付けられた接着テープが横切る可能性のある第2の電極における前記接着テープの貼付範囲外に対応する位置に複数の第3検査エリアを間を隔てて設定するとともに、同一の前記第2の電極における前記接着テープの貼付範囲内に対応する位置に複数の第4検査エリアを間を隔てて設定し、次いで第1検査エリア、第2検査エリア、第3検査エリア、第4検査エリアを記憶する検査エリア設定工程と、前記複数の第1検査エリアのそれぞれの輝度データを第1個別輝度データとして個別に求める第1輝度検出工程と、前記複数の第2検査エリアのそれぞれの輝度データを第2個別輝度データとして個別に求める第2輝度検出工程と、前記複数の第3検査エリアのそれぞれの輝度データを第3個別輝度データとして個別に求める第3輝度検出工程と、前記複数の第4検査エリアのそれぞれの輝度データを第4個別輝度データとして個別に求める第4輝度検出工程と、前記第1個別輝度データを相互に比較することにより、前記画像の状態を判断する画像状態判断工程と、少なくとも1つの前記第1個別輝度データと少なくとも1つの前記第2個別輝度データとを比較することにより、前記第1の電極における前記接着テープの有無を判断する第1の接着テープ検出工程と、少なくとも1つの第3個別輝度データと少なくとも1つの第4個別輝度データとを比較することにより、前記第2の電極における前記接着テープの有無を判断する第2の接着テープ検出工程と、前記画像状態判断工程において前記画像の状態が良好と判断され、且つ前記第1の接着テープ検出工程および前記第2の接着テープ検出工程において正常と判断されたならば、前記接着テープの貼付状態を合格と判定する接着テープ貼付判定工程とを含む。
さらに本発明の接着テープ貼付検査方法は、基板の接続部に形成された複数の細長形状の電極に電子部品の端子を電気的に接続するための接着テープを前記接続部に前記電極を横切る方向に貼付けた後、この接続部をカメラで撮像して得られた画像に基づいて前記接着テープの貼付状態を検査する接着テープ貼付検査方法であって、前記画像において、正常に貼付けられた前記接着テープが横切るべき電極における前記接着テープの貼付範囲外に対応する位置に複数の第1検査エリアを間を隔てて設定するとともに、同一の前記電極における前記接着テープの貼付範囲内に対応する位置に複数の第2検査エリアを間を隔てて設定して、これらの検査エリアを記憶する検査エリア設定工程と、前記複数の第1検査
エリアのそれぞれの輝度データを少なくとも輝度の平均値を含む第1個別輝度データとして個別に求める第1輝度検出工程と、前記複数の第2検査エリアのそれぞれの輝度データを少なくとも輝度の平均値を含む第2個別輝度データとして個別に求める第2輝度検出工程と、前記複数の第1検査エリアのうち最も輝度の平均値の小さい第1検査エリアを基準エリアとして選択し、この基準エリアの第1個別輝度データと前記第2個別輝度データとを比較することにより、前記接続対象の電極における前記接着テープの有無を判断する第1の接着テープ検出工程と、前記第1の接着テープ検出工程において正常と判断されたならば、前記接着テープの貼付状態を合格と判定する接着テープ貼付判定工程とを含む。
本発明によれば、基板の接続部を撮像して得られた画像において、正常に貼付けられた接着テープが横切るべき電極における接着テープの貼付範囲外に対応する位置に設定された複数の第1検査エリアおよびこれらと同一の電極における接着テープの貼付範囲内に対応する位置に設定された複数の第2検査エリアについてそれぞれ個別に輝度データを求め、これらの輝度データを比較して接着テープの有無を判断することにより、電極表面の状態のばらつきの影響を排除して、安定して正しい検査結果を得ることができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査装置の全体構成を示すブロック図、図2は本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査の対象となる基板の斜視図、図3は本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査装置の制御系の構成を示すブロック図、図4,図5,図6は本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査方法における検査用画像を示す図、図7は本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査方法を示すフロー図である。
まず図1を参照して接着テープ貼付検査装置の全体構成を説明する。この接着テープ貼付検査装置は、液晶パネルなどの縁部にドライバ用のプリント基板をコネクタ用のフレキシブル基板を介して接続する表示パネル組立ラインにおいて用いられるものである。すなわち表示パネル組立ラインでは、プリント基板においてフレキシブル基板と接続される接続部に、ACFテープなどの接着テープを貼り付ける。接着テープ貼付検査装置は、接着テープ貼り付け後、この接続部をカメラで撮像して得られた画像に基づいて、接着テープの貼付状態を検査する機能を有するものである。
図1において接着テープ貼付検査装置1は、基板保持部2の上方に撮像部9を配置し、撮像部9によって得られた画像データを処理部10によって認識処理する構成となっている。基板保持部2は検査対象のワークを載置するための載置テーブル2aを備えており、載置テーブル2a上には接着テープ貼付後のプリント基板3(以下、単に「基板3」と略称する。)が載置される。
図2(a)に示すように、基板3の上面においてコネクタ用のフレキシブル基板7(以下、単に「コネクタ7」と略称する。)が接続される接続部3bには、複数の細長形状の電極4が、基板3の縁部3aと直交する方向に形成されている(図4も参照)。電極4の上面には、電子部品の端部を電気的に接続するための接着テープ5が、基板3の縁部3aに沿う方向、すなわち電極4を横切る方向に貼り付けられている。
液晶パネルなどの表示パネル6に予め接続されたコネクタ7の下面には、電極4の配列に対応した位置に複数の端子が形成されており、これらの端子は接着テープ5を介して電極4と接続される。すなわち図2(b)に示すように、コネクタ7を接着テープ5が貼付けられた接続部3bに対して押し付けることにより、コネクタ7の端子がACF中の導電粒子を介して電極4に接続されるとともに、コネクタ7本体はACF中の接着剤成分によ
って基板3に固着される。これにより、表示パネル6にコネクタ7を介して基板3を電気的に接続した表示パネルの組立が完了する。
撮像部9はカメラ9aおよび照明装置8を備えており、照明装置8によって基板3の上面に照明光を照射する反射照明の状態で、カメラ9aによって基板3を撮像することにより、接着テープ5の貼付状態を検査するための画像が取得される。取得された画像は処理部10に送られ、ここで後述する検査処理を行うことにより、接着テープ5の有無や位置ずれの検査が行われる。この検査処理は、操作・入力部11からのデータ入力や操作入力によって実行され、検査結果は表示部12に設けられた表示用画面に表示される。また処理部10は、基板3の搬送を行う基板搬送装置や、接着テープ貼付後の基板3にコネクタ7を圧着するための圧着装置などの他装置の制御系と接続されており、これら他装置との間で必要な制御信号の授受を行う。
次に図3を参照して、処理部10の構成を説明する。処理部10は、画像記憶部13、統計輝度データ算出部14、検査エリア設定データ記憶部15、統計輝度データ記憶部16、画像状態判断部17、判定値記憶部18、接着テープ検出部19および貼付状態判定部20より構成される。画像記憶部13はカメラ9aによって取得された画像データを記憶する。
画像記憶部13に記憶された画像データは統計輝度データ算出部14に送られ、統計輝度データ算出部14はこれらの画像データを対象として、接着テープ貼付状態を検査するために設定された検査エリア内における輝度の状態を統計的に示す統計輝度データを算出する処理を行う。統計輝度データ算出部14による処理には、検査エリア設定データ記憶部15に予め記憶された検査エリア設定データが用いられる。検査エリア設定データは、画像記憶部13に記憶された検査視野の画像を表示部12に表示させ、この画面上で操作・入力部11によって検査エリアを指示入力することにより作成される。
ここで図4〜図7を参照して、基板3の接続部3bに設定される検視視野および各検査視野内に設定される検査エリアについて説明する。図4(a)において、基板3の縁部3aの方向(第1方向)に沿って設けられた接続部3bには、複数の電極4が縁部3aと直交する方向(第2方向)に並設されている。接続部3bには、前工程にて接着テープ5が電極4を横切る方向に貼り付けられている。ここで、接着テープ5は接続部3bの全ての電極4を覆って貼り付けられるのではなく、接続部3bの両端部には、正常に貼り付けられた接着テープ5が上面を覆わない電極4が複数本存在する。
接続部3bに接着テープ5が正常に貼付けられている状態とは、接着テープ5が電極4の長手方向、すなわち第2方向の所定貼付範囲を覆い、接着テープ5の両端部が所定位置の電極4を横切った位置で止まっている状態を言う。そして接着テープ5が正常に貼付けられているか否かを判定するために、本実施の形態においては、接続部3bの端部および中央部に第1検査視野V1、第2検査視野V2、第3検査視野V3の3つの検査視野を設定するようにしている。
図4(b)、図5(a)、(b)に示すように、これらの検査視野V1,V2,V3内には、複数の電極4およびこれらの電極4を横切って貼り付けられた接着テープ5の画像が表われている。接続部3bの左端部、右端部にそれぞれ設定された第1検査視野V1、第3検査視野V3においては、接着テープ5は正規の貼付範囲の第1方向における端部に位置する電極4aを横切った位置で止っており、接続部3bの中央部に設定された第2検査視野V2においては、接着テープ5は全ての電極4を横切って貼り付けられている。
次にこれらの検査用視野内に設定される検査エリアについて説明する。図4(b)に示
すように、電極4aの左側(接着テープ5の中央側)に位置する電極4b(第1の電極)は、正常に貼付けられた接着テープ5が必ず横切るべき電極4であり、電極4bを接着テープ5が横切っていない場合には貼付状態不良となる。また電極4aの右側に位置する電極4c(第2の電極)は、正常に貼付けられた接着テープ5が覆ってはならない電極であり、誤って貼付けられた接着テープ5が電極4cを覆っている場合には貼付状態不良となる。
このような貼付状態不良を検出するため、電極4b、電極4cには以下のように検査エリアが設定される。まず電極4bには、正常に貼り付けられた接着テープ5を間に挟んで隔てた位置、すなわち接着テープ5の貼付範囲外に対応する複数箇所(ここでは2箇所)に、第1検査エリアA1が間を隔てて設定される。そして更に同一の電極4bには、接着テープ5の貼付範囲内に対応する位置に、3つの第2検査エリアA2が間を隔てて設定される。つまり、複数の第1検査エリアA1と複数の第2検査エリアA2は、単一の電極4b上に間を隔てて設定される。
そして誤って貼付けられた接着テープ5が横切る可能性がある電極、すなわち電極4aの電極4bと反対側の隣に位置する電極4cにおける接着テープ5の貼付範囲外に対応する位置には、第1検査エリアA1と対応した位置に、2つの第3検査エリアA3が間を隔てて設定される。更に同一の電極4cにおける接着テープ5の貼付範囲内に対応する位置には、第2検査エリアA2と対応した位置に3つの第4検査エリアA4が間を隔てて設定される。つまり、複数の第3検査エリアA3と複数の第4検査エリアA4は、単一の電極4c上に間を隔てて設定される。
そして図5(b)に示す第3検査視野V3においては、第1検査視野V1における検査エリア配置と第1方向に関して対称な配置で、同様の第1検査エリアA1〜第4検査エリアA4が設定される。また図5(a)に示すように第2検査視野V2においては、視野の第1方向の両端近傍に位置する2つの電極4bに、第1検査視野V1、第3検査視野V3と同様の第1検査エリアA1、第2検査エリアA2が設定される。なおここでは、電極4の幅方向(第1方向)における第1検査エリアA1、第2検査エリアA2、第3検査エリアA3、第4検査エリアA4の寸法は、電極4の幅寸法の1倍〜2倍の範囲となるように設定している。
このように本実施の形態に示す接着テープ貼付検査においては、操作・入力部11によって処理部10に入力操作を行うことにより、画像記憶部13に記憶された第1検査視野V1、第2検査視野V2、第3検査視野V3の画像において上述の第1検査エリアA1、第2検査エリアA2、第3検査エリアA3、第4検査エリアA4を設定し、検査エリア設定データ記憶部15に記憶させる検査エリア設定処理を行うようにしている。
すなわち正常に貼付けられた接着テープ5が横切るべき電極4b(第1の電極)における接着テープ5の貼付範囲外に対応する位置に複数の第1検査エリアA1を間を隔てて設定するとともに、同一の電極4bにおける接着テープ5の貼付範囲内に対応する位置に複数の第2検査エリアA2を間を隔てて設定し、さらに誤って貼付けられた接着テープ5が横切る可能性のある電極4c(第2の電極)における接着テープ5の貼付範囲外に対応する位置に複数の第3検査エリアA3を間を隔てて設定するとともに、同一の電極4cにおける接着テープ5の貼付範囲内に対応する位置に複数の第4検査エリアA4を間を隔てて設定し、次いでこれら設定された検査エリアを検査エリア設定データ記憶部15に記憶する。
統計輝度データ算出部14は、このようにして設定された第1検査エリアA1、第2検査エリアA2、第3検査エリアA3、第4検査エリアA4を対象として、統計輝度データ
を算出し、それぞれの検査エリアについての個別輝度データの形で出力する。この統計輝度データ算出は、上述の各検査エリア内における画像の輝度データを、検出目的により適した形で求めるために行われる。統計値としては、検査エリア内の各画素の輝度の平均値や標準偏差など、個別の検査エリアにおける輝度の高低や分布状態を定量的に示すことが可能な指標数値が用いられる。なお本実施の形態に示す例では、この数値指標として、最も一般的な輝度の平均値を用いるようにしている。
すなわち、統計輝度データ算出部14は複数の第1検査エリアA1、第2検査エリアA2、第3検査エリアA3、第4検査エリアA4のそれぞれの輝度データを、少なくとも輝度の平均値を含む第1〜第4個別輝度データとして個別に求める輝度検出処理を行う。そして統計輝度データ算出部14により算出された統計輝度データは統計輝度データ記憶部16に記憶される。なお、ここでは上述の検査エリア内の画像の明るさを示す輝度データとして、各画素の輝度を統計処理した統計輝度データを用いるようにしているが、統計処理を行わない形態の輝度データを用いるようにしてもよい。
画像状態判断部17は、統計輝度データ記憶部16に記憶された統計輝度データのうち、同一の電極4bについての第1検査エリアA1のそれぞれの輝度を示す第1個別輝度データと第3検査エリアA3のそれぞれの輝度を示す第3個別輝度データを利用して、検査視野内の画像の状態を判断する画像状態判断処理を行う。ここで、画像の状態とは、撮像対象の基板3表面に有機付着物などによる汚れが存在するか否かをいう。この画像状態判断処理について、図6を参照して説明する。
接着テープ貼付検査において不良と判定された基板3は、接着テープ5を除去するリペア作業の対象となり、リペア後に再びラインに投入される。このリペア作業においては、接着テープ5を剥離した後、基板3の表面に付着した接着剤成分をアセトンなどの有機溶媒によって拭き取って除去するクリーニングが行われる。そしてクリーニング後の基板3の表面においては、図6(a)に示すように、電極4の表面状態が変化して新しい基板の電極4とは異る輝度状態の電極(図6にて示す電極4a*、4b*)となって第1検査視野V1内に表われる。
そしてクリーニング状態が不良の場合にはリペア後の基板3の表面にはクリーニングにおいて完全に拭き取られずに残留した薄い膜状の有機物が付着している場合がある(図6(b)においてハッチング部Cにて示す範囲参照)。画像状態判断は、このような基板3の表面における残留付着物、すなわち汚れの有無を検査エリアの輝度データに基づいて判断するものである。ここでは、同一の電極4aに接着テープ5を挟んで設定された2つの第1検査エリアA1の個別輝度データを相互に比較し、それぞれの個別輝度データ間に所定の判定値を超えて差がある場合には、汚れ有りと判断するようにしている。
図6(a)に示すように、クリーニング状態が良好の場合には、電極4b*に接着テープ5を挟んで設定された2つの第1検査エリアA1の個別輝度データは、ほぼ同程度の値で表われる。これに対し、図6(b)に示すように、残留付着物によって覆われた範囲Cが存在し、範囲Cがいずれかの第1検査エリアA1と重なっている場合には、2つの第1検査エリアA1の個別輝度データは異ったものとなる。したがって、2つの第1検査エリアA1の個別輝度データを相互に比較することにより、リペア作業におけるクリーニング不良に起因する画像状態の判断を行うことができる。画像状態の判断は、2つの第3検査エリアA3の個別輝度データを用いても、同様な原理に基づいて行うことができる。
画像状態判断部17は、複数の第1個別輝度データのデータ間における指標数値差が所定の範囲内、すなわち予め設定された判定値を超えていなければ画像の状態を良好と判断し、所定の範囲外であれば検査視野内の画像の状態を不良と判断する。同様に、画像状態
判断部17は、複数の第3個別輝度データのデータ間における指標数値差が所定の範囲内、すなわち予め設定された判定値を超えていなければ画像の状態を良好と判断し、所定の範囲外であれば検査視野内の画像の状態を不良と判断する(画像状態判断処理)。この画像状態の判断において用いられる判定値は、操作・入力部11によって設定入力され、判定値記憶部18に記憶されている。なお、第3個別輝度データによる画像状態の判断は、第1個別輝度データによる画像状態の判断が行われれば省略しても問題ない。
接着テープ検出部19は、統計輝度データ記憶部16に記憶された統計輝度データに基づいて、第1検査視野V1、第2検査視野V2、第3検査視野V3内における接着テープ5の有無を判断する処理を行う。すなわち、少なくとも1つの第1個別輝度データと少なくとも1つの第2個別輝度データとを比較することにより、電極4bにおける接着テープ5の有無を判断する第1の接着テープ検出処理と、少なくとも1つの第3個別輝度データと少なくとも1つの第4個別輝度データとを比較することにより、電極4cにおける接着テープ5の有無を判断する第2の接着テープ検出処理を実行する。
第1の接着テープ検出処理では、第1個別輝度データと第2個別輝度データとの指標数値差が所定の範囲内、すなわち予め設定された判定値を超えていなければ接着テープ無しの異常と判断し、所定の範囲外であれば接着テープ有りの正常と判断し、また前記第2の接着テープ検出工程において、前記第3個別輝度データと第4個別輝度データとの指標数値差が所定の範囲内であれば接着テープ無しの正常と判断し、所定の範囲外であれば接着テープ有りの異常と判断するようにしている。
そしてここでは、数値指標値として輝度の平均値を用いており、第1の接着テープ検出工程において、複数の第1検査エリアのうち最も輝度の平均値の小さい第1検査エリアA1を基準エリアとして選択し、この基準エリアの輝度の平均値と第2検査エリアA2の輝度の平均値とを比較し、第2の接着テープ検出処理において、複数の第3検査エリアA3のうち最も輝度の平均値の小さい第3検査エリアA3を基準エリアとして選択し、この基準エリアの輝度の平均値と第4検査エリアA4の輝度の平均値とを比較する方法を採用している。これらの処理において平均値比較に際して用いられる判定値は、同様に操作・入力部11によって設定入力され、判定値記憶部18に記憶される。
貼付状態判定部20は、画像状態判断部17による画像状態判断の結果と、接着テープ検出部19による接着テープ検出結果とに基づいて、第1検査視野V1、第2検査視野V2、第3検査視野V3における接着テープ5の貼付状態の正否を判断するための接着テープ貼り付け判定処理を行う。すなわち画像状態判断工程において検査視野内の画像の状態が良好と判断され、且つ第1の接着テープ検出処理および第2の接着テープ検出処理において正常と判断されたならば、接着テープの貼付状態を合格と判定する。
この接着テープ貼付検査装置1は上記の様に構成されており、次に接着テープ貼付検査装置1によって実行される接着テープ貼付検査のフローについて説明する。検査開始に先立って、予め当該基板3を対象として前述の検査エリア設定処理が実行され(検査エリア設定工程)、第1検査視野V1、第2検査視野V2、第3検査視野V3にはそれぞれ第1検査エリアA1、第2検査エリアA2、第3検査エリアA3、第4検査エリアA4(図4、図5参照)が設定される。
検査開始に際して、接着テープ5が貼付けられた状態の基板3が載置テーブル2a上に載置されたならば、カメラ9aによって基板3の接続部3bを撮像する(ST1)。次いで画像記憶部13に撮像により取得された画像を記憶する(ST2)。次にこれらの検査エリアを対象として、統計輝度データ算出部14によって統計輝度データを算出する(ST3)。これにより、前述の第1輝度検出処理、第2輝度検出処理、第3輝度検出処理お
よび第4輝度検出処理が実行され、それぞれの検査エリアについて個別輝度データが求められる(第1輝度検出工程〜第4輝度検出工程)。
次に、求められた個別輝度データのうち、接着テープ5を挟んだ2つの第1検査エリアA1の第1個別輝度データを相互に比較することにより、また2つの第3検査エリアA3の第3個別輝度データを相互に比較することにより、画像状態判断処理を実行する(ST4)(画像状態判断工程)。これにより、画像状態が良好で基板3の表面に汚れ無しか否かが判断される(ST5)。ここで画像状態が不良、すなわち基板3の表面に汚れ有りと判定されたならば、(ST11)に移行してその旨表示部12に表示する。
(ST5)にて画像状態良好と判断された場合には、接着テープ検出部19によって以下に示す接着テープ検出処理を行う。まず前述の第1の接着テープ検出処理を実行する(ST6)(第1の接着テープ検出工程)。これにより、第1検査視野V1、第2検査視野V2、第3検査視野V3内において第2検査エリアA2に接着テープ5が有るか否かが判断される(ST7)。ここで接着テープ無し、すなわち本来有るべき部位に接着テープ5が存在しない異常が検出されたならば、(ST12)に移行して貼付状態異常を表示部12によって表示する。
そして(ST7)にて接着テープ有り、すなわち本来あるべき部位に接着テープ5が存在する正常な状態ならば、さらに第2の接着テープ検出処理を実行する(ST8)(第2の接着テープ検出工程)。ここで接着テープ有り、すなわち電極4cにおける第4検査エリアA4に接着テープ5が検出されたならば、本来有ってはならない部位に接着テープ5が存在する異常であると判断し、(ST12)に移行して貼付状態異常を表示部12によって表示する。
そして(ST9)にて接着テープ無し、すなわち有ってはならない部位に接着テープ5が存在しない正常であると判断する。すなわち画像判断工程において画像の状態が良好と判断され、且つ第1および第2の接着テープ検出工程においていずれも正常と判断されたならば、接着テープ5の貼付状態を合格と判定する(ST10)(接着テープ貼付判定工程)。
なお上述の接着テープ貼付検査においては、接着テープ5の貼付状態を第1検査視野V1、第2検査視野V2、第3検査視野V3の3つの検査視野によって検査するようにしているが、接着テープ5の中央に位置する第2検査視野V2は必須ではなく、省略しても差し支えない。
また上述例においては、第1検査視野V1、第3検査視野V3において電極4aを挟んだ電極4b、電極4cのそれぞれに検査エリアを設けて、電極4b、電極4cにおける接着テープ5の有無を検出するようにしているが、電極4cを検査対象から除外することも可能である。すなわち、必ず接着テープ5が横切るべき電極4bにて接着テープ5が検出されることを以て正常と判断する場合には、上述のフローにおいて、第3輝度検出工程、第4輝度検出工程および第2の接着テープ検出工程を省略することができる。この場合には、接着テープ判定工程において、画像状態判断工程の判断結果と第1の接着テープ検出工程の判断結果とに基づいて合否が判断される。
さらには、画像状態が良好であること、すなわち基板3の表面に接着テープ検出を阻害するような汚れが存在しないことが前提とされるような場合においては、前述の画像状態判断工程を省略することが可能である。このような場合には、上述のフローにおいて、(ST3)以降(ST9)までの処理ステップを実行するに際し、第1輝度検出工程、第2輝度検出工程、第1の接着テープ検出工程のみを実行し、第1の接着テープ検出工程にお
いて正常と判断されたならば、接着テープ5の貼付状態を正常と判断する。
上記説明したように、本発明の接着テープ貼付検査方法は、基板3の接続部3bを反射照明によって撮像して得られた画像において、正常に貼付けられた接着テープ5が横切るべき電極4bにおける接着テープ5の貼付範囲外に対応する位置に設定された複数の第1検査エリアA1およびこれらと同一の電極4bにおける接着テープ5の貼付範囲内に対応する位置に設定された複数の第2検査エリアA2の輝度データを求め、これらの輝度データを比較して接着テープの有無を判断するようにしている。
これにより、検査対象となる基板において製造ロット間の製品誤差に起因する電極表面の性状の相違によって、画像上で求めた輝度値にばらつきが不可避的に存在する場合においても、同一の電極における輝度値の差を検出することにより、接着テープの有無を確実に識別することが可能となっている。また画像状態判断工程を実行するようにすれば、一旦実装ラインから取り出された後に接着テープが除去されて実装ラインに再投入されるリペア基板を対象とする場合において、電極の表面に完全に除去されないままに異物が残留付着した汚れ状態を検出することができ、汚れが存在することに起因する検査ミスを防止することができる。したがって本発明によれば、電極表面の状態のばらつきの影響を排除して、安定して正しい検査結果を得ることができる。
本発明の接着テープ貼付検査方法は、電極表面の状態のばらつきの影響を排除して、安定して正しい検査結果を得ることができるという効果を有し、電子部品実装用の接着テープの貼付状態を検査する用途に有用である。
本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査装置の全体構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査の対象となる基板の斜視図 本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査方法における検査用画像を示す図 本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査方法における検査用画像を示す図 本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査方法における検査用画像を示す図 本発明の一実施の形態の接着テープ貼付検査方法を示すフロー図
符号の説明
1 接着テープ貼付検査装置
3 基板(プリント基板)
3b 接続部
4 電極
4b 電極(第1の電極)
4c 電極(第2の電極)
5 ACFテープ
7 コネクタ(電子部品)
9a カメラ
A1 第1検査エリア
A2 第2検査エリア
A3 第3検査エリア
A4 第4検査エリア
V1 第1検査視野
V2 第2検査視野
V3 第3検査視野

Claims (16)

  1. 基板の接続部に形成された複数の細長形状の電極に電子部品の端子を電気的に接続するための接着テープを前記接続部に前記電極を横切る方向に貼付けた後、この接続部をカメラで撮像して得られた画像に基づいて前記接着テープの貼付状態を検査する接着テープ貼付検査方法であって、
    前記画像において、正常に貼付けられた前記接着テープが横切るべき電極における前記接着テープの貼付範囲外に対応する位置に複数の第1検査エリアを間を隔てて設定するとともに、同一の前記電極における前記接着テープの貼付範囲内に対応する位置に複数の第2検査エリアを間を隔てて設定し、次いで前記第1検査エリアおよび第2検査エリアを記憶する検査エリア設定工程と、
    前記複数の第1検査エリアのそれぞれの輝度データを第1個別輝度データとして個別に求める第1輝度検出工程と、
    前記複数の第2検査エリアのそれぞれの輝度データを第2個別輝度データとして個別に求める第2輝度検出工程と、
    前記第1個別輝度データを相互に比較することにより、前記画像の状態を判断する画像状態判断工程と、
    少なくとも1つの前記第1個別輝度データと少なくとも1つの前記第2個別輝度データとを比較することにより、前記接続対象の電極における前記接着テープの有無を判断する第1の接着テープ検出工程と、
    前記画像状態判断工程において前記画像の状態が良好と判断され、且つ前記第1の接着テープ検出工程において正常と判断されたならば、前記接着テープの貼付状態を合格と判定する接着テープ貼付判定工程とを含むことを特徴とする接着テープ貼付検査方法。
  2. 前記画像状態判断工程において、前記複数の第1個別輝度データのデータ間における指標数値差が所定の範囲内であれば前記画像の状態を良好と判断し、所定の範囲外であれば前記画像の状態を不良と判断することを特徴とする請求項1記載の接着テープ貼付検査方法。
  3. 前記第1の接着テープ検出工程において、前記第1個別輝度データと第2個別輝度データとの指標数値差が所定の範囲内であれば接着テープ無しの異常と判断し、所定の範囲外であれば前記接着テープ有りの正常と判断することを特徴とする請求項1または2記載の接着テープ貼付検査方法。
  4. 前記第1個別輝度データと前記第2個別輝度データとは、それぞれの検査エリアにおける輝度の平均値を含み、前記第1の接着テープ検出工程において、前記複数の第1検査エリアのうち最も輝度の平均値の小さい第1検査エリアを基準エリアとして選択し、この基準エリアの輝度の平均値と前記第2検査エリアの輝度の平均値とを比較することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の接着テープ貼付検査方法。
  5. 前記第1検査エリアを、前記接続部に貼付けられた接着テープを挟む複数箇所に設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の接着テープ貼付検査方法。
  6. 前記電極の幅方向における前記第1検査エリアならびに第2検査エリアの寸法を、前記電極の幅寸法の1倍〜2倍の範囲となるように設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の接着テープ貼付検査方法。
  7. 基板の接続部に形成された複数の細長形状の電極に電子部品の端子を電気的に接続するための接着テープを前記接続部に前記電極を横切る方向に貼付けた後、この接続部をカメラで撮像して得られた画像に基づいて前記接着テープの貼付状態を検査する接着テープ貼付検査方法であって、
    前記画像において、正常に貼付けられた前記接着テープが横切るべき第1の電極における前記接着テープの貼付範囲外に対応する位置に複数の第1検査エリアを間を隔てて設定するとともに、同一の前記第1の電極における前記接着テープの貼付範囲内に対応する位置に複数の第2検査エリアを間を隔てて設定し、
    さらに前記画像において、誤って貼付けられた接着テープが横切る可能性のある第2の電極における前記接着テープの貼付範囲外に対応する位置に複数の第3検査エリアを間を隔てて設定するとともに、同一の前記第2の電極における前記接着テープの貼付範囲内に対応する位置に複数の第4検査エリアを間を隔てて設定し、次いで第1検査エリア、第2検査エリア、第3検査エリア、第4検査エリアを記憶する検査エリア設定工程と、
    前記複数の第1検査エリアのそれぞれの輝度データを第1個別輝度データとして個別に求める第1輝度検出工程と、
    前記複数の第2検査エリアのそれぞれの輝度データを第2個別輝度データとして個別に求める第2輝度検出工程と、
    前記複数の第3検査エリアのそれぞれの輝度データを第3個別輝度データとして個別に求める第3輝度検出工程と、
    前記複数の第4検査エリアのそれぞれの輝度データを第4個別輝度データとして個別に求める第4輝度検出工程と、
    前記第1個別輝度データを相互に比較することにより、前記画像の状態を判断する画像状態判断工程と、
    少なくとも1つの前記第1個別輝度データと少なくとも1つの前記第2個別輝度データとを比較することにより、前記第1の電極における前記接着テープの有無を判断する第1の接着テープ検出工程と、
    少なくとも1つの第3個別輝度データと少なくとも1つの第4個別輝度データとを比較することにより、前記第2の電極における前記接着テープの有無を判断する第2の接着テープ検出工程と、
    前記画像状態判断工程において前記画像の状態が良好と判断され、且つ前記第1の接着テープ検出工程および前記第2の接着テープ検出工程において正常と判断されたならば、前記接着テープの貼付状態を合格と判定する接着テープ貼付判定工程とを含むことを特徴とする接着テープ貼付検査方法。
  8. 前記画像状態判断工程において、前記複数の第1個別輝度データのデータ間における指標数値差が所定の範囲内であれば前記画像の状態を良好と判断し、所定の範囲外であれば前記画像の状態を不良と判断することを特徴とする請求項記載の接着テープ貼付検査方法。
  9. 前記第1の接着テープ検出工程において、前記第1個別輝度データと前記第2個別輝度データとの指標数値差が所定の範囲内であれば接着テープ無しの異常と判断し、所定の範囲外であれば前記接着テープ有りの正常と判断し、
    また前記第2の接着テープ検出工程において、前記第3個別輝度データと前記第4個別輝度データとの指標数値差が所定の範囲内であれば接着テープ無しの正常と判断し、所定の範囲外であれば前記接着テープ有りの異常と判断することを特徴とする請求項7または8記載の接着テープ貼付検査方法。
  10. 前記第1個別輝度データ、第2個別輝度データ、第3個別輝度データおよび第4個別輝度データは、それぞれの検査エリアにおける輝度の平均値を含み、前記第1の接着テープ検出工程において、前記複数の第1検査エリアのうち最も輝度の平均値の小さい第1検査エリアを基準エリアとして選択し、この基準エリアの輝度の平均値と前記第2検査エリアの輝度の平均値とを比較し、前記第2の接着テープ検出工程において、複数の第3検査エリアのうち最も輝度の平均値の小さい第3検査エリアを基準エリアとして選択し、この基準エリアの輝度の平均値と前記第4検査エリアの輝度の平均値とを比較することを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の接着テープ貼付検査方法。
  11. 前記第1検査エリアを、前記接続部に貼付けられた接着テープを挟む位置に対応する複数箇所に設定し、前記第3検査エリアを前記第1検査エリアに対応した複数箇所に設定することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の接着テープ貼付検査方法。
  12. 前記電極の幅方向における前記第1検査エリア、第2検査エリア、第3検査エリアおよび第4検査エリアの寸法を、前記電極の幅寸法の1倍〜2倍の範囲となるように設定することを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の接着テープ貼付検査方法。
  13. 基板の接続部に形成された複数の細長形状の電極に電子部品の端子を電気的に接続するための接着テープを前記接続部に前記電極を横切る方向に貼付けた後、この接続部をカメラで撮像して得られた画像に基づいて前記接着テープの貼付状態を検査する接着テープ貼付検査方法であって、
    前記画像において、正常に貼付けられた前記接着テープが横切るべき電極における前記接着テープの貼付範囲外に対応する位置に複数の第1検査エリアを間を隔てて設定するとともに、同一の前記電極における前記接着テープの貼付範囲内に対応する位置に複数の第2検査エリアを間を隔てて設定して、これらの検査エリアを記憶する検査エリア設定工程と、
    前記複数の第1検査エリアのそれぞれの輝度データを少なくとも輝度の平均値を含む第1個別輝度データとして個別に求める第1輝度検出工程と、
    前記複数の第2検査エリアのそれぞれの輝度データを少なくとも輝度の平均値を含む第2個別輝度データとして個別に求める第2輝度検出工程と、
    前記複数の第1検査エリアのうち最も輝度の平均値の小さい第1検査エリアを基準エリアとして選択し、この基準エリアの第1個別輝度データと前記第2個別輝度データとを比較することにより、前記接続対象の電極における前記接着テープの有無を判断する第1の接着テープ検出工程と、
    前記第1の接着テープ検出工程において正常と判断されたならば、前記接着テープの貼付状態を合格と判定する接着テープ貼付判定工程とを含むことを特徴とする接着テープ貼付検査方法。
  14. 前記第1の接着テープ検出工程において、前記第1個別輝度データと第2個別輝度データとの指標数値差が所定の範囲内であれば接着テープ無しの異常と判断し、所定の範囲外であれば前記接着テープ有りの正常と判断することを特徴とする請求項13記載の接着テープ貼付検査方法。
  15. 前記第1検査エリアを、前記接続部に貼付けられた接着テープを挟む複数箇所に設定することを特徴とする請求項13〜14のいずれか1つに記載の接着テープ貼付検査方法。
  16. 前記電極の幅方向における前記第1検査エリアならびに第2検査エリアの寸法を、前記電極の幅寸法の1倍〜2倍の範囲となるように設定することを特徴とする請求項13〜15のいずれか1つに記載の接着テープ貼付検査方法。
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