JP4507006B2 - 振動カッターの駆動方法 - Google Patents

振動カッターの駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4507006B2
JP4507006B2 JP2007296288A JP2007296288A JP4507006B2 JP 4507006 B2 JP4507006 B2 JP 4507006B2 JP 2007296288 A JP2007296288 A JP 2007296288A JP 2007296288 A JP2007296288 A JP 2007296288A JP 4507006 B2 JP4507006 B2 JP 4507006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
blade
actuator unit
signal
alternating current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007296288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009119560A (ja
Inventor
修 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007296288A priority Critical patent/JP4507006B2/ja
Priority to US12/267,027 priority patent/US20090128063A1/en
Publication of JP2009119560A publication Critical patent/JP2009119560A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4507006B2 publication Critical patent/JP4507006B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/032Reciprocating, oscillating or vibrating motors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

本発明は、振動カッターの駆動方法に関する。
振動カッターの1つである超音波カッターは、刃を超音波領域の周波数で振動させることによって、被切削物の切削を行う機械装置である。これまで、主に切削能力(切れ味)を高めるために、刃に加えられる振動の強度や、刃の振動に工夫がなされてきている。超音波カッターの刃の振動の仕方としては、たとえば、特開2005−153061号公報に、刃を特定の平面内で楕円状に振動させる超音波カッターが提案されている。
特開2005−153061号公報
しかしながら、刃を特定の平面内のみにおいて駆動すると、刃が被切削物に侵入したときに、刃と被切削物との間の摩擦が大きくなり、被切削物が摩擦熱によって損傷したり、悪い場合には発火したりすることがあった。
本発明にかかる目的の一つは、切削中に刃部と被切削物との間の摩擦が発生しにくい振動カッターの駆動方法を提供することである。
本発明にかかる振動カッターの駆動方法は、
アクチュエータ部に交流を入力して、該アクチュエータ部に接続された板状の刃部を振動させる駆動工程を有し、
前記駆動工程において、前記刃部は、該刃部の板面方向および厚み方向に振動される。
このようにすれば、刃部が被切削物と接触する期間を小さくすることができ、切削中に刃部と被切削物との間の摩擦が発生しにくい。
本発明にかかる振動カッターの駆動方法において、
前記刃部の板面方向の振動は、楕円状の軌跡を有することができる。
本発明にかかる振動カッターの駆動方法において、
前記アクチュエータ部に入力される交流は、複数であり、かつ、該複数の交流は、互いに位相が異なることができる。
本発明にかかる振動カッターの駆動方法において、
前記刃部の板面方向の楕円状の振動の回転方向は、前記交流の少なくとも一つの極性を逆に入力することによって、反転することができる。
本発明にかかる振動カッターの駆動方法において、
前記交流の周波数は、20kHz以上1MHz以下であることができる。
本発明にかかる振動カッターの駆動方法において、
前記アクチュエータ部の表面側および裏面側の電極に、相異なる前記交流がそれぞれ入力され、
前記表面に入力される交流と、前記裏面に入力される交流との相違は、電圧波形において互いに振幅が異なることができる。
本発明にかかる振動カッターの駆動方法において、
前記アクチュエータ部の表面側および裏面側の電極に、相異なる前記交流がそれぞれ入力され、
前記交流の少なくとも一方の電圧波形は、複数の正弦波が重畳されており、
各前記正弦波の位相は、互いに異なることができる。
本発明にかかる振動カッターの駆動方法において、
前記アクチュエータ部の表面側および裏面側の電極に、相異なる前記交流がそれぞれ入力され、
前記交流の少なくとも一方の電圧波形は、複数の正弦波が重畳されており、
各前記正弦波の周波数は、互いに異なることができる。
本発明にかかる振動カッターの駆動方法において、
前記交流のうちの少なくとも一つは、前記アクチュエータ部の共振周波数またはその近傍の周波数であることができる。
以下に本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一例として説明するものである。
1.振動カッターの構成
本実施形態にかかる振動カッター1000の構成の一例について図面を参照しながら説明する。以下には、振動カッター1000がアクチュエータ部200に刃部212が1つ設けられる場合の例を説明するが、本発明にかかる振動カッターは、このような構成の振動カッターのみには限定されない。本実施形態を適用できる振動カッターとしては、以下の例示の他に、例えば、複数の刃部が配置された振動カッターを挙げることができる。
図1は、本実施形態にかかる振動カッター1000を模式的に示す平面図である。図2は、本実施形態にかかる振動カッター1000のアクチュエータ部200および刃部212を模式的に示す断面図である。図1のX−A線に沿った断面が図2に相当する。図3および図4は、アクチュエータ部200の振動を示す模式図である。図3および図4の下部に描いた線は、アクチュエータ部200の変位を模式的に示したものである。
振動カッター1000は、基体100と、アクチュエータ部200と、刃部212と、を有する。
アクチュエータ部200は、図1および図2に例示するように、振動板210と、2つの圧電体層220,220’と、2つの縦振動用電極230a,230a’と、8つの屈曲振動用電極(一部図示せず)230b〜230e,230b’〜230e’を有する。アクチュエータ部200は、振動板210の中心面を鏡面として、上下に対称な構成であることができる。したがって、以下では、振動板210から上側(表面側)の構成について説明し、振動板210より下側(裏面側)の構成については、詳細な説明を省略する。
アクチュエータ部200は、平面視において長方形となっている。図1および図2における左右方向すなわちアクチュエータ部200の長手方向を第1方向という。そして、図1における上下方向すなわち第1方向に垂直な方向であって振動板110の板面内の方向を第2方向という。さらに、第1方向および第2方向に垂直な方向を第3方向という。図1および図2には、第1方向、第2方向、および第3方向を示してある。
振動板210は、アクチュエータ部200の外形と一致する略長方形の板状部材である。振動板210は、刃部212に接続されている。振動板210は、振動用電極と対になり圧電体層220,220’を挟む一方の電極として機能させることができる。そして例えば電気的に接地されることができる。振動板210は、固定部216を有する。固定部216は、基体100にアクチュエータ部200を固定するために設けられている。たとえば図1に示すように、留め具110を用いて固定部216を基体100に固定し、アクチュエータ部200を基体100に固定することができる。振動板210は、上および下(表面側および裏面側)の圧電体層220,220’の伸縮によって第1方向の伸縮、第2方向および第3方向への屈曲運動が可能で、刃部212を振動させることができる。この振動とともに刃部212は振動し、刃部212によって被切削物を切削することができる。振動板210の材質としては、たとえば、ステンレス鋼を好ましく用いることができる。振動板210は、刃部212と一体的に形成されていてもよいし、両者が機械的に結合されていても良い。図示の例では振動板210は、刃部212と一体的に形成されている。
圧電体層220は、振動板210の上に設けられる。圧電体層220は、交流が印加されることにより伸縮することができる。圧電体層220の伸縮の方向は、印加する交流の極性や、圧電体層220を分極させる方向により任意に設計することができる。図1および図2の例では、4つの屈曲振動用電極230b〜230eを配しているため、圧電体層220は、単層で一方向に分極処理されている。この例では、各電極に印加する交流の極性によってそれぞれの電極に対応する部位の圧電体の伸縮を行うことができる。圧電体層220は、たとえばチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O)、ニオブ酸チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti,Nb)O)などの圧電材料から形成されることができる。
縦振動用電極230aは、圧電体層220の上に設けられる。縦振動用電極230aは、圧電体層220を第1方向に伸縮するための交流を供給することができる。縦振動用電極230aは、裏面側の縦振動用電極230a’と対になっている。そのため、縦振動用電極230aおよび縦振動用電極230a’によって圧電体層220および圧電体層220’が第1方向に等しい大きさで伸縮した場合は、振動板210を第1方向に伸縮させることができる。また、縦振動用電極230aおよび縦振動用電極230a’によって圧電体層220および圧電体層220’が第1方向に異なる大きさで伸縮した場合は、振動板210を第3方向に屈曲させることができる。
屈曲振動用電極230b〜230eは、圧電体層220の上に設けられる。屈曲振動用電極230b〜230eは、振動板210すなわちアクチュエータ部200を第2方向に屈曲振動させるための交流を供給することができる。また、屈曲振動用電極230b〜230eは、裏面側の屈曲振動用電極230b’〜230e’とそれぞれ対になっている。屈曲振動用電極230b〜230eおよび屈曲振動用電極230b’〜230e’に入力される交流よって圧電体層220および圧電体層220’が異なる大きさで伸縮した場合は、振動板210を第3方向に屈曲させることができる。第2方向の屈曲振動は、たとえば屈曲振動用電極230b,230b’と屈曲振動用電極230d,230d’に互いに極性が反対になるような交流を入力することによって行われる。このようにすれば、ある瞬間に屈曲振動用電極230b,230b’に対応する圧電体層220,220’の部分が第1方向に伸張したときに、屈曲振動用電極230d,230d’に対応する圧電体層220,220’の部分が第1方向に収縮するため、収縮する屈曲振動用電極230d,230d’に対応する圧電体層220,220’の部分が内側となるようにアクチュエータ部200が第2方向に屈曲する。また、ある瞬間には屈曲振動用電極230b,230b’に対応する圧電体層220,220’の部分が第1方向に収縮したときに、屈曲振動用電極230d,230d’に対応する圧電体層220,220’の部分が第1方向に伸張するため、収縮する屈曲振動用電極230b,230b’に対応する圧電体層220,220’の部分が内側となるようにアクチュエータ部200が第2方向に屈曲する。このように互いに極性が反対となる交流が、上記のようにアクチュエータ部200に印加されると、アクチュエータ部200は、連続的に上記の動作を繰り返すことになり、第2方向に屈曲振動する。このような機能を有する限り、電極の数、配置および形状は任意に設計できる。また、圧電体層220の分極状態の配置を利用して屈曲および伸縮を生じさせることもできる。以上説明した例では、アクチュエータ部200の表面側および裏面側の電極がそれぞれ5分割されて配されているが、電極の形状および数は、後述する振動の態様が得られる限り任意である。
以上のようなアクチュエータ部200は、第1方向、第2方向および第3方向にそれぞれ共振周波数を有している。本実施形態の振動カッター1000のアクチュエータ部200は、第1方向の共振周波数と、第2方向の共振周波数と、第3方向の共振周波数とが互いに近くなるように設計されることができる。さらに、アクチュエータ部200に入力される交流のうち、少なくとも一つをアクチュエータ部200の共振周波数のいずれかと同じか、その近傍の周波数とすることができる。このようにすると、入力する交流のエネルギーを効率よく振動のエネルギーに変換させることができる。すなわち、振動カッター1000により被切削物を切削するために必要な電力を小さく抑えることが出来る。
さらに、アクチュエータ部200のいずれかの方向の共振周波数またはその近傍でアクチュエータ部200を駆動した場合、アクチュエータ部200の動作において、振動の節となる領域を発生させることができる。振動の節となる領域に、振動板210の固定部216を設けることができる。振動の節となる領域は、第1〜第3方向のいずれの方向においても、アクチュエータ部200(振動板210)の変位が非常に小さい領域である。このような領域に固定部216を設けると、固定部216を介して散逸するアクチュエータ部200の振動のエネルギーを、小さくすることができる。そのため、振動カッター1000により被切削物を切削するために必要な電力を小さく抑えることが出来る。
図3および図4の下部に示した線xおよび線x’は、アクチュエータ部200の変位を模式的に示している。両図におけるアクチュエータ部200の変位は、第1方向、第2方向および第3方向のいずれか、または、複数の方向を合成した場合の変位を縦軸にとり、横軸にアクチュエータ部200の位置をとって描いている。
図3は、アクチュエータ部200の一部に振動の節J2が生じるような振動において、固定部216が振動の節J2の近傍の領域に2つ設けられている例を示している。固定部216がこのような位置に設けられると、振動カッター1000を駆動する際のエネルギー的な損失を小さくすることができる。図4は、アクチュエータ部200に振動の節J1、節J2、および節J3が生じるような振動において、固定部216が振動の節J1および節J3の近傍の領域に4つ設けられている例を示している。固定部216がこのような位置に設けられると、振動カッター1000を駆動する際のエネルギー的な損失を小さくすることができるとともに、固定部216の数の増加により振動カッター1000の剛性を高めることができる。したがって、このような振動カッター1000は、より広範な被切削物に適用することができる。
刃部212は、アクチュエータ部200の第1方向の一端から延びるように設けられる。図2の例では、刃部212は、振動板210と一体的に形成されている。刃部212は、振動板210とは別の部材として設けられていてもよい。刃部212は、板状であり、当該板の板面は、振動板210の板面と平行になるように設けられている。刃部212の板面方向は、アクチュエータ部200の振動板210の板面方向と一致している。刃部212の表面側は、上述したアクチュエータ部200の表面側および裏面側のいずれか一方に対応し、刃部212の裏面側は、上述したアクチュエータ部200の他方の面の側に対応する。刃部212は、図示のような片刃であっても、図示しないが諸刃であってもよい。刃部212は、被切削物に切り込む刃先部214を有する。刃先部214は、刃部212の端部に設けられ、端に行くほど薄くなって尖っている。刃先部214は、曲線状やジグザグ状に設けることもできる。刃部214は、アクチュエータ部200に一体的に設けられるため、アクチュエータ部200の振動に従って振動する。刃部212は、上述したように、アクチュエータ部200を駆動することにより、第1方向〜第3方向に振動することができる。刃部212は、被切削物に侵入したり、被切削物から引き抜かれたり、被切削物に擦りつけられたりする。刃部212の材質は、被切削物に応じて適宜選ぶことができる。刃部212の材質は、たとえば、ステンレス鋼、高硬度鋼、モリブデン鋼などとすることができ、セラミックスなどを用いてもよい。
2.振動カッターの回路構成
図5は、本実施形態の振動カッター1000の回路構成の例を示す模式図である。
アクチュエータ部200の各電極は、駆動回路300に電気的に接続されている。図5の例では、屈曲振動用電極230b〜230eは、位相調整回路330に接続されている。駆動回路300には、4つの屈曲振動用電極のうち2つに対して1つずつ計2つ、および縦振動用電極に対して、電力増幅回路がそれぞれ設けられている。駆動回路300は、さらに、発振源310、インバータ340を含んで構成されている。位相調整回路330は、縦振動すなわち第1方向の振動の位相に対して、屈曲振動すなわち第2方向の振動の位相を変化するために設けられている。これにより第1方向と第2方向の振動に任意の位相差を生じさせることができる。インバータ340は、屈曲振動用電極230c,230dおよび屈曲振動用電極230b,230eに印加する交流の極性を互いに反転させる。発振源310は、駆動周波数を発生し、この駆動周波数がアクチュエータ部200に入力される交流の周波数となる。交流の周波数は、アクチュエータ部200の大きさや形状に適合するように選ぶことができる。交流の周波数は、好ましくは、20kHz以上1MHz以下とすることができる。発振源310は、複数設けることもできる。電力増幅回路321〜323は、入力された信号をアクチュエータ部200が駆動できる程度に増幅する。このような構成の振動カッター1000を駆動するための変数は、発振源310の発振周波数(駆動周波数)、位相調整回路330による位相差、および電力増幅回路321〜323の増幅率(電極に印加される交流の振幅の大きさ)である。これらの変数は、独立に変化させることができる。
このような駆動回路300の構成は、アクチュエータ部200の裏面側(図示せず)にも同様に構成することができる。そして、表面側および裏面側の駆動回路300は、構成の一部または全部を共通としてもよい。さらに、アクチュエータ部200の表面側および裏面側の電極(縦振動用電極230a、230a’および屈曲振動用電極230b〜230e,230b’〜230e’)において、互いに異なる交流を印加することもできる。また、各電極に供給する交流の電圧波形は、周波数、位相、および振幅の少なくとも1つが互いに異なる複数の正弦波を重畳したものとすることもできる。さらに、複数の発振源310を有する場合や、周波数調整回路などを含む場合においても、各電極に供給する交流の電圧波形は、これらから発生される複数の正弦波を重畳したものとすることができる。各電極に印加する交流の詳細は、次項で述べる。
以上のように交流電圧を圧電体層220および圧電体層220’に印加することができるが、駆動回路300および振動板210は、接地されていることができる(図示せず)。このようにすれば、振動板210を共通(接地)電極として機能させることができる。そして振動板210と、各振動用電極とに挟まれた圧電体に、所望の交流電圧を印加して所望の動作をさせることができる。
3.振動カッターの駆動方法
図6は、アクチュエータ部200が第3方向に屈曲振動しているとき、瞬間的に採りうる形状を模式的に示す断面図である。図6は、図1のX−B線の断面に相当する。図7は、アクチュエータ部200が第2方向に屈曲振動しているとき瞬間的に採りうる形状を模式的に示す平面図である。図8および図9は、刃部212が被切削物10を切削する様子を模式的に示している。図10は、刃部212の先端の軌跡の例を描いた模式図である。
図6に示すように、アクチュエータ部200は、各電極から印加される交流の極性に従って、第3方向に屈曲することができる。図6は、説明のために屈曲を誇張して示している。この図の場合、アクチュエータ部200の表面の屈曲振動用電極230b〜230eおよび裏面の屈曲振動用電極230b’〜230e’に印加される交流の極性が互いに逆になっている。すなわち、屈曲振動用電極230b,230d,230c’,230e’には、振動板210を第1方向に収縮させる交流が印加されている。そして、屈曲振動用電極230c,230e,230b’,230d’には、振動板210を第1方向に伸張させる交流が印加されている。そのため、アクチュエータ部200は、瞬間的には図6に示すように、うねったような形状となっている。そして、各電極には交流が印加されるため、別の瞬間にはうねりの状態が逆になるような形状となる。この交流の周波数でアクチュエータ部200は第3方向に屈曲振動することとなる。このとき同時に縦振動用電極230a,230a’にも交流を印加できるため、アクチュエータ部200には、第3方向の屈曲振動と第1方向の伸縮振動(縦振動)とを同時に発生させることができる。さらに、各屈曲振動用電極には、同時に、図7に示すような、第2方向の屈曲振動を起こさせる交流をそれぞれ印加することができる。これら3つの方向の振動の位相、周波数、強度は、前述の駆動回路300により任意に調節することができる。各方向の振動の組み合わせ(合成)により、刃部200の先端の軌跡は、たとえば図6に示すように第3方向に振動の成分を有するものとすることができる。このような振動の例を三次元的に描いたものが図10である。
図10は、刃部212の先端の軌跡Lを三次元的に描いた模式図である。投影線L12は、第1方向および第2方向を含む面への軌跡Lの投影である。投影線L13は、第1方向および第3方向を含む面への軌跡Lの投影である。図10の例の場合、投影線L12が示すように、刃部212の先端の軌跡Lは、第1方向および第2方向を含む平面への投影、すなわち、刃部212の板面方向において、形状が楕円となっている。このような形状の投影線L12となる振動は、アクチュエータ部200の縦振動用電極230aおよび屈曲振動用電極230b〜230e,230b’〜230e’に上述したような交流を印加することによって得ることができる。一方、刃部212の先端の軌跡Lは、第1方向および第3方向を含む平面への投影、すなわち、刃部212の厚み方向において、アラビア数字の8の字のようになっている(投影線L13)。このような投影が得られる振動は、アクチュエータ部200の表面側および裏面側の電極に、互いに異なる交流を印加することによって得ることができる。この互いに異なる一組の交流については、詳細を後述する。
なお、刃部212の板面方向の楕円状の振動の回転方向は、各電極に印加する交流の極性を逆にすることによって、反転することができる。これにより、被切削物10に生じるカエリ12の発生する位置を変化させることができる。たとえば、図8および図9に示すように、被切削物10に刃部212が侵入する際に摩擦が生じ、刃部212の侵入する方向に向かって、被切削物10にカエリ12や切り粉が生じることがある。このようなときに、各電極に印加する交流の極性を選ぶことによって、カエリ12や切り粉の発生する方向を変えることができる。したがって、たとえば被切削物10がコート紙などの積層体である場合などに、刃部212の回転方向を選べば、被切削物10が切断された後のカエリ12の方向を調節することができる。また、刃部212の回転方向を選ぶことにより、被切削物10の破壊を生じないように切削することが可能となる。たとえば、被切削物がコート紙である場合では、コート紙のコート面側にカエリ12を発生させないように刃部212の回転方向を選べば、切削時にコート紙のコート面が剥がれにくく、切断したコート紙の破壊を抑制することができる。
次に、各電極に印加する交流の電圧波形を用いて、刃部212の振動と、印加する交流との関係について、さらに具体例を用いて説明する。
図11ないし図14は、アクチュエータ部200に入力される交流の一例について、縦軸に交流の電圧値、横軸に時間をとって示したグラフである。図11は、アクチュエータ部200の板面方向の振動を発生させる交流の一例を示している。図11の曲線aは、縦振動用電極230a、230a’に印加される交流の電圧波形を示している。図11の曲線bは、屈曲振動用電極230b,230b’,230e,230e’に印加される交流の電圧波形を示している。図11の曲線cは、屈曲振動用電極230c,230c’,230d,230d’に印加される交流の電圧波形を示している。
図11のような交流を入力されたアクチュエータ部200は、刃部212をアクチュエータ部200の板面方向において楕円の軌跡を有するように振動する。図11に示す交流は、アクチュエータ部200の表面側の電極と、これに対応する裏面側の電極に同一のものがそれぞれ入力される。そのため、アクチュエータ部200の表面側および裏面側の電極に印加される交流は、振動板210に対して、対称となるように入力されるため、アクチュエータ部200の厚み方向(第3方向)の屈曲振動は発生しない。刃部212またはアクチュエータ部200の厚み方向(第3方向)の振動は、たとえば、次に述べる各種の方法によって発生させることができる。
図12の曲線aは、アクチュエータ部200の表面側の電極のうちのいずれか1つに印加される交流の電圧波形を示している。図12の曲線bは、曲線aの交流が印加される表面側の電極に対応する裏面側の電極に印加される交流の電圧波形を示している。曲線bは、曲線aと振幅が異なる以外は、同位相、同周波数である。図12の曲線cは、曲線aおよび曲線bの差を示している。曲線cは、正弦波になっており、表面側の電極および裏面側の電極に印加される交流の間に電圧の大きさ(振幅)の差があることを示しており、両者が振動板210を挟んで互いに異なっていることを表している。アクチュエータ部200の表面側の電極に印加される交流と、対応する裏面側の電極に印加される交流の振幅が異なると、当該電極の部位の圧電体層220および圧電体層220’の伸縮量に差が生じる。これにより、アクチュエータ部200は、第3方向に振動の成分を生じることができる。
図13の曲線aは、アクチュエータ部200の表面側の電極のうちのいずれかに印加される交流の電圧波形を示している。図13の曲線bは、曲線aの交流が印加される表面側の電極に対応する裏面側の電極に印加される交流の電圧波形を示している。曲線bは、曲線aと位相が異なる以外は、同振幅、同周波数である。図13の曲線cは、曲線aおよび曲線bの差を示している。曲線cは、正弦波になっており、上記の例と同様に表面側の電極および裏面側の電極に印加される交流が互いに異なっていることを表している。アクチュエータ部200の表面側の電極に印加される交流と、対応する裏面側の電極に印加される交流の位相が異なると、当該電極の部位の圧電体層220および圧電体層220’の伸縮量に差が生じる。そのため、アクチュエータ部200は、第3方向に振動の成分を生じることができる。
図14の曲線aは、アクチュエータ部200の表面側の電極のうちのいずれかに印加される交流の電圧波形を示している。図14の曲線bは、曲線aの交流が印加される表面側の電極に対応する裏面側の電極に印加される交流の電圧波形を示している。曲線bは、曲線aに周波数の異なる正弦波を重畳させたものである。図14の曲線cは、曲線aおよび曲線bの差を示している。曲線cは、正弦波になっており、上述と同様に表面側の電極および裏面側の電極に印加される交流が互いに異なっていることを表している。本図の例では、曲線cは、曲線aよりも周波数の大きい正弦波となっているが、曲線aよりも周波数の小さい正弦波となるように重畳されていてもよい。図14に示すように、アクチュエータ部200の表面側の電極に印加される交流と、対応する裏面側の電極に印加される交流が異なると、当該電極の部位の圧電体層220および圧電体層220’の伸縮量に差が生じる。そのため、アクチュエータ部200は、第3方向に振動の成分を生じることができる。
さらに、刃部212の厚み方向の振動は、上記例示した方法で発生させることができるが、上記の方法は適宜互いに複数を組み合わせることができる。また、表面側と裏面側の電極の組は、表裏で互いに対応する位置にあるものであれば、図示したいずれの電極であってもよい。さらに、制御上、片面の複数の電極を1つの電極として扱い、これに対応するもう一方の面の電極との間に上述のような表裏で異なる交流を印加することによっても刃部212の厚み方向の振動を達成することができる。
以上例示した刃部212の厚み方向の振動を生じさせる交流のアクチュエータ部200への入力方法は、刃部212の板面方向の楕円状の振動を生じさせる交流のアクチュエータ部200への入力方法と組み合わせることができる。すなわち、図11に示した交流をアクチュエータ部200の各電極に入力しながら、表面側および裏面側の電極の対のうちのいずれかに図12ないし図14で示した交流の組が形成されるように入力すれば、刃部212を板面方向で楕円状に振動させるとともに、厚み方向に振動させることができる。
以上説明したように、本実施形態の振動カッターの駆動方法によれば、被切削物を切削する際、刃部212を板面方向および厚み方向に振動させることができる。このような駆動方法によれば、刃部212は、板面方向に楕円状に振動すると同時に厚み方向にも振動することができる。そのため、被切削物を切削する際に、刃部212の板面方向の振動によって、被切削物内に刃部212が侵入し、同時に厚み方向の振動によって被切削物内で刃部212と被切削物とが接触し続けることが抑制される。また、刃部212の厚み方向の振動は、被切削物を切削する際に、被切削物の切り口を広げるような作用を有する。したがって刃部212が被切削物と接触することが少なくなり、かつ刃部212が被切削物と接触する時間を短くすることができる。よって、刃部212と被切削物との間で生じる摩擦を小さくすることができる。そのため切削中に被切削物が焦げたり、発火したりすることを抑制することができる。また、本実施形態の振動カッターの駆動方法は、振動カッター1000によって被切削物を切削する際に刃部212と被切削物との間で生じる摩擦を抑制できるため、被切削物のカエリ等の変形を抑制して被切削物を切削することができる。
以上のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
実施形態にかかる振動カッターを模式的に示す平面図。 実施形態にかかる刃部およびアクチュエータ部を模式的に示す断面図。 実施形態にかかるアクチュエータ部の変位の一例を示す模式図。 実施形態にかかるアクチュエータ部の変位の一例を示す模式図。 実施形態にかかる振動カッターの回路構成の一例を示す模式図。 実施形態にかかるアクチュエータ部の動作を模式的に示す断面図。 実施形態にかかるアクチュエータ部の動作を模式的に示す平面図。 実施形態にかかる刃部の動作を示す模式図。 実施形態にかかる刃部の動作を示す模式図。 実施形態にかかる刃部の先端の軌跡の一例を示す模式図。 実施形態の振動カッターに印加される交流の一例を示す模式図。 実施形態の振動カッターに印加される交流の一例を示す模式図。 実施形態の振動カッターに印加される交流の一例を示す模式図。 実施形態の振動カッターに印加される交流の一例を示す模式図。
符号の説明
10 被切削物、12 カエリ、100 基体、110 留め具、
200 アクチュエータ部、212 刃部、214 刃先部、216 固定部、
220,220’ 圧電体層、230a,230a’ 縦振動用電極、
230b〜230e,230b’〜230e’ 屈曲振動用電極、J1〜J3 節、
300 駆動回路、310 発振源、321〜323 電力増幅回路、
330 位相調整回路、340 インバータ、L 軌跡、L12,L13 投影線、
1000 振動カッター

Claims (6)

  1. 振動板、前記振動板の表面側の第1圧電素子および前記振動版の裏面側の第2圧電素子を含むアクチュエータ部、および前記アクチュエータ部に接続された板状の刃部を有する振動カッターの駆動方法であって、
    前記第1圧電素子に第1交流信号を入力し、前記第2圧電素子に前記第1交流信号と位相が異なる第2交流信号を入力することにより、前記刃部を該刃部の板面方向および厚み方向に振動させ、かつ、前記刃部の板面方向には楕円状に振動させ被切削物を切削する第1ステップと、
    前記刃部の板面方向にさせる振動の方向を、前記第1交流信号と前記第2交流信号の極性を逆にすることにより反転させ、前記被切削物を切削する第2ステップと、
    前記第1ステップにおける前記被切削物のカエリおよび前記第2ステップにおける前記被切削物のカエリに基づいて、前記刃部の振動の方向を選ぶ第3ステップと、
    を含む、振動カッターの駆動方法。
  2. 請求項1において、
    前記第1交流信号および前記第2交流信号の周波数は、20kHz以上1MHz以下である、振動カッターの駆動方法。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記第1交流信号と、前記第2交流信号とは、電圧波形において互いに振幅が異なる、振動カッターの駆動方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
    前記第1交流信号および前記第2交流信号の電圧波形は、複数の正弦波が重畳された形状を有する、振動カッターの駆動方法。
  5. 請求項4において、
    前記正弦波の周波数は、互いに異なる、振動カッターの駆動方法。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、
    前記第1交流信号および前記第2交流信号のうちの少なくとも一方は、前記アクチュエータ部の共振周波数またはその近傍の周波数である、振動カッターの駆動方法。
JP2007296288A 2007-11-15 2007-11-15 振動カッターの駆動方法 Expired - Fee Related JP4507006B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007296288A JP4507006B2 (ja) 2007-11-15 2007-11-15 振動カッターの駆動方法
US12/267,027 US20090128063A1 (en) 2007-11-15 2008-11-07 Method for driving vibration cutter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007296288A JP4507006B2 (ja) 2007-11-15 2007-11-15 振動カッターの駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009119560A JP2009119560A (ja) 2009-06-04
JP4507006B2 true JP4507006B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=40641200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007296288A Expired - Fee Related JP4507006B2 (ja) 2007-11-15 2007-11-15 振動カッターの駆動方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20090128063A1 (ja)
JP (1) JP4507006B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6592993B2 (ja) * 2015-07-07 2019-10-23 セイコーエプソン株式会社 圧電駆動装置及びロボット

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63214381A (ja) * 1987-03-03 1988-09-07 多賀電気株式会社 超音波振動子とその駆動制御方法
JP2003136359A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 New Industry Research Organization 振動切削方法および振動切削装置
JP2007152539A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Kazumasa Onishi 超音波加工装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5955819A (en) * 1996-05-15 1999-09-21 Canon Kabushiki Kaisha Standing-wave vibration motor
US20030212331A1 (en) * 2002-05-13 2003-11-13 Paul Fenton Ultrasonic soft tissue cutting and coagulation systems having multiple superposed vibrational modes
JP3840194B2 (ja) * 2003-04-07 2006-11-01 キヤノン株式会社 振動ナイフ
JP4657082B2 (ja) * 2005-10-28 2011-03-23 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 超音波治療装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63214381A (ja) * 1987-03-03 1988-09-07 多賀電気株式会社 超音波振動子とその駆動制御方法
JP2003136359A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 New Industry Research Organization 振動切削方法および振動切削装置
JP2007152539A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Kazumasa Onishi 超音波加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20090128063A1 (en) 2009-05-21
JP2009119560A (ja) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5054814B2 (ja) 振動機械加工システム
JP5055423B2 (ja) 超音波トランスデューサ
JP5583179B2 (ja) ボンディング装置
JP2007069344A (ja) 2つの独立した軸を用いる振動加工の方法および装置
JP2000052101A (ja) 楕円振動切削方法及び装置
JP4507006B2 (ja) 振動カッターの駆動方法
JP2006205140A (ja) 超音波加工装置
JP4088061B2 (ja) 振動切削方法および振動切削装置
JP5179918B2 (ja) 超音波モータ装置
JP2009018352A (ja) 超音波カッターおよびその駆動方法
JP7264477B2 (ja) 機械振動加工装置及び機械振動加工方法
JP2007152539A (ja) 超音波加工装置
JP5179913B2 (ja) 超音波モータ装置
JP7311098B2 (ja) 振動切削装置、振動装置および切削方法
JP2021170607A (ja) 剥離装置
JP6539909B2 (ja) 集束超音波発生装置
JP2008278721A (ja) 超音波アクチュエータ装置
JP4333179B2 (ja) 振動アクチュエータの製造方法
JPH05184172A (ja) 超音波振動子
JP4624750B2 (ja) 超音波複合振動装置
JP2003290719A (ja) 大容量超音波複合振動装置
JP5491719B2 (ja) 超音波モータ
JP2012120370A (ja) 超音波振動子及び超音波モータ
JP5329912B2 (ja) 超音波モータ
JPH0753263B2 (ja) 超音波振動子の複合振動駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100420

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4507006

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees