JP4506978B2 - 排気浄化装置 - Google Patents
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Description
図7は、このような排気浄化装置に使用されるPM補修用のフィルタの例としてその一部を示した模式図であり、図8は図7のフィルタの一部を拡大した図である。図7に示すようにフィルタ102は、上流側と下流側とを連通する通路102aが多数並設されると共に通路102aの上流側開口と下流側開口とが交互に閉鎖されたセラミック担体102bからなり、図8に示すようにセラミック担体102bには内部に多数の細孔102cが形成されている。
フィルタにより排気中のPMの捕集を継続して行うことによって、捕集したPMがフィルタ内に次第に堆積していくと、これに伴って徐々に排気抵抗が増大する。フィルタへのPM堆積量が相当量に達すると、フィルタが目詰まりを起こしてフィルタの圧損によるエンジンの出力低下を無視することができなくなり、更にこれを放置すると最終的には排気流路が閉塞されてしまうことになるため、堆積したPMを何らかの方法で適宜焼却除去してフィルタの再生を行う必要があるが、フィルタの再生方法には連続再生と強制再生とがある。
また、上述のような連続再生はエンジンの運転状態によって影響を受けるため、連続再生だけではフィルタに堆積したPMを十分に除去することができない。そこで、フィルタに堆積したPMを強制的に焼却して除去するために強制再生が行われる。強制再生の方法としては、排気通路に設けた燃料添加弁から排気中にHCを供給したり、エンジンの膨張行程や排気行程で気筒内に追加燃料を噴射することにより排気通路にHCを供給したりして、PMが燃焼可能な温度まで排気温度を上昇させることが知られている。
特許文献1の排気浄化装置によれば、フィルタにおけるPM燃焼速度はフィルタ温度やフィルタに流入する排気中のNOx濃度やO2濃度によって変化するため、これらフィルタ温度、NOx濃度及びO2濃度によって補正した燃焼速度を用いてPM堆積量の推定が行われる。
また、従来の一般的な手法であるフィルタ前後の差圧に基づくPM堆積量の推定においても、このようなフィルタにおけるPMの堆積及び燃焼の形態の相違があるため、単に差圧を用いた一義的なPM堆積量の推定を行うだけでは正確なPM堆積量を得ることができない。
また、細孔内のPM堆積量を求める上で必要となる細孔内でのPM燃焼量は細孔内のPM燃焼速度によって変化するが、PM燃焼速度はフィルタのPM堆積量によって変動するため、予め定めた特定のPM燃焼速度を用いて細孔内のPM堆積量を推定したのでは、依然としてフィルタへの全PM堆積量を正確に求めることができないという問題がある。
このため、必要以上にフィルタの強制再生が実施されることにより燃料が過剰に消費されて燃費の悪化を招いたり、不十分な強制再生によりフィルタが目詰まりを起こしたりするといった問題が依然として生じる可能性がある。
更に、上記排気浄化装置において、上記堆積量推定手段は、上記フィルタの表面と上記細孔内の両方にパティキュレートが堆積しているときにのみ上記細孔内での上記パティキュレート燃焼量に基づく上記差圧と上記フィルタへのパティキュレート堆積量との関係の補正を行うことを特徴とする(請求項3)。
また、このようにフィルタへの全パティキュレート堆積量を正確に推定することによって、フィルタの強制再生を適切な時期に行うことが可能となり、必要以上に強制再生を行って燃費が悪化したり、不十分な強制再生の実施によりフィルタに目詰まりが発生したりするといった不具合も防止することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る排気浄化装置が適用された4気筒のディーゼルエンジン(以下、エンジンという)の全体構成図を示しており、図1に基づき本発明に係る排気浄化装置の構成を説明する。
エンジン1は各気筒に共通の高圧蓄圧室(以下コモンレールという)2を備えており、図示しない燃料噴射ポンプから供給されてコモンレール2に蓄えられた高圧の燃料である軽油を各気筒に設けられたインジェクタ4に供給し、各インジェクタ4からそれぞれの気筒の燃焼室6内に燃料が噴射される。
インジェクタ4から噴射された燃料は燃焼室6内に導入された吸気と混合し、上昇するピストン24によって圧縮されることにより圧縮着火し、そのときの爆発力によってピストン24を押し下げクランク軸26を回転させる。
排気後処理装置38は、上流側ケーシング40と、上流側ケーシング40の下流側に連通路42で連通された下流側ケーシング44とで構成される。上流側ケーシング40内には酸化触媒46が収容され、下流側ケーシング44内には、排気中のパティキュレート(以下PMという)を捕集するパティキュレートフィルタ(以下フィルタという)48が収容されている。
このように酸化触媒46とフィルタ48とを配置することにより、フィルタ48に捕集され堆積しているPMは、酸化触媒46から供給されたNO2や排気中のO2と反応して酸化し、フィルタ48の連続再生が行われるようになっている。
ECU60は、エンジン1の運転制御をはじめとして総合的な制御を行うための制御装置であり、CPU、メモリ、タイマカウンタなどから構成され、様々な制御量の演算を行うと共に、その制御量に基づき各種デバイスの制御を行っている。
まず、図2のステップS2において、強制再生フラグF1の値が1であるか否かを判定する。強制再生フラグF1は強制再生が必要であるか否かを示すものであり、値が1であると強制再生が必要であり、値が0であると強制再生が不要であることを示す。強制再生フラグF1の初期設定値は0となっており、最初の制御周期ではステップS2からステップS4へと進む。
PMの推定堆積量が強制再生開始判定値未満である場合は、現時点での強制再生が不要であると判定し、この制御周期を終了し、次の制御周期において再びステップS2から処理を行う。
ステップS8では、入口側排気温度センサ50によって検出された酸化触媒46に流入する排気の温度Tinが250℃以上であるか否かを判定することにより、酸化触媒46が活性化しているか否かを判定する。
上述のように酸化触媒46はまだ十分活性化していない状況であるためPMの焼却は行われておらず、PMの推定堆積量は強制再生終了判定値より大であると判定されて今回の制御周期を終えるので、次の制御周期で再びステップS2から強制再生制御が行われる。
ステップS8で、酸化触媒46に流入する排気の温度Tinが250℃未満で酸化触媒46が依然として活性化していないと判定した場合には、再びステップS10で吸気制御弁16の閉方向への制御と第1追加燃料の噴射による触媒昇温制御が行われる。従って、酸化触媒46に流入する排気の温度Tinが250℃未満で、酸化触媒46が活性化していない間は、制御周期ごとにステップS10による触媒昇温制御が繰り返し行われる。
ステップS12では、出口側排気温度センサ52によって検出されたフィルタ48出口側の排気温度Toutに基づき、フィルタ48の温度が所定温度以上であるか否かが判定される。この所定温度は、フィルタ48でPMが最も効率よく燃焼する温度であり、本実施形態では600℃を所定温度とし、出口側排気温度センサ52によって検出されたフィルタ48出口側の排気温度Toutをフィルタ48の温度と見なしている。
ステップS14及びS16は、フィルタ48の温度を600℃に維持するように、インジェクタ4から第2の追加燃料を各気筒の燃焼室6内に噴射するものであって、第2の追加燃料は排気行程で噴射されるようになっている。このような噴射タイミングで第2の追加燃料が燃焼室6内に噴射されることにより、第2の追加燃料は燃焼室6内や排気マニホールド30内で燃焼することなく酸化触媒46に達し、活性化温度にある酸化触媒46で燃料のHCが酸化される。このHCの酸化による排気温度の上昇によってフィルタ48の温度が600℃まで上昇し、フィルタ48に堆積したPMが焼却される。
ステップS20により強制再生フラグF1の値が0になると、次の制御周期ではステップS2からステップS4へと処理が進むので、再びフィルタ48の強制再生が必要となるまでは、ステップS2からステップS4の処理が繰り返され、制御周期毎に強制再生の要否が判断される。
堆積量推定制御は、図3のフローチャートに従い、ECU60によって所定の制御周期で行われる。なお、ここではフィルタ48にPMが全く堆積していない状態から制御が開始されたものとする。
前述したように、フィルタ48へのPMの堆積はまず細孔内で行われ、細孔内へのPM堆積が飽和するとフィルタ48表面への堆積が始まる。このときのフィルタ48への全PM堆積量とフィルタ48前後の差圧との関係は図5に示すとおりであって、フィルタ48にPMが堆積していない状態から徐々にPMの堆積が行われると、細孔内へのPMの堆積に伴い、図5のa点から実線に沿って差圧が上昇していく。そして、b点で細孔内へのPMの堆積が飽和すると、その後はフィルタ48表面へのPMの堆積に伴い、それまでよりも緩やかにc点に向け実線に沿って差圧が上昇していく。従って、b点に対応する差圧を予め実験等で把握して記憶しておけば、差圧センサ58によって検出されたフィルタ48前後の差圧がb点に対応した差圧に達したか否かでフィルタ48の表面へのPM堆積が開始されたか否かを判定することができる。
ステップS106では、予め記憶した図5の実線で示されるフィルタ48内の全PM堆積量とフィルタ48前後の差圧との関係から、差圧センサ58によって検出されたフィルタ48前後の差圧に基づき、フィルタ48への全PM堆積量の推定を行う。フィルタ48では、エンジンから排出された排気がフィルタ48を通過することにより細孔内にPMが堆積していくが、それと並行して酸化触媒46から供給されるNO2や排気中のO2による連続再生によりPMの除去も行われる。この時はまだ細孔内のみでPMの堆積及び除去が行われているので、PMの堆積及び除去に伴って生じるPM堆積量の変化に対し、差圧は図5のa点とb点との間の実線上を変化することになる。従って、ここでは図5に実線で示されるPM堆積量と差圧との関係を補正することなくそのまま使用することで、そのときに差圧センサ58で検出された差圧からフィルタ48への全PM堆積量を正確に推定することができる。
即ち、細孔内へのPM堆積が飽和してフィルタ48の表面にPMが堆積している場合、細孔内のPM堆積が飽和したままであれば、フィルタ48表面へのPM堆積に伴いフィルタ48前後の差圧は図5のb点とc点との間の実線上で変化する。しかしながら、実際にはフィルタ48の連続再生や強制再生によって細孔内のPMが燃焼するため、この細孔内でのPMの燃焼に伴い、PM堆積量と差圧との関係は、図5のb点とc点との間の実線部分が、同じ傾きのままb点の部分をa点とb点との間の実線に沿ってa点側に向けて移動するように変化し、例えばa点からd点を経てe点へと至るような関係となる。そして細孔内のPMが完全に燃焼すると図5のa点とf点とを結ぶ一点鎖線に示すような関係となる。
最初のステップS202では、出口側排気温度センサ52によって検出されたフィルタ48の出口側の排気温度をフィルタ48の温度として読み込みステップS204に進む。なお、本実施形態のように出口側排気温度センサ52の検出値をそのままフィルタ48の温度として用いずに、出口側排気温度センサ52の検出値に1次遅れフィルタなどを適用してフィルタ48の温度を推定するようにしてもよい。
次にステップS206に進むと、前回の制御周期で推定されたフィルタ48の全PM堆積量Qoldを読み込む。なお、初めてステップS206に進んだ場合には、細孔内へのPM堆積が飽和してから最初の制御周期であることから、細孔内に堆積したPMは燃焼していないものとして、図5の実線によって示されるフィルタ48内の全PM堆積量とフィルタ48前後の差圧との関係(a点〜b点〜c点)を用い、差圧センサ58によって検出されたフィルタ48前後の差圧に対応して読み出したPM堆積量を前回の全PM堆積量Qoldとする。
ステップS210では、ステップS202で読み込んだフィルタ48の温度に基づき細孔内におけるPMの基本燃焼量を演算する。具体的には、フィルタ48の仕様などに応じて予め設定されて記憶しているフィルタ48の温度と細孔内におけるPMの基本燃焼速度との関係から、ステップS202で読み込んだフィルタ48の温度に対応するPMの基本燃焼速度を読み出す。次に、この基本燃焼速度に1回の制御周期に相当する時間を乗算することにより、1回の制御周期の間の細孔内におけるPMの基本燃焼量が求められる。
ステップS214の処理により、図5におけるa点からのd点のずれ量である細孔内PM推定堆積量が判ったので、ステップS216では、ステップS214で求められた細孔内PM推定堆積量に対応するd点の位置まで図5のb点とc点との間の実線部分を平行移動して補正したフィルタ48内の全PM堆積量とフィルタ48前後の差圧との関係(例えば図5のa点〜d点〜e点)を用い、差圧センサ58によって検出されたフィルタ48前後の差圧に対応するフィルタ48内の全PM堆積量を読み出し、これをフィルタ48における全PM堆積量とすると共に(堆積量推定手段)、次回の制御周期におけるステップS206で使用するために記憶し、今回の制御周期でのPM堆積量の推定を終了する。
このとき表面堆積フラグF2の値は既に1となっているため、処理はステップS102からステップS110に進むことになる。
ステップS114に進んだときには細孔内のPMが全て燃焼した状態にあることから、フィルタ48内の全PM堆積量とフィルタ48前後の差圧との関係は、図5のa点とf点との間を結ぶ一点鎖線で示されることになる。また、フィルタ48の表面にPMが堆積している状態では細孔内へのPM堆積は生じないため、フィルタ48表面に堆積しているPMが全て燃焼しない限り、フィルタ48内のPM堆積量とフィルタ48前後の差圧との関係は一点鎖線で表されることになる。
従って、ステップS114では差圧センサ58によって検出されたフィルタ48前後の差圧が図5のa点に対応した値に達したことをもって、フィルタ48表面にPM堆積がなくなったと判定する。a点に対応するフィルタ48前後の差圧はフィルタ48固有のものであって、フィルタ48の仕様によって定まるものであるため、ECU60は予め実験等によって求められたa点に対応する差圧を記憶している。
上述したようにフィルタ48内のPM堆積量とフィルタ48前後の差圧との関係は図5の一点鎖線で表され、この一点鎖線の傾きはb点とc点とを結ぶ実線の傾きと同じであることから、図5の実線で表される関係に基づき、一点鎖線で表される関係についても予め求めることができる。ECU60はこの一点鎖線で表されるPM堆積量と差圧との関係についても予め記憶しており、ステップS116ではこの関係に基づき、差圧センサ58によって検出されたフィルタ48前後の差圧に対応するPM堆積量を読み出し、これをフィルタ48の全PM堆積量としてその制御周期を終了する。
こうしてフィルタ48の強制再生や連続再生によってフィルタ48表面及び細孔内へのPM堆積が全くなくなった状態になると表面堆積フラグF2の値も0となるので、次の制御周期で再びステップS102から処理が開始されると、これまでに述べたものと同様にしてフィルタ48への全PM堆積量の推定が行われることになる。
以上で本発明の一実施形態に係る排気浄化装置についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
更に、上記実施形態では、エンジンとして4気筒ディーゼルエンジンを用いたが、エンジンの気筒数及び種類はこれに限られるものではなく、排気中のPMを捕集するためのフィルタを必要とするものであればよい。
48 フィルタ
52 出口側排気温度センサ(フィルタ温度検出手段)
58 差圧センサ(差圧検出手段)
60 ECU
Claims (3)
- エンジンの排気通路に配設されたフィルタにより捕集されて堆積しているパティキュレートの全堆積量を繰り返し推定する排気浄化装置において、
排気を細孔内に流通させることにより細孔内及び表面に排気中のパティキュレートを捕集して堆積させるフィルタと、
上記フィルタの温度を検出するフィルタ温度検出手段と、
上記フィルタ温度検出手段によって検出された上記フィルタの温度に基づく上記細孔内におけるパティキュレートの基本燃焼量を、前回推定した上記フィルタの全パティキュレート堆積量に基づき補正して上記細孔内のパティキュレート燃焼量を求める燃焼量演算手段と、
上記燃焼量演算手段によって求められた上記パティキュレート燃焼量に基づき、上記フィルタへの全パティキュレート堆積量を推定する堆積量推定手段
とを備えたことを特徴とする排気浄化装置。 - 上記フィルタの前後の差圧を検出する差圧検出手段を更に備え、
上記堆積量推定手段は、予め設定された上記差圧と上記フィルタへのパティキュレート堆積量との関係と、上記差圧検出手段によって検出された上記差圧とに基づき、上記フィルタの全パティキュレート堆積量を推定するものであって、上記燃焼量演算手段によって求められた上記細孔内での上記パティキュレート燃焼量に応じて上記差圧と上記フィルタへのパティキュレート堆積量との関係を補正することを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。 - 上記堆積量推定手段は、上記フィルタの表面と上記細孔内の両方にパティキュレートが堆積しているときにのみ上記細孔内での上記パティキュレート燃焼量に基づく上記差圧と上記フィルタへのパティキュレート堆積量との関係の補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の排気浄化装置。
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