JP4504488B2 - 速度違反警告表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は高速道路や一般道路、特に、急カーブ、交差点、分岐点等の事故多発地点手前に設置し、速度違反車両に対して該速度違反車両の少なくともフロントガラスの部分をマスクした画像を進行方向の路上に設置された道路情報表示板に写し出して注意を喚起するようにした速度違反警告表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、高速道路等において速度違反車両があると道路情報表示板で「速度超過」等の文字表示で速度違反である旨の注意を促すことが行われているが、混雑している場合には、自分の車が速度違反しているのか、他の車が速度違反しているのかの判断が行えないということがあった。
【0003】
そこで、速度検出装置において速度違反車両を検出した時に、該車両のナンバープレートをテレビカメラで撮影し、画像処理によってナンバープレートの車両登録番号を道路情報表示板で表示するようにしたものが、例えば、特開平6−28596号公報および特開平6−68376号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記したナンバープレートの車両登録番号を道路情報表示板において表示する速度違反警告表示装置にあっては、車両登録番号を覚えていない運転者も多いことに加え、走行中、突然に車両登録番号が道路情報表示板上で表示されて警告されても、従来の速度超過の表示と同様に誰に対する警告なのかの判断が瞬時に行えないといった問題が発生した。
【0005】
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、テレビカメラで車両の前面からの画像を撮影し、該撮影した画像と速度違反であるとの警告を道路情報表示板において表示すると共に、少なくともフロントガラスの部分をマスクして人物が表示されないようにして肖像権の侵害を行わないようにした速度違反警告表示装置を提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の速度違反警告表示装置は前記した目的を達成せんとするもので、その手段は、走行車両を検出すると共に検出した車両の速度を検出する車両速度検出手段と、該車両速度検出手段が検出した車両の速度が速度違反であると判定した時に前記走行車両の前面からを俯瞰撮影するカメラと、該カメラによって撮影された前記走行車両の前面画像を記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段により得られた前記走行車両の前面画像からフロントガラス部分を検出すると共に該検出したフロントガラス部分をマスクした画像出力を送出する画像処理手段と、
該画像処理手段からのフロントガラス部分がマスクされた車両の前面画像を表示板に表示する表示板制御手段とから構成したものである。
【0007】
また、前記画像処理手段で得られた車両の前面画像からナンバープレートの車両登録番号を読み取り、前記表示板に表示される前記マスクされたフロントガラス部分に前記車両登録番号を表示するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る速度違反警告表示装置の一実施の形態を図面と共に説明する。
図1は高速道路に設置された本発明の速度違反警告表示装置における表示板1を示し、図2は該表示板1の、例えば、フルカラーLEDによるディスプレー1aに表示された速度違反車aの画像を示している。また、図1において、高速道路の出口部分にはアーチ柱2が設置され、該アーチ柱2の上下線には表示板1が取付けられている。
【0009】
また、前記表示板1、アーチ柱2あるいはアーチ柱2より前方に設置された柱等には図3に示す車両検出手段3(車両を検知し、該検知した車両の速度が予め設定された速度を越えている場合に出力を送出する公知の車両検出手段である)と、該車両検出手段より出力が送出されると、該速度違反車両の画像を俯瞰撮影するテレビカメラ4(図3に示す)が取付けられている。なお、図2の表示板1の上方左右には速度違反車両が有ると交互に点滅する警告灯1bが取付けられている。
【0010】
図3は前記表示板1にフロントガラスの部分をカットした速度違反車aの画像を写し出すための回路ブロックであり、5は前記テレビカメラ4で撮影したアナログ画像信号をデジタル信号に変換するAD変換器、6は該デジタル画像信号を記憶する画像記憶手段、7は後に詳述する前記画像記憶手段6の車両画像からフロントガラス部分を検出し、かつ、該車両画像のナンバープレートから車両登録番号を読み取る画像処理手段、8は前記車両検出手段3よりの出力によって前記テレビカメラ4を撮影状態(シャッターオン)にするカメラ制御手段である。
【0011】
次に、画像処理手段7の詳細について説明するに、先ず、画像記憶手段6に記憶された画像からフロントガラスの部分を検出し、かつ、該フロントガラス部分をマスクする手法について説明する。
俯瞰撮影した車両の画像からフロントガラスを検出する手法は幾つかの手法が公知であるが、例えば、本件出願人会社が出願した特開平10−91798号公報の技術がある。
【0012】
この公報には、駐車車両を高輝度(明色系)と低輝度(暗色系)の2つの輝度領域に区分し、かつ、それぞれの領域に最適なぼけ関数によるフィルタ処理を施して車両の窓を抽出する技術が開示されている。すなわち、車両本体に対してフロントガラスは撮影画像上では低輝度成分として認識されるので、この低輝度成分を明色系と暗色系とでしきい値を異ならせて検出することによりフロントガラスを検出することが可能である。
【0013】
この手法の他に、特開平10−55445号公報に開示された手段がある。
この手法は、ナンバープレート位置からフロントガラス位置を推定するものである。その他に、ナンバープレートの車両登録番号の内の大型、小型等を表す番号からフロントガラスの位置および大きさを推定してフロントガラスを検出するようにしてもよい。このようにして、走行車両におけるフロントガラスの位置や大きさが判別できれば、画像中の車両からフロントガラスをマスクすることは簡単に行える。
【0014】
一方、テレビカメラ4で撮影した車両の俯瞰撮影画像からナンバープレートの車両登録番号を検出する手段としては、例えば、特開平6−28596号公報や特開平8−83393号公報に開示されており、車両の前面画像からナンバープレートの位置を検出し、該ナンバープレート画像の濃淡画像をテンプレートとして登録して車両登録番号を抽出するものである。
【0015】
次に、カメラ制御手段8の詳細について説明するに、車両検出手段3が速度違反車aを検出した後に、テレビカメラ4が撮影を開始するタイミング、すなわち、速度違反車aの前面部分がディスプレー1aの全面に表示される状態で撮影を行うタイミングとしては、特開平10−269491号公報等において公知である。
【0016】
この公報に開示されている前記速度違反車を検出してから撮影するタイミングとして、速度検出手段としてレーダ式速度センサを用い、外センサが出力するドップラ信号の大きさに応じて撮影位置を調整するようにしている。なお、ドップラ信号は走行車両からの反射電波を受信して得られるので、小さな車両は小さなレベルで大きな車両は大きなレベルとなって撮影するタイミングにずれが生じるため、信号レベルが小さな場合は早く撮影し、逆に信号レベルが大きな場合には遅く撮影するようにタイミングを図るものである。その他にも特開平8−124083号に開示されているようなタイミング調整方法等もある。
【0017】
次に、全体の構成に基づいて動作を説明するに、車両検出手段3が速度検出車aを検出すると、該検出信号をカメラ制御手段8に送出し、該カメラ制御手段8において撮影のタイミングを図ってテレビカメラ4をオン状態として速度違反車aの前方からの俯瞰画像を撮影する。この画像はAD変換器5によってデジタル信号に変換されて画像記憶手段6に記憶される。
【0018】
画像記憶手段6に記憶された画像から画像処理手段7は、該画像の内からフロントガラス部分を検出した後、前面から見た車両画像のフロントガラス部分をマスキングする。このようにフロントガラス部分をマスキングするのは運転者等の顔の画像が表示されることによる肖像権侵害を防止するためのである。
【0019】
フロントガラス部分がマスキングされた車両の前面画像は、表示板制御手段8を介して表示板1に表示されるので、従来のような単なる速度超過等の文字による警告やナンバープレートの車両登録番号が表示されるものに対して、運転者は自車であることを直ちに判別できるため、運転者に対して多大なる警告を与えることとなる。
【0020】
また、図2に示すように前記フロントガラスがマスキングされた表示板1に表示された画像に対して、マスキング部分に画像処理手段7によって処理されたナンバープレートの車両登録番号を表示することにより、運転者に対してよりインパクトを与えることができるものである。
【0021】
【発明の効果】
本発明は前記したように、速度違反車両のフロントガラス部分をマスキングした画像を表示板において表示するようにしたので、肖像権を侵害することなく該速度違反車両の運転者に対して瞬時に知らしめることができるので、運転者は自己の車が速度違反していることを確実に認識することになる。
【0022】
また、前記マスキングした部分に違反車両のナンバープレートの車両登録番号を表示するようにすることで、より運転者に対してプレッシャーの高い警告を与えることができるため速度違反を効果的に防止することができる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の速度違反警告表示装置の設置状態を示す斜視図である。
【図2】同上の装置における表示板の正面図である。
【図3】回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 表示板
3 車両検出手段
4 テレビカメラ
7 画像処理手段
Claims (2)
- 走行車両を検出すると共に検出した車両の速度を検出する車両速度検出手段と、
該車両速度検出手段が検出した車両の速度が速度違反であると判定した時に前記走行車両の前面を俯瞰撮影するカメラと、
該カメラによって撮影された前記走行車両の前面画像を記憶する画像記憶手段と、
該画像記憶手段により得られた前記走行車両の前面画像からフロントガラス部分を検出すると共に該検出したフロントガラス部分をマスクした画像出力を送出する画像処理手段と、
該画像処理手段からのフロントガラス部分がマスクされた車両の前面画像を表示板に表示する表示板制御手段と、
から構成したことを特徴とする速度違反警告表示装置。 - 前記画像処理手段で得られた車両の前面画像からナンバープレートの車両登録番号を読み取り、前記表示板に表示される前記マスクされたフロントガラス部分に前記車両登録番号を表示するようにしたことを特徴とする請求項1記載の速度違反警告表示装置。
Priority Applications (1)
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JP34904699A JP4504488B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 速度違反警告表示装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34904699A JP4504488B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 速度違反警告表示装置 |
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JP2001167383A JP2001167383A (ja) | 2001-06-22 |
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Family
ID=18401133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34904699A Expired - Fee Related JP4504488B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 速度違反警告表示装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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JP4945543B2 (ja) * | 2008-10-31 | 2012-06-06 | 株式会社東芝 | 道路交通情報提供システム及び方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0628596A (ja) * | 1991-04-18 | 1994-02-04 | Nippon Signal Co Ltd:The | 画像処理式速度超過警告装置 |
JPH0668376A (ja) * | 1992-08-17 | 1994-03-11 | Omron Corp | 速度違反警告装置 |
JPH10162288A (ja) * | 1996-11-28 | 1998-06-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 交差点通過車両監視システム |
-
1999
- 1999-12-08 JP JP34904699A patent/JP4504488B2/ja not_active Expired - Fee Related
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