JP4503567B2 - 容量調整回路 - Google Patents

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Description

本発明は容量調整回路に係り、特に、単電池を複数個接続して構成される組電池の各単電池それぞれの容量を調整する容量調整回路に関する。
例えば、電気自動車等で用いられる電池モジュールは、複数個の単電池を接続して組電池(単電池群)として構成し使用している。このような電池モジュールでは、各単電池の容量が異なっていると、単電池の電池状態が異なって行き、さらに単電池の容量に差が出てくる。容量の差が大きくなってくると、単電池の寿命が短くなり、また使用可能な電圧範囲も狭くなる。このため、例えば、特許文献1に開示されているように、各単電池の容量を単電池間で略均一となるように調整して揃えながら使用する方法が一般的であり、具体的には、基準となる容量に比べ容量の大きな単電池に対しスイッチ素子を介して抵抗を並列に接続し、接続している時間によって調整量を制御する技術が知られている。
特開2000−92732号公報
しかしながら、従来の技術では、調整対象となる単電池の個数が増えてくると調整中に抵抗から放出される熱が増え、その熱による温度上昇によって基板の保障温度を超えてしまう、という問題があった。この問題に対し、従来、発熱する部分を冷却したり、発熱する部分を別の基板にしたりして対策していたが、これらの対策ではコスト高となってしまう、という問題があった。
本発明は上記事案に鑑み、容量調整中の温度上昇を抑えることができる容量調整回路を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の容量調整回路は、単電池を複数個接続して構成される組電池の各単電池それぞれの容量を演算する容量演算手段と、前記各単電池に並列に接続された抵抗及びスイッチ素子で構成され、前記各単電池それぞれの容量が略均一となるように調整する容量調整手段と、前記各単電池を複数のグループに分け、前記グループの各々に属する単電池のうち調整対象の単電池を、所定時間ずつ、かつ、グループ単位毎に順次調整するように前記容量調整手段による容量調整を制御する制御手段と、を備える。
本発明において、制御手段は、容量演算手段により演算された各単電池それぞれの容量から調整対象となる単電池を複数のグループに分けることが好ましく、調整対象となる単電池数に応じて分けるグループ数を調整することがより好ましい。また、制御手段は、容量調整手段による容量調整中に調整対象となる単電池数が変化したときに、該調整対象となる単電池数が予め定められた所定数未満かを判断し、所定数未満のときに分けていたグループ数を変更するようにしてもよい。さらに、容量調整回路の基板設置箇所の雰囲気温度もしくは基板上の温度を検出する温度検出手段を備え、制御手段は、温度検出手段により検出された温度によって分けていたグループ数を調整するようにしてもよい。このとき、制御手段は、温度検出手段で検出された温度に応じて、分けていたグループ数を調整することが望ましい。
本発明によれば、制御手段が、各単電池を複数のグループに分け、グループの各々に属する単電池のうち調整対象の単電池を、所定時間ずつ、かつ、グループ単位毎に順次調整するように容量調整手段による容量調整を制御するので、容量調整中の温度上昇を抑えることができる、という効果を得ることができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明をハイブリッド電気自動車用の容量調整回路に適用した第1の実施の形態について説明する。
<構成>
図1に示すように、本実施形態の容量調整回路1は、24個の単電池C1〜C24を直列に接続して構成される組電池(電池群)の各単電池C1〜C24の容量を単電池毎に個別に調整する回路であり、抵抗R1〜R24、FET等のスイッチ素子S1〜S24、マイクロコンピュータ2、電圧検出回路3で構成されている。
単電池C1〜C24には、例えば、非晶質炭素を負極活物質としたリチウム二次電池を用いることができるが、本発明はこれに限るものではない。非晶質炭素を負極活物質としたリチウム二次電池は、開回路電圧(OCV)と容量との相関が高く、開回路電圧を測定することにより容量を高精度に把握することができる。
各単電池C1〜C24には、それぞれ、抵抗R1〜R24とスイッチ素子S1〜S24とが並列に接続されており、抵抗R1〜R24およびスイッチ素子S1〜S24はそれぞれ並列接続された単電池C1〜C24の容量調整回路を構成している。それぞれのスイッチ素子S1〜S24はマイクロコンピュータ2の出力ポートから2値信号を送出することによりオン、オフの制御が可能である。
なお、回路構成を明瞭にするために、図1では、スイッチ素子S1〜S24をマイクロコンピュータ2の外部に配置しているが、小型化および低コスト化を図るために、これらのスイッチ素子S1〜S24はマイクロコンピュータ2内に実装するようにしてもよい。このような場合には、抵抗R1〜R24を、半導体を有するマイクロコンピュータ2や電圧検出回路3から離間して基板上に実装することができ、抵抗R1〜R24による容量調整中のマイクロコンピュータ2や電圧検出回路3への熱的影響を最小限に抑えることができる。
マイクロコンピュータ2は、中央演算処理装置として機能するCPU、容量調整回路1の基本制御プログラムや後述する規定値等のプログラムデータが格納されたROM、CPUのワークエリアとして働くとともにデータを一時的に記憶するRAM、不揮発性のEEPROM、スイッチ素子S1〜S24にハイレベル信号を送出したり、電圧検出回路3に電圧測定対象の単電池を指定したりするためのDAコンバータ、電圧検出回路3で測定した電圧測定対象の単電池の電圧を取り込むためのADコンバータ等を含んで構成されている。なお、本実施形態のマイクロコンピュータ2は、図示を省略したフォトカプラを介して車両側の上位コンピュータから作動開始命令を受け、作動停止中は低電力消費のスリープ状態となっている。
電圧検出回路3は、マルチプレクサおよび差動増幅回路を含んで構成されており、マイクロコンピュータ3の測定電池指定ポートから電圧測定対象の単電池の指定を受けると、マルチプレクサおよび差動増幅回路により、指定された電圧測定対象の単電池の電圧をマイクロコンピュータ2の電圧入力ポートに出力する。
<動作>
次に、本実施形態の容量調整回路1の動作についてマイクロコンピュータ2のCPU(以下、CPUと略称する。)を主体として説明する。なお、CPUは、車両側の上位コンピュータから動作開始命令を受けると、初期設定処理を経て、単電池C1〜C24の容量調整を行うための容量調整ルーチンを実行する。
図2に示すように、容量調整ルーチンでは、まず、ステップ102において、単電池C1〜C24の電圧V1〜V24を測定する。すなわち、電圧検出回路3に対し測定電池指定ポートから電圧測定対象の単電池を指定し、電圧検出回路3から電圧入力ポートに出力された各単電池C1〜C24の電圧を、順次、ADコンバータを介してデジタル値として取り込む。測定精度を高めるためには、各単電池C1〜C24のOCVを測定することが好ましい。このため、本実施形態の容量調整回路1では車両停車(充放電休止)中に各単電池の電圧測定が行われ、測定した単電池C1〜C24の電圧V1〜V24の値をEEPROMに格納する。
次に、ステップ104において、測定した電圧V1〜V24を元に単電池それぞれの容量Ca1〜Ca24(%)を演算する。すなわち、単電池の電圧と容量との相関テーブルまたは相関式を参照して、電圧V1〜V24から容量Ca1〜Ca24(%)を求める。なお、本実施形態では、初期設定処理後、EEPROMに格納した単電池C1〜C24の電圧V1〜V24を読み出して電圧V1〜V24から容量Ca1〜Ca24を求め、さらに、ホール素子等の電流センサ(不図示)で組電池に流れた初期設定処理後の充放電電流を積算しておき、積算した充放電電流により容量Ca1〜Ca24の値を補正することで、高精度に容量Ca1〜Ca24(%)を算出している。
次のステップ106では、単電池C1〜C24の容量Ca1〜Ca24の分布から、容量調整の基準容量Cspを演算する。例えば、基準容量Cspは80.8%として算出される。基準容量Cspに比べ容量の大きな単電池が調整対象の単電池となる(表1参照)。基準容量Cspとの差から容量調整時間T1〜T24を演算する。抵抗R1〜R24の抵抗値は既知のため、容量調整時間T1〜T24は簡単な除算で求めることができる。
Figure 0004503567
本実施形態では、例えば、すべての単電池についてグループ分けを行う。調整対象となる単電池に対してグループ分けを行うようにしてもよい。ただし、容量調整時に熱を発する抵抗R1〜R24の分布はそのまま熱の分布となるので、基板における各グループ内の分布は分散していることが望ましい。例えば、C1,C5,C9,C13,C17,C21をグループGp1、C2,C6,C10,C14,C18,C22をグループGp2、Ca3,Ca7,C11,C15,C19,C23をグループGp3、C4,C8,C12,C16,C20,C24をグループGp4とてグループ分けすることができる。
4つのグループに分けた場合、従来の容量調整に比べ調整に掛かる時間が4倍となる。グループGp1に分類した単電池C1の調整時間T1は33分であるが、調整が終了となるのは32分(33分−1分)相当の4倍である128分経過後、グループGp1の処理となった1分後の129分経過後に調整が終了となる。これに対し、調整対象となる単電池の個数が少ない場合、グループの個数を減らせば調整に掛かる時間を短くすることができる。規定数Kaの1/3個を調整すれば温度上昇が1/4程度になるとすると、調整対象となる単電池の個数が規定数Kaより少ない場合、グループ数を3つにすれば4つのグループに分けた場合に比べ調整にかかる時間を3/4にすることができる。
このため、ステップ108では、調整対象の単電池の個数(表1の例では21個)が規定値Ka(表1の例では18個)より小さいか否かを判断する。否定判断のときは、容量調整による発熱が大きくなると考え、ステップ110においてグループ数を4とし、肯定判断のときは、容量調整時間を短縮するために、ステップ112においてグループ数を3とする。この場合、例えば、C1,C4,C7,C10,C13,C16,C19,C22をグループGp1、C2,C5,C8,C11,C14,C17,C20,C23をグループGp2、Ca3,Ca6,C9,C12,C15,C18,C21,C24をグループGp3とてグループ分けすることができる。なお、表1に示した例では、調整対象の単電池の個数(21)が規定値Kaより大きいため、否定判断され、グループ数は4となる。
次にステップ126では最初のグループ(例えば、グループGp1)を選択して、ステップ128〜136において、グループGp1に属する単電池C1,C5,C9,C13,C17,C21のうち容量調整対象の単電池について2分間容量調整を行う。すなわち、グループGp1に属する単電池C1,C5,C9,C13,C17,C21について、個別に(ステップ128、134、136)、容量調整対象の単電池か否かを判断し(ステップ128)、肯定判断のときは当該単電池に対応する(並列接続された)スイッチ素子をオン状態とするために、スイッチ素子にハイレベル信号を送出し(ステップ130)、否定判断のときは当該単電池に対応するスイッチ素子をオフ状態のままとして(ステップ132)、2分間待機する(ステップ138)。なお、他のグループの単電池については対応するスイッチ素子をオフ状態のまま維持する。
次にステップ140ではすべてのグループが選択されたか否か、換言すれば、すべてのグループについてステップ128〜138の処理を終了したか否かを判断し、否定判断のときはステップ142で次のグループ(例えば、グループGp2)を選択してステップ128へ戻り、肯定判断のときは次のステップ144において組電池を構成するすべての単電池の容量調整が終了したかを判断し、否定判断のときはステップ146において再グループ化サブルーチンを実行し、肯定判断のときは車両側の上位コンピュータに容量調整が終了した旨を報告して容量調整ルーチンを終了する。
図3に示すように、ステップ146の再グループ化サブルーチンでは、調整対象の単電池の個数が規定値Kbより小さいか否かを判断し、肯定判断のときにはステップ152においてグループ数を削減して再グループ化サブルーチンを終了してステップ126に戻り、否定判断のときはステップ154においてグループ数を維持して再グループ化サブルーチンを終了してステップ126に戻るものであるが、以下に、表1の例に則してより具体的に説明する。
表1に示した例では、グループGp1の中では単電池C1、C5、C9、C13、C17が容量調整対象の単電池である。よって、スイッチS1、S5、S9、S13、S17を2分間オン状態とし他はオフ状態のままとする。次の2分間はグループGp2から選択する。単電池C2、C6、C10、C14、C18、C22が容量調整対象の単電池のため、スイッチS2、S6、S10、S14、S18、S22をオン状態とし他はオフ状態とする。さらに次の2分間はグループGp3から選択する。単電池C3、C7、C11、C15、C23が調整対象の単電池のため、スイッチS3、S7、S11、S15、S23をオン状態とし他はオフ状態とする。次の2分間はグループGp4から選択する。単電池C4、C8、C12、C16、C24が容量調整対象の単電池のため、スイッチS4、S8、S12、S16、S24をオン状態とし他はオフ状態とする。次の2分間はすべてのグループの選択が終了したので再びグループGp1から選択する。単電池C9の調整時間T9は2分であったため容量調整対象外の単電池となり、単電池C1、C5、C13、C17が容量調整対象の単電池となる。Gp1〜Gp4の4つのグループに分けたことにより温度上昇は1/4程度に抑えられる。
容量調整中に容量調整終了した単電池は対象から除かれ、容量調整対象となる単電池の個数が少なくなるので、規定数Kb以下になると容量調整対象となる単電池の個数の1/3を選択し調整すれば温度上昇が1/4程度に抑えられるとした場合、容量調整中にグループの数を減らせば調整にかかる時間を短くすることができる。規定値Kbを15とすると容量調整開始から148分後の時点で容量調整対象となる単電池が15個となるので、グループの数を3つとする(表2の上段参照)。単電池C2、C5、C11、C14、C21をグループGp1、単電池C3、C6、C12、C17、C22をグループGp2、単電池C4、C7、C13、C18、C23をグループGp3に再グループ分けする。さらに規定値Kbを10として再グループ分けから162分後の時点で容量調整対象となる単電池が10個となるのでグループの数を2つとする(表2の中段参照)。単電池C2、C5、C11、C13、C17をグループGp1、単電池C3、C6、C12、C14、C23をグループGp2として2度目の再グループ分けをする。さらに規定値Kbを6として2度目の再グループ分けから88分後の時点で容量調整対象となる単電池が6個となるのでグループの数を1つとする(表2の下段参照)。単電池C6、C12、C13、C14、C17、C23が容量調整対象となる単電池である。このようにグループを減らすことで容量調整にかかる時間を短くすることができる。
Figure 0004503567
(第2実施形態)
次に、本発明をハイブリッド電気自動車用の容量調整回路に適用した第2の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成、ステップについては同一の符号を付してその説明を省略し、以下、異なる箇所のみ説明する。
本実施形態の容量調整回路1は、図1において破線で示すように、サーミスタ等の温度センサTHを有している。温度センサTHは容量調整回路1の基板設置箇所に配置されるかまたは基板上に実装されており、温度センサTHからの導出線はADコンバータを介してマイクロコンピュータ2に接続されており、CPUは基板設置箇所の雰囲気温度もしくは基板上の温度を取り込む(測定する)ことができる。
図4に示すように、本実施形態の容量調整ルーチンは、第1実施形態の容量調整ルーチンのステップ110または112とステップ126との間に、ステップ114〜ステップ124が挿入されている。
ステップ114では、温度センサTHからの温度値を取り込むことで、基板設置箇所の雰囲気温度もしくは基板上の温度を測定し、次のステップ116において、測定温度が規定温度Kc(例えば、40°C)より大きいか否かを判断する。肯定判断のときは、容量調整中の抵抗R1〜R24の発熱による基板設置箇所の雰囲気温度もしくは基板上の温度のさらなる上昇を避けるために、ステップ120においてグループ数を削減してステップ126に進み、否定判断のときは、次のステップ118において、測定温度が規定温度Kd(例えば、25°C)より大きいか否かを判断し、肯定判断のときは、基板設置箇所の雰囲気温度もしくは基板上の温度が適正に維持されるため、ステップ122でグループ数を維持してステップ126に進み、否定判断のときは、基板設置箇所の雰囲気温度もしくは基板上の温度が低く容量調整時間を短くするために、ステップ124でグループ数を増加させてステップ126に進む。
図5に示すように、再グループ化サブルーチン(ステップ146)では、ステップ114〜124と同様に、ステップ156〜ステップ168が付加されている。
従って、本実施形態の容量調整回路1では、基板設置箇所の温度もしくは基板上の温度などが高い場合、通常の場合と異なり、温度上昇を1/5や1/6程度にする必要があったとすると、分けるグループの数を増やすことにより、温度上昇を少なくすることができる。また、基板設置箇所の温度もしくは基板上の温度などが低い場合、通常の場合と異なり、温度上昇が1/2や1/3程度でもよい場合には、分けるグループの数を減らすことにより、容量調整時間を短くすることができる。
(効果等)
上記(第1、第2)実施形態の容量調整回路1では、組電池を構成する単電池C1〜C24を複数のグループに分け、複数のグループ毎に各単電池それぞれの容量を調整するタイミングを選択して(本実施形態では2分単位で容量調整対象のグループをずらして)容量を調整している。このため、容量調整中の温度上昇を抑えることができるとともに、発熱する部分を冷却したり、発熱する部分を別の基板にしたりする必要がないため低コスト化および小型化を実現することができる。
また、第2実施形態の容量調整回路1では、基板設置箇所の温度もしくは基板上の温度に応じて、分けるグループ数(分けていたグループ数)を調整ないし変更(増加、維持、削減)している(図4、図5参照)。このため、容量調整中の温度上昇を抑えつつ、グループ分けによって容量調整に掛かる時間を短縮することができる。
図6に本発明を用いたときの(第2実施形態での)容量調整回路1の基板の温度上昇の結果を示す。容量調整時の温度上昇が従来の容量調整回路では50°Cほど上昇するのに対し、本発明では40°C以下に抑えられている。
なお、上記実施形態では、組電池を構成する各単電池C1〜C24の電圧から容量を演算して各単電池の容量が略均一となるように調整する例を示したが、本発明はこれに限らず、各単電池C1〜C24の電圧から充電状態(SOC)や放電深度(DOD)等の電池状態を演算し、各単電池の電池状態が略均一となるように調整するようにしてもよい。このような電池状態の演算は各単電池の容量を演算することに等しく、本発明の均等の範囲となる。
また、上記実施形態では、マイクロコンピュータ2が各単電池C1〜C24の容量、基準容量、容量調整時間を演算する例を示したが、このような演算は上位の制御システム(例えば、複数個の容量調整回路1を制御するバッテリコントローラや車両側の上位コンピュータ)で演算するようにしてもよい。この場合、マイクロコンピュータ2は上位の制御システムのスレーブ(奴隷)コンピュータとして機能し、上位の制御システムに各単電池の測定電圧を報告したり、上記の制御システムからの指令に従い各単電池の容量を調子することになる。また、この場合には、第2実施形態に示した温度センサはマイクロコンピュータ2ではなく上位の制御システムに接続されるようにしてもよい。
本発明は低コストで容量調整中の温度上昇を抑えることができる容量調整回路を提供するものであるため、容量調整回路の製造、販売に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
本発明が適用可能な第1実施形態の容量調整回路の回路図である。 第1実施形態の容量調整回路のマイクロコンピュータのCPUが実行する容量調整ルーチンのフローチャートである。 容量調整ルーチンのステップ146の詳細を示す再グループ化サブルーチンのフローチャートである。 本発明が適用可能な第2実施形態の容量調整回路のマイクロコンピュータのCPUが実行する容量調整ルーチンの部分フローチャートである。 第2実施形態の容量調整回路のマイクロコンピュータのCPUが実行する容量調整ルーチンのステップ146の詳細を示す再グループ化サブルーチンのフローチャートである。 第2実施形態の容量調整回路の基板の温度上昇結果を示す温度特性図である。
符号の説明
1 容量調整回路
2 マイクロコンピュータ(容量演算手段の一部、容量調整手段の一部、制御手段、温度検出手段の一部)
3 電圧検出回路(容量演算手段の一部)
C1〜C24 単電池
R1〜R24 抵抗
S1〜S13 スイッチ素子
TH 温度センサ(温度検出手段の一部)

Claims (6)

  1. 単電池を複数個接続して構成される組電池の各単電池それぞれの容量を演算する容量演算手段と、
    前記各単電池に並列に接続された抵抗及びスイッチ素子で構成され、前記各単電池それぞれの容量が略均一となるように調整する容量調整手段と、
    前記各単電池を複数のグループに分け、前記グループの各々に属する単電池のうち調整対象の単電池を、所定時間ずつ、かつ、グループ単位毎に順次調整するように前記容量調整手段による容量調整を制御する制御手段と、
    を備えた容量調整回路。
  2. 前記制御手段は、前記容量演算手段により演算された各単電池それぞれの容量から調整対象となる単電池を複数のグループに分けることを特徴とする請求項1に記載の容量調整回路。
  3. 前記制御手段は、調整対象となる単電池数に応じて分けるグループ数を調整することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容量調整回路。
  4. 前記制御手段は、前記容量調整手段による容量調整中に調整対象となる単電池数が変化したときに、該調整対象となる単電池数が予め定められた所定数未満かを判断し、前記所定数未満のときに分けていたグループ数を変更することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の容量調整回路。
  5. 前記容量調整回路の基板設置箇所の雰囲気温度もしくは基板上の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された温度によって分けていたグループ数を調整することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の容量調整回路。
  6. 前記制御手段は、前記温度検出手段で検出された温度に応じて、分けていたグループ数を調整することを特徴とする請求項5に記載の容量調整回路。
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