JP4501418B2 - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4501418B2
JP4501418B2 JP2003389824A JP2003389824A JP4501418B2 JP 4501418 B2 JP4501418 B2 JP 4501418B2 JP 2003389824 A JP2003389824 A JP 2003389824A JP 2003389824 A JP2003389824 A JP 2003389824A JP 4501418 B2 JP4501418 B2 JP 4501418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
metal substrate
electronic control
control device
heat sink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003389824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005150633A (ja
Inventor
進 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2003389824A priority Critical patent/JP4501418B2/ja
Publication of JP2005150633A publication Critical patent/JP2005150633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4501418B2 publication Critical patent/JP4501418B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

本発明は、電子制御装置に関する。
電子制御装置は、とりわけ車両に用いられるものについては、スペースの制約から小型化の要求がある。しかし、アクチュエータによっては数十Aの電流が流れるので、厚さに限界のある通常のプリント基板上の配線パターンによってアクチュエータの通電ライン等を構成するのは、発熱や基板上スペース等の面から実用上不可能であった。このため、プリント基板上の配線パターンに比較して導体の幅および厚さが格段に大きく大電流を流すことが可能なバスバー(導電板)がプリント基板上に取り付けられることにより、通電ライン等が構成されている。
従来では、一枚の回路基板上に平面的に部品を配置する構成であったため、特に回路基板の面方向の大きさが大型になる。
また、電子制御装置が車室内に配置される場合には、それ程高い防水性は要求されないが、エンジンルーム内(特にエンジンルームの下部)の場合には、浸水が当然想定されるので、水飛沫などにもある程度耐えうる防水性が要求される。特に、車両の安全性の要求が高まる近年では、車両水没時等のより厳しい環境下でも高い信頼性が各装置に要求されつつあり、たとえ車室内に配置される電子制御装置であっても、高い気密性や防塵対策が要求される傾向が高まっている。
上記問題を解決するために、駆動回路を金属基板に、制御回路を絶縁基板に、電解コンデンサなどの大電流回路部品を金属製の回路導体構成部材がインサート成形により一体化されたベース基板に実装し、金属基板及び絶縁基板を、ベース基板に積層状態に取り付けた構造とする車両の電子制御装置が考案されている(特許文献1参照)。
特開2001−196770号公報
特許文献1の例では、金属基板および絶縁基板はベース基板に固定されてはいない。よって、金属基板および絶縁基板がベース基板に組み付けられた状態の中間組立品(サブアセンブリ)では、このサブアセンブリを上下反転させて作業を行なうと金属基板および絶縁基板がベース基板から外れて落下してしまう。また、このサブアセンブリの状態では、加熱して溶かした液体状のはんだが入っているはんだ槽の上を通して、部品と基板の接合部にはんだ付けを行なう工程(いわゆるフロー工程)では、はんだ層(液体)の浮力により基板あるいは部品がベース基板から浮き上がって、正しくはんだ付けされない恐れもある。
そこで、本発明の課題は、上述の技術的課題を解決し、基板の位置決め,組み付け時の案内,支持,および製造工程途中の仮固定を一つの樹脂成型部材で行なうことが可能な電子制御装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、上記課題を解決するための電子制御装置を提供するものである。即ち、請求項1によれば、本発明の電子制御装置は、
基材が絶縁体で被覆された金属よりなり所定の回路部品が実装された金属基板と、所定の回路部品が実装され、かつ金属製の回路導体構成部材がインサート成形により樹脂製の基材と一体化されたベース基板とよりなり、金属基板ならびにベース基板を重なるように取り付けられて形成される基板ユニットを含む電子制御装置であって、
ベース基板には、金属基板との組み付け時に位置合わせ部にて位置を合わせてその状態を保つために金属基板に対向する方向に形成された支持部および金属基板を係合してその係合状態を保持するための組付係合部が樹脂製の基材と一体的に形成され、
支持部と組付係合部とは、樹脂製の基材上で異なる位置に形成され、
位置合わせ部は支持部の先端に設けられ、
組付係合部は樹脂製の基材の外周縁に設けられ、
金属基板には、位置合わせ部が嵌め込まれる固定孔が形成され、
位置合わせ部が固定孔に挿入されるとともに、組付係合部が金属基板の外周方向に弾性変形状態を経て、該金属基板の外周縁に係合することにより、ベース基板と金属基板が合体されて、基板ユニットが形成されることを特徴とする電子制御装置として構成される。
本構成によって、ベース基板に金属基板を組み付けるための部材は、ベース基板を構成している樹脂製の基材と一体的に形成されるので、該基材の形成工程を変更するだけでよく、他に組み付け用の部材を用意する必要はない。よって、本構成によって製造コストが上昇することはない。
また、本構成によって、金属基板がベース基板に固定されるため、基板ユニット(いわゆる、サブアセンブリの状態)を上下逆さまにした状態でも、一方の基板が外れて落下することもないので、種々の作業を行なうことも可能である。基板ユニットの状態でフロー工程によるはんだ付けを行なうことも可能となる。つまり、フロー工程はコンベアにより自動的に基板ユニットをはんだ層内を通過させる形態のため、手作業ではんだ付けを行なう工程に比べてはんだ付けに要するコストは低減される。
さらに、本構成によって、このサブアセンブリの状態で運搬あるいは輸送を行なっても、ユニットが分離することはない。よって、ベース基板に金属基板を組み付けた後の工程を離れた場所において行なうことも可能である。
請求項2によれば、本発明の電子制御装置は、支持部の内部に、基板ユニットをヒートシンクに取り付けるための螺子案内部が形成され、ヒートシンクが金属基板で発生する熱を放熱する構成をとる。本構成によって、支持部と螺子案内部が一体的に形成されるので、これらを別個に形成した場合に比べて基板の面積を小さくすることができる。また、ベース基板を構成する樹脂製の基材の形状も複雑にならないため、基材形成に要するコストも低減できる。
また、請求項3によれば、本発明の電子制御装置は、螺子案内部を用い基板ユニットをヒートシンクに固定し、そのヒートシンクを電子制御装置のハウジングの底部に固定する構成をとる。
本構成によって、部品点数の増加を回避しつつ、金属基板で発生する熱の高い放熱性を確保できる。というのは、ヒートシンクが底面を構成していて、その外面が外気にさらされることになるので、高い放熱性が得られる。また、例えば金属基板自体が放熱板としても機能する構成とすることもできるが、その場合には、金属基板自体がある程度の放熱面積を有する大きさや形状である必要があり、ベース基板への取り付けや電気的接続作業の容易性を必ずしも高く確保できない恐れがある。しかし、このように放熱板と金属基板が分離された構造であると、そのような問題が生じない。また、放熱効果を調整する場合には、ヒートシンクの形状を変更するだけでよいので、金属基板その他の電子制御装置を構成する部材に影響を及ぼさない。
また、請求項4によれば、本発明の電子制御装置は、ハウジングとヒートシンクの間に防水用のOリングを挟んで固定し、Oリングを螺子止め方向に圧縮することによりOリングが防水の役割を果たす構成をとる。本構成によって、電子制御装置への水等の液体の浸入を防止することが可能となる。
請求項5によれば、本発明の電子制御装置は、ヒートシンクに組付係合部の先端部を格納する格納孔を備える構成をとる。本構成によって、組付係合部の先端部が金属基板の底面から突出する構造となっても、基板ユニット(金属基板)をヒートシンクに固定する際に余計な隙間ができたり、金属基板がヒートシンクに密着せずに金属基板で発生する熱を放熱できないということは起きなくなる。また、基板ユニット(金属基板)をヒートシンクに固定する際に、組付係合部の先端部を破損するということも起きない。
また、請求項6によれば、本発明の電子制御装置は、螺子案内部が支持部の形成方向とは反対方向に延伸される構成をとる。本構成によって、螺子案内部がベース基板上方にも形成され、その高さが実装部品のうちで最も高さのあるものと同等あるいはそれ以上の高さを有することで、基板ユニットをヒートシンク(筐体)に固定する際に、取り付け螺子を確実に螺子案内部に挿入することができ、誤って螺子を基板ユニット上に落下させるということもなくなる。
また、請求項7によれば、本発明の電子制御装置は、支持部はベース基板の一組の対角上に設けられ、組付係合部はベース基板の他の一組の対角上に設けられる構成をとる。本構成によって少ない部品点数でベース基板に金属基板を確実に組み付けることができる。このため、低コストでの製作が可能となる。
金属基板がベース基板に対して確実に組み付けられる電子制御装置を実現するために、支持部がベース基板の一組の対角上に設けられ、組付係合部がベース基板の他の一組の対角上に設けられる構成として実現した。
以下、本発明の電子制御装置を四輪駆動車に適用した実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の電子制御装置の適用範囲を四輪駆動車に限定するものではない。
図1は、本実施形態における四輪駆動車の概略構成図を示す。図1において、四輪駆動車1は、内燃機関であるエンジン2およびトランスアクスル3を備えている。トランスアクスル3は、トランスミッション3a、フロントディファレンシャル3bおよびトランスファ3c等を有している。前記フロントディファレンシャル3bは左右一対のフロントアクスル4a,4bと連結され、その一対のフロントアクスル4a,4bにはそれぞれ前輪5a,5bがそれぞれ連結されている。従って、エンジン2の駆動力は、トランスミッション3a、フロントディファレンシャル3bおよび左右一対のフロントアクスル4a,4bを介して前輪5a,5bにそれぞれトルク伝達される。
また、前記トランスファ3cはプロペラシャフト6に連結され、そのプロペラシャフト6は駆動力伝達装置7に駆動連結されている。従って、エンジン2の駆動力は、トランスミッション3a、トランスファ3cおよびプロペラシャフト6を介して駆動力伝達装置7に伝達される。駆動力伝達装置7はドライブピニオンシャフト8を介してリアディファレンシャル9に連結され、そのリアディファレンシャル9は左右一対のリアアクスル10a,10bに連結されている。そして、リアアクスル10a,10bには、それぞれ後輪11a,11bが連結されている。
駆動力伝達装置7は、湿式多板式の電磁クラッチ機構を備え、同電磁クラッチ機構には電磁コイルと互いに接離可能な複数のクラッチ板を有している。そして、電磁コイルに後記する駆動力配分用電子制御装置21からの制御信号(指令値)に基づいて給電される電流値に応じて各クラッチ板は互いに摩擦係合し、ドライブピニオンシャフト8にプロペラシャフト6の駆動力がトルク伝達される。
21は駆動力伝達装置7を駆動制御する駆動力配分用電子制御装置(以下、単にECUという)で、このECU21は、モード選択スイッチ31にセットされた運転モードに応じて、スロットル開度センサ32,前輪5a,5bおよび後輪11a,11bの車輪の回転を検出する車輪速センサ33a〜33d,および油温センサ34から算出した、スロットル開度,差動回転速度,車速,および油温に基づいて駆動力伝達装置7の制御を行なう。
図2にECU21の外観を示す。図2(a)は上面から見た図、図2(b)はコネクタ43,44のある側面から見た図である。ECU21の樹脂製のハウジング51には、図2のようにブラケット41a,41bが一体的に形成され、かつ、その側面にコネクタ43,44が突出している。本ECU21は水滴がかかりやすい車両の外部(例えば、車両底面とプロペラシャフト6との間)に取り付けられるので、防水性を必要とする。また、大電流を扱うため発熱する部品を実装している。
次に、ECU21の内部に格納されるベース基板48および金属基板49との組み付けについて図3〜図6を用いて説明する。図3はベース基板48を示した斜視図,図4は組み付け時の構成を示した斜視図,図5は駆動力配分用ECU21の組み付け構成を示した図,図6は図5における組み付け部分の詳細図である。
図3はベース基板48の構成の概略を示したものである。ベース基板48は金属製の回路導体構成部材(バスバー)がインサート成形により樹脂製の基材と一体化され、電源回路および大電流回路部品等の大電流が流れる部品あるいは回路が実装されている。図8はベース基板48を斜め上方から見た図で、ベース基板48の一組の対角上には支柱47(本発明における支持部)が設けられ、他の一組の対角上には組付係合部46が設けられている。また、図4は金属基板49をベース基板48に組み付けた状態を示したものである。
支柱47は、図5および図6のように、支柱47の金属基板49に対向する方向(即ち、ベース基板48の下部)には支柱下部47bが形成され、その先端には支柱下部47bよりも小さな外径をもつ位置合わせ部47aが同心円状に段付き形状で形成され、位置合わせ部47aの周縁に支柱端面部47fを形成している。一方、支柱47の金属基板49に対向しない方向(即ち、ベース基板48の上部)には、基板ユニット100をヒートシンク53に固定する螺子のための案内ガイド部47eが形成され、案内ガイド部47e,ベース基板48,および支柱下部47bを貫通する形態で螺子案内部47dが形成されている。
なお、図3,図4,および図8においては、説明の都合上、支柱47におけるベース基板48の上部に構成される部分を省略している。また、図5および図6のベース基板48および金属基板49においても、本実施例の説明に支障のない部分について一部を省略している。
また、組付係合部46は金属基板49方向に突出して形成され略L字形状をなし、A方向に弾性変形可能であるとともに、その先端部46aに傾斜面46bが形成され、金属基板49にスムーズかつ確実に係合するようになっている。
金属基板49には位置合わせ部47aを受け入れるための固定孔49aが形成される。固定孔49aの直径は位置合わせ部47aの外形とほぼ同じであるため、支柱端面部47fが位置合わせ部47aを固定孔49aに挿入した際のストッパーの役割を果たす。なお、金属基板49には駆動力伝達装置7の電磁コイル等のアクチュエータを駆動するための駆動回路等の熱を発しやすい部品あるいは回路が実装される。
次に、金属基板49のベース基板48への組み付けの詳細について図5および図6を用いて説明する。位置合わせ部47aを固定孔49aに挿入しつつ、組付係合部46の先端部46aが金属基板49の外周方向に弾性変形し、位置合わせ部47aが固定孔49aに嵌め込まれて位置決めが行なわれるとともに、組付係合部46の先端部46aが弾性変形状態から原形に復帰して金属基板49に係合状態となって基板ユニット100が形成される。このときに、支柱端面部47fが金属基板49に突き当てられた状態となっている。
この後、ベース基板48に実装されているバスバー端子群57を金属基板49にはんだ付けする。この際、ベース基板48は組付係合部46により金属基板49に係合状態であるためフロー工程によりはんだ層を通過させても、両基板が分離することはないので、確実にはんだ付けを行なうことが可能である。
次に、基板ユニット100のECU21のハウジング51への取り付け方法について説明する。基板ユニット100は螺子案内部47dに螺子45を挿入して、螺子孔53cにおいて螺子止めを行なってヒートシンク53に固定する。このとき、案内ガイド部47eおよび螺子案内部47dがあることによって、螺子45を螺子孔53cに確実に挿入することができ、螺子止めの作業を容易に行なうことができる。
組付係合部46の先端部46aが金属基板49の底面から突出する形状の場合には、図6のようにヒートシンク53の先端部46aに対向する面に、先端部46aとの干渉を避けるための格納孔53bを設ける方法を採ってもよい。
基板ユニット100をヒートシンク53に取り付けた後に、螺子54を螺子案内部53aに挿入して螺子孔55において螺子止めすることにより、ヒートシンク53をハウジング51に固定することで基板ユニット100がECU21に収納される。
ハウジング51の側壁下部のOリング52に対向する箇所にはOリング52を収納する収納溝56が形成されている(図6参照)。収納溝の深さはOリング52の外形よりも小さく、ハウジング51にヒートシンク53を取り付けることによってOリング52は圧縮変形されて収納溝56およびヒートシンク53に適度な圧力で密着するため、確実なシール機能が期待できる。これにより、ハウジング51とヒートシンク53の間から水などの液体が浸入してもOリング52によってECU21内部への浸入は確実に防止できる。
Oリング52に熱伝導性のよい部材を用いることで、発熱する部品が実装されている金属基板49からヒートシンク53に熱が伝導し、ヒートシンク53から外部に熱を放射することで金属基板49および実装部品の冷却効果を高めることが可能となる。
本実施例においては、図8のようにベース基板48の一組の対角上には支柱47が設けられ、他の一組の対角上には組付係合部46が設けられる構成であったが、ベース基板48の二組の対角上に支柱47を設け、ベース基板48の各辺の所定の位置に組付係合部46を設ける構成を採ってもよい。このように、支柱47および組付係合部46の数あるいは設置位置についての制約は特にない。また、図7はベース基板48の一部を斜め下方から見たものであるが、このように支柱47および組付係合部46を一体化する構成を採ってもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
本発明の一実施例である四輪駆動車の概略構成を示した説明図。 駆動力配分用ECUの外観図。 基板ユニット組み付け前のベース基板を示した斜視図。 基板ユニット組み付け後の構成を示した斜視図。 駆動力配分用ECUの組み付け構成を示した図。 図5における組付け部分の詳細を示した図。 本発明の変形例を説明するための図。 ベース基板の形状を説明するための斜視図。
符号の説明
1 四輪駆動車
7 駆動力伝達装置
21 駆動力配分用電子制御装置(ECU)
46 組付係合部
47 支柱
47a 位置合わせ部
47b 支柱下部
47d 螺子案内部
47e 案内ガイド部
47f 支柱端面部
48 ベース基板
49 金属基板
49a 固定孔
51 ハウジング
52 Oリング
53 ヒートシンク
100 基板ユニット

Claims (7)

  1. 基材が絶縁体で被覆された金属よりなり所定の回路部品が実装された金属基板と、所定の回路部品が実装され、かつ金属製の回路導体構成部材がインサート成形により樹脂製の基材と一体化されたベース基板とよりなり、前記金属基板ならびに前記ベース基板を重なるように取り付けられて形成される基板ユニットを含む電子制御装置であって、
    前記ベース基板には、前記金属基板との組み付け時に位置合わせ部にて位置を合わせてその状態を保つために前記金属基板に対向する方向に形成された支持部および前記金属基板を係合してその係合状態を保持するための組付係合部が前記樹脂製の基材と一体的に形成され、
    前記支持部と前記組付係合部とは、前記樹脂製の基材上で異なる位置に形成され、
    前記位置合わせ部は前記支持部の先端に設けられ、
    前記組付係合部は前記樹脂製の基材の外周縁に設けられ、
    前記金属基板には、前記位置合わせ部が嵌め込まれる固定孔が形成され、
    前記位置合わせ部が前記固定孔に挿入されるとともに、前記組付係合部が前記金属基板の外周方向に弾性変形状態を経て、該金属基板の外周縁に係合することにより、前記ベース基板と前記金属基板が合体されて、前記基板ユニットが形成されることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記支持部の内部に、前記基板ユニットをヒートシンクに取り付けるための螺子案内部が形成され、前記ヒートシンクが前記金属基板で発生する熱を放熱するものである請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記螺子案内部を用い前記基板ユニットを前記ヒートシンクに固定し、そのヒートシンクを前記電子制御装置のハウジングの底部に固定するものである請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記ハウジングと前記ヒートシンクの間に防水用のOリングを挟んで固定し、前記Oリングを螺子止め方向に圧縮することにより前記Oリングが防水の役割を果たすものである請求項3に記載の電子制御装置。
  5. 前記ヒートシンクに、前記組付係合部の先端部を格納する格納孔を備えるものである請求項2ないし4のいずれか1項に記載の電子制御装置。
  6. 前記螺子案内部が前記支持部の形成方向とは反対方向に延伸されるものである請求項ないしのいずれか1項に記載の電子制御装置。
  7. 前記支持部は前記ベース基板の一組の対角上に設けられ、前記組付係合部は前記ベース基板の他の一組の対角上に設けられるものである請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電子制御装置。
JP2003389824A 2003-11-19 2003-11-19 電子制御装置 Expired - Fee Related JP4501418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003389824A JP4501418B2 (ja) 2003-11-19 2003-11-19 電子制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003389824A JP4501418B2 (ja) 2003-11-19 2003-11-19 電子制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005150633A JP2005150633A (ja) 2005-06-09
JP4501418B2 true JP4501418B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=34696441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003389824A Expired - Fee Related JP4501418B2 (ja) 2003-11-19 2003-11-19 電子制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4501418B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8283482B2 (en) 2007-04-04 2012-10-09 Kao Corporation Method for producing cross-coupling compound

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4929659B2 (ja) 2005-09-26 2012-05-09 株式会社ジェイテクト 電子制御装置
JP4867280B2 (ja) 2005-10-18 2012-02-01 株式会社ジェイテクト コーティング剤塗布方法
JP4229120B2 (ja) 2005-12-28 2009-02-25 住友電装株式会社 電気接続箱
JP4957048B2 (ja) 2006-03-31 2012-06-20 株式会社ジェイテクト 電子制御装置
JP4736903B2 (ja) 2006-03-31 2011-07-27 株式会社ジェイテクト 電子制御装置
JP2008159764A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Jtekt Corp 電子制御装置
JP5565608B2 (ja) * 2009-09-25 2014-08-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路ユニット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08307077A (ja) * 1995-05-10 1996-11-22 Mitsubishi Electric Corp プリント基板実装品およびプリント基板実装ユニット品
JP2001196770A (ja) * 2000-01-12 2001-07-19 Omron Corp コントロールユニット

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08307077A (ja) * 1995-05-10 1996-11-22 Mitsubishi Electric Corp プリント基板実装品およびプリント基板実装ユニット品
JP2001196770A (ja) * 2000-01-12 2001-07-19 Omron Corp コントロールユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8283482B2 (en) 2007-04-04 2012-10-09 Kao Corporation Method for producing cross-coupling compound

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005150633A (ja) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006303106A (ja) 電子回路装置
JP2012195525A (ja) 電子制御装置
JP2004079576A (ja) 電子制御装置
JP2006287065A (ja) 電子装置
KR20140089360A (ko) 트랜스미션에서 작동을 위한 전자 모듈
JP4501418B2 (ja) 電子制御装置
JP2008235473A (ja) 電子装置
JP6227937B2 (ja) 車両用電子制御装置
JP6661414B2 (ja) 電動モータ制御装置
WO2019009148A1 (ja) 回路装置
JP2005080354A (ja) 回路構成体
JP2007109993A (ja) 回路基板内蔵筐体
US7119430B2 (en) Spacer for mounting a chip package to a substrate
JP2004304200A (ja) エンジン制御用電子制御機器
JP2002171087A (ja) 電子機器
JP2009012631A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2011130558A (ja) 電気接続箱
JP2009280018A (ja) 電動パワーステアリング装置
US20040066602A1 (en) Electronic control device and manufacturing method for the same
JP2006187122A (ja) 回路構成体
US10559912B2 (en) Method for producing and electrical assembly
JP2005178474A (ja) 油封入機器と制御ユニットの取付構造
JP2005160207A (ja) 電子ユニット
JP2006054948A (ja) 電気接続箱及びその製造方法
JP3925248B2 (ja) 電子制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060301

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4501418

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees