JP4500655B2 - 排水アタッチ - Google Patents
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Description
この結露水排出部品は、窓のガラス面とこれに対接するガラスビード間に圧入するもので、窓ガラスの下框の空間に至るように細幅縦長であってV字状等の薄肉の断面形状を有する排出路本体と,該排出路本体の上端に配設し、上記ガラスビード上面に対する対接ストッパーをなす薄肉一体の外方折曲片とを備えている。
第1に、結露水排出部品を窓ガラス面とガラスビード間に圧入するに際し、人の手の力だけでは困難なため、ハンマー等の圧入のための冶具が必要になるが、この結露水排出部品が小さすぎるため、圧入の仕損じにより、ガラス面を破損するおそれがあること、
第2に、結露水が対接ストッパーまで流下することを前提としていることから、ガラスビードの構成によって、対接ストッパーがガラスビードよりも高い位置にならざるを得ないよう場合には、その効果が発揮されない場合があること、
第3に、後付け状の独立部品とされており、窓ガラスを窓框に装填する際に先付けで取付けることが困難であること等である。
そこで、本願発明では、これらの問題点を解消するために完成されたもので、ガラス面とガラスビード間に人の手の力だけで圧入することが可能であり、また圧入のための冶具を用いた場合にガラス面を破損するおそれを減らすことができ、またガラスビードの構成の如何を問わずにその効果が発揮され、さらに後付けのみならず先付けも可能とする結露水用の排水アタッチを提供することを目的とする。
該排水アタッチは長尺状に形成されていると共に、結露水等を下方に導く排水溝が所定個所に設けられ、且つ、前記ガラス面とこのガラス面より室内側に位置するガラスビード間に差込まれる差込片部と、この差込片部から上方に傾斜された傾斜片部と、この傾斜片部から略鉛直状に延在し、且つ、戸体の框側に当接される当接片部からなり、前記差込片部は、ガラスに密着されるガラス密着面とガラスビードに密着されるガラスビード密着面を備えていると共に、前記排水溝は、前記差込片部のガラス密着面に形成される共に、溝部と、その溝部の上部の上溝口と、前記溝部の下部の下溝口から構成され、前記上溝口は、前記傾斜片部に食込むように構成され、前記下溝口は、前記ガラスビード密着面側に向って楔形となっていることを特徴とする排水アタッチ(請求項1に記載の発明)とした。
ガラスは典型的には複層ガラスであるが、これに限定されるものではなく、単層ガラスでもよい。
ガラスビードは、グレイジングチャンネル、ガスケット等、ガラスを保持するものであればよい。
傾斜片部は、差込片部から上方に向って傾斜されたものであるが、差込片部の上端から略水平状に延在するものでもよく、結露水等が滞留することを避けることができる構成であればよい。
また、長尺状のものであるので、後付けのみならずガラスの装填時にガラスビードを介して排水アタッチを先付けすることもできる。
さらに、ガラスビードの上方に傾斜片部が位置することから、ガラスビードの構成の如何を問わずに排水の効果が発揮される。
図1(A)は実施形態に係る排水アタッチを取付けた窓の斜視図、同図(B)は図1(A)の吹出し部分の要部断面図、図2は同排水アタッチの斜視図、図3(A)及び(B)は同排水アタッチの平面図及び側面図、図4〜図10はそれぞれ排水アタッチの変形例図である。
なお、これらの各図及び後述の各図において、同一の構成は同一の符号を付して重複した説明を省略する。
排水アタッチ1自体は後述のように長尺状に形成され、その差込片部10も長尺状に形成されているが、排水溝11の周囲にのみ形成してもよく、その形成の態様は任意である。
また、前記差込片部10の最大高さ寸法はガラスビード22の側面の高さに略等しくすればよいが、その高さ寸法も任意である。
前記溝部110は、その横方向の断面形状が略V字状に成形され、前記ガラスビード密着面101側に鋭角溝110aが形成されている。この鋭角溝110aの周囲はガラス密着面100及び記ガラスビード密着面101となっているので、窓2の下框20の気密性が確保されている。
なお、溝部110の横方向の断面形状は、V字状に限定されるものではなく、半円状のものでもよい。
よって前記下溝口112の側面形状は、前記ガラスビード密着面101側に向って楔形となっていて水切りを形成すると共に、前記差込片部10をガラスビード22とガラス面23間に圧入し易くなっている。
以上のように構成された前記排水溝11の個数やその形成位置は、結露水等を効率良く排水できる数や形成位置であればよい。
この延在部120は、結露水等を前記上溝口111に導き入れると共に、前記差込片部10をガラスビード22とガラス面23間に圧入する際に、圧入力を加えることができる範囲を拡大し、且つ、圧入力を均等に差込片部に伝える役割も有し、差込片部10を圧入し易くしている。
また、この延在部120は差込片部10に対し鈍角状に形成され、またガラスビード22の上方に位置するので、ガラスビード22の構成如何によらず結露水等を前記上溝口111に向けて流下させることができる。
前記立上部130の高さ寸法は、前記差込片部10をガラスビード22とガラス面23間に圧入した場合に、その上端130aが下框20の框構成材200の上端に略一致させるようになっている。
一方、前記立下部131の高さ寸法は、前記差込片部10をガラスビード22とガラス面23間に圧入した場合に、その下端131aがパッキング材等の框構成材201の上面に当接させるようになっている。
このように構成された前記当接片部13は、框構成材200に当接しつつ、スライドすることから、前記差込片部10をガラスビード22とガラス面23間に圧入する際のガイドともなる。
なお排水アタッチ1の材質は、ステンレス等の金属であるが、その他合成樹脂等であってもよい。
従って、ガラス面23に発生して流下する結露水は、図1(B)に示したように、前記排水アタッチ1の傾斜片部12から前記排水溝11の上溝口111へ流入し、溝部110から下溝口112に導出され、さらにガラスビード22の孔220から下框20の孔202を介して室外側に排出される。
なお、前記ガラスビード22の自由端の両端はそれぞれ左右略対称に形成されているが、ガラスビード22のそれぞれの自由端は左右非対称でもよい。
既設の窓2に対して排水アタッチ1を後付けるには、前記差込片部10の下端102をガラスビード22とガラス面23の境界に押し当てて、当木等を介して圧入する。直接、手の力を前記傾斜片部12に均等に加えて圧入することも可能である。
また、排水アタッチ1を先付けるには、複層ガラス21を窓2の框に装填する際にガラスビード22と共に排水アタッチ1をセットすればよい。
図4〜図10に示した変形例は、窓2の下框2の框構成材200の形状や取付位置に対応させて、前記傾斜片部12、当接片部13の構成を変形させている。
図4及び図5に示した排水アタッチ1A及び排水アタッチ1Bでは、框構成材200の段差部203に前記立上部130と立下部131が位置されるようにしている。
また、図7示した排水アタッチ1Dでは、前記框構成材200が取り付けられていない場合に、当接片部13を直接的に框側の下框20に接するようにしている。
また、図9に示した排水アタッチ1Fでは、前記当接片部13について立下部を設けずに立上部130のみとして、その立上部130を框構成材200に当接させている。
以上の変形例において、その他の構成は上記実施形態と略同一であり、これらの排水アタッチ1A〜1Gにおいても、排水アタッチ1と略同一の作用効果を奏する。
11 排水溝 10 差込片部
12 傾斜片部 13 当接片部
100 ガラス密着面 101 ガラスビード密着面
110 溝部 111 上溝口
112 下溝口 110a 鋭角溝
120 延在部 130 立上部
131 立下部
2 窓
20 下框 21 複層ガラス
22 ガラスビード 23 ガラス面
200 201 框構成材 220 排水用の孔
202 下框の孔
Claims (2)
- ガラスを保持するガラスビードが装填された戸体の室内側ガラス面に発生する結露水等を排出する排水アタッチであって、
該排水アタッチは長尺状に形成されていると共に、
結露水等を下方に導く排水溝が所定個所に設けられ、且つ、前記ガラス面とこのガラス面より室内側に位置するガラスビード間に差込まれる差込片部と、
この差込片部から上方に傾斜された傾斜片部と、
この傾斜片部から略鉛直状に延在し、且つ、戸体の框側に当接される当接片部からなり、
前記差込片部は、ガラスに密着されるガラス密着面とガラスビードに密着されるガラスビード密着面を備えていると共に、
前記排水溝は、前記差込片部のガラス密着面に形成される共に、溝部と、その溝部の上部の上溝口と、前記溝部の下部の下溝口から構成され、前記上溝口は、前記傾斜片部に食込むように構成され、前記下溝口は、前記ガラスビード密着面側に向って楔形となっていることを特徴とする排水アタッチ。 - 前記排水アタッチの長尺巾は、下框の上端から臨むガラス面と略同一の長さであることを特徴とする請求項1に記載の排水アタッチ。
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JP2004341468A JP4500655B2 (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 排水アタッチ |
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- 2004-11-26 JP JP2004341468A patent/JP4500655B2/ja active Active
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