JP4500326B2 - プロセス間通信プログラムおよび画像情報処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、プリンタ、コピーまたはファクシミリなどの複合サービスを行う画像情報処理装置で動作するサーバプロセスとクライアントプロセスの間のプロセス間通信を担うプロセス間通信プログラムおよび画像情報処理装置に関する。
近年、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、「複合機」という。)が一般的に知られている。この複合機は、1つの筐体内に表示部、印刷部および撮像部などを設けるとともに、プリンタ、コピーおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応する3種類のソフトウェアを設け、ソフトウェアの切り替えによって、当該装置をプリンタ、コピー、スキャナまたはファクシミリ装置として動作させるものである。
従来の複合機では、内部にプリンタ、コピー、スキャナおよびファクシミリ装置に対応するソフトウェア(汎用OSを含む)をそれぞれ別個に設ける構成となっており、各ソフトウェアの開発に多大の時間を要する。このため、出願人は、表示部、印刷部および撮像部などの画像形成処理で使用されるハードウェア資源を有し、プリンタ、コピーまたはファクシミリなどの各ユーザサービスにそれぞれ固有の処理をおこなうアプリケーションを複数搭載し、これらのアプリケーションとハードウェア資源との間に介在して、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理を行う各種コントロールサービスからなるプラットホームを備えた画像形成装置を発明した。この画像形成装置によれば、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理を行うプラットホームを備えた構成とすることによって、ソフトウェア開発の効率化を図るとともに、装置全体としての生産性を向上させることが可能となる。
このような複合機では、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするサービスを提供するコントロールサービスを有する構成となっているため、機能変更、機能追加、または将来的なハードウェア資源の追加、変更などに柔軟に対応すべく、アプリケーションごとあるいはコントロールサービスごとの追加、変更を容易に行えることが望まれる。また、複合サービスを提供する際に、各アプリケーションと各コントロールサービス間、あるいは各コントロールサービス間でサービスやデータの授受を円滑に行うことが必要となってくる。
すなわち、複合機は、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなど多種の機能を備えたものであるが、その一部の機能に故障あるいは仕様変更などが生じた場合に、全てのアプリケーションまたは全てのコントロールサービスのモジュールを修正しなければならないと、作業の労力が過大となる。また、将来的に、複合機に新たな機能を追加する場合でも一部の機能の追加のために全てのコントロールサービスや全てのアプリケーションのモジュール変更が必要となると、プログラム開発の労力が過大となってしまう。このため、複合機上で動作する各アプリケーションやコントロールサービスのモジュールは互いにサービスやデータの送受信を実現としながらも、モジュール間の独立性を維持していることが必要となってくる。
すなわち、アプリケーションや各コントロールサービスごとに独立性がないと、必要なアプリケーションや必要なコントロールサービスのみを提供することが困難となり、機能変更や機能追加などに柔軟に対応できるような複合機の構成に可変性を持たせることができないばかりか、多種多様な機能の実現が困難となるという問題がある。
また、各アプリケーションや各コントロールサービスごとに独立性がないと、アプリケーションやコントロールサービスごとの設計および構築が困難になるという問題がある。すなわち、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするサービスを提供するコントロールサービスを有する構成の複合機では、その特徴的な構成を利用して、アプリケーションのプログラム開発を画像形成装置の製造元以外のサードベンダに委ねることも考えられるが、各モジュールに独立性がないと、ハードウェア資源との直接的なやりとりを行うコントロールサービスの内部動作をサードベンダが熟知していないと、アプリケーションの開発が困難となる。一方、画像形成装置の開発元としては、コントロールサービスの内部動作をサードベンダに開示することは営業秘密上好ましくない。
この発明は上記に鑑みてなされたもので、画像情報処理装置で提供されるアプリケーションやコントロールサービスのプログラムに可変性および多様性を持たせることができ、かつアプリケーションとコントロールサービスとを別個独立に開発することが容易に行えるプロセス間通信プログラムおよび画像情報処理装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用した画像情報処理にかかるアプリケーションと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行うプログラムとを備え、プロセス間通信を担う画像情報処理装置に実行させるためのプロセス間通信プログラムであって、クライアントプロセスとなる前記アプリケーションによって、前記画像情報処理にかかる前記ハードウェア資源の制御に関する処理要求または設定要求の関数の呼び出しを行う関数呼び出しステップ、を前記画像情報処理装置に実行させ、前記プログラムは、サーバプロセスとなり、前記関数に対応した、前記ハードウェア資源の制御に関する処理内容を実行する関数ハンドラを含むサーバスケルトンから生成されたものであり、前記アプリケーションは、前記関数呼び出しステップにより呼び出される前記関数に対応する前記関数ハンドラの呼び出しを前記プログラムに対して行うクライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする
また、請求項2にかかる発明は、前記関数呼び出しステップは、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのエンジンを制御する前記プログラムであるエンジンコントロールサービスに対してエンジン制御に関する処理要求または設定要求を行うジョブ制御関数の呼び出しを行い、前記エンジンコントロールサービスは、前記ジョブ制御関数に対応した、前記エンジンの制御に関する処理内容または設定を実行するジョブ制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、前記アプリケーションは、前記関数呼び出しステップにより呼び出される前記ジョブ制御関数に対応する前記ジョブ制御関数ハンドラの呼び出しを前記エンジンコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、前記関数呼び出しステップは、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのメモリおよびハードディスクを制御する前記プログラムであるメモリコントロールサービスに対して前記メモリおよび前記ハードディスクの制御に関する処理要求または設定要求を行うメモリ制御関数の呼び出しを行い、前記メモリコントロールサービスは、前記メモリ制御関数に対応した、前記メモリおよび前記ハードディスクの制御に関する処理内容または設定を実行するメモリ制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、前記アプリケーションは、前記関数呼び出しステップにより呼び出される前記メモリ制御関数に対応する前記メモリ制御関数ハンドラの呼び出しを前記メモリコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、前記関数呼び出しステップは、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのファックスコントロールユニットを利用するファックス通信を制御する前記プログラムであるファックスコントロールサービスに対して前記ファックスコントロールユニットの制御に関する処理要求または設定要求を行うファックス通信制御関数の呼び出しを行い、前記ファックスコントロールサービスは、前記ファックス通信制御関数に対応した、前記ファックスコントロールユニットの制御に関する処理内容または設定を実行するファックス通信制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、前記アプリケーションは、前記関数呼び出しステップにより呼び出される前記ファックス通信制御関数に対応する前記ファックス通信制御関数ハンドラの呼び出しを前記ファックスコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用した画像情報処理にかかるアプリケーションと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行うプログラムと、を備え、前記アプリケーションは、前記画像情報処理にかかる前記ハードウェア資源の制御に関する処理要求または設定要求の関数の呼び出しを行う関数呼び出し手段、とを備え、前記プログラムは、サーバプロセスとなり、前記関数に対応した、前記ハードウェア資源の制御に関する処理内容を実行する関数ハンドラを含むサーバスケルトンから生成されたものであり、前記アプリケーションは、前記関数呼び出し手段により呼び出される前記関数に対応する前記関数ハンドラの呼び出しを前記プログラムに対して行うクライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、前記関数呼び出し手段は、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのエンジンを制御する前記プログラムであるエンジンコントロールサービスに対してエンジン制御に関する処理要求または設定要求を行うジョブ制御関数の呼び出しを行い、前記エンジンコントロールサービスは、前記ジョブ制御関数に対応した、前記エンジンの制御に関する処理内容または設定を実行するジョブ制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、前記アプリケーションは、前記関数呼び出し手段により呼び出される前記ジョブ制御関数に対応する前記ジョブ制御関数ハンドラの呼び出しを前記エンジンコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、前記関数呼び出し手段は、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのメモリおよびハードディスクを制御する前記プログラムであるメモリコントロールサービスに対して前記メモリおよび前記ハードディスクの制御に関する処理要求または設定要求を行うメモリ制御関数の呼び出しを行い、前記メモリコントロールサービスは、前記メモリ制御関数に対応した、前記メモリおよび前記ハードディスクの制御に関する処理内容または設定を実行するメモリ制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、前記アプリケーションは、前記関数呼び出し手段により呼び出される前記メモリ制御関数に対応する前記メモリ制御関数ハンドラの呼び出しを前記メモリコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、前記関数呼び出し手段は、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのファックスコントロールユニットを利用するファックス通信を制御する前記プログラムであるファックスコントロールサービスに対して前記ファックスコントロールユニットの制御に関する処理要求または設定要求を行うファックス通信制御関数の呼び出しを行い、前記ファックスコントロールサービスは、前記ファックス通信制御関数に対応した、前記ファックスコントロールユニットの制御に関する処理内容または設定を実行するファックス通信制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、前記アプリケーションは、前記関数呼び出し手段により呼び出される前記ファックス通信制御関数に対応する前記ファックス通信制御関数ハンドラの呼び出しを前記ファックスコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする。
本発明によれば、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用した画像情報処理にかかるアプリケーションと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行うプログラムとを備え、プロセス間通信を担う画像情報処理装置に実行させるためのプロセス間通信プログラムであって、クライアントプロセスとなる前記アプリケーションによって、前記画像情報処理にかかる前記ハードウェア資源の制御に関する処理要求または設定要求の関数の呼び出しを行う関数呼び出しステップ、を前記画像情報処理装置に実行させ、前記プログラムは、サーバプロセスとなり、前記関数に対応した、前記ハードウェア資源の制御に関する処理内容を実行する関数ハンドラを含むサーバスケルトンから生成されたものであり、前記アプリケーションは、前記関数呼び出しステップにより呼び出される前記関数に対応する前記関数ハンドラの呼び出しを前記プログラムに対して行うクライアントスケルトンとリンクされていることで、通信プロトコルの隠蔽性を図りつつ画像情報処理装置で動作するクライアントオブジェクトプログラムを汎用的に開発することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用した画像情報処理にかかるアプリケーションと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行うプログラムと、を備え、前記アプリケーションは、前記画像情報処理にかかる前記ハードウェア資源の制御に関する処理要求または設定要求の関数の呼び出しを行う関数呼び出し手段、とを備え、前記プログラムは、サーバプロセスとなり、前記関数に対応した、前記ハードウェア資源の制御に関する処理内容を実行する関数ハンドラを含むサーバスケルトンから生成されたものであり、前記アプリケーションは、前記関数呼び出し手段により呼び出される前記関数に対応する前記関数ハンドラの呼び出しを前記プログラムに対して行うクライアントスケルトンとリンクされていることで、クライアントプロセスが動作する画像情報処理装置の構成に可変性を持たせることができ、画像情報処理装置に多種多様な機能を実現させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる、プロセス間通信プログラムおよび画像情報処理装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1である画像情報処理装置用通信プログラム生成装置(以下、「スタブジェネレータ」という。)の機能的構成を示すブロック図である。実施の形態1のスタブジェネレータは、メッセージファイルからヘッダと、クライアントスタブと、サーバスケルトンを自動生成するものである。
図1に示すように、メッセージファイル104を入力する入力部101と、メッセージファイル104に記述された内容の構文チェックを行う構文解析部102と、メッセージファイル104の記述内容から、ヘッダ106とクライアントスタブ107と、サーバスケルトン105とを生成してハードディスク等の記憶媒体に格納するコード生成部103とを備えている。
まず、実施の形態1のスタブジェネレータに入力されるメッセージファイル104と、スタブジェネレータで生成されるヘッダ106、クライアントスタブ107およびサーバスケルトン105について説明する。メッセージファイル104は、プロセス間通信の通信内容をC言語などのソースコードで記述したソースファイルである。
図3は、メッセージファイル104の記述例を示す説明図である。図3に示すように、メッセージファイル104には、別のメッセージファイルや、C言語記述のインクルードヘッダを宣言するインクルード宣言と、サーバプロセスとクライアントプロセスの間で送受信するメッセージを記述したメッセージ記述と、クライアントプロセスからサーバプロセスに対して発行する関数の宣言などが記述されている。
メッセージは、主としてサーバプロセスとクライアントプロセスとの間でイベントや通知を行う際に発行するものであり、メッセージファイル104のメッセージ記述としては、メッセージ名と、メッセージIDと、メッセージ方向、メッセージ内容を記述するようになっている。
ここで、メッセージ方向には、「IN」、「OUT」、「SELF」があり、「IN」はクライアントプロセスからサーバプロセスに対して送信するメッセージを意味し、「OUT」はサーバプロセスからクライアントプロセスに対して送信するメッセージを意味する。また、「SELF」は、自分自身のプロセスに対して送信するメッセージを意味する。
関数は、クライアントプロセスからサーバプロセスに処理要求や設定要求を行う際に発行するものである。メッセージファイル104の関数宣言には、関数名と、関数の型と、引数のみを記述し、関数の処理内容は記述しないようになっている。
クライアントスタブ107は、クライアントプログラムから呼び出される関数のサーバプロセスに対する発行を記述したソースファイルである。クライアントスタブ107をコンパイルしてライブラリ化し、クライアントプログラムとリンクすることにより、クライアントプログラムからの関数コールがクライアントスタブ107を介してサーバプロセスへ発行されるようになっている。
図4はスタブジェネレータにより生成されるクライアントスタブ107の一例を示す説明図である。図4に示すように、クライアントスタブ107には、後述するサーバスケルトン105に登録された関数ハンドラを呼び出すことにより、関数コールが行われるようになっている。
サーバスケルトン105は、クライアントスタブ107から呼び出された関数ハンドラとメッセージハンドラを登録したソースファイルである。
図5はスタブジェネレータにより生成されるサーバスケルトン105の一例を示す説明図である。図5に示すように、サーバスケルトン105には、クライアントスタブ107に記述された関数に対応した関数ハンドラが登録されているが、関数ハンドラでは、引数の受け渡し部のみが記述され、処理内容を記述する実装記述部は空欄の状態で生成されている。この実装記述部には、クライアントプログラムからクライアントスタブ107を介して発行される関数の処理内容を、サーバプログラムの開発者が自在に記述できるようになっている。
ヘッダ106は、サーバスケルトン105とクライアントスタブ107で共通の定義、宣言などを記述したソースファイルである。図6はスタブジェネレータにより生成されるヘッダ106の一例を示す説明図である。図6に示すように、ヘッダ106には、メッセージファイル104に記述されたインクルード宣言、メッセージID、メッセージの構造体などのメッセージ宣言、関数宣言および関数ハンドラ宣言などが記述された状態で生成されるようになっている。
次に、実施の形態1のスタブジェネレータによるサーバスケルトン105、クライアントスタブ107およびヘッダ106の生成処理について説明する。図2は、サーバスケルトン105、クライアントスタブ107およびヘッダ106の生成処理のフローチャートである。
スタブジェネレータの構文解析部102は、メッセージファイル104に記述された関数宣言、メッセージ定義、インクルード宣言、C言語記述の文法チェックを行い(ステップS201)、さらにメッセージファイル104に定義されている関数名およびメッセージ定義の中のメッセージID、メッセージ名の一意性の判断を行う(ステップS202)。
そして、関数宣言、メッセージ定義、インクルード宣言の記述に文法エラーがあった場合、あるいは関数名、メッセージID、メッセージ名のいずれかが重複している場合には、ユーザに構文エラーである旨のメッセージを通知し処理を終了する(ステップS203、S204)。
構文解析後、コード生成部103は、メッセージファイル104の記述内容から、ヘッダ106と、サーバスケルトン105と、クライアントスタブ107を生成する。具体的には、メッセージファイル104のインクルード宣言とC言語記述とをヘッダ106にそのまま転記し、メッセージファイル104のメッセージ定義に記述されているメッセージ構造体をヘッダ106にコピーする(ステップS205)。
また、コード生成部103は、メッセージファイル104の関数宣言から関数ハンドラ名を自動生成し(たとえば、関数名abcの場合、関数ハンドラ名をabc_handlerとして生成する)、生成された関数ハンドラ名をサーバスケルトン内に登録する。そして、関数ハンドラの処理内に、引数受け渡しの記述を行うとともに、戻り値領域の生成システムコールの発行を記述する。そして、関数ハンドラの実際の処理内容を記述する実装記述部の欄を空欄とし、その実装記述部の後に、戻り値送信と戻り値領域解放の各システムコールの発行を記述する(ステップS206)。
また、コード生成部103は、メッセージファイル104に記述された関数宣言ごとに、関数名と引数の記述をクライアントスタブ107に登録し、その関数の処理内に、関数コールメッセージ生成コールと関数ハンドラの呼び出しと戻り値解放の各システムコールを記述する(ステップS207)。なお、関数ハンドラ呼び出しには、発行した関数の戻り値の待ち受ける関数戻り値待ちシステムコールが内部的に発行されるようになっている。
このようにタブジェネレータにより、クライアントスタブ107とサーバスケルトン105とヘッダ106を生成したら、次にサーバオブジェクトおよびクライアントオブジェクトを完成させる。サーバプログラムの開発者は、サーバスケルトン105の関数ハンドラの実装記述部(空欄)に、関数ハンドラで行うべき処理内容をエディタなどを利用して記述し、サーバスケルトン105をヘッダ106とともにコンパイルしてサーバスタブオブジェクトを生成する。
また、サーバスケルトン105に登録した関数ハンドラを宣言するとともに、クライアントプロセスとの間でメッセージファイル104に記述されたメッセージの送受信を行うメッセージハンドラ、エラー処理を行うエラーハンドラ、サーバの初期化、サーバディスパッチャ起動等のシステムコールの発行を記述したサーバソースファイルを作成してコンパイルし、サーバスタブオブジェクトとリンクして、サーバプログラムを完成させる。
一方、クライアントスタブ107はヘッダ106とともにコンパイルしてクライアントスタブオブジェクトを生成する。サーバプロセスごとにクライアントスタブオブジェクトを生成し、生成した複数のクライアントスタブオブジェクトをライブラリとする。
また、関数の発行、関数ハンドラの宣言、エラー処理を行うエラーハンドラの宣言、クライアントプロセスとの間でメッセージファイル104に記述されたメッセージの送受信を行うメッセージハンドラ、およびクライアントプロセスの初期化やクライアントディスパッチャ起動等のシステムコールの発行を記述したクライアントプログラムを作成してコンパイルし、スタブのライブラリとリンクすることによりクライアントプログラムを完成させる。
図7は、クライアントプログラムから関数コールを行った場合におけるサーバプログラムとの呼び出しおよび応答のシーケンスを示す説明図である。なお、サーバプログラムとクライアントプログラムは実際は実行可能形式のオブジェクトファイルであるが、図7では、説明の都合上いずれもソースコードで表示している。
クライアントプログラムからサーバプログラムに対して、たとえばOpen関数をコールすると、クライアントスタブオブジェクトで定義されたOpenが呼び出される(ステップS701)。そして、このスタブのOpenの処理の中で、Openの関数ハンドラOpen_handlerがサーバプログラムに対してコールされる(ステップS702)。
サーバプログラムでは、クライアントスタブオブジェクトから関数ハンドラOpen_handlerの発行を受け取って、サーバスタブオブジェクトに登録されているOpen_handlerの実装記述部に記述されている処理を実行し(ステップS703)、その実行結果をクライアントスタブへ戻り値として返す(ステップS704)。クライアントプログラムでは、この戻り値をクライアントスタブから受け取って(ステップS705)、次の処理へ移行する。
このように実施の形態1のスタブジェネレータでは、メッセージファイル104に関数宣言を記述することによりクライアントスタブ107とサーバスケルトン105を容易に生成することができる。しかも生成されるサーバスケルトン105の実装記述部は空欄となっているので、プログラム開発者は必要に応じて関数の処理内容を容易に変更するができる。このため複合機に可変性をもたせることができるとともに、多種多様な機能を実現させることができる。さらに、クライアントプログラムの開発を、サードベンダーなどの他社が行う場合でも、クライアントプログラムには提供される関数コールを記述するだけでプロセス間通信が可能となるので、内部の通信プロトコルの隠蔽性を保つことが可能となる。
また、実施の形態1のスタブジェネレータでは、プロセス間通信を関数コールで実現しているので、ジョブの並列実行をスレッドで実現した場合でも、高速なプロセス間通信が可能となる。また、関数からの戻り値によってスレッド間の同期をとることができるので、同期のための処理プログラムを別途作成する必要がなくなり、プログラム開発の労力を低減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1のスタブジェネレータは、複合機で動作するプロセスやスレッドを特に限定しないものであったが、この実施の形態2のスタブジェネレータは、複合機で動作するコントロールサービスをサーバプロセスとした場合のサーバスケルトン、クライアントスタブおよびヘッダの生成を行うものである。
実施の形態2のスタブジェネレータの構成は、図1に示す実施の形態1のスタブジェネレータの構成と同様であり、またスタブジェネレータによるクライアントスタブ、サーバスケルトンおよびヘッダの生成処理も図2に示す実施の形態1のスタブジェネレータによる処理手順と同様であるので説明を省略する。
ここで、図8は、実施の形態2のスタブジェネレータで生成したサーバプロセス、クライアントプロセスが動作する複合機のソフトウェア構成を示すブロック図である。図8に示すように、複合機は、白黒ラインプリンタ(B&W LP)801と、カラーラインプリンタ(Color LP)802と、その他ハードウェアリソース803などを有するとともに、ソフトウェア群810はプラットホーム820およびアプリケーション830からなる。
プラットホーム820は、アプリケーションからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生させるコントロールサービスと、一または複数のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(SRM)823と、UNIX(登録商標)などの汎用OS821とを有する。
コントロールサービスは、複数のサービスモジュールから形成され、SCS(システムコントロールサービス)822と、ECS(エンジンコントロールサービス)824と、MCS(メモリコントロールサービス)825と、OCS(オペレーションパネルコントロールサービス)826と、FCS(ファックスコントロールサービス)827と、NCS(ネットワークコントロールサービス)828とから構成される。
SCS822はアプリ管理、操作部制御、システム画面表示、LED表示、リソース管理、割り込みアプリ制御を行うものであり、ECS824は、白黒ラインプリンタ(B&W LP)801、カラーラインプリンタ(Color LP)802、その他ハードウェアリソース803などのエンジンを制御するものである。
MCS825は、画像メモリの取得および解放、ハードディスク装置(HDD)の利用、画像データの圧縮および伸張などを行うものである。OCS826は、オペレータと本体制御間の情報伝達手段となる操作パネルを制御するモジュールである。
FCS827は、システムコントローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を利用したファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読みとり、ファクシミリ受信印刷、融合送受信を行うためのAPIを提供するものである。
NCS828は、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのモジュール群であり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行うものである。
アプリケーション830は、ページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ811と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ812と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ813と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ814と、ネットワークファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ815と、工程検査用アプリケーションである工程検査用アプリ816とを有している。
これらの各コントロールサービスと各アプリとは、RPC(Remote ProcessorCall)を利用したプロセス間通信によって相互に各種データを送受信している。実施の形態2のスタブジェネレータは、このようなプロセス間通信を関数コールで実現するためのクライアントスタブおよびサーバスケルトンを生成するものである。
次に、ECS824をサーバプロセスとして、ECS824の機能を利用する場合のサーバスケルトンおよびクライアントスタブを生成する処理について説明する。
図9は、サーバプロセスとしてECS824の機能を利用する場合のメッセージファイルの一例を示す説明図である。図9に示すように、メッセージファイルには、ジョブハンドル、ジョブ実行可否通知、ジョブエンド通知等のメッセージ定義を行うとともに、関数宣言として、ジョブオープン要求、ジョブ動作モード設定、ジョブエントリー要求、ジョブスタート要求、ジョブクローズ要求等の関数宣言を行う。
そして、実施の形態1と同様に、このメッセージファイルをスタブジェネレータに入力して実行すると、図10に示すクライアントスタブとサーバスケルトンが生成され、図11に示すヘッダが生成される。図10に示すように、サーバスケルトンには、ジョブオープン要求、ジョブ動作モード設定、ジョブエントリー要求、ジョブスタート要求、ジョブクローズ要求に対する関数ハンドラが実装記述部を空欄の状態で記述され、クライアントスタブには、これらの関数ハンドラコールが記述される。また、図11に示すように、ヘッダにはジョブハンドル、ジョブ実行可否通知、ジョブエンド通知等のメッセージが登録される。
そして、このように生成されたクライアントスタブとサーバスケルトンとヘッダから、実施の形態1と同様にクライアントプログラムとサーバプログラムを生成する。たとえば、クライアントプログラムとしてコピーアプリ812を利用する場合には、コピーアプリ812のソースファイルにジョブオープン要求、ジョブ動作モード設定、ジョブエントリー要求、ジョブスタート要求、ジョブクローズ要求等の関数コールを記述してコンパイルおよびクライアントスタブオブジェクトとのリンクを行ってコピーアプリ812を生成する。
これにより、コピーアプリ812からECS824に対して、コピー動作のジョブに関するジョブオープン要求、ジョブ動作モード設定、ジョブエントリー要求、ジョブスタート要求、ジョブクローズ要求を関数コールとしたコピーアプリ812とECS824との間のプロセス間通信を実現することができる。また、ECS824からコピーアプリ812に対してジョブ実行可否通知、ジョブエンド通知等のメッセージによるプロセス間通信が可能となる。
また、コントロールサービス間のプロセス間通信としては、たとえばFCS827のソースファイルにジョブオープン要求、ジョブ動作モード設定、ジョブエントリー要求、ジョブスタート要求、ジョブクローズ要求等の関数コールを記述して、同様にコンパイルおよびクライアントスタブオブジェクトとのリンクを行ってFCS827を生成すると、ファクシミリ動作に関するジョブオープン要求、ジョブ動作モード設定、ジョブエントリー要求、ジョブスタート要求、ジョブクローズ要求を関数コールとしたFCS827とECS824との間のプロセス間通信を実現することができる。
次に、FCS827をサーバプロセスとして、FCS827の機能を利用する場合のサーバスケルトンおよびクライアントスタブを生成する処理について説明する。この場合にも、ECS824をサーバプロセスとする場合と同様にメッセージファイルに関数宣言とメッセージ定義を行う。FCS824をサーバプロセスとする場合には、送信スタート、送信モード変更等の関数宣言を行うとともに、スキャンパラメータ通知等のメッセージ定義を行う。
そして、実施の形態1と同様に、このメッセージファイルをスタブジェネレータに入力して実行すると、クライアントスタブとサーバスケルトンとヘッダとが生成される。ECS824をサーバプロセスとした場合と同様に、サーバスケルトンには、関数宣言を行った送信スタート、送信モード変更に対する関数ハンドラが実装記述部を空欄の状態で記述され、クライアントスタブには、これらの関数ハンドラコールが記述される。また、ヘッダにはメッセージ定義を行ったスキャンパラメータ通知等のメッセージが登録される。
そして、このように生成されたクライアントスタブとサーバスケルトンとヘッダから、実施の形態1と同様にクライアントプログラムとサーバプログラムを生成する。たとえば、クライアントプログラムをECS824とした場合のプロセス間通信としては、ECS824のソースファイルに送信スタート、送信モード変更等の関数コールを記述して、同様にコンパイルおよびクライアントスタブオブジェクトとのリンクを行ってECS824を生成すると、ファクシミリ動作に関する送信スタート、送信モード変更を関数コールとしたECS824とFCS827との間のプロセス間通信を実現することができる。また、FCS827からECS824に対してスキャンパラメータ通知等のメッセージによるプロセス間通信が可能となる。
次に、MCS825をサーバプロセスとして、MCS825の機能を利用する場合のサーバスケルトンおよびクライアントスタブを生成する処理について説明する。この場合にも、ECS824をサーバプロセスとする場合と同様にメッセージファイルに関数宣言とメッセージ定義を行う。
MCS825をサーバプロセスとする場合には、メッセージファイルにメモリ画像情報要求、ファイル生成要求、ページ生成要求、ページ情報登録、ページオープン要求、ページクローズ要求、ページ情報要求、ページ削除要求、ファイル情報登録、ファイルクローズ要求、ファイルオープン要求、ファイル削除要求、ワークエリア獲得要求、ワークエリア削除要求、分割読み出し要求等の関数宣言を行うとともに、ジョブエンド通知等のメッセージ定義を行う。
そして、実施の形態1と同様に、このメッセージファイルをスタブジェネレータに入力して実行すると、クライアントスタブとサーバスケルトンとヘッダとが生成される。ECS824をサーバプロセスとした場合と同様に、サーバスケルトンには、関数宣言を行ったメモリ画像情報要求、ファイル生成要求、ページ生成要求、ページ情報登録、ページオープン要求、ページクローズ要求、ページ情報要求、ページ削除要求、ファイル情報登録、ファイルクローズ要求、ファイルオープン要求、ファイル削除要求、ワークエリア獲得要求、ワークエリア削除要求、分割読み出し要求に対する関数ハンドラが実装記述部を空欄の状態で記述され、クライアントスタブには、これらの関数ハンドラコールが記述される。また、ヘッダには、メッセージ定義を行ったジョブエンド通知等のメッセージが登録される。
そして、このように生成されたクライアントスタブとサーバスケルトンとヘッダから、実施の形態1と同様にクライアントプログラムとサーバプログラムを生成する。たとえば、クライアントプログラムをECS824とした場合のプロセス間通信としては、ECS824のソースファイルにメモリ画像情報要求等の関数コールを記述して、ECS824を生成すると、プリンタ動作におけるメモリ確保のためメモリ画像情報要求を関数コールとしたECS824とMCS825との間のプロセス間通信を実現することができる。
また、クライアントプログラムをスキャナアプリ814とした場合のプロセス間通信としては、たとえばスキャナアプリ814のソースファイルにファイル生成要求、ページ情報登録、ページオープン要求、ページクローズ要求、ページ情報要求、ページ削除要求、ファイル情報登録、ファイルクローズ要求、ファイルオープン要求、ファイル削除要求、ワークエリア獲得要求、ワークエリア削除要求、分割読み出し要求等の関数コールを記述して、スキャナアプリ814を生成すると、スキャナ動作における各要求を関数コールとしたスキャナアプリ814とMCS825との間のプロセス間通信を実現することができる。
さらに、クライアントプログラムをECS824とした場合のプロセス間通信としては、たとえばECS824のソースファイルにページ生成要求、ページ情報登録、ページクローズ要求、ページ情報要求等の関数コールを記述して、ECS824を生成すると、複数ページのスキャナ動作における各要求を関数コールとしたECS824とMCS825との間のプロセス間通信を実現することができる。
このように実施の形態2のスタブジェネレータでは、メッセージファイルに関数宣言を記述することにより、アプリケーションなどのクライアントスタブ107とコントロールサービスなどのサーバスケルトン105を容易に生成することができる。また、スタブジェネレータで生成されるサーバスケルトンの実装記述部は空欄となっているので、プログラム開発者は必要に応じて関数の処理内容を容易に変更することができ、システムに可変性を持たせることができる。さらに、アプリケーションプログラムの開発を、サードベンダーなどの他社が行う場合でも、アプリケーションプログラムには提供される関数コールを記述するだけでプロセス間通信が可能となるので、内部の通信プロトコルの隠蔽性を保つことができる。
また、実施の形態2のスタブジェネレータでは、コントロールサービス間またはコントロールサービスとアプリケーション間のプロセス間通信を関数コールで実現することができ、ジョブの並列実行をプロセス内の複数のスレッドを起動させることにより実現した場合でも、高速なプロセス間通信が可能となる。
さらに、実施の形態2のスタブジェネレータでは、関数からの戻り値によってスレッド間の同期をとることができるので、同期処理を別途設ける必要がなくなり、プログラム開発の労力を低減することができる。
この発明の実施の形態1のスタブジェネレータの機能的構成を示すブロック図である。 実施の形態1のスタブジェネレータにおけるサーバスケルトン、クライアントスタブおよびヘッダの生成処理のフローチャートである。 実施の形態1のスタブジェネレータに入力するメッセージファイルの記述例を示す説明図である。 実施の形態1のスタブジェネレータにより生成されるクライアントスタブの一例を示す説明図である。 実施の形態1のスタブジェネレータにより生成されるサーバスケルトンの一例を示す説明図である。 実施の形態1のスタブジェネレータにより生成されるヘッダの一例を示す説明図である。 実施の形態1において、クライアントプログラムから関数コールを行った場合におけるサーバプログラムとの呼び出しおよび応答のシーケンスを示す説明図である。 実施の形態2のスタブジェネレータで生成したサーバプロセス、クライアントプロセスが動作する複合機のソフトウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態2において、サーバプロセスとしてECSの機能を利用する場合のメッセージファイルの一例を示す説明図である。 実施の形態2のスタブジェネレータで生成されたクライアントスタブとサーバスケルトンとヘッダの一例を示す説明図である。 実施の形態2のスタブジェネレータで生成されたヘッダの一例を示す説明図である。
符号の説明
101 入力部
102 構文解析部
103 コード生成部
104 メッセージファイル
105 サーバスケルトン
106 ヘッダ
107 クライアントスタブ
800 複合機
801 白黒ラインプリンタ
802 カラーラインプリンタ
803 ハードウェアリソース
810 ソフトウェア群
811 プリンタアプリ
812 コピーアプリ
813 ファックスアプリ
814 スキャナアプリ
815 ネットファイルアプリ
816 工程検査用アプリ
820 プラットホーム
821 汎用OS
822 SCS
823 SRM
824 ECS
825 MCS
826 OCS
827 FCS
828 NCS
830 アプリケーション
827 FCS

Claims (8)

  1. 印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用した画像情報処理にかかるアプリケーションと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行うプログラムとを備え、プロセス間通信を担う画像情報処理装置に実行させるためのプロセス間通信プログラムであって、
    クライアントプロセスとなる前記アプリケーションによって、前記画像情報処理にかかる前記ハードウェア資源の制御に関する処理要求または設定要求の関数の呼び出しを行う関数呼び出しステップ、を前記画像情報処理装置に実行させ、
    前記プログラムは、サーバプロセスとなり、前記関数に対応した、前記ハードウェア資源の制御に関する処理内容を実行する関数ハンドラを含むサーバスケルトンから生成されたものであり、
    前記アプリケーションは、前記関数呼び出しステップにより呼び出される前記関数に対応する前記関数ハンドラの呼び出しを前記プログラムに対して行うクライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とするプロセス間通信プログラム。
  2. 前記関数呼び出しステップは、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのエンジンを制御する前記プログラムであるエンジンコントロールサービスに対してエンジン制御に関する処理要求または設定要求を行うジョブ制御関数の呼び出しを行い、
    前記エンジンコントロールサービスは、前記ジョブ制御関数に対応した、前記エンジンの制御に関する処理内容または設定を実行するジョブ制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、
    前記アプリケーションは、前記関数呼び出しステップにより呼び出される前記ジョブ制御関数に対応する前記ジョブ制御関数ハンドラの呼び出しを前記エンジンコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする請求項1に記載のプロセス間通信プログラム。
  3. 前記関数呼び出しステップは、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのメモリおよびハードディスクを制御する前記プログラムであるメモリコントロールサービスに対して前記メモリおよび前記ハードディスクの制御に関する処理要求または設定要求を行うメモリ制御関数の呼び出しを行い、
    前記メモリコントロールサービスは、前記メモリ制御関数に対応した、前記メモリおよび前記ハードディスクの制御に関する処理内容または設定を実行するメモリ制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、
    前記アプリケーションは、前記関数呼び出しステップにより呼び出される前記メモリ制御関数に対応する前記メモリ制御関数ハンドラの呼び出しを前記メモリコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする請求項1または2に記載のプロセス間通信プログラム。
  4. 前記関数呼び出しステップは、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのファックスコントロールユニットを利用するファックス通信を制御する前記プログラムであるファックスコントロールサービスに対して前記ファックスコントロールユニットの制御に関する処理要求または設定要求を行うファックス通信制御関数の呼び出しを行い、
    前記ファックスコントロールサービスは、前記ファックス通信制御関数に対応した、前記ファックスコントロールユニットの制御に関する処理内容または設定を実行するファックス通信制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、
    前記アプリケーションは、前記関数呼び出しステップにより呼び出される前記ファックス通信制御関数に対応する前記ファックス通信制御関数ハンドラの呼び出しを前記ファックスコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のプロセス間通信プログラム。
  5. 印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用した画像情報処理にかかるアプリケーションと、
    オペレーティングシステムと、
    前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行うプログラムと、を備え、
    前記アプリケーションは、前記画像情報処理にかかる前記ハードウェア資源の制御に関する処理要求または設定要求の関数の呼び出しを行う関数呼び出し手段、とを備え
    前記プログラムは、サーバプロセスとなり、前記関数に対応した、前記ハードウェア資源の制御に関する処理内容を実行する関数ハンドラを含むサーバスケルトンから生成されたものであり、
    前記アプリケーションは、前記関数呼び出し手段により呼び出される前記関数に対応する前記関数ハンドラの呼び出しを前記プログラムに対して行うクライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする画像情報処理装置。
  6. 前記関数呼び出し手段は、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのエンジンを制御する前記プログラムであるエンジンコントロールサービスに対してエンジン制御に関する処理要求または設定要求を行うジョブ制御関数の呼び出しを行い、
    前記エンジンコントロールサービスは、前記ジョブ制御関数に対応した、前記エンジンの制御に関する処理内容または設定を実行するジョブ制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、
    前記アプリケーションは、前記関数呼び出し手段により呼び出される前記ジョブ制御関数に対応する前記ジョブ制御関数ハンドラの呼び出しを前記エンジンコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする請求項5に記載の画像情報処理装置。
  7. 前記関数呼び出し手段は、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのメモリおよびハードディスクを制御する前記プログラムであるメモリコントロールサービスに対して前記メモリおよび前記ハードディスクの制御に関する処理要求または設定要求を行うメモリ制御関数の呼び出しを行い、
    前記メモリコントロールサービスは、前記メモリ制御関数に対応した、前記メモリおよび前記ハードディスクの制御に関する処理内容または設定を実行するメモリ制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、
    前記アプリケーションは、前記関数呼び出し手段により呼び出される前記メモリ制御関数に対応する前記メモリ制御関数ハンドラの呼び出しを前記メモリコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする請求項5または6に記載の画像情報処理装置。
  8. 前記関数呼び出し手段は、前記サーバプロセスになるとともに前記ハードウェア資源としてのファックスコントロールユニットを利用するファックス通信を制御する前記プログラムであるファックスコントロールサービスに対して前記ファックスコントロールユニットの制御に関する処理要求または設定要求を行うファックス通信制御関数の呼び出しを行い、
    前記ファックスコントロールサービスは、前記ファックス通信制御関数に対応した、前記ファックスコントロールユニットの制御に関する処理内容または設定を実行するファックス通信制御関数ハンドラを含む前記サーバスケルトンから生成されたものであり、
    前記アプリケーションは、前記関数呼び出し手段により呼び出される前記ファックス通信制御関数に対応する前記ファックス通信制御関数ハンドラの呼び出しを前記ファックスコントロールサービスに対して行う前記クライアントスケルトンとリンクされていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の画像情報処理装置。
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