JP4133085B2 - 画像形成装置およびカスタマイズプログラム試験方法 - Google Patents

画像形成装置およびカスタマイズプログラム試験方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コピー、プリンタ、スキャナおよびファクシミリなどの画像形成処理にかかるユーザサービスを提供するとともに、インターネットに接続されたクライアント端末からWEBを介してカスタマイズプログラムのデバッグを行うことができる画像形成装置およびカスタマイズプログラム試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、「複合機」という。)が知られている。この複合機は、1つの筐体内に表示部、印刷部および撮像部などを設けるとともに、プリンタ、コピーおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応した3種類のソフトウェアを設け、これらのソフトウェアを切り替えることによって、当該装置をプリンタ、コピー、スキャナまたはファクシミリ装置として動作させるものである。
【0003】
このような従来の複合機では、複合機の出荷後にサードベンダなどの第三者が新たなアプリケーションプログラムを開発して搭載したり、複合機で動作するアプリケーションプログラムをカスタマイズすることは想定されていない。
【0004】
また、従来の複合機は、ネットワークに接続することは可能ではあるが、プリンタサーバなどの管理サーバを利用してネットワーク機能を利用しており、複合機それ自体がPC(Personal Computer)などのように直接ネットワークの諸機能を実現可能とするものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の複合機では、プリンタ、コピー、スキャナおよびファクシミリ装置に対応するソフトウェアをそれぞれ別個に設けているため、各ソフトウェアの開発に多大の時間を要する。このため、出願人は、表示部、印刷部および撮像部などの画像形成処理で使用されるハードウェア資源を有し、プリンタ、コピーまたはファクシミリなどの各ユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションを複数搭載し、これらのアプリケーションとハードウェア資源との間に介在して、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理を行う各種コントロールサービスからなるプラットホームを備えた画像形成装置(複合機)を発明した。
【0006】
このような新規な複合機では、アプリケーションと、ハードウェア資源にアクセスするような開発が難しい処理を行うコントロールサービスとを別個に設けているため、複合機の出荷後にユーザもしくは第三者であるサードベンダが画像形成処理などにかかるアプリケーションとして新規な外部アプリケーションを開発して複合機に搭載可能な構成となっている。
【0007】
このため、新規な複合機では、新たな機能を備えた外部アプリケーションを開発し、その外部アプリケーションを複合機に搭載したり、出荷当初から搭載されている既存の機能をカスタマイズし、そのカスタマイズプログラムをデバッグする必要性が生じてくる。
【0008】
ここで、複合機には、利用者に対する各種画面の表示や、複合機のシステムに対する操作入力のインタフェースとして、オペレーションパネルの操作表示部が用意されている。しかしながら、このオペレーションパネルの操作表示部は、PCなどのコンピュータのディスプレイ画面などの表示装置と異なり、画面サイズが非常に狭いものとなっている。また、操作表示部に各種ボタンを描画したり、ソフトウェアキーボードを表示することによって、利用者による操作表示部からの入力操作が可能となっているが、コンピュータにおけるキーボード、マウスなどの入力装置に比べれば、自由な入力操作には限界がある。
【0009】
このように、新規な複合機には、カスタマイズプログラムのデバッグを容易な操作で行う必要性が生じるという従来の複合機では問題とならなかった新規な課題が生じてくる。
【0010】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、カスタマイズプログラムのデバッグ作業を効率的に行うことができる画像形成装置およびカスタマイズプログラム試験方法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションと、前記アプリケーションと前記ハードウェア資源との間に介在し、前記ユーザサービスを提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求、管理、実行制御並びに画像形成処理を行うコントロールサービスと、画面表示および操作入力を行う操作表示部を有するオペレーションパネルとを備えた画像形成装置であって、ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求によって、画像形成装置で動作するプログラムのカスタマイズプログラムを実行し、前記カスタマイズプログラムの実行に伴って前記操作表示部に出力されるオペパネ画像情報を、前記クライアント端末に表示する試験実行手段と、を備え、前記試験実行手段は、前記コントロールサービスとして搭載されたプログラミングサービスであることを特徴とする。
【0012】
この請求項1にかかる発明によれば、試験実行手段によって、ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求により、画像形成装置で動作するプログラムのカスタマイズプログラムを実行し、その実行に伴ってオペレーションパネルの操作表示部に出力されるオペパネ画像情報をクライアント端末に表示することで、クライアント端末からの容易な操作でカスタマイズプログラムのデバッグ作業を行うことができ、カスタマイズプログラムの開発を効率的に行え、容易に多種多様な機能を画像形成装置に実現させることができる。
また、この請求項1にかかる発明によれば、試験実行手段がコントロールサービスとして搭載されたプログラミングサービスであるので、プログラミングサービスはネットワーク上のクライアント端末のサーバプロセスとして動作するだけでなく、画像形成装置に搭載されたアプリケーションをクライアントとしたサーバプロセスとしても動作可能となり、アプリケーションに対して種々の機能を提供することにより、画像形成装置にさらなる多種多様な機能を実現させることができる。
【0013】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記試験実行手段は、インターネットに接続されたクライアント端末に表示されたWEBページを介して前記カスタマイズプログラムの実行要求を受信し、前記オペパネ画像情報を、前記クライアント端末に表示されるWEBページに表示することを特徴とする。
【0014】
この請求項2にかかる発明によれば、試験実行手段によって、インターネットに接続されたクライアント端末に表示されたWEBページを介してカスタマイズプログラムの実行要求を受信し、オペパネ画像情報をWEBページに表示することで、クライアント端末からの操作および動作確認をWEBページを利用して容易に行うことができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0015】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記カスタマイズプログラムをステップごとに逐次実行するプログラム実行手段をさらに備え、前記試験実行手段は、前記プログラム実行手段を呼び出して、インタプリタ用言語で記述したカスタマイズプログラムを実行することを特徴とする。
【0016】
この請求項3にかかる発明によれば、試験実行手段によって、カスタマイズプログラムをステップごとに逐次実行するプログラム実行手段を呼び出して、インタプリタ用言語で記述したカスタマイズプログラムを実行することで、カスタマイズプログラムのコンパイル、リンクなしに動作確認を行えるので、クライアント端末からのデバッグ作業をより効率的に行うことができる。
【0017】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記試験実行手段は、前記操作表示部からの入力に対する実行処理を記述したカスタマイズプログラムを実行することを特徴とする。
【0018】
この請求項4にかかる発明によれば、試験実行手段によって、操作表示部からの入力に対する実行処理を記述したカスタマイズプログラムを実行することで、クライアント端末からの容易な操作でオペレーションパネルの操作表示部用のカスタマイズプログラムをデバッグして動作確認を行えるので、カスタマイズを利用した操作表示部に関する機能のデバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0019】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記コントロールサービスとして搭載され、ネットワークの制御を行うネットワークコントロールサービスをさらに備え、前記ネットワークコントロールサービスは、前記操作表示部に出力されるオペパネ画像情報を取得して、取得したオペパネ画像情報を前記クライアント端末に送信することを特徴とする。
【0020】
この請求項5にかかる発明によれば、試験実行手段ではなくネットワークコントロールサービスによって、操作表示部に出力されるオペパネ画像情報を取得してクライアント端末に送信しているので、試験実行手段はオペパネ画像の送信処理を行う必要がなく、試験実行手段のプログラム開発を効率的に行うことができる。
【0021】
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記クライアント端末に表示された前記オペパネ画像情報に対する入力操作によるイベント情報を取得して、取得した入力イベントに対応する前記操作表示部からの入力イベントを前記アプリケーションまたは前記コントロールサービスに通知するイベント処理手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0022】
この請求項6にかかる発明によれば、イベント処理手段によって、クライアント端末に表示されたオペパネ画像情報に対する入力操作によるイベント情報を取得して、このイベント情報に対応する操作表示部からの入力イベントをアプリケーションまたはコントロールサービスに通知することで、クライアント端末に表示されたオペパネ画像情報に対する入力操作による実行処理を、実際のオペレーションパネルの操作表示部からの入力操作の場合と同様に実現することができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業を正確に行うことができる。
【0023】
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記コントロールサービスとして搭載され、前記オペレーションパネルの操作表示部からの入力による入力イベントを取得して前記アプリケーションまたは前記コントロールサービスに通知するオペパネコントロールサービスをさらに備え、前記イベント処理手段は、前記取得したイベント情報に対応する前記操作表示部からの入力イベントを、前記オペパネコントロールサービスに通知することを特徴とする。
【0024】
この請求項7にかかる発明によれば、イベント処理手段によって、オペパネ画像情報に対する入力操作として取得したイベント情報に対応する前記操作表示部からの入力イベントをオペパネコントロールサービスに通知し、オペパネコントロールサービスによって入力イベントをアプリケーションまたはコントロールサービスに通知することで、クライアント端末に表示されたオペパネ画像情報に対する入力操作によるイベントの処理を、実際のオペレーションパネルの操作表示部から入力操作があった場合と同様に実現することができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業をより正確に行うことができる。
【0025】
また、請求項8にかかる発明は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記カスタマイズプログラムを、前記クライアント端末からWEBページを介して入力させるプログラム入力手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0026】
この請求項8にかかる発明によれば、プログラム入力手段によって、カスタマイズプログラムをクライアント端末からWEBページを介して入力させることで、カスタマイズプログラムの入力も操作の容易なクライアント端末を利用してカスタマイズプログラムの開発およびデバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0027】
また、請求項9にかかる発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記試験実行手段は、前記アプリケーションとして搭載されたWEBアプリであることを特徴とする。
【0028】
この請求項9にかかる発明によれば、試験実行手段はアプリケーションとして搭載されたWEBアプリであるので、クライアント端末に対するWEBサーバとしての機能のみをWEBアプリに含め、ハードウェア資源に対するアクセスをコントロールサービスに委ねることができ、WEBアプリの開発を効率的に行うことができる。
【0031】
また、請求項10にかかる発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションと、前記アプリケーションと前記ハードウェア資源との間に介在し、前記ユーザサービスを提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求、管理、実行制御並びに画像形成処理を行うコントロールサービスと、画面表示および操作入力を行う操作表示部を有するオペレーションパネルとを備えた画像形成装置で動作するプログラムのカスタマイズプログラムを検証するカスタマイズプログラム試験方法であって、前記コントロールサービスとして搭載されたプログラミングサービスが、ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求によって、画像形成装置で動作するプログラムのカスタマイズプログラムを実行し、前記カスタマイズプログラムの実行に伴って前記操作表示部に出力されるオペパネ画像情報を、前記クライアント端末に表示する試験実行ステップを含むことを特徴とする。
【0032】
この請求項10にかかる発明によれば、試験実行ステップによって、ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求により、画像形成装置で動作するプログラムのカスタマイズプログラムを実行し、その実行に伴ってオペレーションパネルの操作表示部に出力されるオペパネ画像情報をクライアント端末に表示することで、クライアント端末からの容易な操作でカスタマイズプログラムのデバッグ作業を行うことができ、カスタマイズプログラムの開発を効率的に行え、容易に多種多様な機能を画像形成装置に実現させることができる。
また、この請求項10にかかる発明によれば、試験実行手段がコントロールサービスとして搭載されたプログラミングサービスであるので、プログラミングサービスはネットワーク上のクライアント端末のサーバプロセスとして動作するだけでなく、画像形成装置に搭載されたアプリケーションをクライアントとしたサーバプロセスとしても動作可能となり、アプリケーションに対して種々の機能を提供することにより、画像形成装置にさらなる多種多様な機能を実現させることができる。
【0033】
また、請求項11にかかる発明は、請求項10に記載のカスタマイズプログラム試験方法において、前記試験実行ステップは、インターネットに接続されたクライアント端末に表示されたWEBページを介して前記カスタマイズプログラムの実行要求を受信し、前記オペパネ画像情報を、前記クライアント端末に表示されるWEBページに表示することを特徴とする。
【0034】
この請求項11にかかる発明によれば、試験実行ステップによって、インターネットに接続されたクライアント端末に表示されたWEBページを介してカスタマイズプログラムの実行要求を受信し、オペパネ画像情報をWEBページに表示することで、クライアント端末からの操作および動作確認をWEBページを利用して容易に行うことができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0035】
また、請求項12にかかる発明は、請求項10または11に記載のカスタマイズプログラム試験方法において、前記試験実行ステップは、インタプリタ用言語で記述したカスタマイズプログラムをステップごとに逐次実行することを特徴とする。
【0036】
この請求項12にかかる発明によれば、試験実行ステップによって、インタプリタ用言語で記述したカスタマイズプログラムをステップごとに逐次実行することで、カスタマイズプログラムのコンパイル、リンクなしに動作確認を行えるので、クライアント端末からのデバッグ作業をより効率的に行うことができる。
【0037】
また、請求項13にかかる発明は、請求項10〜12のいずれか一つに記載のカスタマイズプログラム試験方法において、前記試験実行ステップは、前記操作表示部からの入力に対する実行処理を記述したカスタマイズプログラムを実行することを特徴とする。
【0038】
この請求項13にかかる発明によれば、試験実行ステップによって、操作表示部からの入力に対する実行処理を記述したカスタマイズプログラムを実行することで、クライアント端末からの容易な操作でオペレーションパネルの操作表示部用のカスタマイズプログラムをデバッグして動作確認を行えるので、カスタマイズを利用した操作表示部に関する機能のデバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0039】
また、請求項14にかかる発明は、請求項10〜13のいずれか一つに記載のカスタマイズプログラム試験方法において、前記クライアント端末に表示された前記オペパネ画像情報に対する入力操作によるイベント情報を取得して、取得したイベント情報に対応する前記操作表示部からの入力イベントを前記アプリケーションまたは前記コントロールサービスに通知するイベント処理ステップをさらに含むことを特徴とする。
【0040】
この請求項14にかかる発明によれば、イベント処理ステップによって、クライアント端末に表示されたオペパネ画像情報に対する入力操作によるイベント情報を取得して、このイベント情報に対応する操作表示部からの入力イベントをアプリケーションまたはコントロールサービスに通知することで、クライアント端末に表示されたオペパネ画像情報に対する入力操作による実行処理を、実際のオペレーションパネルの操作表示部からの入力操作の場合と同様に実現することができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業を正確に行うことができる。
【0041】
また、請求項15にかかる発明は、請求項14に記載のカスタマイズプログラム試験方法において、前記イベント処理ステップは、前記取得したイベント情報に対応する前記操作表示部からの入力イベントを、前記コントロールサービスとして搭載され、前記オペレーションパネルの操作表示部からの入力による入力イベントを取得して前記アプリケーションまたは前記コントロールサービスに通知するオペパネコントロールサービスに通知することを特徴とする。
【0042】
この請求項15にかかる発明によれば、イベント処理ステップによって、オペパネ画像情報に対する入力操作として取得したイベント情報に対応する前記操作表示部からの入力イベントをオペパネコントロールサービスに通知し、オペパネコントロールサービスによって入力イベントをアプリケーションまたはコントロールサービスに通知することで、クライアント端末に表示されたオペパネ画像情報に対する入力操作によるイベントの処理を、実際のオペレーションパネルの操作表示部から入力操作があった場合と同様に実現することができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業をより正確に行うことができる。
【0043】
また、請求項16にかかる発明は、請求項10〜15のいずれか一つに記載のカスタマイズプログラム試験方法において、前記カスタマイズプログラムを、前記クライアント端末からWEBページを介して入力させるプログラム入力ステップをさらに含むことを特徴とする。
【0044】
この請求項16にかかる発明によれば、プログラム入力ステップによって、カスタマイズプログラムをクライアント端末からWEBページを介して入力させることで、カスタマイズプログラムの入力も操作の容易なクライアント端末を利用してカスタマイズプログラムの開発およびデバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置およびカスタマイズプログラム試験方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0046】
(実施の形態1)
実施の形態1にかかる複合機は、WEBアプリによって複合機で動作するプログラムのカスタマイズをインターネットに接続されたPCから行い、そのデバッグ作業を当該PCから行うものである。
【0047】
図1は、実施の形態1にかかる複合機の主要構成およびネットワーク構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態では、複合機100と、PC(personal Computer)200とがインターネット220に接続されている。複合機100およびPC200の間の通信プロトコルはTCP/IPを利用している。
【0048】
複合機100は、図1に示すように、WEBアプリ117と、VAS(Virtual Application Service:仮想アプリケーションサービス)118と、NCS128と、OCS126と、SCS122と、httpd106と、複合機初期化部129と、プログラム起動部131と、汎用OS121内のインタプリタ(シェル)134と、共有メモリ105と、HDD103とを主に備えた構成となっている。ここで、シェル134は、本発明におけるプログラム実行手段を構成する。
【0049】
WEBアプリ117は、インターネット220に接続されたクライアント端末としてのPC200に対してWEBサーバ(httpサーバ)として動作し、PC200上で動作するWEBブラウザに後述するプログラミング画面201を表示し、このプログラミング画面201からオペレーションパネル910の操作表示部911のカスタマイズプログラムを入力させるものである。また、WEBアプリ117は、PC200から入力されたカスタマイズプログラムをHDD103のカスタマイズ領域として作成されたカスタマイズディレクトリ212に保存する。さらに、WEBアプリ117は、複合機100上でカスタマイズプログラムが実行されるように、起動設定ファイルにカスタマイズプログラムを登録する。また、WEBアプリ117は、PC200のプログラミング画面201からの指示により、複合機100上でカスタマイズプログラムを動作確認のために試験実行し、その実行の際に操作表示部911に表示されるオペパネ画像データをPC200のWEBブラウザに表示する。
【0050】
ここで、プログラミング画面201は、本発明におけるWEBページを構成し、html形式(Hyper Text Markup Language)で記述されたファイル(debug.htm)である。当該ファイルをPC200上でWEBブラウザによって表示することにより、プログラミング画面201がPC200で表示される。
【0051】
また、WEBアプリ117は、プログラミング画面(debug.htm)からの操作入力や要求に応じたカスタマイズプログラムの入力に関する処理およびカスタマイズプログラムのテスト実行処理を、CGIスクリプト(Common Gateway Interface)によって実行し、その処理結果をプログラミング画面(debug.htm)に反映して、PC200のWEBブラウザに返すようになっている。具体的には、WEBアプリ117は、カスタマイズプログラムの入力に関する処理の要求(ボタンのクリック操作等)があった場合には、debug.cgiのスクリプトを実行し、テスト実行処理の要求(ボタンのクリック操作)があった場合にはtestexe.cgiのスクリプトを実行する。また、テスト実行によってWEBブラウザに表示されるオペパネ画面上のボタン、キーなどをに対しクリック操作を行った場合には、click.cgiのスクリプトが実行される。
【0052】
なお、本実施の形態では、CGIスクリプトを実行することにより、WEBアプリ117による各処理を実行しているが、CGIスクリプトから呼び出される別のプログラムで実行するように構成しても良い。また、プログラミング画面を、XML形式(eXtensible Markup Language)で記述するように構成することも可能である。
【0053】
また、プログラミング画面201から入力するカスタマイズプログラムは、インタプリタで解釈可能な言語で記述され、具体的には、汎用OSはUNIX(登録商標)の場合、シェルスクリプトなどである。
【0054】
VAS118は、コントロールサービスとアプリケーションとの間に配置され、アプリケーションからのコントロールサービスに対するアクセス、またはコントロールサービスからのアプリケーションに対するアクセスを仲介するものである。また、VAS118は、NCS128から通知されたインターネット220経由のリクエストメッセージ受信の旨をWEBアプリ117に通知することも行う。
【0055】
NCS128は、ネットワークを制御するものであり、httpd106から通知されたリクエストメッセージ受信の旨をVAS118に通知することも行う。また、NSC128は、カスタマイズプログラムの試験実行によりオペレーションパネル910のの操作表示部911に表示されるオペパネ画像データを、OCS126経由で取得し、取得したオペパネ画像データをhttpd106に受け渡して、インターネット経由でPC200のWEBブラウザに表示(送信)する処理も行う。
【0056】
OCS126は、オペレーションパネル910に対する画面表示の制御および操作入力の受付を行うものであり、オペレーションパネル910の操作表示部911にオペパネ画像データを表示するOCS描画関数ライブラリと、操作表示部911またはハードキーからのキーイベントを取得してSCS122に取得したキーイベントを送信するOCSプロセスの部分から構成される。
【0057】
SCS122は、複合機100のシステム制御を行ったり、オペレーションパネル910の操作表示部911にシステム画面を表示するものである。また、SCS122は、操作表示部911からのキーイベントをOCS126から受信して、アプリケーションまたはコントロールサービスに受信したキーイベントを送信する処理を行う。
【0058】
httpd106は、OSに含まれるプロセス(デーモン)であり、ポート80番を常時監視してリクエストメッセージの受信を行うとともに、レスポンスメッセージの送信を行うものである。なお、リクエストメッセージおよびレスポンスメッセージの構造は、通常のhttpプロトコルにおける各メッセージの構造と同様であり、各メッセージには、html形式で記述されたメッセージボディが含まれている。また、httpd106は、インターネット220経由で受信したリクエストメッセージ受信の旨をNCS128に通知するとともに、リクエストメッセージを共有メモリ105に格納する。
【0059】
共有メモリ105は、httpd106とWEBアプリ117とのプロセス間通信に利用されるものであり、共有メモリ105を介してリクエストメッセージ、レスポンスメッセージなどの受け渡しを行う。
【0060】
インタプリタ134は、カスタマイズプログラムをステップごとに解析し逐次実行するものであり、本実施の形態では、シェルスクリプトを実行するシェル(bsh,cshなど)である。このシェル134は、汎用OS121としてのUNIX(登録商標)に、OSのカーネル135とは別個に存在するものである。
【0061】
プログラム起動部131は、HDD103の診断結果が正常である場合に、HDD103にインストールされている外部アプリを起動するものである。また、プログラム起動部131は、ICカードなどの記憶媒体に保存された外部アプリを起動する。
【0062】
複合機初期化部129は、汎用OS121の上で最初に起動されるプロセスであり、コントロールサービスやアプリケーション130(外部アプリを除く)の起動およびプログラム起動部131の起動を行うものである。
【0063】
HDD103のカスタマイズディレクトリ212にカスタマイズプログラムが格納されるようになっている。
【0064】
PC200は、複合機100のWEBアプリ117をサーバとして、WEBアプリ117からのサービスの提供を受けるクライアント端末であり、PC200で実行されるWEBブラウザ上でプログラミング画面201やその他画面を表示し、操作入力を行うようになっている。
【0065】
次に、本実施の形態にかかる複合機100の全体の機能的構成について説明する。図2は、実施の形態1の複合機100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、複合機100は、白黒レーザプリンタ(B&W LP)101と、カラーレーザプリンタ(Color LP)102と、ハードディスク装置(HDD)103と、スキャナ、ファクシミリ、メモリ、ネットワークインタフェースなどのハードウェアリソース104を有するとともに、プラットホーム120と、アプリケーション130とから構成されるソフトウェア群110とを備えている。
【0066】
プラットホーム120は、アプリケーションからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生させるコントロールサービスと、一または複数のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(SRM)123と、汎用OS121とを有する。
【0067】
コントロールサービスは、複数のサービスモジュールから形成され、SCS(システムコントロールサービス)122と、ECS(エンジンコントロールサービス)124と、MCS(メモリコントロールサービス)125と、OCS(オペレーションパネルコントロールサービス)126と、FCS(ファックスコントロールサービス)127と、NCS(ネットワークコントロールサービス)128とから構成される。このプラットホーム120は、あらかじめ定義された関数により前記アプリケーション130から処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインタフェース(API)を有する。
【0068】
汎用OS121は、UNIX(登録商標)などの汎用オペレーティングシステムであり、プラットホーム120並びにアプリケーション130の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。
【0069】
SRM123のプロセスは、SCS122とともにシステムの制御およびリソースの管理を行うものである。SRM123のプロセスは、スキャナ部やプリンタ部などのエンジン、メモリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロI/F、ネットワークI/F、IEEE1394 I/F、RS232C I/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にしたがって調停を行い、実行制御する。
【0070】
具体的には、このSRM123は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、SRM123は、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンにより紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施している。
【0071】
SCS122のプロセスは、アプリ管理、操作部制御、システム画面表示、LED表示、リソース管理、割り込みアプリ制御などを行う。
【0072】
ECS124のプロセスは、白黒レーザプリンタ(B&W LP)101、カラーレーザプリンタ(Color LP)102、スキャナ、ファクシミリなどからなるハードウェアリソース104のエンジンの制御を行う。
【0073】
MCS125のプロセスは、画像メモリの取得および解放、ハードディスク装置(HDD)の利用、画像データの圧縮および伸張などを行う。
【0074】
FCS127のプロセスは、システムコントローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を利用したファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読みとり、ファクシミリ受信印刷、融合送受信を行うためのAPIを提供する。
【0075】
NCS128のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのプロセスであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
【0076】
OCS126のプロセスは、オペレータ(ユーザ)と本体制御間の情報伝達手段となるオペレーションパネル(操作パネル)910の制御を行う。OCS126は、オペレーションパネルからキー押下(またはタッチ操作)をキーイベントとして取得し、取得したキーに対応したキーイベント関数をSCS122に送信するOCSプロセスの部分と、アプリケーション130またはコントロールサービスからの要求によりオペレーションパネルに各種画面を描画出力する描画関数やその他オペレーションパネルに対する制御を行う関数などがあらかじめ登録されたOCSライブラリの部分とから構成される。このOCSライブラリは、アプリケーション130およびコントロールサービスの各モジュールにリンクされて実装されている。なお、OCS126のすべてをプロセスとして動作させるように構成しても良く、あるいはOCS126のすべてをOCSライブラリとして構成しても良い。
【0077】
アプリケーション130は、ページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ111と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ112と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ113と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ114と、ネットワークファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ115と、工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ116と、上述のWEBアプリ117、VAS118とを有している。
【0078】
アプリケーション130の各プロセス、コントロールサービスの各プロセスは、関数呼び出しとその戻り値送信およびメッセージの送受信によってプロセス間通信を行いながら、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどの画像形成処理にかかるユーザサービスを実現している。
【0079】
このように、実施の形態1にかかる複合機100には、複数のアプリケーション130および複数のコントロールサービスが存在し、いずれもプロセスとして動作している。そして、これらの各プロセス内部には、一または複数のスレッドが生成されて、スレッド単位の並列実行が行われる。そして、コントロールサービスがアプリケーション130に対し共通サービスを提供しており、このため、これらの多数のプロセスが並列動作、およびスレッドの並列動作を行って互いにプロセス間通信を行って協調動作をしながら、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどの画像形成処理にかかるユーザサービスを提供するようになっている。
【0080】
また、複合機100には、複合機100の顧客、サードベンダなどの第三者がコントロールサービス層の上のアプリケーション層に外部アプリを開発して搭載することが可能となっている。
【0081】
なお、実施の形態1にかかる複合機100では、複数のアプリケーション130のプロセスと複数のコントロールサービスのプロセスとが動作しているが、アプリケーション130とコントロールサービスのプロセスがそれぞれ単一の構成とすることも可能である。また、各アプリケーション130は、アプリケーションごとに追加または削除することができる。
【0082】
次に、WEBアプリ117の構成について説明する。図3は、WEBアプリ117の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すとおり、WEBアプリ117は、プログラム入力部301と、試験実行部302と、イベント処理部303とから構成される。
【0083】
プログラム入力部301は、PC200上で動作するWEBブラウザに後述するプログラミング画面201を表示し、このプログラミング画面201からオペレーションパネル910の操作表示部911のカスタマイズプログラムの入力処理、入力されたカスタマイズプログラムのカスタマイズディレクトリ212への保存処理およびカスタマイズプログラムとキーとの対応付けおよび起動設定ファイルへの登録などの実行設定処理を行うものである。
【0084】
試験実行部302は、入力されたカスタマイズプログラムを複合機100上で実行し、実行に伴ってオペレーションパネル910の操作表示部911に表示されるオペパネ画像データをPC200のWEBブラウザに表示することにより、カスタマイズプログラムの検証を可能とするものである。
【0085】
イベント処理部303は、PC200のWEBブラウザに表示されたオペパネ画像のボタン、キーなどを利用者がクリック操作した場合、当該クリック操作によるキーイベントに対応する操作表示部911からのキーイベントをOCS126に通知するものである。
【0086】
ここで、上記各部は、上述のCGIスクリプトによって実現されている。すなわち、プログラム入力部301はdebug.cgiの実行によって、試験実行部302はtestexe.cgiの実行によって、イベント処理部303はclick.cgiの実行によって実現される。
【0087】
次に、このように構成された複合機100のWEBアプリ117を利用したPC200からのオペレーションパネル910の操作表示部911のカスタマイズ方法について説明する。まず、利用者は、PC200でWEBブラウザを起動し、複合機100のURLを指定して複合機100のWEBアプリ117にアクセスする。WEBブラウザからのアクセスを受けたWEBアプリ117は、プログラミング画面201(debug.htm)をPC200のWEBブラウザに表示させる。
【0088】
図4は、プログラミング画面201の内容の一例を示す説明図である。図4に示すように、プログラミング画面201には、プログラム入力フィールドと、参照ボタンと、アップロードボタンと、保存ボタンと、消去ボタンと、テスト実行ボタンと、実行設定ボタンが表示される。
【0089】
参照ボタンは、ブラウザが動作しているPC200の記憶領域に格納されたカスタマイズプログラムを参照するためのボタンであり、この参照ボタンを押下すると、PC200上のディレクトリが表示され、所望のディレクトリに存在するカスタマイズプログラムを指定すると、ファイル名フィールドに指定されたカスタマイズプログラムのファイル名が表示される。なお、参照ボタンを押下したときに、複合機100のHDD103などの記憶媒体のディレクトリを参照するように構成しても良い。
【0090】
アップロードボタンは、参照ボタンで指定したカスタマイズプログラムあるいは入力フィールドに入力したカスタマイズプログラムを、複合機100に転送(アップロード)するためにクリック操作するものである。
【0091】
プログラム入力フィールドは、カスタマイズプログラムを入力する領域である。このプログラム入力フィールドには、PC200のキーボードなどの入力装置からカスタマイズプログラムを直接入力する他、上述のように参照ボタンをクリック操作することによってPC200の所望のディレクトリに存在する既存のプログラムファイルを指定することによってカスタマイズプログラムを入力する。debug.htmにおいて、このプログラム入力フィールドに相当するすべての行の先頭には、「program_list:」の文字列が記述されている。
【0092】
保存ボタンは、入力したカスタマイズプログラムを複合機100にアップロードした後に、カスタマイズディレクトリに格納する場合にクリック操作するものである。消去ボタンは、入力フィールドに入力されたカスタマイズプログラムを消去する際にクリック操作するものである。
【0093】
実行設定ボタンは、カスタマイズディレクトリに保存されたカスタマイズプログラムを複合機100で実行できるように、カスタマイズプログラムとカスタマイズプログラムを実行させるボタンを対応づける際にクリック操作するものである。この実行設定ボタンが押下されると、WEBアプリ117は、カスタマイズプログラム中で指定されたボタン(キー)を、カスタマイズディレクトリに存在する画面ファイル中のボタン(キー)からキーコードに基づいて検索し、カスタマイズプログラムとボタン(キー)との対応付けを行い、カスタマイズプログラムの名称とボタン(キー)のキーコードのキー対応付けテーブルを生成してHDD103またはフラッシュメモリなどに当該テーブルを格納する。
【0094】
テスト実行ボタンは、入力されたカスタマイズプログラムを試験的に実行し、オペレーションパネル910の操作表示部911に表示されるオペパネ画面を、PC200のWEBブラウザに表示させてカスタマイズプログラムの検証を行うためにクリック操作するものである。
【0095】
ここで、プログラミング画面のdebug.htmには、参照ボタン、アップロードボタン、保存ボタンおよび実行設定ボタンがクリック操作された場合に、WEBアプリ117にdebug.cgiの起動を行う旨の記述がなされている。また、プログラミング画面のdebug.htmには、テスト実行ボタンがクリック操作された場合に、WEBアプリ117にtestexe.cgiの起動を行う旨の記述がなされている。
【0096】
図5は、プログラム入力フィールドに入力されるカスタマイズプログラムの内容の一例を示す説明図である。図5に示すように、本実施の形態では、UNIX(登録商標)のシェルスクリプトを入力するようになっている。入力されたシェルスクリプトは、汎用OS121(UNIX(登録商標))のコマンド・インタプリタであるシェルによってステップごとに逐次実行され、このため、入力したカスタマイズプログラムのコンパイルおよびリンクは不要となっている。
【0097】
また、シェルスクリプトには、開発ライブラリで提供される複合機専用コマンドを指定できるようになっている。図5のスクリプトは、原稿をスキャナで読み込み(scanimage)、読み込み時にTIF形式に圧縮された画像データを伸長し(decomp)、伸長した画像データに対し文字認識処理を行う(ocr)。そして、文字認識処理による認識結果をテキストデータとしてメール送信(mail)する例を示している。このスクリプトの中では、scanimage、decomp、ocrの各コマンドが開発ライブラリで提供されるコマンドである。また、これらのコマンドの実行処理において、オペレーションパネル910の操作表示部911に画像を表示する場合には、OCS関数ライブラリに登録されている描画関数が内部的に呼び出されるようになっている。このため、図5に示すカスタマイズプログラムを実行した場合、各コマンドの実行の際に操作表示部911に各種パラメータの入力や実行結果の表示が行われるようになっている。
【0098】
PC200のWEBブラウザに表示されているプログラミング画面201(debug.htm)において、参照ボタンをクリックしてPC200に格納されているカスタマイズプログラムを指定し、あるいはプログラム入力フィールドに直接カスタマイズプログラムを入力し、アップロードボタンをクリック操作した場合、WEBブラウザから複合機100のWEBアプリ117に対しリクエストメッセージが送信される。このリクエストメッセージのメッセージボディにはdebug.htmが含められており、このdebug.htmには、アップロードボタンをクリック操作したときにdebug.cgiを呼び出す旨が記述されている。このためリクエストメッセージを受信して解析を行ったWEBアプリ117は、debug.cgiを実行する。
【0099】
ここで、リクエストメッセージを受信した複合機100における処理について説明する。図6は、リクエストメッセージを受信した複合機100における処理の手順を示すフローチャートである。
【0100】
httpd106は、ポート80番を常時監視しており、PC200からリクエストメッセージをポート80番で受信する(ステップS601)。そして、httpd106は、受信したリクエストメッセージを読み出し、リクエストメッセージを共有メモリ105に書き込む(ステップS602)。次に、httpd106は、リクエストメッセージ受信の旨をNCS128に通知する(ステップS603)。
【0101】
通知を受けたNCS128は、さらにリクエストメッセージ受信の旨をVAS118に通知する(ステップS604)。通知を受けたVAS118は、さらにリクエストメッセージ受信の旨をWEBアプリ117に通知する(ステップS605)。WEBアプリ117は、リクエストメッセージ受信の旨の通知を受けたことをトリガとして、共有メモリ105を参照して、リクエストメッセージを読み出す(ステップS606)。そして、リクエストメッセージの内容を解析して(ステップS607)、リクエストメッセージのメッセージボディに記述された内容に応じた処理を実行する(ステップS608)。このとき、メッセージボディにCGIを実行する旨が記述されていれば、対応するCGIを実行する。
【0102】
そして、WEBアプリ117は、処理の実行結果をレスポンスメッセージとして、httpd106経由でリクエストメッセージの送信元であるPC200に返信する(ステップS609)。
【0103】
なお、本実施の形態では、リクエストメッセージ受信の旨の通知を受けたNCS128は、VAS118に当該受信の旨を通知し、VAS118からWEBアプリ117にリクエストメッセージ受信の旨の通知を行っているが、NCS128からWEBアプリ117に直接リクエストメッセージ受信の旨の通知を行うように構成しても良い。
【0104】
次に、WEBアプリ117によるカスタマイズプログラムの試験実行処理について説明する。図7は、WEBアプリ117の試験実行部302によるカスタマイズプログラムの試験実行処理の手順を示すフローチャートである。試験実行部302は、PC200のWEBブラウザに表示されたプログラミング画面201において、利用者がテスト実行ボタンをクリック操作したときに、testexe.cgiがWEBアプリ117によって起動されることによって実行される。
【0105】
試験実行部302は、まず、現在オペレーションパネル910の操作表示部911に表示されている画面のオペパネ画像データを、HDD103に退避する(ステップS701)。そして、インタプリタ(シェル)134を呼び出して、debug.htmに含まれているカスタマイズプログラム(入力されたカスタマイズプログラム)をインタプリタ(シェル)134によって実行する(ステップS702)。インタプリタ134によるカスタマイズプログラムの実行が完了すると、試験実行部302は、HDD103に格納されたオペパネ画像データを復元する(ステップS703)。すなわち、試験実行部302は、OCS関数ライブラリの描画関数を呼び出すことにより、HDD103に退避されたオペパネ画像データが操作表示部911に表示されることになる。
【0106】
カスタマイズプログラムのインタプリタ(シェル)134による実行によって、オペレーションパネル910の操作表示部911にオペパネ画像が表示される場合、そのオペパネ画像データは、操作表示部911の他、PC200のWEBブラウザにも表示される。この場合におけるオペパネ画像データのWEBブラウザへの表示処理およびWEBブラウザに表示されたオペパネ画像からの入力処理について説明する。
【0107】
図8は、オペパネ画像データのWEBブラウザへの表示処理およびWEBブラウザに表示されたオペパネ画像からの入力処理におけるデータの流れを示す説明図である。
【0108】
インタプリタ(シェル)134によってカスタマイズプログラムが実行され、カスタマイズプログラムの中からOCS関数ライブラリの描画関数呼び出しが行われたとき(ステップS801)、OCS126(関数ライブラリ)経由でオペレーションパネル910の操作表示部911にオペパネ画像が描画される(ステップS802)。この後、NCS128は、特定のsocketから操作表示部911に表示されたオペパネ画像データを取り出し(ステップS803)、httpd106に受け渡して(ステップS804)、httpd106は、オペパネ画像データをインターネット220に接続されたPC200に送信し、PC200のWEBブラウザに表示させる(ステップS805)。これによって、オペレーションパネル910の操作表示部911に表示されたオペパネ画像と同じオペパネ画像データがPC200のWEBブラウザに表示される。
【0109】
図9(a)および(b)は、PC200のWEBブラウザに表示されたオペパネ画像データの一例を示す説明図である。図9(a)は、オペパネ画像データとして、ボタン表示がなされている例を示し、図9(b)は、ソフトキーボードが表示されている例(但し各キーの表示は省略)を示す。
【0110】
図9(a)および図9(b)に示すオペパネ画像データは、いずれもhtml形式のファイルであり、各ボタンおよび各キーをクリック操作すると、各キーおよび各ボタンに固有のキーイベントとともにclick.cgiの起動のリクエストメッセージがWEBアプリ117に送信されるようにhtml形式で記述されている。
【0111】
各キーイベントは、実際のオペレーションパネル910の操作表示部911に表示されたボタンまたはキーをタッチ操作したときに発生するキーイベントに対応付けられている。具体的には、WEBブラウザ上におけるボタンまやはキーのクリック操作によるキーイベントと操作表示部911上における該当ボタンまたはキーのタッチ操作によるキーイベントは同一のものとなっている。
【0112】
利用者がPC200上で、図9(a)または(b)に示すようなWEBブラウザに表示されているオペパネ画像データからボタンまたはキーのクリック操作を行った場合、クリック操作を行ったボタンまたはキーのキーイベントとclick.cgiの起動要求をメッセージボディに含むリクエストメッセージが複合機100に送信される(ステップS806)。
【0113】
複合機100では、httpd106によってPC200からリクエストメッセージをポート80番で受信し、受信したリクエストメッセージを読み出し、リクエストメッセージを共有メモリ105に書き込む(ステップS807)。また、httpd106は、リクエストメッセージ受信の旨をNCS128に通知する(ステップS808)。
【0114】
通知を受けたNCS128は、前述のように、リクエストメッセージ受信の旨をVAS118に通知し(ステップS809)、通知を受けたVAS118は、さらにリクエストメッセージ受信の旨をWEBアプリ117に通知する(ステップS810)。WEBアプリ117は、リクエストメッセージ受信の旨の通知を受けると、共有メモリ105を参照して、リクエストメッセージを読み込み(ステップS811)、メッセージボディの内容を解析して、click.cgiを起動しする。click.cgiでは、メッセージボディの中からキーイベントを取得して、取得したキーイベントをOCS126にメッセージ送信する処理を行う(ステップS812)。OCS126は、キーイベントのメッセージを受信して、SCS122に送信する(ステップS813)。SCS122は、受信したキーイベントをカスタマイズプログラムを実行中のインタプリタ(シェル)134に受け渡す(ステップS814)。このキーイベントのOCS126からSCS122、インタプリタ(シェル)134への送信の一連の処理は、オペレーションパネル910の操作表示部911からのタッチ操作によるキーイベントをOCS126が取得した後の処理と同様である。すなわち、実際の複合機100でカスタマイズプログラムが動作した場合に操作表示部911に表示されるオペパネ画像に対するタッチ操作に対する処理と同様の処理を、PC200のWEBブラウザからのカスタマイズプログラムのテスト実行によってブラウザに表示されたオペパネ画像に対するクリック操作によって実現することができる。
【0115】
なお、本実施の形態では、WEBブラウザ上におけるボタンまたはキーのクリック操作によるキーイベントと操作表示部911上における該当ボタンまたはキーのタッチ操作によるキーイベントを同一のイベントとしているが、両イベントを異なるものとして、両イベントをテーブル情報などによって予め対応付けておき、イベント処理部303によって、WEBブラウザ上でのクリック操作によるキーイベントを受けたときに、当該テーブル情報を参照して、対応する操作表示部911上でのタッチ操作によるキーイベントに変換するように構成しても良い。
【0116】
以上、プログラミング画面201において、プログラム入力フィールドに入力されたカスタマイズプログラムのテスト実行の処理について説明したが、次にこのカスタマイズプログラムの入力処理について説明する。
【0117】
PC200のWEBブラウザに表示されているプログラミング画面201(debug.htm)において、参照ボタンをクリックしてPC200に格納されているカスタマイズプログラムを指定し、あるいはプログラム入力フィールドに直接カスタマイズプログラムを入力し、アップロードボタンをクリック操作した場合、WEBブラウザから複合機100のWEBアプリ117に対しリクエストメッセージが送信される。このリクエストメッセージのメッセージボディにはdebug.htmが含められており、このdebug.htmには、アップロードボタンをクリック操作したときにdebug.cgiを呼び出す旨が記述されている。このためリクエストメッセージを受信して解析を行ったWEBアプリ117は、プログラム入力部301によって、debug.cgiを実行してカスタマイズプログラム入力処理を行う。
【0118】
図10は、WEBアプリ117のプログラム入力部301によるカスタマイズプログラム入力処理(debug.cgiの処理)の手順を示すフローチャートである。WEBアプリ117のプログラム入力部301は、指定されたカスタマイズプログラムのプログラムファイルを複合機100にアップロードする。あるいは受信したリクエストメッセージの中のdebug.htmのプログラム入力フィールドに直接入力されたカスタマイズプログラムをプログラムファイルにした後、このプログラムファイルを複合機100にアップロードする(ステップS1001)。
【0119】
次に、プログラム入力部301は、debug.htmを先頭から一行づつ読み込む(ステップS1002)。そして、読み込んだ行が「program_list:」の文字列を含むか否かを調べることにより、プログラム入力フィールドか否かを判断する(ステップS1003)。
【0120】
そして、プログラム入力フィールドであると判断した場合には、アップロードされたプログラムファイルを読み込んで(ステップS1004)、プログラムファイルの内容、すなわちカスタマイズプログラムをPC200に送信する(ステップS1005)。
【0121】
一方、ステップS1003において、プログラム入力フィールドでないと判断した場合には、ステップS1002で読み込んだ一行をそのままPC200に送信する(ステップS1006)。
【0122】
そして、ステップS1002からS1006までの処理を、debug.htmのすべての行について繰り返し行う(ステップS1007)。これにより、PC200のWEBブラウザには、debug.cgiによる処理結果のdebug.htmが順次表示されることになる。
【0123】
このようにプログラミング画面201から入力されたカスタマイズプログラムが複合機100にアップロードされ、プログラム入力フィールドにアップロード後のカスタマイズプログラムが表示された後、上述した保存ボタン、実行設定ボタン、テスト実行ボタンのクリック操作が可能となる。
【0124】
次に、本実施の形態の複合機100のハードウェア構成について説明する。図11は、図2に示した実施の形態1の複合機100のハードウェア構成図である。図11に示すように、この複合機100は、CPU902、SDRAM903、SRAM908、フラッシュメモリ(フラッシュROM)210、ICカードインタフェース部230およびHDD103などをASIC901に接続したコントローラボード900と、オペレーションパネル910と、ファックスコントロールユニット(FCU)920と、USB930と、IEEE1394 940と、プリンタ950とから構成されている。オペレーションパネル910はASIC901に直接接続され、FCU920、USB930、IEEE1394 940およびプリンタ950はPCIバスを介してASIC901に接続されている。
【0125】
ICカードインタフェース部230は、ICカード240を挿入して、ICカード240とデータのやりとりを行うインタフェースである。ICカード240は、インストール記憶媒体として使用することもでき、この場合には開発された外部アプリをICカード240に格納する。
【0126】
このように実施の形態1にかかる複合機100では、WEBアプリ117の試験実行部302によって、インターネットに接続されたPC200からの要求により、複合機100の操作表示部911のカスタマイズプログラムを実行し、その実行に伴って操作表示部911に出力されるオペパネ画像データをPC200のWEBブラウザに順次表示しているので、PC200からの容易な操作でカスタマイズプログラムのデバッグ作業を行うことができ、カスタマイズプログラムの開発を効率的に行える。この結果、複合機100に多種多様な機能を容易に実現させることができる。
【0127】
(実施の形態2)
実施の形態1にかかる複合機100では、カスタマイズプログラムのカスタマイズプログラムの入力処理および試験実行処理をアプリケーション層に設けたWEBアプリ117によって実現していたが、この実施の形態2にかかる複合機は、カスタマイズプログラムの入力処理および試験実行処理をコントロールサービス層に設けたプログラミングサービスによって実現するものである。
【0128】
図12は、実施の形態2にかかる複合機1200の機能的構成を示すブロック図である。本実施の形態の複合機1200は、実施の形態1の複合機100と異なり、WEBアプリ117の代わりにプログラミングサービス133をコントロールサービス層に設けており、その他の構成は実施の形態1の複合機100と同様である。
【0129】
プログラミングサービス133は、実施の形態1のWEBアプリ117と同様に、インターネット220に接続されたクライアント端末としてのPC200に対してWEBサーバ(httpサーバ)として動作し、PC200上で動作するWEBブラウザに後述するプログラミング画面201を表示し、このプログラミング画面201からオペレーションパネル910の操作表示部911のカスタマイズプログラムを入力させるものである。また、プログラミングサービス133は、PC200から入力されたカスタマイズプログラムをHDD103のカスタマイズ領域として作成されたカスタマイズディレクトリに保存する。さらに、プログラミングサービス133は、複合機1200上でカスタマイズプログラムが実行されるように、起動設定ファイルにカスタマイズプログラムを登録する。また、プログラミングサービス133は、PC200のプログラミング画面201からの指示により、複合機1200上でカスタマイズプログラムを動作確認のために試験実行し、その実行の際に操作表示部911に表示されるオペパネ画像データをPC200のWEBブラウザに表示する。
【0130】
プログラミングサービス133によるPC200からのカスタマイズプログラムの入力および試験実行の具体的な処理は、実施の形態1のWEBアプリ117と同様の処理が行われる。
【0131】
このように実施の形態2にかかる複合機1200では、コントロールサービスとして搭載されたプログラミングサービス133によって、カスタマイズプログラムの入力処理とテスト実行処理を行っているので、プログラミングサービスはネットワーク上のクライアント端末のサーバプロセスとして動作するだけでなく、複合機1200に搭載されたアプリケーション130をクライアントとしたサーバプロセスとしても動作することになり、複合機1200にさらなる多種多様な機能を実現させることができる。
【0132】
なお、実施の形態1および2にかかる複合機100、1200では、インターネット220に接続されたクライアント端末としてのPC200の要求により、カスタマイズプログラムのテスト実行処理を行っているが、インターネット以外のネットワーク、例えばLANなどに接続されたクライアント端末からの要求によりテスト実行を行うように構成することも可能である。また、通信プロトコルとしては、TCP/IP以外のプロトコルを利用しても良い。
【0133】
また、実施の形態1および2にかかる複合機100、1200では、オペレーションパネル910の操作表示部911のカスタマイズプログラムのテスト実行の処理を行っているが、複合機100、1200で動作するプログラムであって、かつ操作表示部911に画像を出力するプログラムであればいずれのコンポーネントのカスタマイズについても本発明を適用することができる。
【0134】
また、実施の形態1および2にかかる複合機100、1200では、カスタマイズプログラムとしてシェルスクリプトを利用しているが、この他、Visual Basic(登録商標)やJava(登録商標)言語を使用してもよい。この場合には、インタプリタは、汎用OS121に含めず、汎用OS121の配下で動作するように構成する必要がある。
【0135】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、クライアント端末からの容易な操作でカスタマイズプログラムのデバッグ作業を行うことができ、カスタマイズプログラムの開発を効率的に行って、容易に多種多様な機能を画像形成装置に実現させることができるという効果を奏する。
また、請求項1にかかる発明によれば、プログラミングサービスはネットワーク上のクライアント端末のサーバプロセスとして動作するだけでなく、画像形成装置に搭載されたアプリケーションをクライアントとしたサーバプロセスとしても動作可能となり、アプリケーションに対して種々の機能を提供することにより、画像形成装置にさらなる多種多様な機能を実現させることができるという効果を奏する。
【0136】
また、請求項2にかかる発明によれば、クライアント端末からの操作および動作確認をWEBページを利用して容易に行うことができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0137】
また、請求項3にかかる発明によれば、カスタマイズプログラムのコンパイル、リンクなしに動作確認を行え、クライアント端末からのデバッグ作業をより効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0138】
また、請求項4にかかる発明によれば、クライアント端末からの容易な操作でオペレーションパネルの操作表示部用のカスタマイズプログラムをデバッグして動作確認を行え、カスタマイズを利用した操作表示部に関する機能のデバッグ作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0139】
また、請求項5にかかる発明によれば、試験実行手段のプログラム開発を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0140】
また、請求項6にかかる発明によれば、クライアント端末に表示されたオペパネ画像情報に対する入力操作による実行処理を、実際のオペレーションパネルの操作表示部からの入力操作の場合と同様に実現することができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業を正確に行うことができるという効果を奏する。
【0141】
また、請求項7にかかる発明によれば、クライアント端末に表示されたオペパネ画像情報に対する入力操作によるイベントの処理を、実際のオペレーションパネルの操作表示部から入力操作があった場合と同様に実現することができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業をより正確に行うことができるという効果を奏する。
【0142】
また、請求項8にかかる発明によれば、カスタマイズプログラムの入力も操作の容易なクライアント端末を利用してカスタマイズプログラムの開発およびデバッグ作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0143】
また、請求項9にかかる発明によれば、クライアント端末に対するWEBサーバとしての機能のみをWEBアプリに含め、ハードウェア資源に対するアクセスをコントロールサービスに委ねることができ、WEBアプリの開発を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0145】
また、請求項10にかかる発明によれば、クライアント端末からの容易な操作でカスタマイズプログラムのデバッグ作業を行うことができ、カスタマイズプログラムの開発を効率的に行って、容易に多種多様な機能を画像形成装置に実現させることができるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、プログラミングサービスはネットワーク上のクライアント端末のサーバプロセスとして動作するだけでなく、画像形成装置に搭載されたアプリケーションをクライアントとしたサーバプロセスとしても動作可能となり、アプリケーションに対して種々の機能を提供することにより、画像形成装置にさらなる多種多様な機能を実現させることができるという効果を奏する。
【0146】
また、請求項11にかかる発明によれば、クライアント端末からの操作および動作確認をWEBページを利用して容易に行うことができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0147】
また、請求項12にかかる発明によれば、カスタマイズプログラムのコンパイル、リンクなしに動作確認を行え、クライアント端末からのデバッグ作業をより効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0148】
また、請求項13にかかる発明によれば、クライアント端末からの容易な操作でオペレーションパネルの操作表示部用のカスタマイズプログラムをデバッグして動作確認を行え、カスタマイズを利用した操作表示部に関する機能のデバッグ作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0149】
また、請求項14にかかる発明によれば、クライアント端末に表示されたオペパネ画像情報に対する入力操作による実行処理を、実際のオペレーションパネルの操作表示部からの入力操作の場合と同様に実現することができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業を正確に行うことができるという効果を奏する。
【0150】
また、請求項15にかかる発明によれば、クライアント端末に表示されたオペパネ画像情報に対する入力操作によるイベントの処理を、実際のオペレーションパネルの操作表示部から入力操作があった場合と同様に実現することができ、カスタマイズプログラムのデバッグ作業をより正確に行うことができるという効果を奏する。
【0151】
また、請求項16にかかる発明によれば、カスタマイズプログラムの入力も操作の容易なクライアント端末を利用してカスタマイズプログラムの開発およびデバッグ作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる複合機の主要構成およびネットワーク構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1の複合機の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】WEBアプリの機能的構成を示すブロック図である。
【図4】プログラミング画面の内容の一例を示す説明図である。
【図5】プログラム入力フィールドに入力されるカスタマイズプログラムの内容の一例を示す説明図である。
【図6】リクエストメッセージを受信した複合機における処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】WEBアプリの試験実行部によるカスタマイズプログラムの試験実行処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】オペパネ画像データのWEBブラウザへの表示処理およびWEBブラウザに表示されたオペパネ画像からの入力処理におけるデータの流れを示す説明図である。
【図9】図9(a)は、PCのWEBブラウザに表示されたオペパネ画像データのボタン表示がなされている例を示す説明図であり、図9(b)は、オペパネ画像データのソフトキーボード表示がなされている例を示す説明図である。
【図10】WEBアプリのプログラム入力部によるカスタマイズプログラム入力処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態1の複合機のハードウェア構成図である。
【図12】実施の形態2にかかる複合機の機能的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100,1200 複合機
101 白黒レーザプリンタ
102 カラーレーザプリンタ
103 HDD
105 共有メモリ
106 httpd
104 ハードウェアリソース
110 ソフトウェア群
111 プリンタアプリ
112 コピーアプリ
113 ファックスアプリ
114 スキャナアプリ
115 ネットファイルアプリ
116 工程検査アプリ
117 WEBアプリ
118 VAS
120 プラットホーム
121 汎用OS
122 SCS
123 SRM
124 ECS
125 MCS
126 OCS
127 FCS
128 NCS
129 複合機初期化部
130 アプリケーション
131 プログラム起動部
133 プログラミングサービス
134 インタプリタ(シェル)
135 カーネル
200 PC
201 プログラミング画面
210 フラッシュメモリ(フラッシュROM)
212 カスタマイズ領域(カスタマイズディレクトリ)
220 インターネット
230 ICカードインタフェース部
240 ICカード
301 プログラム入力部
302 試験実行部
303 イベント処理部
900 コントローラボード
901 ASIC
902 CPU
903 SDRAM(RAM)
908 SRAM
910 オペレーションパネル
911 操作表示部
930 USB
940 IEEE1394
950 プリンタ

Claims (16)

  1. 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションと、前記アプリケーションと前記ハードウェア資源との間に介在し、前記ユーザサービスを提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求、管理、実行制御並びに画像形成処理を行うコントロールサービスと、画面表示および操作入力を行う操作表示部を有するオペレーションパネルとを備えた画像形成装置であって、
    ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求によって、画像形成装置で動作するプログラムのカスタマイズプログラムを実行し、前記カスタマイズプログラムの実行に伴って前記操作表示部に出力されるオペパネ画像情報を、前記クライアント端末に表示する試験実行手段と、を備え
    前記試験実行手段は、前記コントロールサービスとして搭載されたプログラミングサービスであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記試験実行手段は、インターネットに接続されたクライアント端末に表示されたWEBページを介して前記カスタマイズプログラムの実行要求を受信し、前記オペパネ画像情報を、前記クライアント端末に表示されるWEBページに表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カスタマイズプログラムをステップごとに逐次実行するプログラム実行手段をさらに備え、
    前記試験実行手段は、前記プログラム実行手段を呼び出して、インタプリタ用言語で記述したカスタマイズプログラムを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記試験実行手段は、前記操作表示部からの入力に対する実行処理を記述したカスタマイズプログラムを実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  5. 前記コントロールサービスとして搭載され、ネットワークの制御を行うネットワークコントロールサービスをさらに備え、
    前記ネットワークコントロールサービスは、前記操作表示部に出力されるオペパネ画像情報を取得して、取得したオペパネ画像情報を前記クライアント端末に送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  6. 前記クライアント端末に表示された前記オペパネ画像情報に対する入力操作によるイベント情報を取得して、取得したイベント情報に対応する前記操作表示部からの入力イベントを前記アプリケーションまたは前記コントロールサービスに通知するイベント処理手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  7. 前記コントロールサービスとして搭載され、前記オペレーションパネルの操作表示部からの入力による入力イベントを取得して前記アプリケーションまたは前記コントロールサービスに通知するオペパネコントロールサービスをさらに備え、
    前記イベント処理手段は、前記取得したイベント情報に対応する前記操作表示部からの入力イベントを、前記オペパネコントロールサービスに通知することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記カスタマイズプログラムを、前記クライアント端末からWEBページを介して入力させるプログラム入力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  9. 前記試験実行手段は、前記アプリケーションとして搭載されたWEBアプリであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  10. 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションと、前記アプリケーションと前記ハードウェア資源との間に介在し、前記ユーザサービスを提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求、管理、実行制御並びに画像形成処理を行うコントロールサービスと、画面表示および操作入力を行う操作表示部を有するオペレーションパネルとを備えた画像形成装置で動作するプログラムのカスタマイズプログラムを検証するカスタマイズプログラム試験方法であって、
    前記コントロールサービスとして搭載されたプログラミングサービスが、ネットワークに接続されたクライアント端末からの要求によって、画像形成装置で動作するプログラムのカスタマイズプログラムを実行し、前記カスタマイズプログラムの実行に伴って前記操作表示部に出力されるオペパネ画像情報を、前記クライアント端末に表示する試験実行ステップと、
    を含む特徴とするカスタマイズプログラム試験方法。
  11. 前記試験実行ステップは、インターネットに接続されたクライアント端末に表示されたWEBページを介して前記カスタマイズプログラムの実行要求を受信し、前記オペパネ画像情報を、前記クライアント端末に表示されるWEBページに表示することを特徴とする請求項10に記載のカスタマイズプログラム試験方法。
  12. 前記試験実行ステップは、インタプリタ用言語で記述したカスタマイズプログラムをステップごとに逐次実行することを特徴とする請求項10または11に記載のカスタマイズプログラム試験方法。
  13. 前記試験実行ステップは、前記操作表示部からの入力に対する実行処理を記述したカスタマイズプログラムを実行することを特徴とする請求項10〜12のいずれか一つに記載のカスタマイズプログラム試験方法。
  14. 前記クライアント端末に表示された前記オペパネ画像情報に対する入力操作によるイベント情報を取得して、取得したイベント情報に対応する前記操作表示部からの入力イベントを前記アプリケーションまたは前記コントロールサービスに通知するイベント処理ステップをさらに含むことを特徴とする請求項10〜13のいずれか一つに記載のカスタマイズプログラム試験方法。
  15. 前記イベント処理ステップは、前記取得したイベント情報に対応する前記操作表示部からの入力イベントを、前記コントロールサービスとして搭載され、前記オペレーションパネルの操作表示部からの入力による入力イベントを取得して前記アプリケーションまたは前記コントロールサービスに通知するオペパネコントロールサービスに通知することを特徴とする請求項14に記載のカスタマイズプログラム試験方法。
  16. 前記カスタマイズプログラムを、前記クライアント端末からWEBページを介して入力させるプログラム入力ステップをさらに含むことを特徴とする請求項10〜15のいずれか一つに記載のカスタマイズプログラム試験方法。
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