JP4500050B2 - 有機材料を染めるための黄色カチオン染料 - Google Patents

有機材料を染めるための黄色カチオン染料 Download PDF

Info

Publication number
JP4500050B2
JP4500050B2 JP2003560105A JP2003560105A JP4500050B2 JP 4500050 B2 JP4500050 B2 JP 4500050B2 JP 2003560105 A JP2003560105 A JP 2003560105A JP 2003560105 A JP2003560105 A JP 2003560105A JP 4500050 B2 JP4500050 B2 JP 4500050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
composition
dye
line
hair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003560105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005514512A5 (ja
JP2005514512A (ja
Inventor
エリウ,ヴィクター・ポール
フレーリング,ベアーテ
ハウザー,ユリア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Schweiz AG
Original Assignee
Ciba Holding AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Holding AG filed Critical Ciba Holding AG
Publication of JP2005514512A publication Critical patent/JP2005514512A/ja
Publication of JP2005514512A5 publication Critical patent/JP2005514512A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4500050B2 publication Critical patent/JP4500050B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B26/00Hydrazone dyes; Triazene dyes
    • C09B26/02Hydrazone dyes
    • C09B26/04Hydrazone dyes cationic

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Coloring (AREA)

Description

本発明は、新規な黄色カチオン染料、その組成物、その調製方法、並びに有機材料、例えばケラチン、羊毛、皮革、絹、セルロース又はポリアミド、特にケラチン含有繊維、綿又はナイロン、及び好ましくは人毛の染色におけるその使用に関する。
例えばWO95/01772、WO95/15144、EP714954及びEP318294から、カチオン染料を使用して有機材料、例えばケラチン、絹、セルロース又はセルロース誘導体、及び合成繊維、例えばポリアミドを染めることができることが公知である。カチオン染料は非常に鮮やかな色合いを出す。欠点は、加水分解及び光に対する不満足な堅ろう性、還元又は酸化条件下でのしばしば不十分な安定性、並びにしばしば不満足な貯蔵安定性である(John F. Corbett: "The Chemistry of Hair-Care Products", JSCD August 1976, page 290を参照)。
本発明の実際の技術的課題は、有機材料、例えばケラチン、羊毛、皮革、絹、セルロース又はポリアミド、特にケラチン含有繊維、綿又はナイロン、及び好ましくは人毛の染色のための、洗浄、光、シャンプー及び摩擦に対する良好な堅ろう性を有する、深みのある染色によって際立ち、好ましくは還元又は酸化染色条件下で満足な安定性を示す、鮮やかな染料を提供することであった。
したがって、式(I):
(式中、
1及びR2は、互いに独立して、C1〜C8アルキル基又は非置換であるか、置換されているベンジル基であり、ただし、置換基R1及びR2の少なくとも一方が、非置換であるか、置換されているベンジル基であり、
3は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、シアニド又はハライド、好ましくは水素であり、
-はアニオンであり、
ただし、R1がベンジル基であり、R2がメチル基である場合、R3は水素ではない)
の黄色カチオン染料が見い出された。
本発明では、置換ベンジル基は、例えば、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、シアニド及び/又はハロゲン化物によって、好ましくは水素によって置換されているベンジル基である。
アルキル基は、例えば、C1〜C8アルキル、好ましくはC1〜C4アルキルであり、直鎖状であっても分岐鎖状であっても、置換されていても非置換であってもよく、C5以上のアルキルでは、単環式であっても多環式であってよく、中断されていなくてもよいし、ヘテロ原子、例えばO、S、N、NHによって中断されていてもよい。
1〜C8アルキルは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2,2′−ジメチルプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、n−ヘキシル、n−オクチル、1,1′,3,3′−テトラメチルブチル又は2−エチルヘキシルである。
1〜C4アルキルは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル又はtert−ブチルである。
1〜C8アルコキシは、O−C1〜C8アルキル、好ましくはO−C1〜C4アルキルである。
ハライドは、例えば、フルオリド、クロリド、ブロミド又はヨージド、特にクロリドである。
「アニオン」とは、例えば、有機又は無機アニオン、例えばハライド、スルフェート、ハイドロジェンスルフェート、ホスフェート、ボロンテトラフルオリド、カーボネート、ビカーボネート、オキサレート又はC1〜C8アルキルスルフェート、特にメチルスルフェート若しくはエチルスルフェートをいう。アニオンはまた、ラクテート、ホルメート、アセテート、プロピオネート又は錯アニオン、例えば塩化亜鉛複塩をいう。
アニオンは、特にハライド、好ましくはクロリド、スルフェート、ハイドロジェンスルフェート、メチルスルフェート、ホスフェート、ホルメート、アセテート又はラクテートである。アニオンは、とりわけクロリド、ホルメート又はアセテートである。
好ましいものは、
1が、メチル基又は非置換であるか、置換されているベンジル基であり、
2が、非置換であるか、置換されているベンジル基であり、
3が、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、シアニド又はハライド、好ましくは水素であり、
-がアニオンである、本発明の式(I)の黄色カチオン染料である。
好ましいものは、特に、
1がメチル基であり、
2がベンジル基であり、
3が水素であり、
-がアニオンである、又は
1及びR2がベンジル基であり、
3が水素であり、
-がアニオンである、式(I)のカチオン染料である。
本発明はまた、式(I)の黄色染料の調製方法であって、
a)式(II):
(式中、
2は、水素、C1〜C8アルキル基又は非置換であるか、置換されているベンジル基であり、
3は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、シアニド又はハライド、好ましくは水素である)
のフェニルヒドラジンを、酸の添加により、式(III):
の4−ピリジルアルデヒドと反応させて、式(IV):
のヒドラゾンを形成し、
b)次いで、式(IV)の後者化合物をアルキル化剤又はベンジル化剤と反応させて、式(I):
(式中、
1は、C1〜C8アルキル基又は非置換であるか、置換されているベンジル基であり、R1及びR2の少なくとも一方が、非置換であるか、置換されているベンジル基であり、ただし、R1がベンジル基であり、R2がメチル基であるとき、R3は水素ではない)
の化合物を形成することを含む方法に関する。
本発明はまた、特に、式(I)の黄色染料の調製方法であって、
c)式(II):
(式中、
3は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、シアニド又はハライド、好ましくは水素である)
のフェニルヒドラジンを、酸の添加により、式(III):
の4−ピリジルアルデヒドと反応させて、式(V):
のヒドラゾンを形成し、
d)次いで、式(V)の後者化合物をアルキル化剤又はベンジル化剤と反応させて、式(VI):
(式中、
1は、C1〜C8アルキル基又は非置換であるか、置換されているベンジル基である)
の四級化化合物を形成し、
e)その後、塩基の存在下、アルキル化剤又はベンジル化剤と反応させて式(I):
(式中、
2は、C1〜C8アルキル基又は非置換であるか、置換されているベンジル基である)
の化合物を形成することを含む方法に関する。
工程a)及びc)/ヒドラゾン形成
この反応は一般に、それ自体公知の方法、(例えば出発化合物を混合することにより、又は一方の出発化合物を他方に滴下することによる)にしたがって、フェニルヒドラジンと4−ピリジルアルデヒドとを接触させることによって開始させる。好ましくは、フェニルヒドラジンを容器に入れ、4−ピリジルアルデヒドを滴下する。
4−ピリジルアルデヒドとフェニルヒドラジンとのモル比は、一般に0.5:1〜3:1の範囲、特に1:1〜2:1の範囲、とりわけ1:1〜1:1.5の範囲で選択される。
4−ピリジルアルデヒドとフェニルヒドラジンとの反応の反応温度は、273〜303Kの範囲、特に283〜295Kの範囲、とりわけ288〜295Kの範囲で選択することが特に望ましい。
選択される反応圧は、一般に70kPa〜10MPaの範囲、特に90kPa〜5MPaであり、とりわけ大気圧である。
フェニルヒドラジンへの4−ピリジルアルデヒドの滴下の期間は、一般に、出発化合物の反応性、選択される反応温度及び所望の転換率に依存する。滴下の期間は通常、15分〜2日の範囲で選択される。
フェニルヒドラジンに4−ピリジルアルデヒドを添加したのち、得られる反応混合物をその後、攪拌することが望ましい。後続の攪拌に選択される期間は一般に、1時間〜24時間である。
反応の期間は一般に、出発化合物の反応性、選択される反応温度及び所望の転換率に依存する。選択される反応期間は通常、15分〜2日の範囲である。
加えて、反応は、溶媒を用いて又は用いずに実施することができるが、溶媒中で実施することが好ましい。好ましいものは、有機溶媒又は溶媒混合物であり、水が特に好ましい。
本発明に関連して、溶媒は、有機溶媒及び水、又は有機溶媒の混合物、又は有機溶媒と水との混合物である。有機溶媒は、例えば、アルコール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール又はグリコール類、特にイソプロパノールである。
溶媒に対するフェニルヒドラジンの重量比は、一般に20〜60重量%の範囲、特に30〜60重量%の範囲である。
工程a)及びc)で得られた反応生成物は、有利には、塩基の添加によってpH値をpH1〜4の範囲、特にpH2〜3の範囲、とりわけpH2.1〜2.3の範囲に調節する。
工程a)及びc)で得られた反応生成物を、さらに処理する前にワークアップし、単離することが望ましい。
ワークアップは通常、反応生成物に塩を加えることによって実施される。
塩添加のための温度は、一般には40〜80℃の範囲、特に50〜70℃の範囲、とりわけ55〜65℃の範囲である。
塩添加が完了すると、通常、塩添加の温度でさらに1時間〜2日、攪拌を実施する。
工程a)及びc)で得られた反応生成物は通常、ろ過し、その後、反応生成物を含有する得られるろ過ケークを乾燥させることによって単離される。
ろ過は通常、標準的なろ過器具、例えばブフナー漏斗、フィルタプレス、加圧吸引フィルタで、好ましくは減圧下で実施される。
乾燥のための温度は圧力に依存する。乾燥は通常、減圧下、50〜200mbarで実施される。
乾燥は通常、40〜90℃の範囲、特に50〜80℃の範囲、とりわけ65〜75℃の範囲の温度で実施される。
酸は、例えば、硫酸、塩酸、酢酸、ギ酸、好ましくは硫酸である。
適当な塩基は、例えば、アルカリ金属炭酸塩、例えばNa2CO3又はK2CO3、アルカリ金属炭酸水素塩、例えばNaHCO3又はKHCO3、アルカリ金属水酸化物、例えばNaOH又はKOH、アルカリ金属、例えばナトリウム又はカリウム、及び有機塩基、例えばピリジン、N,N′−ジメチルアミノピリジン又はキノリン、トリエチルアミンである。
「塩」は、例えば、アルカリ金属ハロゲン化物、例えば塩化ナトリウム又は塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウムをいう。
工程b)及びd)/四級化
工程a)及びc)で得られた4−ピリジルアルデヒドとフェニルヒドラジンとの反応生成物は通常、水/氷混合物に入れる。
水/氷混合物の重量比は、通常は3:1、特に2.5:1の範囲である。
工程a)及びc)からの反応混合物を含有する水/氷混合物の温度は、水/氷の比に依存し、一般には0〜10℃、特に0〜5℃の範囲である。
反応生成物を含有する水/氷混合物にアルキル化剤又はベンジル化剤を加えることが通常である。
アルキル化剤又はベンジル化剤と、工程a)及びc)からの反応混合物とのモル比は、通常は3:1〜1:1、特に2:1〜1:1、とりわけ1.2:1〜1:1の範囲である。
アルキル化剤又はベンジル化剤の添加ののち、得られる反応混合物のpH値を塩基によって5〜8、特に6〜7のpH値に調節することが望ましい。
塩基とアルキル化剤又はベンジル化剤とのモル比は、一般には3:1〜1:1の範囲、特に2:1〜1:1の範囲である。
一般には、次いで、さらなる攪拌を15〜60℃で30分〜12時間実施する。
選択される反応圧は一般に大気圧である。
反応期間は一般に、出発化合物の反応性、選択される反応温度及び所望の転換率に依存する。選択される反応期間は通常、1時間〜2日の範囲、特に1時間〜3時間の範囲である。
所望により、得られる反応生成物を精製し、単離することもできる。
工程(b)ののち、通常、式(I)の反応生成物をろ過し、次いで水又は塩溶液で洗浄し、その後、乾燥させる。
工程b)で得られた式(I)の生成物を、単離したのち、再結晶によって精製することが有利であることがわかった。
有機溶媒及び溶媒混合物が再結晶に適している。好ましいものは、アルコール、例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール又はブタノール、特に2−プロパノールである。
アルキル化剤は、例えば、臭化アルキル、ヨウ化アルキル及び硫酸アルキル、例えば硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジプロピル又は硫酸ジイソプロピルを含む。
ベンジル化剤は、例えば、ハロゲン化ベンジル、例えば臭化ベンジル及び塩化ベンジル、特に塩化ベンジル及び芳香核上で置換されているハロゲン化ベンジルを含む。ハロゲン化ベンジルは、特に、例えば水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、シアニド又はハライド、とりわけ水素によって置換されている。
工程e)
式(VI)の第四級化生成物を含有する、工程d)で得られた反応溶液を、溶媒を用いて又は溶媒を用いずに、アルキル化剤又はベンジル化剤と接触させる。
アルキル化剤又はベンジル化剤は一般に、工程d)で得られた反応溶液に加えられる。
添加のためには、アルキル化剤又はベンジル化剤を0〜20℃の範囲、特に0〜5℃の範囲の温度に冷却することが有利であることがわかった。
冷却のためには、アルキル化剤又はベンジル化剤を氷と混合し、得られた混合物を工程d)で得られた反応溶液に加えることが一般に望ましい。
アルキル化剤又はベンジル化剤と、工程d)からの反応溶液とのモル比は、通常は3:1〜1:1、特に2:1〜1:1、とりわけ1.2:1〜1:1の範囲である。
アルキル化剤又はベンジル化剤の添加ののち、通常、塩基、好ましくは水酸化ナトリウムを加える。
塩基とアルキル化剤又はベンジル化剤とのモル比は、一般には3:1〜1:1の範囲、特に2:1〜1:1の範囲である。
塩基の添加ののち、15〜60℃、特に18〜25℃の範囲の温度でさらに2時間、攪拌を実施する。
そして、反応を完了させるため、温度を40〜70℃の範囲、特に50〜70℃の範囲、とりわけ55〜65℃の範囲に高め、その温度で反応混合物をさらに30分〜4時間攪拌することが望ましいこともある。
反応が完了したら、酸の添加による中和が望ましいこともある。その結果、式(I)の目的反応生成物を下相に含む二相反応混合物が得られる。
通常、この下相を分別し、次いで水又は塩溶液で洗浄し、その後、減圧下で乾燥させる。
得られる反応生成物を精製することが有利であることがわかるであろう。
精製は通常、有機溶媒又は溶媒混合物からの再結晶によって実施される。アルコール、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、2−プロパノール又はブタノール、特に2−プロパノールが好ましい。
工程d)の四級化で使用されるベンジル化剤が工程e)で使用されるベンジル化剤と同じである場合、ベンジル化剤を工程d)のみに、ただし2倍の量で加えたのち、工程d)及びe)にしたがって反応させて、式(I)の染料を形成することが有利であることがわかった。すなわち、その場合、ベンジル化剤と工程c)の反応生成物とのモル比は、6:1〜2:1、特に4:1〜2:1、とりわけ2.4:1〜2:1の範囲になる。
本発明の方法の特に好ましい実施態様は、
c)式(II):
(式中、
3は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、シアニド又はハライド、好ましくは水素である)
のフェニルヒドラジンを、酸の添加により、式(III):
の4−ピリジルアルデヒドと反応させて、式(V):
のヒドラゾンを形成し、
d)次いで、式(V)の後者化合物をベンジル化剤と反応させて、式(VI):
(式中、
1は、非置換であるか、置換されているベンジル基である)
の四級化化合物を形成し、
e)その後、塩基及びベンジル化剤の存在下で反応させて式(I):
(式中、
2は、非置換であるか、置換されているベンジル基である)
の化合物を形成することによる、本発明の式(I)の黄色染料の調製に関する。
通常、工程d)で得られた反応混合物に塩基、好ましくは水酸化ナトリウムを加える。
工程d)で、塩基とベンジル化剤とのモル比は、一般には1.5:1〜0.5:1の範囲、特に1:1〜0.5:1の範囲である。
反応は、溶媒を用いて又は用いずに実施することができる。溶媒、特にアルコール、例えば2−プロパノールを用いて反応を実施することが有利であることがわかった。
塩基の添加ののち、15〜40℃の範囲、特に25〜40℃の範囲の温度で、さらに2〜8時間、特に4〜6時間、攪拌を実施する。
反応が完了すると、一般に、目的反応生成物を下相に含む二相反応混合物が得られる。
通常、この下相を分別し、次いで水又はアルコール、好ましくは2−プロパノールで洗浄し、その後、減圧下で乾燥させる。
得られる反応生成物を精製することが有利であることがわかるであろう。
精製は通常、有機溶媒又は溶媒混合物、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール又はブタノール、特に2−プロパノールからの再結晶によって実施される。
本発明の方法の特に好ましい変形態様は、
a)100%フェニルヒドラジン16.2gを水42g中の硫酸14gの混合物に20℃で攪拌しながら加えたのち、15分かけて、攪拌しながら4−ピリジンアルデヒド16.5gを加え、その後さらに1時間攪拌したのち、36%水酸化ナトリウム水溶液を、反応混合物のpH値が2.2に達するまで加え、その後、混合物を60℃に加熱し、次いでその温度で塩化ナトリウム2.7gを加え、その温度でさらに1時間攪拌し、ただちに、工程b)にしたがってさらに処理し、又は本発明の方法の好ましい変形態様で、その後、得られた反応混合物をろ過し、ろ過ケークを単離し、減圧下、70℃で乾燥させ、次いで、
b)20℃で30分かけて、36%水酸化ナトリウム8.4gを、水50g、氷20g、塩化ベンジル13.4g及び工程a)にしたがって調製したヒドラゾン21.3gの混合物に加え、添加中に温度を10℃まで低下させ、次いで、36%水酸化ナトリウム8.4gを加え、その後、36%水酸化ナトリウム5gの添加によってpH値を6〜7の範囲に維持し、温度が25℃を超えないようにしながら20℃でさらに2時間攪拌し、次いで、単離及び精製ののち又は単離せずに、好ましくは単離せずにただちに、反応混合物を工程c)にしたがってさらに処理し、
c)硫酸ジメチル20.4gを、氷22gを用いて0〜5℃で、例2b)からの反応溶液に加えたのち、攪拌しながら、36%水酸化ナトリウム14.3gを反応溶液に加え、さらに30分間攪拌し(温度が15℃に上昇)、その後、さらに36%水酸化ナトリウム5.5gを、pH値をpH12〜13の範囲に維持することができるような速度で加えたのち、そのpH範囲でさらに1.5時間攪拌し、その後、反応混合物を60℃に加熱し、その温度でさらに1時間攪拌したのち、60℃で、pH値がpH6〜7の範囲に達するのに十分な硫酸を加え、その後、反応混合物を20℃に冷却し(その過程で反応混合物が結晶化)、次いで結晶を単離し、所望により精製することによる、式(I)の染料の調製に関する。式(VIII):
の黄色の固体生成物が得られる。式(VIII)の生成物を2−プロパノールから2回再結晶させることが有利であることがわかった。
本発明の式(I)の染料は、有機材料、例えばケラチン、羊毛、皮革、絹、セルロース又はポリアミド、特にケラチン含有繊維、綿又はナイロン、及び好ましくは人毛を染めるのに適している。
本発明の方法によって得られる染料の色合いの多彩性は、他の染料との組み合わせによって増すことができる。本発明はまた、本発明の式(I)の染料及び少なくとも1種の他の染料による毛の着色に関する。
本発明の式(I)の染料は、同じ又は異なるクラスの染料、特に直接染料、酸化染料又はそれらの酸付加塩、カプラー化合物及びジアゾ化化合物若しくはキャップされたジアゾ化化合物の染料前駆体組み合わせ及び/又はカチオン性反応染料と組み合わせることができる。
直接染料は、天然又は合成であり、非帯電、カチオン性又はアニオン性であり、例えば酸性染料である。
酸化染料は、顕色剤及びカプラー化合物の群からのものである酸化染料前駆体をも指す。カプラー化合物は、酸との付加塩をも指す。
本発明に関連して、個別のクラスの染料は、Society of Textile Chemist and Coloristのカラーインデックスで定義されている染料を含む。
さらには、本発明に関連して、組み合わせ、組成物、配合物及び方法が、少なくとも式(I)の化合物を含む。
加えて、本発明に関連して、「さらなる染料」とは、好ましくは、酸化染料、ジアゾ化化合物、キャップされたジアゾ化化合物及び/若しくはカプラー化合物、又は酸性染料、特にカチオン性、アニオン性若しくは非帯電の直接染料をいう、
本発明は、式(I)の黄色染料又は本発明の方法の一つにしたがって調製された式(I)の黄色染料を含む組成物に関する。
特に好ましい本発明の主題は、上記式(I)の化合物と、場合によってはさらなる直接染料、特にさらなるカチオン性直接染料とを含む組成物である。
好ましいものは、少なくとも1種の式(I)の黄色染料と、少なくとも1種のさらなる直接染料、特にカチオン性直接染料又は/及び酸化染料、染料前駆体、例えば酸化染料前駆体、カプラー、ジアゾ化化合物若しくはキャップされたジアゾ化化合物とを含む組成物である。
さらには、好ましいものは、
a)少なくとも1種の式(I)の化合物、
a)少なくとも1種の酸化染料、
b)場合によっては、酸化剤、
c)場合によっては、水、及び
d)場合によっては、さらなる添加物
を含む組成物である。
本発明はまた、特に、
e)少なくとも1種の式(I)の化合物、
f)少なくとも1種のキャップされたジアゾニウム化合物、
g)水溶性カップリング成分、
c)場合によっては、酸化剤、及び
d)場合によっては、さらなる添加物
を含む組成物に関する。
さらには、好ましいものは、
a)少なくとも1種の式(I)の化合物、及び
b)少なくとも1種の酸化剤
を含む組成物である。
また、好ましいものは、
a)少なくとも1種の式(I)の化合物、及び
b)少なくとも1種の酸性染料
を含む組成物である。
さらには、好ましいものは、
a)少なくとも1種の式(I)の化合物、及び
b)少なくとも1種の非帯電染料
を含む組成物である。
同じく、好ましいものは、
a)少なくとも1種の式(I)の化合物、及び
b)少なくとも、1種のニトロアニリン又は/及び1種のアントラキノン染料
を含む組成物である。
さらには、好ましいものは、
a)少なくとも1種の式(I)の化合物、及び
b)少なくとも1種の自動酸化性染料
を含む組成物である。
また、好ましいものは、
a)少なくとも1種の式(I)の化合物、及び
b)少なくとも1種の天然染料
を含む組成物である。
さらには、好ましいものは、
a)少なくとも1種の式(I)の化合物、及び
b)少なくとも1種のカチオン性アゾ染料
を含む組成物である。
好ましいものは、例えば、GB A−2319776及びDE−A−29912327に記載されているカチオン性アゾ染料、例えばオキサジン染料及び本明細書で指定したさらなる直接染料とのその混合物である。
本発明の一つの好ましい実施態様は、少なくとも1種の本発明の式(I)の化合物と、直接染料との組み合わせである。直接染料は、"Dermatology"(edited by Ch. Culnan, H. Maibach, Verlag Marcel Dekker Inc., New York, Basle, 1986)7巻のCh. Zviak, The Science of Hair Careの7章248〜250頁及び Bundesverband der deutschen Industrie-und Handelsunternehmen fuer Arzneimittel, Reformwaren und Koerperpflegemittel e. V., Mannheimからディケット形態で得ることができる "Europaeisches Inventar der Kosmetikrohstoffe"(欧州委員会発表が1996年に公表)に記載されている。
特に半永久染色のために、少なくとも1種の式(I)の化合物と組み合わせるのにより好ましい直接染料は、
2−アミノ−3−ニトロフェノール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノ−アニソールスルフェート、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、2−クロロ−5−ニトロ−N−ヒドロキシエチレン−p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチルピクラミン酸、2,6−ジアミノ−3−((ピリジン−3−イル)−アゾ)ピリジン、2−ニトロ−5−グリセリル−メチルアニリン、3−メチルアミノ−4−ニトロ−フェノキシエタノール、4−アミノ−2−ニトロジフェニレンアミン−2′−カルボン酸、6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、4−N−エチル−1,4−ビス(2′−ヒドロキシエチルアミノ−2−ニトロベンゼンヒドロクロリド、1−メチル−3−ニトロ−4−(2′−ヒドロキシエチル)−アミノベンゼン、3−ニトロ−p−ヒドロキシエチルアミノフェノール、4−アミノ−3−ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミン−3−ニトロフェノール、ヒドロキシアントリルアミノプロピルメチルモルホリノメタスルフェート、4−ニトロフェニル−アミノエチルウレア、6−ニトロ−p−トルイジン、アシッドブルー62、アシッドブルー9、アシッドレッド35、アシッドレッド87(エオシン)、アシッドバイオレット43、アシッドイエロー1、ベーシックブルー3、ベーシックブルー6、ベーシックブルー7、ベーシックブルー9、ベーシックブルー12、ベーシックブルー26、ベーシックブルー99、ベーシックブラウン16、ベーシックブラウン17、ベーシックレッド2、ベーシックレッド22、ベーシックレッド76、ベーシックバイオレット14、ベーシックイエロー57、ベーシックイエロー9、ディスパースブルー3、ディスパースオレンジ3、ディスパースレッド17、ディスパースバイオレット1、ディスパースバイオレット4、ディスパースブラック9、ファストグリーンFCF、HCブルー2、HCブルー7、HCブルー8、HCブルー12、HCオレンジ1、HCオレンジ2、HCレッド1、HCレッド10−11、HCレッド13、HCレッド16、HCレッド3、HCレッドBN、HCレッド7、HCバイオレット1、HCバイオレット2、HCイエロー2、HCイエロー5、HCイエロー5、HCイエロー6、HCイエロー7、HCイエロー9、HCイエロー12、HCレッド8、ヒドロキシエチル−2−ニトロ−p−トルイジン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、HCバイオレットBS、ピクラミン酸、ソルベントグリーン7である。
より好ましいものは、例えばGB−A−2319776のカチオン性アゾ染料及びDE−A−29912327に記載されているオキサジン染料並びにその中で挙げられている他の直接染料との混合物である。
特に半永久的染色及び永久的染色のための、少なくとも1種の式(I)の化合物との組み合わせ、又は少なくとも1種の式(I)の化合物並びに酸化染料及び酸化剤との組み合わせに好ましい直接染料は、
ディスパースバイオレット4、ピクラミン酸、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、HCイエローNo.5、HCブルーNo.2、HCイエローNo.2、2−クロロ−5−ニトロ−N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、HCレッドNo.3、4−アミノ−3−ニトロフェノール、ベーシックブルー99、2−ヒドロキシエチルピクラミン酸、HCイエローNo.6、ヒドロキシエチル−2−ニトロ−p−トルイジン、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミン−3−ニトロフェノール、ベーシックレッド2、HCレッドNo.16及びHCブルーNo.16である。
本発明にしたがって式(I)の化合物と組み合わせるのに好ましいさらなるカチオン染料が以下の参考文献に記載されている。
−WO95/01772、特に2頁7行目〜4頁1行及び特に4頁35行目〜8頁21行及び11〜27頁、又は
−WO01/66646、特に1頁18行目〜3頁16行目及び好ましくは16頁20行目〜22頁並びに10〜17頁に記載されているカチオン染料、又は
−EP970685、特に2頁44行目〜9頁56行目及び好ましくは9頁58行目〜48頁12行目、又は
−直接染料は、DE−A−19713698、特に2頁61行目〜3頁43行目に記載され、又は
−直接染料及び酸化剤は、WO97/20545、特に1頁4〜10行、特に3頁24〜32行及び11頁6行目〜13頁19行目、特に直接染料は、5頁28行目〜8頁20行目に記載され、又は
−カチオン染料及びアニオン性UV吸収剤は、EP1166752、特に3頁20行目〜4頁21行目に記載され、特に4頁26〜3行、特に7頁47行目〜9頁56行目のUV吸収剤。
より好ましいものは、カチオン染料、例えばベーシックイエロー87、ベーシックオレンジ31若しくはベーシックレッド51、又はWO01/66646に記載されているカチオン染料、特に例4のカチオン染料、又はWO02/31056に記載されているカチオン染料、特に例6のカチオン染料、式106の化合物である。
本発明の式(I)の化合物との組み合わせにさらに好ましいものは、カチオン性ニトロアニリン及びアントラキノン染料、例えば以下の特許明細書に記載されているものである。US−5298029、特にコラム2の33行目〜コラム5の38行目、US−5360930、特にコラム2の38行目〜コラム5の49行目、US−5169403、特にコラム2の30行目〜コラム5の38行目、US−5256823、特にコラム4の23行目〜コラム5の15行目、US−5135543、特にコラム4の24行目〜コラム5の16行目、EP−A−818193、特に2頁40行目〜3頁26行目、US−5486629、特にコラム2の34行目〜コラム5の29行目及びEP−A−758547、特に7頁48行目〜8頁19行目。
加えて、好ましいものは、本発明の式(I)の化合物とさらなるカチオン染料又は他の染料との組み合わせである。好ましいものは、以下の参考文献に記載されている混合物である。ただし、1種のカチオン染料を本発明の式(I)の化合物によって置き換えることとする。
−WO95/01772、特に8頁34行目〜10頁22行目に記載されている、少なくとも2種のカチオン染料の混合物、又は
−EP998908、特に2頁34〜42行に記載されている、ピラゾロ−〔1,5−a〕−ピリミジンと少なくとも1種のカチオン染料との組み合わせ(EP998908、特に2頁48行目〜4頁3行目に記載されている好ましいピラゾロ−〔1,5−a〕−ピリミジン及びEP998908、特に4頁22行目〜47頁24行目に記載されている好ましいカチオン性直接染料を用いる)又は
−FR−2788432、特に53頁1行目〜63頁23行目に記載されている、カチオン染料の組み合わせ、特に、カチオン染料と、FR−2788432、特に51〜52頁のArianorsとの組み合わせか、又は、特に、少なくとも1種のベーシックブラウン17、ベーシックブラウン16、ベーシックレッド76及びベーシックレッド118か、及び/又は少なくとも1種のベーシックイエロー57及び/又は少なくとも1種のベーシックブルー99との組み合わせ、又は
−パーマネントウェーブ固定溶液の形態にある、直接染料及び/又は酸化染料と酸化剤との組み合わせ(特に、DE−A−19713698、特に4頁65行目〜35頁59行目に記載されている直接染料を用いる)又は
−EP850638、特に2頁27行目〜7頁46行、好ましくは7頁20行目〜9頁26行目に記載されている、カチオン染料及び顕色剤化合物タイプの酸化染料及び酸化剤の組み合わせ、又は
−US6,190,421、特にコラム2の2〜1行目に記載されている、1種上の酸化染料前駆体及び場合によっては1種以上のカプラーを含有する組成物(A)と、有機微粉状賦形剤及び/又は無機微粉状賦形剤中に場合によって分散した1種以上の好ましくはカチオン性の直接染料を含有する粉末形態の組成物(B)と、1種以上の酸化剤を含有する組成物(C)との即時調合混合物の組み合わせ(好ましくは、コラム2の35行目〜コラム5の13行目に記載されている酸化染料前駆体、及び好ましくは、コラム5の30行目〜コラム7の14行目に記載されている直接染料を用いる)又は
−US6,228,129、特にコラム26の26行目〜コラム27の9行目に記載されている、少なくとも1種の酸化塩基、少なくとも1種のカチオン性直接染料及び少なくとも1種の2電子酸化還元酵素タイプの酵素を、前記酵素の少なくとも1種のドナーの存在下に含む即使用可能な組成物(コラム8の17行目〜コラム13の65行目に記載されているカチオン性直接染料、特にコラム20の11〜19行、コラム23の61行目〜コラム24の25行目に記載されているカチオン性直接染料を用いる)又は
−WO99/20235の2頁1行目〜7頁9行及び39頁1行目〜40b頁11行目に記載されている、少なくとも1種の直接カチオン染料及び少なくとも1種のニトロ化ベンゼン染料の組成物(8頁12行目〜25頁6行目に記載されているカチオン直接染料及び26頁7行目〜30頁15行目に記載されているニトロベンゼン直接染料を用いる)又は
−WO99/20234に記載されている、少なくとも1種の直接カチオン染料及び少なくとも1種の自動酸化性酸化染料、特にベンゼン、インドール及びインドリン誘導体の組成物(2頁17行目〜26頁4行目に記載されている好ましい直接染料、及び特に26頁10行目〜28頁15行目に記載されている自動酸化性酸化染料を用いる)又は
−EP850636、特に5頁41行目〜7頁52行目、好ましくは19頁50行目〜22頁12行目に記載されている、少なくとも1種の直接染料と、少なくとも1種のメタアミノフェール誘導体と、少なくとも1種の顕色剤化合物と酸化剤との酸化染色組成物(7頁53行目〜17頁55行目に関連して18頁1及び2行に記載されている好ましい直接染料、及び7頁47〜52行に記載されている好ましいメタアミノフェール誘導体、及び6頁10行目〜7頁46行目に記載されている好ましい顕色剤化合物を用いる)又は
−EP−A−850637、特に6頁50行目〜8頁44行目に記載されている、少なくとも1種の直接染料と、パラ−フェニレンジアミン誘導体及びビス−フェニルアルキレンジアミンの群から選択される少なくとも1種の顕色剤化合物と、メタ−ジフェノールの群から選択される少なくとも1種のカプラー化合物と、酸化剤との酸化染色組成物、
−WO99/48856、特に9頁16行目〜13頁8行目及び11頁20行目〜12頁13行目に記載されている、カチオンカプラーを含む酸化染色組成物、又は
−EP998908、特に2頁34行目〜4頁23行目に記載されている、カチオン染料及び例えばピラゾロ−(1,5−a)−ピリミジン誘導体、又は
−FR−2788432、特に2頁16行目〜3頁16行及び5頁19行目〜14頁8行目に記載されている、Arianor及び/又は酸化染料並びに14頁23行目以降に記載されている、カチオン染料との組み合わせ、又は
−ドイツ国特許出願第19717224号に記載されている、酸化染料前駆体(不飽和アルデヒド及びカプラー化合物)(特に、2頁50〜66行及び3頁8〜12行に記載されている不飽和アルデヒドが顕色剤化合物として使用され、3頁42行目〜5頁25行目に記載されている第一級及び第二級アミノ基化合物、窒素含有複素環式化合物、アミノ酸、オリゴペプチド、芳香族ヒドロキシ化合物、CH活性化合物がカプラー化合物として使用されている)。
式(I)の化合物との組み合わせにさらに好ましいものは、例えばGB−A−2319776のカチオン性アゾ染料並びにDE−A−29912327に記載されているオキサジン染料及びその中で挙げられている他の直接染料との混合物である。
より好ましいものは、カチオン染料、例えばベーシックイエロー87、ベーシックオレンジ31若しくはベーシックレッド51又はWO01/66646に記載されている、特に例4のカチオン染料若しくはWO02/31056に記載されている、特に例6のカチオン染料、式106の化合物である。
WO01/66646の式(I)の染料、特に例4の直接染料及び/又はWO02/31056の式(2)の染料、特に例6の直接染料、及び/又はベーシックイエロー87、及び/又はベーシックレッド51、及び/又はベーシックオレンジ31を含む特に好ましい直接染料混合物。
水溶性の酸性染料である限り、本発明で使用される酸性染料に対して特に制限は加えられない。
本発明のさらなる実施態様は、本発明の式(I)の化合物と、例えば国際名(カラーインデックス)又は商品名で知られる化合物の群からの酸性染料との組み合わせに関する。
好ましい酸性染料は米国特許第6,248,314号に記載されている。これらの酸性染料は、レッドカラーNo.120、イエローカラーNo.4、イエローカラーNo.5、レッドカラーNo.201、レッドカラーNo.227、オレンジカラーNo.205、ブラウンカラーNo.201、レッドカラーNo.502、レッドカラーNo.503、レッドカラーNo.504、レッドカラーNo.506、オレンジカラーNo.402、イエローカラーNo.402、イエローカラーNo.406、イエローカラーNo.407、レッドカラーNo.213、レッドカラーNo.214、レッドカラーNo.3、レッドカラーNo.104、レッドカラーNo.105(1)、レッドカラーNo.106、グリーンカラーNo.2、グリーンカラーNo.3、オレンジカラーNo.207、イエローカラーNo.202(1)、イエローカラーNo.202(2)、ブルーカラーNo.202、ブルーカラーNo.203、ブルーカラーNo.205、ブルーカラーNo.2、イエローカラーNo.203、ブルーカラーNo.201、グリーンカラーNo.201、ブルーカラーNo.1、レッドカラーNo.230(1)、レッドカラーNo.231、レッドカラーNo.232、グリーンカラーNo.204、グリーンカラーNo.205、レッドカラーNo.401、イエローカラーNo.403(1)、グリーンカラーNo.401、グリーンカラーNo.402、ブラックカラーNo.401及びパープルカラーNo.401、特にブラックカラーNo.401、パープルカラーNo.401、オレンジカラーNo.205を含む。
これらの酸は、単独で使用してもよいし、それらの組み合わせとして使用してもよい。
好ましくは、これらは、十分な染毛効果が達成され、手の皮膚がほとんど汚れないという実用の観点から、組成物の全重量に基づいて0.001〜5重量%(以下、単に「%」と記す)、特に0.005〜4%、とりわけ0.2〜3%の割合で配合される。
本発明のさらなる実施態様は、本発明の式(I)の化合物と、例えばニトロアニリン類、ニトロフェニレンジアミン類、ニトロアミノフェノール類、アントラキノン類、インドフェノール類、フェナジン類、フェノチアジン類、ビスピラゾロン類若しくはビスピラゾールアザ誘導体又はメチン類の群からの非帯電染料との組み合わせに関する。
加えて、本発明は、本発明の式(I)の化合物と酸化染料との組み合わせに関する。
適当な酸化染料は、例えば
−ドイツ国特許出願第1994450号、特に6頁6〜64行、又は
−ドイツ国特許出願第19959479号、特にコラム2の6行目〜コラム3の11行目、又は
−シリーズ"Dermatology"(edited by Ch. Culnan, H. Maibach, Verlag Marcel Dekker Inc., New York, Basle, 1986)7巻のCh. Zviak, The Science of Hair Careの8章264〜267頁(酸化染料)又は
−ドイツ国特許出願第19717224号(2頁50〜66行及び3頁8〜12行に記載されている不飽和アルデヒドが顕色剤化合物として使用され、3頁42行目〜5頁8行目に記載されている第一級及び第二級アミノ基化合物、窒素含有複素環式化合物、アミノ酸、オリゴペプチド、芳香族ヒドロキシ化合物、CH活性化合物がカプラー化合物として使用されている)に記載されている。
顕色剤タイプの好ましい酸化染料前駆体は、例えば、置換又は非置換のヒドロキシ若しくはアミノ残基によってパラ又はオルト位置で置換されている第一級芳香族アミン若しくはジアミノピリジン誘導体、複素環式ヒドラゾン、4−アミノピラゾール誘導体、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン誘導体又はドイツ国特許出願第19717224号、特に2頁50〜66行及び3頁8〜12行に記載されている不飽和アルデヒド又はWO00/43367、特に2頁27行目〜8頁24行目、とりわけ9頁22行目〜11頁6行目に記載されているカチオン性顕色剤化合物である。
同じく本発明の方法との組み合わせに非常に適しているものは、生理的に適合性の酸付加塩形態、例えば塩酸塩又は硫酸塩の形態にある顕色剤染料である。芳香族OH置換基を有する顕色剤染料もまた、塩基との塩の形態、例えばアルカリ金属フェノラートの形態で適している。
好ましい顕色剤化合物は、
1,4−ジアミノベンゼン(p−フェニレンジアミン)、1,4−ジアミノ−2−メチルベンゼン(p−トルイレンジアミン)、1,4−ジアミノ−2,6−ジメチルベンゼン、1,4−ジアミノ−2,5−ジメチルベンゼン、1,4−ジアミノ−2,3−ジメチルベンゼン、2−クロロ−1,4−ジアミノベンゼン、4−フェニルアミノアニリン、4−ジメチルアミノアニリン、4−ジエチルアミノアニリン、ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、1−(2′−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、4−〔(2−メトキシエチル)アミノ〕−アニリン、4−〔(3−ヒドロキシプロピル)アミノ〕−アニリン、ヒドロキシプロピル−ビス−(N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン)ヒドロクロリド、1,4−ジアミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−ベンゼン、1,4−ジアミノ−2−(1−メチルエチル)−ベンゼン、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)−エタノール、1,3−ビス〔(4−アミノフェニル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2−プロパノール、ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミノフェニル)−メタン、1,4−ビス−(4−アミノフェニル)−ジアザシクロヘプタン、1,8−ビス(2,5−ジアミノフェノキシ)−3,6−ジオキサオクタン、1,10−ビス−(2,5−ジアミノフェニル)−1,4,7,10−テトラオキサデカン、ヒドロキシエチル−3,4−メチレンジオキシアニリン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、m−アミノフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール、4−メチルアミノフェノールスルフェート、4−アミノ−m−クレゾール、6−アミノ−m−クレゾール、6−アミノ−m−クレゾール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、2−アミノ−5−メチルフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−メチルアミノフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、4−アミノ−2−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕メチルフェノール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェノール、4−アミノ−2−(メトキシメチル)−フェノール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−フェノール、2−ヒドロキシメチルアミノ−4−アミノフェノール、ビス−(4−アミノフェニル)アミン、4−アミノ−3−フルオロフェノール、2−ヒドロキシメチル−4−アミノフェノール、4−アミノ−2−(ジエチルアミノ)−メチル)−フェノール、5−アミノサリチル酸、2,5−ジアミノピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ジアミノピリジン、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、2−ジメチルアミノ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノ−4−(1H)−ピリミドン、さらにはEP0740741又はWO94/08970に記載されている4,5−ジアミノピラゾール誘導体、特に4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(1−メチルエチル)−1H−ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−〔(4−メチルフェニル)メチル〕−1H−ピラゾール、1−〔(4−クロロフェニル)メチル〕−4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−メチル−1H−ピラゾールである。
より好ましい顕色剤染料は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、p−アミノフェノール、m−アミノフェノール、o−アミノフェノール、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミンスルフェート、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソールスルフェート、ヒドロキシエチル−3,4−メチレンジオキシアニリン、1−(2′−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、2,6−ジメトキシ−3,5−ジアミノピリジン、ヒドロキシプロピル−ビス−(N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン)ヒドロクロリド、ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミンスルフェート、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−メチルアミノフェノールスルフェート、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール、4−アミノ−m−クレゾール、6−アミノ−m−クレゾール、5−アミノ−6−クロロ−クレゾール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジンスルフェートである。
カプラータイプの好ましい酸化染料前駆体は、例えば、m−フェニレンジアミン誘導体、ナフトール、レゾルシン及びレゾルシン誘導体、ピラゾロン及びm−アミノフェノール誘導体である。
特に好ましいカプラー化合物は、N−(3−ジメチルアミノ−フェニル)−ウレア、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2−アミノ−4−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−アニソール、p−アミノフェノール、m−アミノフェノール及びそれらの誘導体、特に5−アミノ−2−メチルフェノール、5−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−2−メチルフェノール、3−アミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、2−ヒドロキシ−4−アミノフェノキシエタノール、2,6−ジメチル−3−アミノフェノール、3−トリフルオロアセチルアミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、5−アミノ−4−クロロ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−メトキシ−2−メチルフェノール、5−(2′−ヒドロキシエチル)−アミノ−2−メチルフェノール、3−(ジエチルアミノ)−フェノール、N−シクロペンチル−3−アミノフェノール、1,3−ジヒドロキシ−5−(メチルアミノ)−ベンゼン、3−(エチルアミノ)−4−メチルフェノール及び2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、
−o−アミノフェール及びその誘導体、例えば5−メチル−2−(1−メチルアミノ)−フェノール、3−ジメチルアミノフェノール、3−ジエチルアミノフェノール、5−アミノ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−フルオロ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−メトキシ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−エトキシ−2−メチルフェノール、3−アミノ−2,4−ジクロロフェノール、5−アミノ−2,4−ジクロロフェノール、3−アミノ−2−メチルフェノール、3−アミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、3−アミノフェノール、2−〔(3−ヒドロキシフェニル)アミノ〕−アセトアミド、5−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2−メチルフェノール、3−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−フェノール、3−〔(2−メトキシエチル)アミノ〕−フェノール、5−アミノ−2−エチルフェノール、2−(4−アミノ−2−ヒドロキシフェノキシ)−エタノール、5−〔(3−ヒドロキシプロピル)アミノ〕−2−メチルフェノール、3−〔(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ〕−2−メチルフェノール、3−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2−メチルフェノール、
−m−ジアミノベンゼン及びその誘導体、例えば2,4−ジアミノフェノキシエタノール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2′−ヒドロキシエチルアミノ)−ベンゼン、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェニル)−プロパン、3−〔(2−アミノエチル)アミノ〕−アニリン、1,3−ジ(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、1,3−ジアミノ−2,4−ジメトキシベンゼン、2,6−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ−トルエン、ジ(2,4−ジアミノフェノキシ)−メタン、3−〔ジ(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−アニリン、2,6−ビス−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−1−メチルベンゼン及び1−アミノ−3−ビス−(2′−ヒドロキシエチル)−アミノベンゼン、
−o−ジアミノベンゼン及びその誘導体、例えば3,4−ジアミノ安息香酸及び2,3−ジアミノ−1−メチルベンゼン、2,4−ジアミノ−1−フルオロ−5−メチルベンゼン、2,4−ジアミノ−1−メトキシ−5−メチルベンゼン、1−(2−アミノエトキシ)−2,4−ジアミノベンゼン、2−アミノ−1−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−メチルアミノベンゼン、2,4−ジアミノフェノキシ酢酸、2,4−ジアミノ−1−エトキシ−5−メチルベンゼン、3−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−アニリン、3,4−ジアミノ安息香酸、3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−1,4(2H)−ベンズオキサジン、6−アミノ−3,4−ジヒドロ−1,4(2H)−ベンズオキサジン、2,4−ジアミノ−1,5−ジ(2−ヒドロキシエトキシ)−ベンゼン、2,4−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−メチルベンゼン、4−アミノ−2−ジ〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−1−エトキシベンゼン、2,4−ジ〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−1,5−ジメトキシベンゼン、3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−1,4(2H)−ベンズオキサジン、6−アミノ−3,4−ジヒドロ−1,4(2H)−ベンズオキサジン、
−ジ−若しくはトリヒドロキシベンゼン誘導体、例えばレゾルシン、レゾルシンモノメチルエーテル、2−メチルレゾルシン、5−メチルレゾルシン、2,5−ジメチルレゾルシン、1−クロロ−2,4−ジヒドロキシベンゼン、2−クロロレゾルシン、4−クロロレゾルシン、2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、1,2−ジクロロ−3,5−ジヒドロキシ−4−メチルベンゼン、1,5−ジクロロ−2,4−ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシ−2−メチルベンゼン、ピロガロール及び1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、
−ピリジン誘導体、例えば2,6−ジアミノピリジン、2,6−ジヒドロキシピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2−アミノ−5−クロロ−3−ヒドロキシピリジン、5−アミノ−4−クロロ−2−メチルフェノール、3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、2,6−ジヒドロキシ−4−メチルピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、2,6−ジアミノ−3,5−ジメトキシピリジン及び3,5−ジアミノ−2,6−ジメトキシピリジン、
−ナフタレン誘導体、例えば1−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、2−ヒドロキシメチル−1−ナフトール、2−ヒドロキシエチル−1−ナフトール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,6−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキシナフタレン、1,8−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン及び2,3−ジヒドロキシナフタレン、2−メチル−1−ナフトールアセテート、
−モルホリン誘導体、例えば6−ヒドロキシベンゾモルホリン及び6−アミノベンゾモルホリン、
−キノキサリン誘導体、例えば6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、
−ピラゾール誘導体、例えばフェニル−3−メチルピラゾル−5−オン、3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾロン、
−インドール誘導体、例えば4−ヒドロキシインドール、5−ヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインドール及び7−ヒドロキシインドール、2,3−インドリンジオン、5,6−ジヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシインドリン、
−メチレンジオキシベンゼン誘導体、例えば1−ヒドロキシ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、1−アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン及び1−(2′−ヒドロキシエチル)−アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、3,4−メチレンジオキシフェノール、3,4−メチレンジオキシアニリン、5−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−1,3−ベンゾジオキソール、6−ブロモ−1−ヒドロキシ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、又は
−FR2794644、特に11頁20行目〜15頁34行目及び17頁4〜12行、178頁33行目〜18頁24行目に記載されているカチオン性カプラー化合物である。
より好ましいカプラー化合物は、トルエン−2,5−ジアミンスルフェート、1−ナフトール、1,5−、2,7−及び1,7−ジヒドロキシナフタリン、3−アミノフェノール、5−アミノ−2−メチルフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、レゾルシノール、4−クロロレゾルシン、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、2−メチル−5−ジヒドロキシエチルアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエチロールヒドロクロリド、2−メチルレゾルシン、5−メチルレゾルシン、2,5−ジメチルレゾルシン、3,4−メチレンジオキシフェノール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソールスルフェート、2,6−ジ−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−トルエン、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、6−ヒドロキシインドール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ピリジンジアミンヒドロクロリド及び2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジンである。
もっとも好ましいカプラー化合物は、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、5−アミノ−2−メチルフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジ−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−トルオール、5−メチルレゾルシン及び1−ナフトールである。
顕色剤/カプラーの組み合わせ2,4,5,6−テトラアミノピリミジン及び2−メチルレゾルシンが赤の色合いの評価に好ましく、又は
p−トルエンジアミン及び4−アミノ−2−ヒドロキシトルエンが青紫の色合いの評価に好ましく、又は
p−トルエンジアミン及び2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソールが青の色合いの評価に好ましく、又は
p−トルエンジアミン及び2,4−ジアミノ−フェノキシエチノールが青の色合いの評価に好ましく、又は
3−メチル−4−アミノフェノール及び4−アミノ−2−ヒドロキシトルエンがオレンジの色合いの評価に好ましく、又は
p−トルエンジアミン及びレゾルシンが褐緑色の色合いの評価に好ましく、又は
p−トルエンジアミン及び1−ナフトールが青紫の色合いの評価に好ましく、又は
p−トルエンジアミン及び2−メチルレゾルシンが褐金色の色合いの評価に好ましい。
さらには、本発明の一つの好ましい実施態様は、本発明の式(I)の化合物と、自動酸化性化合物、例えばベンゼン、インドール又はインドリン、特にWO99/20234、特に26頁10行目〜28頁15行目又はWO00/28957の2頁、第三段落に記載されている5,6−ジヒドロキシインドール又は5,6−ジヒドロキシインドリン誘導体との組み合わせに関する。
好ましい自動酸化性ベンゼン誘導体は、
1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、1−メチル−2,4,5−トリヒドロキシベンゼン、2,4−ジアミノ−6−メチルフェノール、2−アミノ−4−メチルアミノフェノール、2,5−ジアミノ−4−メチルフェノール、2,6−ジアミノ−4−ジエチルアミノフェノール、2,6−ジアミノ−1,4−ジヒドロキシベンゼン及びこれらの化合物の塩であり、これらは、酸でアクセスすることができる。
好ましい自動酸化性インドール誘導体は、
5,6−ジヒドロキシインドール、2−メチル−5,6−ジヒドロキシインドール、3−メチル−5,6−ジヒドロキシインドール、1−メチル−5,6−ジヒドロキシインドール、2,3−ジメチル−5,6−ジヒドロキシインドール、5−メトキシ−6−ジヒドロキシインドール、5−アセトキシ−6−ヒドロキシインドール、5,6−ジアセトキシンドール、5,6−ジヒドロキシインドール−2−炭酸(carbon acid)及びこれらの化合物の塩であり、これらは酸でアクセスすることができる。
好ましい自動酸化性インドリン誘導体は、
5,6−ジヒドロキシインドリン、1−メチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、1−エチル−5,6−ジヒドロキシインドリン及びこれらの化合物の塩であり、これらは、酸でアクセスすることができる。
本発明の式(I)の化合物はまた、少なくとも2種の異なる顕色剤及び少なくとも1種のカプラー化合物と、又は少なくとも2種の異なるカプラー及び少なくとも1種の顕色剤化合物と、組み合わせることができる。このような組み合わせは、例えば、ドイツ国特許出願第19717224号、特に3頁31行目〜5頁8行目に記載されている。
加えて、本発明の式(I)の化合物はまた、天然起源の染料、例えばヘンナレッド、ヘンナニュートラル、ヘンナブラック、カミツレ花、サンダルウッド、ブラックティー、ラムヌス・フランギュラ樹皮、セージ、カンペチェウッド、アカネ根、カテキュー、sedre及びアルカンナ根とで組み合わせることができる。このような着色方法は、例えばEP−A−404868、特に3頁55行目〜4頁9行目に記載されている。
本発明はまた、ケラチン繊維、特に人毛の着色に使用される配合物を記載する。
配合物は、異なる技術形態で人毛に適用することができる。具体的な技術形態は、想定される用途及び/又は染料若しくは染料組成物を考慮して選択することができる。配合物の技術形態は、例えば、溶液、特に増粘含水又は含水アルコール溶液、クリーム、フォーム、シャンプー、粉末、ゲル又はエマルションである。
配合物の好ましい形態は、即使用可能な組成物又はマルチコンパートメント染色装置若しくは「キット」又は例えばUS6,190,421、コラム2の16〜31行に記載されているコンパートメントを有するマルチコンパートメントパッケージングシステムのいずれかである。
染色処理の直前に、酸化剤フリーの組成物によって還元に対して安定ではない染料の組成物を調製することが有利である。
本発明の一つの好ましい実施態様は、染料、特に式(I)の染料の粉末形態の製剤に関する。
本発明の着色組成物はさらに、そのような製剤に関して公知である有効成分、添加物又は補助剤を含むこともできる。
このような配合物に適した補助剤は、一般に、毛髪着色の分野で通例であり、例えば、界面活性剤、溶媒、塩基、酸、香料、ポリマー補助剤、増粘剤及び光安定剤である。
本発明の着色組成物と、毛髪着色に使用される補助剤との好ましい組み合わせは、
・淡い着色を達成するための、直接染料と酸化剤との組み合わせ(酸化剤は、特にWO97/20545、特に9頁5〜9行に記載されている)、
・パーマネントウェーブ固定溶液の形態の、直接染料及び/又は酸化染料と酸化剤との組み合わせ(特に酸化剤は、DE−A−19713698、特に4頁52〜55行又はEP−A−1062940、特に6頁41〜47行(及び対応するWO99/40895)に記載されている)、
・WO99/17730、特に4頁11行目〜13頁28行目及びWO99/36034、特に3〜15頁に記載されている、酸化還元酵素の存在における酸化染料、
・カチオン染料とポリオール又はポリエーテルとの組み合わせ(ポリオール又はポリエーテルは、EP−A−962219、特に27頁14〜38行に記載されている)、
・EP−A−970684、特に48頁16行目〜51頁4行目に記載されている、増粘性ポリマー、
・EP−A−970687、特に28頁17行目〜29頁23行目に記載されている、糖含有ポリマー、
・WO00/10517、特に44頁16行目〜46頁23行目に記載されている、第四級アンモニウム塩、
・WO00/10518、特に45頁11行目〜48頁3行目に記載されている、アニオン界面活性剤、
・WO00/10519、特に45頁11行目〜50頁12行目に記載されている、非イオン界面活性剤、又は
・WO00/12057、特に45頁9行目〜55頁2行目に記載されている、シリコーン、
・EP−920856、特に2頁31行目〜53頁36行及び49頁38行目〜50頁41行目に記載されている、酸化剤又はレーザ及び直接染料(直接染料は、3頁54行目〜48頁52行目に記載されている)又は
・EP−953334、特に2頁39行目〜7頁44行目に記載されている、カチオン性又は実質的に両性のポリマーの存在における直接染料(直接染料は、8頁54行目〜27頁16行目に記載され、ポリマーは27頁17行目〜30頁14行目に記載されている)又は
・EP−970685、特に2頁39行目〜10頁1行目に記載されている、アクリル酸に基づくポリマー増粘剤との直接染料配合物(直接染料は、10頁7行目〜48頁15行目に記載され、ポリマーは48頁17行目〜49頁28行目に記載されている)
である。
本発明の着色組成物は、多くの場合、少なくとも1種の界面活性剤を含み、その場合、原則的にアニオン及び双性イオン、両性、非イオン及びカチオン界面活性剤が適当である。しかし、多くの場合、アニオン、双性イオン及び非イオン界面活性剤から界面活性剤を選択することが有利であることがわかった。
本発明の着色組成物における使用に適したアニオン界面活性剤は、人体における使用に適したすべてのアニオン界面活性物質を含む。このような物質は、水溶性を付与するアニオン基、例えばカルボキシレート、スルフェート、スルホネート又はホスフェート基及び炭素原子約10〜22個を有する親油性アルキル基を特徴とする。加えて、グリコール又はポリグリコールエーテル基、エステル、エーテル及びアミド基並びにヒドロキシ基が分子中に存在してもよい。以下、それぞれナトリウム、カリウム若しくはアンモニウム塩又はアルカノール基中に炭素原子2又は3個を有するモノ、ジ若しくはトリアルカノールアンモニウム塩の形態にある適当なアニオン界面活性剤の例を記す。
−炭素原子10〜22個を有する直鎖状脂肪酸(石鹸)、
−式R−O−(CH2−CH2−O)x−CH2−COOH(Rは、炭素原子10〜22個を有する直鎖状アルキル基であり、x=0又は1〜16である)のエーテルカルボン酸、
−アシル基中に炭素原子10〜18個を有するアシルサルコシド、
−アシル基中に炭素原子10〜18個を有するアシルタウリド、
−アシル基中に炭素原子10〜18個を有するアシルイソチオネート、
−アルキル基中に炭素原子8〜18個を有するスルホコハク酸モノ及びジアルキルエステル並びにアルキル基中に炭素原子8〜18個を有し、オキシエチル基1〜6個を有するスルホコハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、
−炭素原子12〜18個を有する直鎖状アルカンスルホネート、
−炭素原子12〜18個を有する直鎖状α−オレフィンスルホネート、
−炭素原子12〜18個を有する脂肪酸のα−スルホ脂肪酸メチルエステル、
−式R′−O(CH2−CH2−O)x′−SO3H(R′は、好ましくは、炭素原子10〜18個を有する直鎖状アルキル基であり、x′=0又は1〜12である)のアルキルスルフェート及びアルキルポリグリコールエーテルスルフェート、
−DE−A−3725030、特に3頁40〜55行の界面活性ヒドロキシスルホネートの混合物、
−DE−A−3723354、特に4頁42〜62行の硫酸化ヒドロキシアルキルポリエチレン及び/又はヒドロキシアルキレンプロピレングリコールエーテル、
−DE−A−3926344、特に2頁36〜54行の、炭素原子12〜24個及び二重結合1〜6個を有する不飽和脂肪酸のスルホネート、
−エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド約2〜15分子と、炭素原子8〜22個を有する脂肪アルコールとの付加物であるアルコールとの、酒石酸及びクエン酸のエステル、又は
−WO00/10518、特に45頁11行目〜48頁3行目に記載されているアニオン界面活性剤。
好ましいアニオン界面活性剤は、アルキル基中に炭素原子10〜18個を有し、分子中にグリコールエーテル基を12個まで有するアルキルスルフェート、アルキルポリグリコールエーテルスルフェート及びエーテルカルボン酸、並びに、特に、飽和及び特に不飽和C8〜C22カルボン酸、例えばオレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸及びパルミチン酸の塩である。
少なくとも1個の第四級アンモニウム基及び少なくとも1個の−COO(-)又は−SO3 (-)基を分子中に有する界面活性化合物は、双性イオン界面活性剤と呼ばれる。特に適当である双性イオン界面活性剤は、いわゆるベタイン、例えばアルキル又はアシル基中に炭素原子8〜18個を有するN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N−アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート及び2−アルキル−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリン並びにココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン界面活性剤は、CTFA名コカミドプロピルベタインとして知られる脂肪酸アミド誘導体である。
両性界面活性剤とは、C8〜C18アルキル又はアシル基に加えて、少なくとも1個の遊離アミノ基と、少なくとも1個の−COOH若しくは−SO3H基とを分子中に含み、内部塩を形成することができる界面活性化合物をいうものと解される。適当な両性界面活性剤の例は、いずれもアルキル基中に炭素原子約8〜18個を有するN−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、2−アルキルアミノプロピオン酸及びアルキルアミノ酢酸を含む。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチルアミノプロピオネート及びC12〜C18アシルサルコシンである。
非イオン界面活性剤は、WO00/10519、特に45頁11行目〜50頁12行目に記載されている。非イオン界面活性剤は、親水性基として、例えばポリオール基、ポリアルキレングリコールエーテル基又はポリオール基とポリグリコールエーテル基との組み合わせを含有する。
そのような化合物は、例えば
−エチレンオキシド2〜30mol及び/又はプロピレンオキシド0〜5molと、炭素原子8〜22個を有する直鎖状脂肪アルコールとの付加物、炭素原子12〜22個を有する脂肪酸との付加物及びアルキル基中に炭素原子8〜15個を有するアルキルフェノールとの付加物、
−エチレンオキシド1〜30molとグリセリンとの付加物のC12〜C22脂肪酸モノ及びジエステル、
−C8〜C22アルキル−モノ−及び−オリゴ−グリコシド並びにそれらのオキシエチレン化化類似体、
−エチレンオキシド5〜60molとヒマシ油及び水添ヒマシ油との付加物、
−エチレンオキシドとソルビタン脂肪酸エステルとの付加物、
−エチレンオキシドと脂肪酸アルカノールアミドとの付加物
である。
本発明の着色組成物で使用することができるカチオン界面活性剤の例は、特に第四級アンモニウム化合物である。好ましいものは、アンモニウムハライド、例えばアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド及びトリアルキルメチルアンモニウムクロリド、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド及びトリセチルメチルアンモニウムクロリドである。本発明にしたがって使用することができるさらなるカチオン界面活性剤は、第四級タンパク質水解物である。
・同じく本発明にしたがって適当であるものは、カチオン性シリコーン油、例えば市販品Q2-7224(製造元:Dow Corning;安定化トリメチルシリルアモジメチコン)、Dow Corning 929エマルション(ヒドロキシアミノ変性シリコーンを含み、アモジメチコンとも呼ばれる)、SM-2059(製造元:General Electric)、SLM-55067(製造元:Wacker)並びにAbil(登録商標)-Quat 3270及び3272(製造元:Th. Goldschmidt;ジ第四級ポリジメチルシロキサン、クオタニウム−80)又はWO00/12057、特に45頁9行目〜55頁2行目に記載されているシリコーンである。
アルキルアミドアミン、特に脂肪酸アミドアミン、例えば商品名Tego Amid(登録商標)18で得ることができるステアリルアミドプロピルジメチルアミンは、良好なコンディショニング作用だけでなく、特にその良好な生分解性によって際立つ。
第四級エステル化合物、いわゆる「esterquats」、例えば商標Stepantex(登録商標)で販売されているメチルヒドロキシアルキルジアルキルオキシアルキルアンモニウムメトスルフェートもまた、非常に生分解し易い。
カチオン界面活性剤として使用することができる第四級糖誘導体の例は、CTFA命名法に準ずると「ラウリルメチルグルセス−10ヒドロキシプロピルジモニウムクロリド」である市販品Glucquat(登録商標)100である。
界面活性剤として使用されるアルキル基含有化合物は単一の物質であってもよいが、そのような物質の調製には植物又は動物起源の天然原料の使用が一般に好ましく、その結果、得られる物質混合物は、使用される具体的な出発原料に応じて異なるアルキル鎖長を有するようになる。
エチレン及び/又はプロピレンオキシドと脂肪アルコールとの付加物又はそのような付加物の誘導体である界面活性剤は、「正規の」同族体分布を有する生成物であってもよいし、制限された同族体分布を有する生成物であってもよい。「正規の」同族体分布とは、アルカリ金属、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ金属アルコラートを触媒として使用する脂肪アルコールとアルキレンオキシドとの反応で得られる同族体の混合物をいうものと理解される。他方、制限された同族体分布は、例えばハイドロタルサイト、エーテルカルボン酸のアルカリ金属塩、アルカリ金属の酸化物、水酸化物又はアルコラートを触媒として使用した場合に得られる。制限された同族体分布を有する生成物の使用が好ましいかもしれない。
本発明の製剤のさらなる好ましい有効成分、補助剤及び添加物は以下のとおりである。
−非イオンポリマー、例えばビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン及びビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー並びにポリシロキサン、
−カチオンポリマー、例えば第四級セルロースエーテル、第四級基を有するポリシロキサン、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドポリマー、商品名Merquat(登録商標)280の名で市販され、毛髪の着色におけるその使用が例えばDE−A−4421031、特に2頁20〜49行又はEP−A−953334、特に27頁17行目〜30頁11行目に記載されている、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリル酸とのコポリマー、アクリルアミド/ジメチルジアリルアンモニウムクロリドコポリマー、硫酸ジエチル第四級ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルピロリドンコポリマー、ビニルピロリドン/イミダゾリニウムメトクロリドコポリマー、
−第四級ポリビニルアルコール、
−双性イオン及び両性ポリマー、例えばアクリルアミドプロピル−トリメチルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー及びオクチルアクリルアミド/メチルメタクリレート/tert−ブチルアミノエチルメタクリレート/2−ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、
−アニオンポリマー、例えばポリアクリル酸、架橋ポリアクリル酸、ビニルアセテート/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリレートコポリマー、メチルビニルエーテル/マレイン酸無水物コポリマー及びアクリル酸/エチルアクリレート/N−tert−ブチルアクリルアミドターポリマー、
−増粘剤、例えば寒天、グアーガム、アルギネート、キサンタンガム、アラビアゴム、カラヤゴム、ローカストビーン粉、アマニゴム、デキストラン、セルロース誘導体、例えばメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース及びカルボキシメチルセルロース、デンプン分画及び誘導体、例えばアミロース、アミロペクチン及びデキストリン、粘土、例えばベントナイト又は完全合成ヒドロコロイド、例えばポリビニルアルコール、
−構造化剤、例えばグルコース及びマレイン酸、
−毛髪コンディショニング化合物、例えばリン脂質、例えば大豆レシチン、卵レシチン及びセファリン、シリコーン油並びにコンディショニング化合物、例えばDE−A−19729080、特に2頁20〜49行、EP−A−834303、特に2頁18行目〜3頁2行目又はEP−A−312343、特に2頁59行目〜3頁11行目に記載されているもの、
−タンパク質水解物、特にエラスチン、コラーゲン、ケラチン、乳タンパク、大豆タンパク及び小麦タンパク水解物、脂肪酸とのそれらの縮合物並びに第四級タンパク質水解物、
−香油、ジメチルイソソルビトール及びシクロデキストリン、
−可溶化剤、例えばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン及びジエチレングリコール、
−ふけ止め有効成分、例えばピロクトン、オラミン及びジンクオマジン、
−pH値を調節するためのさらなる物質、
−有効成分、例えばパンテノール、パントテン酸、アラントイン、ピロリドンカルボン酸及びそれらの塩、植物抽出物並びにビタミン、
−コレステロール、
−例えばEP−A−819422、特に4頁34〜37行に記載されている光安定剤及びUV吸収剤、
−稠度調節剤、例えば糖エステル、ポリオールエステル又はポリオールアルキルエーテル、
−脂肪及びロウ、例えば鯨ロウ、蜜ロウ、モンタンワックス、パラフィン、脂肪アルコール及び脂肪酸エステル、
−脂肪アルカノールアミド、
−分子量150〜50000を有するポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール、例えばEP−A−801942、特に3頁44〜55行に記載されているもの、
−錯化剤、例えばEDTA、NTA及びホスホン酸、
−膨潤及び浸透物質、例えば、例えばEP−A962219、特に27頁18〜38行で広く挙げられているポリオール及びポリオールエーテル、例えばグリセリン、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ブチルグリコール、ベンジルアルコール、炭酸塩、炭酸水素塩、グアニジン、尿素並びに第一級、第二級及び第三級ホスフェート、イミダゾール、タンニン、ピロール、
−不透明化剤、例えばラテックス、
−真珠光沢剤、例えばエチレングリコールモノ−及びジ−ステアレート、
−推進剤、例えばプロパン−ブタン混合物、N2O、ジメチルエーテル、CO2及び空気、並びに
−酸化防止剤、
−EP−A−962219、特に27頁14〜38行に記載されているポリオール又はポリエーテル、
−EP−A−970684、特に48頁16〜51頁4行目に記載されている増粘性ポリマー、
−EP−A−970687、特に28頁17〜29頁23行目に記載されている糖含有ポリマー、
−WO00/10517、特に44頁16行目〜46頁23行目に記載されている第四級アンモニウム塩。
本発明に関して、酸化剤とは、酸化的な毛髪の着色に通例に使用される酸化剤、例えば過酸化水素希薄溶液、過酸化水素エマルション又は過酸化水素ゲル、アルカリ土類金属過酸化物、有機過酸化物、例えば過酸化尿素、過酸化メラミンであると理解されるか、半永久的な毛髪の直接染料に基づく色直し粉末が使用されるならば、アルカリ金属ブロメート固着もまた適用可能である。
好ましい酸化剤は、含水組成物、例えば溶液、分散液、ゲル又はエマルションの全重量の好ましくは約2〜30重量%、より好ましくは3〜20重量%、もっとも好ましくは6〜12重量%の過酸化水素である。
含水組成物は、K. Schraderの"Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika", 2. Aufl.(1989)の832〜840頁に記載されている、酸化剤組成物の種々の用途に使用されるすべての通例の成分を含むことができる。
さらなる好ましい酸化剤は、
・WO97/20545、特に9頁5〜9行に記載されている、淡い着色を達成するための酸化剤、
・DE−A−19713698、特に4頁52〜55、60及び61行又はEP−A−1062940、特に6頁41〜47行(及び対応するWO99/40895)に記載されている、パーマネントウェーブ固定溶液の形態の酸化剤
である。
酸化剤は、全染色組成物に基づいて好ましくは0.01〜6%、特に0.01〜1%の量で本発明の着色組成物中に存在することができる。
好ましい触媒は、金属イオン、例えばZn2+、Cu2+、Fe2+、Fe3+、Mn2+、Mn4+、Li+、Mg2+、Ca2+及びAl3+、好ましくはZn2+、Cu2+及びMn2+である。
金属イオンは、生理的に適当な塩形態で適用することができる。好ましい塩は、酢酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物、乳酸塩及び酒石酸塩である。
アルカリ金属亜硫酸塩、例えば亜硫酸ナトリウム、カリウム、リチウム、アルカリ金属二亜硫酸塩、例えば二亜硫酸ナトリウム、カリウム、リチウム、アスコルビン酸、tert−ブチルヒドロキノン及びチオ乳酸アンモニウム。
一般に、酸化剤による着色は、塩基の存在下で実施される。塩基は、例えば、アンモニア、アルカリ金属炭酸塩、土類金属炭酸塩、アルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−又はトリエタノールアミン、アルカリ金属水酸化物、土類金属水酸化物、式:
(式中、
Rは、OH又はC1〜C4アルキルで置換されているプロピル残基であり、
3、R4、R5及びR6は、互いに独立して又は依存して、水素、C1〜C4アルキル又はヒドロキシ(C1〜C4)−アルキルである)
の化合物である。
アルカリ金属は、例えばナトリウム、カリウム又はリチウムである。土類金属は、例えばマグネシウム又はカルシウムである。
酸は、無機又は有機酸、例えば塩酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸及びリン酸である。
UV吸収剤の使用が、自然な毛髪及び染めた毛髪を有害な太陽光線から効果的に保護し、染めた毛髪の洗浄堅ろう性を増すことができる。
本発明の着色組成物に好ましいUV吸収剤は、
−例えばWO01/36396、特に1頁20行目〜2頁24行目、好ましくは3〜5頁及び26〜37頁に記載されているカチオン性ベンゾトリアゾールUV吸収剤、又は
−WO01/36396、特に11頁14行目〜18頁に記載されている、酸化防止剤と組み合わせたカチオン性ベンゾトリアゾールUV吸収剤、又は
−米国特許第5922310号、特にコラム2、1〜3行に記載されている、酸化防止剤と組み合わせたUV吸収剤、
−米国特許第4786493号、特にコラム1、42行〜コラム2、7行目、好ましくはコラム3、43行〜コラム5の20行目に記載されている、酸化防止剤と組み合わせたUV吸収剤、又は
−米国特許第5830441号、特にコラム4の53〜56行に記載されているUV吸収剤の組み合わせ、又は
−WO01/36396、特に11頁9〜13行に記載されているUV吸収剤の組み合わせ、又は
−WO98/22447、特に1頁23行目〜2頁4行目、好ましくは2頁11行目〜3頁15行目、もっとも好ましくは6〜7頁及び12〜16頁に記載されている、効果的なUV保護を提供するトリアジン誘導体、又は
−WO98/22447に記載されている化粧品配合物と、以下の特許に記載されている1種以上のさらなるUVフィルタとの組み合わせ

本発明の好ましい実施態様は、式(I)の化合物とUV吸収剤との組み合わせに関する。好ましいUV吸収剤は、WO98/22447に記載されている。
好ましい化粧品配合物は、式(I)の化合物と、UV吸収剤及び以下の物質クラスの1種以上のさらなるUV保護剤との組み合わせを含有する。
・p−アミノ安息香酸誘導体、例えば4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステル、
・サリチル酸誘導体、例えばサリチル酸2−エチルヘキシルエステル、
・ベンゾフェノン誘導体、例えば2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン及びその5−スルホン酸誘導体、
・ジベンゾイルメタン誘導体、例えば1−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオン、
・ジフェニルアクリレート、例えば2−エチルヘキシル2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート及び3−(ベンゾフラニル)2−シアノアクリレート、
・3−イミダゾル−4−イルアクリル酸及びエステル、
・ベンゾフラン誘導体、特に、EP−A−582189、US−A−5338539、US−A−5518713及びEP−A−613893に記載されている2−(p−アミノフェニル)ベンゾフラン誘導体、
・ポリマーUV吸収剤、例えば、EP−A−709080に記載されているベンジリデンマロネート誘導体、
・ケイ皮酸誘導体、例えば4−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルエステル及びイソアミルエステル又はUS−A−5601811及びWO97/00851に記載されているケイ皮酸誘導体、
・カンフル誘導体、例えば3−(4′−メチル)ベンジルデンボルナン−2−オン、3−ベンジリデンボルナン−2−オン、N−〔2(及び4)−2−オキシボルン−3−イリデンメチル)−ベンジル〕アクリルアミドポリマー、3−(4′−トリメチルアンモニウム)−ベンジリデンボルナン−2−オンメチルスルフェート、3,3′−(1,4−フェニレンジメチン)−ビス(7,7−ジメチル−2−オキソ−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−1−メタンスルホン酸)及び塩、3−(4′−スルホ)ベンジリデンボルナン−2−オン及び塩、カンフルベンザルコニウムメトスルフェート、
・ヒドロキシフェニルトリアジン化合物、例えば2−(4′−メトキシフェニル)−4,6−ビス(2′−ヒドロキシ−4′−n−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス{〔4−(3−(2−プロピルオキシ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ〕−フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス{〔4−(−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ〕−フェニル}−6−〔4−(2−メトキシエチル−カルボキシル)−フェニルアミノ〕−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス{〔4−(トリス(トリメチルシリルオキシ−シリルプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ〕−フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス{〔4−(2″−メチルプロペニルオキシ)−2−ヒドロキシ〕−フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス{〔4−(1′,1′,1′,3′,5′,5′,5′−ヘプタメチルトリシリル−2″−メチル−プロピルオキシ)−2−ヒドロキシ〕−フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス{〔4−(3−(2−プロピルオキシ)−2−ヒドロキシ−プロピルオキシ)−2−ヒドロキシ〕−フェニル}−6−〔4−エチルカルボキシ)−フェニルアミノ〕−1,3,5−トリアジン、
・ベンゾトリアゾール化合物、例えば2,2′−メチレン−ビス(6−(2H−ベンゾトリアゾル−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェノール、
・トリアニリノ−s−トリアジン誘導体、例えば2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2′−エチル−1′−オキシ)−1,3,5−トリアジン並びにUS−A−5332568、EP−A−517104、EP−A−507691、WO93/17002及びEP−A−570838に開示されているUV吸収剤、
・2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸及びその塩、
・メチルo−アミノベンゾエート、
・二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、雲母、MnO、Fe23、Ce23、Al23、ZrO2としてコーティングされているか、又はされていない物理的サンスクリーン(表面コーティング:ポリメチルメタクリレート、メチコン(メチル水素ポリシロキサンCAS9004-73-3)、ジメチコン、イソプロピルチタントリイソステアレート(CAS61417-49-0)、ステアリン酸マグネシウムとしての金属石鹸(CAS4086-70-8)、C9-15フルオロアルコールホスフェートとしてのペルフルオロアルコールホスフェート(CAS74499-44-8;JP5−86984、JP4−330007))。一次粒径は平均15nm〜35nmであり、分散系中の粒径は100〜300nmの範囲である。
・DE10011317、EP1133980及びEP1046391に開示されているアミノヒドロキシ−ベンゾフェノン誘導体
・EP1167358に開示されているフェニル−ベンズイミダゾール誘導体
・"Sunscreens", (Eds. N. J. Lowe, N. A. Shaath, Marcel Dekker, Inc., New York and Basle)又はCosmetics & Toiletries (107), 50ff(1992)に記載されているUV吸収剤をさらなるUV保護物質として使用することもできる。
また、製剤におけるUV吸収剤の(相乗的な)組み合わせの例を以下の表に記載する。UVフィルタの組み合わせは、毛髪及び/又は天然若しくは人工の毛髪着色剤を保護するのに有用である(C1〜C12列はUV吸収剤の比)。






以下の例C1〜C12は、毛髪及び天然又は人工の毛髪着色剤を保護するのに有用である、化粧品製剤中のUV吸収剤と酸化防止剤との組み合わせを示す(組成物の全重量に基づく重量%)。

式1〜8のトリアジン誘導体/さらなる光保護剤を重量基準で1:99〜99:1、特に1:95〜95:1、好ましくは10:90〜90:10の混合比で使用することが好ましい。特に重要なのは、20:80〜80:20、特に40:60〜60:40、好ましくは約50:50の混合比である。このような混合物は、とりわけ、溶解性を改善するか、又はUV吸収を増大させるために使用することができる。
UV吸収剤を酸化防止剤と組み合わせて使用する場合、相乗効果が見られる。使用することができる酸化防止剤の例は、WO01/36396(11〜18頁)、米国特許第5922310号及び米国特許第4786493号に挙げられている。
非帯電及びカチオン性ベンゾトリアゾールUV吸収剤に加えて配合物中に使用されるさらなる好ましいUV吸収剤は、以下に挙げる、ベンゾフェノン系物質、例えばベンゾフェノン−1、ベンゾフェノン−2、ベンゾフェノン−3、ベンゾフェノン−4、ベンゾフェノン−5(ナトリウム塩)又はベンゾトリアゾール系物質、例えばベンゼンスルホン酸、3−(2H−ベンゾトリアゾル−2−イル)−4−ヒドロキシ−5−(1−メチルプロピル)−、一ナトリウム塩、2−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾル−2−イル)−6−(1,1−ジメチルエチル)−4−メチルフェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾル−2−イル)−6−ドデシル−4−メチルフェノールであり、分岐鎖状又は直鎖状であるが、これらに限定されない。エマルション(油中水、水中油又は三重エマルション)の油相中又はヘアオイルで使用される典型的な成分は、以下の物質への親油性成分の種類を限定することなく、以下の物質群から選択することができる。
適当な化粧品製剤は、1種以上のUV吸収剤を、組成物の全重量に基づいて通常0.05〜40重量%、好ましくは0.1〜20重量%含有することができる。
好ましくは、化粧品製剤は、少なくとも1種のトリアジン誘導体UV吸収剤を、組成物の全重量に基づいて例えば0.1〜40重量%、好ましくは0.1〜20重量%、特に0.5〜10重量%含有し、化粧品製剤は、少なくとも1種のカチオン性ベンゾトリアゾールを、組成物の全重量に基づいて0.05〜20重量%、好ましくは0.1〜20重量%含有する。非帯電及び/又はカチオン性ベンゾトリアゾール及び/又は酸化防止剤を単独で又は組み合わせて含有する典型的な化粧品配合物は、リンスオフ製品(例えばシャンプー、ヘアリンス、コンディショナーなど)である。
適当な化粧品配合物は、
−化粧用ヘアトリートメント剤、例えばシャンプー及びコンディショナーの形態の洗髪剤、ヘアケア剤、例えばプレトリートメント又はつけたままにする製品、例えばスプレー、クリーム、ゲル、ローション、ムース及びオイル、又はヘアトニック、スタイリングクリーム、スタイリングゲル、ポマード、ヘアリンス、トリートメントパック、集中的ヘアトリートメント、毛髪成形剤、例えばパーマネントウェーブ(ホットウェーブ、マイルドウェーブ、コールドウェーブ)用のヘアウェービング剤、ストレートパーマ用製剤、液体ヘアセット剤、ヘアフォーム、ヘアスプレー、脱色剤、例えば過酸化水素溶液、淡色化シャンプー、漂白クリーム、漂白粉末、漂白ペースト若しくはオイル、一時的、半永久的又は永久的な毛髪着色剤、自己酸化染料を含有する製剤又は天然毛髪着色剤、例えばヘンナ若しくはカモミールである。
列挙した最終の配合物は、多様な提示形態で、例えば
−W/O、O/W、O/W/O、W/O/W又はPITエマルション及びすべての種類のマイクロエマルションとしての液状製剤の形態で、
−ゲルの形態で、
−オイル、クリーム、ミルク又はローションの形態で、
−粉末、ラッカー、錠剤又はメーキャップの形態で、
−スティックの形態で、
−スプレー(噴射ガスを含むスプレー又はポンプ式スプレー)又はエアゾールの形態で、
−フォームの形態で、又は
−ペーストの形態で
存在することができる。
毛髪用の化粧品製剤として特に重要なものは、ヘアトリートメント、特にシャンプー、コンディショナーの形態の洗髪剤、ヘアケア剤、例えばプレトリートメント、ヘアトニック、スタイリングクリーム、スタイリングゲル、ポマード、ヘアリンス、トリートメントパック、集中的ヘアトリートメント、ストレートパーマ用製剤、液体ヘアセット剤、ヘアフォーム及びヘアスプレーのための上述の製剤である。特に対象になるものは、シャンプーの形態の洗髪剤である。
シャンプーは、例えば、以下の組成:本発明のUV吸収剤0.01〜5重量%、ラウレス−2−硫酸ナトリウム12.0重量%、コカミドプロピルベタイン4.0重量%、塩化ナトリウム3.0重量%及び100%までの水を有する。
本発明のさらなる実施態様は、微粉砕UV吸収剤に関する。例えば
−水又は適当な有機溶媒中で硬い粉砕媒体、例えばケイ酸ジルコニウム及び保護界面活性剤又は保護ポリマーを用いる湿式粉砕、
−適当な溶媒、例えば水性懸濁液若しくは有機溶媒を含有する懸濁液又は水、エタノール、ジクロロエタン、トルエン若しくはN−メチルピロリドンなど中の真溶液からの噴霧乾燥、
−UVフィルタが溶解されている超臨界流体(例えばCO2)のRESS法(超臨界流体急速膨張法(Rapid Expansion of Supercritical Solutions))による膨張又は適当な有機溶媒中1種以上のUVフィルタの溶液との流体二酸化炭素の膨張、
−超臨界流体をはじめとする適当な溶媒からの再沈殿(GASR(Gas Anti-Solvent Recrystallisation)法=ガス貧溶媒化再結晶/PCA(Precipitation with Compressed Anti-solvents)法=圧縮貧溶媒を用いる沈殿)。
微粉砕有機UV吸収剤の調製のための粉砕装置としては、例えば、ジェットミル、ボールミル、振動ミル又はハンマーミル、好ましくは高速混合ミルを使用することができる。粉砕は、好ましくは、粉砕助剤、例えばアルキル化ビニルピロリドンポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、アシルグルタメート、アルキルポリグルコシド、セテアレス−25又はリン脂質を用いて実施される。
このようにして得られる微粉砕UV吸収剤は通常、0.02〜2μm、好ましくは0.05〜1.5μm、より好ましくは0.1〜1.0μmである平均粒径を有する。
UV吸収剤はまた、粉末形態で使用することもできる。そのためには、UV吸収剤を公知の粉砕法、例えば真空アトマイズ化、向流噴霧乾燥などに付す。このような粉末は、0.1μm〜2μmの粒径を有する。凝集の発生を回避するため、微粉砕加工の前に、UV吸収剤を界面活性化合物、例えばアニオン、非イオン又は両性界面活性剤、例えばリン脂質又は公知のポリマー、例えばPVP若しくはアクリレートでコーティングすることもできる。本発明の着色組成物は、抗微生物剤をさらに含むこともできる。
配合物に使用される好ましい抗微生物性防腐剤及び抗微生物活性剤(大部分の場合、抗微生物性物質のINCI名を挙げる):
ホルムアルデヒド及びパラホルムアルデヒド、ヒドロキシビフェニル及びその塩、例えばオルト−フェニルフェノール、ジンクピリチオン、クロロブタノール、ヒドロキシ安息香酸並びにそれらの塩及びエステル、例えばメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、ジブロモヘキサミジン及びイソチオネートをはじめとするその塩(4,4′−ヘキサメチレンジオキシ−ビス(3−ブロモ−ベンズアミジン))及び4,4′−ヘキサメチレンジオキシ−ビス(3−ブロモ−ベンズアミジニウム2−ヒドロキシエタンスルホネート)、水銀、(アセト−O)フェニル(特にフェニル酢酸水銀)及び水銀酸(2−)(オルトホウ酸(3−)−O)フェニル、二水素(特にホウ酸フェニル水銀)、1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−ヘキサヒドロ−5−メチル−5−ピリミジン(ヘキセチジン)、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,4−ジクロロベンジルアルコール、3,4,4′−トリクロロカルバニリド(トリクロルカルバン)、p−クロロ−m−クレゾール、2,4,4′−トリクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、4,4′−ジクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテル、4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール(クロロキシレノール)、イミダゾリジニルウレア、ポリ(ヘキサメチレンビグアニド)ヒドロクロリド、2−フェノキシエタノール(フェノキシエタノール)、ヘキサメチレンテトラミン(メテナミン)、1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニア−アダマンタンクロリド(クオタニウム15)、1−(4−クロロフェニルオキシ)−1−(1−イミダゾリル)−3,3−ジメチル−2−ブタノン(クリンバゾール)、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)−5,5−ジメチル−2,4−イミダゾリジンジオン(DMDMヒダントイン)、ベンジルアルコール、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、2,2′−メチレン−ビス(6−ブロモ−4−クロロフェノール)(ブロモクロロフェン)、メチルクロロイソチアゾロン、メチルイソチアゾロン、オクチルイソチアゾロン、ベンジルイソチアゾロン、2−ベンジル−4−クロロフェノール(クロロフェノン)、クロルアセトアミド、クロルヘキシジン、酢酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン、1−フェノキシプロパン−2−オール(フェノキシイソプロパノール)、4,4−ジメチル−1,3−オキサゾリジン(ジメチルオキサゾリジン)、ジアゾリジニルウレア、4,4′−ヘキサメチレンジオキシビスベンズアミジン及び4,4′−ヘキサメチレンジオキシビス(ベンズアミジニウム−2−ヒドロキシエタンスルホネート)、グルタルアルデヒド(1,5−ペンタンジアル)、7−エチルビシクロオキサゾリジン、3−(4−クロロフェノキシ)−1,2−プロパンジオール(クロロフェネシン)、フェニルメトキシメタノール及び((フェニルメトキシ)メトキシ)−メタノール(ベンジルヘミホルマル)、N−アルキル(C12−C22)トリメチルアンモニウムブロミド及び−クロリド(臭化セトリモニウム、塩化セトリモニウム)、ベンジル−ジメチル−(4−(2−(4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェノキシ)−エトキシ)−エチル)−アンモニウムクロリド(塩化ベンゼトニウム)、アルキル(C8−C18)−ジメチル−ベンジルアンモニウムクロリド、−ブロミド及びサッカリネート(塩化ベンザルコニウム、臭化ベンザルコニウム、サッカリン酸ベンザルコニウム)、安息香酸並びにその塩及びエステル、プロピオン酸及びその塩、サリチル酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、ヨウ素酸ナトリウム、無機亜硫酸塩及び亜硫酸水素塩、例えば亜硫酸ナトリウム、デヒドロ酢酸、ギ酸、水銀酸(1−エチル)2−メルカプトベンゾエート(2−)−O,S−、水素(チオメルサール又はチオメロサール)、10−ウンデシレン酸及びその塩、オクトピロックス(ピロクトンオラミン)、ナトリウムヒドロキシメチルアミノアセテート(ヒドロキシメチルグリシン酸ナトリウム)、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート、10−ウンデシレン酸、硫黄。
天然の抗微生物剤又は抗微生物活性を有する化学的に変性された天然物質、例えばキトサン及びキトサン誘導体、ファルネソール、植物抽出物、例えばチョウジ油、ヒノキ油(blue cypres oil)などとの組み合わせを使用することもできる。
人毛に使用する場合、染色組成物は通常、化粧品用水性キャリヤに組み込むことができる。適当な化粧品用水性キャリヤは、例えば、クリーム、スプレー、エマルション、ゲル、粉末及びケラチン含有繊維における使用に適する界面活性剤含有泡立て溶液、例えばシャンプー又は他の製剤を含む。このような使用形態は、Research Disclosure 42448(1999年8月)に詳細に記載されている。必要ならば、例えばUS−3369970、特にコラム1、70行目〜コラム3、55行目に記載されているように、染色組成物を無水キャリヤに組み込むことも可能である。本発明の染色組成物はまた、DE−A−3829870に記載されている、着色用くし又は着色ブラシを使用する着色方法にすばらしく適している。
染色組成物のためのさらなるキャリヤは、例えば、"Dermatology"(edited by Ch. Culnan, H. Maibach, Verlag Marcel Dekker Inc., New York, Basle, 1986)7巻のCh. Zviak, The Science of Hair Careの7章248〜250頁、特に243頁1行目〜244頁12行目に記載されている。
本発明の着色組成物に使用することができるカチオン染料、特に式(I)の化合物の適当な配合物は、例えば、
−WO95/01772、特に11頁29行目〜12頁7行目、又は
−WO01/66646、特に7頁1行目〜22頁、好ましくは16頁20行目〜22頁、又は
−DE−A−19713698、特に3頁51行目〜4頁29行及び4頁65行目〜5頁60行目に記載されている直接染料、又は
−WO97/20545、特に9頁1行目〜11頁4行目、とりわけ11頁6行目〜13頁19行目に記載されている直接染料及び酸化剤
に記載されている。
本発明の着色組成物に使用することができる、カチオン染料と他の染料との好ましい配合物は以下のものである。
−EP998908、特に47頁3行目〜49頁26行目、好ましくは51頁4行目〜52頁5行目に記載されている、ピラゾロ−〔1,5−a〕−ピリミジンと少なくとも1種のカチオン染料との組み合わせ、又は
−FR−2788432、特に53頁1行目〜63頁23行目に記載されているカチオン染料の組み合わせ、特にカチオン染料と、FR−2788432、特に51〜52頁のArianorsとの組み合わせ、又は特に、少なくとも1種のベーシックブラウン17、ベーシックブラウン16、ベーシックレッド76及びベーシックレッド118、並びに/又は少なくとも1種のベーシックイエロー57、並びに/又は少なくとも1種のベーシックブルー99との組み合わせ、又は
−パーマネントウェーブ固定溶液の形態にある直接染料及び/又は酸化染料と酸化剤との組み合わせ(特に、DE−A−19713698、特に4頁65行目〜35頁59行目に記載されている直接染料を用いる)又は
−EP850638、特に2頁3〜12行及び30行目〜14頁及び28頁35行目〜30頁20行目、好ましくは30頁25行目〜32頁30行目に記載されている、カチオン染料及び顕色剤化合物タイプの酸化染料及び酸化剤の組み合わせ、又は
−US6,190,421、特にコラム2、20〜31行、コラム7、15行目〜コラム8、43行目、好ましくはコラム8、55行目〜コラム9、56行目に記載されている、1種以上の酸化染料前駆体及び場合によっては1種以上のカプラーを含有する組成物(A)と、場合によっては有機微粉状賦形剤及び/又は無機微粉状賦形剤中に分散した1種以上の好ましくはカチオン性の直接染料を含有する粉末形態の組成物(B)と、1種以上の酸化剤を含有する組成物(C)との即時調合混合物の組み合わせを含む、ケラチン繊維を染めるための即使用可能な染色組成物及びマルチコンパートメント装置(好ましくは、コラム5の30行目〜コラム7、14行目に記載されている直接染料を用いる)又は
−US6,228,129、特にコラム2、16行目〜コラム25、55行目に記載されている、少なくとも1種の酸化塩基、少なくとも1種のカチオン性直接染料及び少なくとも1種の2電子酸化還元酵素タイプの酵素を、前記酵素の少なくとも1種のドナーの存在下で含む即使用可能な組成物並びにコラム26、13〜24行、特にコラム26、26行目〜コラム27、9行目に記載されているマルチコンパートメント染色装置、又は
−WO99/20235、特に1頁25行目〜8頁5行及び30頁17行目〜34頁25行目に記載されている、少なくとも1種の直接カチオン染料及び少なくとも1種のニトロ化ベンゼン染料の組成物を含む即使用可能な組成物(8頁12行目〜25頁6行目に記載されているカチオン性直接染料並びに35頁21〜27行、特に36頁1行目〜37頁に記載されているマルチコンパートメント染色装置を用いる)又は
−WO99/20234、特に26頁5行目〜32頁18行目に記載されている、少なくとも1種の直接カチオン染料及び少なくとも1種の自動酸化性酸化染料、特にベンゼン、インドール及びインドリン誘導体の組成物を含む即使用可能な組成物若しくはマルチコンパートメント染色装置、又は
−EP850636、特に18頁1行目〜22頁11に記載されている、少なくとも1種の直接染料及び少なくとも1種のメタアミノフェール誘導体及び少なくとも1種の顕色剤化合物及び酸化剤の酸化染色組成物、又は
−EP−A−850637、特に19頁24行目〜22頁57行目に記載されている、少なくとも1種の直接染料と、パラ−フェニレンジアミン誘導体及びビス−フェニルアルキレンジアミンの群から選択される少なくとも1種の顕色剤化合物と、メタ−ジフェノールの群から選択される少なくとも1種のカプラー化合物と、酸化剤との酸化染色組成物、
−EP998908、特に47頁25行目〜50頁29行目に記載されている、カチオン染料及び例えばピラゾロ−(1,5−a)−ピリミジン誘導体、又は
−ドイツ国特許出願第19717224号、特に3頁36行目〜9頁64行目に記載されている酸化染料前駆体(不飽和アルデヒド及びカプラー化合物)。
カチオン染料、特に式(I)の化合物は、本発明の着色組成物中、全染色組成物に基づいて好ましくは0.001〜5%、特に0.01〜1%の量で存在することができる。
即使用可能な染色剤のpH値は、通常は2〜11、好ましくは5〜10である。
水性キャリヤの成分は、本発明の着色組成物中に、その目的に通例である量で使用される。例えば、乳化剤は、全染色組成物の0.5〜30重量%の濃度で使用し、増粘剤は、全染色組成物の0.1〜25重量%の濃度で使用することができる。
特に式(I)の化合物の直接染料が酸化染料及び/又は酸とのその付加塩とともに使用されるならば、それらは、別々に貯蔵されてもよいし、いっしょに貯蔵されてもよい。
酸化染料と、還元に対して安定ではない、特に式(I)の化合物の直接染料とは、別々に貯蔵することが好ましい。
これらは、液状ないしペースト状の製剤(水性又は非水性)又は乾燥粉末の形態で貯蔵することができる。
染料と補助剤とが液状製剤としていっしょに貯蔵される場合、成分どうしの反応を減らすため、その製剤は実質的に無水であるべきである。
別々に貯蔵される場合、反応性成分は、使用の直前に初めて互いに密に混合させる。乾燥貯蔵の場合、通常、使用前に一定量の熱水(50〜80℃)を加え、均質な混合物を調製する。
直接染料含有配合物を毛髪に適用する一つの好ましい方法は、例えばWO97/20545の4頁19〜27行に記載されている、マルチコンパートメント染色装置若しくは「キット」又は他のマルチコンパートメントパッケージング装置を使用することによる。
本発明の着色化合物は、ケラチン繊維、特にヒトケラチンの酸化染色のための、US6,190,421、特にコラム1、65行目〜コラム3、65行目、特にコラム10、62行目〜コラム12、65行目に記載されている、酸化剤、少なくとも1種の酸化染料、特に式(I)の化合物及び少なくとも1種の酸化染料前駆体を含む適当な即使用可能な組成物と組み合わせることもできる。
好ましくは、このような即使用可能な組成物は、第一の好ましい実施態様にしたがって、一方では、染色に適した媒体中に、特にパラ−フェニレンジアミン及びビス(フェニル)アルキレンジアミン並びにそれらの酸付加塩から選択される少なくとも1種の顕色剤化合物と、特にメタ−フェニレンジアミン及びその酸付加塩から選択される少なくとも1種のカプラーと、少なくとも1種のカチオン性直接染料、特に式(I)の化合物とを含む組成物(A)と、他方では、染色に適した媒体中に、少なくとも1種の酸化剤を含有する組成物(B)とを別々に貯蔵し、それらを使用時に混合したのち、その混合物をケラチン繊維に適用することを含む予備工程を含む方法によって調製される。
即使用可能な染料組成物の調製のための第二の好ましい実施態様によると、方法は、一方では、染色に適した媒体中に、特にパラ−フェニレンジアミン及びビス(フェニル)アルキレンジアミン並びにそれらの酸付加塩から選択される少なくとも1種の顕色剤化合物と、特にメタ−フェニレンジアミン及びその酸付加塩から選択される少なくとも1種のカプラー化合物とを含む組成物(A)と、他方では、染色に適した媒体中に、少なくとも1種のカチオン性直接染料、特に式(I)の化合物を含む組成物(A′)と、最後に、染色に適した媒体中に上述した少なくとも1種の酸化剤を含有する組成物(B)とを別々に貯蔵し、それらを使用時に混合したのち、その混合物をケラチン繊維に適用することを含む予備工程を含む。
本発明の方法のこの第二の変形態様にしたがって使用される組成物(A′)は、場合によっては粉末形態であることもできるし(その場合、本発明のカチオン性直接染料そのものが前記組成物(A′)すべてを構成する)、場合によっては有機及び/又は無機微粉状賦形剤中に分散していることもできる。
有機賦形剤は、組成物(A′)中に存在する場合、合成又は植物起源のものであることができ、特に、架橋及び非架橋合成ポリマー、多糖、例えばセルロース及び変性又は非変性デンプン並びに多糖類を含有する天然産物、例えばおがくず(sawdust)及び植物性ガム(グアーガム、キャロブガム、キサンタンガムなど)から選択される。
無機賦形剤は、組成物(A′)中に存在する場合、金属酸化物、例えば酸化チタン、酸化アルミニウム、カオリン、タルク、ケイ酸塩、雲母及びシリカを含有することができる。
本発明の着色組成物に非常に適当な賦形剤はおがくずである。
粉末組成物(A′)はまた、結合剤又はコーティング製品を、前記組成物(A′)の全重量に対して好ましくは約3重量%を超えない量で含有することができる。
これらの結合剤は、好ましくは、無機、合成、動物又は植物起源の油及び液状脂肪性物質から選択される。
組成物(A′)は、場合によっては、粉末形態の他の補助剤、特に何らかの種類の界面活性剤、ヘアコンディショナー、例えばカチオンポリマーなどを含むこともできる。
本発明のもう一つの主題は、US6,228,129、特にコラム26、13〜24行、特にコラム26、26行目〜コラム27、9行目に記載されている、マルチコンパートメント染色装置若しくは「キット」又は他のマルチコンパートメントパッケージング装置である。第一のコンパートメントが上記組成物(A)を含有し、場合によっては第二のコンパートメントが、存在する場合に、上記組成物(A′)を含有し、第三のコンパートメントが上記酸化組成物(B)を含有する。これらの装置は、所望の混合物を毛髪に適用することを可能にする手段、例えばフランス国特許FR−2,586,913(開示内容を引用例として本明細書に取り込む)に記載されている装置を備えることができる。
本発明の着色組成物を含有する組成物に加えることができる酸化剤は、酸化剤及び塩基を含む。
さらに、この組成物は、この酸化剤含有組成物のために、通例の補助剤及び添加物を含む。
配合物は、例えば、溶液、特に増粘含水又は含水アルコール溶液、クリーム、フォーム、ゲル、粉末又はエマルションである。一般に、好ましいものは、クリーム配合物、ゲル配合物又はフォーム配合物、特にフォーム配合物である。
しかし、安定性又は溶解性の問題が生じるならば、例えばDE19713698の2頁26〜54行及び3頁51行目〜4頁25行目及び4頁41行目〜5頁59行目に記載されているように、粉末配合物を使用することが有利であるかもしれない。
酸化剤(過酸化水素として計算)は、この組成物中、酸化剤含有組成物の全重量に基づいて0.5〜12重量%、特に1〜6重量%の量で存在する。
酸化剤含有組成物のpH値は、通常は約2〜7、特に約3〜6である。
本発明の着色組成物に加えることができる酸化剤フリーの組成物は、
顕色剤化合物及びカプラー化合物及び還元剤、又は
顕色剤化合物若しくは/及び場合によっては還元剤、又は
カプラー化合物及び還元剤
を含む。
さらに、酸化剤フリーの組成物は、例えばドイツ国特許出願第19959479号のコラム3、12〜16行に記載されている直接染料をさらに含むこともできる。
さらには、酸化剤フリーの組成物は通常、通例の補助剤及び添加物を含む。好ましいものは、ドイツ国特許出願のコラム3、17〜41行に記載されているものである。
酸化剤フリーの組成物のpH値は、通常は約3〜11、特に約5〜10、とりわけ約9〜10である。
pH値を調節するためには、例えばドイツ国特許出願第19959479号のコラム3、46〜53行に記載されている有機又は無機酸が適している。
本発明の着色組成物はまた、酸性染料を含む染髪組成物と組み合わせることもできる。酸性染料を含む染髪組成物は公知である。例えば、"Dermatology"(edited by Ch. Culnan, H. Maibach, Verlag Marcel Dekker Inc., New York, Basle, 1986)7巻のCh. Zviak, The Science of Hair Careの7章248〜250頁、特に253及び254頁に記載されている。
酸性染料を含む染髪組成物は、2〜6、好ましくは2〜5、より好ましくは2.5〜4.0のpHを有する。pHが低すぎるならば、得られる組成物は、場合によっては酸性成分のせいで毛髪、頭皮及び手の皮膚を荒すおそれがある。pHが高すぎるならば、酸性染料に対する浸透促進効果が低下する。
本発明の式(I)の化合物はまた、毛髪の着色に使用される他の染料及び/又は補助剤、例えば
−米国特許第6,248,314号の、特に例1及び2に記載されている酸性染料及びアルキレンカーボネート、又は
−特開昭61−210023及び特開平7−101841に記載されている、毛髪への良好な浸透性を有する浸透溶媒としてのベンジルアルコールによって代表される種々の有機溶媒を含む酸性染髪組成物、又は
−例えば特開平10−87450、特開平9−255540及び特開平8−245348に記載されている、染髪組成物の垂れを防ぐための水溶性ポリマーなどを含む酸性染髪組成物、又は
−特開平10−53970及び日本国特許第23911/1973に記載されている、芳香族アルコールの水溶性ポリマー、低級アルキレンカーボネートなどとの酸性染髪組成物
と組み合わせて容易に使用することができる。
好ましいケラチン繊維は人毛である。
染料又は染料前駆体は、毛髪の全体着色、すなわち最初に毛髪を着色する場合及びその後の着色し直し、又は毛髪のふさ若しくは部分の着色に適している。
染料又は染料前駆体は、例えば、手、くし、ブラシ若しくはボトル、又はくし若しくはノズルと組み合わせたボトルによって揉み込むことによって毛髪に適用される。
一般に、染料又は染料前駆体は、さらなる成分、例えば補助剤又はさらなる染料若しくは染料前駆体との配合物として毛髪に適用される。
染色組成物の適用ののち、通常、染めた毛髪をすすぐ。通常、すすぎは水で実施する。
人毛を染めるのに適した本発明の方法の実施態様では、染色組成物をすすぎ落とすのではなく、市販のヘアシャンプーを使用して洗い落とす。一般に、染めた毛髪は、すすぎ及び/又は染髪ののち、乾かす。
通常、乾燥は、衣服などへの色の移りがほとんど生じないため、ドライヤーなどによる熱風で実施する。
ケラチン繊維を染めるのに非常に適した方法は、アルカリ性条件下、ケラチン繊維を少なくとも1種のキャップされたジアゾ化化合物及びカプラー化合物と接触させることを含み、ただし、最後の工程でpHを2〜6の範囲に調節する。pHの調節は、従来の方法で、例えばEP962218、特に3頁12〜16行に記載されているように、酸を加えることによって達成される。
酸は、例えば、酒石酸又はクエン酸、クエン酸ゲル、場合によっては酸性染料との適当な緩衝溶液である。
酸の好ましい技術形態は、溶液、ゲル、クリーム、フォーム、コンディショナー、エマルション、シャンプー、より好ましくはシャンプー又はコンディショナーである。
本発明に関連して、「アルカリ性条件」は、酸性条件が明示的に記載されていないところのすべての工程をいう。
有機材料を染める方法は、本発明の式(I)の黄色カチオン染料、又は本発明の方法にしたがって調製された式(I)の染料、又は本発明の組成物及び場合によってはさらなる染料を有機材料と接触させることを含む。
個々の染料クラスの染料に指定される好ましい染料は、式(I)の化合物とさらなる染料との組み合わせに関する本発明の方法及び組成物に関しても好ましい染料とみなされる。
本発明の好ましい実施態様では、組成物を、50〜100gの量の水性化粧品キャリヤの形態で毛髪に適用し、毛髪上に約5〜30分間放置したのち、すすぎ落とすか、通常の市販品ヘアシャンプーで洗い落とす。
本発明にしたがって使用される組成物及び、所望により、場合によっては酸化染料前駆体又はジアゾニウム化合物若しくはキャップされたジアゾニウム化合物及びカップリング成分は、同時又は順次にケラチン含有繊維に適用することができ、適用が実施される順序は重要ではない。
ケラチン繊維、特に人毛を染めるための本発明の方法は、ケラチン繊維を少なくとも式(I)の化合物と接触させたのち、
a)繊維を放置し、
b)次いで繊維をすすぐことを含む。
染色の方法は、例えば、WO01/66646の15頁32行目〜16頁2行目に記載されている。
通常、染色組成物は、50〜100gの量を毛髪に適用する。
この組成物を、繊維上に15〜45℃で5〜30分間、特に20〜30℃で10〜20分間放置する。
さらに好ましいものは、
a)ケラチン繊維を少なくとも1種の直接染料、塩基及び酸化剤と接触させることを含む、ケラチン繊維を染める方法である。
少なくとも1種の直接染料、特に式(I)の化合物及び酸化剤を含む組成物は、例えば、WO97/20545の3頁24行目〜11頁4行目、特に4頁9〜17行に記載されている。
少なくとも1種の直接染料、塩基及び酸化剤を含む組成物は、少なくとも1種の直接染料と塩基とを混合したのち、毛髪の染色の直前に酸化剤を加えることによって調製される。
あるいはまた、酸化剤は、少なくとも1種の染料及び塩基を含む組成物と同時に適用することもできる。
好ましくは、ケラチン繊維を少なくとも1種の直接染料で染める方法は、例えばWO97/20545、特に4頁19〜27行に記載されているマルチコンパートメント染色装置又は「キット」を使用することを含む。
本発明の式(I)の化合物を組み合わせて使用することができる淡色化染色に適した方法が、WO97/20545の11〜13頁に記載されている。
さらに好ましいものは、
−WO95/01772、特に10頁24行目〜11頁16行目、特に11頁29行目〜28頁、又は
−WO01/66646、特に1頁18行目〜3頁16行目、好ましくは16頁20行目〜22頁、又は
−EP970685、特に50頁15〜43行、好ましくは50頁46行目〜51頁40行目、又は
−DE−A−19713698、特に5頁26〜60行
に記載されている方法にしたがって、ケラチン繊維、特に式(I)の化合物をカチオン染料で染める方法である。
−直接染料及び酸化剤による染色方法が、WO97/20545、特に10頁10行目〜11頁55行目、好ましくは11頁6行目〜13頁19行目に記載されている。
さらに好ましいものは、本発明の式(I)の化合物と組み合わせることができる他の染料でケラチン繊維、特に式(I)の化合物を染める方法である。
−WO95/01772、特に11頁1〜15行に記載されている少なくとも2種のカチオン染料の混合物、又は
−EP998,908、特に50頁15〜28行に記載されている、ピラゾロ−〔1,5−a〕−ピリミジンと少なくとも1種のカチオン染料との組み合わせ、又は
−FR−2788432、特に49頁28行目〜52頁、好ましくは50頁16〜28行に記載されているカチオン染料の組み合わせ、又は
−パーマネントウェーブ固定溶液の形態にある、直接染料及び/又は酸化染料と酸化剤との組み合わせ(DE−A−19713698、特に2頁12〜23行、特に4頁65行目〜5頁59行目に記載されている特に直接染料を用いる)又は
−EP850638、特に29頁42行目〜30頁20行、好ましくは30頁25行目〜32頁30行目に記載されている、カチオン染料及び顕色剤化合物タイプの酸化染料及び酸化剤の組み合わせ、又は
−US6,190,421、特にコラム8、43〜52行、好ましくはコラム8、55行目〜コラム9、55行目に記載されている、1種以上の酸化染料前駆体及び場合によっては1種以上のカプラーを含有する組成物(A)と、場合によって有機微粉状賦形剤及び/又は無機微粉状賦形剤中に分散した1種以上の好ましくはカチオン性の直接染料を含有する粉末形態の組成物(B)と、1種以上の酸化剤を含有する組成物(C)との即時調合混合物の組み合わせ、又は
−US6,228,129、特にコラム25、56行目〜コラム27、9行目に記載されている、少なくとも1種の酸化塩基、少なくとも1種のカチオン性直接染料及び少なくとも1種の2電子酸化還元酵素タイプの酵素を、前記酵素の少なくとも1種のドナーの存在で含む即使用可能な組成物、又は
−WO99/20235の34頁27行目〜37頁に記載されている、少なくとも1種の直接カチオン染料及び少なくとも1種のニトロ化ベンゼン染料の組成物を含む即使用可能な組成物又はマルチコンパートメント染色装置、又は
−WO99/20234、特に32頁20行目〜35頁に記載されている、少なくとも1種の直接カチオン染料及び少なくとも1種の自動酸化性酸化染料、特にベンゼン、インドール及びインドリン誘導体の組成物を含む即使用可能な組成物又はマルチコンパートメント染色装置、EP850636、特に18頁1行目〜22頁11行目に記載されている、少なくとも1種の直接染料及び少なくとも1種のメタアミノフェール誘導体及び少なくとも1種の顕色剤化合物及び酸化剤の酸化染色組成物、又は
−EP−A−850637、特に19頁24行目〜22頁57行目に記載されている、少なくとも1種の直接染料と、パラ−フェニレンジアミン誘導体及びビス−フェニルアルキレンジアミンの群から選択される少なくとも1種の顕色剤化合物と、メタ−ジフェノールから選択される少なくとも1種のカプラー化合物と、酸化剤との酸化染色組成物、
−EP998908、特に47頁25行目〜50頁29行目に記載されている、カチオン染料及び例えばピラゾロ−(1,5−a)−ピリミジン誘導体、又は
−FR−2788432、特に2頁16行目〜3頁16行目及び5頁19行目〜14頁8行目に記載されている、Arianor及び/又は酸化染料並びに14頁23行目以降に記載されているカチオン染料との組み合わせ、又は
−ドイツ国特許出願第19717224号、特に3頁36行目〜9頁64行目に記載されている酸化染料前駆体(不飽和アルデヒド及びカプラー化合物)。
ケラチン繊維、特に人毛を本発明の式(I)の化合物で着色する方法は、他の直接染料及び酸化染料と組み合わせることもできる。
本発明の好ましい実施態様では、ケラチン繊維、特に人毛を直接染料及び酸化染料で染める方法は、
a)ケラチン繊維を、場合によっては少なくとも式(I)の化合物を含有する酸化剤と接触させ、
b)次いで、ケラチン繊維を、場合によっては少なくとも式(I)の化合物を含有する酸化剤フリーの組成物と接触させること、又は
a)ケラチン繊維を、場合によっては少なくとも式(I)の化合物を含有する酸化剤フリーの組成物と接触させ、
b)次いで、ケラチン繊維を、場合によっては少なくとも式(I)の化合物を含有する酸化剤と接触させること
を含み、ただし、工程a)又はb)の少なくとも一方で式(I)の化合物が存在する。
本発明の式(I)の化合物で着色する方法は、ケラチン繊維を直接染料及び酸化染料で染めるための、
a)ケラチン繊維を少なくとも式(I)の化合物と接触させ、
b)次いで、ケラチン繊維を酸化剤フリーの組成物と接触させること
を含む方法と組み合わせることもできる。
このような方法は、例えば、DE19941450、特に5頁50〜58行及び8頁31〜46行に記載されている。
酸化剤は普通、酸化剤含有組成物の形態で適用される。少なくとも1種のカプラー化合物、少なくとも1種の顕色剤化合物、塩基及び還元剤を含有する酸化剤フリーの組成物。
通常、酸化剤含有組成物は、毛髪の量に対して十分な量、通常は30〜200gを均一に適用する。
一般に、酸化剤含有組成物は、繊維上に15〜45℃で0〜15分、特に0〜5分間放置する。
そして、酸化剤フリーの組成物を毛髪に適用する。
一般に、直接染料及び酸化剤フリーの組成物は、繊維上に15〜50℃で5〜45分、特に10〜25分間放置する。
酸化剤フリーの組成物のカプラー及び顕色剤化合物は、同時又は順次に適用することができる。同時適用が好ましい。
方法の一つの好ましい実施態様は、毛髪をシャンプー又は弱酸、例えばクエン酸若しくは酒石酸で洗うことである。
還元に対して安定である直接染料は、酸化剤フリーの組成物といっしょに貯蔵することができ、組成物として適用可能である。
還元に対して安定ではない直接染料と酸化剤フリーの組成物との組成物は、染色処理の直前に調製することが有利である。
さらに、直接染料と酸化剤フリーの組成物とは、同時又は順次に適用することができる。
本発明の式(I)の化合物と組み合わせて使用することができる、ケラチン繊維を直接染料及び酸化染料で着色するさらなる方法は、
a)少なくとも1種の式(I)の化合物と、場合によっては少なくとも1種のカプラー化合物及び少なくとも1種の顕色剤化合物と、場合によっては少なくとも1種のさらなる染料を含有する酸化剤とを混合し、
b)次いで、ケラチン繊維を工程a)で調製した混合物と接触させることを含む。
本発明の式(I)の化合物と組み合わせて使用することができる、ケラチン繊維を直接染料及び酸化染料で着色するさらなる適当な方法は、
a)少なくとも1種の自動酸化性化合物と、少なくとも1種の顕色剤化合物と、少なくとも1種の式(I)の化合物と、場合によってはさらなる直接染料とを混合し、
b)次いで、ケラチン繊維を工程a)で調製した混合物と接触させることを含む。
式(I)の化合物は通常、さらなる補助剤を含む組成物、特に水性組成物の形態で適用される。
一般に、混合は、ケラチン繊維を接触させる直前に実施する。
通常、工程a)で調製された混合物は、毛髪の量に対して十分な量、通常は30〜200gを均一に適用する。
一般に、混合物は、繊維上に15〜45℃で0〜50分、特に30〜45分間放置する。
方法の一つの好ましい実施態様は、例えばEP962218、特に3頁9〜18行に記載されているように、毛髪をシャンプー及び/又は弱酸、例えばクエン酸若しくは酒石酸で洗うことである。
加えて、本発明の方法は、さらに、式(I)の化合物及び場合によってはさらなる直接染料並びに酸化染料の2工程の別個の適用を含む。このような適用は、例えば、ケラチン繊維を、第一工程で、特に着色粉末の形態の直接染料及び酸化剤と接触させたのち、第二工程で、特に粉末の形態の酸化剤フリーの組成物と接触させるDE−A−19713698、特に4頁65行目〜35頁59行目に記載されている。
さらには、例えば、US6,190,421のコラム1、65行目〜コラム3の65行目、特にコラム10、62行目〜コラム12、65行目に記載されている、ケラチン繊維、特にヒトケラチン繊維、例えば毛髪の酸化染色のための即使用可能な組成物を適用することが可能である。
本方法にしたがって、上述した即使用可能な染料組成物を繊維に適用し、繊維上に好ましくは約3〜約40分、より好ましくは約5〜約30分の暴露期間放置したのち、繊維をすすぎ、場合によってはシャンプーで洗い、再度すすぎ、乾燥させる。
ドイツ国特許出願第19717224.5号に記載されているように、不飽和アルデヒドが酸化染料前駆体としてカプラー化合物とともに使用されるならば、酸化剤は不要である。それにもかかわらず、ケラチン繊維の淡色化又は均一な着色が想定されるならば、酸化剤の存在で着色を実施することが望ましいであろう。
本発明の式(I)の化合物と組み合わせて使用することができる、ケラチン繊維を酸化染料前駆体で染める方法は、
a)ケラチン繊維を、不飽和アルデヒド、カプラー化合物及び少なくとも式(I)の化合物並びに場合によってはさらなる直接染料と接触させることを含む。
上記で述べたすべての染色法において、カプラー化合物及び/又は顕色剤化合物及び種々の直接染料の混合物を適用することも可能である。
本発明の式(I)の化合物と組み合わせて使用することができる、ケラチン繊維を酸化染色する方法のもう一つの好ましい実施態様は、カプラー化合物及び顕色剤化合物並びに場合によっては直接染料を含有する酸化剤フリーの組成物と接触した後のケラチン繊維に対し、カプラー化合物及び顕色剤化合物を含有するさらなる酸化剤フリーの組成物並びに場合によっては酸化剤含有組成物及び場合によっては直接染料をpH範囲5〜7、好ましくは6.5〜7によって適用することを含む。一般に、例えばEP962217、特に3頁9〜17行に記載されているように、その後、ケラチン繊維を洗いもせず、すすぎもしない。
顕色剤化合物及びカプラー化合物は、別々に、同時に又は順次に適用することができる。
酸化染料前駆体を用いる上述したすべての染色法において、カプラー化合物及び/又は顕色剤化合物の混合物を適用することも可能である。
本発明の式(I)の化合物と組み合わせて使用することができる、ケラチン繊維を酸化染料で染めるさらに好ましい方法は、
a)ケラチン繊維を酸化剤含有組成物と接触させ、
b)次いで、ケラチン繊維を酸化剤フリーの組成物と接触させることを含み、工程a)又はb)の少なくとも1種の組成物中に式(I)の化合物又は/及びさらなる直接染料が存在する。
このような方法は、例えば、DE19959479、特にコラム3、54行目〜コラム4、8行目に記載されている。
通常、酸化剤含有組成物は、毛髪の量に対して十分な量、通常は30〜200gを均一に適用する。
一般に、酸化剤含有組成物は、繊維上に15〜50℃で0〜15分、特に0〜30分間放置する。
そして、酸化剤フリーの組成物を適用する。
通常、酸化剤フリーの組成物は、繊維上に15〜50℃で5〜45分、特に10〜25分間放置する。
酸化剤フリーの組成物のカプラー及び顕色剤化合物は、混合物として適用することもできるし、別々に、同時に又は順次に適用することもできる。混合物の適用が好ましい。
方法の一つの適当な実施態様は、例えばEP962218、特に3頁9〜18行に記載されているように、毛髪をシャンプー又は弱酸、例えばクエン酸若しくは酒石酸で洗うことである。
本発明の式(I)の化合物と組み合わせて使用することができる、ケラチン繊維を酸化染料で着色するさらなる好ましい方法は、
a)少なくとも1種のカプラー化合物と、顕色剤化合物と、酸化剤と、場合によっては少なくとも式(I)の化合物とを混合し、
b)次いで、ケラチン繊維を工程a)で調製した混合物と接触させることを含む。
本発明の式(I)の化合物と組み合わせて使用することができる、ケラチン繊維を酸化染料で着色するさらなる適当な方法は、
c)自動酸化性化合物と、顕色剤化合物と、場合によっては、少なくとも式(I)の化合物とを混合し、
b)次いで、ケラチン繊維を工程a)で調製した混合物と接触させることを含む。
本発明にしたがって使用される着色組成物及び場合によっては使用される酸化染料前駆体は、液状ないしペースト状の製剤(水性又は非水性)又は乾燥粉末の形態で、別々に又はいっしょに貯蔵することができる。成分が液状製剤としていっしょに貯蔵される場合、成分どうしの反応を減らすため、製剤は実質的に無水であるべきである。別々に貯蔵される場合、反応性成分は、使用の直前に初めて互いに密に混合させる。乾燥貯蔵の場合、通常、使用前に一定量の熱水(50〜80℃)を加え、均質な混合物を調製する。
本発明は、特に、染色される材料に対し、式(I)の黄色カチオン染料、又は本発明の方法にしたがって調製される式(I)の黄色カチオン染料、又は本発明の組成物と
キャップされたジアゾニウム化合物、及び
水溶性カップリング成分
とを、所望の順序で順次に又は同時に、はじめのうちは発色が起こらないような条件で適用したのち、材料に付いたキャップされたジアゾニウム化合物をカップリング成分とで反応させる方法に関する。
考慮されるキャップされたジアゾニウム化合物は、例えば、式(1):
のアンチ形のジアゾテート、式(2):
のジアゾスルホネート、式(3):
のトリアゼン及び式(4)又は(5):
の環式トリアゼンを含む。
式(1)〜(5)中、
Aは、非置換であるか、置換されている芳香族又は複素環式アミンの基であり、
Bは、非置換であるか、置換されている水溶性の脂肪族又は芳香族アミンの基であり、
Rは、非置換であるか、置換されているアルキル基であり、
これらの基の少なくとも1個が水溶性付与基を含有しなければならない。
水溶性付与基としては、例えば、SO3H、COOH、OH又は式
(式中、R1、R2及びR3は、互いに独立して、非置換であるか、置換されているアルキルであり、Anはアニオンである)
の第四級アンモニウム基が考えられる。
本発明にしたがって、アルキル基R、R1、R2及びR3は、一般に開鎖状又は分岐鎖状のアルキル基、例えばメチル、エチル、n−及びイソプロピル又はn−、sec−及びtert−ブチルであると理解される。
このようなアルキル基は、例えばヒドロキシ、カルボキシ、ハロゲン、シアノ又はC1〜C4アルコキシによって一又は多置換されていてもよい。
好ましくは、アルキル基は非置換であり、それぞれ炭素原子1〜4個、特に1又は2個を有する。
アニオンAnとしては、無機及び有機のアニオン、例えばハライド、例えばクロリド、ブロミド、ヨージド、スルフェート、ハイドロジェンスルフェート、メチルスルフェート、ホルメート、アセテート又はラクテートが考えられる。
アニオンは一般に調製方法によって決まる。好ましくは、クロリド、ハイドロジェンスルフェート、スルフェート、硫酸、メトスルフェート又はアセテートである。
Aは、非置換であるか、置換されている芳香族又は複素環式アミンの基である。適当な基は、例えば、非置換であるか、置換されているアミノベンゼン、1−若しくは2−アミノナフタレン、2−アミノチオフェン、2−アミノ−1,3−チアゾール、5−アミノ−1,2−チアゾール、2−アミノ−1,3−ベンゾチアゾール、1−アミノ−2,3−ベンゾチアゾール、2−アミノイミダゾール、2−アミノ−1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−1,3,5−チアジアゾール、2−アミノ−1,3,4−トリアゾール、3−、7−若しくは8−アミノピラゾール、2−アミノベンズイミダゾール、2−アミノベンゾピラゾール、2−若しくは4−アミノピリジン、2−、3−、4−、7−若しくは8−アミノキノリン、2−アミノピリミジン及び3−アミノイソキサゾール、5−アミノキノリン、4−アミノジフェニルアミン、2−アミノ−ジフェニルエーテル並びに4−アミノアゾベンゼンの基を含む。
このような基は、例えばC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、ハロゲン、例えばフッ素、臭素若しくは塩素、ニトロ、トリフルオロメチル、CN、SCN、C1〜C4アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、ベンジルスルホニル、ジC1〜C4アルキルアミノスルホニル、C1〜C4アルキルカルボニルアミノ、C1〜C4アルコキシスルホニル又はジヒドロキシC1〜C4アルキルアミノスルホニルによって一又は多置換されていてもよい。
Bは、非置換であるか、置換されている水溶性の脂肪族又は芳香族アミンの基であり、適当な脂肪族アミンは、特に、カルボン酸又はスルホン酸基を有するもの、例えばメチルアミノ酢酸(サルコシン)、メチルアミノ酪酸、メチルアミノプロピオン酸、エチルアミノ酢酸、エチルアミノ酪酸、1−メチルアミノエタン−2−スルホン酸、1−エチルアミノエタン−2−スルホン酸及び1−メチルアミノプロパン−3−スルホン酸を含む。
Bとしての芳香族アミンとしては、特に、アニリン化合物及びアミノナフタレン化合物、特にカルボン酸又はスルホン酸基を有するものが考えられる。これらの化合物のアミノ基は、非置換であってもよいが、好ましくは、例えば非置換又は置換されているC1〜C4アルキルによって置換されており、その適当な置換基は、特にヒドロキシ又はカルボキシである。
適当なカップリング成分は、例えば、アゾ染料に通例に使用され、関連文献から公知であるカップリング成分、例えばベンゼン系、ナフタレン系、開鎖状メチレン活性化合物(例えばアシルアセトアリールアミド)及び複素環式系のカップリング成分である。
式(1)、(2)、(4)及び(5)の化合物は、公知であるか、そのもの公知である方法で調製することができる。
Bが脂肪族アミンの基である式(3)の化合物も同じく、公知であるか、そのもの公知である方法で調製することができる。
式(7):
(式中、
Aは、非置換であるか、置換されている水溶性の芳香族又は複素環式アミンの基であり、
B′は、非置換であるか、置換されている水溶性の脂肪族又は芳香族アミンの基であり、
Rは、非置換であるか、置換されているアルキル基である)
の化合物も同じく、そのもの公知である方法で調製することができる。
式(1)〜(5)に関して示した定義及び好ましい意味がA及びRに当てはまり、式(1)〜(5)に関して示した定義及び好ましい意味が、芳香族アミンをいう限りにおいて、B′にも当てはまる。
式(7)の化合物は、例えば、式A−NH2のアミンを通例の方法でジアゾ化し、それを式B′−NHRのアミンにカップリングさせることによって調製することができる。この場合、芳香環の炭素原子ではなく窒素原子でカップリングする化合物だけがアミンB′−NHRとして考えられる。このような化合物は、好ましくは、4位で置換されているアニリン誘導体である。
本発明の染色法の第一工程は、染色される材料に対し、キャップされたジアゾニウム化合物及び水溶性カップリング成分並びに場合によってはカチオン性直接染料を、所望の順序で順次に又は同時に、はじめのうちはカップリングが起こらないような条件で適用することを含む。これは、例えば、キャップされたジアゾニウム化合物又はカップリング成分及び場合によってはカチオン性直接染料を含む溶液に材料を浸漬したのち、望むならばすすぎ、中間乾燥させたのち、第二の成分の溶液に材料を浸漬することによって実施される。しかし、好ましくは、キャップされたジアゾニウム化合物及びカップリング成分並びに場合によってはカチオン性直接染料は、一つの溶液中にいっしょに存在する。また、吹付け又は同様な措置によって当該溶液を材料に適用することが可能であるが、上層しか染色しないことを望む場合以外、十分に浸透するように注意を払わなければならない。この第一工程では、まだジアゾニウム化合物とカップリング成分とを互いに反応させるべきではない。これは、好ましくは、pH値を8〜12、特に9〜11に維持することによって達成される。
次に、第二工程で、好ましくはpHを5〜2、特に3〜4の値に下げることにより、ジアゾニウム化合物とカップリング成分とを反応させる。pH値は、通例の方法で、酸又は適当な緩衝溶液、特にクエン酸又はクエン酸ゲルの添加によって低下させる。望むならば、第二工程でカチオン性直接染料を使用してもよい。いずれにしても、本発明の方法の工程1及び2の一方でカチオン性直接染料を使用することが必要である。
そして、染めた材料を、従来の方法で、例えば水ですすぎ、その後、乾燥させることによって仕上げる。
さらに、本発明において、特に好ましいものは、ケラチン繊維、特に人毛をキャップされたジアゾ化化合物で染める方法であって、
d)ケラチン繊維を、アルカリ性条件下、少なくとも1種のキャップされたジアゾ化化合物及びカプラー化合物並びに場合によっては酸化剤と接触させ、場合によってはさらなる染料の存在で、場合によっては少なくとも式(I)の化合物と接触させ、
e)次いで、場合によってはさらなる染料の存在で、特に、場合によっては少なくとも式(I)の化合物とで、酸での処理によってpHを6〜2の範囲に調節することを含み、ただし、少なくとも一つの工程d)又はe)で、少なくとも式(I)の化合物が存在する方法である。
キャップされたジアゾ化化合物及びカプラー化合物並びに場合によっては酸化剤は、所望の順序で順次に適用することもできるし、同時に適用することもできる。
しかし、好ましくは、キャップされたジアゾ化化合物とカプラー化合物とは、単一の組成物として同時に適用する。
通常、染色組成物は、50〜100gの量を毛髪に適用する。
本発明に関連して、「アルカリ性条件」とは、8〜10、好ましくは9〜10、特に9.5〜10の範囲のpHをいう。
通常、塩基、例えば炭酸ナトリウム、アンモニア又は水酸化ナトリウムを、毛髪に加えるか、染料前駆体、キャップされたジアゾニウム化合物及び/又は水溶性カップリング成分に加えるか、染料前駆体を含む着色組成物に加えることで、アルカリ性条件を達成する。
そして、第二の段階で、好ましくはpHを6〜2、特に3〜4の値に下げることにより、ジアゾ化化合物とカプラー化合物とを反応させる。
ケラチン繊維を染めるための本発明のすべての方法の好ましい実施態様は、アルカリ性条件下でケラチン繊維を少なくとも1種のキャップされたジアゾ化化合物及びカプラー化合物と接触させることを含み、ただし、最後の工程でpHを2〜6の範囲に調節する。
pHの調節は、従来の方法で、例えばEP962218、特に3頁12〜16行に記載されているように、酸を加えることによって達成される。
酸は、例えば、酒石酸又はクエン酸、クエン酸ゲル、場合によっては酸性染料との適当な緩衝溶液である。
酸の好ましい技術形態は、溶液、ゲル、クリーム、フォーム、コンディショナー、エマルション、シャンプー、より好ましくはシャンプー又はコンディショナーである。
第一段階で適用されるアルカリ性着色組成物の量と、第二段階で適用される酸性着色組成物の量との比は、好ましくは約1:3〜3:1、特に約1:1である。
この最初のアルカリ性染色組成物及び次の酸性染色組成物それぞれを繊維上に15〜45℃で5〜60分間、特に20〜30℃で5〜45分間放置する。
本発明の着色方法において、着色がさらなる染料の存在で実施されるかどうかは、得られる色合いに依存する。本発明に関連して、「さらなる染料」とは、好ましくは、酸化染料、ジアゾ化化合物、キャップされたジアゾ化化合物及び/又はカプラー化合物又は酸性染料、特にカチオン性、アニオン性又は非帯電直接染料、特に、WO95/01772、特に2頁7行目〜4頁1行目、好ましくは4頁35行目〜8頁21行目及びWO01/66646、特に1頁18行目〜3頁16行目に記載されているカチオン染料の群から選択されるカチオン染料又はWO95/01772、特に8頁34行目〜10頁22行目に記載されている少なくとも2種のカチオン染料の混合物をいう。
キャップされたジアゾ化化合物及びカプラー化合物でケラチン繊維を染める方法の好ましい実施態様は、ケラチン繊維を2種以上のジアゾ化化合物及び/又は2種以上のカプラー化合物と接触させることを含む。
好ましいものは、キャップされたジアゾ化化合物及び少なくとも式(I)の化合物でケラチン繊維を着色する本発明の方法であって、
f)アルカリ性条件下、少なくとも1種のキャップされたジアゾ化化合物と、少なくとも1種のカプラー化合物と、場合によっては少なくとも式(I)の化合物とを混合し、
g)場合によっては、少なくとも1種の顕色剤化合物及び酸化剤並びに場合によっては少なくとも式(I)の化合物、
h)次いで、ケラチン繊維を工程a)で調製した混合物と接触させ、
a)次いで、場合によってはさらなる染料の存在下で、酸での処理によってpHを6〜2の範囲に調節することを含み、ただし、工程f)又はg)の少なくとも一方で、式(I)の化合物が存在する方法である。
より好ましいものは、少なくとも1種のキャップされたジアゾ化化合物でケラチン繊維を染める方法であって、
a)アルカリ性条件下、少なくとも1種のキャップされたジアゾ化化合物と、少なくとも式(I)の化合物と、塩基と、酸化剤とを混合し、
b)次いで、ケラチン繊維を工程a)で調製した混合物と接触させ、
c)次いで、場合によってはさらなる染料の存在下で、酸での処理によってpHを6〜2の範囲に調節することを含む方法である。
さらに、好ましいものは、キャップされたジアゾ化化合物でケラチン繊維を着色する方法であって、
a)アルカリ性条件下、少なくとも1種のキャップされたジアゾ化化合物と、少なくとも1種のカプラー化合物と、場合によっては式(I)の化合物と、場合によっては少なくとも1種の顕色剤化合物と、場合によっては少なくとも1種の自動酸化性化合物とを混合し、
b)次いで、ケラチン繊維を工程a)で調製した混合物と接触させ、
c)次いで、場合によってはさらなる染料の存在下で、酸及び場合によっては少なくとも式(I)の化合物での処理によってpHを6〜2の範囲に調節することを含み、ただし、工程a)又はc)の少なくとも一方で、式(I)の化合物が存在する方法である。
本発明の式(I)の化合物と組み合わせることができる、ケラチン繊維の2工程直接染色のさらなる好ましい方法は、
a)ケラチン繊維を酸化剤又は酸化剤含有組成物と接触させ、
b)次いで、ケラチン繊維を少なくとも1種のキャップされたジアゾ化化合物及び少なくとも1種のカプラー化合物及び式(I)の化合物並びに場合によっては酸化剤フリーの組成物と接触させ、
c)次いで、場合によってはさらなる染料の存在下で、酸による処理によってpHを6〜2の範囲に調節することと、
又は
a)ケラチン繊維を少なくとも1種のキャップされたジアゾ化化合物及びカプラー化合物及び式(I)の化合物並びに場合によっては酸化剤フリーの組成物と接触させ、
b)次いで、ケラチン繊維を酸化剤又は酸化剤含有組成物と接触させ、
c)次いで、場合によってはさらなる染料の存在下で、酸による処理によってpHを5〜2の範囲に調節することと
を特徴とする。
本発明はまた、本発明の式(I)の化合物と組み合わせて使用することができる、ケラチン繊維、特に人毛を酸性染料で着色する方法に関する。
この方法は、
a)ケラチン繊維を酸性染料及び少なくとも式(I)の化合物と接触させることを含む。
通常、酸化染料を含む染色組成物は、50〜100gの量を毛髪に適用する。
これを、組成物として、繊維上に15〜45℃で1〜30分、特に20〜30℃で0〜15分間放置する。
好ましくは、毛髪をすすいだのちシャンプーで洗い、より好ましくは、すすがずにシャンプーで洗う。
本明細書で使用されるシャンプーは、通常のアニオン界面活性剤、例えばアルキルスルフェート又はポリオキシエチレンアルキルスルフェート5〜20%を含むシャンプーである。
さらに、本発明は、ケラチン含有繊維をカチオン性反応染料で染める方法であって、繊維を、はじめに定義したカチオン性反応染料又は本発明の染料組成物で処理することを含む方法に関する。
ケラチン含有繊維を染めるための本発明の方法の好ましい実施態様は、式(1)のカチオン性反応染料の着色有効量を含む、本発明の方法にしたがって調製された染液で繊維を処理することを含む。
はじめに定義したカチオン性反応染料は、本発明の染料組成物中、全色素に基づいて好ましくは0.001%〜5%、特に0.01%〜1%の着色有効量で存在する。
ケラチン含有繊維は普通、20〜25℃で約30分間、染液で処理する。
本発明のさらなる好ましい実施態様は、染髪方法であって、毛髪を、
a)酸性又はアルカリ性のパーマネントウェーブ溶液、及び
b)次いで、式(1)のカチオン性反応染料を含む、本発明の方法にしたがって調製された染液
で処理することを含む方法に関する。
通常、ケラチン含有繊維は、20〜25℃で約3〜10分間、好ましくは4〜6分間、パーマネントウェーブ溶液で処理する。
本発明の好ましい実施態様は、染髪方法であって、毛髪を、
a)チオール誘導体を含む酸性又はアルカリ性のパーマネントウェーブ溶液、及び
b)カチオン性ジクロロトリアジン反応染料又はカチオン性モノフルオロモノクロロピリミジン反応染料を含む染液
の混合物で処理することを含む方法に関する。
一般に、染液及び/又はパーマネントウェーブ溶液での処理ののち毛髪をすすぐことが望ましい。
本発明はまた、ケラチン、羊毛、皮革、絹、セルロース又はポリアミド、特に毛髪を染めるための、はじめに定義したカチオン性反応染料又は本発明の染料組成物の使用に関する。
本発明のカチオン性反応染料を使用して本発明の方法にしたがって染められた毛髪の洗浄堅ろう性は、従来の永久的酸化染料の洗浄堅ろう性よりも優れている。
さらに、本発明は、ケラチン含有繊維をカチオン性反応染料で染める方法であって、繊維を、はじめに定義したカチオン性反応染料又は本発明の染料組成物で処理することを含む方法に関する。
ケラチン含有繊維を染めるための本発明の方法の好ましい実施態様は、式(1)のカチオン性反応染料の着色有効量を含む、本発明の方法にしたがって調製された染液で繊維を処理することを含む。
はじめに定義したカチオン性反応染料は、本発明の染料組成物中、全色素に基づいて好ましくは0.001%〜5%、特に0.01%〜1%の着色有効量で存在する。
ケラチン含有繊維は普通、20〜25℃で約30分間、染液で処理する。
本発明のさらなる好ましい実施態様は、染髪方法であって、毛髪を、
a)酸性又はアルカリ性のパーマネントウェーブ溶液、及び
b)次いで、式(1)のカチオン性反応染料を含む、本発明の方法にしたがって調製された染液
で処理することを含む方法に関する。
通常、ケラチン含有繊維は、20〜25℃で約3〜10分間、好ましくは4〜6分間、パーマネントウェーブ溶液で処理する。
本発明の好ましい実施態様は、染髪方法であって、毛髪を、
a)チオール誘導体を含む酸性又はアルカリ性のパーマネントウェーブ溶液、及び
b)カチオン性ジクロロトリアジン反応染料又はカチオン性モノフルオロモノクロロピリミジン反応染料を含む染液
の混合物で処理することを含む方法に関する。
一般に、染液及び/又はパーマネントウェーブ溶液での処理ののち毛髪をすすぐことが望ましい。
本発明はまた、ケラチン、羊毛、皮革、絹、セルロース又はポリアミド、特に毛髪を染めるための、はじめに定義したカチオン性反応染料又は本発明の染料組成物の使用に関する。
本発明のカチオン性反応染料を使用して本発明の方法にしたがって染められた毛髪の洗浄堅ろう性は、従来の永久的酸化染料の洗浄堅ろう性よりも優れている。
さらに、本発明は、ケラチン含有繊維をカチオン性反応染料で染める方法であって、繊維を、はじめに定義したカチオン性反応染料又は本発明の染料組成物で処理することを含む方法に関する。
ケラチン含有繊維を染めるための本発明の方法の好ましい実施態様は、式(1)のカチオン性反応染料の着色有効量を含む、本発明の方法にしたがって調製された染液で繊維を処理することを含む。
はじめに定義したカチオン性反応染料は、本発明の染料組成物中、全色素に基づいて好ましくは0.001%〜5%、特に0.01%〜1%の着色有効量で存在する。
ケラチン含有繊維は普通、20〜25℃で約30分間、染液で処理する。
本発明のさらなる好ましい実施態様は、染髪方法であって、毛髪を、
a)酸性又はアルカリ性のパーマネントウェーブ溶液、及び
b)次いで、式(1)のカチオン性反応染料を含む、本発明の方法にしたがって調製された染液
で処理することを含む方法に関する。
通常、ケラチン含有繊維は、20〜25℃で約3〜10分間、好ましくは4〜6分間、パーマネントウェーブ溶液で処理する。
本発明の好ましい実施態様は、染髪方法であって、毛髪を、
a)チオール誘導体を含む酸性又はアルカリ性のパーマネントウェーブ溶液、及び
b)カチオン性ジクロロトリアジン反応染料又はカチオン性モノフルオロモノクロロピリミジン反応染料を含む染液
の混合物で処理することを含む方法に関する。
一般に、染液及び/又はパーマネントウェーブ溶液での処理ののち毛髪をすすぐことが望ましい。
本発明はまた、ケラチン、羊毛、皮革、絹、セルロース又はポリアミド、特に毛髪を染めるための、はじめに定義したカチオン性反応染料又は本発明の染料組成物の使用に関する。
本発明のカチオン性反応染料を使用して本発明の方法にしたがって染められた毛髪の洗浄堅ろう性は、従来の永久的酸化染料の洗浄堅ろう性よりも優れている。
さらに、本発明は、ケラチン含有繊維をカチオン性反応染料で染める方法であって、繊維を、はじめに定義したカチオン性反応染料又は本発明の染料組成物で処理することを含む方法に関する。
ケラチン含有繊維を染めるための本発明の方法の好ましい実施態様は、式(1)のカチオン性反応染料の着色有効量を含む、本発明の方法にしたがって調製された染液で繊維を処理することを含む。
はじめに定義したカチオン性反応染料は、本発明の染料組成物中、全色素に基づいて好ましくは0.001%〜5%、特に0.01%〜1%の着色有効量で存在する。
ケラチン含有繊維は普通、20〜25℃で約30分間、染液で処理する。
本発明のさらなる好ましい実施態様は、染髪方法であって、毛髪を、
a)酸性又はアルカリ性のパーマネントウェーブ溶液、及び
b)次いで、式(1)のカチオン性反応染料を含む、本発明の方法にしたがって調製された染液
で処理することを含む方法に関する。
通常、ケラチン含有繊維は、20〜25℃で約3〜10分間、好ましくは4〜6分間、パーマネントウェーブ溶液で処理する。
本発明の好ましい実施態様は、染髪方法であって、毛髪を、
a)チオール誘導体を含む酸性又はアルカリ性のパーマネントウェーブ溶液、及び
b)カチオン性ジクロロトリアジン反応染料又はカチオン性モノフルオロモノクロロピリミジン反応染料を含む染液
の混合物で処理することを含む方法に関する。
一般に、染液及び/又はパーマネントウェーブ溶液での処理ののち毛髪をすすぐことが望ましい。
本発明はまた、ケラチン、羊毛、皮革、絹、セルロース又はポリアミド、特に毛髪を染めるための、はじめに定義したカチオン性反応染料又は本発明の染料組成物の使用に関する。
本発明のカチオン性反応染料を使用して本発明の方法にしたがって染められた毛髪の洗浄堅ろう性は、従来の永久的酸化染料の洗浄堅ろう性よりも優れている。
さらに、本発明は、ケラチン含有繊維をカチオン性反応染料で染める方法であって、繊維を、はじめに定義したカチオン性反応染料又は本発明の染料組成物で処理することを含む方法に関する。
ケラチン含有繊維を染めるための本発明の方法の好ましい実施態様は、式(1)のカチオン性反応染料の着色有効量を含む、本発明の方法にしたがって調製された染液で繊維を処理することを含む。
はじめに定義したカチオン性反応染料は、本発明の染料組成物中、全色素に基づいて好ましくは0.001%〜5%、特に0.01%〜1%の着色有効量で存在する。
ケラチン含有繊維は普通、20〜25℃で約30分間、染液で処理する。
本発明のさらなる好ましい実施態様は、染髪方法であって、毛髪を、
a)酸性又はアルカリ性のパーマネントウェーブ溶液、及び
b)次いで、式(1)のカチオン性反応染料を含む、本発明の方法にしたがって調製された染液
で処理することを含む方法に関する。
通常、ケラチン含有繊維は、20〜25℃で約3〜10分間、好ましくは4〜6分間、パーマネントウェーブ溶液で処理する。
本発明の好ましい実施態様は、染髪方法であって、毛髪を、
a)チオール誘導体を含む酸性又はアルカリ性のパーマネントウェーブ溶液、及び
b)カチオン性ジクロロトリアジン反応染料又はカチオン性モノフルオロモノクロロピリミジン反応染料を含む染液
の混合物で処理することを含む方法に関する。
一般に、染液及び/又はパーマネントウェーブ溶液での処理ののち毛髪をすすぐことが望ましい。
本発明はまた、ケラチン、羊毛、皮革、絹、セルロース又はポリアミド、特に毛髪を染めるための、はじめに定義したカチオン性反応染料又は本発明の染料組成物の使用に関する。
本発明の染料は、鮮やかな色合いによって際立つ。これらは、有機材料、例えばケラチン、羊毛、皮革、絹、セルロース又はポリアミド、特にケラチン含有繊維、綿又はナイロン、好ましくは人毛を染めるのに適している。得られる染色は、深みのある色合い及び良好な洗浄堅ろう性、例えば光、シャンプー及び摩擦に対する堅ろう性によって際立つ。本発明の染料の安定性及び貯蔵安定性は優れている。したがって、これらは、酸化及び還元条件下での染色に特に適している。
以下の例が本発明を説明するのに役立つが、本発明を限定するものではない。断りない限り、部及び%は重量基準である。染料の量に関するデータは、染められる材料に基づくものである。
例1
a)ヒドラゾン調製
100%N−メチルフェニルヒドラジン17gを、20℃で攪拌しながら、水42g中の硫酸14gの混合物に加えた。攪拌しながら、4−ピリジンアルデヒド16.5gを15分かけて混合物に加えたのち、攪拌をさらに1時間継続した。そして、反応混合物のpH値がpH2.2に達するまで36%水酸化ナトリウム水溶液を加えた。その後、混合物を60℃に加熱し、その温度で塩化ナトリウム2.7gを加えたのち、その温度でさらに1時間、攪拌を実施した。その後、得られた反応混合物をろ過し、ろ過ケークを単離し、真空中70℃で乾燥させた。式(VII)の化合物のオレンジ色粉末42gが得られた。
b)四級化
水50g、氷20g、塩化ベンジル13.4g及び例1a)にしたがって調製したヒドラゾン21.3gの10℃の混合物に36%水酸化ナトリウム8.4gを30分かけて加えた。そして、得られた混合物を、36%水酸化ナトリウム5gの添加によってpH値がpH6〜7の範囲に維持され、温度が25℃を超えない状態で、さらに2時間攪拌した。そして、得られた生成物をろ過した。ろ過ケークを水50gで洗浄したのち、真空中70℃で乾燥させた。式(VIII):
のオレンジ色の固体生成物49gが得られ、それを2−プロパノールから2回再結晶させた。
例2
a)ヒドラゾン調製
100%フェニルヒドラジン16.2gを、20℃で攪拌しながら、水42g中の硫酸14gの混合物に加えた。そして、攪拌しながら、4−ピリジンアルデヒド16.5gを15分かけて混合物に加えたのち、攪拌をさらに1時間継続した。そして、反応混合物のpH値がpH2.2に達するまで36%水酸化ナトリウム水溶液を加えた。その後、混合物を60℃に加熱し、その温度で塩化ナトリウム2.7gを加えたのち、その温度でさらに1時間、攪拌を実施した。その後、得られた反応混合物をろ過し、ろ過ケークを単離し、真空中70℃で乾燥させた。式(IX)の化合物のオレンジ色粉末42gが得られた。
b)四級化
水50g、氷20g、塩化ベンジル13.4g及び例2a)にしたがって調製したヒドラゾン21.3gの混合物に36%水酸化ナトリウム8.4gを20℃で30分かけて加えた。添加中、温度が10℃に低下した。そして、36%水酸化ナトリウム8.4gを加え、その後、36%水酸化ナトリウム5gの添加によってpH値がpH6〜7の範囲に維持され、温度が25℃を超えない状態で20℃で攪拌をさらに2時間実施した。そして、第四級生成物を含有する反応溶液を例2c)にしたがってメチル化した。
c)メチル化
硫酸ジメチル20.4gを、氷22gを用いて0〜5℃で、例2b)からの反応溶液に加えた。そして、攪拌しながら、36%水酸化ナトリウム溶液14.3gを反応溶液に加え、さらに30分間、攪拌を実施すると、温度が15℃に上昇した。その後、36%水酸化ナトリウム溶液5.5gを、pH値をpH12〜13の範囲に維持することができるような速度で再び加えた。そして、そのpH範囲でさらに1.5時間、攪拌を実施した。そして、反応混合物を60℃に加熱し、その温度でさらに1時間攪拌した。その後、pH値がpH6〜7の範囲に達するのに十分な硫酸を60℃で加えた。そして、反応混合物を20℃に冷ますと、晶出した。結晶をろ別したのち、1回に水50mlを使用して3回洗浄し、その後、真空中で乾燥させた。式(VIII)
の黄色の固体生成物47gが得られた。そして、式(VIII)の生成物を2−プロパノールから2回再結晶させた。
例3
a)ヒドラゾン調製
100%フェニルヒドラジン16.2gを、20℃で攪拌しながら、水42g中の硫酸14gの混合物に加えた。そして、攪拌しながら、4−ピリジンアルデヒド16.5gを15分かけて硫酸含有混合物に加えたのち、攪拌をさらに1時間継続した。そして、反応混合物のpH値がpH2.2に達するまで36%水酸化ナトリウム水溶液を加えた。その後、混合物を60℃に加熱し、その温度で塩化ナトリウム2.7gを加えたのち、その温度でさらに1時間攪拌を実施した。その後、得られた反応混合物をろ過し、ろ過ケークを単離し、真空中70℃で乾燥させた。式(IX)の化合物のオレンジ色粉末39.3gが得られた。
b)四級化
塩化ベンジル27.6g、水50g、氷22g及び例3a)にしたがって調製したヒドラゾン29.3gの混合物に36%水酸化ナトリウム6gを、5℃で、pH値をpH6〜7の範囲に維持することができるような速度で加えた。20℃、pH範囲6〜7でさらに2.5時間攪拌を実施し、第四級生成物を含有する反応溶液を例2c)にしたがってベンジル化した。
c)ベンジル化
2−プロパノール50ml及び36%水酸化ナトリウム14.2gの混合物を15分かけて例3b)からの反応溶液に加えた。そして、さらに5時間攪拌を実施すると、温度が35℃に上昇し、pH値がpH12に上昇した。その後、二相液状反応混合物を得た。下相を分別し、晶出させた。結晶をろ別し、2−プロパノール50mlで3回洗浄したのち、真空中で乾燥させた。式(X)
の黄色の固体生成物が得られた。その後、式(X)の生成物を2−プロパノールから2回再結晶させた。式(X)の生成物17.4gが得られた。
例4
a)ヒドラゾン調製
100%フェニルヒドラジン16.2gを、20℃で攪拌しながら、水42g中の硫酸14gの混合物に加えた。そして、攪拌しながら、4−ピリジンアルデヒド16.5gを15分かけて硫酸含有混合物に加えたのち、混合物をさらに1時間攪拌した。そして、反応混合物のpH値がpH2.2に達するまで36%水酸化ナトリウム水溶液を加えた。その後、混合物を60℃に加熱し、その温度で塩化ナトリウム2.7gを加えたのち、その温度でさらに1時間攪拌を実施した。その後、得られた反応混合物をろ過し、ろ過ケークを単離し、真空中70℃で乾燥させた。式(IX)の化合物のオレンジ色粉末39.3gが得られた。
b)四級化
水50g、氷22g及び例4a)にしたがって調製したヒドラゾン29.3gの混合物に0℃で硫酸ジメチル13.4g、次に36%水酸化ナトリウム8.3gを加えた。30分間攪拌したのち、反応溶液の温度が15℃に上昇した。そして、36%水酸化ナトリウム5.5gを、pH値をpH6〜7の範囲に維持することができ、温度が35℃を超えないような速度で加えた。30℃、pH範囲6〜7で攪拌をさらに0.5時間実施し、第四級生成物を含有する反応溶液を例4c)にしたがってベンジル化した。
c)ベンジル化
氷36g及び塩化ベンジル13.4gを例4b)からの反応溶液に加えた。温度が0〜5℃の範囲に低下した。そして、36%水酸化ナトリウム19.4gを15分かけて攪拌しながら反応溶液に加え、攪拌をさらに2時間継続すると、温度が22℃に上昇した。そして、温度を60℃に上昇させ、攪拌をさらに1時間継続した。そして、60℃で、pH値がpH6〜7の範囲に達するのに十分な硫酸を加えた。その後、二相液状反応混合物を得た。下相を分別し、水50mlで洗浄したのち、真空中で乾燥させた。式(XII)
の黄色の固体生成物38gが得られた。その後、式(XII)の生成物を2−プロパノールから2回再結晶させた。
例5
漂白した白色の人毛の房を、室温で、
本発明の例1又は2にしたがって調製した式(VIII)の染料0.1重量%、及び
クエン酸でpHを9.5に調節しておいた、非イオン界面活性化合物(Plantaren 2000(登録商標))の強アルカリ性溶液
を含む組成物で処理した。10分後、房は黄色の色合いを帯び、その色合いは、10回シャンプーした後でも非常に強いままであった。このようにして染めた房の色は、傷んだ髪及び傷んでいない髪、特にパーマネントウェーブで、洗髪及び光に対する非常に良好な堅ろう性によって際立った。
例6
ミディアムブロンド色の傷んでいない人毛の房を、室温で、
本発明の例3にしたがって調製した式(X)の染料0.1重量%、及び
クエン酸でpH値を5.5に調節しておいた、非イオン界面活性化合物(Plantaren 2000(登録商標))の強アルカリ性溶液
を含む組成物で処理した。ほどなく、房は黄色の色合いを帯び、その色合いは、10回シャンプーした後でも非常に強いままであった。このようにして染めた房の色は、特にパーマネントウェーブの場合で、洗髪及び光に対する非常に良好な堅ろう性によって際立った。
例7
漂白した毛髪を、室温で30分間、
本発明の例4にしたがって調製した式(XII)の染料0.1重量%
、並びに
3.5%セテアリルアルコール
1.0%セテアレス−80
0.5%グリセロールモノ−ジ−ステアレート
3.0%ステアラミドDEA
1.0%stearamphopropylスルホネート
0.5%ポリクオタニウム−6及び

の混合物を含むエマルションタイプ組成物で処理したのち、洗浄した。
結果、洗髪及び光に対して良好な堅ろう性を有する毛髪の鮮明な黄色の染色が得られた。
例8
ブラウン色の毛髪を、pH値9.8を有し、本発明の例4にしたがって調製した式(XII)の染料1重量%並びに
の混合物を含むエマルションタイプ組成物5g及び6%過酸化水素5gで処理した。30分の作用期間ののち、毛髪を洗い、シャンプーし、再び洗ったのち、乾かした。
結果、洗髪、摩擦及び光に対する良好な堅ろう性によって際立つ非常に鮮明な黄色の染色が得られた。
例9
ブラウン色の毛髪を、pH値9.8を有し、本発明の例4にしたがって調製した式(XII)の染料0.5重量%並びに
の混合物を含むエマルションタイプ組成物5g及び6%過酸化水素5gで処理した。30分の作用期間ののち、毛髪を洗い、シャンプーし、再び洗ったのち、乾かした。
結果、洗髪、摩擦及び光に対する良好な堅ろう性によって際立つ非常に鮮明な黄金がかった黄色の染色が得られた。
例10
ミディアムブロンド色の傷んでいない人毛を、室温で、
本発明の例4にしたがって調製した式(XII)の染料0.1重量%、及び
赤色染料ベーシックレッド51 0.1重量%、及び
クエン酸でpHを9.5に調節しておいた、非イオン界面活性化合物(Plantaren 2000(登録商標))の強アルカリ性溶液
を含む組成物で処理した。
10分後、洗髪、摩擦及び光に対する非常に良好な堅ろう性によって際立つ染色が得られた。
例10a)
式(XII)の化合物に代えて式(X)の化合物を用いたことを除き、例10に準ずる手順。
例10b)
式(XII)の化合物に代えて式(VIII)の化合物を用いたことを除き、例10に準ずる手順。
例10c)
式(XII)の化合物に代えて式(X)の化合物を用いたことを除き、例10に準ずる手順。
例10d)
式(XII)の化合物に代えて式(VIII)の化合物を用いたことを除き、例10に準ずる手順。
例11
ダークブロンド色の傷んでいない人毛を、室温で、
本発明の例4にしたがって調製した式(XII)の染料0.1重量%、及び
WO01/66646の例4と同様にして調製した、以下の式
の紫染料0.1重量%、及び
クエン酸でpHを9.5に調節しておいた、非イオン界面活性化合物(Plantaren 2000(登録商標))の強アルカリ性溶液
を含む組成物で処理した。
20分後、洗髪、摩擦及び光並びにパーマネントウェーブに対する非常に良好な堅ろう性によって際立つ、強い銅赤色の色合いを有する染色が得られた。
例12
漂白した人毛の房を、6%過酸化水素溶液と、以下の組成
オレイン酸 10重量%
トルエン−2,5−ジアミノスルフェート 0.07重量%
レゾルシノール 0.02重量%
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール 0.03重量%
4−アミノ−m−クレゾール 0.03重量%
2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン 0.001重量%
亜硫酸ナトリウム 1.0重量%
アスコルビン酸 0.5重量%
水(全部で100%になる量)
の酸化染料前駆体とを等重量部で混合することによって得られるpH値9.8の染色組成物で染めた。
この組成物を15分間作用させたのち、すすぐことなく、はじめに使用した染料の量に相当する量の、本発明の例1又は2の式(VIII)の染料0.1%を含む12.5%水性クエン酸ゲルを毛髪に適用し、毛髪に入念にくしを入れると、pH7が得られた。そして、さらに15分の作用期間を経過させたのち、毛髪を水ですすぎ、その後、乾かした。結果、洗髪、摩擦及び光に対する良好な堅ろう性によって際立つ、濃く鮮やか黄金色の染色が得られた。
例13
ミディアムブロンド色の人毛の房を、6%過酸化水素溶液と、以下の組成
オレイン酸 10重量%
トルエン−2,5−ジアミノスルフェート 0.07重量%
レゾルシノール 0.02重量%
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール 0.03重量%
4−アミノ−m−クレゾール 0.03重量%
2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン 0.001重量%
亜硫酸ナトリウム 1.0重量%
アスコルビン酸 0.5重量%
水(全部で100%になる量)
の酸化染料前駆体とを等重量部で混合することによって得られるpH値9.8の染色組成物で染めた。
この組成物を15分間作用させたのち、すすぐことなく、6%過酸化水素溶液と、例12の上記組成の酸化染料前駆体と、本発明の例1の式(VIII)の染料1%を含む12.5%水性クエン酸ゲルとを等重量部で混合することによって得られる染色組成物を毛髪に適用した。毛髪に入念にくしを入れると、pH7が得られた。そして、さらに15分の作用期間を経過させたのち、毛髪を水ですすぎ、その後、乾かした。結果、洗髪、摩擦及び光に対する良好な堅ろう性によって際立つ、濃く鮮やか黄金色の染色が得られた。
例14
漂白した人毛の房を、6%過酸化水素溶液と、以下の組成
オレイン酸 10重量%
トルエン−2,5−ジアミノスルフェート 0.07重量%
レゾルシノール 0.02重量%
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール 0.03重量%
4−アミノ−m−クレゾール 0.03重量%
2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン 0.001重量%
亜硫酸ナトリウム 1.0重量%
アスコルビン酸 0.5重量%
水(全部で100%になる量)
の酸化染料前駆体とを等重量部で混合することによって得られるpH値9.8の染色組成物で染めた。
この組成物を15分間作用させたのち、すすぐことなく、6%過酸化水素溶液と、例12の上記組成の酸化染料前駆体と、本発明の例1又は2の式(VIII)の染料1%を含むアルカリ性溶液とを等重量部で混合することによって得られる染色組成物を毛髪に適用した。毛髪に入念にくしを入れると、pH7が得られた。そして、さらに15分の作用期間を経過させたのち、毛髪を水ですすぎ、その後、乾かした。結果、洗髪、摩擦及び光に対する良好な堅ろう性によって際立つ、濃く鮮やか黄金色の染色が得られた。
例15
傷んでいないブロンド色の人毛の房を組成物A10gで染めた。
混合物を房上に約22℃で30分間放置した。そして、2%水性クエン酸ゲルと4%クエン酸ナトリウムとの混合物10gを房に適用したのち、その房にくしを入れると、房は約3のpH値を得た。5分の作用期間ののち、房を完全にすすぎ、その後、乾かした。
結果、洗髪及び摩擦に対する良好な堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やか深紅色の染色が得られた。
例15a)トリアゼンの調製
4−フルオロ−1−アミノベンゼン43.4gを32%塩酸81gと混合し、その混合物を0℃に冷却した。そして、1時間かけて攪拌しながら、温度が0〜5℃に維持される状態で4N亜硝酸ナトリウム水溶液75mlを滴下した。そして、得られた溶液を15分かけて水250ml中サルコシン30g及び炭酸ナトリウム90gの水溶液に0〜5℃で滴下した。得られた褐色の懸濁液をろ過し、残渣をエタノールから再結晶させ、空気中で乾燥させた。式:
の1−(4−フルオロフェニル)−3−(カルボキシメチル)トリアゼンが得られた。
例G(適用)
人毛を着色するための、以下の表に示す組成A、B、C、D、E、F及びG

*F:US6248314から公知の染料混合物
**直接染料は以下のものであった。
直接染料D1、ベーシックイエロー87、
直接染料D2、ベーシックオレンジ31、
直接染料D3又はベーシックレッド51、
直接染料D4、WO01/66646に記載されている例4のカチオン染料、
直接染料D5、WO02/31056に記載されている、例6の式106の化合物のカチオン染料
***直接染料は以下のものであった。
直接染料D6、化合物G6と同一、本発明の例1又は2の式(VIII)
直接染料D7、化合物G7と同一、本発明の例3の式(X)
直接染料D8、化合物G8と同一、本発明の例4の式(XII)
****直接染料は以下のものであった。
直接染料E6、化合物G6及びD6と同一、本発明の例1又は2の式(VIII)
直接染料E7、化合物G7及びD7と同一、本発明の例3の式(X)
直接染料E8、化合物G8及びD8と同一、本発明の例4の式(XII)
E9はベーシックイエロー87であった。
例G/3
ミドルブロンド色の傷んでいない人毛の房を、
3a)6%過酸化水素溶液20gと、組成物A、B、C、及びG6それぞれ5gからなる組成物との混合物、あるいはまた
3b)まず6%過酸化水素溶液20g、次に、組成物A5g、組成物B5g、組成物C5g及び組成物G7 5g、又は
3c)まず組成物A5g、組成物B5g、組成物C5g及び組成物G8 5g、次に6%過酸化水素溶液20g
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。そして、濃度2%の水性クエン酸ゲル10gを房に適用した。5分間接触させたのち、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな赤の着色が得られた。
例G/4
ブロンド色の傷んでいない人毛の房を、
4a)組成物A、B及びG7それぞれ5gからなる組成物、あるいはまた
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。そして、濃度2%の水性クエン酸ゲル10gを房に適用した。5分間接触させたのち、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな赤の着色が得られた。
例(4a/G6)は、G7に代えてG6を用いたことを除き、例4aと同一であった。例(4a/G8)は、G7に代えてG8を用いたことを除き、例4aと同一であった。
例G/5
ミドルブロンド色の傷んでいない人毛の房を、
5a)6%過酸化水素溶液15gと、組成物A、B及びG6それぞれ5gからなる組成物との混合物、あるいはまた
5b)まず6%過酸化水素溶液15g、次に、組成物A5g、組成物B5g及び組成物G6 5g、
5c)まず組成物A5g、組成物B5g及び組成物G6 5g、次に6%過酸化水素溶液15g
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。そして、濃度2%の水性クエン酸ゲル10gを房に適用した。5分間接触させたのち、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな赤の着色が得られた。
例(5a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例5aと同一であった。例(5a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例5aと同一であった。例(5b/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例5bと同一であった。例(5b/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例5bと同一であった。例(5c/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例5cと同一であった。例(5c/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例5cと同一であった。
例G/6
ミドルブロンド色の傷んでいない人毛の房を、
6a)6%過酸化水素溶液15gと、組成物A、B及びG6それぞれ5gからなる組成物との混合物、あるいはまた
6b)まず6%過酸化水素溶液15g、次に、組成物A5g、組成物B5g及び組成物G6 5g、又は
6c)まず組成物A5g、組成物B5g及び組成物G6 5g、次に6%過酸化水素溶液15g
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。そして、濃度2%の水性クエン酸ゲル10gを房に適用した。5分間接触させたのち、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな赤の着色が得られた。
例(6a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例6aと同一であった。例(6a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例6aと同一であった。例(6b/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例6bと同一であった。例(6b/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例6bと同一であった。例(6c/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例6cと同一であった。例(6c/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例6cと同一であった。
例G/9
ブロンド色の傷んでいない人毛の房を、
9a)6%過酸化水素溶液10gと、組成物C及びG6それぞれ5gからなる組成物との混合物、あるいはまた
9b)6%過酸化水素溶液10g並びに組成物C5g及び組成物G6 5g
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。そして、濃度2%の水性クエン酸ゲル10gを房に適用した。5分間接触させたのち、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな青みを帯びた赤の着色が得られた。
例(9a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例9aと同一であった。例(9a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例9aと同一であった。例(9b/G7)は、G6に代えてG9を用いたことを除き、例9bと同一であった。例(9b/G8)は、G6に代えてG10を用いたことを除き、例9bと同一であった。
例G/10
ブロンド色の傷んでいない人毛の房を、
10a)6%過酸化水素溶液10gと、組成物D1及びE6それぞれ5gからなる組成物との混合物、あるいはまた
10b)まず6%過酸化水素溶液10g、次に組成物D1 5g及び組成物E6 5g、又は
10c)まず組成物D1 5g及び組成物E6 5g、次に6%過酸化水素溶液10g
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。そして、濃度2%の水性クエン酸ゲル10gを房に適用した。5分間接触させたのち、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな青みを帯びた赤の着色が得られた。
例(10a/D2)は、D1に代えてD2を用いたことを除き、例10aと同一であった。例(10a/D3)は、D1に代えてD3を用いたことを除き、例10aと同一であった。例(10a/D4)は、D1に代えてD4を用いたことを除き、例10aと同一であった。例(10a/D5)は、D1に代えてD5を用いたことを除き、例10aと同一であった。
例(10b/D2)は、D1に代えてD2を用いたことを除き、例10bと同一であった。例(10b/D3)は、D1に代えてD3を用いたことを除き、例10bと同一であった。例(10b/D4)は、D1に代えてD4を用いたことを除き、例10bと同一であった。例(10b/D5)は、D1に代えてD5を用いたことを除き、例10bと同一であった。
例(10c/D2)は、D1に代えてD2を用いたことを除き、例10cと同一であった。例(10c/D3)は、D1に代えてD3を用いたことを除き、例10cと同一であった。例(10c/D4)は、D1に代えてD4を用いたことを除き、例10cと同一であった。例(10c/D5)は、D1に代えてD5を用いたことを除き、例10cと同一であった。
例(10d/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例10aと同一であった。例(10d/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例10aと同一であった。例(10d/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例10aと同一であった。
例(10e/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例10bと同一であった。例(10e/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例10bと同一であった。例(10e/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例10bと同一であった。
例(10f/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例10cと同一であった。例(10f/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例10cと同一であった。例(10f/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例10cと同一であった。
例G/11
褐色の傷んでいない人毛の房を、
11a)6%過酸化水素溶液10gと、組成物C及びE6それぞれ5gからなる組成物との混合物、あるいはまた
11b)まず6%過酸化水素溶液10g、次に組成物C5g及び組成物E6 5g、又は
11c)まず組成物C5g及び組成物E6 5g、次に6%過酸化水素溶液10g
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。そして、濃度2%の水性クエン酸ゲル10gを房に適用した。5分間接触させたのち、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな青みを帯びた赤の着色が得られた。
例(11a/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例11aと同一であった。例(11a/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例11aと同一であった。例(11a/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例11aと同一であった。
例(11b/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例11bと同一であった。例(11b/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例11bと同一であった。例(11b/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例11bと同一であった。
例(11c/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例11cと同一であった。例(11b/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例11cと同一であった。例(11c/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例11cと同一であった。
例G/12
ブロンド色の傷んでいない人毛の房を、
12a)6%過酸化水素溶液5gと、組成物G6 5gとの混合物、あるいはまた
12b)まず6%過酸化水素溶液5g、次に組成物G6 5g、又は
11c)まず組成物G6 5g、次に6%過酸化水素溶液5g
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。30分間接触させたのち、洗い落とすことなく、染料混合物F10gを毛髪に適用した。そして、毛髪に入念にくしを入れると、そのpHが約3になった。そして、15分の接触期間ののち、毛髪を水で完全にすすぎ、乾かした。
例(12a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例12aと同一であった。例(12a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例12aと同一であった。
例G/13
ブロンド色の傷んでいない人毛の房を組成物G6 10gで着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。30分間接触させたのち、洗い落とすことなく、染料混合物F10gを毛髪に適用した。そして、毛髪に入念にくしを入れると、そのpHが約3になった。そして、15分の接触期間ののち、毛髪を水で完全にすすぎ、乾かした。
例(13/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例G/13と同一であった。例(13/G7)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例G/13と同一であった。
例G/15
ブロンド色の傷んでいない人毛の房を組成物G6 10gで着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。接触後、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな赤の着色が得られた。
例(15/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例15と同一であった。例(15/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例15と同一であった。
例G/16
ブロンド色の傷んでいない人毛の房を、
16a)6%過酸化水素溶液5gと、組成物G6 5gとの混合物、あるいはまた
16b)まず6%過酸化水素溶液5g、次に組成物G6 5g、又は
16c)まず組成物G6 5g、次に6%過酸化水素溶液5g
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。そして、濃度2%の水性クエン酸ゲル10gを房に適用した。15分間接触させたのち、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな赤の着色が得られた。
例(16a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例16aと同一であった。例(16a/G8)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例16aと同一であった。
例(16b/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例16bと同一であった。例(16b/G8)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例16bと同一であった。
例(16c/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例16cと同一であった。例(16c/G8)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例16cと同一であった。
例G/22
ブロンド色の傷んでいない人毛の房を組成物G6 10gで着色した。そして、クエン酸を加えることによってpHをpH5〜8の範囲に調節した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。接触後、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな赤の着色が得られた。
例(22/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例G/22と同一であった。例(22/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例G/22と同一であった。
例G/23
褐色の傷んでいない人毛の房を、
G/23a)6%過酸化水素溶液15gと、組成物C、D1及びE6それぞれ5gからなる組成物との混合物、あるいはまた
G/23b)まず6%過酸化水素溶液10g、次に組成物C、D1及びE6それぞれ5g、又は
G/23c)まず組成物C、D1及びE6それぞれ5g、次に6%過酸化水素溶液10g
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。そして、濃度2%の水性クエン酸ゲル10gを房に適用した。5分間接触させたのち、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな青みを帯びた赤の着色が得られた。
例(23a/D2)は、D1に代えてD2を用いたことを除き、例23aと同一であった。例(23a/D3)は、D1に代えてD3を用いたことを除き、例23aと同一であった。例(23a/D4)は、D1に代えてD4を用いたことを除き、例23aと同一であった。例(23a/D5)は、D1に代えてD5を用いたことを除き、例23aと同一であった。
例(23b/D2)は、D1に代えてD2を用いたことを除き、例23bと同一であった。例(23b/D3)は、D1に代えてD3を用いたことを除き、例23bと同一であった。例(23b/D4)は、D1に代えてD4を用いたことを除き、例23bと同一であった。例(23b/D5)は、D1に代えてD5を用いたことを除き、例23bと同一であった。
例(23c/D2)は、D1に代えてD2を用いたことを除き、例23cと同一であった。例(23c/D3)は、D1に代えてD3を用いたことを除き、例23cと同一であった。例(23c/D4)は、D1に代えてD4を用いたことを除き、例23cと同一であった。例(23c/D5)は、D1に代えてD5を用いたことを除き、例23cと同一であった。
例(23a/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例23aと同一であった。例(23a/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例23aと同一であった。例(23a/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例23aと同一であった。
例(23b/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例23bと同一であった。例(23b/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例23bと同一であった。例(23b/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例23bと同一であった。
例(23c/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例23cと同一であった。例(23c/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例23cと同一であった。例(23c/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例23cと同一であった。
例(23a/D2/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例23a/D2と同一であった。例(23a/D3/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例23a/D3と同一であった。例(23a/D4/E9)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例23a/D4と同一であった。
例(23b/D2/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例23b/D2と同一であった。例(23b/D3/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例23b/D3と同一であった。例(23b/D4/E9)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例23b/D4と同一であった。
例(23c/D2/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例23c/D2と同一であった。例(23c/D3/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例23c/D3と同一であった。例(23c/D4/E9)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例23c/D4と同一であった。
例G/24
ブロンド色の傷んでいない人毛の房を、
24a)6%過酸化水素溶液5gと、組成物E6 5gからなる組成物との混合物、あるいはまた
24b)まず6%過酸化水素溶液5g、次に組成物E6 5g、又は
25c)まず組成物E6 5g、次に6%過酸化水素溶液5g
で着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。そして、濃度2%の水性クエン酸ゲル10gを房に適用した。5分間接触させたのち、房を完全にすすぎ、シャンプーし、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな青みを帯びた赤の着色が得られた。
例(24a/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例24aと同一であった。例(24b/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例24aと同一であった。例(24c/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例24aと同一であった。
例(24b/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例24bと同一であった。例(24b/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例24bと同一であった。例(24b/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例24bと同一であった。
例(25c/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例25cと同一であった。例(25c/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例25cと同一であった。例(25c/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例25cと同一であった。
例G/25
ブロンド色の傷んでいない人毛の房を、25a)以下の表の組成物5gで着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。接触後、房をすすぎ、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな着色が得られた。
例(25a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例25aと同一であった。例(25a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例25aと同一であった。例(25a/G9)は、G6に代えてG9を用いたことを除き、例25aと同一であった。
例G/26
26a)
以下の表の組成物A
2gと、以下の表の組成物B
3.6gとを均質な混合物まで混合した。この均質な混合物を、ブロンド色の傷んでいない人毛の房に対し、約22℃で30分間作用させた。接触後、房をすすぎ、シャンプーした。
そして、毛髪を、以下の表の組成物5gで着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。接触後、房をすすぎ、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな着色が得られた。
例(26a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例26aと同一であった。例(26a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例26aと同一であった。例(26a/G9)は、G6に代えてG9を用いたことを除き、例26aと同一であった。
例G/27
27a)
以下の表の組成物A
2gと、以下の表の組成物B
4gとを均質な混合物まで混合した。この均質な混合物を、ブロンド色の傷んでいない人毛の房に対し、約22℃で30分間作用させた。接触後、房をすすぎ、シャンプーし、乾かした。
例(27a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例27aと同一であった。例(27a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例27aと同一であった。例(27a/G9)は、G6に代えてG9を用いたことを除き、例27aと同一であった。
例G/28
28a)
以下の表の組成物A
2gと、以下の表の組成物B
4gとを均質な混合物まで混合した。この均質な混合物を、ブロンド色の傷んでいない人毛の房に対し、約22℃で30分間作用させた。接触後、房をすすぎ、シャンプーした。
そして、毛髪を、以下の表の組成物5gで着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。接触後、房をすすぎ、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな着色が得られた。
例(28a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例28aと同一であった。例(28a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例28aと同一であった。例(28a/G9)は、G6に代えてG9を用いたことを除き、例28aと同一であった。
例G/30
30a)
以下の表の組成物A
2gを、組成物C2g及び以下の表の組成物B
4gと均質な混合物まで混合した。この均質な混合物を、ブロンド色の傷んでいない人毛の房に対し、約22℃で30分間作用させた。接触後、房をすすぎ、シャンプーした。
そして、毛髪を、以下の表の組成物5gで着色した。
着色混合物を、約22℃で30分間、毛髪に作用させた。接触後、房をすすぎ、その後、乾かした。
良好な洗髪堅ろう性及び摩擦堅ろう性を有する強烈で濃く鮮やかな着色が得られた。
例(30a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例30aと同一であった。例(30a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例30aと同一であった。例(30a/G9)は、G6に代えてG9を用いたことを除き、例30aと同一であった。
例G/31
31a)
以下の表の組成物A
2gを、組成物E6 2.0g及び以下の表の組成物B
6gと均質な混合物まで混合した。この均質な混合物を、ブロンド色の傷んでいない人毛の房に対し、約22℃で30分間作用させた。接触後、房をすすぎ、シャンプーし、乾かした。
例(31a/E7)は、E6に代えてE7を用いたことを除き、例31aと同一であった。例(31b/E8)は、E6に代えてE8を用いたことを除き、例31aと同一であった。例(31c/E9)は、E6に代えてE9を用いたことを除き、例31aと同一であった。
例G/32
32a)
以下の表の組成物A
2gを、例Gで記した組成物C2.0g及び直接染料G6 2.0g並びに以下の表の組成物B
8gと均質な混合物まで混合した。この均質な混合物を、ブロンド色の傷んでいない人毛の房に対し、約22℃で30分間作用させた。接触後、房をすすぎ、シャンプーし、乾かした。
例(32a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例32aと同一であった。例(32a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例32aと同一であった。例(32a/G9)は、G6に代えてG9を用いたことを除き、例32aと同一であった。
例G/33
33a)
組成物(A′)
−グリセリン2molのポリグリセリンアルコール 4.0g
−78%(M.A.)のグリセリン4molのポリグリセリンアルコール 5.69g
−オイル酸 3.0g
−AKZOからのETHOMEEN O12から市販されている
エチレンオキシド2molのオイルアミン 7.0g
−ジエチルアミノプロピレンのラウリルアミンスクシナメート、
ナトリウム塩55% 3.0g
−オイルアルコール 5.0g
−オイル酸のジエタノールアミド 12.0g
−プロピレングリコール 3.5g
−エチレンアルコール 7.0g
−ジエチレングリコールのモノブチルエーテル 0.5g
−プロピレングリコールのモノメチルエーテル 0.5g
−35%溶液としてのメタ重亜硫酸ナトリウム 0.455g
−酢酸アンモニウム 0.8g
−パラフェニレンジアミン 0.35g
−1,3−ジヒドロキシベンゼン 0.4g
−3−アミノフェノール 0.03g
−2,4−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、
2HCL 0.012g
−1,3−ビス−〔(4−アミノフェニル)2−ヒドロキシエチル)−
アミノ〕−2−プロパノール、4HCl 0.037g
−1,3−ジヒドロキシ−2−メチル−ベンゼン 0.2g
−酸化防止剤 十分量
−香料 十分量
−アンモニア20%NH3 10.0g
−水 100g
組成物(B′)
−粉末形態の直接染料G6 20g
−パラフィン油 3g
−カチオンポリマー粉末(Merquat 280 Dry de Calgon) 10g
−おがくず 100g
組成物(C′)
−過酸化水素20容量% 100g
人毛を着色する直前に、組成物(A′)1当量と、組成物(B′)01当量と、組成物(C′)1当量との混合物を混合した。混合物のpHを9.8に調節した。
着色混合物をグレーの人毛に適用した。この混合物を、ブロンド色の傷んでいない人毛の房に対し、30分間作用させた。接触後、房をすすぎ、シャンプーし、乾かした。
例(33a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例33aと同一であった。例(33a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例33aと同一であった。例(33a/G9)は、G6に代えてG9を用いたことを除き、例33aと同一であった。
例G/34
34a)
組成物(B′)
−粉末形態の直接染料G6 20g
−パラフィン油 3g
−カチオンポリマー粉末(Merquat 280 Dry de Calgon) 10g
−おがくず 100g
組成物(C′)
−過酸化水素20容量% 100g
人毛を着色する直前に、組成物(A′)1当量と、組成物(C′)1当量との混合物を混合した。混合物のpHを9.8に調節した。
着色混合物をグレーの人毛に適用した。この混合物を、ブロンド色の傷んでいない人毛の房に対し、30分間作用させた。接触後、房をすすぎ、シャンプーし、乾かした。
例(34a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例34aと同一であった。例(34a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例34aと同一であった。例(34a/G9)は、G6に代えてG9を用いたことを除き、例34aと同一であった。
例G/35
35a)
組成物(B′)
−粉末形態の直接染料G6 20g
−パラフィン油 3g
−カチオンポリマー粉末(Merquat 280 Dry de Calgon) 10g
−おがくず 100g
組成物(C′)
−過酸化水素20容量% 100g
人毛を着色する直前に、組成物(A′)1当量と、組成物(C′)1当量との混合物を混合した。アンモニア20容量%によって混合物のpHを9.8に調節した。
着色混合物をグレーの人毛に適用した。この混合物を、ブロンド色の傷んでいない人毛の房に対し、30分間作用させた。接触後、房をすすぎ、シャンプーし、乾かした。
例(35a/G7)は、G6に代えてG7を用いたことを除き、例35aと同一であった。例(35a/G8)は、G6に代えてG8を用いたことを除き、例35aと同一であった。例(35a/G9)は、G6に代えてG9を用いたことを除き、例35aと同一であった。

Claims (1)

  1. 人毛を染める方法であって、人毛を、式(I):
    (式中、
    1及びR2は、互いに独立して、C1〜C8アルキル基又は非置換であるか、水素、C 〜C アルキル、C 〜C アルコキシ、シアニド及び/又はハロゲン化物によって置換されているベンジル基であり、ただし、置換基R1及びR2の少なくとも一方が、非置換であるか、水素、C 〜C アルキル、C 〜C アルコキシ、シアニド及び/又はハロゲン化物によって置換されているベンジル基であり、
    3は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、シアニド又はハライドであり、
    -はアニオンである)
    の黄色カチオン染料、及び場合によってはさらなる染料と接触させることを含む方法。
JP2003560105A 2002-01-15 2003-01-07 有機材料を染めるための黄色カチオン染料 Expired - Fee Related JP4500050B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP02405022 2002-01-15
PCT/EP2003/000068 WO2003060015A1 (en) 2002-01-15 2003-01-07 Yellow cationic dyes for dying of organic material

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005514512A JP2005514512A (ja) 2005-05-19
JP2005514512A5 JP2005514512A5 (ja) 2006-02-23
JP4500050B2 true JP4500050B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=8185789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003560105A Expired - Fee Related JP4500050B2 (ja) 2002-01-15 2003-01-07 有機材料を染めるための黄色カチオン染料

Country Status (12)

Country Link
US (1) US7258702B2 (ja)
EP (1) EP1468049B1 (ja)
JP (1) JP4500050B2 (ja)
KR (1) KR100943518B1 (ja)
CN (1) CN1615343A (ja)
AR (1) AR038127A1 (ja)
AU (1) AU2003201617A1 (ja)
BR (1) BR0306887A (ja)
ES (1) ES2435511T3 (ja)
MX (1) MXPA04006821A (ja)
TW (1) TWI292425B (ja)
WO (1) WO2003060015A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1594922A1 (en) * 2003-02-17 2005-11-16 Ciba SC Holding AG Cationic substituted hydrazone dyes
DE102004009782A1 (de) 2004-02-28 2005-09-15 Wella Ag Kationische Heteroarylazinfarbstoffe und diese Verbindungen enthaltende Färbemittel
DE102004052608A1 (de) * 2004-10-29 2006-05-04 Wella Ag Kationische Azoazinfarbstoffe und diese Verbindungen enthaltende Färbemittel
FR2885045B1 (fr) * 2005-04-29 2007-06-08 Oreal Emulsion inverse comprenant une solution de peroxyde d'hydrogene et une phase inerte de solubilite dans l'eau inferieure a 1%
FR2889953B1 (fr) 2005-08-23 2007-10-19 Oreal Colorants azoiques cationiques a motifs julolidine, composition tinctoriale les contenant, procede de coloration
FR2889954B1 (fr) * 2005-08-26 2007-10-19 Oreal Colorants mixtes cationiques comprenant un chromophore anthraquinone et leur utilisation en colorant capillaire
FR2899897B1 (fr) * 2006-04-13 2008-06-27 Oreal Composes monochromophoriques monocationiques particuliers de type hydrazone comprenant un motif 2-, 4-pyridinium ou 2-, 4-quinolinium, leur synthese, compositions tinctoriales les comprenant, procede de coloration de fibres keratiniques
WO2007122340A1 (fr) * 2006-04-13 2007-11-01 L'oréal Compose dichromophorique cationique comportant deux motifs de type hydrazone et a bras de liaison cationique, composition tinctoriale comprenant au moins un tel compose, procede de mise en œuvre et utilisations
DE102006043718B4 (de) 2006-09-18 2014-12-31 Alexander Adlassnig Bestimmung von Wasserstoffperoxidkonzentrationen
AU2007234612B2 (en) * 2006-12-14 2013-06-27 Johnson & Johnson Regenerative Therapeutics, Llc Protein stabilization formulations
FR2953517B1 (fr) * 2009-12-07 2012-04-27 Oreal Nouvelles amino-pyridines cationiques, composition tinctoriale comprenant une amino-pyridine cationique, procedes et utilisations
KR101877238B1 (ko) * 2011-10-14 2018-07-11 (주)아모레퍼시픽 모발 염색용 화장료 조성물 및 이를 이용한 염색방법
CN110180456B (zh) * 2019-05-16 2021-02-02 万华化学集团股份有限公司 一种多功能表面活性剂及其制备方法、用途
US11008701B1 (en) 2019-12-31 2021-05-18 Industrial Technology Research Institute Dyeing method using bio-dye and cationic modification agent utilized thereof
CN113425617B (zh) * 2021-07-30 2022-09-20 绍兴孚原生物科技有限公司 一种包含二羟基吲哚和三氮脒的染发剂及其制备方法

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1133054B (de) 1959-08-08 1962-07-12 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung basischer Farbstoffe
CH372406A (de) 1959-08-08 1963-10-15 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung basischer Farbstoffe
JPS4823911B1 (ja) 1969-12-29 1973-07-17
DE3120991A1 (de) * 1981-05-26 1982-12-23 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung kationischer hydrazonfarbstoffe
JPS61210023A (ja) 1985-03-15 1986-09-18 Shiseido Co Ltd エアゾ−ル状染毛剤
JPH07119367B2 (ja) 1987-11-24 1995-12-20 株式会社日本化学工業所 カチオン性染料
TW311089B (ja) 1993-07-05 1997-07-21 Ciba Sc Holding Ag
JPH07101841A (ja) 1993-09-30 1995-04-18 Shiseido Co Ltd 頭髪用酸性染毛料組成物
TW325998B (en) * 1993-11-30 1998-02-01 Ciba Sc Holding Ag Dyeing keratin-containing fibers
EP1219683B1 (de) * 1994-11-03 2004-03-24 Ciba SC Holding AG Kationische Imidazolazofarbstoffe
JPH08245348A (ja) 1995-02-22 1996-09-24 Wella Ag 毛髪染色剤
FR2741798B1 (fr) * 1995-12-01 1998-01-09 Oreal Composition de teinture eclaircissante pour fibres keratiniques comprenant un colorant direct specifique
JP2805058B2 (ja) 1996-03-22 1998-09-30 香椎化学工業株式会社 クリーム状染毛剤
DE69728038T2 (de) 1996-04-25 2005-02-17 L'oreal Verfahren zum Färben von Keratinfasern mit Farbstoffvorprodukten von Oxidationsfarbstoffen und pulverförmigen Direktfarbstoffen
DE19618595A1 (de) 1996-05-09 1997-11-13 Wella Ag Färbemittel
JPH1087450A (ja) 1996-09-13 1998-04-07 Mitsubishi Chem Corp 染毛剤組成物
GB9624590D0 (en) 1996-11-27 1997-01-15 Warner Jenkinson Europ Limited Dyes
FR2757384B1 (fr) 1996-12-23 1999-01-15 Oreal Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
FR2757385B1 (fr) 1996-12-23 1999-01-29 Oreal Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
FR2757388B1 (fr) * 1996-12-23 1999-11-12 Oreal Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
DE19713698C1 (de) 1997-04-03 1998-06-04 Goldwell Gmbh Verfahren zum gleichzeitigen Färben und Dauerwellen von menschlichen Haaren
DE19717224A1 (de) 1997-04-24 1998-10-29 Henkel Kgaa Verwendung von ungesättigten Aldehyden zum Färben von keratinhaltigen Fasern
FR2769213B1 (fr) 1997-10-03 1999-12-17 Oreal Composition de teinture des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
ES2224435T5 (es) * 1997-10-22 2012-01-23 L'oreal Composición de teñido de las fibras queratínicas y procedimiento de teñido que utiliza esta composición.
ATE261717T1 (de) * 1997-10-22 2004-04-15 Oreal Färbemittel für keratinische faser und verfahren zum färben unter verwendung dieser zusammensetzung
FR2773471B1 (fr) 1998-01-13 2001-04-13 Oreal Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
ATE449591T1 (de) 1998-02-10 2009-12-15 Schwarzkopf & Henkel K K Dauerwellzusammensetzung mit färbendem effekt und verfahren zur haarfärbung unter verwendung derselben
FR2779055B1 (fr) 1998-05-28 2001-05-04 Oreal Composition de teinture directe pour fibres keratiniques avec un colorant direct cationique et un polyol et/ou un ether de polyol
FR2780881B1 (fr) 1998-07-09 2001-08-10 Oreal Composition de teinture pour fibres keratiniques avec un colorant direct cationique et un polymere epaississant
FR2780883B1 (fr) 1998-07-09 2001-04-06 Oreal Composition de teinture pour fibres keratiniques avec un colorant direct cationique et un polymere epaississant
JP3394716B2 (ja) 1998-10-12 2003-04-07 花王株式会社 染毛剤組成物
FR2785183B1 (fr) 1998-11-04 2002-04-05 Oreal COMPOSITION TINCTORIALE CONTENANT UN COLORANT DIRECT CATIONIQUE ET UNE PYRAZOLO-[1,5-a]- PYRIMIDINE A TITRE DE BASE D'OXYDATION, ET PROCEDES DE TEINTURE
DE29912327U1 (de) 1999-07-14 1999-09-09 Wella Ag Mittel zum Färben und Tönen keratinischer Fasern
JP2001316232A (ja) 2000-05-11 2001-11-13 Kao Corp 染毛剤
EP1594922A1 (en) * 2003-02-17 2005-11-16 Ciba SC Holding AG Cationic substituted hydrazone dyes

Also Published As

Publication number Publication date
TW200400230A (en) 2004-01-01
EP1468049A1 (en) 2004-10-20
ES2435511T3 (es) 2013-12-20
BR0306887A (pt) 2004-12-28
TWI292425B (en) 2008-01-11
KR20040079930A (ko) 2004-09-16
MXPA04006821A (es) 2004-12-08
AR038127A1 (es) 2004-12-29
EP1468049B1 (en) 2013-08-14
JP2005514512A (ja) 2005-05-19
US7258702B2 (en) 2007-08-21
AU2003201617A1 (en) 2003-07-30
KR100943518B1 (ko) 2010-02-24
US20050000034A1 (en) 2005-01-06
WO2003060015A1 (en) 2003-07-24
CN1615343A (zh) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100894973B1 (ko) 양이온성 반응성 염료
US7166710B2 (en) Cationic dimeric dyes
US7166711B2 (en) Cationic dyes
US7229479B2 (en) Method of coloring porous material
JP4500050B2 (ja) 有機材料を染めるための黄色カチオン染料
EP1483334B1 (en) Process for exchanging the anions of cationic dyes
GB2409862A (en) Method of colouring with capped diazotised compound and coupling component
US7091358B2 (en) Cationic substituted hydrazone dyes
GB2404661A (en) 1,3-Disubstituted 2-(phenylazo)imidazolium cationic direct dyes, 2-(2-fluorophenylazo)imidazole & dyeing compositions thereof, especially for hair
US20050166337A1 (en) Method of colouring keratin-containing fibres
US7223295B2 (en) Method of coloring porous material
US7232467B2 (en) Method of coloring porous material
WO2003032939A1 (en) Method of colouring keratin-containing fibres using diazonium salts

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060104

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100119

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100416

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees