JP4497973B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴現象を利用して磁気共鳴画像を生成する磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置は、固有の磁気モーメントを持つ核の集団が一様な静磁場中に置かれたときに、特定の周波数で回転する高周波磁場のエネルギーを共鳴的に吸収する現象を利用して、物質の化学的及び物理的な微視的情報を映像化し、あるいは化学シフトスペクトラムを観測する装置である。
この磁気共鳴イメージング装置による診断画像の撮像は、例えば次のようにして実行される。すなわち、磁石により形成される静磁場と傾斜磁場コイル2により形成される傾斜磁場とからなる合成磁場の中に、被検体を配置する。この様にセッティングされた被検体に対して、磁気共鳴現象を発生させるための所定周波数の高周波を印加する。印加された高周波により、被検体において磁気共鳴信号が発生し、これを受信用高周波コイルにより受信し画像化する。
このように磁気共鳴イメージング装置では、データ収集に際して静磁場の中で傾斜磁場を変化させるため、傾斜磁場コイル2にローレンツ力による動負荷がかかる。また、静磁場を作る磁石についても、電磁誘導や傾斜磁場コイル2との機械的結合による伝播により動負荷がかかる。この負荷の振動数が傾斜磁場の支持系の固有振動数や、磁石の固有振動数に近づくと共振を起こすようになる。共振が起き始めると振幅が大きくなり、画像がぼけたり、FSE(Fast Spin Echo)法など複数のエコーを利用して画像化するシーケンスで信号低下による画質劣化をもたらす。また、画質への影響以外にも、被検者に振動による不快感を与えるなどの不具合がある。
なお、傾斜磁場波形の変化に伴って発生する騒音を低減する技術は、例えば特許文献1により知られている。特許文献1では、リードパルスの強度や印加時間を所定の範囲内で設定し、その設定されたリードパルスのスペクトルを推定し、計測された騒音特性からリードパルスから発生する騒音のパワーを推定する。推定した騒音のパワーが最も小さくなるリードパルスを推定することで、EPI(Echo Planar Imaging)などのリードパルスを高速にスイッチングさせるシーケンスでの騒音を抑制する技術が開示されている。そして特許文献1には、騒音の応答関数スペクトルは複数のピーク(共振モード)を有するので、リードパルスシーケンスの基本周波数等を上記ピークから適当にずらすことにより騒音レベルを低減できることが開示されている。
しかしながら特許文献1では、1スライス分の期間におけるスペクトルのみに着目しているため、計測される騒音特性は比較的高周波な振動のみに関する特性となり、騒音の抑制効果は不十分となってしまう恐れがある。
特開平4−208134号公報
以上のように従来は、固有振動と動負荷に伴う振動との共振が発生し、画質が劣化したり、被検者に不快感を与えるなどの不具合があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、固有振動と動負荷に伴う振動との共振を良好に防止することができる磁気共鳴イメージング装置を提供することにある。
以上の目的を達成するために本発明は、第1の軸方向に沿って強度に傾きを持つ第1の傾斜磁場を発生する手段を備える磁気共鳴イメージング装置であって、この磁気共鳴イメージング装置の前記第1の軸方向に沿った固有振動に関する第1の固有振動情報を記憶する手段と、撮像条件を設定する設定手段と、設定された前記撮像条件での撮像のために発生される前記第1の傾斜磁場の変化に伴う前記磁気共鳴イメージング装置の前記第1の軸方向に関する振動特性を、複数スライス分に渡る前記第1の傾斜磁場の変化を考慮して推定する手段と、推定された前記振動特性と前記第1の固有振動情報とに基づいて共振による前記第1の方向の振動のパワーが閾値以上になるか否かを判断する第1の判断手段とを具備し、さらに前記設定手段は、前記第1の判断手段により前記パワーが前記閾値以上になると判断されるならば前記撮像条件を変更し、前記パワーが前記閾値以上にはならないと判断されたときの前記撮像条件を撮像に用いる条件として確定することとした。
本発明によれば、設定された撮像条件の下での動負荷に伴う振動と固有振動とによる共振のパワーが閾値以上になる場合には上記撮像条件が変更され、共振のパワーが閾値未満となる撮像条件が実際の撮像に適用される。しかも、振動特性を複数スライス分に渡る傾斜磁場の変化を考慮して推定するので、基本モードを含む低次モードの固有振動までも考慮して、固有振動と動負荷に伴う振動との共振を良好に防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態につき説明する。
図1は本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成を示す図である。この図1に示す磁気共鳴イメージング装置は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場制御部3、高周波コイル4、寝台5、送信部6、受信部7、ハイブリッド回路8、寝台制御部9および計算機システム10を具備する。
静磁場磁石1は、中空の円筒形をなし、内部の空間に一様な静磁場を発生する。この静磁場磁石1としては、例えば永久磁石、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル2は、中空の円筒形をなし、静磁場磁石1の内側に配置される。傾斜磁場コイル2は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされている。傾斜磁場コイル2は、上記の3つのコイルが傾斜磁場制御部3から個別に電流供給を受けて、磁場強度がX,Y,Zの各軸に沿って傾斜する傾斜磁場を発生する。なお、Z軸方向は、例えば静磁場と同方向とする。X,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grにそれぞれ対応される。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相をエンコードするために利用される。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数をエンコードするために利用される。
傾斜磁場制御部3は、予め定められたシーケンスおよび制御部107により設定された撮像条件に従って、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grを例えば周知のように制御する。
高周波コイル4は、送信部6から高周波パルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。また高周波コイル4は、上記の高周波磁場の影響により被検体Pから放射される磁気共鳴信号を受信する。高周波コイル4は、2つの高周波コイル(図示せず)を含む。
寝台5は、被検体Pを載置するための台である。寝台5は、その一部である天板が図1中の左右方向にスライド可能であり、これにより被検体Pと高周波コイル4との相対的な位置を変更する。
送信部6は、発振部、位相選択部、周波数変換部、振幅変調部および高周波電力増幅部(いずれも図示せず)を有している。発振部は、静磁場中における対象原子核に固有の共鳴周波数の高周波信号を発生する。位相選択部は、上記高周波信号の位相を選択する。周波数変調部は、位相選択部から出力された高周波信号の周波数を変調する。振幅変調部は、周波数変調部から出力された高周波信号の振幅を例えばシンク間数に従って変調する。高周波電力増幅部は、振幅変調部から出力された高周波信号を増幅する。そしてこれらの各部の動作の結果として送信部6は、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを高周波コイル4に供給するべく送出する。
受信部7は、前段増幅器、位相検波器およびアナログディジタル変換器(いずれも図示せず)を有している。受信部7は、ハイブリッド回路8から出力される磁気共鳴信号を増幅する。位相検波器は、前置増幅器から出力される磁気共鳴信号の位相を検波する。アナログディジタル変換器は、位相検波器から出力される信号をディジタル信号に変換する。
ハイブリッド回路8は、送信部6から送出される高周波パルスから高周波コイル4の2つの高周波コイルのそれぞれに供給する2系統の高周波パルスを生成する。ハイブリッド回路8は、2つの高周波コイルからそれぞれ出力される磁気共鳴信号を合成した上で、受信部7へと送る。
寝台制御部9は、移動機構部および移動制御部(いずれも図示せず)を有する。移動機構部は、寝台5の天板を静磁場磁石1の軸方向に往復移動させる。移動制御部は、オペレータからの指令などに応じて適宜に天板を移動させるように移動機構部を制御する。
計算機システム10は、インタフェース部101、データ収集部102、再構成部103、記憶部104、表示部105、入力部106および制御部107を有している。
インタフェース部101には、傾斜磁場制御部3、送信部6、受信部7および寝台制御部9等が接続される。インタフェース部101は、これらの接続された各部と計算機システム10との間で授受される信号の入出力を行う。
データ収集部102は、受信部7から出力されるディジタル信号をインタフェース部101を介して収集する。データ収集部102は、収集したディジタル信号、すなわち磁気共鳴信号データを、記憶部104に格納する。
再構成部103は、記憶部104に記憶された磁気共鳴信号データに対して、後処理、すなわちフーリエ変換等の再構成を実行し、被検体P内の所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを求める。
記憶部104は、磁気共鳴信号データと、スペクトラムデータあるいは画像データとを、患者毎に記憶する。また記憶部104には、この磁気共鳴イメージング装置の設置作業などの際に入力される入力スペクトル情報を記憶する。
表示部105は、スペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を制御部107の制御の下に表示する。表示部105としては、液晶表示器などの表示デバイスを利用可能である。
入力部106は、オペレータからの各種指令や情報入力を受け付ける。入力部106としては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に利用可能である。
制御部107は、図示していないCPUやメモリ等を有しており、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置を総括的に制御する。制御部107は、磁気共鳴イメージング装置の周知の動作を実現するための制御機能の他に、設定機能、推定機能および判断機能を備える。設定機能により制御部107は、撮像条件を設定する。推定機能により制御部107は、設定した撮像条件で撮像するための動作に伴う磁気共鳴イメージング装置のX,Y,Z軸の各方向についての振動の周波数特性を推定する。判断機能により制御部107は、上記撮像条件での撮像により磁気共鳴イメージング装置に共振が発生するか否か判断する。
次に以上のように構成された磁気共鳴イメージング装置の動作について説明する。なお、被検体Pの画像を得るための動作は従来通りであるのでここでは説明を省略する。そして以下では、本発明に係る特徴的な動作について説明する。
まず、この磁気共鳴イメージング装置を使用するためには、X,Y,Zの各軸方向に沿った磁気共鳴イメージング装置の固有振動の特性を示した入力スペクトル情報を記憶部104に記憶させておく。入力スペクトル情報は、予め静磁場磁石1や傾斜磁場コイル2とそれらの支持系との関係で決まる振動の周波数特性をX,Y,Zの各軸方向について推定し、これらの周波数特性のそれぞれに固有周波数近傍の成分を強調するようなフィルタ処理を施すことにより作成する。上記の周波数特性の推定は、静磁場磁石1や傾斜磁場コイル2の支持機構の適当な位置に設置した加速度センサの出力に基づいて行うことができる。具体的には例えば、傾斜磁場コイル2への入力信号の周波数を掃引して各周波数ごとの振動(変位)を計測する。あるいは、傾斜磁場コイル2への入力信号としてインパルスを用い、その応答のフーリエ変換をする。
図2および図3は同一の磁気共鳴イメージング装置を2つの支持方法でそれぞれ支持した状態で傾斜磁場コイル2への入力信号の周波数を掃引して測定した変位を示す図である。図2は傾斜磁場コイル2のX軸方向の変位を示す。図3は静磁場磁石1のY軸方向の変位を示す。これらの図に示すように、同一の磁気共鳴イメージング装置であっても、支持方法の違いにより固有振動数が変化する。このため、例えば磁気共鳴イメージング装置の設置後の初期調整作業において、周波数特性の測定、入力スペクトル情報の作成および当該入力スペクトル情報の入力を作業者が行うようにすると良い。
さて、撮像を行う場合に制御部107は、図4に示すような処理を実行する。
ステップST1において制御部107は設定機能により、入力部106にてなされる操作者による指示などに基づいて撮像条件(撮像に用いるシーケンスの種類および撮像パラメータなど)を設定する。
ステップST2において制御部107は推定機能により、ステップST1で設定した条件下で撮像するために必要となるスライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grのそれぞれの傾斜磁場波形を計算し、それらの周波数特性を求める。すなわち制御部107は、X,Y,Zの各軸方向に関する傾斜磁場の周波数特性をそれぞれ推定する。
ステップST3において制御部107は判断機能により、上記の推定した周波数特性と記憶部104に記憶されている入力スペクトル情報が示す入力スペクトルとから、X,Y,Zの各軸方向についての振動パワーを計算する。
さて、傾斜磁場コイル2などは比較的重量が大きいため、例えば図3から分るように固有振動数は9〜11Hzと比較的小さな値となる。5倍の高調波まで磁気共鳴イメージング装置の振動に大きく影響を与えると考えると、上記の振動パワーを計算するためには固有振動数の1/5の周波数までの特性(最低の周波数)を把握する必要がある。すなわち、固有振動数が9〜11Hzとするならば、約1.8〜2.2Hz程度までの特性を把握する必要がある。
サンプリング定理から、
f=1/(2t)
t=1/2f
であるから、
f=1.8Hzの時、t=277ms
f=2.2Hzの時、t=227ms
となる。
すなわち、固有振動数が9Hzの場合は、277ms以上に渡っての傾斜磁場波形から周波数特性を計算する必要がある。固有振動数が上がると必要な時間は短くなるが、11Hzの場合でも227msは必要となる。一般的な磁気共鳴イメージング装置では、上記の例より固有周波数が著しく高くなることはないから、通常は200ms以上に渡る傾斜磁場波形から周波数特性を計算することが必要となる。一方、傾斜磁場コイル2を駆動するためのパルスシーケンスは、1スライスの期間で1シーケンスが完了するから、周波数特性の計算には1スライス分の傾斜磁場波形の全てに基づく必要がある。1スライスの期間は大きくても百数十ms程度であるから、1スライス分の傾斜磁場波形では上記の200msに足りない。そこで上記のステップST2においては、複数スライス分の傾斜磁場波形から周波数特性を計算することとする。
ステップST4において制御部107は判断機能により、ステップST3にて計算した各軸方向の振動パワーのいずれかが予め決められた閾値以上であるか否かを判断する。もし、ステップST4にてYESと判断したならば制御部107は、ステップST4からステップST5へ進む。
さて、図5はX軸方向の傾斜磁場を制御するためのパルスシーケンスの一例を示す図である。この図5に示すパルスシーケンスは、エコー間隔が20msのFSEシーケンスで、繰返し時間(TR)を4000ms、スライス枚数を15枚にした時のものである。このような条件下で、スライス枚数のみを15枚の他、14枚、13枚、12枚と変化させた場合のX軸方向に関する入力パワースペクトルをそれぞれ計算した結果を図6に示す。
図6から、スライス枚数を変更することにより、入力パワーが大きくなる周波数が変化することが分る。従って、既に設定されている撮像パラメータのうちのスライス枚数を変更することによって、撮像動作に伴う磁気共鳴イメージング装置の振動、すなわち動負荷に伴う振動の周波数特性を変化させることができる。
図7は図5に示すパルスシーケンスに対してスライス毎に極性を反転させるように変更したパルスシーケンスを示す図である。図5に示すパルスシーケンスを適用した場合と、図7に示すパルスシーケンスを適用した場合とのX軸方向に関する入力パワースペクトルをそれぞれ計算した結果を図8に示す。
図8から、極性を反転させないパルスシーケンスと極性を反転させるパルスシーケンスとを切替えることにより、入力パワーが大きくなる周波数が変化することが分る。従って、既に設定されているパルスシーケンスを別のパルスシーケンスに変更することによって、動負荷に伴う振動の周波数特性を変化させることができる。
そこでステップST5においては、既に設定されたシーケンスの種類または撮像パラメータのうちで上述のように動負荷に伴う振動の周波数特性を変化させることができる要素を変更する。なお、どの変更対象とする要素は、いずれか1つの要素を固定的に定めておいても良いし、ユーザにより選択させても良い。また、予め定められた要素を制御部107が自動的に変更しても良いし、ユーザによる指示に応じて変更しても良い。
具体的には、図6を見ると、15枚スライスの場合には11Hz近傍で入力スペクトルが大きくなることが判る。図2における支持方法Bが採用された磁気共鳴イメージング装置の場合には、11Hz付近に共振点があるので、上記のFSEの場合にはスライス枚数を15枚にすると共振を起こす可能性が高く、ステップST3で大きな振動パワーが算出される。そこでこのような場合に、スライス枚数を変更する。
このようにシーケンスの種類または撮像パラメータを変更し終えたならば制御部107は、ステップST2以降の処理を繰り返す。これにより、ステップST3にて計算した各軸方向の振動パワーの全てが予め決められた閾値未満となるまで、シーケンスの種類または撮像パラメータが変更される。そして、ステップST4にてNOと判断したならば制御部107は、ステップST4からステップST6へ進む。
ステップST6において制御部107は設定機能により、この時点で設定されているシーケンスの種類および撮像パラメータを実際の撮像の際に使用する条件として決定する。そしてこののちに制御部107は、上記の決定した条件の下での撮像処理へと移行する。
以上のように本実施形態によれば、共振が発生する条件で撮像することが避けられる。このため、振動に起因する画質劣化や被験者の不快感を低減することができる。特に本実施形態においては、X,Y,Zの各軸方向とも共振が発生しないように撮像条件の設定を行うようにしているから、磁気共鳴イメージング装置の振動を良好に防止することができる。ただし、磁気共鳴イメージング装置の構造によっては、特定の軸方向についてはどのような撮像条件下においても共振が起きにくかったり、特定の軸方向についての共振が起きるとしてもそのパワーが小さく、大きな振動は生じないような場合もある。このような場合には、そのような特定の軸方向についての共振回避のための処理を省略し、1軸方向または2軸方向のみを対象として上記の処理を行うようにしても良い。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
入力スペクトル情報の代わりに固有周波数の周波数値を示す情報を記憶部104に記憶しておき、ステップST2で求められる周波数特性における上記固有周波数のパワーが閾値以上であるか否かステップST4にて判断するようにしても良い。この場合、ステップST3は省略される。
動負荷に伴う振動の周波数特性は、スライス枚数を変えずに繰返し時間(TR)を長くし、単位時間あたりのスライス数を減らすことにより変化させることもできる。あるいは、固有振動数と重なることが避けられない場合には、固有周期と重なるような繰り返しで出力される傾斜磁場を探しだし、画像化に支障がない範囲内でその強度を下げることで、固有振動数近傍での成分を小さくすることにより共振を避けることも可能である。従って、変更する撮像条件の要素は、上記の繰り返し時間や強度などのような他の要素としても良い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成を示す図。 同一の磁気共鳴イメージング装置を2つの支持方法でそれぞれ支持した状態で傾斜磁場コイル2への入力信号の周波数を掃引して測定した傾斜磁場コイル2のX軸方向の変位を示す図。 同一の磁気共鳴イメージング装置を2つの支持方法でそれぞれ支持した状態で傾斜磁場コイル2への入力信号の周波数を掃引して測定した静磁場磁石1のY軸方向の変位を示す図。 撮像を行う場合の制御部107の処理手順を示すフローチャート。 X軸方向の傾斜磁場を制御するためのパルスシーケンスの一例を示す図。 スライス枚数を変化させた場合のX軸方向に関する入力パワースペクトルの周波数特性の変化を示す図。 図5に示すパルスシーケンスに対してスライス毎に極性を反転させるように変更したパルスシーケンスを示す図。 図5および図7に示すパルスシーケンスでのX軸方向に関する入力パワースペクトルの周波数特性の変化を示す図。
符号の説明
1…静磁場磁石、2…傾斜磁場コイル、3…傾斜磁場制御部、4…高周波コイル、5…寝台、6…送信部、7…受信部、8…ハイブリッド回路、9…寝台制御部、10…計算機システム、101…インタフェース部、102…データ収集部、103…再構成部、104…記憶部、105…表示部、106…入力部、107…制御部。

Claims (5)

  1. 第1の軸方向に沿って強度に傾きを持つ第1の傾斜磁場を発生する手段を備える磁気共鳴イメージング装置であって、
    この磁気共鳴イメージング装置の前記第1の軸方向に沿った固有振動に関する第1の固有振動情報を記憶する手段と、
    撮像条件を設定する設定手段と、
    設定された前記撮像条件での撮像のために発生される前記第1の傾斜磁場の変化に伴う前記磁気共鳴イメージング装置の前記第1の軸方向に関する振動特性を、複数スライス分に渡る前記第1の傾斜磁場の変化を考慮して推定する手段と、
    推定された前記振動特性と前記第1の固有振動情報とに基づいて共振による前記第1の方向の振動のパワーが閾値以上になるか否かを判断する第1の判断手段とを具備し、
    さらに前記設定手段は、前記第1の判断手段により前記パワーが前記閾値以上になると判断されるならば前記撮像条件を変更し、前記パワーが前記閾値以上にはならないと判断されたときの前記撮像条件を撮像に用いる条件として確定することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記第1の軸方向に直交する第2の軸方向に沿った前記磁気共鳴イメージング装置の固有振動に関する第2の固有振動情報を記憶する手段と、
    前記第2の軸方向に沿って強度に傾きを持つ第2の傾斜磁場を発生する手段と、
    設定された前記撮像条件での撮像のために発生される前記第2の傾斜磁場の変化に伴う前記磁気共鳴イメージング装置の前記第2の軸方向に関する第2の振動特性を、複数スライス分に渡る前記第2の傾斜磁場の変化を考慮して推定する手段と、
    推定された前記第2の振動特性と前記第2の固有振動情報とに基づいて共振による前記第2の方向の振動のパワーが閾値以上になるか否かを判断する第2の判断手段とをさらに具備し、
    さらに前記設定手段は、前記第1または前記第2の判断手段により前記パワーが前記閾値以上になると判断されるならば前記撮像条件を変更し、前記第1および前記第2の判断手段により前記パワーがいずれも前記閾値以上にはならないと判断されたときの前記撮像条件を撮像に用いる条件として確定することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記第1の軸方向および前記第2の軸方向のそれぞれに直交する第3の軸方向に沿った前記磁気共鳴イメージング装置の固有振動に関する第3の固有振動情報を記憶する手段と、
    前記第3の軸方向に沿って強度に傾きを持つ第3の傾斜磁場を発生する手段と、
    設定された前記撮像条件での撮像のために発生される前記第3の傾斜磁場の変化に伴う前記磁気共鳴イメージング装置の前記第3の軸方向に関する第3の振動特性を、複数スライス分に渡る前記第3の傾斜磁場の変化を考慮して推定する手段と、
    推定された前記第3の振動特性と前記第3の固有振動情報とに基づいて共振による前記第3の方向の振動のパワーが閾値以上になるか否かを判断する第3の判断手段とをさらに具備し、
    さらに前記設定手段は、前記第1乃至第3の判断手段のいずれかにより前記パワーが前記閾値以上になると判断されるならば前記撮像条件を変更し、前記第1乃至第3の判断手段のいずれもが前記パワーが前記閾値以上にならないと判断されたときの前記撮像条件を撮像に用いる条件として確定することを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記設定手段は、前記撮像条件を変更するときには単位時間当りのスライス数を変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記設定手段は、前記撮像条件を変更するときには前記第1乃至第3の傾斜磁場のいずれかの変化シーケンスを変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の磁気共鳴イメージング装置。
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