JP4497963B2 - ストレージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホストコンピュータと通信可能に接続されるストレージ装置に係わるものである。
従来、ストレージ装置においては、図1に示すように、ディスク制御基板501上に実装された各ポート(ポート0〜3)のポート制御論理回路(503〜503)、及びドライバ(505〜505)と、ディスク駆動部509における各バックボード(511〜511)上の各ディスク駆動基板(513〜513)に実装されたレシーバドライバ(515〜515)、及びポート制御回路(517〜517)との間を、夫々ポート制御信号用ケーブル(507〜507)によって接続している。また、各ポート制御論理回路(503〜503)、及び各ドライバ(505〜505)と、ディスク駆動部509における各バックボード(511〜511)上の各ディスク駆動基板(519〜519)に実装されたレシーバドライバ(521〜521)、及びポート制御回路(523〜523)との間を、各ディスク駆動基板(519〜519)に実装されたドライバ(525〜525)、及び別のポート制御信号用ケーブル(527〜527)を通じて接続している。そして、ディスク制御基板501上に、図2(a)に示すように、その長辺の一方に沿って、FC信号用コネクタ529と、ポート制御信号用コネクタ531とを1つ置きに4個ずつ配置している。
ところで、上記従来のストレージ装置においては、図3に示すように、ディスク制御部551には、複数個(図3では、2個)のディスク制御基板553、553が実装されており、各ディスク制御基板(553、553)上には、夫々4ポート分ずつ合計8個のポート制御論理・FC制御論理回路(555〜555)が夫々実装されている。そして、各ポート制御論理・FC制御論理回路(555〜555)と、ディスク駆動部557中の各バックボード(559〜559)上に配置された個々のディスク駆動基板(561〜561)との間が、ファイバチャネルインタフェース用FC信号ケーブル(以下、「FC信号ケーブル」と略記する)(563〜563)、及びポート制御信号用ケーブル(565〜565)の2種類のケーブルによって接続されている。ここで、ポート制御信号用ケーブル(565〜565)とは、ファイバチャネルインタフェース用LSIを制御・監視するのに必要な論理レベル信号、及びディスク駆動部557を構成する部品や電源等の障害状況を監視するのに必要な論理レベル信号を伝送するためのケーブルである。
しかし、上記構成のストレージ装置では、図2(b)に示すように、ディスク制御基板501上に並設される複数個(図2では、4個)のポート制御信号用コネクタ(531)の各々が占める、ポート制御信号用ケーブル(565〜565)を接続するのに必要とするディスク制御基板501上の幅領域(実装幅)が約50mmと比較的大きい。そのため、4ポート分のポート制御信号用コネクタ(531)を、同一のディスク制御基板501上に実装すると、ほぼディスク制御基板501の長辺全部を使用してしまう。これは、ポート制御信号用ケ−ブル(565〜565)の着脱時に、図2(b)で示したポート制御信号用コネクタ(531)の1対のコネクタロック用レバー531aをディスク制御基板501の面に沿って動かすために32mm程度のスペースを必要とするからである。そのため、各ディスク制御基板501上への各ポート制御論理・FC制御論理回路(555〜555)の実装数が制限を受けるので、ポート制御論理・FC制御論理回路(555〜555)の実装数を、制限された数を超えて増加させることができない。
また、上述した構成のストレージ装置では、各ポート制御論理・FC制御論理回路(555〜555)と(ディスク駆動部557に実装された)各ディスク駆動基板(561〜561)との間を接続するポート制御信号用ケーブル(565〜565)が各ポート毎に必要であり、各ポート制御信号用ケーブル(565〜565)は、各ディスク駆動基板(561〜561)上に配線されることになる。しかも、ディスク駆動部557では、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)の実装数を最大にしようとして、ディスク駆動基板(561〜561)とHDDとを高密度で実装している。そのため、各ディスク駆動基板(561〜561)同士の間の距離が短くなるので、短い間隔の中にポート制御信号用ケーブル(565〜565)とFC信号ケーブル(563〜563)とが絡み合った状態で存在することになり、その結果、例えばポート0のポート制御信号用ケーブルを、別のポートのコネクタに誤接続してしまい、装置が正常に動作しない不具合が生じ易くなる。
上述した内容から明らかなように、従来においては、ディスク制御基板(501)上に実装できるポート制御論理・FC制御回路(555〜555)の数は、ポート制御信号用コネクタにより制約を受け、ディスク制御基板(501)上に実装されたポート制御論理・FC制御論理回路(FC制御論理用制御LSI)(555〜555)が高集積化されても、制御するポート数を増やすことができないという問題がある。また、ディスク駆動部(557)では、高密度実装とケーブル本数の増加とに伴い、同一ケーブルを極めて近い位置に配線することとなるから、上述したように誤接続し易くなるという問題もある。また、接続するケーブル数が増加するストレージ装置内部において、ケーブルを配線、固定するためのスペースが必要となるので、ストレージ装置を小型化することができないという問題もある。更には、上記各問題のために、ストレージ装置の低コスト化を図ることが困難であるという問題もあった。
従って本発明の第1の目的は、ストレージ装置において、各種のデバイスを高密度に実装しても信頼性が低下することが無く、且つ、装置の小型化、低価格化を図ることができるようにすることにある。
また、本発明の第2の目的は、ストレージ装置において、各種のデバイスを高密度に実装しても各デバイス同士の間を接続するためのケーブルの誤配線、誤接続を防止することができるようにすることにある。
本発明に従うストレージ装置は、ホストコンピュータと通信可能に接続されるもので、各々が複数のハードディスクを有し、且つ複数のポートのうちのいずれかに接続された、上記ホストコンピュータからのデータを格納するための複数のディスクユニットと、上記ホストコンピュータからのデータを一時保持するメモリを有し、上記各ポート毎に設けられた、上記複数のディスクユニットを夫々制御するための複数のディスクユニット制御部と、上記各ディスクユニット制御部からの制御信号を、上記各ディスクユニット制御部に対応する上記各ディスクユニットへ夫々伝送するための複数の制御信号伝送用ケーブルと、を備え、上記少なくとも制御信号伝送用ケーブルの1つは、少なくとも2つ以上のポート制御回路に異なる制御信号を伝送するようにしている。
本発明に係る好適な実施形態では、上記各ディスクユニットが、上記複数のハードディスクに加えて、ポート制御回路と、ポートバイパス回路と、を持つ。
上記とは別の実施形態では、上記各ディスクユニット制御部が、上記各ディスクユニットのポート制御回路にポート制御信号を出力するためのポート制御論理回路と、上記各ディスクユニットのポートバイパス回路にファイバチャネル制御信号を出力するためのファイバチャネル制御論理回路と、を持つ。
また、上記とは別の実施形態では、上記一体化された制御信号伝送用ケーブルが、上記各ポート制御論理回路からのポート制御信号を上記各ポート制御回路へ伝送するためのポート制御信号用ケーブルである。
また、上記とは別の実施形態では、上記一体化された制御信号伝送用ケーブルが、上記各ファイバチャネル制御論理回路からのファイバチャネル制御信号を上記各ポートバイパス回路へ伝送するためのファイバチャネル制御信号用ケーブルである。
また、上記とは別の実施形態では、上記各ディスクユニットが、上記各制御信号伝送用ケーブルと上記各ポート制御回路とに夫々接続された、上記ストレージ装置の持つポート数を変更するのに用いる複数のセレクタを更に持つ。
また、上記とは別の実施形態では、上記各セレクタが、論理レベル“H”又は論理レベル“L”の電圧信号が印加されるセレクト入力端子を持ち、そのセレクト入力端子に印加される電圧信号の論理レベルに応じて、上記各ポート制御論理回路からのポート制御信号を取り込むかどうか選択する。
更に、上記とは別の実施形態では、上記各ポート制御信号用ケーブルが、上記各ディスク制御部と共に上記ディスク制御部を担持するためのディスク制御基板上に配置されている複数のコネクタを介して上記各ディスク制御部に接続されるようになっており、上記各コネクタが、2ポート分のディスク制御部が接続可能な信号ピンと、上記各コネクタ本体の上面に設けられた、上記ポート制御信号用ケーブルを取付固定するためのロック機構と、を持つ。
本発明によれば、ストレージ装置において、各種のデバイスを高密度に実装しても信頼性が低下することが無く、且つ、装置の小型化、低価格化を図ることができるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図4は、本発明が適用されるストレージシステムの全体構成を示すブロック図である。
図4に示すストレージシステム320は、1つ以上のチャネルアダプタ(CHA)321、1つ以上のディスクアダプタ(DKA)322、1つ以上のキャッシュメモリ(CACHE)323、1つ以上の共有メモリ(SM)324、1つ以上のコモンパス325、複数の物理的ストレージデバイス(つまり、記憶装置)326、1つ以上の接続制御回路327、1以上のマザーボード328、及び1つ以上の主電源装置329を備える。物理的ストレージデバイス326には、ハードディスクドライブ、不揮発性半導体メモリ又はその他の種類のデバイスを採用することができるが、典型的には、ハードディスクドライブ(以下、HDDと略称する)が採用される。以下の説明でも、HDDが採用されていることとする。
チャネルアダプタ321、ディスクアダプタ322、キャッシュメモリ323及び共有メモリ324は、コモンパス325により相互に接続されている。コモンパス325は、コモンパス325の障害への備えために図示のように二重化(又は多重化)されていてよい。チャネルアダプタ321は、接続線311により1以上のホストコンピュータ310又は他のストレージシステム(図示省略)と接続される。チャネルアダプタ321は、ホストコンピュータ310又は他のストレージシステム(図示省略)とキャッシュメモリ323との間のデータ転送を制御する。ディスクアダプタ322は、キャッシュメモリ323とHDD326との間のデータ転送を制御する。キャッシュメモリ323は、ホストコンピュータ310又は他のストレージシステム(図示省略)から受信されたデータ、或いはHDD326から読み出されたデータを一時的に保持するためのメモリである。共有メモリ324は、ストレージシステム320内の全てのチャネルアダプタ321と全てのディスクアダプタ322とが共有するメモリである。共有メモリ324には、主に、チャネルアダプタ321とディスクアダプタ322が使用する制御や管理のための様々な情報が記憶され保持される。
マザーボード328は、HDD326のためのデータ転送用の配線網及び電力供給用の配線網を備えた電気回路基板である。各マザーボード328上に、複数のHDD326と相互に代替可能な2つの(又はより多くの)接続制御回路327が搭載される。各マザーボード328上の2つの接続制御回路327の各々は、そのマザーボード328上の複数のHDD326を、相互に代替可能な2つのディスクアダプタ322の各々に通信可能に接続するものであり、これには、例えばファイバチャネルスイッチ(Fibre Channel Switch)又はポートバイパス回路(Port Bypass Circuit)などが採用される。各接続制御回路327と複数のHDD326との間は、各マザーボード328上の配線網を介して電気的に接続される。また、各接続制御回路327と各ディスクアダプタ322とは、例えば多線ケーブルを介して電気的に接続される。そして、各接続制御回路327を通じて、複数のHDD326と各ディスクアダプタ322との間でデータ転送が行われる。各マザーボード328毎に、接続制御回路327及びディスクアダプタ322のセットが二重化されていることにより、それらの故障に対する安全性が向上する。各HDD326は、後に具体的に説明するように、マザーボード328に着脱可能なキャニスタ(つまり、筐体)に収容されており、そのようなキャニスタ又は筐体に収容されたHDD326のパックは「HDDパック」又は「HDD筐体」と呼ばれ得る。以下の説明では、「HDDパック」という用語を使う。
参照番号331A、331B、331Cは夫々、RAIDの原理に従うパリティグループ(又はエラーコレクショングループ)と呼ばれる、RAIDの原理に従ったHDD326のグループを示している。同じパリティグループ331A、331B又は331Cに属する2以上のHDD326は、異なるマザーボード上に搭載され、そして、そのうちの一つのHDD326が故障しても、残りの他のHDD326のデータを用いて、その故障したHDD326のデータを復元できるように、冗長性をもったデータを格納している。同じパリティグループ331A、331B又は331Cに属する2以上のHDD326は、全く同一の記憶容量を持つことが望ましく、その観点から、同一メーカからの同一機種のHDDで統一されるのが通常であり、故に、電源仕様及びデータ転送インタフェースにおいても同一である。
このストレージシステム320の電源システムは、1以上のAC/DC電源回路329を有し、夫々のAC/DC電源回路329は、外部のAC電源(例えば商用200V_AC電源)330からAC電力を入力し、これを所定電圧(例えば、56V、48V、24V又は12Vなど)のDC電力に変換して、マザーボード328上の複数のHDDパック333やその他の回路へ供給する。各AC/DC電源回路329と各マザーボード328上の複数のHDDパック333との間は、各マザーボード328上の電源用の配線網を通じて接続される。停電に備えて、相互に代替可能なように二重化(又は多重化)されたAC電源330が用いられる。各AC電源330には、相互に代替可能なように二重化又はより多くに多重化されたAC/DC電源回路329が接続される。図示の例では、各AC/DC電源回路329が複数のマザーボード328に共用されているが、変形として、マザーボード328毎に専用の1以上のAC/DC電源回路が備えられてもよい。
なお、以下で説明する本発明に係るポートとは、上述した各ディスクアダプタ322と、各マザーボード(即ち、ディスク駆動部)328との間のポートのことを指す。
図5は、本発明の一実施形態に係るストレージ装置が備える回路構成の詳細を示すブロック図である。
図5において、ディスク駆動部(ディスクアレイ、或いはディスク収納部とも表記することがある。以下同じ)1は、バックボード3を備える。バックボード3上には、例えばポート0に対応するディスク駆動基板の基本部(以下、「基本ディスク駆動基板」と表記する)5、及びポート0に隣接するポートであるポート1に対応する基本ディスク駆動基板5の2個の基本ディスク駆動基板が配置されている。バックボード3上には、上記に加えて更に、ポート0に対応するディスク駆動基板の拡張部(以下、「拡張ディスク駆動基板」と表記する)7、及びポート1に対応する拡張ディスク駆動基板7の2個の拡張ディスク駆動基板も配置されている。
ポート0の基本ディスク駆動基板である基本ディスク駆動基板5には、各々が2つの入力端子と1つの出力端子とセレクト信号入力用端子とを持つ2個のセレクタ9、11と、ポート制御回路13と、2個のドライバ15、17とが配置されている。ポート1の基本ディスク駆動基板である基本ディスク駆動基板5にも、基本ディスク駆動基板5におけると同様に、各々が2つの入力端子と1つの出力端子とを持つ2個のセレクタ19、21と、ポート制御回路23と、2個のドライバ25、27とが配置されている。また、ポート0に対応する拡張ディスク駆動基板である拡張ディスク駆動基板7にも、基本ディスク駆動基板5、5におけると同様に、各々が2つの入力端子と1つの出力端子とを持つ2個のセレクタ29、31と、ポート制御回路33と、2個のドライバ35、37とが配置されている。更に、ポート1に対応する拡張ディスク駆動基板である拡張ディスク駆動基板7にも、基本ディスク駆動基板5、5、及び拡張ディスク駆動基板7におけると同様に、各々が2つの入力端子と1つの出力端子とを持つ2個のセレクタ39、41と、ポート制御回路43と、2個のドライバ45、47とが配置されている。なお、各セレクタ(9、11、19、21、29、31、39、41)は、それらのセレクト信号入力用端子が、開放されているかアースされているかによって、換言すれば、それらのセレクト信号入力用端子に、論理レベル“H”の電圧信号が印加されるか、論理レベル“L”の電圧信号が印加されるかによって選択が切り替わるようになっている。
一方、ディスク制御論理部49は、ストレージ装置が備えるディスクアダプタと同一の回路構成を有しており、個々のポート(ポート0、ポート1、・・・、ポートn−1、ポートn)に対応して設けられる、構成が同一の複数のポート制御論理回路51、51、・・・、51n−1、51と、各ポート制御論理回路51、51、・・・、51n−1、51に対応して夫々配置される、構成が同一の複数のドライバ53、53、・・・、53n−1、53とを備える。各ポート制御論理回路51、51、・・・、51n−1、51と、各ドライバ53、53、・・・、53n−1、53との間は、個々に接続されており、また、各ドライバ53、53、・・・、53n−1、53と、各(ポート別に設けられる)基本ディスク駆動基板(5、5)との間は、夫々ポート制御信号用ケーブル(56、58、・・・、60、62)によって個別に接続されている。
本実施形態では、ディスク制御論理部49とディスク駆動部1との間を接続するために、上記(複数本の)ポート制御信号用ケーブル(56、58、・・・、60、62)のうちの隣接するポート(例えば、ポート0とポート1、ポートn−1とポートn)のポート制御信号用ケーブル同士(例えばポート制御信号用ケーブル56とポート制御信号用ケーブル58、ポート制御信号用ケーブル60とポート制御信号用ケーブル62)を、2本ずつ束ねて1本にした構成の2ポート制御信号用ケーブル(57、57)を採用している。
(ポート0に対応する)ポート制御論理回路51から出力されるポート制御信号は、ドライバ53、2ポート制御信号用ケーブル57に含まれるポート制御信号用ケーブル56を通じて(基本ディスク駆動基板5の)セレクタ9の第1の入力端子からセレクタ9に入力される。セレクタ9は、例えば2ポート制御信号用ケーブル(57、57)等のケーブルを通じて伝送される制御信号を入力するか、或いは、バックボード3から信号を入力するかを選択するためのもので、この選択は、バックボード3上におけるディスク駆動基板(5)の実装(接続)位置によって決定される。セレクタ9は、セレクト信号入力用端子がバックボード3上の所定位置にアースされていると共に、第2の入力端子は開放されていて、セレクト信号入力用端子から論理レベル“L”の電圧信号が印加される。セレクタ9は、第1の入力端子を通じて入力された上記ポート制御信号を、出力端子からセレクタ11の第1の入力端子へ出力する。なお、セレクタ9の制御用信号の入力端子である第1、第2の入力端子は、例えばディスク駆動基板5のメインエッジの方に割り当てられている。
セレクタ11も、例えば2ポート制御信号用ケーブル(57、57)等のケーブルを通じて伝送される制御信号を入力するか、或いは、バックボード3から信号を入力するかを選択するためのもので、この選択は、バックボード3上におけるディスク駆動基板(5)の実装(接続)位置によって決定される。セレクタ11は、セレクト信号入力用端子、及び第2の入力端子が開放されており、セレクト信号入力用端子から論理レベル“H”の電圧信号が印加される。セレクタ11は、第1の入力端子を通じてセレクタ9から出力される上記ポート制御信号を、出力端子からポート制御回路13、及びドライバ15へ出力する。ポート制御回路13は、上記ポート制御信号を入力し、上記ポート制御信号に基づいて所定の制御動作を実行する。一方、ドライバ15は、上記ポート制御信号を(拡張ディスク駆動基板7の)セレクタ31の第2の入力端子へ出力する。
(拡張ディスク駆動基板7の)セレクタ29については、セレクト信号入力用端子がアースされていて論理レベル“L”の電圧信号が印加されており、第1の入力端子、及び第2の入力端子は、いずれも開放されている。また、(拡張ディスク駆動基板7の)ドライバ35は出力端子が、また、ドライバ37は入力端子と出力端子とが、夫々開放されている。セレクタ31は、第2の入力端子を通じて入力される上記ポート制御信号を、出力端子からポート制御回路33、及びドライバ35へ出力する。セレクタ29、31も、例えば上述したような2ポート制御信号用ケーブル(57、57)等のケーブルを通じて伝送される制御信号を入力するか、或いは、バックボード3から信号を入力するかを選択するためのもので、この選択は、バックボード3上における(拡張)ディスク駆動基板(7)の実装(接続)位置によって決定される。ポート制御回路33は、上記ポート制御信号を入力し、上記ポート制御信号に基づいて所定の制御動作を実行する。
次に、(ポート1に対応する)ポート制御論理回路51から出力されるポート制御信号は、ドライバ53、2ポート制御信号用ケーブル57を構成するポート制御信号用ケーブル58、及び(基本ディスク駆動基板5の)ドライバ17を通じて(基本ディスク駆動基板5の)セレクタ19の第2の入力端子からセレクタ19に入力される。セレクタ19は、セレクト信号入力用端子がバックボード3上の所定位置にて開放されていると共に、第1の入力端子は開放されていて、セレクト信号入力用端子から論理レベル“H”の電圧信号が印加される。セレクタ19は、第2の入力端子を通じて入力される上記ポート制御信号を、出力端子からセレクタ21の第1の入力端子へ出力する。
セレクタ21は、セレクト信号入力用端子、及び第2の入力端子が開放されており、セレクト信号入力用端子から論理レベル“H”の電圧信号が印加される。セレクタ21は、第1の入力端子を通じてセレクタ19から出力される上記ポート制御信号を、出力端子からポート制御回路23、及びドライバ25へ出力する。セレクタ19、21も、例えば上述したような2ポート制御信号用ケーブル(57、57)等のケーブルを通じて伝送される制御信号を入力するか、或いは、バックボード3から信号を入力するかを選択するためのもので、この選択は、バックボード3上における(基本)ディスク駆動基板(5)の実装(接続)位置によって決定される。ポート制御回路23は、上記ポート制御信号を入力し、上記ポート制御信号に基づいて所定の制御動作を実行する。一方、ドライバ25は、上記ポート制御信号を(拡張ディスク駆動基板7の)セレクタ41の第2の入力端子へ出力する。なお、ドライバ27の入力端子、及び出力端子は、いずれも開放されている。
(拡張ディスク駆動基板7の)セレクタ39については、セレクト信号入力用端子、第1の入力端子、及び第2の入力端子は、いずれも開放されている。また、(拡張ディスク駆動基板7の)ドライバ45は出力端子が、また、ドライバ47は入力端子と出力端子とが、夫々開放されている。セレクタ41は、セレクト信号入力用端子が開放されており、セレクト信号入力用端子から論理レベル“H”の電圧信号が印加される。セレクタ41は、第2の入力端子を通じて入力された上記ポート制御信号を、出力端子からポート制御回路43、及びドライバ45へ出力する。ポート制御回路43は、上記ポート制御信号を入力し、上記ポート制御信号に基づいて所定の制御動作を実行する。セレクタ39、41も、例えば上述したような2ポート制御信号用ケーブル(57、57)等のケーブルを通じて伝送される制御信号を入力するか、或いは、バックボード3から信号を入力するかを選択するためのもので、この選択は、バックボード3上における(拡張)ディスク駆動基板(7)の実装(接続)位置によって決定される。
なお、(ポートn−1に対応する)ポート制御論理回路51n−1から出力されるポート制御信号は、ドライバ53n−1、2ポート制御信号用ケーブル57のポート制御信号用ケーブル60を通じて図示しない基本ディスク駆動基板5n−1へ伝送される。また、(ポートnに対応する)ポート制御論理回路51から出力されるポート制御信号は、ドライバ53、2ポート制御信号用ケーブル57を構成するポート制御信号用ケーブル62を通じて図示しない基本ディスク駆動基板5へ伝送される。
図6は、図5に記載のポート制御論理回路(51〜51)を搭載したディスク制御基板、ディスク制御基板上に配置されるFC信号用コネクタ、及び2ポート制御信号用コネクタを示す説明図である。
図6(a)に示すように、ディスク制御基板59上には、その長辺の一方に沿って、FC信号用コネクタ61、61、2ポート制御信号用コネクタ63、FC信号用コネクタ61、61、2ポート制御信号用コネクタ63、FC信号用コネクタ61、61、2ポート制御信号用コネクタ63、FC信号用コネクタ61、61、及び2ポート制御信号用コネクタ63が、夫々所定の間隔をおいて配置されている。換言すれば、ディスク制御基板59には、1ポート当り2つのFC信号用コネクタ(61〜61)と、1ポート当り1つの2ポート制御信号用コネクタ(63〜63)とが夫々配置されている。
2ポート制御信号用コネクタ(63〜63)は、構造が同一であるので、以下の説明では、2ポート制御信号用コネクタ63のみを例にとる。
図6(b)に示すように、2ポート制御信号用コネクタ63のコネクタ本体65には、1個の2ポート制御信号用コネクタ(63)で、2ポート分の制御信号に対応させるために、1ポート制御信号用コネクタの信号ピン数(例えば24ピン)より多い信号ピン数(例えば34ピン)が配置されている。そして、コネクタ本体65の上部には、コネクタ本体65をディスク制御基板59に固定するためのコネクタロック用機構67が配置されている。よって、コネクタ本体65の幅(例えば22.59mm)を、コネクタ本体65上の信号ピンの配置領域の全幅(例えば21.59mm)と略同一大きさに設定することができる。
図7は、図6に記載の2ポート制御信号用コネクタと、1ポート制御信号用コネクタとを比較した図である。
図7(a)において、1ポート制御信号用コネクタ69では、コネクタ本体71上に配置される信号ピン数が24ピンであり、1対のコネクタロック用レバー73、73がコネクタ本体71の両端の取付部に夫々回転自在に軸支されている。1ポート制御信号用コネクタ69と構成が同一の1ポート制御信号用コネクタ75も、コネクタ本体77上に配置される信号ピン数が24ピンであり、1対のコネクタロック用レバー79、79がコネクタ本体77の両端の取付部に夫々回転自在に軸支されている。
図7(a)で示す1ポート制御信号用コネクタ(69、75)を2個並設することによって、図7(b)で示す1個の2ポート制御信号用コネクタ63が持つ機能を奏することができる(換言すれば、図7(a)で示す2個の1ポート制御信号用コネクタ(69、75)を集約したものが、1個の2ポート制御信号用コネクタ(63)である)。しかし、その場合には、1ポート制御信号用コネクタ69、75同士の間隔や、1ポート制御信号用コネクタ69側のコネクタロック用レバー73、73と、1ポート制御信号用コネクタ75側のコネクタロック用レバー79、79とが共に開いた場合の間隔等を含めて、124.48mmの実装幅を必要とする。これに対し、図7(b)で示す2ポート制御信号用コネクタ63を用いる場合には、ディスク制御基板59上の実装幅は、上記実装幅の略1/3の41.59mmで済むので、図6に示したように、FC信号用コネクタ(61〜61)8個と、2ポート制御信号用コネクタ(63〜63)4個とを同一のディスク制御基板(59)上に実装することが可能になる。よって、図6で示した例では、1個のディスク制御基板(59)で8ポート分のファイバチャネルインタフェースを制御することが可能になる。
図8は、本発明の一実施形態の第2の変形例に係るストレージ装置が備える回路構成の詳細を示すブロック図である。
本変形例では、拡張ディスク駆動基板8が、そのセレクタ71の第1の入力端子、2ポート制御信号用ケーブル57を構成するポート制御信号用ケーブル64、及びポート2のドライバ53を通じてポート2のポート制御論理回路51に接続されている。また、拡張ディスク駆動基板10は、そのセレクタ81の第2の入力端子、拡張ディスク駆動基板8のドライバ79、2ポート制御信号用ケーブル57を構成するポート制御信号用ケー
ブル66、及びポート3のドライバ53を通じてポート3のポート制御論理回路51に接続されている。
拡張ディスク駆動基板8において、セレクタ71のセレクト入力端子はアースされていて論理レベル“L”の電圧信号が印加されており、第2の入力端子は、開放されている。また、ストレージ装置の構成を、例えば通常の2倍程度のポート数を持つ構成とするかどうか選択するためのセレクタであるセレクタ73のセレクタ入力端子もアースされていて論理レベル“L”の電圧信号が印加されており、第2の入力端子についても、開放されている。更に、ドライバ77の出力端子についても開放されている。拡張ディスク駆動基板10において、セレクタ81のセレクト入力端子、及び第1の入力端子は、開放されており、また、ストレージ装置の構成を、例えば通常の2倍程度のポート数を持つ構成とするかどうか選択するためのセレクタであるセレクタ83のセレクト入力端子もアースされていて論理レベル“L”の電圧信号が印加されており、第2の入力端子についても開放されている。更に、ドライバ87の出力端子、ドライバ89の入力端子、及び出力端子についても、開放されている。
(ポート2に対応する)ポート制御論理回路51から出力されるポート制御信号は、ドライバ53、及び2ポート制御信号用ケーブル57のポート制御信号用ケーブル64を通じて(拡張ディスク駆動基板8の)セレクタ71の第1の入力端子からセレクタ71に入力される。上記ポート制御信号は、セレクタ71の出力端子からセレクタ73の第1の入力端子を通じてセレクタ73に入力され、セレクタ73からその出力端子を通じてポート制御回路75、及びドライバ77へ出力される。
また、(ポート3に対応する)ポート制御論理回路51から出力されるポート制御信号は、ドライバ53、2ポート制御信号用ケーブル57のポート制御信号用ケーブル66、及び(拡張ディスク駆動基板8の)ドライバ79を通じて(拡張ディスク駆動基板10の)セレクタ81の第2の入力端子からセレクタ81に入力される。上記ポート制御信号は、セレクタ81の出力端子からセレクタ83の第1の入力端子を通じてセレクタ83に入力され、セレクタ83からその出力端子を通じてポート制御回路85、及びドライバ87へ出力される。
なお、図8において、図5に示したものと同一物には、同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
上述した本発明の一実施形態、又はその各変形例によれば、ディスク駆動部1において、HDD(ハードディスクドライブ)の実装状態(記憶容量)を変更せずに、図5で示した拡張ディスク駆動基板7、7のセレクタ(29、31、39、41)、或いは図6で示した拡張ディスク駆動基板8、10のセレクタ(71、73、81、83)の設定や、ケーブルの接続態様を変更することによって、ストレージ装置を、図5に示したような通常の性能を有するもの、又は図8に示したような通常のものよりも2倍のポート数を持ち得る高性能なものに、構成を自在に変更することが可能である。
また、図5に示した構成のストレージ装置から、図8に示した構成のストレージ装置へと構成を変更する場合において、新たにケーブルを使用しないで済むので、ケーブルの誤接続が防止できる。
図9は、本発明の一実施形態を適用した場合のストレージ装置の更なる詳細な回路構成の一例を示すブロック図である。
図9に示したストレージ装置は、ディスク制御部91が、各々のポート別に1個のチップ(LSI)が配置されたディスク制御基板93、95を備えており、各々のチップ97〜111は、ポート制御論理・FC制御論理回路としての機能を有する。以下では、各々のチップ97〜111を、ポート制御論理・FC制御論理回路97〜111として説明する。一方、ディスク駆動部113は、複数(図9では2個)のバックボード115、117を備えている。各バックボード115、117には、夫々複数(図9では、4個ずつ合計8個)のディスク駆動基板119〜133と、複数列(図9では、2列ずつ合計4列)に整列された多数のHDD(ハードディスクドライブ)135〜135、137〜137、139〜139、141〜141とが設けられている。
そして、ディスク駆動基板119上には、ポート制御回路143、及びポートバイパス回路145が、ディスク駆動基板121上には、ポート制御回路143、及びポートバイパス回路145が、ディスク駆動基板123上には、ポート制御回路143、ポートバイパス回路145が、ディスク駆動基板125上には、ポート制御回路143、ポートバイパス回路145が、夫々配置されている。また、ディスク駆動基板127上には、ポート制御回路143、ポートバイパス回路145が、ディスク駆動基板129上には、ポート制御回路143、ポートバイパス回路145が、ディスク駆動基板131上には、ポート制御回路143、ポートバイパス回路145が、ディスク駆動基板133上には、ポート制御回路143、ポートバイパス回路145が、夫々配置されている。
ポート0のポート制御論理・FC制御論理回路97とディスク駆動基板119上のポート制御回路143とは、ポート制御信号用ケーブル151によって、ポート1のポート制御論理・FC制御論理回路99とディスク駆動基板123上のポート制御回路143とは、ポート制御信号用ケーブル153によって、夫々接続されている。ポート制御信号用ケーブル151、153は、ディスク制御部91とディスク駆動部113との間において、2ポート制御信号用ケーブル150を構成している。
ポート2のポート制御論理・FC制御論理回路101とディスク駆動基板127上のポート制御回路143とは、ポート制御信号用ケーブル155によって、ポート3のポート制御論理・FC制御論理回路103とディスク駆動基板131のポート制御回路143とは、ポート制御信号用ケーブル157によって、夫々接続されている。ポート制御信号用ケーブル155、157は、ディスク制御部91とディスク駆動部113との間において、2ポート制御信号用ケーブル152を構成している。
ポート4のポート制御論理・FC制御論理回路105とディスク駆動基板121上のポート制御回路143とは、ポート制御信号用ケーブル159によって、ポート5のポート制御論理・FC制御論理回路107とディスク駆動基板125上のポート制御回路143とは、ポート制御信号用ケーブル161によって、夫々接続されている。ポート制御信号用ケーブル159、161は、ディスク制御部91とディスク駆動部113との間において、2ポート制御信号用ケーブル154を構成している。
ポート6のポート制御論理・FC制御論理回路109とディスク駆動基板129上のポート制御回路143とは、ポート制御信号用ケーブル163によって、ポート7のポート制御論理・FC制御論理回路111とディスク駆動基板133上のポート制御回路143とは、ポート制御信号用ケーブル165によって、夫々接続されている。ポート制御信号用ケーブル163、165は、ディスク制御部91とディスク駆動部113との間において、2ポート制御信号用ケーブル156を構成している。
ポート制御論理・FC制御論理回路97は、例えばホストコンピュータ等の上位制御論理部(図示しない)との間で通信を行って、相互に必要とする情報の授受を行う。ポート制御論理・FC制御論理回路97は、ポート制御信号用ケーブル153と共に2ポート制御信号用ケーブル150を構成しているポート制御信号用ケーブル151を通じてポート制御回路143に対し、ポート制御信号を出力する。残りのポート制御論理・FC制御論理回路99〜111についても、ポート制御論理・FC制御論理回路97と同様の処理動作を実行する。
なお、ポートバイパス回路145〜145とは、例えばファイバチャネルスイッチチップ(FC switch Chip)(以下、「ファイバチャネルスイッチ」と表記する)のことである。ファイバチャネルスイッチ145〜145は、夫々対応するポート制御論理・FC制御論理回路(97〜111)の制御下でポート制御論理・FC制御論理回路(97〜111)からの指令に従ってON/OFF動作することで、各HDD(135〜135、137〜137、139〜139、141〜141)とポート制御論理・FC制御論理回路(97〜111)との間を断/続する。
上記構成によれば、図3に記載の従来のストレージ装置と比較して、ディスク制御部と、ディスク駆動部との間を接続するのに必要なケーブルの本数を減少させることができる。
図10は、本発明の一実施形態を適用した場合のストレージ装置の更なる詳細な回路構成の他の例を示すブロック図である。
図10に示したストレージ装置は、ディスク制御部191において、複数(図10では、2個)のディスク制御基板193、195上に、1個で2ポート分のポート制御論理・FC制御論理回路としての機能を有する高集積化されたチップ(LSI)(197、199、201、203)が夫々複数(図10では、2個)配置されている点で、図9で示したストレージ装置と相違する。1つのチップに含まれる2個のポート制御論理・FC制御論理回路の各々と、ディスク駆動基板上に配置された各ポートのポート制御回路との間を接続するポート制御信号用ケーブルは、図9で示したのと同様に、ディスク制御部191とディスク駆動部113との間においては符号200、202、204、206で示すように、2ポート制御信号用ケーブルに構成されている。図10では、各ポート(0〜3)に対して夫々2つのポート制御論理・FC制御論理回路が割り当てられた(ポート0、ポート1に対してはチップ197、201が、ポート2、ポート3に対してはチップ199、203が、夫々割り当てられている。)、冗長化された構成になっている。
なお、図10において、図9に示したものと同一物には、同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
上記構成によれば、図9で示したものと同様な効果を奏し得るのに加えて、更に、ディスク制御部191を構成するチップ(LSI)に高集積化されたものを用いることによって、ディスク制御基板(193、195)上におけるチップ(197、199、201、203)の実装面積を少なくすることができ、それにより、ストレージ装置の小型化、低コスト化を図ることが可能になる。
図9、又は図10で示した構成によれば、図9で示したポート制御論理・FC制御論理回路(97〜111)、又は図10で示したチップ(197〜203)と、ポートバイパス回路(145〜145)との間を接続するためのFC制御信号用ケーブルと、ポート制御信号用ケーブルとを分離し、且つ、ケーブル障害によるFC制御信号に障害が発生したときの信号の切り分け精度を確保しながら、ディスク制御基板(93、95、193、195)上に、ポート制御論理・FC制御論理回路(97〜111)、又は図10で示したチップ(197〜203)を高密度に実装することができる。
また、ディスク制御基板(93、95、193、195)と、ディスク駆動基板(119、121、123、125、127、129、131、133)との間を接続するためのケーブルの本数を、従来のケーブルの本数の1/2に削減することが可能であり、また、ケーブルダクト等を小さくすることが可能であるので、ストレージ装置を小型化することができる。
また、ディスク制御基板(93、95、193、195)と、ディスク駆動基板(119、121、123、125、127、129、131、133)との間を接続するために使用するケーブルの本数を削減することができるため、煩雑になり易いケーブル配線が簡素化されるから、ケーブルの誤配線を防止することができる。
更には、ユーザがストレージ装置に対して要求する仕様に応じて、同一のディスク制御基板(93、95、193、195)、及び同一のディスク駆動基板(119、121、123、125、127、129、131、133)を使用した状態で、新たなディスク駆動基板の増設等の変更が行えるので、柔軟性のある装置構成のストレージ装置を提供することが可能になる。
以上、本発明の好適な実施形態及びその変形例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態や変形例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
従来のストレージ装置が備える回路構成の詳細を示すブロック図。 図1に記載のポート制御論理回路を搭載したディスク制御基板、ディスク制御基板上に配置されるFC信号用コネクタ、及びポート制御信号用コネクタを示す説明図。 従来のストレージ装置の更なる詳細な回路構成を示すブロック図。 本発明が適用されるストレージシステムの全体構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係るストレージ装置が備える回路構成の詳細を示すブロック図。 図5に記載のポート制御論理回路を搭載したディスク制御基板、ディスク制御基板上に配置されるFC信号用コネクタ、及び2ポート制御信号用コネクタを示す説明図。 図6に記載の2ポート制御信号用コネクタと、従来の1ポート制御信号用コネクタとを比較した図。 本発明の一実施形態の第2の変形例に係るストレージ装置が備える回路構成の詳細を示すブロック図。 本発明の一実施形態を適用した場合のストレージ装置の更なる詳細な回路構成の一例を示すブロック図。 本発明の一実施形態を適用した場合のストレージ装置の更なる詳細な回路構成の他の例を示すブロック図。
符号の説明
1 ディスク駆動部
3 バックボード
、5 ディスク駆動基板の基本部(基本ディスク駆動基板)
、7 ディスク駆動基板の拡張部(拡張ディスク駆動基板)
9、11、19、21、29、31、39、41 セレクタ
13、23、33、43 ポート制御回路
15、17、25、27、35、37、45、47 ドライバ
49 ディスク制御論理部
51、51、・・・、51n−1、51 ポート制御論理回路
53、53、・・・、53n−1、53 ドライバ
55、55、・・・、55n−1、55 制御信号(伝送)用ケーブル
56、58、・・・、60、62 ポート制御信号用ケーブル
57、57 2ポート制御信号用ケーブル

Claims (1)

  1. ホストコンピュータからのデータを格納する複数の物理記憶デバイスを有するストレージ装置において、
    前記複数の物理記憶デバイスへのデータの転送を制御する制御基板と、
    前記複数の物理記憶デバイスに接続される複数の駆動基板を有する駆動部と、
    を有し、
    物理記憶デバイスには、前記制御基板からその物理記憶デバイスに接続されている駆動基板を介してデータが格納され、
    前記制御基板が、並んだ複数のコネクタを有し、
    各コネクタの上部に、そのコネクタを前記制御基板に固定するためのロック機構が設けられており、
    前記各コネクタが、隣接する複数のポートに対応しており、1ポート分のコネクタの信号ピン数より多い信号ピンを有し、
    各コネクタに、そのコネクタに対応するポート数分のポート制御信号が伝送されるポート制御信号用ケーブルが接続され、
    各駆動基板が、セレクタと、ポート制御信号が入力されるポート制御回路とを有し、
    前記セレクタの出力端子が、そのセレクタを有する駆動基板のポート制御回路に接続されており、
    前記セレクタが、前記ポート制御信号用ケーブルを通じて伝送されるポート制御信号を入力するか、或いは、前記駆動部から信号を入力するかを選択し、その選択は、前記駆動部での駆動基板の位置によって決定され、
    前記複数の駆動基板が、第1〜第4の駆動基板を含み、
    前記制御基板の第1のコネクタから、第1のポート制御信号用ケーブルを介して、第1のポート制御信号が、前記第1の駆動基板のセレクタに入力され、
    前記第1のコネクタから、前記第1のポート制御信号用ケーブルを介して、第2のポート制御信号が、前記第1の駆動基板を介して前記第2の駆動基板のセレクタに入力され、
    前記ポート制御信号用ケーブルの接続とセレクタの設定とを変更することで、物理記憶デバイスの実装状態を変更することなく、下記の(構成A)及び(構成B)の一方から他方に切り替えることが可能である、
    (構成A)下記(a1)〜(a2)の構成を有する、
    (a1)前記第1のポート制御信号が、前記第1の駆動基板のセレクタを介して前記第3の駆動基板のセレクタに入力され得る、
    (a2)前記第2のポート制御信号が、前記第2の駆動基板のセレクタを介して前記第4の駆動基板のセレクタに入力され得る、
    (構成B)下記(b1)〜(b2)の構成を有する、
    (b1)前記制御基板の第2のコネクタから、第2のポート制御信号用ケーブルを介して、第3のポート制御信号が、前記第3の駆動基板のセレクタに入力され得る、
    (b2)前記第2のコネクタから、前記第2のポート制御信号用ケーブルを介して、第4のポート制御信号が、前記第3の駆動基板を介して、前記第4の駆動基板のセレクタに入力され得る、
    ストレージ装置。
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