JP4497366B2 - 光センサおよび固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は光センサおよび固体撮像装置に関し、特にCMOS型あるいはCCD型の二次元ないしは一次元固体撮像装置と当該固体撮像装置の動作方法に関する。
CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサあるいはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどのイメージセンサは、その特性向上とともに、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話、スキャナなどの用途に幅広く使用されてきている。
上記のイメージセンサはさらなる特性向上が望まれており、そのひとつがダイナミックレンジを広くすることである。従来用いられているイメージセンサのダイナミックレンジは、例えば3〜4桁(60〜80dB)程度にとどまっており、肉眼や銀塩フィルムに匹敵する5〜6桁(100〜120dB)以上のダイナミックレンジをもつ高画質イメージセンサの実現が望まれている。
上記のイメージセンサの画質特性を向上させる技術として、例えば非文献1などに、高感度および高S/N比化するために、各画素のフォトダイオードに隣接したフローティングディフュージョンで発生するノイズ信号と当該ノイズ信号に光信号が加算された信号とをそれぞれ読み出し、両者の差分をとることでノイズを抑圧する技術が開発されている。しかしこの方法でもダイナミックレンジは80dB程度以下であり、これより広いダイナミックレンジ化をすることが望まれている。
例えば特許文献1には、図37に示すように、フォトダイオードPDに高感度低照度側の小容量C1のフローティングディフュージョンと低感度高照度側の大容量C2のフローティングディフュージョンを接続して、低照度側の出力OUT1と高照度側出力OUT2をそれぞれ出力することで広ダイナミックレンジ化する技術が開示されている。
また、特許文献2には、図38に示すように、フローティングディフュージョンFDの容量CSを可変とした広ダイナミックレンジ化技術が開示されている。他には、短い露光時間による高照度側に対応した撮像と長い露光時間により低照度に対応した撮像の異なる2回以上の露光時間に分割する広ダイナミックレンジ化する技術が開示されている。
また、特許文献3および非特許文献2には、図39に示すように、フォトダイオードPDと容量Cの間にトランジスタスイッチTを設け、1回目の露光期間でスイッチTをオンして光信号電荷をフォトダイオードPDと容量Cの両方に蓄積し、2回目の露光時間でスイッチTをオフして前者の蓄積電荷に加えてフォトダイオードPDで光電荷を蓄積することで広ダイナミックレンジ化する技術が開示されている。ここで、飽和を上回る光照射があった場合、過剰電荷はリセットトランジスタRを介して排出されることが開示されている。
また、特許文献4には、図40に示すように、フォトダイオードPDとして容量Cを従来よりも大きなものを使用することで高照度撮像に対応できるようにする技術が開示されている。
また、非特許文献3には、図41に示すように、フォトダイオードPDからの光電流信号を、MOSトランジスタを組み合わせて構成されている対数変換回路により、対数変換しながら蓄積および出力することで、広ダイナミックレンジ化する技術が開示されている。
特開2003−134396号公報 特開2000−165754号公報 特開2002−77737号公報 特開平5−90556号公報 S. Inoue et al., IEEE Workshop on CCDs and Advanced Image Sensor 2001, pp.16-19. Y. Muramatsu et al., IEEE Journal of Sold-state Circuits, Vol.38, No.1, 2003. 映像情報メディア学会誌,Vol.57,2003.
しかしながら、上記の特許文献1、2、3および非特許文献2に記載の方法あるいは異なる2回以上の露光時間で撮像する方法では、低照度の撮像と高照度側の撮像を異なる時刻において行っているので、撮像時間にずれが生じ動画撮像の画質を損なうという問題がある。
また、上記の特許文献4および特許文献3に記載の方法では、高照度側の撮像に対応するようにして広ダイナミックレンジを達成できるものの、低照度側の撮像に関しては低感度、低S/N比となってしまい、画質を損なうという問題がある。
上記のように、CMOSイメージセンサなどのイメージセンサにおいて、高感度、高S/N比を維持したままで広ダイナミックレンジ化を達成することが困難になっていた。また、上記のことは二次元アレイに画素を配置したイメージセンサに限ったことではなく、画素を一次元に配置したリニアセンサや複数の画素を持たない光センサでも同様であった。
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、高感度、高S/N比を維持したままで広ダイナミックレンジ化できる固体撮像素子とその動作方法を提供することである。
本発明の他の目的は、更に、電荷の蓄積時において、電荷をフォトダイオードから蓄積容量へスムーズに移動させることができる光センサ及び/又は固体撮像装置を提供することである
上記の目的を達成するため、本発明の光センサは、光を受光して光電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードに接続され蓄積動作時に前記フォトダイオードからあふれる光電荷を転送するオーバーフローゲートと、蓄積動作時に前記オーバーフローゲートによって転送された光電荷を蓄積する蓄積容量素子と、を備えたことを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置は、光を受光して光電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードに接続され蓄積動作時に前記フォトダイオードからあふれる光電荷を転送するオーバーフローゲートと、蓄積動作時に前記オーバーフローゲートによって転送された光電荷を蓄積する蓄積容量素子と、を有する画素が一次元または二次元のアレイ状に複数個集積されていることを特徴とする。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記画素が、前記フォトダイオードに接続され前記光電荷を転送する転送トランジスタと、前記転送トランジスタを介して前記光電荷が転送されるフローティング領域と、をさらに有する。
上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置は、光を受光して光電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードに接続され前記光電荷を転送する転送トランジスタと、前記フォトダイオードに接続され蓄積動作時に前記フォトダイオードからあふれる光電荷を転送するオーバーフローゲートと、蓄積動作時に前記オーバーフローゲートによって転送された光電荷を蓄積する蓄積容量素子と、をそれぞれ有する複数の画素と、各画素の前記各転送トランジスタを介して前記各フォトダイオードに接続された一つのフローティング領域と、を有する画素ブロックを一次元または二次元のアレイ状に複数個集積されていることを特徴とする。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記フローティング領域に接続され前記蓄積容量および前記フローティング領域内の信号電荷を排出するためのリセットトランジスタと、前記フローティング領域と前記蓄積容量との間に設けられたトランジスタと、前記フローティング領域の信号電荷、または前記フローティング領域および前記蓄積容量素子の双方の信号電荷を電圧として読み出すための増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタに接続され前記画素を選択するための選択トランジスタと、をさらに有する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記蓄積容量に接続して形成され、前記蓄積容量および前記フローティング領域内の信号電荷を排出するためのリセットトランジスタと、前記フローティング領域と前記蓄積容量との間に設けられたトランジスタと、前記フローティング領域の信号電荷、または前記フローティング領域および前記蓄積容量素子の双方の信号電荷を電圧として読み出すための増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタに接続され前記画素を選択するための選択トランジスタと、をさらに有する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記オーバーフローゲートがMOS型トランジスタまたは接合型トランジスタからなる。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記オーバーフローゲートが接合型トランジスタからなり、該接合型トランジスタのゲートを形成する半導体領域は、前記フォトダイオードの表面領域を形成する半導体領域と、前記フォトダイオードおよび前記オーバーフローゲートが形成されるウェル領域と、に接続される。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記転送トランジスタが、前記転送トランジスタを構成する基板の表面または表面近傍から所定の深さまで形成された前記転送トランジスタのチャネルと同じ導電型の半導体層を有する埋め込みチャネル型である。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記オーバーフローゲートが、前記オーバーフローゲートを構成する基板の所定の深さにおいて形成され、前記オーバーフローゲートのチャネルと同じ導電型であり、前記オーバーフローゲートのパンチスルーの障壁を低減する半導体層を有する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記蓄積容量素子が、前記固体撮像装置を構成する半導体基板の表層部分に形成された下部電極となる半導体領域と、前記半導体領域上に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜上に形成された上部電極とを有する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記蓄積容量素子が、前記固体撮像装置を構成する基板上に形成された下部電極と、前記下部電極上に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜上に形成された上部電極とを有する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記蓄積容量素子が、前記固体撮像装置を構成する半導体基板に形成されたトレンチの内壁に形成された下部電極となる半導体領域と、前記トレンチの内壁を被覆して形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜を介して前記トレンチを埋め込んで形成された上部電極とを有する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記フローティング領域または前記フローティング領域および前記蓄積容量素子の双方に転送された光電荷から得られた電圧信号と、前記フローティング領域または前記フローティング領域および前記蓄積容量素子の双方のリセットレベルの電圧信号と、の差分を取るノイズキャンセル手段と、をさらに有する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記フローティング領域および前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を記憶する記憶手段をさらに有する。
本発明の別の態様によれば、光を受光して光電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードに接続され蓄積動作時に前記フォトダイオードからあふれる光電荷を転送するオーバーフローゲートと、蓄積動作時に前記オーバーフローゲートによって転送された光電荷を蓄積する蓄積容量素子と、前記フォトダイオードと前記オーバーフローゲートとの間には、前記フォトダイオードと前記蓄積容量素子の間のポテンシャル障壁を低下させる領域とを含むことを特徴とする光センサが得られる。
本発明の他の態様によれば、光を受光して光電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードに接続され蓄積動作時に前記フォトダイオードからあふれる光電荷を転送するオーバーフローゲートと、蓄積動作時に前記オーバーフローゲートによって転送された光電荷を蓄積する蓄積容量素子と、前記フォトダイオードと前記オーバーフローゲートとの間には、前記フォトダイオードと前記蓄積容量素子の間のポテンシャル障壁を低下させるポテンシャル領域とを有する画素が一次元または二次元のアレイ状に複数個集積されたことを特徴とする固体撮像装置が得られる。
上記したオーバーフローゲートは、一導電型の半導体領域の表面に形成された逆導電型の半導体領域によって形成されたゲート領域を有し、前記ポテンシャル領域は、前記一導電型の半導体領域によって形成されている。
この場合、前記フォトダイオードが接合トランジスタによって形成され、前記一導電型の第1の領域と、当該第1の領域上に設けられた逆導電型のゲート領域とを備え、前記オーバフローゲートは前記ゲート領域と同一導電型のオーバーフロー半導体領域によって形成され、前記ポテンシャル領域は、前記オーバーフロー半導体領域の下部に設けられ、一導電型の半導体領域によって形成されている。
また、前記ポテンシャル領域は、前記第1の領域及び前記ゲート領域と深さ方向に一部重なるように形成されていてもよい。
更に、前記ポテンシャル領域は、前記第1の領域と所定の深さにおいて接続された部分を含んでいてもよいし、前記ポテンシャル領域は、所定の深さ位置において、前記ゲート領域を超えて延びていてもよい
本発明の固体撮像装置によれば、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードによる低照度撮像において高感度、高S/N比を維持し、さらに蓄積容量にオーバーフローゲートを通じてフォトダイオードからあふれる光電荷を蓄積することで高照度における撮像を行って広ダイナミックレンジ化することができる。
以下に本発明の固体撮像装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
第1実施形態
本実施例に係る固体撮像装置の一画素の等価回路図を図1に、また、概略平面図を図2に示す。
各画素は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードPD1と、フォトダイオードPD1に隣接して設けられた光電荷を転送する転送トランジスタT2と、転送トランジスタT2を介してフォトダイオードPD1に接続して設けられたフローティング領域(フローティングディフュージョン)FD3と、蓄積動作時にフォトダイオードPD1からあふれる光電荷を転送するためのフォトダイオードPD1に隣接して設けられた光電荷を転送するオーバーフローゲートLO4と、蓄積動作時に前記フォトダイオードPD1からあふれる光電荷をオーバーフローゲートLO4を通じて蓄積する蓄積容量CS5と、フローティングディフュージョンFD3に接続して形成され、蓄積容量CS5およびフローティングディフュージョンFD3内の信号電荷を排出するためのリセットトランジスタR6と、フローティングディフュージョンFD3と蓄積容量CS5の間に設けられた蓄積トランジスタS7と、フローティングディフュージョンFD3の信号電荷またはフローティングディフュージョンFD3と蓄積容量CS5の信号電荷を電圧として読み出すための増幅トランジスタSF8と、増幅トランジスタに接続して設けられ前記画素ないしは画素ブロックを選択するための選択トランジスタX9とから構成されている。
本実施形態に係る固体撮像装置は、上記の構成の画素が二次元または一次元のアレイ状に複数個集積されており、各画素において、オーバーフローゲートLO4、転送トランジスタT2、蓄積トランジスタS7、リセットトランジスタR6のゲート電極に、φLO10、φT11、φS12、φR13の各駆動ラインが接続され、また、選択トランジスタX9のゲート電極には行シフトレジスタから駆動される画素選択ラインφX14が接続され、さらに、選択トランジスタX9の出力側ソースに出力ラインOUT15が接続され、列シフトレジスタにより制御されて出力される。
選択トランジスタX9、駆動ラインφX14については、画素の選択、非選択動作ができるように、フローティングディフュージョンFD3の電圧を適宜な値に固定できればよいから、それらを省略することも可能である。
図3−1は、本実施形態に係る固体撮像装置の画素のフォトダイオードPD1、オーバーフローゲートLO4、蓄積容量CS5の部分に相当する模式的断面図であり、図3−2は、画素のフォトダイオードPD1、転送トランジスタT2、フローティングディフュージョンFD3、蓄積トランジスタS7、蓄積容量CS5の部分に相当する模式的断面図である。
例えば、n型シリコン半導体基板(n−sub)20にp型ウェル(p−well)21が形成されており、各画素および蓄積容量CS領域を区分するLOCOS法などによる素子分離絶縁膜(22、23、24、25)が形成され、さらに画素を分離する素子分離絶縁膜の下方に相当するp型ウェル21中には、p+型分離領域(26、27、28、29)が形成されている。p型ウェル21に中にn型半導体領域30が形成され、その表層にp+型半導体領域31が形成され、このpn接合により電荷転送埋め込み型のフォトダイオードPDが構成されている。pn接合に適当なバイアスを印加して発生させた空乏層中に光LTが入射すると、光電効果により光電荷が生じる。
n型半導体領域30の端部においてp+型半導体領域31よりはみ出して形成された領域があり、この領域から所定の距離を離間してp型ウェル21の表層にn+型半導体領域32が形成されている。
また、n型半導体領域30の端部においてp+型半導体領域31よりはみ出して形成されたもうひとつの領域があり、この領域から所定の距離を離間してp型ウェル21の表層にフローティングディフュージョンFDとなるn+型半導体領域33が形成され、さらにこの領域から所定の距離を離間して前記n+型半導体領域34が形成されている。
ここで、n型半導体領域30とn+型半導体領域32に係る領域において、p型ウェル21上面に酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜35を介してポリシリコンなどからなるゲート電極36が形成され、n型半導体領域30とn+型半導体領域32をソース・ドレインとし、p型ウェル21の表層にチャネル形成領域を有するオーバーフローゲートLOが構成されている。
また、n型半導体領域30とn+型半導体領域33に係る領域において、p型ウェル21上面に酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜37を介してポリシリコンなどからなるゲート電極38が形成され、n型半導体領域30とn+型半導体領域33をソース・ドレインとし、p型ウェル21の表層にチャネル形成領域を有する転送トランジスタTが構成されている。
また、n+型半導体領域33とn+型半導体領域34に係る領域において、p型ウェル21上面に酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜39を介してポリシリコンなどからなるゲート電極40が形成され、n+型半導体領域33とn+型半導体領域34をソース・ドレインとし、p型ウェル21の表層にチャネル形成領域を有する蓄積トランジスタSが構成されている。
また、素子分離絶縁膜(23、24)で区分された領域において、p型ウェル21の表層に下部電極となるp+型半導体領域41が形成されており、この上層に酸化シリコンなどからなる容量絶縁膜42を介してポリシリコンなどからなる上部電極43が形成されており、これらから蓄積容量CSが構成されている。
オーバーフローゲートLO、転送トランジスタT、蓄積トランジスタSおよび蓄積容量CSを被覆して、酸化シリコンなどからなる絶縁膜44が形成されており、n+型半導体領域32、n+型半導体領域33、n+型半導体領域34、および上部電極43に達する開口部が形成され、n+型半導体領域32および上部電極43を接続する配線45と、n+型半導体領域33に接続する配線46とがそれぞれ形成されている。
また、転送トランジスタTのゲート電極38には駆動ラインφTが接続して設けられており、また、蓄積トランジスタSのゲート電極40には駆動ラインφSが接続して設けられている。
オーバーフローゲートLOのゲート電極36には駆動ラインφLOが接続して設けられている。駆動ラインφLOには駆動パルス信号を印加してもよいが、p型ウェル21と同じゼロ電位に接続してもよい。オーバーフローゲートLOの閾値電圧は転送トランジスタTの閾値電圧よりも低い値に設定し、フォトダイオードPDの飽和を超える過剰電荷はオーバーフローゲートLOを通じて蓄積容量CSに効率的に流れるようにする。また、オーバーフローゲートLOと転送トランジスタTの閾値電圧を同一にする場合には、オーバーフローゲートLOの電位をゼロ電位より高く設定すれば、フォトダイオードPDの飽和を超える過剰電荷をオーバーフローゲートLOを通じて蓄積容量CSに効率的に流すことができる。
上記の他の要素であるリセットトランジスタR、増幅トランジスタSF、選択トランジスタX、各駆動ライン(φR、φX)および出力ラインOUTについては、例えば配線46が不図示の増幅トランジスタSFに接続されるなど、図1の等価回路図に示す構成となるように、図3−1および図3−2に示す半導体基板20上の不図示の領域において構成されている。
フォトダイオードPDは相対的に浅いポテンシャルの容量CPDを構成し、フローティングディフュージョンFDおよび蓄積容量CSは相対的に深いポテンシャルの容量(CFD、CCS)を構成する。
図1、図2、図3−1および図3−2で説明される本実施形態の固体撮像装置の動作方法について説明する。図4は本実施形態の固体撮像装置の駆動タイミング図である。
まず、露光蓄積前に、蓄積トランジスタSをオン、転送トランジスタT、リセットトランジスタRをオフにセットする。このとき、フォトダイオードPDは完全空乏化している。次にリセットスイッチRをオンしてフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSのリセットを行い(時刻t1)、次にリセットトランジスタRをオフした直後に取り込まれたFD+CSのリセットノイズをノイズ信号N2として読み出す(時刻t2)。この際ノイズ信号N2には増幅トランジスタSFの閾値電圧ばらつきが固定パターンノイズ成分として含まれる。蓄積期間中(時刻t3)においては、蓄積トランジスタS、転送トランジスタT、リセットトランジスタR、選択トランジスタXをオフした状態で、飽和前の光電荷はフォトダイオードPDで蓄積し、また飽和を超えた際の過剰光電荷は、オーバーフローゲートLOを介して蓄積容量CSに蓄積する。この動作により、過飽和状態においてフォトダイオードPDからあふれた電荷を捨てずに有効活用する。このようにして、飽和前および過飽和後とも画素毎に同一のフォトダイオードPDで同一期間内に受光することで蓄積動作を行なう。
蓄積終了後(時刻t4)に選択トランジスタXをオンした後、リセットトランジスタをオンすることでフローティングディフュージョンFD部のリセットを行い(時刻t5)、リセット直後に取り込まれたFDリセットノイズをノイズ信号N1として読み出す(時刻t6)。この際ノイズ信号N1には増幅トランジスタSFの閾値電圧ばらつきも固定パターンノイズ成分として含まれる。
次に転送トランジスタTをオンしてフォトダイオードPDに蓄積された光信号をFDへ完全転送し(時刻t7)、S1+N1として信号を読み出す。次に蓄積トランジスタSもオンして、フォトダイオードPDに蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSへ完全転送し(時刻t8)、フォトダイオードPDおよびフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSに蓄積された電荷を混合して、S1+S2+N2として信号を読み出す。
図5に本実施形態の固体撮像装置のブロック図を示す。2次元に配置された画素アレイ(100、101、102、103)の周辺部に行シフトレジスタ104、列シフトレジスタ105、信号およびノイズホールド部106、出力回路107を設けている。ここでは簡単のため2画素×2画素の画素アレイを示しているが、画素の数はこれに限定されない。
各画素から点順次に読み出される信号は、雑音信号N1、およびFDで電荷電圧変換された飽和前の光信号+雑音信号S1+N1、雑音信号N2およびFD+CSで電荷電圧変換された飽和前と飽和後の加算された光信号+雑音信号S1+S2+N2となる。減算回路により飽和前側のノイズ除去(S1+N1)−N1の動作を行い、ランダムノイズ成分および固定パターンノイズ成分の両方を除去する。一方、過飽和側のノイズN2は蓄積開始直後に読み出されるので、ランダムノイズ成分および固定パターンノイズ成分の両方を除去する場合には、フレームメモリに一旦保存した後、減算回路によりノイズ除去(S1+S2+N2)−N2の動作を行なう。このようにして、ノイズ除去された飽和前側信号S1および過飽和側信号S1+S2を得られる。減算回路、フレームメモリは、イメージセンサチップ上に形成しても、また別チップとして形成してもどちらでも構わない。
ダイナミックレンジの拡大率は、フローティングディフュージョンFDの容量をCFD、蓄積容量CSの容量をCCSとすると、簡単には(CFD+CCS)/CFDと表せる。実際には、FDをリセットするときよりもFD+CSをリセットするときの方がリセットトランジスタRのクロックフィードスルーの影響を受けにくくなり、飽和前側信号S1の飽和電圧よりも過飽和側信号S2の飽和電圧のほうが高くなるので、ダイナミックレンジはこれ以上の比率で拡大する。高いフォトダイオード開口率を維持した上で画素サイズを拡大せずダイナミックレンジを効果的に拡大するためには、面積効率の良い大きな蓄積容量を形成できることが求められる。
広ダイナミックレンジ信号の合成は、ノイズ除去された飽和前側信号S1および過飽和側信号S1+S2のいずれかの信号を選択することで実現する。S1とS1+S2の選択は、予め設定したS1/(S1+S2)切り替え基準電圧とS1の信号出力電圧を比較してS1またはS1+S2のいずれかの信号を選択することで実現する。切り替え基準電圧は、飽和前信号S1の飽和電圧ばらつきの影響を受けないようにS1飽和電圧よりも低くし、かつ切り替え点における過飽和側信号S1+S2のS/N比を高く維持するような電圧に設定すればよい。ここで、過飽和側信号S1+S2のゲインに(CFD+CCS)/CFD比を乗じることで飽和前側信号S1のゲインに合せることができる。このようにして低照度から高照度までリニアな信号で選択合成された広ダイナミックレンジ拡大された映像信号を得ることができる。
上述した動作からも明らかなように、本固体撮像装置では飽和前側と過飽和側の信号電荷を混合して過飽和側の信号S1+S2としているので、S1+S2には、最低でも飽和前側光信号S1のPD飽和に近い信号電荷が存在し、過飽和側におけるリセットノイズ、暗電流などのノイズ成分に対する許容度が高くなる。過飽和側S1+S2信号に対するノイズ許容度が高くなることを利用して、次フィールドのフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSのリセット直後の電位をN2’として読み出し前フィールドのS1+S2+N2との差分を取り固定パターン雑音成分を除去しても((S1+S2+N2)−N2’)、飽和前側と過飽和側信号の選択切り替え点付近においても、十分なS/N比を確保することが可能となる。したがって必ずしもフレームメモリは必要ではない。
飽和前側の信号S1+N1およびノイズ信号N1の読み出し動作は、フローティングディフュージョンFDリセットノイズおよびソースフォロアアンプ閾値値電圧ばらつき補正動作を行なうため、低照度領域では、高感度、高S/N(低ノイズ)特性を実現でき、また残像の発生も無い。過飽和側の動作では、同一蓄積期間中にフォトダイオードPDからあふれた電荷を、オーバーフローゲートLOを介して、蓄積容量CSに蓄積した後、低照度側の信号読み出しが終了してから、時刻t8に、FDに残存している飽和前信号電荷を過飽和信号電荷と混合して読み出す。また、この時刻t8においては蓄積トランジスタSがオンしたときにFDが大きな容量CSに接続されFD+CSの電位が正の方向に向う。したがって、PDが飽和状態でもPDの光電荷が効率よくFD+CSに完全転送されるようになるので、PD飽和付近でも残像発生は起こらない。
更に、CS容量が飽和した場合でもリセットトランジスタRと蓄積トランジスタSの閾値電圧を調整することで効率よく余剰電荷をVDDに排出することが可能となるためp型シリコン半導体基板を使用した場合でもブルーミングを抑制することができる。また、リセットトランジスタRと蓄積トランジスタSのLow側電位をゼロ電位より高く設定しても構わない。
このように、フォトダイオードPDが飽和していない低照度撮像においてはノイズをキャンセルして得た飽和前電荷信号(S1)により高感度、高S/N比を維持することができ、さらにフォトダイオードPDが飽和した高照度撮像においては、フォトダイオードからあふれる光電荷を蓄積容量により蓄積してこれを取り入れ、上記同様にノイズをキャンセルして得た信号(飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2))により、高S/N比を維持して、高照度側に広ダイナミックレンジ化を実現できる。
本実施形態の固体撮像装置は、上記のように低照度側の感度を下げずに高照度側の感度を上げて広ダイナミックレンジ化を図るほか、電源電圧を通常用いられている範囲から上げないので将来のイメージセンサの微細化に対応することができる。素子の追加は極小に抑えられており、画素サイズの拡大を招くことはない。
さらに、従来の広ダイナミックレンジ化を実現するイメージセンサのように高照度側と低照度側で蓄積時間を分割しない、即ち、フレームをまたがずに同一の蓄積時間に蓄積しているので、動画の撮像においても画質を劣化させることがない。
また、フローティグディフュージョンFDのリーク電流についても、本実施形態のイメージセンサではS1+S2の最小信号がフォトダイオードPDからの飽和電荷となってFDリークの電荷よりも大きな電荷量を取り扱うようになるので、FDリークの影響を受け難いという利点がある。
第2実施形態
本実施形態は、第1実施形態に係る本実施例に係る固体撮像装置の画素の回路構成を変形した形態である。図6は本実施形態の一画素の等価回路図、また、図7はその概略平面図である。
各画素は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードPD1と、フォトダイオードPD1に隣接して設けられた光電荷を転送する転送トランジスタT2と、転送トランジスタT2を介してフォトダイオードPD1に接続して設けられたフローティングディフュージョンFD3と、蓄積動作時にフォトダイオードPD1からあふれる光電荷を転送するためのフォトダイオードPD1に隣接して設けられた光電荷を転送するオーバーフローゲートLO4と、蓄積動作時にフォトダイオードPD1からあふれる光電荷をオーバーフローゲートLO4を通じて蓄積する蓄積容量CS5と、蓄積容量CS5に接続して形成され、蓄積容量CS5およびフローティングディフュージョンFD3内の信号電荷を排出するためのリセットトランジスタR6と、フローティングディフュージョンFD3と蓄積容量CS5の間に設けられた蓄積トランジスタS7と、フローティングディフュージョンFD3の信号電荷またはフローティングディフュージョンFD3と蓄積容量CS5の信号電荷を電圧として読み出すための増幅トランジスタSF8と、増幅トランジスタに接続して設けられ画素ないしは画素ブロックを選択するための選択トランジスタX9とから構成されている。
本実施形態に係る固体撮像装置は、前記第1実施形態と同様に、上記の構成の画素が二次元または一次元のアレイ状に複数個集積されており、各画素において、オーバーフローゲートLO4、転送トランジスタT2、蓄積トランジスタS7、リセットトランジスタR6のゲート電極に、φLO10、φT11、φS12、φR13の各駆動ラインが接続され、また、選択トランジスタX9のゲート電極には行シフトレジスタから駆動される画素選択ラインφX14が接続され、さらに、選択トランジスタX9の出力側ソースに出力ラインOUT15が接続され、列シフトレジスタにより制御されて出力される。
選択トランジスタX9、駆動ラインφX14については、前記第1実施形態と同様に、画素の選択、非選択動作ができるように、フローティングディフュージョンFD3の電圧を適宜な値に固定できればよいから、それらを省略することも可能である。
本実施形態に係る固体撮像装置の画素のフォトダイオードPD1、オーバーフローゲートLO4、蓄積容量CS5の部分に相当する模式的断面図と画素のフォトダイオードPD1、転送トランジスタT2、フローティングディフュージョンFD3、蓄積トランジスタS7、蓄積容量CS5の部分に相当する模式的断面図は図3−1および図3−2と同様である。
図6、図7で説明される本実施形態の固体撮像装置の動作方法について説明する。図8は本実施形態の固体撮像装置の駆動タイミング図である。
まず、蓄積前に、蓄積トランジスタSをオン、転送トランジスタT、リセットトランジスタRをオフにセットする。このとき、フォトダイオードPDは完全空乏化している。
次にリセットトランジスタRをオンしてフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSのリセットを行い(時刻t1’)、次にリセットトランジスタRをオフした直後に取り込まれたFD+CSのリセットノイズをノイズ信号N2として読み出す(時刻t2’)。この際ノイズ信号N2には増幅トランジスタSFの閾値電圧ばらつきが固定パターンノイズ成分として含まれる。蓄積期間中(時刻t3’)においては、蓄積トランジスタS、転送トランジスタT、リセットトランジスタR、選択トランジスタXをオフにした状態で、飽和前の光電荷はフォトダイオードPDで蓄積し、また飽和を超えた際の過剰電荷は、オーバーフローゲートLOを介して蓄積容量CSに蓄積する。この動作により、過飽和状態においてフォトダイオードPDからあふれた電荷を捨てずに有効活用する。このようにして、飽和前および過飽和後とも画素毎に同一のフォトダイオードPDで同一期間内に受光することで蓄積動作を行なう。
蓄積終了後(時刻t4’)に選択トランジスタXをオンした後、FDに蓄積されたノイズ信号N1を読み出す。この際ノイズ信号N1には増幅トランジスタのSFの閾値電圧ばらつきも固定パターンノイズ成分として含まれる。次に転送トランジスタTをオンしてフォトダイオードPDに蓄積された光信号をFDへ完全転送し(時刻t5’)、S1+N1として信号を読み出す。次に蓄積トランジスタSもオンして(時刻t6’)、フォトダイオードPDに蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSへ完全転送し、フォトダイオードPDおよびフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSに蓄積された電荷を混合して、S1+S2+N2として信号を読み出す。
第1実施形態においては、フローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSに蓄積されていたノイズ信号N2の一部が時刻t5おいてフローティングディフュージョンFDのリセット動作の際に捨てられていた。この際に捨てられるノイズ信号の量はフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSに蓄積されていたノイズ信号N2のCFD/(CFD+CCS)倍となる。本実施形態の固体撮像装置においてはノイズ信号の一部が捨てられることはない。
本実施形態の固体撮像装置のブロック図は第1実施形態で示した図5と同様である。各画素から点順次に読み出される信号、ダイナミックレンジの拡大率、広ダイナミックレンジ信号の合成についても第1実施形態で説明したものと同様である。
本実施形態の固体撮像装置は、第1実施形態と同様に、上記のように低照度側の感度を下げずに高照度側の感度を上げて広ダイナミックレンジ化を図るほか、電源電圧を通常用いられている範囲から上げないので将来のイメージセンサの微細化に対応することができる。また、素子の追加は極小に抑えられており、画素サイズの拡大を招くことはない。
さらに、従来の広ダイナミックレンジ化を実現するイメージセンサのように高照度側と低照度側で蓄積時間を分割しない、即ち、フレームをまたがずに同一の蓄積時間に蓄積しているので、動画の撮像においても画質を劣化させることがない。
また、フローティグディフュージョンFDのリーク電流についても、本実施形態のイメージセンサではフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSの容量CFD+CCSで読み出される最小信号が過飽和電荷+フォトダイオードPDからの飽和電荷となってFDリークの電荷よりも大きな電荷量を取り扱うようになるので、FDリークの影響を受け難いという利点がある。
第3実施形態
本実施形態は、第1および第2実施形態に係る本実施例に係る固体撮像装置の画素のオーバーフローゲートを変形した形態である。図9、図10は本実施形態の、第1実施形態に対応した、一画素の等価回路図、概略平面図である。また、図11、図12は本実施形態の、第2実施形態に対応した、一画素の等価回路図、概略平面図である。
各画素は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードPD1と、フォトダイオードPD1に隣接して設けられた光電荷を転送する転送トランジスタT2と、転送トランジスタT2を介してフォトダイオードPD1に接続して設けられたフローティングディフュージョンFD3と、蓄積動作時にフォトダイオードPD1からあふれる光電荷を転送するためのフォトダイオードPD1に隣接して設けられた光電荷を転送するオーバーフローゲートLO4’と、蓄積動作時にフォトダイオードPD1からあふれる光電荷をオーバーフローゲートLO4’を通じて蓄積する蓄積容量CS5と、蓄積容量CS5に接続して形成され、フローティングディフュージョンFD3(図9)または蓄積容量CS5(図11)内の信号電荷を排出するためのリセットトランジスタR6と、フローティングディフュージョンFD3と蓄積容量CS5の間に設けられた蓄積トランジスタS7と、フローティングディフュージョンFD3の信号電荷またはフローティングディフュージョンFD3と蓄積容量CS5の信号電荷を電圧として読み出すための増幅トランジスタSF8と、増幅トランジスタに接続して設けられ画素ないしは画素ブロックを選択するための選択トランジスタX9とから構成されている。
本実施形態に係る固体撮像装置は、前記第1および第2実施形態と同様に、上記の構成の画素が二次元または一次元のアレイ状に複数個集積されており、各画素において、転送トランジスタT2、蓄積トランジスタS7、リセットトランジスタR6のゲート電極に、φT11、φS12、φR13の各駆動ラインが接続され、また、選択トランジスタX9のゲート電極には行シフトレジスタから駆動される画素選択ラインφX14が接続され、さらに、選択トランジスタX9の出力側ソースに出力ラインOUT15が接続され、列シフトレジスタにより制御されて出力される。
選択トランジスタX9、駆動ラインφX14については、前記第1実施形態と同様に、画素の選択、非選択動作ができるように、フローティングディフュージョンFD3の電圧を適宜な値に固定できればよいから、それらを省略することも可能である。また、図9及び図11に示されるように、オーバーフローゲートLO4’のゲートは接地されている。
本実施形態に係る固体撮像装置の画素のフォトダイオードPD1、オーバーフローゲートLO4’、蓄積容量CS5の部分に相当する模式的断面図を図13に示す。ここで、n型半導体領域30とn+型半導体領域32に係る領域において、p型ウェル21上面にp+半導体領域50が形成され、n型半導体領域30とn+型半導体領域32をソース・ドレインとし、p+型半導体領域50をゲートとする接合トランジスタ型のオーバーフローゲートLOが構成されている。他の構造は前記第1実施形態と同様である。p+半導体領域50はp+型半導体領域31およびp型ウェル領域21に電気的に接続されている。
本実施形態の固体撮像装置の動作方法は第1および第2実施形態と同様である。本実施形態の固体撮像装置のブロック図は第1実施形態で示した図5と同様である。各画素から点順次に読み出される信号、ダイナミックレンジの拡大率、広ダイナミックレンジ信号の合成についても第1実施形態で説明したものと同様である。
本実施形態の固体撮像装置は、第1実施形態および第2実施形態と同様の効果を発現することに加えて、p+半導体領域50がp+型半導体領域31およびp型ウェル領域21に電気的に接続されているので、第1実施形態および第2実施形態よりも駆動信号配線の数を減らすことができ、より高密度な画素を実現することができる。
第4実施形態
本実施形態に係る固体撮像装置は、上記の第3実施形態の固体撮像装置において、電荷の蓄積時にフォトダイオードからあふれる電荷をフローティングディフュージョンへとよりスムーズに移動させることができる構造とした固体撮像装置である。
図14に示す固体撮像装置は、オーバーフローゲートLOが、接合トランジスタを構成する基板の表面または表面近傍から所定の深さまで形成された接合トランジスタのチャネルと同じ導電型の半導体層を有する埋め込みチャネル型の一例の断面図であり、フォトダイオードPD、オーバーフローゲートLO、蓄積容量CSの部分に相当する。
ここで、オーバーフローゲートLOのゲートp+型半導体領域50の下部における基板の表面から所定の深さまで、n型半導体領域30とn+型半導体領域32に一部重なるように、n型半導体領域51が形成されている。n型半導体領域51は、n型半導体領域30およびn+型半導体領域32よりも不純物の実効濃度が低いn型の領域である。
上記の構造は、フォトダイオードPDと蓄積容量CS間のポテンシャル障壁を下げることに相当する。従って、電荷の蓄積時においてフォトダイオードPDからあふれる電荷を蓄積容量CSへとスムーズに移動させることができる。
図15および図16に示す固体撮像装置は、オーバーフローゲートLOが、オーバーフローゲートLOのゲート下部と並列して、基板の所定の深さにおいて形成され、フォトダイオードPDと蓄積容量CS間のパンチスルーの障壁を低減する半導体層を有する構成である。
図15は、本実施形態に係る固体撮像装置の一例の断面図であり、フォトダイオードPD、オーバーフローゲートLO、蓄積容量CSの部分に相当する。ここで、オーバーフローゲートLOのゲート電極50の下部における所定の深さの領域において、n型半導体領域30に接続して、n型半導体領域52が形成されている。
上記の構造は、オーバーフローゲートLOのパンチスルーの障壁を低くしていることに相当する。このn型半導体領域52からn+型半導体領域32への斜め方向のパンチスルーのルートが、フォトダイオードPDから蓄積容量CSへのオーバーフローパスとなり、電荷の蓄積時においてフォトダイオードPDからあふれる電荷をパンチスルーさせて蓄積容量CSへとスムーズに移動させることができる。
図16は、本実施形態に係る固体撮像装置の一例の断面図であり、図15の固体撮像装置と同様に、オーバーフローゲートLOのゲート電極50の下部における所定の深さの領域において、n型半導体領域30に接続して、n型半導体領域53が形成されている。本実施形態においては、n型半導体領域53が、さらにn+型半導体領域32の下方にまで延伸して形成されている。
上記の構造は、オーバーフローゲートLOのパンチスルーの障壁を低くしていることに相当する。このn型半導体領域53からn+型半導体領域32へのほぼ垂直方向のパンチスルーのルートが、フォトダイオードPDから蓄積容量CSへのオーバーフローパスとなり、電荷の蓄積時においてフォトダイオードPDからあふれる電荷をパンチスルーさせて蓄積容量CSへとスムーズに移動させることができる。
第5実施形態
本実施形態は、第1実施形態に係る本実施例に係る固体撮像装置の画素の回路構成を変形した形態である。図17は本実施形態の二画素の等価回路図、また、図18はその概略平面図である。
本実施形態は、2つのフォトダイオードと蓄積容量をもつ画素a、bから構成される画素ブロックを基本単位とする固体撮像装置である。各画素ブロックは、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードPDa1、PDb1’と、フォトダイオードPDa1、PDb1’それぞれに隣接して設けられた光電荷を転送する転送トランジスタTa2、Tb2’と、転送トランジスタTa2、Tb2’それぞれを介してフォトダイオードPDa1、PDb1’それぞれに接続して設けられた一つのフローティングディフュージョンFD3と、蓄積動作時にフォトダイオードPDa1、PDb1’それぞれからあふれる光電荷を転送するためのフォトダイオードPDa1、PDb1’それぞれに隣接して設けられた光電荷を転送するオーバーフローゲートLOa4、LOb4’と、蓄積動作時にフォトダイオードPDa1、PDb1’それぞれからあふれる光電荷をオーバーフローゲートLOa4、LOb4’を通じて蓄積する蓄積容量CSa5、CSb5’と、蓄積容量CSa5、CSb5’それぞれに接続して形成され、蓄積容量CSa5、CSb5’およびフローティングディフュージョンFD3内の信号電荷を排出するためのリセットトランジスタR6と、フローティングディフュージョンFD3と蓄積容量CSa5、CSb5’の間に設けられた蓄積トランジスタSa7、Sb7と、フローティングディフュージョンFD3の信号電荷またはフローティングディフュージョンFD3と蓄積容量CSa5、CSb5’それぞれの信号電荷を電圧として読み出すための増幅トランジスタSF8と、増幅トランジスタに接続して設けられ画素ないしは画素ブロックを選択するための選択トランジスタX9とから構成されている。このようにして、2つのフォトダイオードと蓄積容量に、フローティングディフュージョンFD、増幅トランジスタSF、リセットトランジスタR、選択トランジスタXを持つ基本単位の画素ブロックが構成される。
本実施形態に係る固体撮像装置は、上記の構成の画素が二次元または一次元のアレイ状に複数個集積されており、各画素ブロックにおいて、オーバーフローゲートLOa4、LOb4’、転送トランジスタTa2、Tb2’、蓄積トランジスタSa7、Sb7’、リセットトランジスタR6のゲート電極に、φLOa、φLOb、φTa、φTb、φSa、φSb、φRの各駆動ラインが接続され、また、選択トランジスタX9のゲート電極には行シフトレジスタから駆動される画素選択ラインφXが接続され、さらに、選択トランジスタX9の出力側ソースに出力ラインOUT15が接続され、列シフトレジスタにより制御されて出力される。
選択トランジスタX9、駆動ラインφXについては、前記第1実施形態と同様に、画素の選択、非選択動作ができるように、フローティングディフュージョンFD3の電圧を適宜な値に固定できればよいから、それらを省略することも可能である。
本実施形態に係る固体撮像装置の画素ブロックにおける、画素a、画素bのフォトダイオードPDa1、PDb1’、オーバーフローゲートLOa4、LOb4’、蓄積容量CSa5、CSb5’の部分に相当する模式的断面図と画素のフォトダイオードPDa1、PDb1’、転送トランジスタTa2、Tb2’、フローティングディフュージョンFD3、蓄積トランジスタSa7、Sb7’、蓄積容量CSa5、CSb5の部分に相当する模式的断面図は図3−1および図3−2と同様である。
図17、図18で説明される本実施形態の固体撮像装置の動作方法について説明する。図19は本実施形態の固体撮像装置の駆動タイミング図である。各画素ブロックにおいて、画素a、画素bを読み出す時、同一のフローティンディフュージョンFD、増幅トランジスタSF、リセットトランジスタR、選択トランジスタXを用いて読み出す。
まず、露光蓄積前に、画素aの蓄積トランジスタSaをオン、転送トランジスタTa、リセットトランジスタRをオフにセットする。このとき、画素aのフォトダイオードPDaは完全空乏化している。次にリセットトランジスタRをオンしてフローティングディフュージョンFDと画素aの蓄積容量CSaのリセットを行い(時刻t1)、リセットトランジスタRをオフした直後に取り込まれたFD+CSaのリセットノイズをノイズ信号N2として読み出す(時刻t2)。この際ノイズ信号N2には増幅トランジスタSFの閾値電圧ばらつきが固定パターンノイズ成分として含まれる。蓄積期間中(時刻t3)においては、飽和前の光電荷はフォトダイオードPDaで蓄積し、また飽和を超えた際の過剰光電荷は、オーバーフローゲートLOaを介して蓄積容量CSaに蓄積する。この動作により、過飽和状態においてフォトダイオードPDからあふれた電荷を捨てずに有効活用する。このようにして、飽和前および過飽和後とも画素毎に同一のフォトダイオードPDで同一期間内に受光することで蓄積動作を行なう。
蓄積終了後(時刻t4)に選択トランジスタXをオンした後、リセットトランジスタをオンすることでフローティングディフュージョンFD部のリセットを行い(時刻t5)、リセット直後に取り込まれたFDリセットノイズをノイズ信号N1として読み出す(時刻t6)。この際ノイズ信号N1には増幅トランジスタSFの閾値電圧ばらつきも固定パターンノイズ成分として含まれる。次に転送トランジスタTaをオンしてフォトダイオードPDaに蓄積された光信号をFDへ完全転送し(時刻t7)、S1+N1として信号を読み出す。次に蓄積トランジスタSaもオンして(時刻t8)、フォトダイオードPDaに蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSaへ完全転送し、フォトダイオードPDaおよびフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSaに蓄積された電荷を混合して、S1+S2+N2として信号を読み出す。画素bにおいても、露光蓄積前に、蓄積トランジスタSbをオン、転送トランジスタTb、リセットトランジスタRをオフにセットし、リセットトランジスタRをオンしてフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSbのリセットを行い、リセットトランジスタRをオフした直後に取り込まれたFD+CSbのリセットノイズをノイズ信号N2として読み出す。この際ノイズ信号N2には増幅トランジスタSFの閾値電圧ばらつきが固定パターンノイズ成分として含まれる。
蓄積期間中(時刻t9)においては、飽和前の光電荷はフォトダイオードPDbで蓄積し、また飽和を超えた際の過剰光電荷は、オーバーフローゲートLObを介して蓄積容量CSbに蓄積する。
蓄積終了後(時刻t10)に選択トランジスタXをオンした後、リセットトランジスタをオンすることでフローティングディフュージョンFD部のリセットを行い(時刻t11)、リセット直後に取り込まれたFDリセットノイズをノイズ信号N1として読み出す(時刻t12)。
次に転送トランジスタTbをオンしてフォトダイオードPDbに蓄積された光信号をFDへ完全転送し(時刻t13)、S1+N1として信号を読み出す。次に蓄積トランジスタSbもオンして(時刻t14)、フォトダイオードPDbに蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSbへ完全転送し、フォトダイオードPDbおよびフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSbに蓄積された電荷を混合して、S1+S2+N2として信号を読み出す。
本実施形態の固体撮像装置は、フローティングディフュージョンFD、増幅トランジスタSF、リセットトランジスタR、選択トランジスタXが2画素に1組の割合で設けられているので、一画素あたりの画素面積を小さくすることができる。
本実施形態の固体撮像装置のブロック図は第1実施形態で示した図5と同様であるが、出力線は二画素に一つとなる。各画素から点順次に読み出される信号、ダイナミックレンジの拡大率、広ダイナミックレンジ信号の合成については、第1実施形態で説明したものと同様である。
上記の動作では、各画素ブロックに設けられた画素を順次駆動しすべての画素から得られる信号を利用する場合を示しているが、間引き動作として各画素ブロックからいずれかの画素を選択し、その画素から得られる信号を利用しても構わないし、また平均化動作として各画素ブロック内で画素信号を混合加算し、その信号を利用しても構わない。
本実施形態の固体撮像装置は、第1実施形態と同様に、低照度側の感度を下げずに高照度側の感度を上げて広ダイナミックレンジ化を図るほか、電源電圧を通常用いられている範囲から上げないので将来のイメージセンサの微細化に対応することができる。また、素子の追加は極小に抑えられており、画素サイズの拡大を招くことはない。
さらに、従来の広ダイナミックレンジ化を実現するイメージセンサのように高照度側と低照度側で蓄積時間を分割しない、即ち、フレームをまたがずに同一の蓄積時間に蓄積しているので、動画の撮像においても画質を劣化させることがない。
また、フローティグディフュージョンFDのリーク電流についても、本実施形態のイメージセンサではS1+S2の最小信号がフォトダイオードPDからの飽和電荷となってFDリークの電荷よりも大きな電荷量を取り扱うようになるので、FDリークの影響を受け難いという利点がある。
第6実施形態
本実施形態は、第1実施形態に係る本実施例に係る固体撮像装置の画素の回路構成を変形した形態である。図20は本実施形態の画素の等価回路図、また、図21はその概略平面図である。
本実施形態は、4つのフォトダイオードと蓄積容量をもつ画素a、b、c、dから構成される画素ブロックを基本単位とする固体撮像装置である。各画素ブロックは、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードPDa1、PDb1’、PDc1''、PDd1'''と、フォトダイオードPDa1、PDb1’、PDc1''、PDd1'''それぞれに隣接して設けられた光電荷を転送する転送トランジスタTa2、Tb2’、Tc2''、Td2'''と、転送トランジスタTa2、Tb2’、Tc2''、Td2'''それぞれを介してフォトダイオードPDa1、PDb1’、PDc1''、PDd1'''それぞれに接続して設けられた一つのフローティングディフュージョンFD3と、蓄積動作時にフォトダイオードPDa1、PDb1’、PDc1’、PDd1'''それぞれからあふれる光電荷を転送するためのフォトダイオードPDa1、PDb1’、PDc1''、PDd1'''それぞれに隣接して設けられた光電荷を転送するオーバーフローゲートLOa4、LOb4’、LOc4''、LOd4'''と、蓄積動作時にフォトダイオードPDa1、PDb1’、PDc1''、PDd1'''それぞれからあふれる光電荷をオーバーフローゲートLOa4、LOb4’、LOc4''、LOd4'''を通じて蓄積する蓄積容量CSa5、CSb5’、CSc5''、CSd5'''と、蓄積容量CSa5、CSb5’、CSc5''、CSd5'''それぞれに接続して形成され、蓄積容量CSa5、CSb5’、CSc5''、CSd5'''およびフローティングディフュージョンFD3内の信号電荷を排出するためのリセットトランジスタR6と、フローティングディフュージョンFD3と蓄積容量CSa5、CSb5’、CSc5''、CSd5'''の間に設けられた蓄積トランジスタSa7、Sb7’、Sc7''、Sd7'''と、フローティングディフュージョンFD3の信号電荷またはフローティングディフュージョンFD3と蓄積容量CSa5、CSb5’、CSc5''、CSd5'''それぞれの信号電荷を電圧として読み出すための増幅トランジスタSF8と、増幅トランジスタに接続して設けられ画素ないしは画素ブロックを選択するための選択トランジスタX9とから構成されている。このようにして、4つのフォトダイオードと蓄積容量に、フローティングディフュージョンFD、増幅トランジスタSF、リセットトランジスタR、選択トランジスタXを持つ基本単位の画素ブロックが構成される。
本実施形態に係る固体撮像装置は、上記の構成の画素が二次元または一次元のアレイ状に複数個集積されており、各画素ブロックにおいて、オーバーフローゲートLOa4、LOb4’、LOc4''、LOd4'''、転送トランジスタTa2、Tb2’、Tc2''、Td2'''、蓄積トランジスタSa7、Sb7’、Sc7''、Sd7'''、リセットトランジスタR6のゲート電極に、φLOa、φLOb、φLOc、φLOd、φTa、φTb、φTc、φTd、φSa、φSb、φSc、φSd、φRの各駆動ラインが接続され、また、選択トランジスタX9のゲート電極には行シフトレジスタから駆動される画素選択ラインφXが接続され、さらに、選択トランジスタX9の出力側ソースに出力ラインOUT15が接続され、列シフトレジスタにより制御されて出力される。
選択トランジスタX9、駆動ラインφXについては、前記第1実施形態と同様に、画素の選択、非選択動作ができるように、フローティングディフュージョンFD3の電圧を適宜な値に固定できればよいから、それらを省略することも可能である。
本実施形態に係る固体撮像装置の画素ブロックにおける、画素a、画素b、画素c、画素dのフォトダイオードPDa1、PDb1’、PDc1''、PDd1'''、オーバーフローゲートLOa4、LOb4’、LOc4''、LOd4'''、蓄積容量CSa5、CSb5’、CSc5''、CSd5'''の部分に相当する模式的断面図と画素のフォトダイオードPDa1、PDb1’、PDc1''、PDd1'''、転送トランジスタTa2、Tb2’、Tc2''、Td2'''、フローティングディフュージョンFD3、蓄積トランジスタSa7、Sb7’、Sc7''、Sd7'''、蓄積容量CSa5、CSb5’、CSc6''、CSd7'''の部分に相当する模式的断面図は図3−1および図3−2と同様である。
図20、図21で説明される本実施形態の固体撮像装置の動作方法について説明する。図22は本実施形態の固体撮像装置の駆動タイミング図である。各画素ブロックにおいて、画素a、画素b、画素c、画素dを読み出す時、同一のフローティンディフュージョンFD、増幅トランジスタSF、リセットトランジスタR、選択トランジスタXを用いて読み出す。
まず、露光蓄積前に、画素aの蓄積トランジスタSaをオン、転送トランジスタTa、リセットトランジスタRをオフにセットする。このとき、画素aのフォトダイオードPDaは完全空乏化している。
次にリセットトランジスタRをオンしてフローティングディフュージョンFDと画素aの蓄積容量CSaのリセットを行い(時刻t1)、リセットトランジスタRをオフした直後にとりこまれたFD+CSaのリセットノイズをノイズ信号N2として読み出す(時刻t2)。この際ノイズ信号N2には増幅トランジスタSFの閾値電圧ばらつきが固定パターンノイズ成分として含まれる。
蓄積期間中(時刻t3)においては、飽和前の光電荷はフォトダイオードPDaで蓄積し、また飽和を超えた際の過剰光電荷は、オーバーフローゲートLOaを介して蓄積容量CSaに蓄積する。この動作により、過飽和状態においてフォトダイオードPDからあふれた電荷を捨てずに有効活用する。このようにして、飽和前および過飽和後とも画素毎に同一のフォトダイオードPDで同一期間内に受光することで蓄積動作を行なう。
蓄積終了後(時刻t4)に選択トランジスタXをオンした後、リセットトランジスタをオンすることでフローティングディフュージョンFD部のリセットを行い(時刻t5)、リセット直後に取り込まれたFDリセットノイズをノイズ信号N1として読み出す(時刻t6)。この際ノイズ信号N1には増幅トランジスタSFの閾値電圧ばらつきも固定パターンノイズ成分として含まれる。
次に転送トランジスタTaをオンしてフォトダイオードPDaに蓄積された光信号をFDへ完全転送し(時刻t7)、S1+N1として信号を読み出す。次に蓄積トランジスタSaもオンして(時刻t8)、フォトダイオードPDaに蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSaへ完全転送し、フォトダイオードPDaおよびフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSaに蓄積された電荷を混合して、S1+S2+N2として信号を読み出す。画素bにおいても、露光蓄積前に、蓄積トランジスタSbをオン、転送トランジスタTb、リセットトランジスタRをオフにセットし、リセットトランジスタRをオンしてフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSbのリセットを行い、リセットトランジスタRをオフした直後に取り込まれたFD+CSbのリセットノイズをノイズ信号N2として読み出す。この際ノイズ信号N2には増幅トランジスタSFの閾値電圧ばらつきが固定パターンノイズ成分として含まれる。
蓄積期間中(時刻t9)においては、飽和前の光電荷はフォトダイオードPDbで蓄積し、また飽和を超えた際の過剰光電荷は、オーバーフローゲートLObを介して蓄積容量CSbに蓄積する。蓄積終了後(時刻t10)に選択トランジスタXをオンした後、リセットトランジスタをオンすることでフローティングディフュージョンFD部のリセットを行い(時刻t11)、リセット直後に取り込まれたFDリセットノイズをノイズ信号N1として読み出す(時刻t12)。次に転送トランジスタTbをオンしてフォトダイオードPDbに蓄積された光信号をFDへ完全転送し(時刻t13)、S1+N1として信号を読み出す。次に蓄積トランジスタSbもオンして(時刻t14)、フォトダイオードPDbに蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSbへ完全転送し、フォトダイオードPDbおよびフローティングディフュージョンFDと蓄積容量CSbに蓄積された電荷を混合して、S1+S2+N2として信号を読み出す。以下、c、dの画素について上記と同様の動作が繰り返される。
本実施形態の固体撮像装置は、フローティングディフュージョンFD、増幅トランジスタSF、リセットトランジスタR、選択トランジスタXが4画素に1組の割合で設けられているので、一画素あたりの画素面積を小さくすることができる。
上記の動作では、各画素ブロックに設けられた画素を順次駆動しすべての画素から得られる信号を利用する場合を示しているが、間引き動作として各画素ブロックからいずれかの画素を選択し、その画素から得られる信号を利用しても構わないし、また平均化動作として各画素ブロック内で画素信号を混合加算し、その信号を利用しても構わない。
本実施形態の固体撮像装置のブロック図は第1実施形態で示した図5と同様であるが、出力線は四画素に一つとなる。各画素から点順次に読み出される信号、ダイナミックレンジの拡大率、広ダイナミックレンジ信号の合成については、第1実施形態で説明したものと同様である。
本実施形態の固体撮像装置は、第1実施形態と同様に、低照度側の感度を下げずに高照度側の感度を上げて広ダイナミックレンジ化を図るほか、電源電圧を通常用いられている範囲から上げないので将来のイメージセンサの微細化に対応することができる。また、素子の追加は極小に抑えられており、画素サイズの拡大を招くことはない。
さらに、従来の広ダイナミックレンジ化を実現するイメージセンサのように高照度側と低照度側で蓄積時間を分割しない、即ち、フレームをまたがずに同一の蓄積時間に蓄積しているので、動画の撮像においても画質を劣化させることがない。
また、フローティグディフュージョンFDのリーク電流についても、本実施形態のイメージセンサではCFD+CCSの最小信号が過飽和電荷+フォトダイオードPDからの飽和電荷となってFDリークの電荷よりも大きな電荷量を取り扱うようになるので、FDリークの影響を受け難いという利点がある。
第7実施形態
本実施形態は、上記の第1から第6の実施形態において、フォトダイオードからあふれる光電荷を蓄積するための蓄積容量の形態の変形例を示す。
蓄積容量として、ジャンクション型蓄積容量を考えた場合、条件を考慮しても1μm2あたりの静電容量は0.3〜3 fF/μm2程度であり、面積効率はあまりよくなく、ダイナミックレンジを広くするには困難が伴う。
一方、プレーナ型蓄積容量では、容量絶縁膜の絶縁膜リーク電流を抑制するために絶縁膜電界を3〜4MV/cm以下、最大印加電圧が2.5〜3V、容量絶縁膜厚が7nm程度と設定したとき、容量絶縁膜の材料の比誘電率が3.9で4.8fF/μm2、比誘電率が7.9で9.9fF/μm2、比誘電率が20で25fF/μm2、比誘電率が50で63fF/μm2となる。
酸化シリコン(比誘電率3.9)の他、窒化シリコン(同7.9)、Ta25(同20〜30程度)、HfO2(同30程度)、ZrO2(同30程度)、La23(同40〜50程度)のいわゆるHigh−k材料を用いることで、より大きな静電容量を実現でき、比較的単純な構造であるプレーナ型でも100〜120dB広ダイナミックレンジなイメージセンサを実現できる。
さらに、占有面積を抑制して容量の寄与する面積を拡大可能なスタック型やトレンチ型などの構造を適用することでも120dBの広いダイナミックレンジを達成可能で、さらに上記のHigh−k材料を組み合わせることで、スタック型では140dB、トレンチ型では160dBを達成可能である。
以下に、本実施形態で適用できる蓄積容量の例を示す。図23は第1実施形態と同様のプレーナ型MOS蓄積容量の断面図である。即ち、蓄積容量CSは、例えば、p型半導体基板20にp型ウェル21の表層部分に形成された下部電極となるn+型半導体領域60と、n+型半導体領域60上に形成された酸化シリコンの容量絶縁膜42と、容量絶縁膜42上に形成されたポリシリコンなどの上部電極43とを有する構成である。
図24はプレーナ型MOSおよびジャンクション型の蓄積容量の断面図である。例えば、p型半導体基板20に形成されたp型ウェル21の表層部分に下部電極となるn+型半導体領域61が蓄積トランジスタのソース・ドレインとなるn+型半導体領域32と一体に形成されており、その上の酸化シリコンの容量絶縁膜42を介して上部電極43が形成されて、蓄積容量CSが構成されている。この場合、上部電極43には電源電圧VDDあるいはグラウンドGNDが印加される。
図25の断面図に示す蓄積容量は図23と同様のプレーナ型MOS蓄積容量である。但し、容量絶縁膜42aが窒化シリコンあるいはTa25などのHigh−k材料から構成されており、図23の蓄積容量よりも大容量化されている。
図26の断面図に示す蓄積容量は図24と同様のプレーナ型MOSおよびジャンクション型の蓄積容量である。但し、容量絶縁膜42aが窒化シリコンあるいはTa25などのHigh−k材料から構成されており、図24の蓄積容量よりも大容量化されている。
図27はスタック型蓄積容量の断面図である。例えば、p型半導体基板20に形成された素子分離絶縁膜62上に形成された下部電極63と、下部電極63上に形成された容量絶縁膜64と、容量絶縁膜64上に形成された上部電極65とを有する構成である。ここでは、蓄積トランジスタのソース・ドレインとなるn+型半導体領域32と下部電極63が配線45により接続されている。この場合、上部電極65には電源電圧VDDあるいはグラウンドGNDが印加される。
図28はスタック型蓄積容量の断面図である。例えば、蓄積トランジスタのソース・ドレインとなるn+型半導体領域32に接続するように形成された下部電極67と、下部電極67の内壁面上に形成された容量絶縁膜68と、下部電極67の内側の部分を埋め込むように容量絶縁膜68を介して形成された上部電極69とを有する構成である。ここでは、上部電極69には電源電圧VDDあるいはグラウンドGNDが印加される。下部電極67と下部電極67内側の部分を埋め込むように形成された上部電極69の構造は、通常のスタック型よりも静電容量に寄与する対向面積を大きくとることができる。
図29は、プレーナMOS型とスタック型とを組み合わせた複合蓄積容量の断面図である。本例によれば、面積効率の高い大きな容量を形成することができる。
図30はトレンチ型蓄積容量の断面図である。n型半導体基板20のp型ウェル21を貫通してn型基板に達するようトレンチTCが形成されており、トレンチTCの内壁に形成された下部電極となるn+型半導体領域70と、トレンチTCの内壁を被覆して形成された容量絶縁膜71と、容量絶縁膜71を介してトレンチTCを埋め込んで形成された上部電極72とを有する構成である。ここでは、蓄積トランジスタのソース・ドレインとなるn+型半導体領域32と上部電極72が配線45により接続されている。
図31はジャンクションを有するトレンチ型蓄積容量の断面図である。n型半導体基板20のp型ウェル21内においてトレンチTCが形成されており、トレンチTCの内壁に下部電極となるn+型半導体領域73が蓄積トランジスタのソース・ドレインとなるn+型半導体領域32と一体に形成され、トレンチTCの内壁を被覆して容量絶縁膜74が形成され、さらに容量絶縁膜74を介してトレンチTCを埋め込んで上部電極75が形成された構成である。
図32はトレンチ型蓄積容量の断面図である。n型半導体基板20のp型ウェル21を貫通してn型基板に達するようトレンチTCが形成されており、トレンチTCのある程度の深さよりも深い領域において、その内壁に形成された下部電極となるn+型半導体領域76と、トレンチTCの内壁を被覆して形成された容量絶縁膜77と、容量絶縁膜77を介してトレンチTCを埋め込んで形成された上部電極78とを有する構成である。ここでは、蓄積トランジスタのソース・ドレインとなるn+型半導体領域32と上部電極78が配線45により接続されている。
図33はトレンチ型蓄積容量の断面図である。n型半導体基板20のp型ウェル21を貫通してn型基板に達するようトレンチTCが形成されており、トレンチTCの内壁に形成された下部電極となるp+型半導体領域79と、トレンチTCの内壁を被覆して形成された容量絶縁膜80と、容量絶縁膜80を介してトレンチTCを埋め込んで形成された上部電極81とを有する構成である。ここでは、蓄積トランジスタのソース・ドレインとなるn+型半導体領域32と上部電極81が配線45により接続されている。
図34はジャンクション容量を用いた埋め込み蓄積容量を有するCMOSセンサの断面図である。例えば、p型シリコン半導体基板(p−sub)90上にp型エピタキシャル層91が形成されており、p型シリコン半導体基板90とp型エピタキシャル層91にわたってn+型半導体領域92が形成されている。即ち、n型(第1導電型)の半導体領域とこれに接合するp型(第2導電型)の半導体領域とが、固体撮像装置を構成する半導体基板の内部に埋め込まれて、ジャンクション容量を用いた埋め込み蓄積容量が形成されている。p型シリコン半導体基板90とp型エピタキシャル層91領域には、さらにp+型分離領域93が形成されている。p型エピタキシャル層91上にp型半導体層94が形成されており、p型半導体層94に対して、上記の各実施形態と同様に、フォトダイオードPD、オーバーフローゲートLO、転送トランジスタT、フローティングディフュージョンFD、蓄積トランジスタSが形成されている。例えば、蓄積容量となるn+型半導体領域92は、上記のフォトダイオードPD、オーバーフローゲートLO、転送トランジスタT、フローティングディフュージョンFD、蓄積トランジスタTの各形成領域にわたって、広く形成されている。また、蓄積トランジスタTのソース・ドレインとなるn+型半導体領域32は、p型半導体層94中を垂直に伸びるn+型半導体領域95により、蓄積容量を構成するn+型半導体領域92に接続している。
図35は絶縁膜容量およびジャンクション容量を用いた埋め込み蓄積容量を有するCMOSセンサの断面図である。図34と同様の構造であるが、p型シリコン半導体基板(p−sub)90上に、絶縁膜90aを介して、第1p型エピタキシャル層91aと第2p型エピタキシャル層91bとが形成されており、半導体基板上に絶縁膜を介して半導体層が形成されているSOI(Semiconductor on Insulator)基板となっている。ここで、第1p型エピタキシャル層91aと第2p型エピタキシャル層91bにわたり、絶縁膜90aに接する領域まで、n+型半導体領域92が形成されており、絶縁膜を介して対向する半導体基板と半導体層の間の絶縁膜容量を用いて、蓄積容量が構成されている。さらに、図34の蓄積容量と同様に、n+型半導体領域92と、第1p型エピタキシャル層91aおよび第2p型エピタキシャル層91bの間で、ジャンクション容量が形成されている。この他の構造については、図34のCMOSセンサと同様である。
図36は絶縁膜容量およびジャンクション容量を用いた埋め込み蓄積容量を有するCMOSセンサの断面図である。図35と同様の構造であるが、さらに、フォトダイオードPDを構成するn型半導体領域30と蓄積容量を構成するn+型半導体領域92の間に、低濃度半導体層(i層)96が形成されている。上記の構造は、n型半導体領域30とn+型半導体領域92の間のポテンシャル障壁を低くすることに相当し、フォトダイオードPDから蓄積容量CSへのオーバーフローパスとなる。これにより、電荷の蓄積時においてフォトダイオードからあふれる電荷をパンチスルーさせて蓄積容量へと移動させることができる。
上記の各種の蓄積容量は、上述の第1〜第6実施形態のいずれにも適用可能で、上述のようにこれらの形状の蓄積容量により、フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積することで、高照度側に広ダイナミックレンジ化を実現できる。
(実施例1)
本発明の固体撮像装置において、画素を2次元アレイに並べた、画素数横640×縦480、画素サイズ7.5μm角、フローティングディフュージョン容量CFD=4fF、蓄積容量CCS=60fFをもつ固体撮像素子を2層ポリシリコン3層メタル配線を持つ半導体製造方法で作成した。各蓄積容量はポリシリコン−シリコン酸化膜−シリコン容量とポリシリコン−シリコン窒化膜−ポリシリコン容量の並列容量で構成した。信号S1、S1+S2の飽和信号電圧はそれぞれ500mV、1000mV、ノイズ除去後にS1、S1+S2に残留する残留ノイズ電圧は等しく0.09mVであった。S1からS1+S2への切り替え電圧はS1の飽和電圧よりも低く設定し400mVとした。
各切り替え点でのS1+S2信号と残留ノイズとのS/N比はどちらも40dB以上が得られており、高画質な性能を持つ固体撮像素子が実現できた。また、ダイナミックレンジ性能は100dBを得た。さらに、オーバーフローゲートLOにより高照度光照射時にフォトダイオードPDからあふれる過剰光電荷を効率的に蓄積容量に輸送できていることにより、隣接画素への過剰光電荷の漏れ込みも抑圧でき、優れたブルーミング耐性、スミア耐性を得ることができた。
本実施例において、高S/N比を維持して、高照度側に十分に広いダイナミックレンジ拡大を実現できている。
(実施例2)
本発明の固体撮像装置において、横3.5μm、縦7μmの大きさの基本画素ブロックにフォトダイオードと蓄積容量は2つずつ設けられた画素ブロックを画素数横640×縦240の2次元アレイに並べた固体固体撮像装置を作成した。実効画素数は横640×縦480である。各画素ブロックのフローティングディフュージョン容量はCFD=3.4fF、蓄積容量はトレンチ型蓄積容量構造を適用してCCS=100fFとした。信号S1、S1+S2の飽和信号電圧はそれぞれ500mV、1000mV、ノイズ除去後にS1、S1+S2に残留する残留ノイズ電圧は等しく0.09mVであった。S1からS1+S2への切り替え電圧はS1の飽和電圧よりも低く設定し400mVとした。
各切り替え点でのS1+S2信号と残留ノイズとのS/N比はどちらも40dB以上が得られており、高画質な性能を持つ固体撮像素子が実現できた。また、ダイナミックレンジ性能は110dBを得た。さらに、オーバーフローゲートLOにより高照度光照射時にフォトダイオードPDからあふれる過剰光電荷を効率的に蓄積容量に輸送できていることにより、隣接画素への過剰光電荷の漏れ込みも抑圧でき、優れたブルーミング耐性、スミア耐性を得ることができた。
本実施例において、高S/N比を維持して、高照度側に十分に広いダイナミックレンジ拡大を実現できている。
本発明は上記の説明に限定されない。例えば、実施形態においては、固体撮像装置について説明しているが、これに限らず、各固体撮像装置の画素を直線状に配したラインセンサや、各固体撮像装置の画素をそのまま単独で構成することで得られる光センサについても、従来には得られなかった広ダイナミックレンジ化と高感度、高S/N比を達成することができる。
また、蓄積容量の形状などは特に限定はなく、DRAMのメモリ蓄積容量などで容量を高めるためにこれまでに開発された種々の方法を採用することができる。固体撮像装置としては、フォトダイオードとフォトダイオードからあふれる光電荷を蓄積する蓄積容量とがオーバーフローゲートを介して接続されている構成であればよく、CMOSイメージセンサの他、CCDにも適用することができる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の固体撮像装置は、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話、監視カメラ、車載カメラ、スキャナなどの広いダイナミックレンジが望まれているイメージセンサに適応できる。
本発明の固体撮像装置の動作方法は広いダイナミックレンジが望まれているイメージセンサの動作方法に適応できる。
本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置の一画素の等価回路図である。 本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置の一画素の概略平面図である。 本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置の画素のフォトダイオードPD1、オーバーフローゲートLO4、蓄積容量CS5の部分に相当する模式的断面図である。 本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置の画素のフォトダイオードPD1、転送トランジスタT2、フローティングディフュージョンFD3、蓄積トランジスタS7、蓄積容量CS5の部分に相当する模式的断面図である。 本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置の駆動タイミング図である。 本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置のブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る固体撮像装置の一画素の等価回路図である。 本発明の第2実施形態に係る固体撮像装置の一画素の概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係る固体撮像装置の駆動タイミング図である。 本発明の第3実施形態に係る固体撮像装置の第1実施形態に対応した、一画素の等価回路図である。 本発明の第3実施形態に係る固体撮像装置の第1実施形態に対応した、一画素の概略平面図である。 本発明の第3実施形態に係る固体撮像装置の第2実施形態に対応した、一画素の等価回路図である。 本発明の第3実施形態に係る固体撮像装置の第2実施形態に対応した、一画素の概略平面図である。 本発明の第3実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第4実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第4実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第4実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第5実施形態に係る固体撮像装置の二画素の等価回路図である。 本発明の第5実施形態に係る固体撮像装置の二画素の概略平面図である。 本発明の第5実施形態に係る固体撮像装置の駆動タイミング図である。 本発明の第6実施形態に係る固体撮像装置の四画素の等価回路図である。 本発明の第6実施形態に係る固体撮像装置の四画素の概略平面図である。 本発明の第6実施形態に係る固体撮像装置の駆動タイミング図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 本発明の第7実施形態に係る固体撮像装置の画素断面図である。 従来例の特許文献1に対応する等価回路図である。 従来例の特許文献2に対応する等価回路図である。 従来例の特許文献3に対応する等価回路図である。 従来例の特許文献4に対応する等価回路図である。 従来例の非特許文献3に対応する等価回路図である。
1 フォトダイオード
2 転送トランジスタ
3 フローティングディフュージョン
4,LO オーバーフローゲート
5 蓄積容量
6 リセットトランジスタ
7 蓄積トランジスタ
8 増幅トランジスタ
9 選択トランジスタ
10 オーバーフローゲートの駆動ライン
11 転送トランジスタの駆動ライン
12 蓄積トランジスタの駆動ライン
13 リセットトランジスタの駆動ライン
14 選択トランジスタの駆動ライン
15 画素出力ライン
20 n型半導体基板
21 p型ウェル
22,23,24,25 素子分離絶縁膜
26,27,28,29,79,93 p+型分離領域
30 n型半導体領域
31,41,50 p+型半導体領域
32,33,34,61,61a,70,73,76,92,95 n+型半導体領域
35,37,39 ゲート絶縁膜
36,38,40 ゲート電極
42,42a,64,68,71,74,77,80 蓄積容量絶縁膜
43,65,69,72,75,78,81 蓄積容量上部電極
44 層間絶縁膜
45,46,66 配線
51,52,53 n型半導体領域
60,60a p+型半導体領域またはn+型半導体領域
62 素子分離絶縁膜
63,67 蓄積容量下部電極
90 p型半導体基板
91 p型エピタキシャル層
91a 第1p型エピタキシャル層
91b 第2p型エピタキシャル層
94 p型半導体層
96 低濃度半導体層
100,101,102,103 画素アレイ
104 行シフトレジスタ
105,HSR 列シフトレジスタ
106 信号およびノイズホールド部
107 出力回路

Claims (15)

  1. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、
    前記光電荷を転送する転送トランジスタと
    前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティング領域と
    蓄積容量素子と、
    前記フローティング領域と前記蓄積容量素子の間に接続された蓄積トランジスタと、
    前記フォトダイオードと、前記蓄積容量素子と前記蓄積トランジスタとの接続部との間に接続されたオーバーフローゲートとを有し、
    前記オーバーフローゲートは、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記蓄積容量素子に蓄積させ、
    前記転送トランジスタは、前記フォトダイオードの蓄積期間に続く転送期間においてオンとなり、前記フォトダイオードに蓄積された電荷をフローティング領域に転送してフローティング領域に蓄積させ、
    前記蓄積トランジスタは、前記転送期間より後の期間においてオンとなり、前記蓄積容量素子に蓄積されていた電荷と前記フローティング領域に蓄積されていた電荷とを混合させ、
    前記混合前に前記フローティング領域に蓄積されていた電荷を読み出すとともに、
    前記混合後に混合された電荷を読み出すことを特徴とする
    固体撮像装置
  2. 前記フローティング領域に接続され、
    前記蓄積トランジスタがオフの状態で、前記フォトダイオードに蓄積され前記フローティング領域に転送された電荷を電圧信号に増幅変換し、次に、前記蓄積トランジスタがオンの状態で、前記フローティング領域に転送された電荷と前記フォトダイオードから溢れ前記蓄積容量素子に蓄積されていた電荷とを混合した電荷を電圧信号に増幅変換する、増幅トランジスタをさらに有する、請求項1に記載された固体撮像装置。
  3. 少なくとも前記フォトダイオードと、前記転送トランジスタと、前記蓄積容量素子と、前記蓄積トランジスタと、前記オーバーフローゲートとが一画素に含まれ、
    前記画素が一次元または二次元のアレイ状に複数個集積されたことを特徴とする、
    請求項1または2に記載された固体撮像装置。
  4. 前記各画素が、
    前記蓄積トランジスタがオフの状態で、前記フローティング領域の電荷を排出し、
    前記蓄積トランジスタがオンの状態で、前記フローティング領域および前記蓄積容量素子の電荷を排出するリセットトランジスタをさらに有する、請求項3に記載された固体撮像装置。
  5. 前記リセットトランジスタは、前記蓄積トランジスタがオフの状態で、前記フローティング領域の電荷を排出して、前記フローティング領域のノイズ電荷を読み出し、前記蓄積トランジスタがオンの状態で、前記フローティング領域および前記蓄積容量素子の電荷を排出して前記フローティング領域および前記蓄積容量素子のノイズ電荷を読み出すことを特徴とする、請求項4に記載された固体撮像装置。
  6. 前記増幅トランジスタに接続されると共に、画素出力ラインに接続され、前記各画素を選択する選択トランジスタを更に備えたことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載された固体撮像装置。
  7. 前記オーバーフローゲートは、ゲート電極、ソース、及びドレインを備えたトランジスタ素子によって構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載された固体撮像装置。
  8. 前記オーバーフローゲートを構成する前記トランジスタ素子のソース及びドレインは、前記フォトダイオードと、前記蓄積容量素子と前記蓄積トランジスタの接続点に接続され、他方、前記ゲートは、当該トランジスタ素子を駆動する駆動ラインに接続されていることを特徴とする請求項7に記載された固体撮像装置。
  9. 前記オーバーフローゲートを構成する前記トランジスタ素子のソース及びドレインは、前記フォトダイオードと、前記蓄積容量素子と前記蓄積トランジスタの接続点に接続され、他方、前記ゲートは、接地されていることを特徴とする請求項7に記載された固体撮像装置。
  10. 前記トランジスタ素子は、MOSトランジスタ及び接合型トランジスタのいずれか一方によって構成されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載された固体撮像装置。
  11. 前記オーバーフローゲートを構成する前記トランジスタ素子の閾値は、前記転送トランジスタの閾値よりも低い値に設定されていることを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載された固体撮像装置。
  12. 前記リセットトランジスタは、当該リセットトランジスタを駆動する駆動ラインに接続されたゲート電極と、前記蓄積トランジスタと前記フローティング領域との接続点に接続されたソース又はドレインを有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  13. 前記リセットトランジスタは、当該リセットトランジスタを駆動する駆動ラインに接続されたゲート電極と、前記蓄積トランジスタと前記蓄積容量素子との接続点に接続されたソース又はドレインを有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  14. 前記フローティング領域は、複数の画素に共通に接続されていることを特徴とする請求項3〜13のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  15. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、
    前記光電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティング領域と、
    蓄積容量素子と、
    前記フローティング領域と前記蓄積容量素子の間に接続された蓄積トランジスタと、
    前記フォトダイオードと、前記蓄積容量素子と前記蓄積トランジスタとの接続部との間に接続されたオーバーフローゲートとを有し、
    前記オーバーフローゲートは、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記蓄積容量素子に転送して前記蓄積容量素子に蓄積させ、
    前記転送トランジスタは、前記フォトダイオードの蓄積期間に続く転送期間においてオンとなり、前記フォトダイオードに蓄積された電荷をフローティング領域に転送してフローティング領域に蓄積させ、
    前記蓄積トランジスタは、前記転送期間より後の期間においてオンとなり、前記蓄積容量素子に蓄積されていた電荷と前記フローティング領域に蓄積されていた電荷とを混合させ、
    前記混合前に前記フローティング領域に蓄積されていた電荷を読み出すとともに、
    前記混合後に混合された電荷を読み出すことを特徴とする光センサ。
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