JP4495486B2 - 捕球用グローブ - Google Patents

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本発明は、野球やソフトボールで使用される捕球用グローブに関する。
捕球ミスのない確実な捕球動作を実行するためには、使用者の手に違和感なく適合したグローブが、使用者のボール把持動作に違和感なく追随して変形してくれることが条件となる。捕球用グローブには、子供用サイズのものも提供されてはいるが、衣類のように成長段階に応じて多種類が提供されている訳ではない。同年代であっても、手の大きさや握力には個人差が大きい。また、子供用、成人用を問わず、同じサイズのグローブであっても、新品のグローブと使い込んだグローブとでは、着用感が大きく異なる。このことは、自分に適したグローブを選択することが難しいということであり、多くの人が何らかの違和感を感じながらグローブを使用しているのが実態である。着用感やボールの把持動作に違和感のあるグローブは、ボールの跳ね返りや抜け落ち等の捕球ミスを誘発する原因ともなる。
グローブ使用に際しての違和感には、手のサイズとグローブのサイズが適合しないことによる違和感と、グローブが捕球に際しての把持動作に追随して適切に変形してくれない場合の違和感がある。前者は、手のサイズに対するグローブの適合能力の問題であり、この問題については、グローブ内部構造の工夫により今日では、十分に改善されたと言える。しかし、ボール把持動作に際しての追随性の問題に関しては、十分に改善されたとは言えない状況である。
ボール把持動作に際しての追随性の問題が容易に解決できないのは、この問題がグローブ本来の機能と関係しているからである。すなわち、グローブの役割には、確実な捕球動作を確保することの他に、ボールの激突による突き指や骨折から手を保護するための衝撃緩衝機能がある。そして、ボール把持動作に際しての追随性を高めるには、グローブ全体を柔軟なものとする必要があり、グローブを柔軟化すると衝撃緩衝機能が減殺される結果となるのである。
捕球用グローブにおけるこのような問題を解決する従来技術は提供されておらず、そこで、捕球動作について違和感を伴うグローブと違和感を伴わないグローブとを用いて次のような分析を行なった。一般に、新品のグローブは、硬質感、違和感が強く、捕球の際に反射的に起こる手の把持動作に追随せず、ボールを弾いたり取り落としてしまうような捕球ミスを誘発する原因となる。そして、この傾向は、手のサイズが小さく握力が小さな人ほど大きい。逆に、違和感のない十分に使い込んだグローブにおいては、グローブを形成している皮革や芯材が疲労して柔軟になってくる結果、硬質感、異物感が解消され、グローブが捕球の際の手の把持動作によく追随するようになる。反面、ボールを素手で直接受け止めるような感じが強くなり、捕球の際の痛みを強く感じるようになる。すなわち、衝撃緩衝機能が低下しているということである。また、このような傾向は、手のサイズが大きくグローブが手に密着している人ほど強くなる。
また、捕球動作において違和感を伴う、例えば、新品のグローブと違和感を伴わない使い込んだグローブの変形の態様を観察すると、十分に使い込んだグローブにおいては、5本の指部の指先が補給したボールの中心に接近するように移動し、グローブ全体としては筒状に丸まるように変形する。一方、新品のグローブにおいては、捕球したボールに対する5本の指の指先の移動量は、小指側において極端に少なく、グローブ全体としては、薬指部から小指部分が変形することなく平板状に保たれ、親指から中指部分までが部分的に筒状となって、かろうじてボールを落下させないで捕球するような変形態様となっている。このような変形態様となる原因としては、小指には力を加え難いことに加え、グローブの小指部には、グローブの形状を維持するとともに、突き指等から小指を保護するための多量の芯材が充填されており、他の指部と比べて特に強靭に形成されているからである。そして、この小指の変形し難さが、隣接する薬指にも波及することによって、グローブ全体として小指側が変形し難くなっているのである。
このような分析結果からして、捕球用グローブにおける追随性のよい把持動作と衝撃緩衝機能とを両立させるには、グローブ全体を柔軟な構造とすることなく、捕球動作に際してグローブ全体が筒状に変形する妨げとなっているグローブの小指側の一部分について、何らかの方法によって屈曲するための契機を付与することが有効であると考えられる。
本発明は、ボール把持動作に際しての追随性と衝撃緩衝機能とを両立させることを課題とする。つまり、小指を保護するための芯材の量を減らすことなく、小指側の変形の容易さを高め、安全で確実な捕球動作を実現することができる捕球用グローブを提供するものである。また、本発明は、小指側の変形の容易さを単に高めるのみならず、これを調節可能とすることによって、新品の状態におけるグローブの柔軟性と使い込んだ状態におけるグローブの柔軟性の極端なギャップを解消し、もって、手のサイズや握力の個人差に拘らず各使用者に対するグローブの適応能力を高め、グローブの耐用全期間を通じて違和感なく快適に使用することができる捕球用グローブを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の請求項1記載の捕球用グローブは、手のひらを収納する手のひら収納部と、親指を収納する親指収納部と、人差し指を収納する人差し指収納部と、中指を収納する中指収納部と、薬指を収納する薬指収納部と、小指を収納する小指収納部とを備え、人差し指収納部と中指収納部とが分岐する第1分岐部と、中指収納部と薬指収納部とが分岐する第2分岐部と、薬指収納部と小指収納部とが分岐する第3分岐部を有するとともに、縫い込み紐が縫い込まれた野球やソフトボールで使用される捕球用グローブにおいて、第1分岐部及び第2分岐部と比較して第3分岐部を手のひら収納部内に切れ込むように大きく後退させて形成することで、薬指収納部と小指収納部とを第3分岐部から指先側に向けて綴じ紐を介して綴込み長さ調節可能に綴じ込むことによって手のひら収納部が変形する際の起点となる変形上の第3分岐部を形成し、綴じ紐を解いて綴込み長さを変えることにより、変形上の第3分岐部の位置を可変としたことを特徴とする。
グローブがボールを把持するために筒形に変形するときには、手のひら収納部が第1ないし第3分岐部を変形の起点として変形する。また、第3分岐部を手のひら収納部側に大きく後退させて形成した場合、手のひら収納部は、第3分岐部によって第1分岐部および第2分岐部に比べて相対的に深く分断された状態となる。したがって、手のひら収納部における第3分岐部に対応する部分は、相対的に屈曲し易くなり、捕球したボールの把持動作に際して、他の部分と同等に変形して安定にボールを把持することができる。ここで、第1分岐部と第2分岐部と第3分岐部のうちの少なくとも第3分岐部を手のひら収納部側に大きく後退させて形成したが、これは、従来、特に小指収納部の内側への折れ曲がり度合いが十分に確保されたかったことによるものであり、人差し指収納部の基部と中指収納部の基部間の第1分岐部や、中指収納部と薬指収納部の基部間の第2分岐部においても、上記と同様の構成とすることも可能である。
この発明においては、第3分岐部で分岐した薬指収納部と小指収納部とが綴じ紐を介して綴じ込まれて一体化することにより、グローブの変形の起点としての第3分岐部は、グローブの変形動作上、実質的に綴じ紐による綴込み長さ相当移動したのと同等の結果となり、綴じ込まれて新たに形成される分岐部が、変形上の第3分岐部とされている。そして、変形上の第3分岐部の位置は、綴じ紐を解いて綴込み長さを変えることにより調節することができる。グローブ全体における小指側の変形の容易さは、変形上の第3分岐部の位置に依存していることから、変形上の第3分岐部の位置を調節することによって、グローブの変形し易さを使用者の手の状況やグローブの使い込み状況に応じて調節することが可能となる。
本発明の請求項記載の捕球用グローブは、手のひらを収納する手のひら収納部と、親指を収納する親指収納部と、人差し指を収納する人差し指収納部と、中指を収納する中指収納部と、薬指を収納する薬指収納部と、小指を収納する小指収納部とを備え、人差し指収納部と中指収納部とが分岐する第1分岐部と、中指収納部と薬指収納部とが分岐する第2分岐部と、薬指収納部と小指収納部とが分岐する第3分岐部を有するとともに、縫い込み紐が縫い込まれた野球やソフトボールで使用される捕球用グローブにおいて、第1分岐部と第2分岐部と第3分岐部のうちの少なくとも第3分岐部に縫い込み紐を架け渡すように配するとともに、その先端部が所定箇所から引き出されて、縫い込み紐の先端部を引っ張って結ぶことを特徴とする。
この発明によれば、縫い込み紐の先端部を引っ張って結ぶその強さを調節することにより、手のひら収納部が小指収納部の基部から内側に屈曲する度合いを調整することができる。ここで、第1分岐部や第2分岐部に縫い込み紐を架け渡すように配するとともに、その先端部が所定箇所から引き出されて、縫い込み紐の先端部を引っ張って結ぶことにより、手のひら収納部が人差し指収納部や中指収納部の基部から内側に屈曲する度合いを調整することができる。
本発明の請求項1記載の捕球用グローブは、薬指収納部と小指収納部とが分岐する第3分岐部を手のひら収納部側に大きく後退させて形成することにより、第3分岐部を起点とするグローブにおける小指側の変形し易さを高め、それぞれ、人差し指収納部と中指収納部とが分岐する第1分岐部および中指収納部と薬指収納部とが分岐する第2分岐部を起点とする変形し易さとを調和させたので、捕球動作においてグローブの小指側の変形量が不足し、安定なボール把持動作が実現されないという従来のグローブにおける問題点を小指側の衝撃緩衝機能を減殺することなく解消するとともに、小指側の変形し易さを高めたことにより、グローブの使い込み状況に拘らず、違和感のない着用感を実現し得た。
本発明の請求項3記載の捕球用グローブは、縫い込み紐の先端部を引っ張って結ぶその強さを調節することにより、手のひら収納部が小指収納部の基部から内側に屈曲する度合いを調整することができるようにしたり、第1分岐部や第2分岐部に縫い込み紐を架け渡すように配するとともに、その先端部が所定箇所から引き出されて、縫い込み紐の先端部を引っ張って結ぶことにより、手のひら収納部が人差し指収納部や中指収納部の基部から内側に屈曲する度合いを調整することができる。
以下、図面を引用しながら本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態は、捕球用グローブ10は、手に着用したときに手のひらの甲側を形成する外装皮革10Aと、手のひらの内側を形成する内装皮革10Bとを縫合ライン10Cに沿って縫い合せることによって、両者間に使用者の手を収納可能としてなる(図1)。本実施の形態では、野球の捕球用グローブで説明するがソフトボールで使用される捕球用グローブでも同様である。
本発明に係る捕球用グローブ10を構成する各部の素材には、従来と異なるものは使用されない。外装皮革10Aは、手形に形成された一枚皮革からなり、また、内装皮革10Bは、捕球に際してのボールによる衝撃を緩衝するため手形に形成した皮革を3枚重ね構造とし、さらに、所要部位に緩衝部材を装填して使用している。
いずれも手形に形成した外装皮革10Aと内装皮革10Bとを縫合してなる捕球用グローブ10は、使用者の手のひらを収納する手のひら収納部16と、親指を収納する親指収納部11と、人差し指を収納する人差し指収納部12と、中指を収納する中指収納部13と、薬指を収納する薬指収納部14と、小指を収納する小指収納部15とを備え、人の握力を基準とすれば、全体として容易には屈曲しない構造体である。ただし、親指収納部11と、残る人差し指収納部12、中指収納部13、薬指収納部14、小指収納部15とは、手のひら収納部16を挟んで対向するように配置され、通常、グローブ全体は、親指収納部11と、中指収納部13ないし薬指収納部14が互いに接近する向きについて、比較的容易に変形することができる。したがって、親指収納部11と人差し指収納部12とは、手のひら収納部16を挟んで離れて位置し、両者間にはボールの脱出を防止する捕球帯17が張設されている。
捕球用グローブ10が手形に形成されている結果、隣接する人差し指収納部11の基部と中指収納部13の基部間には、両者が分岐する第1分岐部P1が形成されている。また同様の状態で、中指収納部13と薬指収納部14との間には第2分岐部P2が形成され、薬指収納部14と小指収納部15との間には、第3分岐部P3が形成されている。分岐して独立した各指収納部の指先側は、連結紐E1,E2によって適度な独立運動を許容する状態で連結されている。
第1分岐部P1と第2分岐部P2は、図1に示す中心点P0を中心とする緩いカーブの円弧線PL上に略並ぶように形成される一方、第3分岐部P3は、円弧線PLの位置から手のひら収納部16内に切れ込むように大きく後退させて形成されている。この際の円弧線PLの位置から第3分岐部P3までの切れ込み幅D1は、成人用サイズの捕球用グローブ10において約4センチメートルに設定されている。したがって、手のひら収納部16の耐曲げ強度は、第3分岐部P3の位置において局部的に低下していると言うことができる。また、手のひら収納部16には、屈曲動作の契機とするため、第3分岐部P3を起点とする縫い込み紐E3が斜め下方に向けて縫い込まれており、手のひら収納部16は、縫い込み紐E3に沿って曲がり易くなっている。縫い込み紐E3は、内装皮革10B等に縫い込まれる革紐であり、ボールBの滑り防止やデザイン的要素やグローブ10の端部を縁取るように縫い込まれるものである。ここで、参考までに付言すると、従来の捕球用グローブにおける第3分岐部の位置は、略円弧線PL上に位置している。
本発明にかかる捕球用グローブ10は、捕球動作に際して、図2の矢印方向から捕球したボールBをグローブ全体が捕球したボールBを包み込むように偏りなく円筒形に変形することによって、捕球ミスを発生させない確実な捕球を実現することができる(図2)。正常な捕球動作によれば、キャッチされたボールBは、人差し指収納部12と捕球帯17の連結部位置に激突し、捕球者は、反射的にグローブを介してボールBを把持する動作を実行する。捕球者がボール把持動作をすると、グローブ全体は、親指収納部11から小指収納部15にいたる各指収納部が、ボールBの周囲を取り囲み位置に移動するように変形しようとする。
そして、グローブの特定の箇所に特に力を込める意識を伴わない捕球者の無意識的なボール把持動作においては、グローブ各部の相対的に変形し易い部分が変形し難い部分より大きく変形することとなる。例えば、ここで、グローブの小指側が変形し難い場合、グローブの小指側は、ボールBに接近できずに開いたままの状態となる(図2の二点鎖線で示す)。この状態は、とっさの場合にボールBの跳ね返しミスや脱落ミスを誘発する原因となる。しかし、本発明の捕球用グローブ10は、力を入れ難いグローブの小指側が手のひら収納部16における縫い込み紐E3に沿って容易に屈曲するので、グローブ各部における屈曲し易さが平準化され、グローブ全体は、ボールBを包みこむように円滑に変形し得るのである。
そして、グローブの小指側の変形のし易さは、円弧線PLの位置から第3分岐部P3までの切れ込み幅D1の設定によって調節することができる(図1)。切れ込み幅D1は、2センチメートルないし5センチメートルの範囲で、素材として用いる皮革の状態やグローブの用途、子供用、大人用等の区分にしたがって選定することができる。一般に、切れ込み幅D1を2センチメートル以下に設定すると効果が判然としなくなり、5センチメートルを超えると、グローブ内部で第3分岐部が手と干渉したり、長期的なグローブ全体の形状保持性が悪化するおそれがある。
本発明にかかる捕球用グローブ10は、予め十分な切れ込み幅D1を有する第3分岐部P3を形成しておき、切れ込んだ部分を第3分岐部から指先側に向けて綴じ紐E4を介して綴じ付けることによって、グローブの小指側が変形する際の起点となる変形上の第分岐部P4を形成し、綴じ紐E4を解いて綴込み長さD2を変えることにより、変形上の第3分岐部P4の位置を可変とすることができる(図3)。すなわち、第3分岐部を大きく切れ込んで設定しても、この部分が綴じ紐E4で綴じ込まれている場合には、グローブの変形に影響を与える実質的な切れ込み幅D1は、綴込み長さD2相当が減少し、綴じ紐E4の上端位置にグローブの変形に影響を与え得る実質的な第3分岐部である変形上の第3分岐部P4が形成される。なお、図3示す例では、切れ込み幅D1と綴込み長さD2とが一致している。したがって、グローブの小指側における変形の容易さは、変形上の第3分岐部P4の位置によって左右されることとなる。変形上の第3分岐部P4の位置が第3分岐部P3に接近するほどグローブは変形し易くなる。つまり、小指収納部15が親指収納部11側に折れ曲がり易くなる。
そこで、綴じ紐E4を解いて綴込み長さD2を変えることにより、変形上の第3分岐部P4の位置を調節することで、グローブの小指側における変形の容易さを一定範囲内で自由に変えることができる。この結果、例えば、使用者の握力の違いに応じて綴込み長さD2を調節したり、使い込まれて軟らかくなるにつれて綴込み長さD2を増してグローブの過度の変形を抑制することにより、グローブの耐用全期間を通じて一定した着用感を維持することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、図4と図5に示すように、縫い込み紐E3が第3分岐部P3に架け渡すように配され、その先端部E3aが小指収納部15の外装皮革10A側に引き出されて、結ばれている。縫い込み紐E3の先端E3aは、第3分岐部P3に架け渡すように配された後、少なくとも一度に縫い込みされ、第3分岐部P3から比較的近い位置で再度取り出されて、その先端部E3aが結ばれている。本実施の形態では、縫い込み紐E3の先端部E3aを強く引っ張って結ぶと、小指収納部15が親指収納部11側に折れ曲がり、引っ張り出す強さを調節することにより、その角度を調節できるようになっている。ここで、捕球用グローブ10は、外装皮革10Aと内装皮革10B等と所要部位に緩衝部材が装填されていることが通常であるが、第3分岐部P3には、緩衝部材を配さないようにすることにより小指収納部15が折れ曲がり易いようにすることが好ましい。縫い込み紐E3の先端部E3aを引き出す位置としては、第3分岐部P3の近傍位置が好ましいが、この位置に限らず他の位置でも良い。また、第1分岐部P1や第2分岐部P2にも縫い込み紐E3を架け渡すように配するとともに、その先端部E3aが所定箇所から引き出されて、手のひら収納部16が人差し指収納部12と中指収納部13の基部から内側に折れ曲がる度合いを個別に調整することも可能である。さらに、第1分岐部P1や第2分岐部P2に縫い込み紐E3を架け渡すように連続するように配するとともに、その先端部E3aが所定箇所から引き出されて、一度に手のひら収納部16が人差し指収納部12と中指収納部13と薬指収納部14の基部から内側に屈曲し易くするための度合いを調整することも可能である。
なお、上記第1と第2の実施の形態において、特に薬指収納部14と小指収納部15との間の第3分岐部P3の深さを深くしたり、切れ込み幅D1の調節等を可能にしたものであるが、これは、特に小指収納部15の内側への折れ曲がり度合いが従来十分に確保されたかったことによるものであり、人差し指収納部11の基部と中指収納部13の基部間の第1分岐部P1や、中指収納部13と薬指収納部14の基部間の第2分岐部P2においても、上記と同様の構成により、その部分の溝の深さ等を調節したり架け渡される縫い込み紐E3により調整することも可能である。
本発明の第1の実施の形態を示す正面図である。 上記第1の実施の形態における動作説明図である。 上記第1の実施の形態の応用例を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す正面図である。 上記第2の実施の形態を示す側面図である。
符号の説明
P1 第1分岐部
P2 第2分岐部
P3 第3分岐部
P4 変形上の第3分岐部
PL 円弧線
E3 縫い込み紐
E3a 縫い込み紐の先端
E4 綴じ紐
D2 綴込み長さ
10 捕球用グローブ
11 親指収納部
12 人差し指収納部
13 中指収納部
14 薬指収納部
15 小指収納部
16 手のひら収納部

Claims (2)

  1. 手のひらを収納する手のひら収納部と、親指を収納する親指収納部と、人差し指を収納する人差し指収納部と、中指を収納する中指収納部と、薬指を収納する薬指収納部と、小指を収納する小指収納部とを備え、人差し指収納部と中指収納部とが分岐する第1分岐部と、中指収納部と薬指収納部とが分岐する第2分岐部と、薬指収納部と小指収納部とが分岐する第3分岐部を有するとともに、縫い込み紐が縫い込まれた野球やソフトボールで使用される捕球用グローブにおいて、第1分岐部及び第2分岐部と比較して第3分岐部を手のひら収納部内に切れ込むように大きく後退させて形成することで、薬指収納部と小指収納部とを第3分岐部から指先側に向けて綴じ紐を介して綴込み長さ調節可能に綴じ込むことによって手のひら収納部が変形する際の起点となる変形上の第3分岐部を形成し、綴じ紐を解いて綴込み長さを変えることにより、変形上の第3分岐部の位置を可変としたことを特徴とする捕球用グローブ。
  2. 手のひらを収納する手のひら収納部と、親指を収納する親指収納部と、人差し指を収納する人差し指収納部と、中指を収納する中指収納部と、薬指を収納する薬指収納部と、小指を収納する小指収納部とを備え、人差し指収納部と中指収納部とが分岐する第1分岐部と、中指収納部と薬指収納部とが分岐する第2分岐部と、薬指収納部と小指収納部とが分岐する第3分岐部を有するとともに、縫い込み紐が縫い込まれた野球やソフトボールで使用される捕球用グローブにおいて、
    第1分岐部と第2分岐部と第3分岐部のうちの少なくとも第3分岐部に縫い込み紐を架け渡すように配するとともに、その先端部が所定箇所から引き出されて、縫い込み紐の先端部を引っ張って結ぶことを特徴とする捕球用グローブ。
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