JP4495014B2 - 波長多重光通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は複数の発光素子からの光を多重化して光伝送手段を介して伝送するための波長多重光通信装置に関する。
複数の発光素子からの異なる波長のレーザ光を多重化して、光ファイバなどの光伝送手段を介して伝送する「波長多重光通信」が行われている。
このような波長多重光通信では、複数の発光素子からの光を何らかの手段を介して1つにまとめ、光ファイバに入射させる必要がある。
図3は従来の波長多重光通信装置の構成を示す説明図である。この図3において、10は第1の光を発生する第1発光素子、30は第2の光を発生する第2発光素子、40は第1発光素子10からの光は透過する共に第2発光素子30からの光を反射する第1ハーフミラー、50は第3の光を発生する第3発光素子、60は第1発光素子10からの光と第2発光素子30とからの光は透過する共に第3発光素子50からの光を反射する第2ハーフミラー、80は各発光素子からの光を集光して多重化する集光レンズ、200は多重化された各発光素子からの光を伝送する光伝送手段としての光ファイバである。
この図3の構成の波長多重光通信装置においては、各発光素子からの光はハーフミラーによって重ね合わされて多重化されて、集光レンズ80によって集光される。そして、光ファイバ200の入射口の位置において、各発光素子からの光が最大になるように、各発光素子毎に、それぞれの光軸合わせを行うようにしている。
なお、この種の構成の波長多重光通信装置は周知のものであるが、たとえば、特許文献1などにも記載されている。
図4は従来の波長多重光通信装置の他の構成を示す説明図である。この図4において、10は第1の光を発生する第1発光素子、30は第2の光を発生する第2発光素子、50は第3の光を発生する第3発光素子、70は各発光素子からの光を多重化する多入力の光導波路、80は光導波路70からの光を集光する集光レンズ、200は多重化された各発光素子からの光を伝送する光伝送手段としての光ファイバである。
この図4の構成の波長多重光通信装置においては、光導波路70の出射位置70dにおいて、各発光素子からの光が最大になるように、各発光素子毎の入射位置70a〜70cのそれぞれで光軸合わせを行うようにしている。
特開2004−254089号公報(第1頁、図1)
以上の図3に示す波長多重光通信装置では、ハーフミラー40,60と集光レンズ80とを介して最終的に光ファイバ200に対して集光させる構成であるが、各発光素子はそれぞれ異なる光軸上に配置されており、それぞれ個別に光軸合わせをする必要があった。このため、作業性が良くないという問題を有していた。
また、以上の図4に示す波長多重光通信装置では、光導波路70の内部で多重化する構成であるが、各発光素子は光導波路70の入力側でそれぞれ異なる光軸上に配置されており、それぞれ個別に光軸合わせをする必要があった。このため、作業性が良くないという問題を有していた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、光軸合わせなどの作業性が容易な波長多重光通信装置を提供することにある。
以上の課題を解決する本発明について、図2を参照して説明する。図2は本発明の原理的構成を示す原理図である。
この図2は、複数の発光素子からの異なる波長のレーザ光を多重化して、光ファイバなどの光伝送手段を介して伝送する波長多重光通信を行うための波長多重光通信装置について示している。
この図2において、200は光伝送手段としての光ファイバである。110は、出射光の中心が中心軸と一致するように配置され、第1の光を第1凹面鏡120の反射面に向けて発生する第1発光素子である。120は、その中心が中心軸と一致するように、光ファイバ200の入射口に反射面を向けた位置に配置された第1凹面鏡である。
130は、出射光の中心が中心軸と一致するように、第1凹面鏡120と第2凹面鏡140との間に配置され、第2の光を第2凹面鏡140の反射面に向けて発生する第2発光素子である。
140は、その中心が中心軸と一致するように、第1凹面鏡120の反射面と反対側に配置され、第1凹面鏡よりも大きな反射面を光ファイバ200の入射口に向けて配置された第2凹面鏡である。
150は、出射光の中心が中心軸と一致するように、第2凹面鏡140と第3凹面鏡160との間に配置され、第3の光を第3凹面鏡160の反射面に向けて発生する第3発光素子である。
160は、その中心が中心軸と一致するように、第2凹面鏡140の反射面と反対側に配置され、第2凹面鏡よりも大きな反射面を光ファイバ200の入射口に向けて配置された第3凹面鏡である。
180は、第1凹面鏡120、第2凹面鏡140、第3凹面鏡160でそれぞれ反射された光を光ファイバ200の入射口に集束させるため、その中心が中心軸と一致するように配置された集束レンズである。
なお、第1発光素子110、第1凹面鏡120、第2発光素子130、第2凹面鏡140、第3発光素子150、第3凹面鏡160、集束レンズ180は、出射光の中心が中心軸と一致するように配置されている。
この図2の構成の波長多重光通信装置においては、各発光素子と各凹面鏡とは、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されており、各発光素子からの光は各凹面鏡によって反射されることで同一中心軸上で重ね合わされて多重化されて、さらに、集光レンズ180によって光ファイバ200の入射口に集光される。
ここで、上述した課題を解決する手段としての波長多重光通信装置の発明は、以下に列記して説明するものである。
(1)請求項1記載の発明は、複数の発光素子からの異なる波長の光を多重化して光伝送手段を介して伝送するための波長多重光通信装置であって、前記光伝送手段の入射口に反射面を向けた位置に配置された第1凹面鏡と、第1の光を前記第1凹面鏡の反射面に向けて発生する第1発光素子と、前記第1凹面鏡の反射面と反対側に配置され、前記第1凹面鏡よりも大きな反射面を前記光伝送手段の入射口に向けて配置された第2凹面鏡と、前記第1凹面鏡と前記第2凹面鏡との間に配置され、第2の光を前記第2凹面鏡の反射面に向けて発生する第2発光素子と、を備え、前記第1凹面鏡、前記第1発光素子、前記第2凹面鏡、および前記第2発光素子は、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されていることを特徴とする波長多重光通信装置である。
(2)請求項2記載の発明は、前記第2凹面鏡の反射面と反対側に配置され、前記第2凹面鏡よりも大きな反射面を前記光伝送手段の入射口に向けて配置された第3凹面鏡と、前記第2凹面鏡と前記第3凹面鏡との間に配置され、第3の光を前記第3凹面鏡の反射面に向けて発生する第3発光素子と、をさらに備え、前記第3凹面鏡および前記第3発光素子は、それぞれの中心が前記中心軸と一致するように配置されていることを特徴とする請求項1記載の波長多重光通信装置である。
(3)請求項3記載の発明は、複数の発光素子からの異なる波長の光を多重化して光伝送手段を介して伝送するための波長多重光通信装置であって、nを1以上の正の整数とした場合に、前記光伝送手段の入射口に反射面を向けた位置に配置された第n凹面鏡と、第n番目の光を前記第凹面鏡の反射面に向けて発生する第n発光素子と、前記第n凹面鏡の反射面と反対側に配置され、前記第n凹面鏡よりも大きな反射面を前記光伝送手段の入射口に向けて配置された第n+1凹面鏡と、前記第n凹面鏡と前記第n+1凹面鏡との間に配置され、第n+1番目の光を前記第n+1凹面鏡の反射面に向けて発生する第n+1発光素子と、を備え、前記第n凹面鏡、前記第n発光素子、前記第n+1凹面鏡、および前記第n+1発光素子は、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されていることを特徴とする波長多重光通信装置である。
(4)請求項4記載の発明は、前記各凹面鏡で反射された光を前記伝送手段の入射口に集束させるための集束レンズを、該レンズの中心が前記中心軸と一致するようにさらに有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の波長多重光通信装置である。
(5)請求項5記載の発明は、前記各凹面鏡で反射された光を前記伝送手段の入射口に集束させるための集束レンズを、該レンズの中心が前記中心軸と一致するようにさらに有し、前記各凹面鏡は、各発光素子からの光を平行光として前記集束レンズに向けて反射させる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の波長多重光通信装置である。
本発明によると以下のような効果が得られる。
以上の図2に示した波長多重光通信装置の発明によれば、各発光素子と各凹面鏡とは、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されており、各発光素子からの光は各凹面鏡によって反射されることで同一中心軸上で重ね合わされて多重化され、集光レンズ180によって光ファイバ200の入射口に集光される。
ここで、各発光素子と各凹面鏡とを予め定められた位置に配置することによってこれらが同一中心軸上に位置するように構成しておくことで、複雑な調整を必要とせずに位置合わせ(光軸合わせ)することが可能であり、微調整などによって位置合わせ(光軸合わせ)の精度を高めることが容易である。また、多重化数が増加したとしても、増加する発光素子と凹面鏡とは、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されるものであるため、調整が複雑化したり作業性が悪化したりすることはない。すなわち、光軸合わせなどの作業性が容易な波長多重光通信装置を実現することができる。
また、上述した課題を解決する手段としての波長多重光通信装置の各発明によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)請求項1記載の波長多重光通信装置の発明では、複数の発光素子からの光を多重化して光伝送手段を介して伝送する際に、各発光素子と各凹面鏡とは、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されており、第1発光素子からの光は第1凹面鏡によって反射され、第2発光素子からの光は第1凹面鏡よりも大きな第2凹面鏡によって反射され、第1凹面鏡で反射された光と第2凹面鏡で反射された光とは同一中心軸上で重ね合わされて多重化される。
ここで、各発光素子と各凹面鏡とを予め定められた位置に配置することによってこれらが同一中心軸上に位置するように構成しておくことで、複雑な調整を必要とせずに位置合わせ(光軸合わせ)することが可能であり、微調整などによって位置合わせ(光軸合わせ)の精度を高めることが容易である。すなわち、光軸合わせなどの作業性が容易な波長多重光通信装置を実現することができる。
(2)請求項2記載の波長多重光通信装置の発明では、複数の発光素子からの光を多重化して光伝送手段を介して伝送する際に、各発光素子と各凹面鏡とは、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されており、第1発光素子からの光は第1凹面鏡によって反射され、第2発光素子からの光は第1凹面鏡よりも大きな第2凹面鏡によって反射され、第3発光素子からの光は第2凹面鏡よりも大きな第3凹面鏡によって反射され、第1凹面鏡で反射された光と第2凹面鏡で反射された光と第3凹面鏡で反射された光とは同一中心軸上で重ね合わされて多重化される。
ここで、各発光素子と各凹面鏡とを予め定められた位置に配置することによってこれらが同一中心軸上に位置するように構成しておくことで、複雑な調整を必要とせずに位置合わせ(光軸合わせ)することが可能であり、微調整などによって位置合わせ(光軸合わせ)の精度を高めることが容易である。すなわち、光軸合わせなどの作業性が容易な波長多重光通信装置を実現することができる。
(3)請求項3記載の波長多重光通信装置の発明では、複数の発光素子からの光を多重化して光伝送手段を介して伝送する際に、各発光素子と各凹面鏡とは、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されており、nを1以上の正の整数とした場合に、第n発光素子からの光は第n凹面鏡によって反射され、第n+1発光素子からの光は第n凹面鏡よりも大きな第n+1凹面鏡によって反射され、第n凹面鏡で反射された光と第n+1凹面鏡で反射された光とは同一中心軸上で重ね合わされて多重化される。
ここで、nは1以上の正の整数であり、隣接する反射鏡や発光素子の間で、少なくとも、以上の条件を満たしていればよい。これにより、2個の発光素子の波長多重光通信装置や、4個以上の発光素子の波長多重光通信装置の場合も同様な動作を行うことが可能である。
そして、各発光素子と各凹面鏡とを予め定められた位置に配置することによってこれらが同一中心軸上に位置するように構成しておくことで、複雑な調整を必要とせずに位置合わせ(光軸合わせ)することが可能であり、微調整などによって位置合わせ(光軸合わせ)の精度を高めることが容易である。すなわち、光軸合わせなどの作業性が容易な波長多重光通信装置を実現することができる。
(4)請求項4記載の波長多重光通信装置の発明では、各凹面鏡で反射されて同一中心軸上で重ね合わされて多重化された光を、その中心が中心軸と一致するように配置された集束レンズによって伝送手段の入射口に集束させるようにしている。
この場合、各発光素子と各凹面鏡だけでなく集光レンズをも、予め定められた位置に配置することによってこれらが同一中心軸上に位置するように構成しておくことで、複雑な調整を必要とせずに位置合わせ(光軸合わせ)することが可能になる。また、微調整などによって位置合わせ(光軸合わせ)の精度を高めることが容易である。すなわち、光軸合わせなどの作業性が容易な波長多重光通信装置を実現することができる。
(5)請求項5記載の波長多重光通信装置の発明では、各凹面鏡で反射されて同一中心軸上で重ね合わされて多重化された平行光を、その中心が中心軸と一致するように配置された集束レンズによって伝送手段の入射口に集束させるようにしている。
この場合、各発光素子と各凹面鏡だけでなく集光レンズをも、予め定められた位置に配置することによってこれらが同一中心軸上に位置するように構成しておくことで、複雑な調整を必要とせずに位置合わせ(光軸合わせ)することが可能になる。また、微調整などによって位置合わせ(光軸合わせ)の精度を高めることが容易である。すなわち、光軸合わせなどの作業性が容易な波長多重光通信装置を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
なお、ここでは、複数の発光素子からの光を多重化して光伝送手段を介して伝送するための波長多重光通信装置として、3個の発光素子からの光を多重化して伝送するものを具体例として用いることにする。但し、2個の発光素子の波長多重光通信装置や、4個以上の発光素子の波長多重光通信装置の場合も同様な動作を行うことが可能である。
図1は本実施の形態例の波長多重光通信装置100の概略構成を斜視図により示す説明図である。
この図1において、101は波長多重光通信装置100の各部が載置されるベースである。200は光伝送手段としての光ファイバである。この光ファイバ200は、後述する波長多重光通信装置100の集光レンズ180によって集光された多重化された光を受けて、図示されない他の機器に伝送するものであり、ここでは他の機器に対する光ファイバ200の接続は省略した状態で示している。なお、この光ファイバ200は、支持部202によって、所定の中心軸上に位置するように支持されている。
110は、出射光の中心が中心軸と一致するように配置され、第1の光を第1凹面鏡120の反射面120Mに向けて発生する第1発光素子である。この第1発光素子110は、支持部112によって、所定の中心軸上に位置するように支持されている。
120は、その中心が中心軸と一致するように、光ファイバ200の入射口に反射面120Mを向けた位置に配置された第1凹面鏡である。この第1凹面鏡120は、支持部122によって、所定の中心軸上に位置するように支持されている。
130は、出射光の中心が中心軸と一致するように、第1凹面鏡120と第2凹面鏡140との間に配置され、第2の光を第2凹面鏡140の反射面140Mに向けて発生する第2発光素子である。この第2発光素子130は、支持部132によって、所定の中心軸上に位置するように支持されている。
140は、その中心が中心軸と一致するように、第1凹面鏡120の反射面120Mと反対側に配置され、第1凹面鏡よりも大きな反射面140Mを光ファイバ200の入射口に向けて配置された第2凹面鏡である。この第2凹面鏡140は、支持部142によって、所定の中心軸上に位置するように支持されている。
150は、出射光の中心が中心軸と一致するように、第2凹面鏡140と第3凹面鏡160との間に配置され、第3の光を第3凹面鏡160の反射面160Mに向けて発生する第3発光素子である。この第3発光素子150は、支持部152によって、所定の中心軸上に位置するように支持されている。
160は、その中心が中心軸と一致するように、第2凹面鏡140の反射面140Mと反対側に配置され、第2凹面鏡よりも大きな反射面160Mを光ファイバ200の入射口に向けて配置された第3凹面鏡である。この第3凹面鏡130は、支持部132によって、所定の中心軸上に位置するように支持されている。
180は、第1凹面鏡120の反射面120M、第2凹面鏡140の反射面140M、第3凹面鏡160の反射面160Mでそれぞれ反射された光を光ファイバ200の入射口に集束させるため、その中心が中心軸と一致するように配置された集束レンズである。この集束レンズ180は、支持部182によって、所定の中心軸上に位置するように支持されている。
なお、第1発光素子110、第1凹面鏡120、第2発光素子130、第2凹面鏡140、第3発光素子150、第3凹面鏡160、集束レンズ180は、その中心が中心軸と一致するように配置されている。
この結果、この図1の構成の波長多重光通信装置においては、各発光素子と各凹面鏡とは各支持部によって同一中心軸(図2における一点鎖線)上に配置されており、各発光素子からの光は各凹面鏡によって反射されることで同一中心軸上で重ね合わされて多重化されて、さらに、集光レンズ180によって光ファイバ200の入射口に集光される。
ここで、各発光素子と各凹面鏡とについて各支持部を介して予め定められた位置に配置することによってこれらが同一中心軸上に位置するように構成しておくことで、複雑な調整を必要とせずに位置合わせ(光軸合わせ)することが可能になる。
すなわち、各部(各凹面鏡、各発光素子、集束レンズ)の中心が中心軸と一致するように、各部の寸法およびその中心位置から割り出して、必要な高さの各支持部を所定の位置に設けておく。そして、その支持部上に各凹面鏡や各発光素子や集束レンズを配置する。このようにすることで、光学的な調整作業をせずに各部を配置しただけでも、各部の中心と中心軸とがほぼ一致することになり、波長多重光通信装置100として十分な動作が可能な状態になる。
また、図3や図4に示した従来の波長多重光通信装置の例では複数の光軸が存在していたため、各素子を個別に調整する必要があったが、本実施形態では同一光軸上に各発光素子と各凹面鏡とが配置されているため、簡単な調整で位置合わせが可能になってくる。さらに、各発光素子と各凹面鏡とについて微調整などによって位置合わせ(光軸合わせ)の精度を高めることが容易である。
また、多重化数(発光素子と凹面鏡との数)が増加したとしても、増加する発光素子と凹面鏡とは、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されるものであるため、調整が複雑化したり作業性が悪化したりすることはない。すなわち、光軸合わせなどの作業性が容易な波長多重光通信装置を実現することができる。
なお、第2凹面鏡140で反射される第2発光素子130からの第2の光の中心付近の一部は、第1凹面鏡120によって遮られることになるが、第2発光素子130として第1発光素子110よりも大きな出力の発光素子を用いることで十分対処することが可能である。同様にして、第3凹面鏡160で反射される第3発光素子150からの第3の光の中心付近の一部は、第2凹面鏡140によって遮られることになるが、第3発光素子150として第2発光素子130よりも大きな出力の発光素子を用いることで十分対処することが可能である。
なお、図3や図4に示す従来の波長多重光通信装置であっても、ハーフミラーでの反射率や光導波路での入出力効率によってロスが生じていたため、従来装置と比較して本実施形態の波長多重光通信装置100で問題となる現象が発生することはない。
〈その他の実施の形態例〉
(1)なお、以上の実施形態の具体例では3個の発光素子からの光を多重化するものであったが、2個の発光素子の波長多重光通信装置や、4個以上の発光素子の波長多重光通信装置の場合も同様な動作を行うことが可能であり、その場合には、隣接する反射鏡や発光素子の間で、少なくとも、以下の条件を満たしていればよい。
すなわち、光伝送手段の入射口に反射面を向けた位置に配置された第n凹面鏡と、第n番目の光を前記第凹面鏡の反射面に向けて発生する第n発光素子と、第n凹面鏡の反射面と反対側に配置され、第n凹面鏡よりも大きな反射面を光伝送手段の入射口に向けて配置された第n+1凹面鏡と、第n凹面鏡と第n+1凹面鏡との間に配置され、第n+1番目の光を第n+1凹面鏡の反射面に向けて発生する第n+1発光素子と、を備え、第n凹面鏡、第n発光素子、第n+1凹面鏡、および第n+1発光素子は、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されていればよい。ここで、nは1以上の正の整数である。
(2)また、各凹面鏡の反射面は真円形あってもよいが、発光素子からの出射光の分布形状に応じて、楕円形など真円形以外の形状とすることも可能である。
(3)各発光素子からの光が各凹面鏡で反射されて平行光となるために、各凹面鏡の反射面は放物面であることが望ましいが、放物面以外の反射面の使用を妨げるものではなく、本発明として十分な効果を得ることができる。
(4)また、図2の原理図において、各発光素子からの光が各凹面鏡で反射されて平行光となっているが、これに限定されるものではない。すなわち、各凹面鏡で反射された時点で平行光以外の状態になっていたとしても、本発明として十分な効果を得ることが可能である。
(5)また、各支持部112,122,132,142,152,162,182,202の形状については、図1に示したものは一例であり、各種の形状の変更が可能である。ここで、支持部112,122,132,142,152については、多重化される光の通過をなるべく妨げない状態を保ちつつ、各種の形状の変更を行うことが望ましい。
(付記1)複数の発光素子からの光を多重化して光伝送手段を介して伝送するための波長多重光通信装置であって、前記光伝送手段の入射口に反射面を向けた位置に配置された第1凹面鏡と、第1の光を前記第1凹面鏡の反射面に向けて発生する第1発光素子と、前記第1凹面鏡の反射面と反対側に配置され、前記第1凹面鏡よりも大きな反射面を前記光伝送手段の入射口に向けて配置された第2凹面鏡と、前記第1凹面鏡と前記第2凹面鏡との間に配置され、第2の光を前記第2凹面鏡の反射面に向けて発生する第2発光素子と、を備え、前記第1凹面鏡、前記第1発光素子、前記第2凹面鏡、および前記第2発光素子は、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されていることを特徴とする波長多重光通信装置。
(付記2)前記第2凹面鏡の反射面と反対側に配置され、前記第2凹面鏡よりも大きな反射面を前記光伝送手段の入射口に向けて配置された第3凹面鏡と、前記第2凹面鏡と前記第3凹面鏡との間に配置され、第3の光を前記第3凹面鏡の反射面に向けて発生する第3発光素子と、をさらに備え、前記第3凹面鏡および前記第3発光素子は、それぞれの中心が前記中心軸と一致するように配置されていることを特徴とする付記1記載の波長多重光通信装置。
(付記3)複数の発光素子からの光を多重化して光伝送手段を介して伝送するための波長多重光通信装置であって、前記光伝送手段の入射口に反射面を向けた位置に配置された第n凹面鏡と、第n番目の光を前記第1凹面鏡の反射面に向けて発生する第n発光素子と、前記第n凹面鏡の反射面と反対側に配置され、前記第n凹面鏡よりも大きな反射面を前記光伝送手段の入射口に向けて配置された第n+1凹面鏡と、前記第n凹面鏡と前記第n+1凹面鏡との間に配置され、第n+1番目の光を前記第n+1凹面鏡の反射面に向けて発生する第n+1発光素子と、を備え、前記第n凹面鏡、前記第n発光素子、前記第n+1凹面鏡、および前記第n+1発光素子は、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されていることを特徴とする波長多重光通信装置。
(付記4)前記各凹面鏡で反射された光を前記伝送手段の入射口に集束させるための集束レンズを、該レンズの中心が前記中心軸と一致するようにさらに有する、ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載の波長多重光通信装置。
(付記5)前記各凹面鏡で反射された光を前記伝送手段の入射口に集束させるための集束レンズを、該レンズの中心が前記中心軸と一致するようにさらに有し、前記各凹面鏡は、各発光素子からの光を平行光として前記集束レンズに向けて反射させる、ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載の波長多重光通信装置。
(付記6)前記各凹面鏡で反射された光を前記伝送手段の入射口に集束させるための集束レンズを、該レンズの中心が前記中心軸と一致するようにさらに有し、前記各凹面鏡は、各発光素子からの光を平行光以外の状態で前記集束レンズに向けて反射させる、ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載の波長多重光通信装置。
(付記7)前記各凹面鏡の反射面が真円形であることを特徴とする付記1乃至付記6のいずれかに記載の波長多重光通信装置。
(付記8)前記各凹面鏡の反射面は、前記各発光素子からの出射光の広がり形状にあわせた形状であることを特徴とする付記1乃至付記6のいずれかに記載の波長多重光通信装置。
本発明の実施形態の波長多重光通信装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施形態の波長多重光通信装置の構成を示す説明図である。 従来の波長多重光通信装置の構成を示す説明図である。 従来の波長多重光通信装置の構成を示す説明図である。
符号の説明
100 波長多重光通信装置
101 ベース
110 第1発光素子
112 支持部
120 第1凹面鏡
122 支持部
130 第2発光素子
132 支持部
140 第2凹面鏡
142 支持部
150 第3発光素子
152 支持部
160 第3凹面鏡
162 支持部
180 集束レンズ
200 光ファイバ

Claims (5)

  1. 複数の発光素子からの異なる波長の光を多重化して光伝送手段を介して伝送するための波長多重光通信装置であって、
    前記光伝送手段の入射口に反射面を向けた位置に配置された第1凹面鏡と、
    第1の光を前記第1凹面鏡の反射面に向けて発生する第1発光素子と、
    前記第1凹面鏡の反射面と反対側に配置され、前記第1凹面鏡よりも大きな反射面を前記光伝送手段の入射口に向けて配置された第2凹面鏡と、
    前記第1凹面鏡と前記第2凹面鏡との間に配置され、第2の光を前記第2凹面鏡の反射面に向けて発生する第2発光素子と、
    を備え、
    前記第1凹面鏡、前記第1発光素子、前記第2凹面鏡、および前記第2発光素子は、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されていることを特徴とする波長多重光通信装置。
  2. 前記第2凹面鏡の反射面と反対側に配置され、前記第2凹面鏡よりも大きな反射面を前記光伝送手段の入射口に向けて配置された第3凹面鏡と、
    前記第2凹面鏡と前記第3凹面鏡との間に配置され、第3の光を前記第3凹面鏡の反射面に向けて発生する第3発光素子と、
    をさらに備え、
    前記第3凹面鏡および前記第3発光素子は、それぞれの中心が前記中心軸と一致するように配置されていることを特徴とする請求項1記載の波長多重光通信装置。
  3. 複数の発光素子からの異なる波長の光を多重化して光伝送手段を介して伝送するための波長多重光通信装置であって、
    nを1以上の正の整数とした場合に、
    前記光伝送手段の入射口に反射面を向けた位置に配置された第n凹面鏡と、
    第n番目の光を前記第凹面鏡の反射面に向けて発生する第n発光素子と、
    前記第n凹面鏡の反射面と反対側に配置され、前記第n凹面鏡よりも大きな反射面を前記光伝送手段の入射口に向けて配置された第n+1凹面鏡と、
    前記第n凹面鏡と前記第n+1凹面鏡との間に配置され、第n+1番目の光を前記第n+1凹面鏡の反射面に向けて発生する第n+1発光素子と、
    を備え、
    前記第n凹面鏡、前記第n発光素子、前記第n+1凹面鏡、および前記第n+1発光素子は、それぞれの中心が一つの軸(中心軸)と一致するように配置されていることを特徴とする波長多重光通信装置。
  4. 前記各凹面鏡で反射された光を前記伝送手段の入射口に集束させるための集束レンズを、該レンズの中心が前記中心軸と一致するようにさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の波長多重光通信装置。
  5. 前記各凹面鏡で反射された光を前記伝送手段の入射口に集束させるための集束レンズを、該レンズの中心が前記中心軸と一致するようにさらに有し、
    前記各凹面鏡は、各発光素子からの光を平行光として前記集束レンズに向けて反射させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の波長多重光通信装置。
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